JP3085934B2 - ウェブの被覆方法 - Google Patents

ウェブの被覆方法

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JP3085934B2 JP10262003A JP26200398A JP3085934B2 JP 3085934 B2 JP3085934 B2 JP 3085934B2 JP 10262003 A JP10262003 A JP 10262003A JP 26200398 A JP26200398 A JP 26200398A JP 3085934 B2 JP3085934 B2 JP 3085934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙やボール紙のコ
ーティングに関する。特に、本発明は、請求の範囲第1
項の前文に記載された、上質紙(fine paper)の原紙(bas
e paper)等の繊維ウェブをコーティングするための方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の方法によれば、顔料を含むコー
ティング用着色料がウェブの表面に付与され、乾燥され
てコーティングされたウェブとなる。公知の着色料及び
これに含まれている顔料の欠点は、コーティング材料が
不均一に分布すること、即ち伸び(coverage)が悪いこと
にある。特に、コーティング用着色料が少量の場合に
は、この伸びが悪いと紙の印刷性が悪化し、紙の白色度
がまだらになる。これの対策として、大量のコーティン
グ剤が使用されていた。伸びを改善するのに、いわゆる
構造化された(structurized)コーティング用着色料の製
造も行われている。これは、例えばカチオン物質によっ
て、コーティング用混合物の不安定化を行うことを意味
する。構造化における問題点は、例えば、印刷の際に問
題となる走行能力の悪化と表面硬度の低下等である。大
量のコーティング用剤の使用は、特に軽量紙質の場合に
は不透明度の低下、嵩張り、亀裂等の問題をもたらす。
【0003】フィルム・プレス法による高速コーティン
グは、コーティング把持部においてミスト(mist)を発生
させるので、走行能力が妨げられ、紙の品質が阻害され
る。把持部におけるフィルムのスプリットが制御下で行
われない場合には問題が生じ、フィルムの一部が紙ウェ
ブ又はコーティング・ローラーに随伴しないで把持部か
ら直接に飛び出す。フィルムのスプリットが制御されな
い原因は、スプリットの前におけるコーティング用着色
料の固定が充分でないことにある。この問題は、標準の
コーティング用着色料中の乾燥材料の含量を増やすこと
によって解決可能である。しかし、ミストの形成に対す
るこの解決策は、別の問題をもたらす。コーティングの
量はコーティング用着色料の乾燥材料の含量に依存して
いるので、フィルムの供給厚さを減らす必要がある。コ
ーティング・ロール上のフィルムの厚さは、回転ロッド
によって調整される。フィルムの厚さは、ロッドの太さ
と回転速度を変えることによって、充分ではないが或る
程度は調整することができる。しかし、乾燥材料の含量
が多過ぎてロッドの荷重が大きくなり過ぎると、ペース
ト・フィルムはロッドとコーティング・ロールとの間で
破断する。この現象は「滴の形成 (drop formation) 」
と呼ばれている。コーティング用着色料は大きな滴の形
でコーティング・ロールに飛び、大きな固まりは紙に移
転される。
【0004】上に述べたことから判るように、フィルム
転写法によって高速でコーティングが行われる場合に
も、充分な伸びを得ることは難しい。更に、高速では、
フィルムの押圧コーティングに関する二つの難しい問
題、即ちミストの形成と滴の形成が生じる。これらの問
題は品質の低下と伸びの悪化の両方の欠陥をもたらす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術のこれらの問題を解消し、ペーパーウェブ、ボール
紙、その他の同様な繊維ウェブのコーティングのための
全く新規な解決策を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、その最小粒子
(<0.2μm及び<0.5μm)の割合が従来の顔料
とほぼ同じか僅かに少ない顔料をコーティング用着色料
に使用することによって、コーティング用着色料の固定
点を増加する概念に基づいている。約10%より少ない
粒子が0.2μmよりも小さく、35%までの粒子が
