JP3085316U - クリームはんだ印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング後にクリームはんだや汚れ等が
スクリーンマスク上に残留することが少ないクリーナー
を搭載することで、印字品質が高く、作業の省力化を図
ることのできるクリームはんだ印刷機を提供する。 【解決手段】 ロール式ペーパー４０を保持し、該ロー
ル式ペーパー４０をスクリーンマスク２に当接させた状
態でロール式ペーパー４０と共にスクリーンマスク２に
沿って移動してスクリーンマスク２を拭くクリーナーＢ
を備えたクリームはんだ印刷機Ａにおいて、前記クリー
ナーＢは、前記ロール式ペーパー４０のスクリーンマス
ク２に当接される部分４０ａの前後を挟圧するペーパー
挟圧手段６８を備えると共に、前記ロール式ペーパー４
０を前記スクリーンマスク２の面上で任意の方向に移動
可能に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スクリーンマスクに沿って移動してスクリーンマスクをクリーニン グするクリーナーを備えたクリームはんだ印刷機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の、スクリーンマスクに沿って移動してスクリーンマスクに付着したクリ ームはんだや汚れ等を取り除くクリーニングを行うクリーナーを備えたクリーム はんだ印刷機としては、ロール式ペーパー等の拭き取り部材を保持し、その拭き 取り部材をスクリーンマスクに当接させた状態で、スクリーンマスクのクリーニ ング面に平行な一直線上を往復移動することによってスクリーンマスクを拭き取 るクリーナーを備えたものが普及している。

【０００３】 また、アルコールを前記拭き取り部材に染み込ませたり、スクリーンマスク面 に噴霧するなどして拭き取りの性能を高めたクリーナーや、拭き取り部材のスク リーンマスクに対して裏面側に吸引ヘッドを配置し、付着したクリームはんだの 吸引も行えるクリーナー等、各種の応用が施されたクリーナーが開発されている 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記の様な、拭き取り部材をスクリーンマスクに当接させて往 復移動させることでスクリーンマスクに付いたクリームはんだや汚れ等を拭き取 るクリーナーでは、特定の方向への移動による拭き取り動作しか行えないため、 スクリーンマスクに形成された特定の開口部にクリームはんだが残留してしまっ たり、クリームはんだや汚れが十分に拭き取られないことがある。そのため、ク リーニング後のスクリーン印刷時に適正な印字結果が得られない場合がある。ま た、こういった不具合を回避するために、クリーナーによるクリーニングに加え 、作業者が直接スクリーンマスクを拭くなどの手作業が必要となっている、とい った課題がある。

【０００５】 本考案は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、クリーニン グ後に、クリームはんだや汚れ等がスクリーンマスク上に残留することが少ない クリーナーを搭載することで、印字品質が高く、作業の省力化を図ることのでき るクリームはんだ印刷機を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、ロー ル式ペーパーを保持し、該ロール式ペーパーをスクリーンマスクに当接させた状 態でロール式ペーパーと共にスクリーンマスクに沿って移動してスクリーンマス クを拭くクリーナーを備えたクリームはんだ印刷機において、前記クリーナーは 、前記ロール式ペーパーのスクリーンマスクに当接される部分の前後を挟圧する ペーパー挟圧手段を備えると共に、前記ロール式ペーパーを前記スクリーンマス クの面上で任意の方向に移動可能に設けられている。 また、前記スクリーンマスクの面に平行な一直線上を移動可能に設けられた第 一の移動台と、該第一の移動台上に設けられ、該第一の移動台の移動方向に直交 する直線上を移動可能に設けられた第二の移動台とを備え、前記クリーナーが、 前記第二の移動台上に設けられている。 これによれば、スクリーンマスクをクリーニングする際に、拭き取り部材とし てのロール式ペーパーを任意の方向に移動させてクリーニングできるため、手作 業に近い拭き取り動作等、クリームはんだや汚れを拭き取るのに有効なクリーニ ング動作が可能なクリーナーを備えたクリームはんだ印刷機を得ることができる 。また、ロール式ペーパーの幅方向に拭き取り動作を行っても、ロール式ペーパ ーに皺がよる等といった不具合が発生することがない。

