JP3088434B2 - 培養基パッケージ及び方法 - Google Patents

培養基パッケージ及び方法

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JP3088434B2 JP02148438A JP14843890A JP3088434B2 JP 3088434 B2 JP3088434 B2 JP 3088434B2 JP 02148438 A JP02148438 A JP 02148438A JP 14843890 A JP14843890 A JP 14843890A JP 3088434 B2 JP3088434 B2 JP 3088434B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、培養基即ち培地の容器及びパッケージに関
する。
〔従来の技術〕
発育及び生化学的な反応を行うために容器内に入れた
培養基を用いることは古くから行われている周知のこと
であり、その場合に試験すべき標本サンプルは容器内の
培地表面に置かれる。このような器具は一般には、ペト
リ皿として知られている。
一般に使用されているペトリ皿は、底壁と周縁にある
側壁を有する皿の形状を有するものであり、溶融した培
養基で満たされ、そしてこの培養基が固化すなわちゲル
化される。次いで蓋が緩く閉められる。シネレシス(離
漿)、汚染及び水分の凝結といった表面現象の問題を防
ぐためには、これまではかかるペトリ皿を使用時まで冷
蔵しておくことが不可欠であった。シネレシスが生ずる
のは、固化した培養基から蒸発が起こり、それにより追
い出された水蒸気が固化しているゲルを再度水和するこ
とができないためである。ペトリ皿の内側と周囲との間
に温度差があると、この蒸発の結果蓋の内側にはかなり
の凝結が生じ、必然的に技術者は使用する前にまずペト
リ皿の内側を乾燥しなければならない。周囲がより温度
が高くより乾燥している条件下では、脱水はより急速に
生ずる。汚染が生ずるのは、蓋が緩く閉められていて外
部の殺菌されていない大気の侵入及びそれとの交換が可
能だからである。
殺菌性及び脱水の問題を回避するため、上記のような
ペトリ皿を殺菌されたプラスチック製の密封袋中に複数
個設けることがこれまで一般的であった。しかしながら
ある種の培養基については、シネレシス、汚染及び脱水
を遅らすために、パッケージを冷蔵しておくことが依然
として不可欠であった。血液、ビタミン又は抗生物質を
含む培地の如く、酸化され易い培養基についても、冷蔵
はやはり必要であった。さらに一週間以上の長期の貯蔵
のためにも、冷蔵は必要であった。何れにせよ、かかる
培地皿の貯蔵寿命は三箇月又は四箇月程度の非常に限定
されたものであった。従ってパッケージには日付を付け
ることが必要であった。そして、もしもそのパッケージ
が表示の期間内に使用されなかったならば、それは廃棄
されねばならない。
米国特許第4,775,628号は、改良されたペトリ皿を透
過性シートで密封し、その後で皿の底壁に設けた開口を
通して溶融した培地を入れ、開口を密封し、その後に透
過性シートに標本を適用することによりかかる皿を試験
に用いることを提案している。しかしそのような構成は
複雑で時間がかかり且つコスト高であるだけでなく、こ
れまで使用されたことのない培養基の使用方法を用いる
ことが必要である。
〔発明の解決しようとする課題〕
本発明の課題は、長期の貯蔵寿命を有し、シネレシ
ス、脱水及び汚染の問題を最小限のものとし、試験用標
本を受容するための平滑な表面を培養基に与え、冷蔵を
必要とせず、搬送が容易であり、壊れやすくも脆くもな
く、必要とされる試験の形式に応じて各種の形状でもっ
て供給でき、ペトリ皿を用いる技術の場合と同様の従来
周知の手法でもって使用でき、ある形の場合にはRodac
器具を提供でき、またある形の場合にはRodac器具と従
来の培養基パッケージの組み合わせを提供でき、コスト
が廉価であり、高速生産可能であり、外観も満足できる
培養基パッケージを提供することである。
本発明によれば培養基パッケージは、底壁及び周縁側
壁を有する容器と、容器頂壁上にあり平坦な下側表面を
画定する部分を有し且つ容器に結合される着脱可能なイ
ンサートと、容器及びインサートを覆う着脱可能な保護
蓋とからなる。容器とインサートは半径方向に延出する
フランジを有し、これらが相互に結合される。パッケー
ジは、殺菌環境において容器を溶融した培養基で満た
し、殺菌環境においてインサートを容器に結合し、密封
した容器を溶融した培養基がインサートの平坦な表面に
接触するように逆さにして何らかのガスや気泡が容器底