0.5μmより小さいことが望ましい。本発明によれ
ば、0.5〜2μmの直径を有する中サイズの顔料粒子
の割合は、明らかに従来の顔料の場合よりも大きく、代
表的な例では、この割合は20%以上大きい。本発明の
範囲におけるこの粒子サイズの分布は、「急勾配」であ
ると云われている。本発明者等は、この分布が急勾配で
あると、良好な伸びと同時により良い表面強度が得られ
ることを見出した。前述の粒子サイズの数値は、沈降天
秤装置(Sedigraph apparatus)によって測定された球形
又はほぼ球形の粒子に対して当てはまる。前述のコーテ
ィング用混合物は、特に、少量のコーティングを目的と
して1450m/分を超える高速でフィルム転写コーテ
ィングを行うのに使用される。更に詳しくは、本発明の
プロセスは、主として、請求項1の特徴部分に記載され
た事項を特徴としている。
【0007】本発明によれば著しい利点が提供される。
即ち、本発明によって、優れた表面特性、優れた伸び、
及び良好な構造的・光学的特性を有する製品が得られ
る。急勾配の粒子サイズ分布を有するコーティング用顔
料によって、従来の混合物よりもはるかに少ない乾燥材
料の含量でも固定されるコーティング用着色料、ペース
トが生産されることが、本発明の基本となっている。こ
のようにして、走行能力及び品質の問題を生じることな
く、高速において目標とするコーティングの量の制御が
可能となる。特に、高速のフィルム・プレス・コーティ
ングの際に生じる問題を回避することができ、コーティ
ング用着色料が急速に固定されるので、ミストを形成す
ることなくフィルムの分割が起こる。乾燥材料の含量を
増加することなく固定点を上昇することができるので、
滴の形成が起こらない。以下、多くの実例を参照して本
発明を更に詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の範囲内において、ウェブ
と云う用語は、木材、一年生又は多年生植物から得られ
る紙、ボール紙、これらに対応するセルロース物質を含
む材料を意味する。これらの材料は木材を含んでいても
含んでいなくてもよく、メカニカルパルプ、半メカニカ
ル(化学/ケミメカニカル)パルプ又は化学パルプから
準備される。化学パルプは漂白されていても、されてい
なくてもよい。これらの材料は、リサイクル繊維、特に
再利用紙又はボール紙を含んでいてもよい。特に好まし
い実施例では、このウェブは、メカニカルパルプの割合
が80〜30%のメカニカルパルプと化学パルプの混合
物から作られている。この混合物は、機械的な繊維分離
法によって硬質材又は軟材から製造される、GW,PD
W,TMP,又はCTMPパルプ等のパルプを含む。使
用される原材料はえぞ松やつがであってもよい。好まし
い製品は、化学パルプとポプラ科のアスペン(aspen) そ
の他の種の樹木のメカニカルパルプとの混合物から作ら
れた原紙をコーティングすることによって得られる。ポ
プラ科の樹木の種の例としては、P.tremula, P.tremulo
ides, P.balsamea, P.balsamifera, P.trichocarpa ja,
P.heterophylla Aspen (tremblinf aspen, P.tremula,
Canadian aspen P.tremuloides)、及び異なるベースの
アスペンから作られた雑種アスペンとして公知のアスペ
ンの変種や遺伝子組換え技術によって作られた他の種が
挙げられるが、ポプラ(poplar)が特に好ましいと考えら
れている。化学パルプは硬質材又は軟材から任意の適宜
な方法で作られ、特に軟材から作られる。原料ウェブの
厚さは、代表的には30〜250g/m2の範囲であり、
コーティングされる紙を作る場合には、約30〜100
g/m2が望ましい。
【0009】本発明の好適実施例は、えぞまつのメカニ
カルパルプと軟材の化学パルプとから作られた原紙をコ
ーティングしてLWC紙を製造し、ポプラのメカニカル
パルプと軟材の化学パルプとから作られた原紙をコーテ
ィングして上質紙を製造するステップを含む。
【0010】本発明のコーティング用着色料は、一重の
コーティングに使用され、プレコート(pre-coat)及び表
面コート用着色料と呼ばれている。前記材料は、最初は
プレコーティングにより、次には表面コーティングによ
って二重にコーティングされることが望ましく、このた
めに、両コーティング用着色料は急勾配の粒子サイズ分
布を有する顔料を含んでいる。
【0011】一般的に、10〜100重量部の少なくと
