JP3088596B2 - 制御盤 - Google Patents

制御盤

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JP3088596B2
JP3088596B2 JP05248228A JP24822893A JP3088596B2 JP 3088596 B2 JP3088596 B2 JP 3088596B2 JP 05248228 A JP05248228 A JP 05248228A JP 24822893 A JP24822893 A JP 24822893A JP 3088596 B2 JP3088596 B2 JP 3088596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電加工機、レーザ
加工機などの工作機械の制御盤に係り、さらに詳しくは
上記制御盤が防塵的に密閉され、この防塵区画内を間接
的に冷却するための熱交換器を備えた工作機械の制御盤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電加工機、レーザ加工機など工作機械
の制御盤は、一般にCRT,シートキー等が備えられた
操作部と、数値制御装置、サーボモータ駆動装置等が収
納された制御部と、パルス電源装置、直流安定化電源等
が収納された加工電源部とに区分できる。上記各部は一
体の筐体に収納した制御盤で構成するものもあるが、操
作性を向上するために操作部のみを単独に工作機械の前
面部に配置することも多い。
【0003】従来、操作部と制御部は防塵的に密閉さ
れ、その密閉領域は熱交換器を使用して間接的に冷却さ
れていたが、加工電源部は高密度実装基板が無いこと、
発熱量が大きいので冷却に要する費用が大きくなるとい
う経済的な理由などから冷却ファンにより制御盤外気を
取り込んで強制空冷を行なう直接的な冷却がなされてい
た。このような従来の制御盤の例として特開平3−98
740があった。
【0004】記制御盤の制御部に備えられた熱交換器
は、箱状のケース内にコルゲート状伝熱板と、その上下
に外気ファン及び内気ファンとを収納したもので、制御
盤筐体の左側面壁に埋め込み取付され、制御ユニットな
ど主たる盤内電気機器は上記熱交換器の手前側に取付金
具を介して配設されている。そのため、上記熱交換器の
周囲には有効に利用されていない空間(デットスペー
ス)が多く、制御盤を小型化する余地が残されていた。
さらに、上記熱交換器の内気吸気口は外気ファンの下方
に位置しているため、その手前側に最上部の盤内機器が
配置されることとなり、内気吸気口への吸い込み空気流
れが良好でなく、結果的に熱交換器の冷却能力を低下さ
せていた。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、発熱の大きい加工電源部も含
めて伝熱板の熱交換作用による間接的な空冷ができ、上
記伝熱板の周囲のデッドスペースを少なくできるととも
に、冷却能力の大きい伝熱板が経済的に構成でき、ま
た、小型化された制御盤を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る制御盤
は、前面に扉を備えた筐体を有する制御盤において、
記筐体は左右それぞれの側板と、上記左右側板の上下端
部にそれぞれ固着された天板および底板と、筐体の後面
寄りに配設され、上記左右側板、天板、底板の内面に各
4辺が固着されて上記筐体の前面側に制御装置を収納す
る防塵区画を形成すると共に、上記筐体の背面側に通気
区画を形成する仕切壁と、上記通気区画内のほぼ全幅に
わたって、上下端が封止された縦方向の内気側矩形流
路、この内気側矩形流路と交互に位置して上下端が開放
された外気側矩形流路を形成する流路形成手段と、上記
仕切壁の最上部のほぼ全幅にわたって穿設され、上記内
側矩形流路と上記防塵区画とを連通する内気吸気口と、
上記仕切壁の上記内気側矩形流路の下方位置に穿設さ
れ、上記内気側矩形流路と上記防塵区画とを連通する内
気排気口と、上記外気側矩形流路と連通すると共に上記
筐体の上記外気側矩形流路の下部位置に穿設される外気
吸気口と、上記筐体の上記通気区画の上部位置に穿設さ
れ、上記外気側矩形流路と連通する外気排気口と、上記
内気吸気口及び内気排気口の少なくともいずれかに配設
される内気ファンと、上記外気吸気口及び外気排気口の
少なくともいずれかに配設される外気ファンと、を備え
たことを特徴とするものである。
【0007】つぎの発明に係る制御盤は、内気側矩形流
路を少なくとも上下二分割して形成し、上記上段の内気
側矩形流路からの排出空気の全部または一部を下段の内
気側矩形流路内に押し込み送風する手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0008】つぎの発明に係る制御盤は、内気側矩形流
路を少なくとも上下二分割して形成し、上記上段の内気
側矩形流路の下部に位置して穿設された仕切壁の通気口
上記下段の内気側矩形流路の上部に位置して穿設され
た仕切壁の通気口とを連結する防塵区画内のダクト又は
ファン架台のいずれかからなる通気口結合部材と、上記
通気口結合部材に配設され、上記上下二段の内気側矩形
流路内に通風する内気ファンを備えたことを特徴とする
ものである。
【0009】つぎの発明に係る制御盤は、前面に扉を備
えた筐体を有する制御盤において、上記筐体は左右それ
ぞれの側板と、上記左右側板の上下端部にそれぞれ固着
された天板および底板と、筐体の後面寄りに配設され、
上記左右側板、天板、底板の内面に各4辺が固着されて
上記筐体の前面側に制御装置を収納する防塵区画を形成
すると共に、上記筐体の背面側に通気区画を形成する仕
切壁と、上記通気区画内のほぼ全幅にわたって、上端が
封止された縦方向の内気側矩形流路と、この内気側矩形
流路と交互に位置して下端が封止された外気側矩形流路
を形成する流路形成手段と、上記仕切壁の最上部のほぼ
全幅にわたって穿設され、上記内気側矩形流路と上記防
塵区画とを連通する内気吸気口と、上記仕切壁の上記内
気側矩形流路を外れた下方位置に穿設され、上記内気側
矩形流路と上記防塵区画とを連通する内気排気口と、上
記外気側矩形流路と連通すると共に上記筐体の上記外気
矩形流路の下部位置に穿設される外気吸気口と、上記筐
体の上記通気区画の上部位置に穿設され、上記外気側矩
形流路と連通する外気排気口と上記内気吸気口及び内気
排気口の少なくともいずれかに配設される内気ファン
と、上記外気吸気口及び外気排気口の少なくともいずれ
かに配設される外気ファンと、を備えたことを特徴とす
るものである。
【0010】つぎの発明に係る制御盤は、仕切壁の最上
部に穿設され、内気側矩形流路の吸気口として構成され
る通気口と、上記通気口より下側に配設されるパルス電
源装置などのユニットと、上記ユニットのユニットケー
ス単独、または隣接ユニットケース、あるいは筐体側壁
と協動して形成され、実質的に上下面が開放された上下
方向の通気ダクトと、上記ユニットケース上端の筐体の
天板との間に配設された吸気室を形成する閉塞部材とを
備えたことを特徴とするものである。
【0011】つぎの発明に係る制御盤は、仕切壁に穿設
される内気吸気口又は内気排出口の一部に密着してユニ
ットケースを配設し、上記内気吸気口又は内気排気口に
