JP3085911B2 - 回転するスクリーンを使用するスクリーン印刷法 - Google Patents

回転するスクリーンを使用するスクリーン印刷法

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JP3085911B2
JP3085911B2 JP08253963A JP25396396A JP3085911B2 JP 3085911 B2 JP3085911 B2 JP 3085911B2 JP 08253963 A JP08253963 A JP 08253963A JP 25396396 A JP25396396 A JP 25396396A JP 3085911 B2 JP3085911 B2 JP 3085911B2
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パウル・ビンク
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アグフア−ゲヴエルト・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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    • B41M1/14Multicolour printing
    • B41M1/18Printing one ink over another
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41M1/00Inking and printing with a printer's forme
    • B41M1/22Metallic printing; Printing with powdered inks

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Screen Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はグラフィックアーツカラースク
リーン印刷用途のための装置および方法に関する。特
に、本発明は回転スクリーン印刷用に特別に適するスク
リーンに関する。
【0002】
【発明の背景】シルクスクリーン法またはセリグラフィ
ー法とも称する、スクリーン印刷法またはスクリーン法
は、金属または繊維スクリーンのスクリーン目と称する
ふさがれていない部分を通して、スクイージによりスク
リーン全体に広げられそして押しつけられる自由流動性
インキ(スクリーン印刷インキ)で印刷する方法であ
る。この技術は着色ポスター、展示カード、デカルコマ
ニア、印刷回路などの製造においてしばしば使用され
る。スクリーンは最初はほとんど絹のみから製造され
た。しかしながら、天然の絹の網目は撚糸から織られる
ため、不規則性および粗い表面構造を有する。現在最も
広く使用されている材料はナイロン、テリレンおよび金
属である。セリグラフィーは文字通りシルク上での延伸
である。スクリーン印刷により、種々の支持材料または
支持体を、ほとんどの場合紫外線乾燥スクリーン印刷イ
ンキを用いて、印刷することができる。しばしば主張さ
れる利点は、退色に関する安定性やスクラッチの受けに
くさである。一般的に、これらの印刷は苛酷な環境また
は操作条件下での使用に合う。回転または回転するスク
リーンの生産速度は平面スクリーン印刷より5〜10倍
速いが、解像度の限界により不利である。高品質作業に
関する一般的なスクリーン印刷の生産速度は低く、平面
スクリーン印刷は4m/分の典型的な生産速度を有し、
回転スクリーン印刷は20〜40m/分の速度を有す
る。これは、150m/分の典型的な印刷速度または3
00m/分の最大速度のフレキソ印刷と比較される。
【0003】スクリーン印刷法における使用のためのス
クリーンは複数のスクリーン目を含んでなり、その中を
スクリーン印刷インキが流れる。これらのスクリーン目
は直交してまたは六角形に配置することができる。90
°の幾何学的形状とも称するスクリーン目の直交配置に
よると、スクリーン目は長方形または正方形の形状を有
しそして規則的な長方形または正方形のグリッドの中に
互いに隣接して並んで配置されている。スクリーン目は
典型的にはシルクスクリーン用の平行なワイヤーの2つ
の直交セットにより製造することができる。六角形配置
によると、スクリーン目は等辺の六角形の形状を有しそ
して三方向に、すなわち水平、60°および120°
に、並んで配置されている。この配置は60°の幾何学
