JP3085765B2 - リードフレームの製造法 - Google Patents

リードフレームの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームの製造法
に関し、更に詳細には金属薄板をエッチングしてリード
が形成されたリードフレームの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置において、リードフレームに
搭載された半導体チップは、半導体チップ近傍に位置す
るインナーリード先端とワイヤボンディング等によって
電気的に連結されている。この様な半導体装置において
は、インナーリードと連結されているアウターリードを
介して半導体チップと外部装置との信号等の受け渡しが
なされる。従来、かかるリードフレームは、プレス加工
によって形成されてきたが、最近の半導体チップの高集
積化に伴うリードフレームの多ピン化及び/又は半導体
装置の小型化等によって、インナーリード等の高密度化
が要請されている。このため、リードフレームにおける
リードの高密度化を図るべく、細幅のリードを狭ピッチ
で形成することのできるエッチング法が採用されつつあ
る。
【0003】エッチング法によれば、プレス加工よりも
細幅のリードが狭ピッチで形成されたリードフレームを
製造することができる。ところで、エッチング法におい
ても、得られるリードフレームにおけるリードのピッチ
は、エッチング加工に供する金属薄板の板厚に因る。こ
のことを図6を用いて説明する。先ず、図6(a)の如
く、エッチングを施すエッチング部分112、112を
残して両面に保護皮膜110を形成した金属薄板100
をエッチング液に浸漬することによって、エッチング部
分112、112に同時にエッチングが施される〔図6
(b)〕。更に、エッチング部分112、112のエッ
チングが進行すると、エッチング幅が当初予定していた
幅よりも拡大されつつエッチングが施され〔図6
(c)〕、エッチング部分112、112が貫通してエ
ッチング孔114が穿設されたとき、エッチングが完了
する〔図6(d)〕。
【0004】この様にして穿設されるエッチング孔11
4の幅を狭くせんとするとき、エッチング処理中にエッ
チング幅が拡大する現象のため、エッチング孔114の
最小幅はエッチング加工に供する金属薄板の板厚によっ
て決定する。従って、細幅のリードを狭ピッチで形成す
るためには、エッチング加工に供する金属薄板の板厚も
薄くすることが必要である。しかし、エッチング加工に
供する金属薄板の板厚を薄くすると、得られるリードフ
レームを構成するリードの機械的強度が低下し、得られ
たリードフレームの取扱が困難となる。このため、本発
明者の一人は、先に、特願平3ー290972号明細書
において、板厚を薄くした金属薄板をエッチング加工し
て得られるリードフレームのリードの機械的強度を向上
すべく、図5に示すエッチング加工によるリードフレー
ムの製造方法を提案した。
【0005】図5に示すリードフレームの製造方法にお
いて、先ず、銅(Cu)金属から成る金属薄板300の両面
に、ニッケル(Ni)金属から成る保護金属膜180、18
0をめっきによって形成する〔図5(イ)〕。この保護
金属膜180、180が形成された金属薄板300にお
いて、エッチングを施す部分にフォトレジスト320、
320・・・を形成した後〔図6(ロ)〕、フォトレジ
スト320、320・・・が形成されておらず保護金属
層180、180の表面が露出している部分、つまりリ
ードを形成する部分に銅(Cu)金属から成る導電性金属層
120、120・・・を電解めっきによって積層する
〔図6(ハ)〕。次いで、フォトレジスト320、32
0・・・を除去し〔図6(ニ)〕、導電性金属層12
0、120・・・の各表面にのみ、金属薄板300のエ
ッチングに使用するエッチング液に対して不溶である銀
(Ag)金属から成る金属膜160をめっきによって形成す
る。その後、エッチング液に金属薄板300を浸漬し、
金属膜160の非被覆部分にエッチングを施してリード
を形成する〔図6(ヘ)〕。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この製造方法によって