も一種の顔料又は顔料混合物に対しては、本発明のコー
ティング用着色料は、約0.1〜30重量部の少なくと
も一種のバインダ及び1〜10重量部のその他の公知の
添加剤を含んでいる。代表的なプレコート用混合物の組
成は次の通りである。 顔料/増量剤 (例えば炭酸カルシウムの粗粒) 100重量部 バインダ 1〜20重量部 添加剤 0.1〜10重量部 水 残り コーティング速度が1400m/分を超える場合には、
プレコート・ミックスの乾燥材料含量はほぼ40〜70
%、好ましくは50〜65%であり、pHは7〜9であ
る。
【0012】本発明の表面コーティング用着色料の組成
は、例えば次の通りである。 コーティング用顔料 (例えば炭酸カルシウムの細粒) 30〜90重量部 コーティング顔料 (例えばカオリンの細粒) 10〜50重量部 顔料の総量 100重量部 バインダ 1〜20重量部 添加剤 0.1〜10重量部 水 残り コーティング用着色料の乾燥材料の含量は代表的には5
0〜75%である。
【0013】前記表面コーティング用着色料では、細粒
の炭酸カルシウムの少なくとも一部(1〜100%、好
ましくは約20〜100%)を沈降炭酸カルシウム即ち
PPC又はカオリンで代替してもよい。
【0014】本発明によれば、コーティング用着色料に
使用される顔料は急勾配の粒子サイズ分布を有してお
り、この顔料粒子の35%までが0.5μmよりも小さ
く、好ましくは15%までが0.2μmよりも小さい。
【0015】添付の図1と2は、それぞれ、石膏と炭酸
カルシウムについて、本発明の粒子サイズの分布を従来
の粒子サイズ分布と比較して示したものである。これら
の図から明らかなように、急勾配の分布のために、本発
明の累積粒子サイズ分布曲線は、小さい顔料粒子の画分
(fraction)に対しては従来の顔料の対応する曲線の下方
にあることが判る。同じように、炭酸カルシウムの曲線
は中程度のサイズの粒子に対しては従来の顔料の曲線の
上方にある。
【0016】本発明はすべての顔料に対して適用するこ
とができる。顔料は、例えば炭酸カルシウム、硫酸カル
シウム、珪酸アルミニウム、カオリン(結晶水を含有す
る珪酸アルミニウム)、水酸化アルミニウム、珪酸マグ
ネシウム、タルク(結晶水を含有する珪酸マグネシウ
ム)、酸化チタン、硫酸バリウム及びこれらの混合物等
である。合成顔料も使用可能である。上述のこれらの主
要顔料は、コーティング用組成物の乾燥材料の通常50
%以上に達するカオリンと炭酸カルシウムである。補助
顔料は焼成カオリン、酸化チタン、沈降炭酸塩、サテン
ホワイト(satinwhite)、水酸化アルミニウム、シリカ
・アルミン酸ナトリウム、プラスチック顔料であり、こ
れらの量は、通常、混合物の乾燥材料の25%以下であ
る。特筆すべき特別な顔料は、特殊なカオリンと炭酸カ
ルシウム、燐酸バリウムと酸化亜鉛である。
【0017】本発明は、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、珪酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、珪酸マグネシウム、二酸化チタン及び/又
は硫酸バリウム及びそれらの混合物の使用が望ましく、
プレコーティング用混合物の主たる顔料として炭酸カル
シウム又は石膏を使用することが好ましく、表面コーテ
ィング用着色料と一重コーティング用着色料において
は、炭酸カルシウム又は石膏とカオリンとの混合物が好
ましい。
【0018】本発明の粒子サイズ分布は、沈降炭酸カル
シウムの沈降条件等を、所望の分布が達成できるように
調整することによって得られる。別のやり方としては、
天然鉱物を所望の粒子サイズが得られるように調整しな
がら粉砕してもよい。公知のスクリーン方法によって粒
子から最も粗い画分を分離することができる。
【0019】紙の製造に普通に使用されている、それ自
体は公知のすべての結合剤をバインダとして使用するこ
とができる。個々のバインダの他に、結合剤の混合物を
使ってもよい。代表的な結合剤の特別な例としては、ア
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸等のカルボキシル基
を有するコモノマーを含むブタジエン−スチレン型のコ
ポリマー等のエチレン不飽和化合物のポリマー又はコポ
リマーとカルボキシル基を有するコモノマーを含むポリ
(ビニールアセテート)からなる合成ラテックス型のバ
インダが挙げられる。前述の物質と組み合わせて、例え
ば水溶性ポリマー、澱粉、ヒドロキシエチルセルロース