的形状の対称性スクリーンとも称され、そして金属スク
リーンにより実現できる。スクリーンピッチ、すなわち
2つの隣接するスクリーン目の中心間の最短距離は、使
用する技術および幾何学的形状に依存する。現在使用さ
れている金属スクリーンに関する典型的なピッチ値は8
3μmであるが、シルクスクリーンは55μmの間隔を
有していてもよく、それは180本のワイヤー/cmに
相当する。
【0004】スクリーン印刷では、オリジナルカラー像
を多数のスクリーン印刷色成分に分解または分離するこ
とによりカラー像を再現できる。これらの分離された色
成分は一般的には、各々の色成分に関して同じタイプの
スクリーンを使用して、並置して(並んで)またはベタ
(solid)焼き込みで印刷される。各々のスクリーンは引
き続き適当な印刷色を有するカラー像の一部を印刷する
であろう。ハーフトーン技術を使用して色調を出しても
よい。明細書の残部では「スクリーニング」、「スクリ
ーン」などはスクリーン印刷法を称するが、「ハーフト
ーン処理」、「ハーフトーン」(他の文献では「スクリ
ーニング」とも称する)はハーフトーンドットの空間分
布を変えることにより異なる濃度が得られるような方法
をさすことに言及すべきであり、ここでハーフトーンド
ットは二元方法、すなわちインキありまたはインキな
し、スクリーン材料中の開いたまたは閉じた目、化学的
または感光性基質などの上の軟化したまたは硬化したク
ラスター(clusters)、により実現される。色調はベース
すなわち支持体、例えば紙または織物、の色とベタイン
キの色との間で変動できる。どちらかというと伝統的な
ハーフトーン技術では、ハーフトーンドットはハーフト
ーン目の均一なグリッドの中に配置されており、そして
ハーフトーン目の単位面積当たりのハーフトーンドット
の寸法を変えることにより種々の色調が得られる。
【0005】ハーフトーン像のスクリーンへの適用によ
り、ハーフトーン像を構成するハーフトーンドットが、
使用するハーフトーンドットの寸法に対するスクリーン
ピッチに依存して、スクリーン構造体により再び寸法調
節され、そして整数のスクリーン目だけが覆われるであ
ろう。これが再現可能な色調の数を減じる(量子化効
果)。ハーフトーンパターンはさらにスクリーンおよび
ハーフトーン法の両者の間欠的な構造のためにスクリー
ンパターンを干渉し、また同じスクリーン構造体が印刷
においても使用されるためハーフトーン処理された色焼
き込みも干渉し、これらの両者がモアレパターンを生じ
て印刷物中に示すこととなる。色安定性は着色されたド
ットの変動する焼き込みのためにその次のカラー印刷間
の微小なレジスター変動を受けるであろう。滑らかな色
調移行を保証しそして好ましくないモアレパターンや色
の不正確さが印刷で示されるのを防ぐには、この状況が
ハーフトーン−スクリーン印刷組み合わせ法に関する実
際的な制限を与えている。
【0006】
【発明の目的】従って、本発明の第一の目的はその次の
スクリーンの干渉を避けるかまたは減じるようなスクリ
ーン印刷のための方法および材料を提供することであ
る。
【0007】本発明の他の目的はスクリーンおよびハー
フトーン処理法の間の干渉を減じる方法を提供すること
である。
【0008】本発明のさらに他の目的は全体的なモアレ
パターンを最小となるまで減じるようなスクリーン印刷
法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的および利点は以下の記述
から明らかになるであろう。
【0010】
【発明の要旨】上記の目的は請求項1および2に従う特
徴により実現される。本発明の好適な態様は本発明の主
なる特徴および態様の項に開示されている。
【0011】この印刷法で使用されるインキは好適には
各々がプロセスカラーを有するスクリーン印刷インキで
ある。三色印刷法では、プロセスカラーはシアン、マゼ
ンタおよびイエローである。四色印刷法では、プロセス
カラーの基本セットに黒色を加えることができる。
【0012】支持体はその上に印刷される基質である。
この基質は織物、例えばT−シャツ、プルオーバー、ガ
ラスもしくは陶器製の瓶、床もしくは壁用のタイル、普
通紙、波形板またはボール紙であってよい。金属タイプ
のスクリーンの使用により、回転スクリーン印刷が織
物、壁紙、ラベルおよび同様な用途で有用になる。
【0013】スクリーン目の異なる寸法によって、例え
ば直交または六角形のようなスクリーン目の異なる幾何
学的形状によって、異なる幾何学的形状を実現できる。
より好適な態様では、その次のスクリーンの配向におけ