部に隣接する空間に向かって上昇するようにし、培養基
が固化するまでインサートを逆さに付けた状態で容器を
保持することによって作成される。試験を行うために使
用される培養基の表面はインサートの形状を取り、イン
サートが除去された場合に所望の試験表面を与える。着
脱可能な保護蓋は、容器及びインサートの密封パッケー
ジに対し、この密封パッケージが逆さにされる前又は培
養基が固化した後に適用される。このパッケージは好ま
しくは、連続した容器からなるプラスチック片と連続し
たインサートからなるプラスチック片から作成されるも
のであり、これらには培養基が満たされ密封され、相互
に切り離され、その後まだ培養基が溶融している間に逆
さにされて、培養基が固化するまでこの逆さの位置に保
持される。
〔実施例〕
第1図から第6図を参照すると、本発明を実施した培
養基パッケージは底壁31と周縁壁32を有するプラスチッ
ク製の皿即ち容器30からなり、周縁壁32は好ましくは底
壁31から上方且つ外方へと拡開している。容器30はま
た、周縁壁32の頂部の開放自由端から半径方向外方へと
延出する横壁即ちフランジ33を含む。容器30の底壁31は
平坦であり、断面がU字形で周縁に環状溝35を画成して
いる周縁部分34を含んでいる。
パッケージはまた不透過性のプラスチック製インサー
ト36を含み、これは容器30の開放端部内に延在するよう
構成され且つ平坦表面38を画定する第一の平坦部分37を
含む。インサート36はさらに、周縁フランジ40に向かっ
て上方且つ外方へと延びる周縁壁39を含み、周縁フラン
ジ40はこの周縁壁39の上端から半径方向に延出する。周
縁壁39が垂直軸に対してなす角は、容器30の周縁壁32が
その軸に対してなす角よりも大きく、フランジ33に重な
る関係でインサート36を入れ子式に配置するのを容易な
らしめている。あるいはまた、周縁壁39と32は同じ角を
なしていてもよいが、その場合にはインサート36を容器
30に圧入することが必要となる。周縁フランジ40はフラ
ンジ33に対して密封される。
培養基の上部表面がインサート36の平坦表面38に合致
する形状を画成するように、パッケージの実質的に全容
積が培養基で満たされる。インサート36が取り除かれる
と、それによって露出される培養基の表面は試験に適し
た平坦なものである。本明細書で説明する如きパッケー
ジの製造方法によれば、培養基の不完全な充填の結果と
して残存する何らかのガスや気泡は環状溝35によって画
定された底部に隣接する空間に集められるが、これは平
坦表面38から離れており、また底壁31と周縁壁32(第5
図)の連接部分にある。
パッケージはさらに蓋41を含むが、これは底壁42と、
周縁にあり円筒形で下方へと延出する壁43とを有し、壁
43は容器及びインサートを覆って緩く非密封的な関係で
入れ子式に嵌合するよう構成されている。蓋41は周方向
に間隔を置いて下方へと延出する突起44を含んでおり、
これらはインサート36が除去されて試験その他の手順が
施された後にフランジ33に係合するよう構成されてい
る。これによって蓋は容器から間隔を置いた関係で保持
され、内側と外側の大気が培養に必要な同一性を得る。
第2図から第4図を参照すると、容器30はフランジ33
から半径方向に延出するタブ45を含んでおり、またイン
サート36は、タブ45に重なり合うがそれに対して密封又
は結合されてはいない関係でタブ46を含んでいる。タブ
45はフランジ33に対して溝のような弱くしたライン47に
よって結合されており、組み立てられたインサートと容
器を覆って蓋41が被せられた場合に下方へと屈曲できる
ようになっている。
製造に際しては、ここで記載のものについては、容器
30は比較的硬質のプラスチック材料からなり、一方イン
サート36はより硬質でない可撓性の、しかし形状維持可
能な材料から作成される。蓋41は比較的硬質のプラスチ
ック材料から作成される。容器30、インサート36及び蓋
41は透明であるのが好ましい。
パッケージの製造に際しては、容器30がまず溶融した
培養基で満たされ、そしてインサート36が位置決めされ
て、周縁フランジ40とフランジ33の処で結合される。つ
いでパッケージは逆さにされ、溶融した培養基が固化さ
れて、培養基の試験用表面が平坦表面38と合致するよう
になる。かかる方法により、培養基は現場において平坦
部分37の下側の平坦表面38と合致して固化するようにな
る。固化の間に、ガスや気泡は環状溝35によって画成さ
れた空間へと移動する。固化の間ずっと、培養基が平坦
表面38と接触したまま保たれることが重要である。パッ
ケージは好ましくは180゜逆さにされるのであるが、培
