JP3087803B2 - エアバック用カバー - Google Patents

エアバック用カバー

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JP3087803B2
JP3087803B2 JP05133380A JP13338093A JP3087803B2 JP 3087803 B2 JP3087803 B2 JP 3087803B2 JP 05133380 A JP05133380 A JP 05133380A JP 13338093 A JP13338093 A JP 13338093A JP 3087803 B2 JP3087803 B2 JP 3087803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバック用カバーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、乗員のためにエアバッ
クを取付けたものがあり、近年においてはこのエアバッ
クを助手席側にも設けたものもある。このような車両で
は、助手席側にエアバックを設ける際には、助手席のフ
ロントガラス側のインパネに開口を形成し、この開口に
エアバックのカバーを取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造においては、エアバックの展開時の圧力によりイン
パネの開口側に力が加わってインパネが変形することが
あり、特に従来ではカバーと開口が数箇所で当接するよ
うになっているので、インパネに局所的に力が加わり、
その変形が起こりやすかった。そこでこれに対処するた
め、開口部側もしくはカバー側に補強材を設ける等しな
ければならず、構造の部品点数の増加、構造の複雑化を
招くという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、請求項1では、インパネ4の助手席2のフロ
ントガラス3側に形成した開口13にエアバック8の
カバー12を装着する車両において、前記エアバック8
のカバー12の下面で、前記インパネ4の開口部13周
縁部13aが当接する箇所に、該開口部13に臨むリブ
15aを設け、該リブ15aの前方で、切込み21の外
側に配設され、該リブ15aと平行する内側リブ18
設け、該内側リブ18と前記開口部13に臨むリブ15
aとの間に、これ等のリブ15a,18と直角の方向に
配設され、開口部13の長手方向に互いに離間する複数
の前後方向のリブ20…を設け、前記開口部13に臨む
リブ15aと内側リブ18と、前記前後方向のリブ20
…とで、前記カバーの下面の前記インパネの開口部周縁
部と当接する箇所に、下方に開放した複数の枡状部分A
を設けることで、エアバック8の展開時に、カバー12
の開口部13に臨むリブ15a,18,20…を含む周
縁部を変形させ、前記枡状部分Aの前後方向のリブ20
…を前後方向に変形させることで、カバー12の開口部
13に臨むリブ15a,18,20…を潰し、エアバッ
ク8の展開時の力がインパネ側に加わ るのを防止するよ
うにしたことを特徴とする。請求項2では、請求項1に
おいて、前記カバー12の一端縁には係合部22を形成
し、該係合部22を前記インパネ4の開口部13の縁部
13aに係合させるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明では、エアバックのカバーの前記開口部
周縁が当接する箇所を、下方に開放した複数の枡状部分
としたので、エアバック展開時に変形、潰れ易い周縁部
が変形することによりインパネ側に力が加わるのを防止
することができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適1実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は車室内の一部斜視図を示し、図
中、1は運転席、2は助手席、3はフロントガラス、4
はインパネ、5はハンドルを示す。前記ハンドル5、及
び助手席側のインパネ4には夫々エアバック7、8を装
着し、このエアバック7、8はセンサー9、10等で衝
撃を感知し、駆動ユニット11により展開して乗員の保
護を図るものである。
【0007】前記助手席側のエアバック8のカバー12
は、図3に示すようにインパネ4に形成した開口13に
嵌合して装着され、カバー12の上面12aとインパネ
4上面とは可及的に段差を少なくして違和感がないよう
にしている。又、このカバー12の下面12bには、図
2の下面図、図3の断面図に示すように、下面12bの
長手方向に切込み21を形成し、切込み21は、図2に
示すように、両端部からカバー12下面12bの前後方
向に所定長さ形成され、図3に示すように切込み21
で、カバー12のこの部分の肉厚は薄く形成されてい
る。エアバックの爆発展開時には、図4に示すようにこ
の切込み21の部分が切れて中のエアバックが外部に展
開するようにする。
【0008】図2は、カバー12の下面12bの半分の
みを示し、図の上半部に対し、図の下方に、類似する対
称形状で下半部を備える。前記カバー12の下面12b
の周辺寄り部分には、該カバー12の下面12bの周辺
寄り部分を囲むように略矩形状のリブ15を形成する。
このリブ15は、開口部13に臨む(図3参照)。この
リブ15の内側には、リブ16、17、18等を形成す
る。リブ16はカバー下面12bの前後方向の中間部
に、リブ15の長手方向に所定長さで設けられ、又リブ
17は、リブ15の長左方向の一方15aの両端部寄り
部分から、これと直交する方向に配置される。又前記リ
ブの切込み21側の一方のリブ15aの内側に設けら
れ、該リブ15aに近い内側のリブ18は、前記した切
込み21の外側で、リブ15の長手方向の前記した一方
の部分15aの内側に設けられ、該部分15aと平行
し、これと間隔を開けて配置される。そして、前記リブ
15の一方のリブ15aと、これと平行し、これと離間
し、カバー12の下面に設けられた前記リブ18の間に
は、複数の前後方向のリブ20…を、長手方向に所定の
間隔を設けて設ける。又、図3に示すようにカバー12
の一端縁には係合部22を形成し、この係合部22はイ
ンパネ4の開口13の縁部13aに係合する。又、カバ
ー12の他端縁はカバー12の縁部13bに係合し、以
上によりカバー12は開口13に装着される。
【0009】以上において、カバー12の前記開口12