る差によって、異なる幾何学的形状を実現できる。第二
のスクリーンは第一のスクリーンに関して約30°配向
されておりそして第三のスクリーンは第一のスクリーン
に関して約60°配向されている三直交性スクリーンが
使用される場合に、非常に良好な結果が得られる。六角
形スクリーンが使用される場合には、好適には第二のス
クリーンは第一のスクリーンに関して約15°の配向を
有しておりそして第三のスクリーンは第一のスクリーン
に関して約30°の配向を有する。±9°の許容限度で
も、全てのスクリーンを実質的に同じ方向に配向させる
ことにより得られるものより良好な結果が得られる。
【0014】各々のオリジナル像に関して、色成分への
分離後に、「主要な色成分」または主要なインキを規定
できる。これは最大量の高濃度領域を有する色成分であ
る。ほとんどの像では、シアン成分が最も主要なもので
あり、その後に黒色成分が続く。六角形スクリーンを使
用する好適な態様では、最も主要な成分を印刷するため
のスクリーンは60°の配向が与えられており、それよ
り主要でない成分を印刷するためのスクリーンは45°
の配向が与えられており、その次の成分は75°の配向
が与えられている。四色スクリーン印刷法におけるイエ
ロー成分は一般的には最も主要でない成分でありそして
できるだけ黒色成分との干渉を避けるため好ましくはマ
ゼンタ成分と同じ配向が与えられている。
【0015】本発明は個別のスクリーンカラーに関して
異なるスクリーンを使用することにより特徴づけられて
いる。好適な態様では、色調を得るためにハーフトーン
処理技術が使用される。より好適な態様では、頻度調節
されたハーフトーン処理技術が使用される。頻度調節さ
れたハーフトーン処理技術は、単位面積当たりの同様な
寸法にされたハーフトーンドットの数を変えることによ
り複数の色調を生成でき、ここでハーフトーンドットは
確率的なパターンに従い置かれている。ハーフトーンド
ットの寸法は好適にはスクリーンピッチに応じて、各々
のハーフトーンドットが1個もしくは複数の整数個のス
クリーン目を覆うように決められる。従って、色調の喪
失が避けられる。ハーフトーンドットの確率的な配置の
ために、ハーフトーンとスクリーンとの間の干渉パター
ンはなくなるであろう。印刷色の間の干渉パターンは異
なるスクリーンを使用することにより最小のそして一般
的には目に見えないパターンとなるまで小さくされる。
規則的な対称性パターンを有するスクリーンのためおよ
び印刷レジスター依存性を最小にするためには、パター
ン寸法を最小にして肉眼で見えなくなるようにする角度
までのスクリーンの回転によりこのスクリーンの差が好
適に得られる。
【0016】焼き込みにおける目に見えるモアレパター
ンを減じるためには、スクリーンに比べて相対的に粗い
ハーフトーン罫引きが使用されるであろう。本発明に従
う方法は、(織られた)シルクまたは金属タイプのスク
リーンを使用する用途に特に良く適合する。構造強度の
喪失により、一部のスクリーンはスクリーンを引っ張り
下に保つための長方形枠を使用する平面スクリーン印刷
法でのみ可能である。長方形枠に対するスクリーン構造
体の回転により、種々のグラフィックアーツスクリーン
印刷用途が可能になる。
【0017】印刷カラー毎に異なるスクリーンまたは回
転するスクリーン配向の使用および頻度調節されたハー
フトーンの使用により、像の詳細部を色調の喪失および
モアレパターン化をほとんど伴わずに再現することがで
き、スクリーン印刷法における像の性質を改良する。ス
クリーンの幾何学的形状によって、回転するスクリーン
の使用が焼き込みにおける色の数を調節することがで
き、さもないと並置状態で信頼がおける程度に色を再現
するのに必要なスクリーンカラーの数を減じることがで
きる。
【0018】
【発明の詳細な記述】本発明を添付図面を参照しながら
以下に記述する。
【0019】本発明をその好適な態様と関連して以下に
記述するが、本発明をこれらの態様に限定しようとする
ものではないことは理解すべきである。反対に、添付さ
れた特許請求の範囲により規定されている発明の精神お
よび範囲内に入る全ての変更、改変、および同等物を包
括する意図がある。
【0020】この明細書の残部では、下記の略語が色成
分用に使用される:シアン用のC、マゼンタ用のM、イ
エロー用のY、キーすなわち黒色用のK、グリーン用の
Gおよびオレンジ用のO。
【0021】図1に関すると、60°の対称性を有する
典型的なスクリーンが示されている。それは、丸い穴2
1を有し一般的には十分な構造強度を保ちながらスクリ
ーンを通るスクリーン印刷インキ流を最大限利用して密