得られたリードフレームのリードは、金属薄板300に
エッチングを施して形成した基部210の両面の導電性
金属層120、120によって、基部210が補強され
て機械的強度が向上されているため、板厚の薄い金属薄
板300をエッチング加工に供して狭ピッチで且つ高強
度のリードを成形することができる。唯、図5に示す方
法によって得られたリードフレームのリードは、銀(Ag)
金属から成る金属膜160によって導電性金属層120
の側面(リードの側面)も覆われているため、銀(Ag)金
属のマイグレーション等に起因する問題が発生するおそ
れがある。特に、インナーリードが狭ピッチで形成され
るリードフレームにおいては、リード側面への銀(Ag)金
属から成る金属膜等のはみ出しが厳しく規制される。そ
こで、本発明の目的は、細幅で且つ取扱が容易な機械的
強度を有するリードを狭ピッチで形成でき、リード表面
の所定の箇所に所望の金属から成る金属膜をリードの側
面にはみ出させることなく部分的に形成できるリードフ
レームの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく検討を重ねた結果、金属薄板にリードを形
成する部分にめっきによって積層した導電性金属層の表
面に所望の金属膜を所定の箇所に形成し、次いで前記金
属膜及び導電性金属層を覆うように、金属薄板用のエッ
チング液に対して不溶の金属から成る不溶性金属膜を形
成した後、導電性金属層間に露出する金属薄板部分にエ
ッチングを施し、その後、不溶性金属膜のみをエッチン
グによって除去するすことによって、充分な強度を有す
る細幅のリードが狭ピッチで形成されていると共に、所
定の箇所に所望の金属膜がリードの側面にはみ出させる
ことなく形成されたリードフレームを得ることができる
ことを見出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、金属薄板をエッチン
グしてリードが形成されたリードフレームを製造する際
に、該金属薄板の両平面の少なくとも一方の平面のエッ
チングを施す部分に予めレジストを形成して、前記金属
薄板のリードを形成する部分にめっきによって導電性金
属層を形成した後、前記導電性金属層の表面に、所望の
金属から成る金属膜をめっきによって形成し、次いで、
前記レジストを除去して、前記金属膜及び導電性金属層
の表面に、前記金属薄板にエッチングを施すエッチング
液に対して不溶の金属から成る不溶性金属膜をめっきに
よって形成し、その後、前記レジストを除去して露出し
た金属薄板の部分にエッチングを施してリード間の間隙
を形成した後、前記不溶性金属膜を除去することを特徴
とするリードフレームの製造法である。
【0009】かかる構成の本発明において、導電性金属
層の厚さ、基部の厚さと略同一に形成することによっ
、エッチングを施す金属薄板の板厚を薄くしても、得
られるリードの強度が補強されるため、リードの更に一
層のファイン化を図ることができる。また、金属薄板の
金属と同種の金属によって導電性金属層を形成し、前記
導電性金属層の表面に形成する不溶性金属膜の金属が、
エッチングを施す金属薄板の表面のエッチングを施す部
分に付着しないように、保護金属膜を金属薄板の表面に
形成した後、レジストを形成することによって、主とし
て導電性に優れた銅(Cu)等の金属から成るリードを形成
することができる。更に、金属膜を、形成された導電性
金属層の表面の一部であって、搭載される半導体チップ
とボンディングによって電気的に接続されるボンディン
グ面に形成することにより、リードフレームのボンディ
ング性を向上することができる。
【0010】
【作用】本発明によれば、エッチングに供する金属薄板
の板厚を薄くすることができるため、エッチングによっ
て形成されるリード間のピッチを狭ピッチとすることが
できる。また、金属薄板のリードが成形される部分に、
予め導電性金属層が形成されているため、前記金属薄板
の薄板化に因るリードの機械的強度の低下を補うことが
でき、得られたリードフレームの取扱を容易に行うこと
ができる。更に、導電性金属層の表面に所定の箇所に形
成された金属膜は、リードの側面にはみ出すことがない