【０００７】 また、前記第一の移動台および前記第二の移動台が、前記スクリーンマスクの マスクパターンに対して印刷が施されるプリント基板の位置を設定するための移 動台である。 これによれば、従来のクリームはんだ印刷機の機構を大きく変更することなく 、前記クリーナーを備えたクリームはんだ印刷機を設計することが可能である。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係るクリームはんだ印刷機の好適な実施の形態を添付図面に基 づいて詳細に説明する。 図１は、本考案に係るクリームはんだ印刷機Ａの側面説明図である。Ｃは、印 刷が施されるプリント基板４を支持および移動する基板支持部である。Ｄはスキ ージユニットであり、スキージ６はたは８をスクリーンマスク２に当接して移動 し、プリント基板４に印刷を施す。Ｂがスクリーンマスク２を拭いてクリーニン グを行うクリーナーである。１０はディスプレイであり、クリームはんだ印刷機 Ａの制御部としてのコンピュータ（図示しない）に繋がれ、クリームはんだ印刷 機Ａの動作状況の表示や、操作メニューの表示などを行う。

【０００９】 基板支持部Ｃは、プリント基板４の印字位置を調整するための五つの移動台を 備える。それは、Ｙテーブル１２、Ｘテーブル１４、θテーブル１６、Ｚ１テー ブル１８、Ｚ２テーブル２０である。Ｙテーブル１２は、本体正面から奥方向（ 図１上では左右方向）に延びるレール２２上に、図示しない駆動装置によって移 動可能に設けられる。Ｙテーブル１２は、スクリーンマスク２のクリーニング面 に平行な一直線上を移動する第一の移動台となる。Ｘテーブル１４は、本体の左 右方向（図１上では奥方向）に延びるＹテーブル１２上のレール２４上に、図示 しない駆動装置によって移動可能に設けられる。Ｘテーブル１４は、第一の移動 台としてのＹテーブル１２上に設けられ、Ｙテーブル１２の移動方向に直行する 直線上を移動する第二の移動台となる。θテーブル１６は、Ｘテーブル１４上に 、水平回転可能に設けられ、図示しない駆動装置によって回転駆動制御される。 Ｚ１テーブル１８は、θテーブル１６上に垂直に設けられたボールネジ３４の上 端部に取り付けられる。ボールネジ３４は、Ｚ１テーブル１８の下面に取り付け られたモータ２６の回転軸に繋がれたプーリー２８・２９、無端ベルト３０を介 して回転され、Ｚ１テーブル１８を上下に移動させる。Ｚ２テーブル２０は、Ｚ １テーブル１８上に、Ｚ１テーブル１８の下面に取り付けられた図示しないモー タの回転によって上下に移動可能に設けられる。

【００１０】 Ｚ１テーブル１８およびＺ２テーブル２０は、プリント基板４を昇降させて、 印刷の際にプリント基板４をスクリーンマスク２に当接させる役割を果たす。 クリームはんだ印刷機Ａ内に図示しない搬入コンベアで搬入されたプリント基 板４は、Ｚ１テーブル１８上に設けられた基板テーブル３６上に載せられる。そ の後、Ｚ１テーブル１８およびＺ２テーブル２０が上昇することにより、プリン ト基板４はＺ２テーブル上に設けられたサポートピン３８に支持されて上昇され てスクリーンマスク２に当接され、スクリーンマスク２の上面に当接されて移動 するスキージ６または８によってローリングされるクリームはんだが印刷される 。

【００１１】 前記Ｙテーブル１２、Ｘテーブル１４、θテーブル１６は、前記印刷の際に、 プリント基板４がスクリーンマスク２の印刷パターンに対して正確な位置に当接 されるよう位置を調節する役割を果たす。この位置制御は、クリームはんだ印刷 機Ａに搭載されたＣＣＤカメラ（図示しない）と前記コンピュータとによってプ リント基板４の位置認識が行われ、同コンピュータによってＹテーブル１２、Ｘ テーブル１４、θテーブル１６を駆動制御することによって行われる。 Ｙテーブル１２、Ｘテーブル１４の二者を制御することにより、プリント基板 ４をスクリーンマスク２の形成する平面にそった任意の位置に移動させることが 可能である。また、θテーブル１６を制御することにより、プリント基板４とス クリーンマスク２とがなす角度を調接して適正な印字位置に合わせることが可能 である。

【００１２】 次に、クリーナーＢについて説明する。 クリーナーＢは、第二の移動台としてのＸテーブル１４上に固定されて設けら れる。Ｙテーブル１２およびＸテーブル１４は、上限速度範囲内の任意の速度で 、それぞれのレール２２および２４上の任意の方向に、独立して移動可能に設け られる。従って、Ｙテーブル１２およびＸテーブル１４の移動方向と速度を制御 することによって、クリーナーＢは水平面上の任意の方向に移動可能である。 また、クリーナーＢの上面には、拭き取り部材としてのロール式ペーパー４０ の一部が露出する露出部４０ａが設けられ、クリーニング時には露出部４０ａを スクリーンマスク２に当接させることが可能な様に設けられる。 これにより、拭き取り部材をスクリーンマスク２に当接させた状態で、前記拭 き取り部材をスクリーンマスク２の面上の任意の方向に移動させることができる 。クリーナーＢによってスクリーンマスク２のクリーニングが行われている状態 を図２に示す。