な被覆を確実にするように選択されそして目を細かくさ
れた寸法およびモデルを有する層からなっている。図1
は、印刷された物体または支持体の側面から観察された
印刷用の六角形スクリーンの図である。六角形の穴22
が支持体に最も近く、丸い穴21がインキ供給部に最も
近い。インキは六角形22に向かって漸減する丸い穴2
1から供給される。インキはスクリーンのインキ供給側
上の丸い穴から六角形の穴に向かって流れ、そこでイン
キが支持体に移されそしてその上に広がる。この図面に
示されているように、穴は60°の角度に沿って配置さ
れている。
【0022】図2は、オートタイプハーフトーン処理2
4および対応する頻度調節されたまたは確率的なハーフ
トーンパターン25による対応する灰色楔の色調の典型
例である連続的な灰色楔23を示す。この図面は等寸法
にされたハーフトーンドットの確率的な配置の拡大図を
示しており、ここでは単位面積当たりのハーフトーンド
ットの量は得られる種々の色調を示すように変えられ
る。一般的にはドット寸法は、個別のドットが通常の読
み取り距離で見えるようなものである。
【0023】図3は、ハーフトーンドット26がその上
に置かれている六角形スクリーンの結果を示す。スクリ
ーン目27はハーフトーンドット26に応じてふさがれ
る。スクリーン目8は、ハーフトーンドット26によ
り部分的にのみ重なっているが、ふさがれておりそして
インキを伝達しないであろう。ハーフトーン処理は写真
手段により間接的にまたは電子的手段により直接的に行
うことができる。ふさぎ手段は抹消工程(例えばレーザ
ーによるもの)の残部であってもまたはふさぎ剤の沈着
によるものであってもよい。
【0024】図4は、60°の対称性を有するスクリー
ンに関するC、M、KおよびYカラーの好適な配向を示
す。スクリーン配向と印刷カラーとの間の関係は必要な
ら変化させることができる。K成分により示されている
図4において、再現の通常の読み取り位置では、与えら
れたセットからの最も主要なカラーは60°のスクリー
ンと関連しているはずである。図4に示されているよう
に、与えられたセットからの残りの2つは60°のスク
リーンに関してプラスもしくはマイナス15°の、また
は60°のスクリーンに関してプラスもしくはマイナス
30°の角度がついたスクリーンと関連しているはずで
ある。イエロー印刷に関しては、黒色と異なる角度を使
用することができる。像の内容により、CまたはM角度
のような配向を有するスクリーンを使用することができ
る。印刷順序、すなわち次のインキ層を支持体に適用す
る順序は、インキの透明性およびインキのトラッピング
条件に依存する。印刷順序は実験者により最良可能色域
を得るように決めることができる。
【0025】本発明に従う方法を三色スクリーン印刷法
用に使用することができ、ここではC、M、Yプロセス
カラーの3つの引き続きの印刷が支持体に適用される。
四色スクリーン印刷法ではC、M、Y、Kプロセスカラ
ーの4つの引き続きの印刷が行われ、六色法ではC、
M、Y、K、G、Oの6つの引き続きの焼き込みが透明
カラーを用いて行われる。本発明に従う方法の使用はス
クリーン印刷における印刷可能色域を意義あるほど広げ
るであろう。特別な分離手段を必要とする個別のスクリ
ーンカラーへのこれまでの分解または分離と比べて、ス
クリーンカラーまたは印刷板もしくはシリンダーの数が
相当減少して、プレ−プレスおよび印刷製造時間並びに
価格を節約する。各々のカラーに関して1つのスクリー
ンを必要とする個別カラーの単なる並置によるものより
多い色を部分的透明インキの焼き込みにより実現でき
る。
【0026】
【好適な態様】60°対称性金属回転スクリーンを使用
する四色CMYK法に関しては、好適には下記の幾何学
的形状:60°におけるC、45°におけるK、75°
におけるM、およびMと同じ配向におけるYのスクリー
ンが使用され、好適にはYはKと同じ配向を有していな
い。
【0027】
【別の態様】スクリーン印刷法、ハーフトーン技術およ
びスクリーン対称性または幾何学的形状のいくつかの可
能な変更を以下で論じるが、本発明の範囲を限定するも
のでない。スクリーンが約15°、30°、45°また
は60°の相対的配向を有するなら、60°の幾何学的
形状を有するスクリーンを用いる頻度調節されたハーフ
トーン処理を使用する三色CMY法が最良の結果を生ず
る。これらの配向からの±9°の変動でも他の相対的配
向より実質的に良好な結果を与える。三色CMY法で
は、従来のハーフトーン処理またはオートタイプハーフ
トーン処理を60°の幾何学的形状を有するスクリーン
