JP3086742U - 自動車の後射鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の後方視界を容易に確認できる後射鏡
を提供する。 【解決手段】 ボディ１１０と，前記ボディ１１０に突
出形成されている一対の結合部１４０と，前記両結合部
間に所定角度で傾斜するように，前記ボディ１１０に設
置されるミラー１２０と，からなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は，自動車の後射鏡に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に，自動車の後面は，側面から見て，大略，鉛直方向にフラットな形状 とＬ字形状の二つのタイプに分類される。

【０００３】 自動車の後面がフラットな形状の場合には，後面上方に後射鏡が設置されるの で，車両を後退させる際には，車両後方の障害物を確認することができる。なお ，後射鏡とは，後部上面に装着される車両後部を確認するためのミラーをいう。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら，Ｌ字型の後面を有する自動車の場合には，後射鏡を装着するこ と自体が困難であった。このため，運転者は，自動車を後退する際あるいは駐車 する際には，トランク後方の障害物を容易に確認することができなかった。

【０００５】 したがって，本発明の目的は，自動車の後方視界を容易に確認することが可能 な新規かつ改良された後射鏡を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため，本発明の第１の観点においては，ボディと，前記ボ ディに突出形成され，自動車のトランクリードと結合するための一対の結合部と ，前記ボディの前記両結合部間に所定角度で傾斜するように設けられ，自動車の 後部領域を写すためのミラーと，からなることを特徴とする自動車の後射鏡が提 供される。

【０００７】 上記記載の発明では，後進時に自動車の後方の障害物あるいは車両の有無を認 識できるので，より安全な運転をすることができる。

【０００８】 また，前記ボディは，前記後射鏡が搭載されるトランクリードの幅と略同一長 さである，如く構成すれば，運転者はミラーにより自動車の後方状態を容易に確 認することができる。また，後射鏡のボディ形状がスポイラー形状であるので， 空気力学的な効果であるダウンフォース効果があり，自動車の安定走行が可能に なる。

【０００９】 また，前記一対の結合部は，相互に連結されている，如く構成することができ る。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下，本考案の好適な実施の形態について，添付図面を参照しながら詳細に説 明する。尚，以下の説明及び添付図面において，同一の機能及び構成を有する構 成要素については，同一符号を付することにより，重複説明を省略する。

【００１１】 （第１の実施の形態） まず，図１及び図２を参照しながら，第１の実施の形態について説明する。な お，図１は，第１の実施の形態にかかる後射鏡の構成を示す斜視図である。図２ は，図１の後射鏡が自動車に装着されている状態を示す斜視図である。

【００１２】 まず，図１で示すように，本実施形態にかかる後射鏡は，自動車のトランクリ ードに装着されるボディ１１０とボディに設置されるミラー１２０などから構成 される。

【００１３】 ボディ１１０の下面には，自動車のトランクリード上面との間に空間をつくる よう一対の結合部１１４が突出形成されている。ボディ１１０は，結合部１１４ によりトランクリードの後方に装着される。このとき，ボディの長さは，トラン クリードの幅と略同じ長さであり，スポイラーと略同一形状である。なお，スポ イラーとは，自動車の走行時に，自動車の前後部分での圧力差による自動車の走 行を妨害する力を相殺するダウンフォース（Down force）を発生する装置である 。

【００１４】 上記ボディ下面に突出形成された一対の結合部１１４は，トランクリードの左 右端に近い位置に結合される。かかる結合部１１４の下面には，結合穴１１４ａ が形成されており，例えばボルトなどの結合手段により自動車のトランクリード に装着固定される。

【００１５】 また，ボディ１１０の略中央部の内側には，溝１１２が形成されており，トラ ンクリードの後方を写すミラー１２０が装着される。ミラー１２０は，トランク リードの上面に対し所定角度で下方に傾斜するようにボディ１１０に装着されて おり，自動車の後方を写すことができる。なお，ミラー１２０は，例えば凸面ミ ラーあるいは平面ミラーを使用することができる。また，ミラー１２０は，例え ば接着剤を介して溝１１２に接着固定したり，溝１１２の内側に穴を形成しては め込む方式により結合することもできる。