【００１３】 クリーナーＢの拡大図を図３、図４、図５に示す。図３、図４は、クリーナー Ｂの側面説明図であり、図５は、図３の状態のクリーナーＢをＦ矢方向から見た 説明図である。なお、図３、図５はクリーニングを行っていないときの、図４は クリーニング中のクリーナーＢの状態を示している。 図３において、４２は、Ｘテーブル１４に固定されたクリーナーＢの筐体であ る。筐体４２の内部底面には、シャフト４６ａを上下に移動させる空圧シリンダ ４６が設けられる。４４は、シャフト４６ａの先端の取り付け部４６ｂに取り付 けられ、空圧シリンダ４６によって上下動される移動筐体である。４８は、シャ フトであり、筐体４２に固定された支持部材４２ｂ、４２ｃによって両端を支持 されて設けられる。シャフト４８は、移動筐体４４に固定された支持部材４４ａ と、移動筐体４４の支持台４４ｂとを貫通し、移動筐体４４の上下移動を案内す る。図５に示すように、図３で示す側面の逆の側面側には、シャフト４９が、同 様に支持部材４２ｂ、４２ｃによって両端を支持されて設けられる。移動筐体４ ４に固定されたシャフト把持部７２が、シャフト４９を滑動可能に把持すること により、移動筐体４４はシャフト４９に案内されて上下に移動可能に設けられる 。 クリーニングを行う際には、図４に示すように、空圧シリンダ４６によってシ ャフト４６ａが上方に移動され、それに伴って移動筐体４４は、シャフト４８、 ４９に沿って上方に移動される。

【００１４】 図３において、５０は未使用のロール式ペーパー４０が設置されるローラーで あり、その回転軸の両端を移動筐体４４に軸支されて回転自在に設けられる。ロ ーラー５０に設置されたロール式ペーパー４０は、複数のアイドリングプーリー ５６に掛け渡されることによって所定の経路を通り、ローラー５２に巻き取られ るよう設定される。この経路には、クリーナーＢの上端に露出する前記露出部４ ０ａが含まれている。ローラー５２は、その回転軸の両端が移動筐体４４に軸支 されて回転自在に設けられ、同軸に固定されたプーリー５２ａに掛けられた無端 ベルト５２ｂによってモータ５４に繋がれ、モータ５４の駆動に伴って回転され る。ローラー５２が回転してロール式ペーパー４０を巻き取ることで、露出部４ ０ａにおいて、スクリーンマスク２の汚れ等を拭き取った使用済みのロール式ペ ーパー４０を未使用のものに入れ替えることができる。

【００１５】 Ｅは、前記露出部４０ａの下側に、ロール式ペーパー４０の幅方向に延びて設 けられるクリーニングヘッド部であり、クランク部材６４上に固定される。クラ ンク部材６４は空圧シリンダ６６のシャフトに繋がれる。空圧シリンダ６６によ ってこのシャフトが上下に移動されることで、それに伴ってクランク部材６４と クリーニングヘッド部Ｅとが上下に移動される。クリーニングが行われていない 時には、クリーニングヘッド部Ｅは下端に位置される（図３）。クリーニングが 行われるときは、クリーニングヘッド部Ｅは、上方に押し上げられることで、ロ ール式ペーパー４０の前記露出部４０ａを共に押し上げ（図４）、露出部４０ａ をスクリーンマスク２に当接させる。

【００１６】 図３において、５８は、クリーニングヘッド部Ｅの一部を構成する、アルコー ル噴出口である。アルコール噴出口５８からは、アルコール容器（図示しない） からポンプ（図示しない）によって吸い上げられたアルコールが上方に噴出され る。アルコール噴出口５８から噴出されたアルコールは、ロール式ペーパー４０ の露出部４０ａに染み込み、クリーニングにおいてスクリーンマスク２に付着し たクリームはんだや汚れ等を有効に落とす役割を果たす。