及びポリ(ビニールアルコール)等がバインダとして使
用可能である。
【0020】更にこのコーティング用混合物には、分散
剤(例えばポリ(アクリル酸)のナトリウム塩)、混合
物の粘度調整及び水分保持用物質(例えばCMC、ヒド
ロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸塩、アルギン
酸塩、ベンゾエート)、潤滑剤、耐水性改良用硬化剤、
蛍光剤、消泡剤、pH調整剤及び製品劣化防止物質等の
通常の添加剤や調整剤が使用される。潤滑剤としては、
スルホン化油、エステル類、アミン類、カルシウム及び
アンモニウムステアレートが挙げられ、耐水性改良剤と
してはグリオキサールが挙げられ、蛍光剤としてはジア
ミノスチルベン及びジスルホン酸の誘導体類が挙げら
れ、消泡剤としては燐酸エステル類、シリコーン類、ア
ルコール類、エーテル類、植物油類が挙げられ、pH調
整剤としては水酸化ナトリウム及びアンモニアが挙げら
れ、最後に、劣化防止剤としてはホルムアルデヒド、フ
ェノール、第4アンモニウム塩が挙げられる。
【0021】コーティング用着色料は、それ自体は公知
のやり方で材料ウェブに付与することができる。紙及び
/又はボール紙をコーティングするための本発明の方法
は、従来型の塗布機、即ちドクターブレード・コーター
を用いたり、フィルム・プレス・コーティング法によ
り、又は表面スプレー法によって、オンラインで又はオ
フラインで行うことができる。フィルム・プレス・コー
ティング用に溶液を調整して、少ないコーティング量で
高速でのミストの形成と滴の形成を制御することが特に
望ましい。
【0022】特に好ましい実施例によれば、ペーパーウ
ェブは二重にコーティングされる。第1のコーティング
はフィルム・プレス法によって行われ、第2のコーティ
ングはブレード・コーティング法によって行われる。プ
レコーティングは高速(少なくとも1450m/分、好
ましくは1600m/分以上)でフィルム・プレス法に
よって行われることが望ましい。目標とするコーティン
グの量は、プレコーティングの場合には8g/m2、表面
コーティングの場合には10g/m2である。一般に、ウ
ェブに付与されるコーティング用着色料の量は、フィル
ム・プレス法によるものは5〜25g/m2の範囲であ
り、ブレード・コーティング法によるものは5〜40g
/m2であり、コーティングの重量はコーティングの乾燥
材料から計算されたものである。
【0023】使用されるコーティング用着色料中の乾燥
材料の含量は少なくとも40%、好ましくは少なくとも
50%、特には50〜65%である。本発明によるコー
ティングの固定点は、従来の分布を有する顔料から作ら
れたコーティング用着色料の固定点よりも明らかに低
い。既に低い乾燥材料の含量において、コーティング用
着色料が固定され、フィルム・プレス法による高速での
ミストの形成を著しく減少させる。少ないコーティング
量が可能となり、コーティング用着色料の乾燥材料を増
加しなくても、滴の形成が防止される。
【0024】本発明によれば、優れた印刷性、良好な平
滑度及び高い不透明度と白色度を有するコーティング・
ウェブを製造することができる。特に好ましい製品は、
コーティングされた上質紙を含み、それの原紙は30〜
100g/m2の坪量を有し、アスペンのメカニカルパル
プと軟材の化学パルプとで作られ、この紙の繊維物質に
おけるアスペンメカニカルパルプの割合は20〜70重
量%の範囲にある。約50g/m2の坪量を有するこの種
の原紙を8gのプレコーティングと10g/m2/面の表
面コーティングによってコーティングすることによっ
て、70〜90g/m2の坪量、少なくとも90%の白色
度、少なくとも90%の不透明度及び1μm以下の平滑
度を有する上質紙が得られる。
【0025】本発明を次の実施例によって説明する。こ
れらの実施例において、次の標準方法によって紙の性質
が求められた。 白色度:SCAN−P3:93(D65/10°) 不透明度:SCAN−P8:93(C/2) 平滑度:SCAN−P76:95 Bendtsen粗度:SCAN−P21:67 光沢度:TAPPI T480(75°)及びT653
(20°)
【0026】
【実施例】実施例1 急勾配の粒子サイズ分布を有する石膏顔料 石膏から二つのコーティング用着色料が準備された。こ
の組成は 石膏 70重量部 カオリン 30重量部 SBラテックス 11重量部 CMC 1重量部 蛍光増白剤 1重量部 であった。この着色料の乾燥材料の含量は63%であ
り、その粘度は1500cP(Brookfield 100 rpm) で