【００１６】 また，図２に示すように，上記後射鏡を自動車のトランクリード１３０に設置 すれば，運転者が後進時に顔を後方に向けるか，あるいは車内のルームミラーを 介してミラー１２０に写る自動車の後方状態を容易に確認することができる。

【００１７】 （第２の実施の形態） 次に，図３及び図４に基づいて，第２の実施の形態にかかる自動車の後射鏡に ついて説明する。なお，図３は，第２の実施の形態にかかる自動車の後射鏡を示 す斜視図である。図４は，図３の後射鏡が自動車に装着されている状態を示す斜 視図である。

【００１８】 まず，図３に示すように，第２の実施の形態にかかる後射鏡は，ボディ２１０ と，トランクリードと結合するために下端に結合穴２４４ａが形成される一対の 結合部２４４と，両結合部２４４の間に所定角度で傾斜して装着されるミラー２ ２０と，などから構成される。

【００１９】 また，図４に示すように，上記後射鏡を自動車のトランクリードに設置すれば ，運転者は，自動車を後退させる際に，顔を後方に向けるか車内のルームミラー を介してミラー２２０に写る自動車の後方状態を容易に確認できる。

【００２０】 （第３の実施の形態） 次に，図５に基づいて，第３の実施の形態にかかる自動車の後射鏡について説 明する。なお，図５は，第３の実施の形態にかかる後射鏡を示す斜視図である。

【００２１】 本実施形態にかかる後射鏡は，図５に示すように，ミラー３２０の左右に形成 された一対の結合部３４４の下端が連結されており，一体に形成されている。上 記後射鏡を自動車のトランクリードに設置すれば，運転者は，自動車を後退させ る際に，顔を後方に向けるか車内のルームミラーを介してミラー３２０に写る自 動車の後方状態を容易に確認できる。

【００２２】 以上，本考案に係る好適な実施の形態について説明したが，本考案はかかる構 成に限定されない。当業者であれば，実用新案登録請求の範囲に記載された技術 思想の範囲内において，各種の修正例および変更例を想定し得るものであり，そ れらの修正例および変更例についても本考案の技術範囲に包含されるものと了解 される。

【００２３】

【考案の効果】

後進時に自動車の後方の障害物あるいは車両の有無を認識できるので，より安 全な運転をすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は，第１の実施の形態にかかる後射鏡を示
す斜視図である。

【図２】図２は，図１の後射鏡が自動車に装着された状
態を示す斜視図である。

【図３】図３は，第２の実施の形態に係る後射鏡を示す
斜視図である。

【図４】図４は，図３の後射鏡が自動車に装着された形
を示す斜視図である。

【図５】図５は，第３の実施の形態にかかる後射鏡を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１１０ ボディ １１２ 溝 １１４ 結合部 １１４ａ 結合穴 １２０ ミラー １３０ トランクリード

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジョン ジュンソン 大韓民国京畿道龍仁市水枝邑サンヒョン30 番地 ソンウォンアパート107−103 (72)考案者 カン ドンホ 大韓民国京畿道高陽市イルサン区プン洞 532−35番地 ソンウォンアパート102− 1202

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボディと，前記ボディに突出形成され，
   自動車のトランクリードと結合するための一対の結合部
   と，前記ボディの前記両結合部間に所定角度で傾斜する
   ように設けられ，自動車の後部領域を写すためのミラー
   と，からなることを特徴とする自動車の後射鏡。
2. 【請求項２】 前記ボディは，前記後射鏡が搭載される
   トランクリードの幅と略同一長さである，ことを特徴と
   する請求項１に記載の自動車の後射鏡。
3. 【請求項３】 前記一対の結合部は，相互に連結されて
   いる，ことを特徴とする請求項１に記載の自動車の後射
   鏡。