JP3088547U - インライン式ムシリ装置 - Google Patents

インライン式ムシリ装置

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三郎 永峯
雅美 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、打抜装置により打抜加工された製
品成型の成形シートが、シート体に一体に連結された状
態のままで搬出されたものを、シート体の移送方向に設
けたムシリ装置のムシリ取具によりライン上において連
続的かつ自動的に分離可能とした。 【解決手段】 本考案は、打抜装置により打抜加工され
た成形シートが、カス取部によりシート体に一体に連結
された状態のまま搬出されたものを一定方向に位置を揃
え整姿して移送し、前記成形シートを一体に連結したシ
ート体が、その移送方向に配置したムシリ取具に当接し
ながら移送されることによりカス取部が分断されて、該
成形シートがシート体から分離可能に設けてなることを
特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術の分野】
本考案は、打抜装置により打抜加工した製品成型の成形シートが、カス取部で シート体に一体に連結した状態のままで移送される成形シートを、シート体から 自動的に分離することができるインライン式ムシリ装置に関し、特に、シート体 の移送方向に設けたムシリ装置のムシリ取具にシート体が当接しながら移送され ることにより、成形シートとシート体とを連結したカス取部が分断されて、成形 シートがシート体から自動的に分離することができるインライン式ムシリ装置に 関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来厚紙や板紙、段ボール等からなるシート体から製品成型用に打抜装置によ り打抜加工した成形シートは、打抜成形後に組立工程や製品梱包工程へ効率よく 多数枚を積み重ねて運搬するために、成形シートはシート体から完全に切離され て分離されることなく、打抜き残部たる複数箇所をスポット溶接状に連結したカ ス取部により、シート体に成形シートが一体に連結された状態のままで打抜装置 から打抜加工されて搬送され、このカス取部でシート体に連結された状態の成形 シートを、同一方向に整姿して位置を揃えて多数枚を積み重ねて、ハンマー等を 用いて作業員がカス取部を強力に打圧してシート体と成形シートを連結したカス 取部を分断してシート体から成形シートと、カスシートと称される成形シートを 除いたシート体とを分離するものであった。
【0003】 更に打抜装置により打抜加工して整姿して位置を揃えた多数枚を積み重ねた成 形シートをハンマーによる打圧に代えて自動ハンマーや動力切断機等を用いてカ ス取部を分断してシート体から成形シートと、カスシートと称される成形シート を除いたシート体とを分離するものであった。
【0004】 または、多数本の強力な小口径の金属杆を揃えて成形シート状の任意な形状に 配設してなるオス型とメス型とからなるプレス装置を用いて、多数枚のシート体 を積層して該プレス装置のオス型とメス型との間に載置し、多数本の金属杆のオ ス型により該積層した多数枚のシート体をプレスすることにより成形シートをシ ート体から分離した状態に打抜加工するものであった。
【0005】 従来の打抜装置により打抜加工された成形シートが、カス取部でシート体に連 結した状態のまま多数枚を積み重ねて、ハンマー等により作業員が打圧してカス 取部を分断するものは、いちいち作業員がハンマーを用いて人力で打ち砕くよう に叩き切るものであるから、ハンマーによる大きな打叩音や衝撃が発生し危険性 が大きく騒音等による作業環境を悪化せしめ、またいちいち作業員が多数枚のシ ート体を揃えて積み重ねて、ハンマーを用いて人力で叩き切るものであるから、 作業効率が著しく低く、またハンマーで叩き切るものであるから、カス取部の切 断面が歪で成形シートの組立成形の支障となる等の問題があった。
【0006】 さらに従来のカス取部を、自動ハンマーや動力切断機等を用いて分断するもの においては、作業員がハンマーにより打圧して叩き切ることにより分断するもの に比較して作業効率は高くなるが、単にハンマーによる打圧による分断に代えて 自動ハンマーや動力切断機を用いるものにすぎず、作業の危険性や騒音等による 作業環境の劣悪性は改善されず、シート体を一枚一枚揃えて多数枚を積み重ねて 運搬しなければならないから、作業効率が著しく低いという問題は解決されてい なかった。