と組み合わせることができる。より好適な態様でも、三
色CMY法を60°のスクリーンと一緒にされた混合さ
れた従来のおよび頻度調節されたハーフトーン処理を使
用することもできる。三色CMY法では、90°の幾何
学的形状を有するスクリーン上で頻度調節されたハーフ
トーン処理を使用すると、相対的配向は好適には+30
°および−30°または+60°および−60°であ
る。従来のハーフトーン処理を用いて、90°の幾何学
的形状のスクリーンを三色CMY法において使用するこ
ともできる。スクリーンに関する90°の幾何学的形状
を有する混合された従来のおよび頻度調節されたハーフ
トーン処理を使用する三色CMY法により、優れた印刷
性質が可能になる。
【0028】四色CMYK法では、配向における60°
の幾何学的形状を有するスクリーンを用いる頻度調節さ
れたハーフトーン処理を用いて、15°、30°または
60°の差を使用することができる。四色CMYK法で
は、従来のハーフトーン処理を60°の幾何学的形状を
有するスクリーンと組み合わせることができる。或い
は、四色CMYK法は60°の幾何学的形状を有するス
クリーンを用いる混合された従来のおよび頻度調節され
たハーフトーン処理を使用する。90°の幾何学的形状
を有するスクリーンを用いる頻度調節されたハーフトー
ン処理を使用する四色CMYK法は好適には、スクリー
ン上にプラスまたはマイナス9°の許容範囲で実質的に
30°または60°の相対的な配向を与えることによ
り、行われる。四色CMYK法は90°の幾何学的形状
を有するスクリーンを用いる従来のハーフトーン処理の
使用であってもよく、そして四色CMYK法は90°の
幾何学的形状を有するスクリーンを用いる混合された従
来のおよび頻度調節されたハーフトーン処理の使用であ
ってもよい。
【0029】六色CMYKGO法では、頻度調節された
ハーフトーン処理を60°の幾何学的形状を有するスク
リーンに適用することができる。或いは、六色CMYK
GO法を60°の幾何学的形状を有するスクリーン上で
の混合された従来のおよび頻度調節されたハーフトーン
処理と共に使用してもよい。他の態様では、六色CMY
KGO法は90°の幾何学的形状を有するスクリーンを
用いる頻度調節されたハーフトーン処理の使用である
か、または90°の幾何学的形状を有するスクリーンを
用いる混合された従来のおよび頻度調節されたハーフト
ーン処理の使用である。
【0030】前記のように、ハーフトーンドットはスク
リーン上でレーザー光線により像形成されて、例えば感
光性材料をスクリーン上に露光することができる。ハー
フトーンドットをスクリーン上で像形成するための他の
方法は、スクリーン遮断用の直接的な電子インキジェッ
ト(遮断剤ジェット)原理(および洗浄手段)を用いる
ハーフトーン処理手段により実現できる。インキは開い
ているスクリーン目を有するスクリーンに適用される。
例えばインキジェットからのインキの如き遮断物質がス
クリーンに像通りに適用される。遮断物質がスクリーン
目に達すると、スクリーン目はふさがれそしてスクリー
ン印刷インキを伝達しなくなるであろう。さらに、平版
印刷原理(インキ−水原理)を使用してスクリーンをふ
さぐこともできる(水ジェット)。或いは、層形成され
たスクリーンを使用することもでき、そこでは均一な
(未調節の)粗いベース層を使用してスクリーンに対し
てその構造強度を与え且つ均一なインキ分布を可能に
し、そして微細な(織られた)頂部層(スリーブ様)が
ハーフトーン処理された(調節された)像情報を有する
ことを可能にする。ハーフトーン処理された像を用いる
像形成は、例えば、別個のタイプセッターまたはイメー
ジセッター上でのオフ−ライン方式であっても、または
上記の原理と組み合わされたプレス上でスクリーンを直
接的に像形成するオンライン方式であってもよい。
【0031】本発明の好適な態様を詳細に記載してきた
が、特許請求の範囲に定義されている発明の範囲から逸
脱しない限り多くの変更をここで行えることは当技術の
専門家に明らかとなるであろう。
【0032】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0033】1.少なくとも2つのスクリーンが異なる
幾何学的形状を有することを特徴とする、各々のインキ
を支持体に適用するためのスクリーンを用いて複数のイ
ンキを支持体に印刷する方法。
【0034】2.該2つのスクリーンに相対的配向の差
を与えることにより該異なる幾何学的形状が得られる、
上記1の方法。
【0035】3.該差が21°〜39°の間または51
°〜69°の間である、上記2の方法。