通気される空気が、上記ユニットケース内に貫流するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0012】つぎの発明に係る制御盤は、筐体の前面側
と背面側を仕切る仕切壁と、上記筐体の前面側に形成さ
れた防塵区画の最上部に収納される加工電源ユニット
と、上記加工電源ユニットの下方に配設される数値制御
装置と、上記数値制御装置の下方に形成される上記数値
制御装置に接続されるケーブルを接続するためのケーブ
ル処理部と、上記ケーブル処理部の背面方向に配設され
る内気ファンとを備えたことを特徴とするものである。
【0013】つぎの発明に係る制御盤は、筐体の前面側
と背面側を仕切る仕切壁と、上記筐体の前面側に形成さ
れた防塵区画の底面に配設される電源ユニットと、上記
電源ユニットの上面に配設される棚状板と、上記仕切壁
に形成され、上記棚状板の下部に内気側矩形流路へ連通
する通気口と、上記棚状板の上部に上記数値制御装置に
接続されるケーブルとを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】つぎの発明に係る制御盤は、前面側と背面
側を仕切壁により仕切られると共に、上記背面側に通気
区画を、また天井板に上記通気区画と連通する切欠き部
が形成される筐体と、上記切欠き部を囲み前面側が開放
され、且つ、外気ファンが配設された排気ダクトと、上
記外気ファンの排気前方側の天井板の上面に配設される
発熱体とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】つぎの発明に係る制御盤は、垂直に配設さ
れたプリント基板を備えたパルス電源ユニットと、上記
プリント基板に接続され、複数群ごとにヒートシンクに
装着された複数個のパワートランジスタなどの半導体電
力部品と、上記ヒートシンクを介して上記プリント基板
の反対側に配設され、両端側がユニットケースに固定さ
れると共に、上記ヒートシンクが固定される金属支持板
とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】 この発明による制御盤は、筐体防塵区画の後面
側全体に形成した通気区画内のほぼ全幅に形成された内
気側及び外気側矩形流路によってデッドスペースの少な
い大型の熱交換器が構成される。
【0017】また、防塵区画と通気区画との間の仕切壁
に穿設される内気側矩形流路の吸気口と排気口は、防塵
区画内の空気の流れに対する抵抗が少なくなるように盤
内機器を避けた位置に設けることができ、盤内強制対流
の風速を大きくでき、盤内温度分布を均一化することが
できる。
【0018】また、上下端が封止された内気側矩形流路
を上下二分割して形成することにより、製造容易な短い
伝熱板を用いて筐体の高さにほぼ等しい熱交換器が経済
的に構成され、内気ファンは上下二段の内気側矩形流路
に対し、それぞれ又は共通に設けることにより、盤内電
気機器配置に対応でき、また、冷却能力を選択できる。
【0019】また、外気側矩形流路の下端を封止するこ
とによって、通気区画の下方に内気側空間を形成でき、
上記空間内に内気ファンを配設して該ファンの防塵区画
内への突出をなくし、防塵区画内の電気機器スペースを
大きくできる。また、伝熱板下端から上記内気ファンま
での距離は任意に選択できる。
【0020】また、通気区画内に電気機器のヒートシン
ク部を突出させることにより、防塵区画内の発熱量を少
なくてせき、外気ファンによる強制冷却により上記ヒー
トシンク部の温度上昇を低減できる。
【0021】また、上下方向通気ダクトを形成するユニ
ットケースの上部に内気側矩形流路の吸気口に通ずる吸
気室を設けることにより、気流損失が防止され、扉が開
かれた時でも、上記ユニット内の冷却空気流の放散が防
止される。
【0022】また、内気側矩形流路の吸気口又は排気口
に密着配置した電子機器ユニット内に気流を貫流させる
ことにより、高密度実装又は基板,フィンを水平配置し
た電子機器ユニットを局部的に強制空冷できる。
【0023】また、発熱の大きい加工電源ユニット群を
防塵区画の最上部に配設することにより、上記加工電源
ユニット群から高温排気流が数値制御装置などに熱的悪
影響を与えることなく、上記数値制御装置の下部ケーブ
ル処理空間の奥に内気ファンを配設することにより、空
気抵抗を減少できるとともに防塵区画内空間の有効利用
ができる。
【0024】また、棚状板の上面にケーブルを引込,布
線することにより、上記棚状板の下部に配設された電気
機器からの電磁波が遮蔽され、上記ケーブルは上記電気
機器に近接して布線できる。上記棚状板により内気側矩
形流路の吸排気口の短絡循環が防止される。
【0025】また、外気ファンの排気流が筐体の天井外
面に沿って流れることにより天井外面の放熱が促進さ
れ、天井外面に配置された発熱体も同時に強制冷却され
る。
【0026】また、半導体電力部品がねじ止め固定され
たヒートシンクをユニットケース側面に固定された金属
支持板にねじ止めすることにより、振動による半導体電
力部品の端子折損が防止され、金属支持板への伝熱によ
り放熱が促進され、半導体電力部品からの電磁波が遮蔽
される。
【0027】
【実施例】
実施例1.以下、図1〜図5を参照してこの発明の実施
例1を説明する。図において、101は制御盤であり、
1はその筐体で、左側壁2、右側壁3、天板4、底板
5、仕切壁6を有する。上記筐体1の前面開口部には観
音開きの左右扉7、8が備えられ、上記仕切壁6との間
に奥行の広い防塵区画111が形成されている。9は筐
体1の背面にねじ止めされた裏板で、下部に通気開口9
Aが穿設されている。この裏板9と仕切壁6との間に奥
行の狭い通気区画112が形成されている。図3では、
この通気区画112の左右側面は上記左右側壁2、3で
構成しているが、裏板9の左右端を箱状に折り曲げて構
成してもよい。10は筐体1の天井外面の後方に設けら
れた排気ダクトである。天板4の後方は上記通気空間1
12の奥行分が切り欠かれており、通気区画112の上
面と排気ダクト10内の空間は連続している。排気ダク
ト10は背面壁10A、上面壁10B、左右の側面壁1
0Cを有し、この背面壁10Aは裏板9とねじ締め結合
され、左右の側面壁10Cは左右側壁2、3の上端に結
合され、前面側が開放されている。11は排気ダクト上
面壁10Bと天板4との間に配設されたファン取付板
で、外気ファン61のための複数個の流入口11Aが穿
設されている。ファン取付板11の上端からは排気ダク
ト背面壁10Aまで斜めに延びる偏向板11Bが形成さ
れ、下端からは天板4に密着する取付足11Cが形成さ
れている。
【0028】12は通気区画112内の上寄りに配設さ
れた伝熱板で、薄板をコルゲート状に折り曲げ、多数の
隔壁部12Aが等間隔で形成され、その長手方向の両端
部が交互に1つおきに橋絡部12Bによって接続された
ものである。また、両側端にはフランジ12Cが形成さ
れ仕切壁6に機密に取り付けられている。図3、図4に
おいて、前方側が開放された伝熱板12の溝内の上下端
には図5に示されるように、取付フランジを兼ねたシー
ル金具15が配設され、シール部材16で封止されてい
る。これにより、伝熱板12と仕切壁6との間に多数の
内気側矩形流路90が形成され、この内気側矩形流路9
0と交互に位置して裏板9との間に上下端が開放された
外気側矩形流路91が形成されている。13は上記伝熱
板12に隣接された長さが短い伝熱板で、同様に内気側
矩形流路90、外気側矩形流路91が形成されている。