【0007】 多数本の金属杆体を揃えて打抜加工する成形シート状に配設したオス型とメス 型とからなるプレス装置により、多数枚のシート体を積層してプレス装置のオス 型とメス型と成形シートとの間に載置して、オス型により一度に打抜加工するも のにおいては、打抜加工された成形シートがシート体にカス取部で連結されてお らず、打抜加工された時点で分離した状態に成形シートが形成される点で利点が ある。 しかしながら、多数本のピン状をした金属杆体により成形シート状に任意形状 を形成し、このピン状をした多数本の金属杆体をオス型としてシート体を打抜加 工するものであるから、成形シート状に形成する多数本の金属杆体の各々の口径 の大きさに制約され、その結果余り精密な形状の成形シートが打抜加工できず、 より精密な形状の成形シートを得るためには、必然的に金属杆体の各々の口径を 小さくする必要があるが、精密な形状の成形シートを打抜加工するために金属杆 体の各々の口径を小さくすれば、金属杆体の強度が弱体化して折損したり破損す る恐れがあるという問題があった。 また、多数本のピン状をした金属杆体を揃えて成形シート状にプレス装置のオ ス型を配設するには、相当の熟練と経験を必要とし、しかも、一旦金属杆体が折 損したり破損した場合のメンテナスが難しく、そのために作業効率が著しく低下 し、しかも、一度プレス装置で打抜加工した後は、いちいち打ち抜き後のプレス 装置のオス型とメス型の間から成形シートとシート体を取外し除去しなければな らないから、打抜加工の作業が断続的であり、連続した打抜加工の作業ができな いので作業効率が悪く、また、一度プレス装置により打抜加工した後には、その 都度オス型の多数本の金属杆体の位置を確認したり修正したり揃えたりする作業 が必要であるという問題があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記における従来の技術的課題を解決するものであり、その解決し ようとする具体的な問題点は、製品成型の成形シートの打抜加工において、打抜 加工された成形シートが、カス取部によりシート体に一体に連結された状態のま まで搬出され、該成形シートのシート体からの分離が、従来においては、専ら作 業員による人力作業によって行なわれており、このために成形シートのシート体 からの分離が、装置ラインにおいて連続的に自動的かつ効率的に行なわれないと いう点である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、打抜装置により打抜加工された成形 シートが、カス取部によりシート体に一体に連結された状態のまま搬出されたも のを一定方向に位置を揃え整姿して移送し、前記成形シートを一体に連結したシ ート体が、その移送方向に配置したムシリ取具に当接しながら移送されることに よりカス取部が分断されて、該成形シートがシート体から分離可能に設けてなる ことを最も主要な特徴とするものである。
【0010】 本考案は、製品成型用の成形シートがシート体にカス取部により連結した状態 に打抜加工する打抜装置において、 打抜装置から搬出される前記シート体を一定方向に揃えて整姿し移送する位置揃 えコンベヤと、前記位置揃えコンベヤから移送されるシート体の移送方向に設け たムシリ取具がシート体に当接可能に設けてなるムシリ装置とからなり、前記シ ート体がムシリ取具に当接し移送されることにより、成形シートがシート体から 分離可能に設けてなることを特徴とするインライン式ムシリ装置である。
【0011】 本考案は、ムシリ取具により成形シートを分離したシート体が、成形シートの 移送方向と異なる方向に移送可能に設けてなることを特徴とするインライン式ム シリ装置である。
【0012】 本考案は、ムシリ取具により成形シートを分離したシート体が、成形シートの 移送方向と略反対方向に移送可能に設けてなることを特徴とするインライン式ム シリ装置である。
【0013】 本考案は、ムシリ取具が、移送されるシート体の成形シートを除いた部分のシ ート体に当接可能に設けられてなることを特徴とするインライン式ムシリ装置で ある。
【0014】 本考案は、ムシリ取具が、シート体の移送方向に複数個配設され相互の間隔を 調節可能に設けられて、該ムシリ取具が成形シートを除いた部分のシート体に当 接し、該シート体の移送に伴い成形シートとシート体とを連結したカス取部が、 分断可能に設けられてなることを特徴とするインライン式ムシリ装置である。
