JP3084988U - 水防壁 - Google Patents

水防壁

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JP3084988U JP2001006427U JP2001006427U JP3084988U JP 3084988 U JP3084988 U JP 3084988U JP 2001006427 U JP2001006427 U JP 2001006427U JP 2001006427 U JP2001006427 U JP 2001006427U JP 3084988 U JP3084988 U JP 3084988U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通常時は水防壁を取り除き、浸水の恐れが生
じた場合に容易に設置できる、簡単な構成で故障もなく
設置コストも殆どかからない水防壁とする。 【解決手段】 床2に着脱可能に立設する水防壁1であ
り、水防壁1は方形の水防板3Aの周縁部に90°裏側
へ屈曲した縁枠7を有し、縁枠7の外側に漏水防止用ゴ
ム8が当着された床に着脱可能に立設し、かつ横方向に
連結する複数の水防体3と、直角三角形状の板状体で周
側縁に90°一方の側へ屈曲した縁枠16を有し、水防
体3の裏側に水防体3と共に床に着脱可能に取り付ける
支持体4から構成される。水防体3の両側部にボルト貫
通孔を設け、底部にボルト挿通長孔を設ける。支持体4
の底辺の縁枠16の前部にボルト挿通長孔に対応する位
置にボルト挿通孔を設け、後部に先端が床面に当接する
調節ボルトを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築物の開口間口や地下室への侵入口等に設置して、洪水時等に水 の浸入を防止する水防壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洪水時等に水の浸入を防止する水防壁として、水防板を電動で昇降し、 昇降時にセンサーで検知し、このセンサーからの信号に基づいて水防板を自動的 に床下より上昇させ、水の浸入を防止するものが既に提案されている。 又、通常は水防板が床面時に面一に配設され、使用時に水防板が動作機構によ り起立し、水の浸入を防止するものも既に提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
水防壁は、通常は出入りや通行等に支障を来さないように床下等に収納されて いることが望ましく、そこで、上記従来のように水防板を自動的に昇降させるも の或いは水防板を起倒させるものがあるが、これ等のものは故障や停電等によっ て水防板が作動できなくなる事態が発生する恐れがあると共に、水防板を床下に 収納するため、設置コストが高価となってしまう問題点を有していた。
【0004】 上記点より本考案は、通常時は水防壁を取り除き、浸水の恐れが生じた場合に 容易に設置できる、簡単な構成で故障もなく、設置コストも殆どかからない水防 壁を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の本考案水防壁は、床に着脱可能に立設され る水防壁であり、この水防壁は方形の水防板の少なくとも両側端縁及び下端縁に 90°裏側へ屈曲した縁枠を有し、この縁枠の外側に漏水防止用ゴムが当着され た床に着脱可能に立設され、かつ横方向に連結する複数の水防体と、直角三角形 状の板状体で少なくとも直角部を挾んだ両辺の側端縁に90°一方の側へ屈曲し た縁枠を有し、前記水防体の下部の内側屈曲部に直角部を合致させて立設し、水 防体の裏側に水防体と共に床に着脱可能に取り付けられる支持体から構成され、 前記水防体は両側部に所定の高さ位置にボルト貫通孔が設けられると共に、底部 に予め床の所定の位置に埋設された雌ネジ体に螺入するボルトが挿通するボルト 挿通長孔が設けられ、前記支持体は取り付け時に底辺側となる縁枠の前部に、水 防体のボルト挿通長孔に対応する位置にボルト挿通孔が設けられると共に、この 縁枠の後部に先端が床面に当接する調節ボルトが設けられていることを特徴とす るものである。