このように上記内気側矩形流路90、外気側矩形流路9
1は伝熱板12、13によって、通気区画112内のほ
ぼ全幅にわたって形成されている。
【0029】仕切壁6の最上部には伝熱板12、13の
内気側矩形流路90の最上部に通じる吸気口6Aが穿設
され、下部には伝熱板12の内気側矩形流路90の最下
部に通じる排気口6Bが穿設され、右中間には伝熱板1
3の内気側矩形流路90の最下部に通じる排気口6Cが
穿設されている。上記排気口6Bには流入口17Aが穿
設されたファン架台17を介して内気ファン62が配設
され、排気口6Cには同様のファン架台18を介して内
気ファン63が配設されている。
【0030】防塵区画111の上部(吸気口6Aより下
側)には横並びにパルス電源装置ユニット52、53、
54、55、56が配設されている。上記ユニットは例
えば放電加工のための加工電源ユニット群を構成してお
り、一般的にこの制御盤101の中で最も大きい発熱量
を持つユニットを含んでいる。上記ユニット群52〜5
6の下部に数値制御装置51、主に機械入出力制御のた
めの基板を備えた制御ユニット57、58が配設されて
いる。さらにその下部にサーボモータ駆動装置59、直
流安定化電源60が配設されている。前記内気ファン6
2は数値制御装置51と直流安定化電源60の間から覗
くように配置され、内気ファン63は制御ユニット5
7、58の背面に位置している。
【0031】上記ユニット群52〜56は閉塞部材19
と後方横部材20とで支えられた各ユニット毎の上ガイ
ドレール21と、前方横部材23と仕切壁6とで支えら
れた各ユニット毎の下ガイドレール22との間に挿入さ
れている。図3に示される41は上記ユニット52、5
3、54のユニットケースである。このケース41は前
面壁41Aと後面壁41Cとが中央壁41Bとその上下
に配置された一対のユニットレール42、42で連結さ
れたものである。43は上記ユニット55、56のユニ
ットケースである。このケース43は一体に形成された
前面壁43A,側面壁43B,後面壁43Cと、その上
下に配設されたユニットレール42、42から成る。ま
た、制御ユニット57もユニットケース43を有し、ガ
イドレール21、22の間に挿入されている。上記ガイ
ドレール21、22及びケース41、43の構成及び動
作は特開平5−82991における図5〜図8で示され
たものと同様なものである。また、制御ユニット58は
左右一対のガイドレール24に挿入され、この構成及び
動作は上記特開平5−82991における図1〜図4又
は図9〜図13で示されたものと同様なものである。従
って、ユニット装着などの詳細は公知であり、ここでは
説明を省略する。
【0032】各ユニットの基板及び電子部品は主として
ケース中央壁41Bまたはケース側面壁43Bに取り付
けられるが、図3では省略されている。図5におけるユ
ニット55にはプリント基板66取り付けられている。
67は上記基板66にハンダ付けされたパワートランジ
スタで、放熱フィン68にねじ止めされている。69は
ライトアングルタイプの基板コネクタである。ケース前
面壁43Aには上記基板コネクタ69に対応して開口4
3A1が穿設され、ケーブル71のコネクタ70が差し
込まれ、上記開口43A1はほぼ塞がれる。
【0033】上記加工電源ユニット群52〜56のケー
ス41、43は上下面が開放されており、左右にほぼ密
着されているそれぞれのケースの前面壁41A,43A
と、左右の筐体側壁2、3と仕切壁6とに囲まれた部分
は実質的に大きい矩形断面の通気ダクト113を形成し
ている。補助閉塞部材25を左右側壁2,3に配設する
ことや、前述したようにケース前面壁からのケーブル引
き出し用開口(例えば43A1)をケーブルのコネクタ
で塞ぐことにより、上記通気ダクト113はより確実な
ものにできる。天板4と各ケースの前面壁41A,43
Aとの間は閉塞部材19で完全に塞さがれ、加工電源ユ
ニット群52〜56の上面には上記通気ダクト113に
連続する吸気室114が形成されている。26 は空気
流方向転換のための案内羽根で、上記吸気室114の幅
全長に配設されている。
【0034】天板4の外面前方には取付板27を介して
複数個の電力用抵抗器64が横並びに取り付けられてい
る。上記抵抗器64は、その抵抗線がセメント充填によ
り絶縁処理されており、充電露出部はなく耐環境性に優
れているために、防塵区画111内へ収納する必要がな
く、同区画111内の発熱量を減らすために、天井4の
外面に配置されるものである。抵抗器64のリード線6
4Aの端末にはコネクタプラグ65Aが設けられ、天板
4を貫通して取り付けられたコネクタソケット65Bを
経由して防塵区画111内へ接続されている。28は上
記抵抗器64、コネクタ65Aを覆うカバーで、その前
後に通気孔28A,28Bが穿設されている。
【0035】サーボモータ駆動装置59は、奥行方向に
基板、電力半導体部品などが実装された電気部品部59
Aとヒートシンク部59Bとに区分され、このヒートシ
ンク部59Bは該装置59の取付面より奥に突出形成さ
れ、この部分は仕切壁6に穿設された角穴6D内に埋め
込まれている。従って、上記ヒートシンク部59Bは通
気区画112内に露出しており、同区画112内へ放熱
するようにされている。この構成は大形のヒートシンク
を有するパルス電源装置など他の機器においても同様に
実施できる。
【0036】次に上記制御盤101の冷却構成の動作に
ついて説明する。制御盤101が加工ために起動される
前に、すべての外気ファン61、内気ファン62、63
が運転される。防塵区画111内の暖められた空気は矢
印aで示すように吸気口6Aから吸い込まれ、伝熱板1
2及び13の内気側矩形流路90内を分流して内気ファ
ン62、63によって再び防塵区画111内に戻される
強制対流循環が行われる。一方、盤外の低温空気は矢印
bで示すように裏板下部の通気開口9Aから吸い込ま
れ、伝熱板12及び13の外気側矩形流路91内を分流
して外気ファン61によって盤外へ放出される。上記通
気開口9Aからの吸い込み空気流の一部はサーボモータ
駆動装置59のヒートシンク部59B内を貫流してから
伝熱板13の外気側矩形流路91内へ吸い込まれる。上
記内気側及び外気側矩形流路90、91内の強制対流に
より、伝熱板12、13を介して熱交換が行われ、防塵
区画111内の空気が冷却され、電気、電子機器の発熱
を奪うことができる。上記のように伝熱板12、13は
外気及び内気ファン61、62、63と組み合わされて
熱交換器として作用する。
【0037】上記基本的な動作説明に引き続き、本実施
例の作用効果を詳細に説明する。まず、制御盤101の
背面全体に通気区画112を形成して、同区画112内
に熱交換のための伝熱板12、13を配設しているため
に、上記伝熱板12、13の周囲(特に左右方向)にデ
ッドスペースがなく、同区画112内のほぼ全空間を利
用した表面積の大きい(従って本質的に冷却能力の大き
い)熱交換器が構成できる。また、筐体1の仕切壁6、
裏板9などが従来の熱交換器のケースを兼ねているため
に冷却能力の大きい割には経済的に構成できる。このこ
とは筐体1の剛性の向上にも役立っている。すなわち、
従来例のごとく熱交換器を筐体壁面に埋め込み取付する
ものは、上記熱交換器が大型になるほど筐体壁面が大き
く切りかかれることになり、また、補強も設けることが
できないため、筐体の剛性低下を招くことになる。この