【0015】 本考案は、ムシリ取具のシート体に当接する接触面が、シート体の移送方向に 向かって下方へ傾斜し又は屈曲して形成されてなることを特徴とするインライン 式ムシリ装置である。
【0016】 本考案は、ムシリ取具に並設したガイドローラーが、シート体を位置揃えコン ベヤ方向へ押し付けながら移送可能に設けられてなることを特徴とするインライ ン式ムシリ装置である。
【0017】 本考案は、位置揃えコンベヤが、打抜装置から取外移動可能でかつ高さ調節可 能に前記打抜装置に連設されてなることを特徴とするインライン式ムシリ装置で ある。
【0018】
【考案の実施の形態】
本考案においては、打抜装置により製品成型に打抜加工され、カス取部により シート体に一体に連結された状態のまま搬出された成形シートが、移送にともな い連続的にかつ自動的にシート体から分離することができるという目的を、打抜 加工されて搬出されるシート体を、位置揃えコンベヤにより一定方向に位置を揃 えて整姿し移送し、該シート体の移送方向にムシリ取具をシート体に当接可能に 設けたムシリ装置により、シート体から成形シートを連続的かつ自動的に分離す ることを実現した。
【0019】 ムシリ取具がシート体に当接して移送されることにより、シート体から成形シ ートを自動的に分離するために、シート体が当接するムシリ取具を金属製板状体 に形成し、その下側面のシート体へ当接する接触面を、シート体の移送方向へ次 第に下方へ傾斜した斜状又は移送方向へ屈曲して形成し、かつ、該ムシリ取具を 成形シートを除いた部分のシート体に当接可能に設け、シート体がムシリ取具に 当接しながら移送されることによって、成形シート部分を除いたシート体がムシ リ取具により移送に伴って押し下げられ、又は移送方向と略逆方向へ搬送される ことよりカス取部の長さ以上に成形シートとシート体との間の間隔が開いて、成 形シートとシート体とを連結したカス取部が分断され、成形シートがシート体か ら自動的に分離されて移送され、シート体は成形シートの移送方向とは異なる方 向へ移送することができるものである。
【0020】 シート体が、ムシリ取具に当接して移送されることによりシート体から成形シ ートを自動的に分離するムシリ取具は、金属製板状体により下側面の接触面を、 シート体の移送方向へ下方へ斜状又は屈曲して形成したものに換えて、成形シー トの部分を除いたシート体を移送方向に向かって下方へカス取部の長さ以上に押 し下げ可能にした押し下げローラーとすることにより、成形シートとシート体と を連結したカス取部が分断され、成形シートがシート体から自動的に分離されて 移送され、シート体は成形シートの移送方向とは異なる方向へ移送することがで きるものである。
【0021】
【実施例】
本考案のインライン式ムシリ装置を、その実施例を示す図面に基づいて説明す る。 本考案の実施例の図1において、インライン式ムシリ装置1は、打抜装置2と位 置揃えコンベヤ3とムシリ装置4とからなっている。 打抜装置2は、厚紙や板紙や段ボール等からなるシート体5を打抜加工して製 品成型の成形シート6に打抜加工するところの当業界において広く用いられてい る装置であり、該打抜装置2により打抜加工された成形シートは、カス取部7に よりシート体6に一体に連結された状態のままで打抜装置2から搬出される。
【0022】 打抜装置2から搬出されるシート体は5は、打抜装置2に連結された位置揃え コンベヤ3により一定方向に位置を揃えて整姿されながら、該位置揃えコンベヤ 3により一側辺方向を挾持されて順次に移送される。
【0023】 位置揃えコンベヤ3は、この種のシート体等の位置を揃えて整姿し順次に移送 する位置揃えコンベヤとして、当業界において一般に広く用いられているもので あり、この位置揃えコンベヤ3は、底面部の隅角部方向にに設けたキャスター8 により移動自由に設けられ、かつ、高さ調節具9により当該位置揃えコンベヤ3 の高さを自由に調節可能に設けられ、打抜装置2により打抜加工されて搬出され るシート体5を自動的に受けて載置し、該シート体の位置を揃えて整姿して順次 に移送可能に、移動自由に任意に打抜装置2に連設可能に、かつ、その高さを調 節可能に打抜装置2にセット可能に設けられ、該高さ調節具9は、ネジ式高さ調 節装置や油圧式高さ調節装置等の公知の高さ調節装置が、必要に応じて選定して 用いられる。