【0006】 上記構成を有する本考案は、建物の開口間口等の設置に際して、予め床の所定 の位置に埋設された雌ネジ体に水防体のボルト挿通長孔を合わせると共に、水防 体の裏側に支持体を立設して直角部を水防体の内側屈曲部に合致して水防体のボ ルト挿通長孔に支持体のボルト挿通孔を合わせてボルトを雌ネジ体に螺入すれば 水防体と支持体の前部は床面に固定される。 又、支持体の後部は調節ボルトを回して調節ボルトの先端を床面に強く当接す ることで固定される。尚、水防体の下部はボルト挿通長孔となっているので、水 防体の連結に際して微調整ができ、連結作業が容易となる。
【0007】 次に、床面に固定した水防体と隣接する水防体も同じように支持体と共に床面 に固定し、隣同士の水防体を水防体の両側部に設けたボルト貫通孔にボルトを挿 通し、ナットで固定することにより水防体を横方向に所定の数だけ連結し、水防 壁を構成する。
【0008】 そして、この水防壁の両側端部に設けたボルト貫通孔から建物の開口間口の両 側壁等の構造体の所定の箇所にボルトで取り付ける。取り付け箇所には予め雌ネ ジ体を埋設しておけばよい。
【0009】 このように設置された水防壁は、水防体の水防板により水の浸入が防止される 。そして、水防体は水防体の裏側の下部の内側屈曲部に支持体の直角部が合致し て固定されているので、水防体の前面からの水圧に十分に耐え、然も水防体及び 支持体に縁枠を有しているので強度も十分である。
【0010】 尚、水防体の両側部の縁枠及び下部の縁枠の外側に漏水防止用ゴムが当着され ているので、連結部及び底部からの漏水は防止される。
【0011】 又、冠水後、水が引いた時は固定してあるボルトを総て外せば、容易に防水壁 の取り外しが可能であるから、通行等に支障を来すことがない。 尚、床等に埋設されている雌ネジ体には化粧ボルトで被覆しておけば美感を損 なうことがない。
【0012】 次に、請求項2の本考案水防壁は、請求項1の水防壁において、大きいサイズ の水防体に小さいサイズの水防体が順次収納されるよう、水防体が段階的に夫々 異なるサイズに形成されていることを特徴とするものである。
【0013】 上記構成を有する本考案は、大きいサイズの水防体に小さいサイズの水防体が 順次収納されるため、不使用時はコンパクトとなり、収納スペースが少なくて済 む。
【0014】 次に、請求項3の本考案水防壁は、請求項1又は2の水防壁において、大きい サイズの支持体に小さいサイズの支持体が順次収納されるよう、支持体が段階的 に夫々異なるサイズに形成されていることを特徴とするものである。
【0015】 上記構成を有する本考案は、大きいサイズの支持体に小さいサイズの支持体が 順次収納されるため、不使用時はコンパクトとなり、収納スペースが少なくて済 む。
【0016】 次に、請求項4の本考案水防壁は、請求項1,2又は3の水防壁において、漏 水防止用ゴムは漏水防止用ゴムの巾方向に所定の間隔をおいて長手方向に延長す る先端が薄くなった突条が形成され、接し合う漏水防止用ゴムの突条は互い違い に対向していることを特徴とするものである。
【0017】 上記構成を有する本考案は、接し合う漏水防止用ゴムの突条は互い違いに対向 しているため、漏水防止用ゴムの接合部分が何重にも形成されると共に、先端が 薄くなっているため対向部に密着して接合し、接合部分からの漏水の恐れは全く ない。
【0018】 次に、請求項5の本考案水防壁は、請求項1、2、3又は4の水防壁において 、水防体の水防板が垂直に起立するように水防体の底部の縁枠が屈曲され、支持 体が水防板と底部の縁枠との屈曲部の角度を一角とする三角形状の板体に形成さ れていることを特徴とするものである。
【0019】 上記構成を有する本考案は、地下駐車場の出入口のスロープ等傾斜地の傾斜方 向に対向して水防壁を設置する時、水防体の水防板を垂直に起立し、水の浸入を 防止できる。
【0020】 次に、請求項6の本考案水防壁は、請求項1、2、3、4又は5の水防壁にお いて、水防体の水防板の側辺が垂直線となるように水防板の底辺が傾斜され、支 持体の底辺側となる縁枠が支持体が垂直に起立するように前記水防板の底辺の傾 斜に対応して屈曲されていることを特徴とするものである。