あった。カオリンは代表的な細かく粉砕された艶出しカ
オリンであった。この石膏の品質は、粒子サイズ分布に
関しては互いに異なるものを含み、石膏1は通常の分布
を有し、石膏2は急勾配の分布を有していた。表1には
その分布が示されている。
【0027】
【表1】
【0028】石膏顔料の粒子サイズ分布は、添付の図1
にも示されている。図1と上の表から判るように、石膏
顔料粒子の量は1.8μmの粒子サイズより下方の領域
で明らかに小さくなっている。3〜1.8μmの間で
は、粒子の量は再び従来の顔料よりも僅かに多くなって
いる。
【0029】上述の混合物をコーティング用に用いた場
合、急勾配によって良好な伸びが得られた。これによっ
て、印刷結果に対する特に重要なパラメーター、即ち不
透明度、光沢、平滑度が本発明によって5〜20%向上
する。
【0030】実施例2 コーティングされた上質紙 重量比で40〜60に混合されたアスペンのメカニカル
パルプ(GW)と松の化学パルプとで原紙が作られた。
繊維材料の量の約10%の粉砕された炭酸カルシウム
が、増量剤として懸濁液に添加された。ギャップ・フォ
ーマー(gap former) 上で原紙が作られた。この原紙の
性質は次の通りであった。 坪量 53.3g/m2 嵩高度 1.45cm3 /g 不透明度 88% 白色度 82.5% 粗度 240ml/分 多孔度 170ml/分 増量剤含量 12% この原紙は二度コーティングされ、最初はフィルム・プ
レス法により、次にはドクター・ブレード・コーティン
グ法によって行われた。このコーティング用着色料に
は、3種類の炭酸カルシウム顔料が使用された。これら
の粒子サイズの分布が表2に示されている。
【0031】
【表2】
【0032】従来は、プレコーティング用には炭酸カル
シウム1(通常、粗粒)が用いられ、表面コーティング
用には炭酸カルシウム2(通常、細粒)が用いられる。
コーティング用着色料は、それ自体は公知の方法で顔
料、バインダー、添加剤をいっしょに混ぜることによっ
て準備された。この混合物の組成が表3に示されてい
る。
【0033】
【表3】
【0034】更に、従来からコーティング用着色料に使
用されている蛍光増白剤等の添加剤も採用されている。
プレコーティング用混合物の乾燥材料の含量は60%で
あり、これに対応する表面コーティング用着色料の乾燥
材料の含量は61%である。この実施例の冒頭で述べた
原紙は、次の条件で前述のコーティング用着色料でコー
ティングされた。フィルム・プレス法によって各面9g
/m2のプレコーティングを行い、1500m/分の速度
でドクター・ブレード機で各面10.5g/m2の表面コ
ーティングを行った。コーティングされた紙はスーパー
カレンダーにかけられた(super-calendered)。最終製品
の性質が求められ、二つの市販されている上質紙、即ち
Lumiart (Enso)及びNopacoat (Nordland Papier)の性質
と比較された。その結果は表4から明らかであろう。
【0035】
【表4】
【0036】表4は本発明によって製造された上質紙の
性質が、対応する嵩高度と坪量とを有する比較対象紙の
性質よりもすべての点で優れていることを示し、これは
本発明の方法が良好な伸びを与えることの証拠である。
本発明のコーティングを前述の基礎紙に施すことによっ
て、従来の上質紙に比べて、20%を超える収率の増加
が得られる上質紙が提供される。
【0037】実施例3 急勾配の粒子分布が固定点に及ぼす影響 従来型の分布と急勾配の分布を有する顔料の固定点が、
それぞれ、炭カル/カオリンをベースとする着色料から
求められた。図3は炭酸カルシウム1〜3に対する累積
粒子サイズ分布を示す。測定はレーザー回折に基づく方
法で行われた。表5はコーティング用着色料の組成を示
す。
【0038】
【表5】
【0039】添加剤1は蛍光増白剤である。添加剤2は
蛍光増白剤その他のコーティング用着色料の代表的な添
加剤である。両方の表面コーティング用着色料には、同
じ添加剤が同量ずつ入っている。結果は表6から明らか
であろう。
【0040】
【表6】
【0041】上の結果が示しているように、急勾配の分
布を有する炭酸カルシウム顔料を含んだプレコーティン
グ用着色料(炭酸カルシウム1)の固定点は、乾燥材料
含量が低い場合には4.6%単位低く、表面コーティン
グ用着色料の場合でも、従来例よりも1.9%単位低く
なっている。両方の場合とも、固定点の低下は明らかで
あり、プレコーティングの場合にはこれが著しい。