【0024】 位置揃えコンベヤ3は、両端で口径の大きさを異にした円柱状の多数本の斜状 ローラー10を位置揃えコンベヤ3の上面に水平方向で、回転自在かつ斜方向へ 配置してなるローラーコンベヤであり、該斜状ローラー10上に移送されたシー ト体5の一側辺方向を、位置揃えコンベヤ3の側縁方向に設けた挾付移送部11 が挾み付けて、シート体5の位置を揃えて整姿しながら順次に移送可能に設けら れてなるものであり、該位置揃えコンベヤ3により位置を揃えて整姿しながら順 次に移送されたシート体5は、該位置揃えコンベヤ3の端部方向に連設されたム シリ装置4に移送され、該ムシリ装置4の端部方向に設けられたムシリ取具7に 前記シート体5が当接しながら移送される。
【0025】 ムシリ装置4は、位置揃えコンベヤ3から移送されたルシート体5を受けて移 送するためのベルトコンベヤ12と、該ベルトコンベヤ12の上方にその回転移 送方向に対し、直交方向に架橋されたムシリ取具7とからなり、打抜装置2によ り打抜加工され、カス取部13によりシート体5に一体に連設された成形シート 6は、そのままシート体5と一緒に打抜装置2から搬出され位置揃えコンベヤ3 により一定方向に位置を揃えて整姿されながら、シート体5の一側辺方向を挾付 移送部11が挾み付けられて順次に移送され、位置揃えコンベヤ3の端部方向に 連設したムシリ装置4のムシリ取具7に当接され、さらにシート体5は移送され ることによりムシリ取具7が、順次に移送されるシート体5から成形シート6を 自動的に分離し、シート体5から分離された成形シート6のみをベルトコンベヤ 12により移送され、成形シート6を分離したカス5aと称されるシート体5の 部分は、成形シート6とは別個にかつ異なる方向に搬出される。
【0026】 ムシリ取具7により成形シート6が、シート体5から自動的に分離されるのは ムシリ装置4の端部方向に架橋されたムシリ取具7に、成形シート6を除いたシ ート体5の当接し、シート体5の移送にしたがって順次に前記成形シート6を除 いたシート体5を下方へ押し下げて、成形シート6とシート体5とを一体に連結 したカス取部13の長さ以上に成形シート6とシート体5との間隔が開くことに より、カス取部13による成形シート6とシート体5との連結が分断されて、成 形シート6がシート体5から分離されるものである。 この場合、位置揃えコンベヤ3により移送されるシート体5から成形シート6 を確実に分離するために、ムシリ取具7を挾んだ両側方向に近接してカイドロー ラー15が設けられ、該カイドローラー15は位置揃えコンベヤ3の端部方向の 斜状ローラー10にシート体5を押し付けて挾み付けながら、ローラーコンベヤ たる位置揃えコンベヤ3の斜状ローラー10の回転に伴い、確実にシート体5を ムシリ取具7方向へ送り出し、この様にカイドローラー15と位置揃えコンベヤ 3の斜状ローラー10とにより挾み付けられたシート体5が送り出されて、成形 シート6とシート体5とを一体に連結したカス取部13が分断されて、成形シー ト6がシート体5から分離されるものである。
【0027】 ムシリ取具7とガイドローラー15とは、ムシリ装置4の端部方向にベルトコ ンベヤ12の回転移送方向と直交方向に架橋された取付軸体16に、上端方向を 軸支して取り付けられてなり、該ムシリ取具7の下端方向のシート体5への接触 面は、下方へ傾斜して斜状に形成され又は円弧状の滑らかな曲面に屈曲して形成 されてなり、移送されてムシリ装置4へ送り出されるシート体5は、順次にムシ リ取具7の接触面7aに接触しながら、更に送り出されてムシリ取具7の接触面 7aの形状に従って下方へ押し下げられ、或は、ムシリ取具7の接触面7aの屈 曲に従って屈曲されながら、成形シート6とシート体5とを一体に連結したカス 取部13の長さ以上に、成形シート6とシート体5との間隔が開くことにより、 カス取部13による成形シート6とシート体5との連結が分断されて、成形シー ト6がシート体5から分離されるものである。
【0028】 ムシリ取具7とガイドローラー15とは、ムシリ装置4の端部方向にベルトコ ンベヤ12の回転移送方向と直交方向に架橋された取付軸体16に、上端方向を 軸支して取り付けられているから、シート体5や成形シート6の形状や大小に応 じて、取付軸体16に軸支されたままスライドとして間隔を調節し、また、ムシ リ取具7の下端方向のシート体5への接触面7aの形状に応じて、成形シートを 分離したカス5aと称されるシート体5の移送方向を変えることができ、シリ取 具7の接触面7aの形状を下方へ傾斜して斜状に形成すれば、成形シートを分離 したカス5aと称されるシート体5は、成形シート6と移送方向と同方向で移送 角度を異にした移送方向へ移送され、シリ取具7の接触面7aの形状を90度以 上に屈曲して形成すれば、成形シートを分離したカス5aと称されるシート体5 は、成形シート6の移送方向と略反対方向に移送される。