実施例によれば、横部材20などで補強される仕切壁6
によって筐体1の剛性が向上される。また、通気区画1
12の奥行寸法を増し、隔壁部12A又は13Aの高さ
寸法の大きい伝熱板12、13を使用することにより、
冷却能力をさらに大きくできる。これは裏板9と伝熱板
12、13とを取り替えるのみで達成でき、防塵区画1
11内の構成には全く影響を与えないことに注目される
べきであり、本発明は冷却構成の設計、製作に高い自由
度を有するものである。また、特開平3−98740の
ものと同様に、制御盤101の背面側を工作機械に接近
して据えつけでき、上記工作機械に熱的悪影響を与える
ことがない。
【0038】次に、内気側矩形流路90への吸気口6A
が天板4の直下に設けられ、その前方にユニットなど盤
内機器が配置されていないので、吸い込み空気流の風路
抵抗が少なくなり、冷却効率が向上される。また、吸気
口6Aの前方に案内羽根26を設けることにより、空気
流の方向転換による抵抗を少なくできる。また、一般的
に最も高温になる防塵区画111内の最上部の空気が円
滑に吸い込まれ、外気側矩形流路91内の外気との温度
差が大きくとれ、放熱量が増大する。さらに、上記吸気
口6Aは防塵区画111の全幅に設けられているため、
同区画111内の空気は均一に上昇して吸い込まれ、空
気よどみの発生、ホットスポットの発生が防止される。
【0039】また、上記吸気口6Aの下側に配設された
加工電源ユニット群52〜56のユニットケース41、
43は上下方向通気ダクト113を形成し、その上部に
吸気口6Aに通ずる吸気室114を設けているので、内
気ファン62、63によって作られた空気流は扉7、8
とユニットケース41、43との間に放散することな
く、上記ユニット52〜56内に吸い込まれる。この結
果、上記ユニット52〜56内の風速が高まり、基板6
6の放熱フィン68等が良好に冷却される。さらに、こ
の構成によって試験、点検等で、扉7、8が開かれた時
でも、上記ユニット52〜56内の空気流れが維持され
る。加工電源ユニット群52〜56には発熱量が大き
く、自然冷却では通電できない電子素子が使用されるこ
とが多いが、この場合でも扉7、8が開かれた状態での
通電による熱的破壊を防止できる。
【0040】上記実施例では、防塵区画111の全幅に
通気ダクト113、吸気室114を形成しているが、特
に発熱の多いユニットのケース部分のみで通気ダクトを
形成し、上記ユニットケースの上端から天板4内面に延
びる閉塞部材で部分的な吸気室を形成するようにしても
よい。
【0041】また、発熱の大きい加工電源ユニット群5
2〜56を防塵区画111の上部に配設しているので、
上記加工電源ユニット群52〜56から高温排気流は電
気機器が配置されない吸気室114を経て内気側矩形流
路90内に吸い込まれる。従って、上記高温排気流が防
塵区画111内に拡散しないので数値制御装置51など
に熱的悪影響を与えることがない。また、上記数値制御
装置51の下部ケーブル処理空間(直流安定化電源60
の上部)の奥に内気ファン62が配設されている。上記
内気ファン62の前方には空気抵抗の少ないケーブル
(図示せず)のみが位置することになるので、空気抵抗
を減少できるとともに防塵区画111内空間が有効に利
用されている。
【0042】また、外気ファン61の排気流bの一部が
カバー28内を貫流する。この排気流により天井外面に
配置された抵抗器64が強制空冷される。これにより、
抵抗器64のための冷却ファンを省略できる。また、上
記カバー28と抵抗器取付板27がダクトの役割をし、
上記排気流の一部が筐体の天板4の外面に沿って流れ
る。この排気流は熱交換した後のものなので、約4De
g前後温度上昇しているが、風速が大きいために天板4
外面の熱伝達率が大きくなり、総合して自然対流の場合
より放熱が促進できる。
【0043】また、通気区画112内にサーボモータ駆
動装置59のヒートシンク部59Bを突出させているの
で、防塵区画111内の発熱量を少なくでき、外気ファ
ン61による吸い込み空気流で強制空冷され、上記ヒー
トシンク部59Bの温度上昇を低減できる。また、3軸
一体サーボモータ駆動装置のように発熱が大きいものは
通常そのヒートシンクを強制空冷するためのファンを同
ヒートシンク部に備えているが、本実施例においては上
記ファンを省くことができる。
【0044】実施例2.以下、図6、図7を参照してこ
の発明の実施例2を説明する。図において、102は制
御盤であり、その筐体1は仕切り壁6を有する。上記筐
体1の前面に備えられた左右扉7、8と上記仕切り壁6
との間に奥行きの広い防塵区画111が形成されてい
る。また、裏板9と上記仕切り壁6との間に奥行きの狭
い通気区画112が形成されている。30は筐体1の天
井外面の後方に設けられたファン取付ダクトで、上記通
気区画112と連続している。上記ファン取付ダクト3
0の内部には複数個の外気ファン61が水平に配設され
ている。
【0045】31は通気区画112内の上寄りに配設さ
れた伝熱板である。この伝熱板31は特開平3−987
40のものと同様に、上端が封止された縦方向の内気側
矩形流路90と、この内気側矩形流路90と交互に位置
して下端が封止された外気側矩形流路91が形成されて
いる。上記端末封止の構成詳細は実開平5−8253に
説明されているものと同じである。上記内気側矩形流路
90、外気側矩形流路91は伝熱板31によって通気区
画112のほぼ全体に渡って形成されているが、上記伝
熱板31の下部には内気側矩形流路90と通ずる内気側
空間115が形成されている。
【0046】仕切壁6の最上部には伝熱板31の内気側
矩形流路90に通じる吸気口6Aが穿設され、最下部に
は内気側空間115に通じる複数個の排気口6Bが横並
びに穿設されている。内気側空間115内には上記排気
口6Bに位置して複数個の内気ファン62が取り付けら
れている。上記内気側矩形流路90からこの内気ファン
62への空気の流れを良好にするためには伝熱板31の
隔壁部の高さ寸法を内気ファン62のハウジング厚さ寸
法の約2倍以上にするのが望ましい。このため、一般的
に通気区画112の奥行寸法は実施例1のものより大き
く構成されている。
【0047】サーボモータ駆動装置59と直流安定化電
源60は上記内気ファン62の前方に配置され、上記内
気ファン62の吐出空気流を妨げないように距離をあけ
たり、適宜な金具で底板5から浮かして配設されてい
る。他の部分は図1〜図5と同一なので説明は省略す
る。
【0048】次に上記制御盤102の冷却構成の動作に
ついて説明する。内気ファン62の運転によって、防塵
区画111内の暖められた空気は矢印aで示すように吸
気口6Aから吸い込まれ、伝熱板31の内気側矩形流路
90内を分流して内気ファン62によって再び防塵区画
111内に戻される強制対流循環が行われる。一方、盤
外の低温空気は矢印bで示すように裏板下部の通気開口
9Aから吸い込まれ、伝熱板31の外気側矩形流路91
内を分流して外気ファン61によって盤外へ放出され
る。上記内気側及び外気側矩形流路90、91内の強制
対流により、伝熱板31を介して熱交換が行われ、防塵
区画111内の空気が冷却され、電気、電子機器を冷却
できる。上記のように伝熱板31は外気及び内気ファン
61、62と組み合わされて熱交換器として作用する。
【0049】前記実施例1においては、伝熱板12又は
13の手前側に位置する仕切壁6の内面側のみに内気フ
ァン62又は63を配設できるだけであるが、実施例2