【0021】 上記構成を有する本考案は、建物の入口等の開口間口が傾斜地の傾斜方向に沿 っている場合や、道路等に勾配がある場合に、傾斜方向に沿って水防壁を設置す る時、水防板の側辺が垂直線となるように設置でき、構造体への取り付けが容易 となる。
【0022】 次に、請求項7の本考案水防壁は、請求項1、2、3、4、5又は6の水防壁 において、水防体の側部の縁枠が鋭角に屈曲されていることを特徴とするもので ある。
【0023】 上記構成を有する本考案は、水防体を屈曲させて連結することが可能となる。
【0024】 次に、請求項8の本考案水防壁は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の水 防壁において、断面が略く字形の柱状体で、下端部に両辺を挾んで底板が設けら れると共に、両辺の外側及び底板の外側に漏水防止用ゴムが当着され、両辺から 外側の漏水防止用ゴムに水防体のボルト貫通孔と対応する高さ位置にボルト貫通 孔が設けられると共に、底部に予め床の所定の位置に埋設された雌ネジ体に螺入 するボルトが挿通するボルト挿通孔が設けられ、前記水防体を着脱可能に屈曲し て連結、又は水防壁の両端を構造体の所定の位置に着脱可能に取り付ける連結兼 用取り付け部材を有することを特徴とするものである。
【0025】 上記構成を有する本考案は、連結兼用取り付け部材の両辺の外側に水防体の側 部の縁枠を当着し、連結兼用取り付け部材のボルト貫通孔から水防体のボルト挿 通孔にボルトを挿通し、ナットで固定することにより、水防体同士を屈曲させて 連結することが可能である。 又、水防壁の両端に連結兼用取り付け部材の一方の辺を当着し、ボルト及びナ ットで固定し、他方の辺を建物等の構造体に当着し、ボルトで固定することによ り水防壁を構造体に取り付ける。 又、連結兼用取り付け部材の底部は、ボルト挿通孔から予め床の所定の位置に 埋設された雌ネジ体にボルトを螺入することにより床に固定される。
【0026】 又、連結兼用取り付け部材の両辺の外側及び底板にも漏水防止用ゴムが当着さ れているので、水防体の連結部や構造体への取り付け箇所からの漏水も防止され る。
【0027】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図1は本考案水防壁の一実施の形態を示す縦断背面図、図2は同上の平面図、 図3は同上の縦断側面図、図4は水防体の斜視図、図5は支持体の斜視図、図6 は連結兼用取り付け部材の内側斜視図、図7は同上の外側斜視図、図8は漏水防 止用ゴムの当接寸前の部分拡大横断平面図、図9は水防体の収納状態を示す斜視 図、図10は支持体の収納状態を示す斜視図、図11は請求項5の本考案水防壁 の一実施の形態を示す縦断側面図、図12は請求項6の本考案水防壁の一実施の 形態を示す正面図、図13は請求項7の本考案水防壁の一実施の形態を示す部分 横断平面図、図14は請求項8の本考案水防壁の一実施の形態を示す斜視図、図 15は請求項8の本考案水防壁の他の実施の形態を示す平面図である。
【0028】 本考案の水防壁は、建築物の入口等の開口間口や建築物の地下への入口等に設 置する。 水防壁1は床2に着脱可能に立設され横方向に連結される複数個の水防体3、 水防体3の裏側に立設し水防体3と共に床2に着脱可能に取り付けられる支持体 4から構成される。 又、水防壁1の両端に取り付けられ水防壁1を建築物等の構造体5に着脱可能 に取り付け、或いは水防体3を屈曲して連結する連結兼用取り付け部材6を有し ている。
【0029】 水防体3は方形の水防板3Aの両側端縁及び上・下端縁に90°板状体の裏側 へ屈曲形成された縁枠7が設けられている。水防板3Aはアルミを使用している が、その他の金属或いはプラスチック等でもよい。 又、縁枠7は側部縁枠7A及び下部縁枠7Bだけで十分であるが、図4のよう に上部縁枠7Cを設ければより強度が増大する。
【0030】 8は両側の側部縁枠7A及び下部縁枠7Bの外側に接着剤で貼着された縁枠7 の巾と同一巾の帯板状の漏水防止用ゴムであり、この漏水防止用ゴム8は漏水防 止用ゴム8の巾方向に所定の間隔をおいて長手方向に延長する先端が薄くなった 突条8Aが形成されている。この突条8Aは隣接の水防体3の漏水防止用ゴム8 の突条8Aと互い違いに対向するように水防体3に取り付けられている。