養基が平坦表面38と接触を保つのであれば、それはどの
ような角度であることもできる。第37図に示されている
ように、培養基パッケージを90゜だけ逆さにして、イン
サート36と容器30の底部に合致する形状の冷却部材S1、
S2の間に設けて、培養基が固化するまでパッケージを保
持することも可能である。この形態の場合は、ガスや気
泡は周縁壁32と周縁溝35の間の連接領域に集まる。何れ
の構成の場合にも、発育及び生化学反応を行うために使
用する培養基パッケージの全体的な表面は実質的に平坦
である。
周縁溝35は底壁31に隣接するガス及び気泡用の一体の
空所を画成するだけではなく、容器30の剛性を増大させ
ると共に培地の容器への付着を容易ならしめるリブを提
供するものである。環状溝35はさらに、パッケージの積
み重ねを容易にするリブをも形成している。その後パッ
ケージは逆さにされ、蓋41が閉められる。或いはまた、
逆さにする前に蓋を適用してもよい。蓋の適用に際して
は、タブ45と46が蓋41の周縁の壁43の範囲内で下方へと
屈曲する。
容器30の充填及びインサート36の容器30への装着方法
は、第6図から第11図を参照することによってより容易
に理解される。第6図に示されているように、溶融した
培養基Mは殺菌された容器30内へと、殺菌環境において
導入される。次いで殺菌されたインサート36が装着され
て、全周縁にわたり×で示す個所において容器30に対し
て熱的に結合される(第7図)。かくして単一のユニッ
トを形成した容器30とインサート36は逆さにされて、溶
融した培養基がインサート36の平坦表面38と緊密に接触
し、また培養基内にある何らかのガスや気泡が容器30の
底部において環状溝35により画成された環状空間Sに移
動するようにされる。培養基が固化した後に、パッケー
ジは上下を戻され(第9図)、貯蔵及び搬送用に蓋41が
設けられる。
より詳しく言えば、容器30及びインサート36は使用前
に殺菌された状態にあり、容器の充填は殺菌雰囲気にお
いて行われる。充填の後、容器上部の空間は排気されて
不活性ガスで満たされ、熱による密封が調節された雰囲
気下において行われる。
好ましい方法によれば、容器及びインサートの形成
は、充填、密封、逆さ返し又は裏返し及び蓋の適用とい
ったステップと同時的及び連続的に行われる。これは第
23図のブロック図に概略的に示されている。
かかる方法においては、インサート及び容器用のプラ
スチック材料は照射されたプラスチック製のロール素材
からなり、使用時までは殺菌室において密封されたプラ
スチック製の袋に保存される。全体的な方法は、汚染を
防ぐために制御された殺菌雰囲気下において実行され
る。インサート用のウェブは熱成形の如きにより連続的
に成形され、また容器用のウェブも同様に熱成形の如き
により成形される。成形されたインサート36と容器30を
備えたこれら二つのウェブは、次いで充填装置Fに隣接
して一緒に持って来られ、この充填装置Fは所定量の溶
融した培養基を容器内へと供給する。次いでこれらのウ
ェブはさらに、インサートが連続的に係合して密封され
るまで相互に近接される。このことは好ましくは、真空
及び浄化環境において行われる。次に充填されたインサ
ートと容器の結合パッケージのウェブからの切り取りが
行われ、このパッケージは水平表面上に逆さに置かれて
培養基が固化するまでその状態に保持され、その後再度
逆さにされて、蓋が閉められる。固化を促進するため
に、表面を冷却してもよい。第25図に示されているよう
に、効率を最大にするためにウェブ上に複数のインサー
ト及び容器を横方向に設けることが好ましい。
好ましい構成においては、蓋をしたパッケージは積み
重ねられて配列をなし、袋に入れられる。袋は閉じられ
て、現在のペトリ皿の場合よりもずっと簡便な培養基パ
ッケージの取り扱い法が提供される。しかし、袋はパー
ジする必要もまた気密密封する必要もない。
別法として、前に述べたようにインサートと容器を別
々に製造して選択的に組み立てることもできる。また、
インサート、容器及び蓋を含めて種々の部品を射出成形
によって作成することも可能である。好ましくは蓋は射
出成形されるが、インサートと容器は熱成形によって作
成される。
第12図に示す改変形状においては、容器の底壁31aは
上方へと凹屈していて、特に容器が熱成形により作成さ
れている場合に、排気、パージ及び密封の間に真空によ
り加わる圧力に抵抗するようになっている。
第13図及び第14図に示す形状のパッケージでは、イン
サート36b及び容器30bには相補的なリブ55,56が設けら
れていて、培養基用のスペースをチャンバ57と58に分割