【0029】 この様にして、シート体5の移送に伴いガイドローラー15と位置揃えコンベ ヤ3の斜状ローラー10とに押し付けられ挾み付けられたシート体5は、位置揃 えコンベヤ3の斜状ローラー10の回転力による送り出す力を利用し、成形シー ト6をシート体5から自動的にかつ連続的に分離して移送されるものである。
【0030】
【考案の効果】
本考案は上記の如く構成したから、打抜装置により打抜加工されカス取部によ りシート体に一体に連結された成形シートを、シート体の移送に伴って自動的に かつ連続して順次にシート体から成形シートを分離し、しかも、分離された成形 シートとシート体とを別々に移送することができるという優れた効果がある。
【0031】 本考案は、打抜装置から打抜加工されてシート体にカス取部により一体に連結 された成形シートの分離を、打抜装置に連設した位置揃えコンベヤとムシリ装置 とからなる一連のライン装置により、人手による作業を全く必要とせずにインラ イン方式によって、連続的かつ自動的に行なうことができるので、きわめて作業 効率が高く、安全で格別の作業の経験や熟練を要せずに実現できるという効果が ある。
【0032】 本考案は、打抜装置により打抜加工され連続的に搬出されるカス取部によりシ ート体に一体に連結された成形シートが、ムシリ装置により一枚毎連続して分離 して成形シートが移送されるので、打抜装置の操作を行なうオペレータが一人で 無理なくムシリ取り作業を行なうことができ、しかも、分離された成形シートが 一枚づつベルトコンベヤ上を移送されるので製品の検品が容易で品質管理が確実 にできるという優れた効果がある。
【0033】 本考案は、ムシリ取具によりシート体から分離した成形シートの移送方向と、 成形シートを分離した後のカスと称されるシート体との移送方向とが異なること になるので、シート体から分離した成形シートによる製品成型のための運搬や収 納梱包や組立てが取扱が容易であり、しかも、成形シートを分離した後のカスと 称されるシート体が成型シートの移送方向と異なる方向へ移送されるので、その 破棄処分等が容易にできるという効果がある。
【0034】 本考案は、ムシリ取具の接触面を屈曲せしめてシート体から成形シートを分離 した後のカスと称されるシート体との移送方向が、成形シートの移送方向と略反 対方向へ移送可能に設けられているから、成形シートを分離した後のカスと称さ れるシート体が、成型シートの移送方向に対し略反対方向へ異移送されるので、 その破棄処分等の処理作業が、成形シートの取扱作業を妨げることなく容易にで きるという効果がある。
【0035】 ムシリ取具が、移送されるシート体の成形シートを除いた部分のシート体に当 接可能に設けられているから、シート体の移送に伴いムシリ取具が、当該成形シ ートを除いた部分のシート体を、成形シートと同一方向への移送を阻止しその移 送方向を変えながら移送するように作用するので、成形シートと、成形シートを 除いた部分のシート体との間隔が次第に開き、カス取部が分断されて成形シート を自動的にかつ連続して分離するという効果がある。
【0036】 ムシリ取具が、シート体の移送方向に複数個配設され相互の間隔を調節可能に 設けられているから、シート体や成形シートの多種多様な形状や大小等に対応し て用いることができるという効果がある。
【0037】 ムシリ取具のシート体に当接する接触面が、シート体の移送方向に向かって下 方へ傾斜し又は屈曲しているので、ムシリ取具の接触面に接触して移送されるシ ート体が、シート体の移送方向に向かって下方へ押し下げられ、又は、屈曲して 移送され、成形シートと、成形シートを除いた部分のシート体との間隔が次第に 開き、カス取部が分断されて成形シートを自動的にかつ連続して分離するという 効果がある。
【0038】 ムシリ取具に並設したガイドローラーが、シート体を位置揃えコンベヤ方向へ 押し付けながら移送可能に設けられているから、位置揃えコンベヤの回転移送に 伴い、ガイドローラーと位置揃えコンベヤとにより挾まれたシート体を、ムシリ 取具へ確実に送り出すので、シート体がムシリ取具の位置において空転してスベ ッタリせずに、効率的にかつ確実に成形シートがシート体から分離されるという 効果がある。
【0039】 位置揃えコンベヤが、打抜装置から取外移動可能でかつ高さ調節可能に打抜装 置に連設されているから、あらゆる工場施設においても本考案のインライン式ム シリ装置のセッティングが容易にでき、装置の稼働にトラブルが発生した場合に も装置を容易に取外してトラブルの解消作業が行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置を示す平面図である。