【0036】4.該差が6°〜24°の間または21°
〜39°の間または36°〜54°の間である、上記2
の方法。
【0037】5.主要なインキの適用のための少なくと
も2つのスクリーンに関する該差が21°〜39°の間
である、上記2〜4のいずれかの方法。
【0038】6.少なくとも1つのスクリーンのスクリ
ーン目が頻度調節されるハーフトーン像に応じて開いて
いるかまたは閉じられる、上記1〜5のいずれかの方
法。
【0039】7.少なくとも2つのスクリーンが異なる
幾何学的形状を有することを特徴とする、スクリーン印
刷方法における使用のための少なくとも2つのスクリー
ンのセット。
【0040】8.該2つのスクリーンに相対的配向の差
を与えることにより該異なる幾何学的形状が得られる、
上記7のセット。
【0041】9.少なくとも1つのスクリーンのスクリ
ーン目が頻度調節されるハーフトーン像に応じて開いて
いるかまたは閉じられる、上記7のセット。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に従う方法を実施するために適す
る六角形スクリーンを示す。
【図2】図2は頂部がオートタイプハーフトーン処理に
よりそして底部が頻度調節により実現された灰色の色調
を示す。
【図3】図3はハーフトーンドットにより覆われた六角
形スクリーンを示す。
【図4】図4は六角形スクリーン用の好適なスクリーン
配向のセットを示す。
【符号の説明】
21 スクリーン中の丸い穴 22 スクリーン中の六角形の穴 23 連続的な灰色楔 24 オートタイプハーフトーン処理 25 頻度調節ハーフトーン処理 26 ハーフトーンドット 27 完全に覆われたスクリーン目 28 部分的に覆われたスクリーン目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 1/12 B41F 15/00 B41F 15/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】−第1のふさがれたおよびふさがれていな
    いスクリーン目を有する第1のスクリーンを用意し、該
    第1のスクリーン目は支持体に関して第1の幾何学的形
    状を有するものである、 −支持体に関して該第1の幾何学的形状を有する該第1
    のふさがれていないスクリーン目を通じて該支持体上に
    流すために該第1のスクリーンに第1の印刷インクを適
    用し、 −第2のふさがれた及びふさがれていないスクリーン目
    を有する第2のスクリーンを用意し、該第2のスクリー
    ン目は支持体に関して第2の幾何学的形状を有し、それ
    は該第1の幾何学的形状とは異なるものである、 −支持体に関して該第2の異なる幾何学的形状を有する
    該第2のふさがれていないスクリーン目を通じて該支持
    体上に流すために、該第2のスクリーンに第2の印刷イ
    ンクを適用する、 の工程を含んでなる複数のインクを支持体に印刷する方
    法。
  2. 【請求項2】−第1のふさがれたおよびふさがれていな
    いスクリーン目、 該第1のふさがれていないスクリーン目はそれを通じて
    該支持体上に第1の印刷インクを流すためのものであ
    り、該第1のスクリーン目は支持体に関して印刷の間第
    1の幾何学的形状を有するものである、 を有する第1のスクリーン、 −第2のふさがれたおよびふさがれていないスクリーン
    目、 該第2のふさがれていないスクリーン目はそれを通じて
    該支持体上に第2の印刷インクを流すためのものであ
    り、該第2のスクリーン目は支持体に関して第2の幾何
    学的形状を有し、それは印刷の間該第1の幾何学的形状
    とは異なるものである、 を有する第2のスクリーン、 を含んでなる支持体上にスクリーン印刷する方法に使用
    するための少なくとも2つのスクリーンのセツト。
JP08253963A 1995-09-12 1996-09-05 回転するスクリーンを使用するスクリーン印刷法 Expired - Lifetime JP3085911B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP19950202467 EP0761434B1 (en) 1995-09-12 1995-09-12 Screen printing process using rotated screens
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