【００１７】 ６０は、クリーニングヘッド部Ｅの一部を構成する、吸引ヘッドである。吸引 ヘッド６０は、矩形の筒状に形成され、筒の軸線方向がロール式ペーパー４０の 幅方向に沿うように、前記露出部４０ａのスクリーンマスク２に当接される面の 背面側に配置される。吸引ヘッド６０の上部には、筒の軸線方向に沿って、吸引 口としてのスリットが形成される。吸引ヘッド６０の筒の内部は、ダクト６２に 連通され、ダクト６２は、吸引機７０（図１、図２参照）の吸引口に繋がれる。 以上の構成により、吸引ヘッド６０は、吸引機７０による空気の吸引によって 、前記スリットから空気を吸引することで、スクリーンマスク２に付着したクリ ームはんだ等を吸引してクリーニングする。なお、ロール紙ペーパー４０は、吸 引の妨げにならないよう、粗目に形成されたものが使用される。

【００１８】 図３において、６８は、露出部４０ａの両端に設けられたペーパー挟圧手段と してのペーパー挟圧部材である。ペーパー挟圧部材６８は、その下端に設けられ た軸６８ｂを中心に、図示しない駆動部によって回動されることで、押さえ部６ ８ａによって、アイドリングプーリー５６との間でロール式ペーパー４０を挟圧 して固定する。図４に、ペーパー挟圧部材６８がロール式ペーパー４０を挟圧し ている状態を示す。

【００１９】 また、図１のクリームはんだ印刷機Ａは、その正面（図１上では左側）に、本 体内部機構のメンテナンス用の扉７４が設けられている。この扉７４から移動台 等のメンテナンスを行えるよう、クリーナーＢは扉７４側に回動可能に設けられ ている。 この機構を図５を用いて説明する。 クリーナーＢを回動させる際には、つまみ７２ａを回すことによって、前記シ ャフト把持部７２のシャフト４９の把持を解除する。これにより、移動筐体４４ はシャフト４８のみに軸支されるため、シャフト４８を中心に、扉７４側（図５ 上では手前側）に回動可能な状態となる。 なお、支持台４４ｂには、支持台４４ｂとシャフト４６ａの接合部には溝部４ ４ｃが形成され、支持台４４ｂが回動された際には、シャフト４６ａが支持台４ ４ｂから外れるようになっている。図６に、支持台４４ｂをシャフト４６ａの接 合部の平面図を示す。図６上、下方が扉７４側である。

【００２０】 以上の様に構成されたクリーナーＢを備えたクリームはんだ印刷機Ａの、クリ ーニング時の一連の動作を説明する。 クリーニング動作は、前記コンピュータに対するユーザーの操作によってスク リーンマスクのクリーニングが選択された場合、あるいは、前記コンピュータに よって自動クリーニングが起動された場合に開始される。また、一連の動作は、 前記コンピュータ内のプログラムによって制御される。

【００２１】 まず、スキージユニットＤが動作して、スキージ６、８が上昇されてスクリー ンマスク２から離れる。また、Ｚ１テーブル１８が下降して、基板テーブル３６ 等がスクリーンマスク２から離れる。続いてＹテーブル１２が、本体Ａの奥方向 （図１上では左方向）に移動し、クリーナーＢがスクリーンマスクＢの本体Ａの 手前の縁部（図１上では右縁部）の下方まで移動される。 次に、空圧シリンダ４６によって移動筐体４４が上昇され、ロール式ペーパー ４０の露出部４０ａがスクリーンマスク２に近づく。次に、ペーパー挟圧部材６ ８を動作させて、露出部４０ａの前後のロール式ペーパー４０を挟圧する。次に 、空圧シリンダ６６によってクリーニングヘッド部Ｅが上昇され、露出部４０ａ を押し上げて、露出部４０ａをスクリーンマスク２に当接させる。

【００２２】 この状態で、Ｙテーブル１２およびＸテーブル１４を動作させクリーナーＢを 移動させることで、ロール式ペーパーの露出部４０ａをスクリーンマスク２の面 上の任意の方向に移動させてクリーニングが行われる。 露出部４０ａの移動軌道は、Ｙテーブル１２およびＸテーブル１４を制御する ことにより、スクリーンマスク面上の任意の軌道を描くことが可能なため、例え ば、手作業でスクリーンマスク２を拭く際の人間の動作に近い螺旋状の動作や、 ジグザグの動作を行うことが可能であり、スクリーンマスク２に付着したクリー ムはんだや汚れ等を効果的に落とすことができる。 なお、クリーニング動作でのクリーナーＢの移動軌道は、前記コンピュータ上 にプログラムされ、各種の移動軌道を選択できるようにしておくと良い。また、 ユーザーによって移動軌道が設定できるようすると更に良い。