している。このような構造の場合は、特別な試験条件な
どに応じて、異なる培養基をそれぞれのチャンバに設け
ることができる。第15図に示す形状では、リブ59と60が
設けられて、培養基の入る領域を4つの個別の領域に分
割している。
第16図から第18図に示す形態のパッケージはRodac法
に用いるためのものであり、その場合には培養基は、培
養基塊の周縁から上方へと突出している平坦な表面を備
えることが必要である。この形態では、容器30cの有す
る底壁31cは周縁溝34cから上方に間隔を置いている。イ
ンサート36cには底壁37cが設けられており、これは下方
且つ外方へと延びる周縁壁39cによって周縁フランジ40c
に結合されている。その結果、溶融した培養基が入れら
れてインサート36cが容器30cに密封され、容器が逆さに
されると、培養基は空間Rを満たし、培養基が固化した
ときにはその空間にある培養基の部分は周縁のフランジ
33cの平面よりも上方に突出することになる(第17
図)。試験が行われる場合には蓋41cが第18図に示す如
く再度閉められるが、この場合は周縁方向に間隔を置い
た突起44cは長く軸方向寸法を有するため、それによっ
て蓋は培養基の上側表面に対して隔置された関係に保持
される。
パッケージを使用する場合には、インサートが外され
て培養基の平坦な表面が露出されるが、この表面はその
時点まではその上側表面がガスのない殺菌された状態に
保持されていたものである。第11図に示すように、イン
サート36を取り除いて試験を行っている間に蓋を使用す
ることが可能である。
第26図に示すように、複数個の培養基パッケージを積
み重ねて透明な袋Bに入れ、Sで示すように密封して取
り扱いを簡便にすることができる。
第19図に示す改変形状においては、容器30dの周縁の
フランジ33dの部分65が周縁フランジ40dから隔置されて
おり、取り外し用にインサート36dを把持するためのタ
ブ66を提供している。従って部分65とタブ66はラインは
重なっているが、隔置された関係にある。
第20図から第22図に示された本発明の形態において
は、容器30eの断面形状は非円形、この場合にはD字形
で示されている。インサート36eの底壁37e及び周縁壁39
eは、相補的な形状を有する。フランジ33eと40eは対応
するD字形の輪郭中において、○で示す個所において相
互に密封されている。しかしながらフランジ33eと40e
は、密封された個所を越えて半径方向外方へと延出する
部分67,68を含み、かくしてフランジの自由端は円形を
画定している。蓋41eの有する底壁42eは円形であり、フ
ランジに入れ子式に嵌合する円筒形の周縁壁43eを有し
ている。かくしてパッケージの全体的な外観はほぼ円筒
形である。同時に、重なりあっている部分67,68は相互
に密封されてはおらず、インサート36eを取り外すため
には可撓性のタブとなるインサートの部分68を用いるこ
とができる。
第29図及び第30図に示すRodacパッケージの形態にお
いては、インサート36dと容器30dは共同する横断リブ8
0,81を有し、これらは培養基を4つの個別の領域に分割
している。さらに周縁壁39dは矩形であり、インサート3
6dが除去された場合、4つの個別のRodac領域Aが提供
されることになる。容器のこれら4つの個別の領域の各
々に異なる培養基が入れられた場合には、一つのRodac
器具を4つの異なる試験に用いることが可能となる。所
望ならば、小リブ82をインサート36dの下側に設け、矩
形のパターンでもって培養基に溝を画成して、発育の程
度の判定を容易ならしめることができる。第31図の改変
形態においては、インサートの周縁壁は矩形であって、
領域Cにある培養基の大半から上方へと離隔した矩形の
Rodac領域Bを画成している。この器具の場合、培養基
の矩形形状はRodac法のために使用され、その一方で残
りの領域Cはより低い高さにあって、スワブなどによる
試験のために用いることができる。第32図に示す形態に
おいては、インサート及び容器にはリブ80,81の如く係
合する壁83,84のような2つの相互に係合する壁が設け
られており、これらは培養基領域を3つに分割し、それ
ぞれの領域には低い領域Dと隆起した矩形の領域Eとが
備えられる。第33図に示す形態においては、培養基は同
様にして相互に係合する壁を備えたインサートと容器に
よって画定されて、4つの個別の培養基領域へと分割さ
れる。各々の4半分には隆起した4半分Fと、これを取
り巻く低い平坦な表面Gが含まれ、この場合にもRodac
法と従来法との両者を実行することが意図されている。