ため、リードの側面にはみ出した金属膜のマイグレーシ
ョンに起因する問題発生のおそれを解消できる。
【0011】
【実施例】本発明を図面を用いて更に詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の一実施例であるリードフレーム
を構成するインナーリードIのボンディング部の横断面
図である。インナーリードIは、エッチング法によって
形成されたものである。図1(a)のインナーリードI
の側面はインナーリード間の間隙(ピッチ)に臨む面で
あり、中間部近傍にエッチングが施された面14、14
がある。このエッチング面14、14を側面とする略矩
形の基部10の両平面に、導電性金属層12、12がめ
っきによって形成されている。本実施例においては、基
部10及び導電性金属層12、12は、共に銅(Cu)金属
によって形成されている。この基部10の厚さAは約5
0μmであって、導電性金属層12、12の厚さB、B
も約50μmである。
【0012】また、導電性金属層12、12の表面に
は、銀(Ag)金属から成る厚さ5μm程度の金属膜16、
16が導電性金属層12、12及び基部10の側面には
み出すことなく形成されている。この金属膜16が形成
された面がボンディング面であって、搭載される半導体
チップとワイヤボンディング等がなされる。この様な図
1(a)に示すインナーリードIにおいては、基部10
と導電性金属層12、12との間にニッケル(Ni)金属か
ら成る厚さ1μm以下の保護金属膜18、18が形成さ
れている。この保護金属膜18、18は、後述する様
に、金属膜16及び導電性金属層12、12の表面に錫
(Sn)金属から成る不溶性金属膜をめっきによって形成す
る際に、エッチングを施す金属薄板の表面に錫(Sn)金属
が付着しないようにするためである。
【0013】図1(a)に示すインナーリードIは、図
2に示す製造方法で製造することができる。先ず、銅(C
u)金属から成る金属薄板30(厚さ50μm)の両面
に、厚さ1μm以下のニッケル(Ni)金属から成る保護金
属膜18、18をめっきによって形成する〔図2
(a)〕。このニッケルめっきは電解めっき或いは無電
解めっきのいずれであってもよい。この様に両面にニッ
ケルめっきが施された金属薄板30において、エッチン
グを施す部分にフォトレジスト32、32を約50μm
の厚さに塗布した後〔図2(b)〕、パターニングして
フォトレジスト32、32を部分的に除去し〔図2
(c)〕、保護金属膜18、18の表面が部分的に露出
している部分、つまりインナーリードを形成する部分に
銅(Cu)金属を電解めっきによって約50μmの厚さに積
層して導電性金属層12、12・・・を形成する〔図2
(d)〕。
【0014】次いで、形成した導電性金属層12、12
・・・の表面の所定の箇所に、銀(Ag)金属から成る厚さ
5μmの金属膜16を部分めっきによって形成する〔図
2(e)〕。かかる部分めっきは、インナーリードの金
属膜16を形成する必要のない部分をマスクで覆いつつ
図2(d)の状態にある金属薄板30をKAg(CN)
2 、K2 HPO4 、及びKSeCNが含有された70℃
のめっき浴に浸漬し、100A/dm2 の電流を流す電
解めっきによって行った。その後、フォトレジスト3
2、32・・・を除去し〔図2(f)〕、露出した導電
性金属層12、12・・・の各側面及び金属膜16の表
面に錫(Sn)金属から成り且つ厚さ1μmの金属膜34を
形成する〔図2(g)〕。この金属膜34は、本実施例
において金属薄板30のエッチングに使用するエッチン
グ液に対して不溶性の金属から成る不溶性金属膜(以
下、不溶性金属膜34と称することがある)である。か
かる不溶性金属膜34は、金属膜16の表面及び導電性
金属層12の側面に選択的に形成する必要があるため、
無電解めっきを施す。かかる無電解めっきに用いるめっ
き液は、塩化錫、チオ尿素、ジアリン酸ナトリウム、ク
エン酸、EDTA、塩酸、及び1ー塩化ラウリルピリジ
ウムが含有されているものである。
【0015】更に、エッチング液に金属薄板30を浸漬
し、フォトレジスト32、32・・・が除去されて保護
金属膜18、18が露出されている部分を溶解して金属