【0031】 そして、水防体3の両側部に所定の高さ位置に側部縁枠7Aから外側の漏水防 止用ゴム8に貫通したボルト貫通孔10が2箇所ずつ設けられている。尚、ボル ト貫通孔10は2箇所に限定されるものではない。 又、水防体3の底部に予め床2に埋設された雌ネジ体11に螺入するボルト1 2が挿通するボルト挿通長孔13が下部縁枠7Bから外側の漏水防止用ゴム8に かけて穿設され、ボルト挿通長孔13は左右2箇所に設けられている。尚、ボル ト挿通長孔13は2箇所に限定されるものではない。
【0032】 このような構成を有する水防体3は、大きいサイズの水防体3に小さいサイズ の水防体3が順次収納されるよう、段階的に異なるサイズに形成されている(図 9)。 この場合、各水防体3の側部の貫通孔10は同一高さ位置となっている。勿論 、水防体3は総て同一サイズとしてもよい。
【0033】 又、水防体3同士の横方向への連結は、一方の水防体3のボルト貫通孔10か ら隣接する他方の水防体3のボルト貫通孔10にボルト14を挿通し、ナット1 5で締結する(図1)。 そして、隣同士接し合う漏水防止用ゴム8の突条8Aは互い違いに対向して薄 くなった先端が対向する漏水防止用ゴム8の凹部8Bに密着する(図8)。
【0034】 次に、支持体4は直角三角形の板状体の各辺の側端縁に90°板状体の一方の 側へ屈曲形成された縁枠16が設けられている。 支持体4は水防板3Aと同様アルミを使用しているが、その他の金属或いはプ ラスチック等でもよい。 又、縁枠16は直角部を挾んだ両辺だけで十分であるが、図5のように斜辺に も設ければより強度が増大する。
【0035】 そして、支持体4は図3に示すように、直角部を水防体3の下部の内側屈曲部 に合致させて立設し、直角部を挾んだ一辺の縁枠16Aが水防体3の水防板3A の裏面に当接し、底辺の縁枠16Bの前部(直角部に近い側)に水防板3のボル ト挿通長孔13に対応する位置にボルト挿通孔17が穿設されると共に、この縁 枠16Bの後部にボルト挿通孔18が穿設されている。
【0036】 又、後部のボルト挿通孔18の外側(底辺の縁枠16Bの裏側)にナット19 が固定され、このナット19にボルト挿通孔18より先端が床2面に当接する調 節ボルト20が高さ調節可能に螺合している。
【0037】 そして、支持体4の取り付けは水防体3の底部の左右のボルト挿通長孔13の 位置に支持体4の縁枠16Bのボルト挿通孔17を合わせ、このボルト挿通孔1 7からボルト12が床2に予め埋設されている雌ネジ体11に螺入することによ り、水防体3と共に床2に固定される。 尚、支持体4は図面では水防体3の裏側に2個設けられているが、必ずしもこ れに限定されるものではない。
【0038】 このような構成を有する支持体4は、大きいサイズの支持体4に小さいサイズ の支持体4が順次収納されるよう段階的に異なるサイズに形成されている(図1 0)。勿論、支持体4は総て同一サイズとしてもよい。
【0039】 次に、連結兼用取り付け部材6は断面が略く字形の柱状体で、下端部に両側の 辺6Aを挾んで底板21が一体に設けられている。図面では両側の辺6は直角を なしている(図6及び図7)。 両側辺6A及び底板21はアルミを使用しているが、その他の金属或いはプラ スチック等でもよい。 又、両側の辺6A及び底板21の外側全体に水防体3の外側に貼着した漏水防止 用ゴム8と同様の漏水防止用ゴム8が接着剤で貼着されている。漏水防止用ゴム 8は両側辺6Aの長手方向に向け突条8Aが延長するように貼着されている。
【0040】 又、両側の辺6Aの内側から外側の漏水防止用ゴム8にボルト貫通孔22が上 下2箇所穿設されている。このボルト貫通孔22は水防体3のボルト貫通孔10 と対応する高さ位置に設けられている。 又、底板21の内側から外側の漏水防止用ゴム8に、予め床2の所定の位置に 埋設された雌ネジ体11に螺入するボルト23が挿通するボルト挿通孔24が穿 設されている。