第29図から第34図に示された形態の各々は、熱成形さ
れたプラスチック製インサートと熱成形されたプラスチ
ック製容器からなる。
第34図に示された形態においては、容器30eは周縁壁3
2dの変形部分82aによって画成されたガス及び気泡用の
空間を有している。この形態においては、溝は必要でな
い。パッケージが充填され密封されたならば、それは培
養基が固化するまで、冷却部材S3とS4の間で90゜直立さ
せて保持される。
第27図及び第28図に示す形態の培養基パッケージにお
いては、パッケージは標準的なペトリ皿を有し、それは
平坦な底壁71と周縁の円筒形の壁72を有する底部部材70
を含んでいる。改変された培養基パッケージが底部部材
70内に置かれる。このパッケージはインサート36aを含
むが、これは平坦であり、容器30に対して密封されるも
のである。パッケージは底部部材に配置されると、Aで
示す如き個所において接着剤によって底壁71の上側表面
に接着される。タブ45と46aは屈曲されて、周縁壁72に
摩擦的に係合する。次いで頂壁74と周縁壁75を有する通
常の蓋73が、底部部材70を覆って入れ子式に被せられ
る。
パッケージの形態の何れにおいても、全体的な輪郭形
状は実質的に従来のペトリ皿に用いられているそれであ
る。従ってこれらは、ユーザーが手慣れた、これまでの
在来手法によって取り扱うことができる。
容器30は各種のプラスチック材料から作成することが
可能であるが、それは次のような特性を有するべきであ
る。先ず良好なガス遮断性、特に酸素遮断性である。ま
た優れた水分遮断性も必要である。さらにこのプラスチ
ック材料は比較的剛性でなければならず、優れた透明度
を持つ必要がある。このプラスチック材料はポリエチレ
ンテレフタレートやPETG、又はアモルファスナイロンの
ようなモノリシックな構造体であることができ、或いは
また多層構造からなっていて一つの層が剛性を担い(ポ
リエチレンテレフタレート、PETG)、一つの層が遮蔽を
なし(エチレン酢酸ビニル)そして一つの層が密封性を
担う(Surlyn の如きアイオノマー、エチレン酢酸ビニ
ル、ポリエチレン)ことができる。
インサートは各種の材料から作成できるが、次の特性
を有するべきである。即ち比較的可撓性の材料であり、
優れた水分遮断性能を有し、良好なガス遮断性、特に酸
素遮断性を持ち、また優れた透明度を有さねばならな
い。これはポリエチレンテレフタレートやPETG、又はア
モルファスナイロンのようなモノリシックな構造体であ
ることができ、或いはまた多層構造からなっていて一つ
の層が剛性を担い(ポリエチレンテレフタレート、PET
G)、一つの層が遮蔽をなし(エチレン酢酸ビニル)そ
して一つの層が密封性を担う(Surlyn の如きアイオノ
マー、エチレン酢酸ビニル、ポリエチレン)ことができ
る。
蓋は、パッケージを埃や汚染から保護する次のような
特性を有する各種の材料から作成される。この材料は比
較的剛性で、優れた透明度を持たねばならない。かかる
材料は、PETG、ポリエチレンテレフタレートその他の適
当な成形可能な材料からなることができる。満足できる
材料としてはポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート、ポリ
塩化ビニルその他の適当な成形可能なポリマーがある。
この材料は比較的剛性で、優れた透明度を持たねばなら
ない。
容器、インサート及び蓋は、上部及び底部からの培養
基の観察を容易ならしめるべく、好ましくは透明で明る
いものである。
〔発明の効果〕
かくして、底壁及び周縁側壁を有する容器と、容器の
頂壁を覆うと共に容器内に突出して容器に結合された平
坦な下側表面を画定する着脱可能なインサートと、これ
らの容器及びインサートを覆う着脱可能な保護蓋からな
る培養基パッケージが提供されることが看取され得る。
容器とインサートは半径方向に延出するフランジを有
し、それらは相互に熱接着される。パッケージは、殺菌
環境において容器内に溶融した培養基を満たし、殺菌環
境において容器にインサートを密封し、密封された容器
を逆さにして溶融した培養基がインサートの平坦な表面
に接触し残存しているガスや気泡が容器の底部に向かっ
て上昇できるようにして、培養基が固化するまで容器を
インサートをその上に備えてこの逆さの位置に保持する
ことによって作成される。その後、着脱可能な蓋が容器
とインサートによる密封されたパッケージに取りつけら
れる。このパッケージは好ましくは、接続された容器と
接続されたインサートの連続的な成形片から作成される
ものであり、これらには培養基が充填され密封されて、
相互に切り離され、その後培養基がまだ溶融状態にある