においては、伝熱板31と内気ファン62とを上下に離
して配置できる。従って、必要冷却能力が小さく、図7
の31Sで示すような縦寸法が短い伝熱板を使用する場
合でも、内気ファン62は底板5に近い最下部に配置で
きる。このため、防塵区画111内の底部の空気淀みの
発生が防止できる。また、内気ファン62を制御盤10
2の背面側から交換でき、また、防塵区画111内に内
気ファン62が無い分だけ、電気機器スペースを広くで
きる。その他実施例1と同様に構成されているところは
同様の作用効果が得られる。
【0050】実施例3.以下、図9〜図10を参照して
この発明の実施例3を説明する。図において、103は
制御盤であり、その筐体1は仕切り壁6で、防塵区画1
11と通気区画112に区分されいる。通気区画112
内には実施例1と同様に伝熱板12、13が配設されて
いる。上記伝熱板12の下にはこれと同一幅で縦寸法の
短い伝熱板14がほぼ底板5に達するように配設されて
いる。伝熱板12と14との隔壁部の間隔は同一に構成
され、外気側矩形流路91は伝熱板12と14との間に
連続するように形成されている。
【0051】仕切壁6には実施例1と同様に吸気口6A
と排気口6B,6Cが穿設されている。上記排気口6
B,6Cにはそれぞれファン架台17、18を介して内
気ファン62、63が配設されている。排気口6Bの下
方にはこれと同じ幅の第4の通気口6Eと第5の通気口
6Fが穿設されている。上記通気口6E,6Fはそれぞ
れ伝熱板14の内気側矩形流路90の上下に通じてい
る。第4の通気口6Eにはファン架台32を介して内気
ファン72が配設されている。この内気ファン74は伝
熱板14内に空気を送り込む押し込みファンとして使用
されている。
【0052】また、仕切壁6の通気口6E,6Fの中間
部分から前方に向かって水平な棚状板33が配設されて
いる。上記棚状板33の左右は筐体1の左右側壁2、3
に固定され、底板5の上面に配置された直流安定化電源
60A、60B、変圧器73を覆うように構成されてい
る。上記棚上板33の上部に位置した左右側壁2、3に
はケーブル引込穴2A,3Aが設けられ、それぞれ引込
穴閉塞部材34、35が備えられ、外線ケーブル74が
引込できるように塞がれている。上記ケーブル引込穴2
A,3Aの構成は特開平3−286598または特開平
4−365528のものが使用できる。ケーブル引込穴
2A,3Aから引き込まれた外線ケーブル74は直接又
は棚上板33の上面を布線されてから数値制御装置51
などの機器に接続される。このように内気ファン62、
72の前方は実施例1と同様にケーブル処理空間として
利用されている。
【0053】図10は上記直流安定化電源60Aの一部
破断斜視図で、44はそのユニットケースである。上記
ユニットケース44は図示していないカバーを含め、実
質的に水平な矩形ダクト状に形成され、その端面フラン
ジ44Aが仕切壁6に密着されている。第5の通気口6
Fは上下端面フランジ44Aの中に位置しており、内気
側矩形流路90は上記ユニットケース44内空間と通じ
ている。ユニットケース44の前端は取付足44Bで底
板5に固定されている。上記ユニットケース44内には
プリント基板75が取り付けられ、その外にも基板、電
子機器が取りつけられている。67は基板75にハンダ
付けされた多数のパワートランジスタで、基板75に固
定された放熱フィン68、68にねじ止めされている。
その他に基板75には基板コネクタ69など電子部品が
実装されている。また、直流安定化電源60Bも同様に
構成されている。他の部分は図1〜図5と同一なので説
明は省略する。
【0054】次に上記制御盤103の冷却構成の動作に
ついて説明する。伝熱板12、13と外気及び内気ファ
ン61、62、63による熱交換作用は実施例1と同様
に行われる。内気ファン72の運転によって、防塵区画
111内の低部の空気は矢印a2で示すように第4の通
気口6Eから押し込まれ、伝熱板14の内気側矩形流路
90内を分流して第5の通気口6Fから直流安定化電源
60A、60B内に入り、その中を貫流してから大部分
が再び内気ファン72に吸い込まれる。また、内気ファ
ン62からの吐出空気の一部は矢印a1で示すように内
気ファン72に吸い込まれる。これにより、内気ファン
62の静圧に内気ファン72の静圧の一部が加わること
になり、伝熱板12内の風速を高めることができる。一
方、盤外の低温空気は矢印bで示すように裏板下部の通
気開口9Aから吸い込まれ、伝熱板14の外気側矩形流
路91内を分流して上部の伝熱板12内に入る。上記強
制対流循環により伝熱板14を介して熱交換が行われ、
主に直流安定化電源60A、60B、変圧器73が冷却
される。
【0055】外気側及び内気側矩形流路90、91は前
述したようにコルゲート状に折り曲げ形成した伝熱板1
2、13で形成するほかに、例えば実開昭61−115
878や実開昭61−13180に記載のものと同様な
ものなどでも形成できる。しかし、いずれの伝熱板を製
造するにも薄板材料、製造設備などからその縦寸法は制
約を受ける。また、一般的に、縦寸法が長いほど反りな
どが出やすく製造が困難となる。本実施例3によれば、
製造容易な短い伝熱板12、14を組合せ使用すること
により、筐体1の高さにほぼ等しい外気側及び内気側矩
形流路90、91が経済的に構成できる。
【0056】図9においては、内気ファン72は押し込
みファンとして使用されているが、吸い出しファンとし
て使用してもよい。この場合、矢印a2と逆向きの強制
対流循環となり、直流安定化電源60A、60B、変圧
器73からの発生熱は防塵区画111内に拡散する事な
く冷却されるが、矢印a1の空気流れはなくなり、それ
による効果もなくなる。上記いずれの強制対流循環にお
いても、ユニットケース44内に高速の空気流が貫流
し、その中の電子機器を良好に冷却できる。図10で明
らかなように、この構成は、全体として上下方向の強制
対流が作られた防塵区画111の任意箇所に部分的な水
平方向の強制対流を作ることができる。
【0057】第4の通気口6Eと第5の通気口6Fとの
上下間隔は比較的狭い。このように吸排気口が接近して
いると、短絡循環が発生して盤内空間が冷却されない不
具合が生じやすい。しかし、本実施例3では棚状板33
が配設されているため、上記不具合が防止されている。
そして、上記棚状板33は直流安定化電源60A、60
Bに接近して配置されているために、第5の通気口6F
から吐出される空気流a2は棚状板33と底板5とによ
り拡散が防止される。従って、図8、図9の場合は直流
安定化電源60A、60Bのユニットケース44は特に
矩形ダクト状に形成しなくてもよい。
【0058】直流安定化電源60A、60B、変圧器7
3は比較的に強力な電磁波を発生し、信号ケーブルを近
接するとノイズによる誤動作を引き起こす。図8、図9
においては、棚状板33がシールド板の役割を果たし、
その上面にケーブル74が布線できるので、直流安定化
電源60A、60B、変圧器73とケーブル74との間
に大きい距離を取る必要がなく制御盤103の小型化に
役立つ。また、棚状板33はケーブルトレイの役割も成
し、外部ケーブル74は左右のケーブル引込穴2A,3
Aから整然と引きこみできる。
【0059】実施例4.以下、図11を参照してこの発
明の実施例4を説明する。図において、103は制御盤
であり、その筐体1は仕切り壁6で、防塵区画111と