【図2】ムシリ取具がシート体から成形シートを分離す
る状態を示す要部の斜視図である。
【図3】成形シートがシート体に一体に連結された状態
を示す斜視図である。
【図4】ムシリ装置のムシリ取具とカイドローラーの要
部の斜視図である。
【図5】ムシリ取具の要部の斜視図である。
【図6】ムシリ取具の要部の斜視図である。
【図7】位置揃えコンベヤの斜視図である。
【符号の説明】
1 インライン式ムシリ装置 2 打抜装置 3 位置揃えコンベヤ 4 ムシリ装置 5 シート体 5a カス 6 成形シート 7 ムシリ取具 7a 接触面 8 キャスター 9 高さ調節具 10 斜状ローラー 11 挾持移送部 12 ベルトコンベヤ 13 カス取部 14 ガイドローラー 15 取付軸体 16 軸孔

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品成型用の成形シートがシート体にカ
    ス取部により連結した状態に打抜加工する打抜装置にお
    いて、 前記打抜装置から搬出される前記シート体を一定方向に
    揃えて整姿し移送する位置揃えコンベヤと、 前記位置揃えコンベヤから移送されるシート体の移送方
    向に設けたムシリ取具がシート体に当接可能に設けてな
    るムシリ装置とからなり、前記シート体がムシリ取具に
    当接し移送されることにより成形シートがシート体から
    分離可能に設けてなることを特徴とするインライン式ム
    シリ装置。
  2. 【請求項2】 ムシリ取具により成形シートを分離した
    シート体が、成形シートの移送方向と異なる方向に移送
    可能に設けてなる請求項1のインライン式ムシリ装置。
  3. 【請求項3】 ムシリ取具により成形シートを分離した
    シート体が、成形シートの移送方向と略反対方向に移送
    可能に設けてなる請求項1、2のインライン式ムシリ装
    置。
  4. 【請求項4】 ムシリ取具が、移送されるシート体の成
    形シートを除いた部分のシート体に当接可能に設けられ
    てなる請求項1、2、3のインライン式ムシリ装置。
  5. 【請求項5】 ムシリ取具が、シート体の移送方向に複
    数個配設され相互の間隔を調節可能に設けられて成形シ
    ートを除いた部分のシート体に当接し、該シート体の移
    送に伴い成形シートとシート体とを連結したカス取部が
    分断可能に設けられてなる請求項1、2、3、4のイン
    ライン式ムシリ装置。
  6. 【請求項6】 ムシリ取具のシート体に当接する接触面
    が、シート体の移送方向に向かって下方へ傾斜し又は屈
    曲して形成されてなる請求項1、2、3、4、5のイン
    ライン式ムシリ装置。
  7. 【請求項7】 ムシリ取具に並設したガイドローラー
    が、シート体を位置揃えコンベヤ方向へ押し付けながら
    移送可能に設けられてなる請求項1、2、3、4、5、
    6のインライン式ムシリ装置。
  8. 【請求項8】 位置揃えコンベヤが、打抜装置から取外
    移動可能でかつ高さ調節可能に前記打抜装置に連設され
    てなる請求項1、2、3、4,5,6、7のインライン
    式ムシリ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01276962A (ja) * 1988-04-28 1989-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学的原稿読み取り装置
JPH067439A (ja) * 1992-04-29 1994-01-18 Becton Dickinson & Co 注射器の外筒の位置検出器を備える注射器ポンプ
JPH07308379A (ja) * 1994-05-20 1995-11-28 Paru Medical:Kk シリンジポンプの制御方法
JPH07308377A (ja) * 1995-05-29 1995-11-28 Atom Corp 輸液装置
JP2010520070A (ja) * 2007-03-01 2010-06-10 ヴェーエムイー ホーランド ベー. ヴェー. 切断装置

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