ときに逆さにされて、培養基が固化するまでこの逆さの
位置に保持される。
このように本発明による培養基パッケージはその上側
表面がガスや汚染と接触せず、特に酸化に対して保護さ
れている。またインサートによって常に保護されて密封
状態に保持されるため長期の貯蔵寿命を有し、シネレシ
ス、脱水及び汚染の問題を最小限のものとする。またイ
ンサート底部表面の平滑面によって、試験用標本を受容
するための平滑な表面を培養基に与え、冷蔵を必要とせ
ず、搬送が容易であり、壊れやすくも脆くもなく、必要
とされる試験の形式に応じて各種の形状でもって供給で
き、ペトリ皿を用いる技術の場合と同様の従来周知の手
法でもって使用できる。そして実施例中においても見た
ように、ある形の場合にはRodac法に使用でき、またあ
る形の場合にはRodac法と従来法を組み合わせて用いる
培養基パッケージを提供できる。本発明の培養基パッケ
ージはこれらの利点にもかかわらずコストが廉価であ
り、高速生産も可能であり、また外観も満足できる。
〔発明の要約〕
最後に本発明の理解の便宜に資するためその要約を記
せば、本発明による培養基パッケージは、底壁及び周縁
側壁を有し実質的に培養基で充填される容器と、容器頂
壁上にあり平坦な下側表面を画定する部分を有する着脱
可能なインサートと、容器及びインサートを覆う着脱可
能な保護蓋とからなる。容器とインサートは半径方向に
延出するフランジを有し、これらが相互に結合される。
パッケージは、殺菌環境において容器を溶融した培養基
で満たし、殺菌環境においてインサートを容器に結合
し、密封した容器を溶融した培養基がインサートの平坦
な表面に接触するように逆さにして何らかのガスや気泡
が容器底部に隣接する空間に向かって上昇するように
し、培養基が固化するまでインサートを逆さに付けた状
態で容器を保持することによって作成される。着脱可能
な保護蓋が、容器及びインサートの密封パッケージに対
し、この密封パッケージが逆さにされる前又は培養基が
固化した後に適用される。このパッケージは好ましく
は、連続した容器からなるプラスチック片と連続したイ
ンサートからなるプラスチック片から作成されるもので
あり、これらには培養基が満たされ密封され、相互に切
り離され、その後まだ培養基が溶融している間に逆さに
され、培養基が固化するまでこの逆さの位置に保持され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した培養基パッケージの斜視図で
ある。 第2図は蓋を外した状態でのパッケージの上部平面図で
ある。 第3図は蓋を外した状態でのパッケージの底部平面図で
ある。 第4図は培養基パッケージの分解断面図である。 第5図は組み立てられ充填されたパッケージの垂直断面
図である。 第6図はパッケージの容器部分の平面図である。 第7図から第11図はそれぞれパッケージの製造及び使用
を段階的に示す断面図である。 第12図は本発明を実施した改変されたパッケージの断面
図である。 第13図はパッケージの改変形状の垂直断面図である。 第14図は第13図に示すパッケージを蓋を外して示す平面
図である。 第15図は別の改変形状のパッケージを蓋を外して示す平
面図である。 第16図はRodacタイプのパッケージを示す別の改変形状
の垂直断面図である。 第17図は第16図のパッケージを蓋及びインサートを外し
て示す垂直断面図である。 第18図は蓋を再度閉めて示す第17図に類似の垂直断面図
である。 第19図は改変された形状のパッケージの部分斜視図であ
る。 第20図は別の改変された形状のパッケージの平面図であ
る。 第21図は第20図の21−21線に沿って取った断面図であ
る。 第22図は第20図及び第21図に示すパッケージを蓋を外し
且つインサートを除去する過程において示す部分断面図
である。 第23図は培養基パッケージの製造方法を示す図式であ
る。 第24図はパッケージを作成する全体的なシステムを示す
図式である。 第25図は第23図に示したシステムの一部を示す部分概略
平面図である。 第26図は袋の中に複数個の培養基パッケージを配置する
方法を示す説明図である。 第27図は改変された形状の培養基パッケージの断面図で
ある。 第28図は第27図に示したパッケージの分解断面図であ
る。 第29図は改変された別の形状のRodacタイプの培養基パ
ッケージの垂直断面図である。 第30図は蓋及びインサートを外したパッケージの平面図
である。 第31図はインサートを外した別の改変した形状のRodac
パッケージの平面図である。 第32図は別の改変した形状のRodacパッケージの平面図