通気区画112に区分されいる。通気区画112内には
実施例3と同様に伝熱板12、13、14が配設されて
いる。仕切壁6には実施例3と同様に、吸気口6A、排
気口6B、6C、第4の通気口6E及び第5の通気口6
Fが穿設されている。36は上記排気口6Bと第4の通
気口6Eとを防塵区画111内で連絡する連結ダクトで
ある。内気ファン62は上記連結ダクト36内の第4の
通気口6Eに押し込みファンとして配設されている。他
の部分は図9〜図10と同一なので説明は省略する。
【0060】次に上記制御盤103の冷却構成について
説明する。内気ファン62の運転によって、防塵区画1
11内の空気は吸気口6Aから吸い込まれ、伝熱板12
の内気側矩形流路90内を分流してから吸気口6Bから
出て内気ファン62に吸い込まれ、さらに、伝熱板14
の内気側矩形流路90内を分流してから第5の通気口6
Fから棚状板33と底板5の間を貫流して防塵区画11
1内に戻される。一方、盤外の低温空気は矢印bで示す
ように伝熱板14、12の外気側矩形流路91を流れ、
同伝熱板14、12を介して熱交換が行われる。また伝
熱板13による熱交換作用は実施例1と同様に行われ
る。
【0061】上記実施例4によれば、伝熱板12、14
に対して共通の内気ファン62が使用できる。また、連
結ダクト36が数値制御装置51へ至るケーブルのサポ
ート金具として利用できる。その他実施例1、3と同様
に構成されているところは同様の効果が得られる。
【0062】実施例5.以下、図12を参照してこの発
明の実施例5を説明する。図において、103は制御盤
であり、前記実施例4(図11)と異なるところは、連
結ダクト36の代わりに、ファン架台37を配設し、吸
い出しファンとして使用される内気ファン62を取り付
けたことである。また、吸気口6Bからの吸い込み空気
量を多くするため、第4の通気口6Eを狭くしてある。
その他は実施例4と同一である。
【0063】伝熱板14の内気側矩形流路90内の空気
流は矢印a3で示す向きに流れ、外気側矩形流路91を
流れる低温外気bとの間で熱交換される。また伝熱板1
2、13による熱交換作用は実施例1と同様に行われ
る。上記実施例5によれば、伝熱板12、14に対して
共通の内気ファン62が使用できるとともに、共通のフ
ァン架台37としてその必要スペースを最も小さくでき
る。
【0064】実施例6.次に、上記実施例5の好適な応
用である実施例6を図13を参照して説明する。大形の
形彫り放電加工機などでは、加工電流も大きく、加工電
源ユニット群52〜56も並列使用のためにさらに多く
必要となる。このような場合、加工電源ユニット群のみ
収納した制御盤104で構成される。この制御盤104
の防塵区画111内には通気ダクト113を形成した加
工電源ユニット群52〜56が上下2段積みに収納され
ている。そして、上記上下の通気ダクト113の間には
伝熱板12、14のそれぞれの内気側矩形流路に通じる
排気口6B、6Eが位置している。この排気口6B、6
Eの前面にファン架台37、内気ファン62が配設され
ている。伝熱板12、14は同じ長さのもので構成さ
れ、仕切壁6の最上部と最下部に吸気口6A、6Fが設
けられている。また、吸気口6A、6Fのそれぞれの前
方には吸気室114が形成されている。これにより、上
段の通気ダクト113内には上向きの強制対流a1が、
下段の通気ダクト113内には下向きの強制対流a2が
流れ、外気bは伝熱板14、12の外気側矩形流路91
を連続して流れて熱交換が行われる。38は外気ファン
61のための排気ダクトで、電力用抵抗器64のカバー
を兼ねている。
【0065】上記実施例によれば、上下二段積みした加
工電源ユニット群52〜56の暖められた排熱空気は防
塵区画111内に拡散することなく伝熱板12、14の
内気側矩形流路に吸い込まれるので、互いに熱的悪影響
をあたえることがない。また、上記伝熱板12、14は
同一品が使用できる。
【0066】ところで、今までの説明では、図9の内気
ファン72など一部を除いて外気ファン、内気ファンと
も伝熱板に対して吸い出しファンとして使用され、伝熱
板の排気口側に配設される実施例を示した。これは、図
及び説明を簡単にするためである。伝熱板から空気を吸
い出しても、伝熱板内へ空気を押し込んでも実用上差は
なく、伝熱板の吸気口側にファンを配設し、伝熱板に対
して押し込みファンとして使用してもよい。また、排気
口側と吸気口側の両方にファンを設けてタンデムに使用
してもよい。上記実施例使用されているファンは一般的
な軸流ファンであり、伝熱板に対し吸い出し方向に空気
を流す場合と、押し込み方向に空気を流す場合とは単に
ファンハウジングを反対向きに取付けるだけでよい。従
って、仕切壁6の通気口は説明の便宜から吸気口と排気
口とに区別して説明してあるが、どちらかに限定される
べきでない。
【0067】実施例7.以下、図14、図15を参照し
てこの発明の実施例7を説明する。図において、52は
パルス電源装置ユニットで、実施例1で説明したものの
他の実施例である。45は上記パルス電源装置ユニット
52のユニットケースで、前面板46、後面板47、一
対のユニットレール42、一対の基板取付板43及び支
持板49から成る。上記ユニットレール42はU字形断
面を有し、前面板46と後面板47との間において上下
端に配置され、両者を連結している。前面板46の上下
には固定穴46Aが設けられ、右端には側面曲げ部46
Bが形成されている。後面板47の上下にはガイドレー
ルを受け入れるための切り欠き部47Aが設けられ、右
端には側面曲げ部47Bが形成されている。基板取付板
48はL字形断面を有し、それぞれ上下のユニットレー
ル42に溶接されている。支持板49はアルミ、鉄など
の金属製で作られ、後述するように着脱自在にねじ止め
される。
【0068】80はプリント基板で、上記基板取付板4
8に固定されている。81は多数のパワートラジスタ
で、その端子81Bがプリント基板80のハンダ面側か
ら差し込まれハンダ付けされている。82、83はスナ
バ、ゲートドライブ用などの多数の電子部品でプリント
基板80の部品側から差し込まれハンダ付けされてい
る。84は複数個のヒートシンクで、長手方向に平坦面
であるベース面84Aと側面84B、84Cの三面と、
複数列のフィン84Dが形成された一面を有した略直方
体である。図14においては、上記ヒートシンク84は
向かい合った二個二組がユニットケース45内の奥行き
方向に配置されているが、プリント基板80側の側面を
84B、支持板50側を84Cとする。パワートラジス
タ81は電気回路に従ってグループ分けされ、その樹脂
パッケージ部81Aの頭部を貫通するねじ85により、
ヒートシンクのベース面84Aにねじ止めされている。
【0069】86はプリント基板80に嵌め込み装着さ
れた一般的な絶縁ブッシュで、その中を通るねじ87に
より、ヒートシンクの側面84Bとプリント基板80は
ねじ止め固定されている。ねじ87とプリント基板80
の充電部との絶縁距離が確保できれば、絶縁ブッシュ8
6はスペーサでもよい。上記ねじ止め固定後にパワート
ラジスタの端子81Bがハンダ付けされる。その後、支
持板49がねじ88によりヒートシンクの前面84Cに
ねじ止め固定される。さらに、支持板49の前後側端が
ねじ89により、前後面板の側面曲げ部46B、47B
に固定される。ヒートシンクの側板84Cと外側のフィ
ン84D1との間には段部84Eが形成されており、上
