JP3086318B2 - 金属板付プレキヤストコンクリ−ト板 - Google Patents

金属板付プレキヤストコンクリ−ト板

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JP3086318B2
JP3086318B2 JP2620592A JP2620592A JP3086318B2 JP 3086318 B2 JP3086318 B2 JP 3086318B2 JP 2620592 A JP2620592 A JP 2620592A JP 2620592 A JP2620592 A JP 2620592A JP 3086318 B2 JP3086318 B2 JP 3086318B2
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昭宏 寺西
耕作 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表面材として金属板を
被着したプレキヤストコンクリ−ト板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来建物の外壁等に用いるために、表面
材として金属パネルを被着したプレキヤストコンクリ−
ト板(以下単にコンクリ−ト板という)を製造する場合
は、あらかじめコンクリ−ト板を製造し、この表面側に
金属パネルを接着剤により接着するのが一般的であつ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構成の金属
板付コンクリ−ト板は、接着剤の劣化により金属パネル
が落下するおそれがあり、またコンクリ−ト板の製造と
金属パネルの接着が別工程であるため、製造費がかさむ
という問題があつた。さらに金属パネルは、接着剤によ
つてコンクリ−ト板の表面に接着されているだけであつ
てコンクリ−ト板と強固に一体化していないため、コン
クリ−ト板の補強材としては機能せず、金属パネルの強
度は有効に利用されない不経済な構造のものであつた。
【0004】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、金属板の脱落を防止でき、製作費が安価で済む金
属板付プレキヤストコンクリ−ト板を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の金属板付プレ
キヤストコンクリ−ト板は、主板部の四周に折曲片部を
連設した金属パネルと、この金属パネルの裏面側に配設
され前記折曲片部に連結された鉄筋と、前記金属パネル
の裏面上に流し込まれたモルタル材の固化体であつて前
記鉄筋を内包する厚さのプレキヤストコンクリ−ト板と
をそなえたことを特徴とする。
【0006】この発明においてモルタル材としては、セ
メントペ−スト、セメントモルタル、これらにアルミニ
ウム粉末などの発泡剤や、ガラス繊維、金属繊維などの
強化用繊維、あるいはバ−ミキユライトやパ−ライトな
どの気泡を有する無機粒体を加えたものなどを用いるこ
とができる。
【0007】
【作用】この発明の金属板付プレキヤストコンクリ−ト
板においては、金属パネルは、プレキヤストコンクリ−
ト板と一体の鉄筋に連結され、またプレキヤストコンク
リ−ト板にセメントの接着力により接着しているので、
プレキヤストコンクリ−ト板と強固に一体化して脱落が
防止され、さらにプレキヤストコンクリ−ト板の補強材
として機能する。またプレキヤストコンクリ−ト板の成
形と金属パネルとの接着は同時におこなわれ、従来の別
工程の接着は不要となる。
【0008】
【実施例】以下図1乃至図4によりこの発明の一実施例
を説明する。図中、1は金属板付プレキヤストコンクリ
−ト板で、3枚の金属パネル2を1枚の大型のプレキヤ
ストコンクリ−ト板3に被着した大形のコンクリ−ト板
である。金属パネル2は主板部4の四周に、パネル長手
方向に延びる折曲片部5,5およびパネル巾方向に延び
る折曲片部6,6を連設した、浅い箱状を呈している。
7はL字状に折曲成形された鋼板製の取付片で、折曲片
部5および6にスポツト溶接により固着されており、そ
の先端部に連結用の穴8が穿設してある。
【0009】9は隣り合う金属パネル2,2間に埋込ま
れたゴム製のガスケツトで、防水性向上のために必要に
応じて用いる。また10はコンクリ−ト補強用の枠組状
の鉄筋で、3枚の金属パネル2の裏面にわたつて配筋さ
れた共通の鉄筋である。11は折曲ワイヤ製の連結具
で、一端に鉄筋10に引掛けられる折曲部12を、他端
に金属パネル2の取付片7の穴8に引掛けられる折曲部
13をそなえている。そしてプレキヤストコンクリ−ト
板3は、図2および図3に示すように鉄筋10を内包す
る厚さHを有し、金属パネル2の裏面上に流し込まれた