薄板30を部分的に露出させた後〔図2(h)〕、金属
薄板30の露出部分をアンモニアアルカリエッチング液
にて金属膜16及び不溶性金属膜34を侵さずにエッチ
ングを施しインナーリードを形成した〔図2(i)〕。
このアンモニアアルカリエッチング液には、NH4
H、NH4 Cl、NaClO、(NH4 )HCO3 が含
有されている。本実施例においては、インナーリードに
形成した後、不溶性金属膜34をエッチングして剥離す
ることによって、インナーリードのボンディング部を形
成する導電性金属層16の表面の所定箇所に、銀(Ag)金
属から成る金属膜16をインナーリードの側面に形成す
ることなく形成できるのである〔図2(j)〕。
【0016】この様に本実施例においては、エッチング
が施されてインナーリード間の間隙となる部分が、エッ
チング加工に供する薄板化された金属薄板30と略同一
厚さであるため、インナーリードのピッチを狭ピッチと
することができると共に、金属薄板30の薄板化に伴い
得られるリードの機械的強度の低下は、銅(Cu)金属から
成る導電性金属層12、12の積層によって補うことが
できる。このため、本実施例の様に、板厚50μmの金
属薄板30の両面に、厚さ50μmの導電性金属層1
2、12を形成することによって、厚さ150μmのイ
ンナーリードが100μmのピッチで形成されたリード
フレームを得ることができる。更に、インナーリードを
狭ピッチで形成しても、銀(Ag)金属から成る金属膜16
がインナーリードの側面にはみ出すことがなく、はみ出
した銀(Ag)金属に起因するマイグレーション等の懸念を
解消できる。
【0017】図1(a)においては、基部10及び導電
性金属層12、12が共に銅(Cu)金属によって形成され
ているが、基部10及び導電性金属層12、12を異種
の金属で形成することができる。この場合、基部20を
形成する金属を鉄(Fe)ーニッケル(Ni)合金とすると、図
1(b)に示す様に、図1(a)に示す保護金属膜18
を介すことなく銅(Cu)金属から成る導電性金属層12を
基部20の両面の各々に直接形成できる。鉄(Fe)ーニッ
ケル(Ni)合金から成る金属薄板には、銀(Ag)金属から成
る金属膜16及び導電性金属層12を覆う錫(Sn)金属か
ら成る不溶性金属層16を無電解めっきによって形成す
る際に、錫(Sn)金属が付着しないからである。この様な
図1(b)のインナーリードの製造工程においては、図
2に示すニッケル(Ni)金属から成る保護金属膜18を形
成する工程〔図2(a)〕を省略できる。
【0018】図1〜図2においては、インナーリードを
構成する基部10の両面に導電性金属層12、12が形
成されていたが、図3に示す様に、基部10の一面にの
み形成された導電性金属層12の表面の所定の箇所に銀
(Ag)金属から成る金属膜16が部分的に形成されている
インナーリードIであってもよい。かかるインナーリー
ドIであっても、基部10は基部10の一面に形成され
ている導電性金属層12によって補強されているためで
ある。この様な図3に示すインナーリードIは、図4に
示す工程で製造することができる。この図4の製造工程
においては、銅(Cu)金属から成る金属薄板30の一面に
ニッケルめっきを施してニッケル(Ni)金属から成る保護
金属膜18を形成し且つエッチングを施す部分にフォト
レジスト32、32・・・を形成すると共に、他方の面
には全面に亘ってフォトレジスト34を塗布する〔図4
(イ)〕。図4(イ)において、フォトレジスト32、
32・・・が形成されておらず保護金属層18の表面が
露出している部分、つまりインナーリードを形成する部
分に銅(Cu)金属を電解めっきによって積層した導電性金
属層12、12・・・を形成する〔図4(ロ)〕。
【0019】次いで、導電性金属層12、12・・・の
表面の所定の箇所に銀(Ag)金属から成る金属膜16を部
分的に形成し〔図4(ハ)〕、フォトレジスト32、3
2・・・及びフォトレジスト36のインナーリードに相
当する部分を除去した後、金属膜16、導電性金属層1
2、及びフォトレジスト36の除去部分に錫(Sn)金属か
ら成る不溶性金属膜34を選択的に形成する〔図4
