JP3086200U - タオル掛け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 背中を洗う洗浄用布を着脱可能にし、かつ、
タオル掛け自体を壁面から着脱可能にするタオル掛け
で、タオル掛けを取り付ける壁面に一切設備を必要とし
ないタオル掛けを経済的に提供することを課題とする。 【解決手段】一個乃至複数個の吸着部２を有する長方形
の部材１で、該部材は、洗浄用布を着脱可能で、かつ背
中を洗浄するために適当な面積を有するタオル掛けであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は浴室または浴槽内で使う、背中を洗うためのタオル掛けに関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術では、軽石のようなそれ自体で背中を洗浄できる部材を浴室の壁等 に面ファスナー等で止着するか、あるいは背中を洗浄するために壁面にモーター を設け、該モーターにより洗浄部を回転させて背中を洗浄するようにしているが 、軽石のようなそれ自体で背中を洗浄できる部材を浴室の壁等に面ファスナー等 で止着する方法では、背中に当る洗浄部の部材を選択できないという欠点がある 。また、壁面側にも軽石の面ファスナー等に対応する面ファスナー等を設ける必 要があるという欠点がある。

【０００３】 また、背中を洗浄するために壁面にモーターを設け、該モーターにより洗浄部 を回転させて背中を洗浄するようにしている方法では設備に費用がかかり、かつ 、壁面にモーターを設ける工事を必要とするという欠点がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案が解決しようとする課題は、従来の技術における上記欠点を解決 し、背中を洗う洗浄部に布を用いて該布を着脱可能にすることを第１の目的とし 、簡単で経済的な方法により背中を洗浄できることを第２の目的とし、洗浄部を 取り付ける壁面に何ら工事を必要としないことを第３の目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記第１乃至第３の目的を達成するために、請求項１では、一個乃至複数個の 吸着部を有する長方形の部材からなるタオル掛けであって、上記長方形の部材は 、洗浄用布を着脱可能で、かつ背中を洗浄するために適当な面積を有し、上記一 個乃至複数個の吸着部で壁面の任意の位置に吸着させうることを特徴としている 。

【０００６】 上記第１及び第３の目的を達成するために、請求項２では、請求項１に記載の 長方形の部材は、合成樹脂からなるタオル掛けであることを特徴としている。

【０００７】 上記第１及び第３の目的を達成するために、請求項３では、請求項１に記載の 長方形の部材は、木材からなるタオル掛けであることを特徴としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の実施の形態を示す図面である。 図１について説明する。図１の（イ）は、本考案のタオル掛けの正面図で、図 １の（ロ）は、図１の（イ）の側面図で、図１の（ハ）は、図１の（イ）の背面 図である。

【０００９】 図１について説明する。１は長方形の部材で、合成樹脂または木材からなり、 ２は吸着部で、吸着に好適な合成樹脂からなり、長方形の部材１に吸着部２を２ 個有する場合を示し、吸着部２は長方形の部材１にねじ込み、嵌入または接着に より一体化しており、吸着部２は１個あるいは２個以上にすることも可能である 。

【００１０】 上記タオル掛けの使い方について説明する。タオル掛けを浴槽または浴室の垂 直面の適当な位置に、長方形の部材１の長手方向が垂直になるように吸着部２を 用いて吸着させ、長方形の部材１にタオルまたは適当な布を掛けるか、あるいは 長方形の部材１を覆うような形状の布を用い、長方形の部材１の背面でゴム状の もので布を締めて該長方形の部材１を覆い、上記タオルまたは布に石鹸等を塗布 し、背中を該タオルまたは布にあてがって上下左右に動かして背中を洗浄する。

【００１１】 背中の洗浄が終われば、上記タオルまたは布を取り外して洗浄等を行い、また 浴槽または浴室の洗浄等の場合は、上記タオル掛けを吸着部で取り外して行えば よい。

【００１２】 上記長方形の部材１は、６面体で１２の稜線を有しており、その１２の稜線の 一部または総てを面取りして曲面とするか、あるいは長方形の部材１を立体的楕 円形の形状とすることも可能である。また長方形の部材１と吸着部２を合成樹脂 を用いて一体成型することも可能である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案によれば、簡単な構造のタオル掛けを用い、背中を洗う洗浄用布を着脱 可能にすることことにより、該洗浄用布の材質を自由に選択することができ、か つ洗浄用布の洗浄を容易にし、また、浴室及び浴槽の洗浄の際にはタオル掛けを 取り外すことによって洗浄が容易になるという効果がある。さらに、タオル掛け の構造が簡単で、タオル掛けを取り付ける壁面に何ら工事が必要でないため経済 的であるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態を示し、（イ）は正面図、
（ロ）は側面図、（ハ）は背面図。

【符号の説明】

１…長方形の部材 ２…吸着部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一個乃至複数個の吸着部を有する長方形
   の部材からなるタオル掛けであって、上記長方形の部材
   は、洗浄用布を着脱可能で、かつ背中を洗浄するために
   適当な面積を有し、上記一個乃至複数個の吸着部で壁面
   の任意の位置に吸着させうることを特徴としたタオル掛
   け。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の長方形の部材は、合成
   樹脂からなるタオル掛け。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の長方形の部材は、木材
   からなるタオル掛け。