モルタル材の固化体から成る。
【0010】上記の金属板付プレキヤストコンクリ−ト
板1は次の方法により製造したものである。すなわち、
図4に示すように水平に支持した底板21上に、前記金
属パネル2をG=20mmの目地巾間隔をあけて表面を下
側にして載置し、この金属パネル群の周囲を側枠22,
22と端枠23,23とで囲繞し、これら側枠22と端
枠23と底板21とを相互に締結して型枠20を組立て
る。
【0011】そして型枠20内の隣り合う金属パネル
2,2の折曲片部5,5間にガスケツト9を挿入し、次
いで型枠20内の金属パネル群の裏面上に鉄筋10を載
せたのち、金属パネル2の各取付片7と鉄筋10とを、
連結具11の掛止により連結する。この上にモルタル材
を鉄筋10が埋没するまで流し込み、固化させたのち型
枠20を解体して脱型する。
【0012】得られた金属板付プレキヤストコンクリ−
ト板1は、3枚の金属パネル2が連結具11を介して鉄
筋10に連結され、金属パネル2はプレキヤストコンク
リ−ト板3と強固に一体化している。なお隣り合う金属
パネル2,2間の目地部には、工場あるいは壁面施工現
地においてコ−キング材24を充填して目地仕上げす
る。
【0013】次に図5はこの発明の他の実施例を示し、
前記取付片7を用いるかわりに、折曲片部5および6自
身の先端部を折曲げた内曲片部31に取付用の穴8を穿
設し、連結具11の引掛部として用いるものであつて、
その他の構成および作用は前記実施例と同様であり、図
2と同一または相当部分には同一符号を付して図示し、
詳細な説明は省略する。
【0014】また図6はこの発明のさらに他の実施例を
示し、連結具11を用いずに、鉄筋10を取付片7に溶
接32により連結するものであり、その他の構成は前記
実施例と同様である。この実施例では、溶接32により
鉄筋10と金属パネル2とがより強固に連結されるとい
う長所を有する。なお鉄筋10を直接取付片7に溶接す
るかわりに、鋼片などの連結材を介在させる形で間接的
に溶接してもよい。さらに取付片7のかわりに前記実施
例の内曲片部31に鉄筋10を直接あるいは間接的に溶
接するようにしてもよい。
【0015】この発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、たとえば金属パネル2の折曲片部5,6は、
深さ方向の中間部で屈曲した「く」の字形断面を有する
ものなど、平帯状以外の形状のものとしてもよく、また
連結具11の形状や材質は他のものとしてもよく、さら
に上記実施例では複数枚の金属パネル2を1枚のプレキ
ヤストコンクリ−ト板3に被着した構成としたが、1枚
の金属パネル2を1枚のプレキヤストコンクリ−ト板3
に被着した構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
金属パネルは、プレキヤストコンクリート板と一体の
筋に連結されるとともにプレキヤストコンクリート板に
セメントの接着力により接着しているので、プレキヤス
トコンクリート板と強固に一体化して金属パネルの脱落
が確実に防止される。また金属パネルはプレキヤストコ
ンクリート板の補強材としても機能するので、鉄筋の配
筋量を減らすことができ、従来の金属板とコンクリート
板の接着工程が不要となつたこととあいまつて、製作費
の低減化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す金属板付プレキヤス
トコンクリ−ト板の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1の金属板付プレキヤストコンクリ−ト板の
製造工程を示す斜視図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す図2相当図であ
る。
【図6】この発明のさらに他の実施例を示す図2相当図
である。
【符号の説明】
1…金属板付プレキヤストコンクリ−ト板、2…金属パ
ネル、3…プレキヤストコンクリ−ト板、4…主板部、
5…折曲片部、6…折曲片部、7…取付片、8…穴、9
…ガスケツト、10…鉄筋、11…連結具、31…内曲
片部、32…溶接。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主板部の四周に折曲片部を連設した金属
    パネルと、この金属パネルの裏面側に配設され前記折曲
    片部に連結された鉄筋と、前記金属パネルの裏面上に流
    し込まれたモルタル材の固化体であつて前記鉄筋を内包
    する厚さのプレキヤストコンクリ−ト板とをそなえたこ
    とを特徴とする金属板付プレキヤストコンクリ−ト板。
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