記外側のフィン84D1と支持板50との間に風路が形
成されている。
【0070】上記ヒートシンク84は多数のパワートラ
ジスタの冷却を行わせるために大形のものが使用され、
その重量も大きい。その側面84Bをプリント基板80
に固定しただけでは、輸送振動によりプリント基板80
が波打つように変形を繰り返し、パワートラジスタの端
子81Bにストレスが加わり疲労折損や樹脂パッケージ
部81A内部の導通不良などが発生する。本実施例によ
れば、各ヒートシンク84は支持板49で強固に支えら
れているため、大きい輸送振動が加わっても、ヒートシ
ンク84の揺れ及びプリント基板80の変形がなく、上
記不具合の発生が防止される。
【0071】パワートラジスタ81で発生する熱はその
大部分がヒートシンク84に伝達され、強制対流の中に
配置されるヒートシンク84の表面から放熱される。ま
た、ヒートシンク84に伝熱された熱の一部はその側面
84Cから金属製の支持板49に伝達される。上記伝達
を良好に行わせるために側面84Cに伝熱コンパウンド
を塗布することが望ましい。支持板49は広い面積を有
し、同じく強制対流の中に配置されているのでヒートシ
ンク84の表面績を増加したことと同じ効果が得られ、
パワートラジスタ81の温度上昇を低減できる。また、
支持板49によって、プリント基板80と前後面板4
6、47との間に上下方向の通気ダクトが形成されるの
で、空気流が側方に逃げることが防止され、上記強制対
流の風速が高められる。
【0072】パワートラジスタ81はパルス用の電源で
あるため、高速スイッチング動作に伴い電磁波を発生す
る。本実施例によれば、上記パワートラジスタ81は金
属製の支持板49、前面板46、後面板47によって右
側面方向が囲われている。また、図14のユニット52
と左右対称のユニットを左側に配置するなどして四方を
囲むことができる。従って、ユニット52から放射され
る電磁エネルギーは支持板49、前面板46、後面板4
7に吸収されるため、側面に配置される他のユニットの
電磁波干渉を減少できる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、次
のような優れた効果を奏する。まず、制御盤の背面全体
に形成した通気区画内に熱交換のための伝熱板を配設し
たので、伝熱板の周囲の空間を有効利用できるものが得
られる。
【0074】又、伝熱板を上段と下段とに分けたので、
冷却能力が大きく、製造が容易な伝熱板が得られる。
【0075】又、通気口結合部材に内気ファンを設けた
ので、上段伝熱板と下段伝熱板の内気ファンを共用とす
るものが得られる。
【0076】又、制御盤の背面側全体に形成した通気区
画内に下端が封止された外気矩形流路を有する伝熱板を
配設し、上記外気側矩形流路と交互に位置して形成され
た内気側矩形流路より下方の仕切壁に穿設された通気口
内気ファンを設けたので、通気区画内の下部空間を有
効利用できるものが得られる。
【0077】又、通気区画内にヒートシンク部を貫設さ
せて外気側矩形流路内にヒートシンク部を突出させたの
で、防塵区画内の発熱量を低減できるものが得られる。
【0078】又、仕切壁には内気側矩形流路の最上部に
穿設する吸気口を設け、吸気口から下方のユニットケー
スを利用して構成した通気ダクトを設け、ユニットケー
スの上端と天井板との間との間を封止する閉塞部部材と
によって吸気室を設けたので、強制対流によって生じる
空気流が通気ダクトから吸気室内へ通過するので気流損
失を防止できるものが得られる。
【0079】又、仕切壁の通気口に通気される空気がユ
ニットケース内を貫流するように、上記通気口に密着し
てユニットケースを配設したので、全体として上下方向
の強制対流が作られた防塵区画内の任意箇所に部分的な
水平方向の強制対流を行わせて、上記ユニットケース内
を強制冷却できるものが得られる。
【0080】又、防塵区画の最上部に配設された加工電
源ユニットの下方に数値制御装置を配設すると共に、上
記数値制御装置に接続されるケーブルを接続するための
ケーブル処理部の背面側に内気ファンを配設したので、
加工電源ユニットからの高温排気流で上記数値制御装置
が加熱されることなく、また、内気ファンの前方の空気
抵抗を少なくできるものが得られる。
【0081】又、仕切壁の上下に穿設された吸排気口の
間に水平な棚状板を配設したので、上記吸排気口の間の
気流の短絡循環を防止できるものが得られる。
【0082】又、通気区画と連通する天井板の切欠き部
を囲み、且つ、前面側が開放され、外気ファンが配設さ
れた排気ダクト天井板の上面に配設すると共に、上記外
気ファンの排気前方側の天井板の上面に発熱体を配設し
たので、上記外気ファンの排気流で上記発熱体を強制風
冷できるものが得られる。
【0083】又、半導体電力部品がネジ止め固定された
複数個のヒートシンクをユニットケース側面に固定され
た金属支持板にネジ止めしたので、輸送振動によるヒー
トシンクの振れ、及びプリント基板のたわみが防止でき
ものが得られる。
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による制御盤の実施例1の扉を除いた
正面図である。
【図2】図1に示したA−A線部分の断面図である。
【図3】図1に示したB−B線部分の断面図である。
【図4】図1に示したC−C線部分の断面図である。
【図5】図2の上部拡大図である。
【図6】この発明による制御盤の実施例2の扉を除いた
正面図である。
【図7】図2に示したD−D線部分の断面図である。
【図8】この発明による制御盤の実施例3の扉を除いた
正面図である。
【図9】図8に示したE−E線部分の断面図である。
【図10】図8に示したユニット部分の一部破断斜視図
である。
【図11】この発明による制御盤の実施例4の図9に相
当する断面図である。
【図12】この発明による制御盤の実施例5の図9に相
当する断面図である。
【図13】この発明による制御盤の実施例5の図9に相
当する断面図である。
【図14】この発明によるユニットの実施例7の平面図
である。
【図15】図14の正面図である。
【符号の説明】
1 筐体 6 仕切壁 6A 吸気口 6B、6C 排気口 6E 第4の通気口 6F 第5の通気口 9 裏板 9A 通気開口 10 排気ダクト 12、13、14、31 伝熱板 12A 隔壁部 12B 橋絡部 12C フランジ 17、18、32、37 ファン架台 19 閉塞部材 21 上ガイドレール 22 下ガイドレール 23 前方横部材 26 案内羽根 33 棚状板 36 連結ダクト 41、43、44、45 ユニットケース 42 ユニットレール 46 前面板 47 後面板 49 支持板 51 数値制御装置 52〜56 パルス電源装置ユニット 57、58 制御ユニット 59 サーボモータ駆動装置 60 直流安定化電源 61 外気ファン 62、63、72 内気ファン 64 電力抵抗器 66、75、80 プリント基板 67、81 パワートランジスタ 68 放熱フィン 74 外部ケーブル 84 ヒートシンク 90 内気側矩形流路 91 外気側矩形流路 101、102、103、104 制御盤 111 防塵区画 112 通気区画 113 通気ダクト 114 吸気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 15/00 B23Q 11/12 H05K 7/20