(二)〕。この不溶性金属層34は、本実施例において
使用するエッチング液に対して不溶性でであって、無電
解めっきによって形成される。更に、フォトレジスト3
6の残留部分を除去してから金属薄板30の露出部分に
エッチングを施してインナーリードを形成した後〔図4
(ホ)〕、不溶性金属層34をエッチングによって除去
する〔図4(ヘ)〕。
【0020】この様にして得られた本実施例のリードフ
レームは、インナーリードの所定の箇所に所望の金属か
ら成る金属膜がインナーリードの側面にはみ出すことな
く部分的に形成されているため、はみ出し金属の剥離等
を行う必要はない。尚、以上、述べてきた実施例におい
て、金属膜16を銀(Ag)金属によって形成してきたが、
めっきによって膜を形成できる金属であれば任意の金
属、例えば金(Au)等の金属を好適に使用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、幅狭のリードを狭ピッ
チで形成することができると共に、インナーリードの所
定の箇所に所望の金属から成る金属膜をインナーリード
の側面にはみ出すことなく形成でき、半導体チップの高
集積化等に伴うリードフレームの多ピン化や半導体装置
の小型化等の要請に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるリードフレームを構成
するインナーリードの横断面図である。
【図2】図1のリードフレームを製造する工程を説明す
るための工程図である。
【図3】図1に示すインナーリードの他の例を示す横断
面図である。
【図4】図3のリードフレームを製造する工程を説明す
るための工程図である。
【図5】本発明者の一人が先に提案したリードフレーム
の製造法を説明するための工程図である。
【図6】エッチングの進行状態を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
10、20 基部 12 導電性金属層 14 エッチング面 16 金属膜 30 金属薄板 32 レジスト 34 不溶性金属膜

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板をエッチングしてリードが形成
    されたリードフレームを製造する際に、 該金属薄板の両平面の少なくとも一方の平面のエッチン
    グを施す部分に予めレジストを形成して、前記金属薄板
    のリードを形成する部分にめっきによって導電性金属層
    を形成した後、 前記導電性金属層の表面に、所望の金属から成る金属膜
    をめっきによって形成し、 次いで、前記レジストを除去して、前記金属膜及び導電
    性金属層の表面に、前記金属薄板にエッチングを施すエ
    ッチング液に対して不溶の金属から成る不溶性金属膜を
    めっきによって形成し、 その後、前記レジストを除去して露出した金属薄板の部
    分にエッチングを施してリード間の間隙を形成した後、
    前記不溶性金属膜を除去することを特徴とするリードフ
    レームの製造法。
  2. 【請求項2】 金属薄板の両面のエッチングを施す部分
    にレジストを形成する請求項1記載のリードフレームの
    製造法。
  3. 【請求項3】 金属薄板の金属と同種の金属によって導
    電性金属層を形成し、前記導電性金属層の表面に形成す
    る不溶性金属膜の金属が、エッチングを施す金属薄板の
    表面のエッチングを施す部分に付着しないように、保護
    金属膜を金属薄板の表面に形成した後、レジストを形成
    する請求項1又は請求項2記載のリードフレームの製造
  4. 【請求項4】 導電性金属層の厚さを、金属薄板の厚さ
    と略同一に形成する請求項1又は請求項3記載のリード
    フレームの製造法
  5. 【請求項5】 金属膜を、形成された導電性金属層の表
    面の一部であって、搭載される半導体チップとボンディ
    ングによって電気的に接続されるボンディング面に形成
    する請求項1記載のリードフレームの製造法
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