【００２３】 また、露出部４０ａを様々な方向に移動させた際、露出部４０ａには、そのロ ール式ペーパ４０の幅方向にも力が加わる。この場合、従来のクリーナーであれ ば、露出部４０ａには、ペーパーがクリーニングヘッド部Ｅ上からずれてしまっ たり、皺がよったりしてしまう。しかし、このクリーナーＢでは、前記ペーパー 挟圧部材６８によって露出部４０ａの前後が挟圧されてほぼ固定され、なおかつ 挟圧後にクリーニングヘッド部Ｅによってペーパーの露出部４０ａを押し上げて テンションを持たせているため、露出部４０ａに様々な方向から力が加わっても 、ペーパーがずれたり皺がよったりすることがない。

【００２４】 クリーニングは、露出部４０ａをスクリーンマスク２の面に当接させて移動す ることのみで行っても良いが、前記吸引ヘッド６０と吸引機７０によって、ロー ル式ペーパー４０を通してクリームはんだ等を吸引しながら行うと更に効果的で ある。また、前記アルコール噴出口５８からアルコールを噴出させながら行って もよい。ただし、クリーニングの直後に印刷を行う場合には、スクリーンマスク ２に付着したアルコールは、印刷結果に悪影響を与える場合があるため、アルコ ールの噴出を行わずにクリーニングを行った方が良い。アルコールを使用してク リーニングを行った場合には、アルコールがスクリーンマスク２上から蒸発した 後に印刷を行うことが望ましい。

【００２５】

【考案の効果】

本考案に係るクリーナーを備えたクリームはんだ印刷機によれば、手作業に近 い拭き取り軌道等、クリームはんだや汚れを効果的に落とす拭き取り軌道を設定 してスクリーンマスクの拭き取りクリーニングを行うことが可能である。そのた め、クリーニング後の印字品質が高くなり、また、手作業によるスクリーンマス クのクリーニングがほとんど不要となるため、作業の省力化を図ることができる といった効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るクリームはんだ印刷機の側面説明
図である。

【図２】本考案に係るクリームはんだ印刷機のクリーニ
ング中の状態を表す側面説明図である。

【図３】クリーナーの側面説明図である。

【図４】クリーナーのクリーニング中の状態を表す側面
説明図である。

【図５】クリーナーの正面説明図である。

【図６】支持台４４ｂとシャフト４６ａの接合部を示す
説明図である

【符号の説明】

Ａ クリームはんだ印刷機 Ｂ クリーナー Ｃ 基板支持部 Ｄ スキージユニット ２ スクリーンマスク ４ プリント基板 ６、８ スキージ １０ ディスプレイ １２ Ｙテーブル １４ Ｘテーブル １６ θテーブル １８ Ｚ１テーブル ２０ Ｚ２テーブル ２２、２４ レール ３４ ボールネジ ３６ 基板テーブル ３８ サポートピン ４０ ロール式ペーパー ４０ａ ロール式ペーパーの露出部 ４２ クリーナーの筐体 ４４ クリーナーの移動筐体 ４４ａ 支持部材 ４４ｂ クリーナーの移動筐体の支持台 ４６ 空圧シリンダ ４６ａ シャフト ４８、４９ シャフト ５０ ロール式ペーパーの設置ローラー ５２ ロール式ペーパーの巻き取りローラー ５４ モータ ５６ アイドリングプーリー ５８ アルコール噴出口 ６０ 吸引ヘッド ６２ ダクト ６６ 空圧シリンダ ６８ ペーパー挟圧部材 ７０ 吸引機 ７２ シャフト把持部 ７２ａ つまみ ７４ 扉

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロール式ペーパーを保持し、該ロール式
   ペーパーをスクリーンマスクに当接させた状態でロール
   式ペーパーと共にスクリーンマスクに沿って移動してス
   クリーンマスクを拭くクリーナーを備えたクリームはん
   だ印刷機において、 前記クリーナーは、前記ロール式ペーパーのスクリーン
   マスクに当接される部分の前後を挟圧するペーパー挟圧
   手段を備えると共に、前記ロール式ペーパーを前記スク
   リーンマスクの面上で任意の方向に移動可能に設けられ
   ていることを特徴とするクリームはんだ印刷機。
2. 【請求項２】 前記スクリーンマスクの面に平行な一直
   線上を移動可能に設けられた第一の移動台と、 該第一の移動台上に設けられ、該第一の移動台の移動方
   向に直交する直線上を移動可能に設けられた第二の移動
   台とを備え、 前記クリーナーが、前記第二の移動台上に設けられてい
   ることを特徴とする請求項１記載のクリームはんだ印刷
   機。
3. 【請求項３】 前記第一の移動台および前記第二の移動
   台が、前記スクリーンマスクのマスクパターンに対して
   印刷が施されるプリント基板の位置を設定するための移
   動台であることを特徴とする請求項２記載のクリームは
   んだ印刷機。