である。 第33図は別の改変した形状のRodacパッケージの平面図
である。 第34図は別の改変した形状の培養基パッケージの垂直断
面図である。 第35図は第34図に示した培養基パッケージの平面図であ
る。 第36図は培養基の固化のための位置にある第34図及び第
35図に示すパッケージの垂直断面図である。 第37図は第1図に示す形式のパッケージにおける固化を
示す垂直断面図である。 30……容器、31……底壁、32……周縁壁 33……フランジ、34……周縁部分 35……周縁溝、36……インサート 37……平坦部分、38……平坦表面 39……周縁壁、40……周縁フランジ、41……蓋 42……底壁、43……壁、44……突起 45,46……タブ、57,58……チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−105669(JP,A) 特開 昭64−63592(JP,A) 米国特許4743556(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/22

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁と、周縁側壁と、この周縁側壁から外
    方へと延出する周縁フランジとを有する容器と、 この容器に重なる底壁と、周縁壁と、該周縁壁から半径
    方向外方に延出して前記容器の周縁フランジに重なる周
    縁フランジとを有する着脱可能なインサートと を具えた培養基パッケージであって、 この培養基パッケージは、前記インサートの底壁の表面
    上に接触して現場で固化した培養基で実質的に充填さ
    れ、 前記容器は、培養基が充填され密封された後の培養基パ
    ッケージ内に存在するガスや気泡が移行する空間を画成
    する一体の部分を前記底壁に隣接して有し、 前記周縁フランジが相互に接触し密封されて殺菌パッケ
    ージを形成していることを特徴とする培養基パッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】前記空間を画成する一体の部分は、容器の
    底壁と容器の周縁壁の連接領域において下方に延出する
    周縁溝からなる、請求項1の培養基パッケージ。
  3. 【請求項3】前記空間を画成する一体の部分は、容器の
    側壁の拡大部分からなる、請求項1の培養基パッケー
    ジ。
  4. 【請求項4】前記容器の前記周縁壁は底壁から上方且つ
    外方へと拡開しており、前記インサートは容器の底壁に
    向けて軸方向内方へと延伸する周縁側壁を有する、請求
    項1の培養基パッケージ。
  5. 【請求項5】前記インサートが、該インサートをそれが
    容器に対して有する関係から手動操作によって除去する
    ために、該インサートと係合するためのタブを画成する
    部分を含む、請求項1の培養基パッケージ。
  6. 【請求項6】前記タブが可撓性である、請求項5の培養
    基パッケージ。
  7. 【請求項7】前記インサートの前記周縁壁は該インサー
    トのフランジに向けて底壁から上方且つ外方に拡開して
    いる、請求項1の培養基パッケージ。
  8. 【請求項8】前記インサートの前記周縁壁は容器の軸に
    対して、容器の周縁壁が垂直軸に対してなす角よりも大
    きな角をなす、請求項7の培養基パッケージ。
  9. 【請求項9】前記インサートの前記周縁壁は該インサー
    トの底壁から下方に延びる、請求項1の培養基パッケー
    ジ。
  10. 【請求項10】前記インサートの前記底壁の部分部分が
    他の部分から軸方向に間隔を置いていて培養基の高さを
    異なって画定している、請求項9の培養基パッケージ。
  11. 【請求項11】前記容器とインサートが複数の空間を画
    定し、前記空間内の前記培養基が相互に異なる、請求項
    10の培養基パッケージ。
  12. 【請求項12】前記インサートのフランジに係合する隔
    置された突起を有し、該インサートから間隔を置いた関
    係で保持される蓋を含む、請求項9から11の何れか一つ
    の培養基パッケージ。
  13. 【請求項13】前記容器が横方向断面において非円形な
    輪郭形状を有し、前記容器と前記インサートの前記フラ
    ンジが相互に相補的な輪郭形状でもって密封されると共
    に、密封されていない関係で周縁方向に延伸する部分を
    有し、該密封されていない部分のフランジの周縁端部が
    容器及びインサートの残りの輪郭形状と組み合わさって