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に扉を備えた筐体を有する制御盤に
    おいて、上記筐体は左右それぞれの側板と、上記左右側板の上下
    端部にそれぞれ固着された天板および底板と、 筐体の後面寄りに配設され、上記左右側板、天板、底板
    の内面に各4辺が固着されて 上記筐体の前面側に制御装
    置を収納する防塵区画を形成すると共に、上記筐体の背
    面側に通気区画を形成する仕切壁と、 上記通気区画内のほぼ全幅にわたって、上下端が封止さ
    れた縦方向の内気側矩形流路、この内気側矩形流路と交
    互に位置して上下端が開放された外気側矩形流路を形成
    する流路形成手段と、 上記仕切壁の最上部のほぼ全幅にわたって穿設され、上
    記内側矩形流路と上記防塵区画とを連通する内気吸気口
    と、 上記仕切壁の上記内気側矩形流路の下方位置に穿設さ
    れ、上記内気側矩形流路と上記防塵区画とを連通する内
    気排気口と、 上記外気側矩形流路と連通すると共に上記筐体の上記外
    気側矩形流路の下部位置に穿設される外気吸気口と、 上記筐体の上記通気区画の上部位置に穿設され、上記外
    気側矩形流路と連通する外気排気口と、 上記内気吸気口及び内気排気口の少なくともいずれかに
    配設される内気ファンと、 上記外気吸気口及び外気排気口の少なくともいずれかに
    配設される外気ファンと、 を備えたことを特徴とする制御盤。
  2. 【請求項2】 内気側矩形流路を少なくとも上下二分割
    して形成し、上記上段の内気側矩形流路からの排出空気
    の全部または一部を下段の内気側矩形流路内に押し込み
    送風する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    制御盤。
  3. 【請求項3】 内気側矩形流路を少なくとも上下二分割
    して形成し、上記上段の内気側矩形流路の下部に位置し
    て穿設された仕切壁の通気口と上記下段の内気側矩形流
    路の上部に位置して穿設された仕切壁の通気口とを連結
    する防塵区画内のダクト又はファン架台のいずれかから
    なる通気口結合部材と、上記通気口結合部材に配設さ
    れ、上記上下二段の内気側矩形流路内に通風する内気フ
    ァンを備えたことを特徴とする請求項1記載の制御盤。
  4. 【請求項4】 前面に扉を備えた筐体を有する制御盤に
    おいて、上記筐体は左右それぞれの側板と、上記左右側板の上下
    端部にそれぞれ固着された天板および底板と、 筐体の後面寄りに配設され、上記左右側板、天板、底板
    の内面に各4辺が固着されて 上記筐体の前面側に制御装
    置を収納する防塵区画を形成すると共に、上記筐体の背
    面側に通気区画を形成する仕切壁と、 上記通気区画内のほぼ全幅にわたって、上端が封止され
    た縦方向の内気側矩形流路と、 この内気側矩形流路と交互に位置して下端が封止された
    外気側矩形流路を形成する流路形成手段と、 上記仕切壁の最上部のほぼ全幅にわたって穿設され、上
    記内気側矩形流路と上記防塵区画とを連通する内気吸気
    口と、 上記仕切壁の上記内気側矩形流路を外れた下方位置に穿
    設され、上記内気側矩形流路と上記防塵区画とを連通す
    る内気排気口と、 上記外気側矩形流路と連通すると共に上記筐体の上記外
    気矩形流路の下部位置に穿設される外気吸気口と、 上記筐体の上記通気区画の上部位置に穿設され、上記外
    気側矩形流路と連通する外気排気口と上記内気吸気口及
    び内気排気口の少なくともいずれかに配設される内気フ
    ァンと、 上記外気吸気口及び外気排気口の少なくともいずれかに
    配設される外気ファンと、 を備えたことを特徴とする制御盤。
  5. 【請求項5】 仕切壁の最上部に穿設され、内気側矩形
    流路の吸気口として構成される通気口と、上記通気口よ
    り下側に配設されるパルス電源装置などのユニットと、
    上記ユニットのユニットケース単独、または隣接ユニッ
    トケース、あるいは筐体側壁と協動して形成され、実質
    的に上下面が開放された上下方向の通気ダクトと、上記
    ユニットケース上端の筐体の天板との間に配設された吸
    気室を形成する閉塞部材とを備えたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一つに記載の制御盤。
  6. 【請求項6】 仕切壁に穿設される内気吸気口又は内気
    排出口の一部に密着してユニットケースを配設し、上記
    内気吸気口又は内気排気口に通気される空気が、上記ユ
    ニットケース内に貫流するように構成したことを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一つに記載の制御盤。
  7. 【請求項7】 筐体の前面側と背面側を仕切る仕切壁
    と、上記筐体の前面側に形成された防塵区画の最上部に
    収納される加工電源ユニットと、上記加工電源ユニット
    の下方に配設される数値制御装置と、上記数値制御装置
    の下方に形成される上記数値制御装置に接続されるケー
    ブルを接続するためのケーブル処理部と、上記ケーブル
    処理部の背面方向に配設される内気ファンとを備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の制
    御盤。
  8. 【請求項8】 筐体の前面側と背面側を仕切る仕切壁
    と、上記筐体の前面側に形成された防塵区画の底面に配
    設される電源ユニットと、上記電源ユニットの上面に配
    設される棚状板と、上記仕切壁に形成され、上記棚状板
    の下部に内気側矩形流路へ連通する通気口と、上記棚状
    板の上部に上記数値制御装置に接続されるケーブルとを
    備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに
    記載の制御盤。
  9. 【請求項9】 前面側と背面側を仕切壁により仕切られ
    ると共に、上記背面側に通気区画を、また天井板に上記
    通気区画と連通する切欠き部が形成される筐体と、上記
    切欠き部を囲み前面側が開放され、且つ、外気ファンが
    配設された排気ダクトと、上記外気ファンの排気前方側
    の天井板の上面に配設される発熱体とを備えたことを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の制御盤。
  10. 【請求項10】 垂直に配設されたプリント基板を備え
    たパルス電源ユニットと、上記プリント基板に接続さ
    れ、複数群ごとにヒートシンクに装着された複数個のパ
    ワートランジスタなどの半導体電力部品と、上記ヒート
    シンクを介して上記プリント基板の反対側に配設され、
    両端側がユニットケースに固定されると共に、上記ヒー
    トシンクが固定される金属支持板とを備えたことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の制御盤。
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