【0041】 そして、連結兼用取り付け部材6は、図1及び図15に示すように、横方向に 一線上に連結された水防壁1の両端にその一方の辺部をボルト貫通孔10、22 同士を合致させ、ボルト25及びナット26で固定すると共に、他方の辺部をボ ルト貫通孔22にボルト27を挿通し、予め建物等の構造体5の所定の位置に埋 設された雌ネジ体(図示せず)に螺入し、構造体5に固定する。構造体5が木製 の場合は必ずしも雌ネジ体を埋設する必要がなく、直接ネジ止めしてもよい。
【0042】 又、連結兼用取り付け部材6は、図14に示すように、構造体5の前方に間隔 をおいて設置する時は、横方向に連結した水防壁1の両側にこの水防壁1と直角 に水防体3で側壁28を構成し、この側壁28を構成する水防体3の一方の端部 と水防壁1の端部に連結兼用取り付け部材6を当着し、ボルト及びナット29で 固定する。 そして、側壁28を構成する水防体3の他方の端部は、ボルト貫通孔10にボ ルト30を挿通し、予め構造体5の所定の位置に埋設された雌ネジ体(図示せず )に螺入し固定する。 尚、図面では直角に連結した場合を示したが、連結兼用取り付け部材6の両辺 の屈曲部の角度が異なる部材を使用すれば、他の角度に屈曲した連結が可能とな る。
【0043】 又、水防体3に取り付けられる連結兼用取り付け部材6の漏水防止用ゴム8の 突条8Aは、水防体3に取り付けられる漏水防止用ゴム8の突条8Aと接合箇所 の突条8A同士が互い違いに対向するように取り付けられている。
【0044】 次に、図11は請求項5の本考案水防壁を示すもので、地下駐車場の出入口の スロープ等傾斜地の傾斜方向に対向して水防壁1を設置する時、水防体3の水防 板3Aが垂直に起立するように、水防体3の底部の縁枠7Bが傾斜面に対応した 角度に屈曲されている。 そして、支持体4はこの水防体3の内側屈曲部に裏側から合致するように、水 防板3Aと底部の縁枠7Bとの屈曲部の角度を一角とする三角形状の板状体に形 成されている。
【0045】 次に、図12は請求項6の本考案水防壁を示すもので、建物の入口等の開口間 口が傾斜方向に沿っている場合や道路等に勾配がある場合に、傾斜方向に沿って 水防壁1を設置する時、水防体3の水防板3Aの側辺が垂直線となるように水防 板3Aの底辺が傾斜面に対応した角度に傾斜されている。 そして、支持体4の底辺側となる縁枠16Bが支持体4が垂直に起立するよう に水防体3Aの底辺の傾斜角度と同角度に屈曲している。
【0046】 次に、図13は請求項7の本考案水防壁を示すもので、この場合、連結兼用取 り付け部材6を使用せずに、水防体3の側部の縁枠7Aを鋭角に屈曲することに より、水防体3を屈曲させて連結するものである。
【0047】
【考案の効果】
本考案によれば、洪水時等に建物内や地下等に浸水の恐れが生じた場合、人手 により水防壁を設置して水の浸入を防止できると共に、水が引いた時はこれを人 手により簡単に取り除くことができるので、出入りや通行等に支障を来すことが ない。 そして、不使用時は、従来のように床下等に収納することがないので、床下の 設備は不要であり、簡単に取り外して任意箇所に収納できるので構造も簡単で設 置コストが殆どかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案水防壁の一実施の形態を示す縦断背面図
である。
【図2】本考案水防壁の一実施の形態を示す平面図であ
る。
【図3】本考案水防壁の一実施の形態を示す縦断側面図
である。
【図4】本考案水防壁の水防体の一実施の形態を示す斜
視図である。
【図5】本考案水防体壁の支持体の一実施の形態を示す
斜視図である。
【図6】本考案水防体壁の連結兼用取り付け部材の内側
斜視図である。
【図7】本考案水防体壁の連結兼用取り付け部材の外側
斜視図である。
【図8】本考案水防壁の一実施の形態を示す部分拡大横
断平面図である。
【図9】本考案水防壁の水防体の収納状態を示す斜視図
である。
【図10】本考案水防壁の支持体の収納状態を示す斜視
図である。
【図11】請求項5の本考案水防壁の一実施の形態を示
す縦断側面図である。
【図12】請求項6の本考案水防壁の一実施の形態を示
す正面図である。
【図13】請求項7の本考案水防壁の一実施の形態を示
す部分横断平面図である。
【図14】請求項8の本考案水防壁の一実施の形態を示
す斜視図である。