【0042】実施例4 コーティング用着色料のミストの形成 実施例1の処方を用いてプレコーティング用着色料が準
備され、フィルム・プレス法によるウェブのコーティン
グに使用された。1500m/秒の作業速度を有するパ
イロット・コーターが採用された。ミストの形成は、回
収容器を把持部の下に置くことによって測定された。こ
の回収容器は秤に取付けられ、ミストをg/m2の単位で
測定した。紙ウェブに付与されたコーティングの量が1
0g/m2であり、従来のコーティング用着色料の乾燥材
料が約61%であり、本発明のコーティング用着色料が
約60%でこれよりも少ない場合、回収されたミストの
量は、従来のコーティング用着色料では本発明の場合よ
りも2倍多かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】石膏の場合の、通常の粒子サンズ分布と急勾配
の粒子サイズ分布を示す。
【図2】炭酸カルシウムの場合の、通常の粒子サイズ分
布と急勾配の粒子サイズ分布を示す。
【図3】実施例3で使用された炭酸カルシウム1〜3
の、レーザー回折によって求められた累積粒子サイズ分
布を示す。
フロントページの続き (72)発明者 マイヤ ピトケネン フィンランド国 40250 ユヴェスキュ レ ケセレ 4 アス 6 (56)参考文献 特開 平9−67794(JP,A) 特開 平3−241095(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 19/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料を含むコーティング用着色料をウェ
    ブ表面に付与し、これを乾燥してコーティングされたウ
    ェブとなす、繊維ウェブのコーティング方法であって、顔料粒子の35%までが 0.5μmよりも小さくかつ最
    高10%までが0.2μmよりも小さい顔料粒子を含む
    コーティング用着色料を使用し、 このコーティング用着色料を、少なくとも1450m/
    分のコーティング速度でフィルム転写法によりウェブの
    表面に塗り拡げることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 アスペンのメカニカルパルプと軟材の化
    学パルプによって形成されたペーパーウェブをコーティ
    ングする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 使用されるコーティング用着色料の顔料
    粒子の中で75%までが1μmよりも小さい、請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 使用されるコーティング用着色料の顔料
    粒子の中で10%までが0.1μmよりも小さく、10
    %までが2μmよりも大きい、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 コーティング用着色料が、少なくとも1
    600m/分のコーティング速度で付与される、請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】 使用されるコーティング用着色料が、炭
    酸カルシウム、硫酸カルシウム、珪酸アルミニウム、水
    酸化アルミニウム、珪酸マグネシウム、二酸化チタン及
    び/又は硫酸バリウム及びそれらの混合物からなる群か
    ら選ばれた顔料を含んでいる、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 ウェブが二回コーティングされ、最初の
    コーティングはフィルム転写法で、二回目はブレード・
    コーティング法で行われる、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 フィルム転写法によってウェブに5〜2
    5g/m2 のコーティング用着色料を塗布し、ブレード
    ・コーティング法によって5〜40g/m2 のコーティ
    ング用着色料を塗布し、これらのコーティング量はコー
    ティング用着色料中の乾燥材料に基づいて計算されてい
    る、請求項記載の方法。
  9. 【請求項9】 使用されるコーティングは50〜65%
    の範囲の乾燥材料を含有している、請求項1記載の方
    法。
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