の縁部13aに当接する部分、即ち、リブ15a、リブ
18、20を下方に開放した枡形状部に構成する。該枡
形状の部分A…は、カバー12の下面12bの切込み2
1の外側部分に、該切込み21に隣接して複数個、長手
方向に相互に隣接して配設される。従って、エアバック
の展開時には、図4に示すように、爆発力によりカバー
12の前記枡形状部の部分Aには、開口13方向へ力が
加わるが、前記枡形状の部分Aの前後方向のリブ20…
が潰れ、これによりインパネ4側には前記力が加わら
ず、インパネ4側の変形を防止することができる。従っ
て従来のように補強部材を付設する必要がなくなり、構
造の簡単化、部品点数の削減化を図ることができる。
【0010】図5乃至図6は参考例を示す。図5中、5
0はカバーで、このカバー50は、図6に示すように前
実施例同様インパネ4に形成した開口13に装着される
ものである。前記カバー50の下面50bには略矩形状
のリブ51を形成し、このリブ51の一端側のリブ部5
1aの外側にはリブ53を形成し、このリブ53と前記
リブ51aとの間には前記リブ53と一体の複数のリブ
54…を形成する。前記リブ53は開口13の縁部13
aに長さ方向全体で当接するものである。前記リブ51
a、リブ53、リブ54…はボックス形状を構成し、こ
の部分は剛性が高くなっている。図中52は切込みであ
る。従って、このボックス状の部分Aは、開口13の縁
部13aに長さ方向全体で当接するとともに剛性が高い
ので、エアバック展開時の力は全体的に開口13側に伝
わり、インパネ4が変形するのを可及的に抑えることが
できる。従って従来のように補強部材を付設する必要が
なくなり、構造の簡単化、部品点数の削減化を図ること
ができる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イン
パネ4の助手席2のフロントガラス3側に形成した開口
13にエアバック8のカバー12を装着する車両にお
いて、エアバック8のカバー12の下面で、前記インパ
ネ4の開口部13周縁部13aが当接する箇所に、該開
口部13に臨むリブ15aを設け、該リブ15aの前方
で、切込み21の外側に配設され、該リブ15aと平行
する内側リブ18設け、該内側リブ18と前記開口部
13に臨むリブ15aとの間に、これ等のリブ15a,
18と直角の方向に配設され、開口部13の長手方向に
互いに離間する複数の前後方向のリブ20…を設け、開
口部13に臨むリブ15aと内側リブ18と、前記前後
方向のリブ20…とで、前記カバーの下面の前記インパ
ネの開口部周縁部と当接する箇所に、下方に開放した複
数の枡状部分Aを設けることで、エアバック8の展開時
に、カバー12 の開口部13に臨むリブ15a,18,
20…を含む周縁部を変形させ、前記枡状部分Aの前後
方向のリブ20…を前後方向に変形させることで、カバ
ー12の開口部13に臨むリブ15a,18,20…を
潰し、エアバック8の展開時の力がインパネ側に加わる
のを防止するようにした。従って、エアバック8の展開
時に、カバー12の開口部13に臨むリブ15a,1
8,20…を含む周縁部が変形し、特に枡状部分Aの前
後方向のリブ20…が変形し、カバー12の開口部13
に臨むリブ15a,18,20…が潰れることによりエ
アバック8の展開時の力がインパネ側に加わるのを防止
し、エアバッグ展開時のインパネの変形を防止すること
ができる。従って、従来のように、エアバッグのカバー
に補強部材を設ける必要がなくなり、構造の簡単化、部
品点数の削減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車室内の一部斜視図
【図2】第1の発明に係るカバーの下面図
【図3】図2の3−3断面図
【図4】ボックス部分の変形状態を示す図
【図5】参考例のカバーの下面図
【図6】図5の6−6線断面図
【符号の説明】
2…助手席 3…フロントガラス 4…インパネ 8…エアバック 12…カバー 13…開口 13a…開口部13の縁部 15…リブ 15a…リブ 16,17,18…リブ 21…切込み A…枡状部分 22…係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 裕 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−131888(JP,A) 実開 平4−50548(JP,U) 実開 平6−69024(JP,U) 実開 平6−63450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパネ4の助手席2のフロントガラス
    3側に形成した開口13にエアバック8のカバー12
    を装着する車両において、 前記エアバック8のカバー12の下面で、前記インパネ
    4の開口部13周縁部13aが当接する箇所に、該開口
    部13に臨むリブ15aを設け、該リブ15aの前方
    で、切込み21の外側に配設され、該リブ15aと平行
    する内側リブ18設け、該内側リブ18と前記開口部
    13に臨むリブ15aとの間に、これ等のリブ15a,
    18と直角の方向に配設され、開口部13の長手方向に
    互いに離間する複数の前後方向のリブ20…を設け、 前記開口部13に臨むリブ15aと内側リブ18と、
    前後方向のリブ20…とで、前記カバーの下面の前記
    インパネの開口部周縁部と当接する箇所に、下方に開放
    した複数の枡状部分Aを設けることで、 エアバック8の展開時に、カバー12の開口部13に臨
    むリブ15a,18,20…を含む周縁部を変形させ、
    前記枡状部分Aの前後方向のリブ20…を前後方向に変
    形させることで、カバー12の開口部13に臨むリブ1
    5a,18,20…を潰し、エアバック8の展開時の力
    がインパネ側に加わるのを防止するようにした、 ことを特徴とすることを特徴とするエアバック用カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記カバー12の一端縁には係合部22
    を形成し、該係合部22を前記インパネ4の開口部13
    の縁部13aに係合させるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のエアバッグ用カバー。
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