    円形を形成する、請求項1の培養基パッケージ。
  14. 【請求項14】底壁と円筒形の周縁壁を有し、前記イン
    サート及び前記容器のフランジ上に入れ子式に嵌合され
    る蓋を含む、請求項13の培養基パッケージ。
  15. 【請求項15】前記インサートと前記容器の周縁フラン
    ジが、重なり合っているが間隔を置いた部分を有し、イ
    ンサートの除去のためにインサートの該部分が把持可能
    である、請求項1の培養基パッケージ。
  16. 【請求項16】前記インサートが平坦なシートからな
    る、請求項1の培養基パッケージ。
  17. 【請求項17】底壁と周縁壁を有する第二の容器を含
    み、前記容器のパッケージが該第二の容器内に入れ子式
    に嵌合され、頂壁と側壁を有する蓋が該第二の容器を覆
    って入れ子式に嵌合される、請求項16の培養基パッケー
    ジ。
  18. 【請求項18】前記先に示した容器を前記第二の容器に
    接着する手段を含む、請求項16の培養基パッケージ。
  19. 【請求項19】前記空間を画成する一体の部分が、容器
    の底壁と容器の周縁壁の連接領域にあり下方へと延びる
    周縁溝からなり、前記接着する手段が前記溝の下側で前
    記先に示した容器の底壁の外側に付着された接着剤から
    なる、請求項18の培養基パッケージ。
  20. 【請求項20】底壁と周縁フランジを有し、前記インサ
    ートと前記容器のフランジ上に入れ子式に嵌合される蓋
    を含む、請求項1から19の何れか一つの培養基パッケー
    ジ。
  21. 【請求項21】前記蓋の前記底壁がインサートに向けて
    延伸する複数の円周方向に間隔を置いた突起を含み、イ
    ンサートが取り除かれた場合に前記突起が前記容器のフ
    ランジに係合して前記蓋の底壁を培養基の表面から間隔
    を置いた関係に保持する、請求項20の培養基パッケー
    ジ。
  22. 【請求項22】前記容器及びインサートがプラスチック
    製である、請求項1から21の何れか一つの培養基パッケ
    ージ。
  23. 【請求項23】底壁と、周縁壁と、該周縁壁から外方へ
    と延出する一体のフランジとを有する容器を形成するス
    テップと、 前記容器に重なる底壁と、周縁壁と、該周縁壁から外方
    へと延出して前記容器のフランジに重なる周縁フランジ
    とを有するインサートを形成するステップと、 前記容器に培養基を所定のレベルまで満たすステップ
    と、 前記インサートを前記容器に対して重ね合わせるステッ
    プと、 前記インサートのフランジが前記容器のフランジと接触
    するようになるまで前記インサートを移動させるステッ
    プと、 前記インサートおよび前記容器のフランジをそれらの周
    囲全体にわたって密封するステップと、 培養基が溶融している間に密封された前記容器および前
    記インサートを逆さにして培養基を前記インサートの底
    壁表面に接触させるステップと、 培養基を固化させて前記インサートの底壁の下側に培養
    基を現場形成するステップと、 これによって得られた培養基パッケージを再度逆さにす
    るステップと を具えたことを特徴とする培養基パッケージの形成方
    法。
  24. 【請求項24】インサートと容器内の培養基の間の領域
    を排気して充填する段階を含む、請求項23の方法。
  25. 【請求項25】前記密封段階は熱接着による、請求項23
    の方法。
  26. 【請求項26】前記各段階は殺菌環境において行われ
    る、請求項23の方法。
  27. 【請求項27】前記パッケージを複数個積み重ねて垂直
    配列となし、それらを取り扱いのための袋に収容する段
    階を含む、請求項23の方法。
  28. 【請求項28】前記密封された容器及びインサートを逆
    さにする段階は、前記容器を約90゜から180゜の間のあ
    る角度で逆さにすることからなる、請求項23の方法。
  29. 【請求項29】前記容器を逆さにする段階は、前記容器
    を約180゜逆さにすることからなる、請求項23の方法。
  30. 【請求項30】パッケージが充填され密封された後に残
    存するガスや気泡が移行により入る空間を底壁に隣接し
    て画成する一体の部分を前記容器に形成する段階を含
    む、請求項23から29の何れか一つの方法。
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