【図15】請求項8の本考案水防壁の他の実施の形態を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 水防壁本体 2 床 3 水防体 3A 水防板 4 支持体 5 構造体 6 連結兼用取り付け部材 6A 連結兼用取り付け部材の辺部 7 縁枠 8 漏水防止用ゴム 8A 漏水防止用ゴムの突条 10 ボルト貫通孔 11 雌ネジ体 13 ボルト挿通長孔 16 縁枠 17 ボルト挿通孔 18 ボルト挿通孔 19 ナット 20 調節ボルト 21 底板 22 ボルト貫通孔 24 ボルト挿通孔

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に着脱可能に立設される水防壁であ
    り、この水防壁は方形の水防板の少なくとも両側端縁及
    び下端縁に90°裏側へ屈曲した縁枠を有し、この縁枠
    の外側に漏水防止用ゴムが当着された床に着脱可能に立
    設され、かつ横方向に連結する複数の水防体と、直角三
    角形状の板状体で少なくとも直角部を挾んだ両辺の側端
    縁に90°一方の側へ屈曲した縁枠を有し、前記水防体
    の下部の内側屈曲部に直角部を合致させて立設し、水防
    体の裏側に水防体と共に床に着脱可能に取り付けられる
    支持体から構成され、前記水防体は両側部に所定の高さ
    位置にボルト貫通孔が設けられると共に、底部に予め床
    の所定の位置に埋設された雌ネジ体に螺入するボルトが
    挿通するボルト挿通長孔が設けられ、前記支持体は取り
    付け時に底辺側となる縁枠の前部に、水防体のボルト挿
    通長孔に対応する位置にボルト挿通孔が設けられると共
    に、この縁枠の後部に先端が床面に当接する調節ボルト
    が設けられていることを特徴とする水防壁。
  2. 【請求項2】 大きいサイズの水防体に小さいサイズの
    水防体が順次収納されるよう、水防体が段階的に夫々異
    なるサイズに形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の水防壁。
  3. 【請求項3】 大きいサイズの支持体に小さいサイズの
    支持体が順次収納されるよう、支持体が段階的に夫々異
    なるサイズに形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の水防壁。
  4. 【請求項4】 漏水防止用ゴムは漏水防止用ゴムの巾方
    向に所定の間隔をおいて長手方向に延長する先端が薄く
    なった突条が形成され、接し合う漏水防止用ゴムの突条
    は互い違いに対向していることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の水防壁。
  5. 【請求項5】 水防体の水防板が垂直に起立するように
    水防体の底部の縁枠が屈曲され、支持体が水防板と底部
    の縁枠との屈曲部の角度を一角とする三角形状の板体に
    形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の水防壁。
  6. 【請求項6】 水防体の水防板の側辺が垂直線となるよ
    うに水防板の底辺が傾斜され、支持体の底辺側となる縁
    枠が支持体が垂直に起立するように前記水防板の底辺の
    傾斜に対応して屈曲されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載の水防壁。
  7. 【請求項7】 水防体の側部の縁枠が鋭角に屈曲されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6
    記載の水防壁。
  8. 【請求項8】 断面が略く字形の柱状体で、下端部に両
    辺を挾んで底板が設けられると共に、両辺の外側及び底
    板の外側に漏水防止用ゴムが当着され、両辺から外側の
    漏水防止用ゴムに水防体のボルト貫通孔と対応する高さ
    位置にボルト貫通孔が設けられると共に、底部に予め床
    の所定の位置に埋設された雌ネジ体に螺入するボルトが
    挿通するボルト挿通孔が設けられ、前記水防体を着脱可
    能に屈曲して連結、又は水防壁の両端を構造体の所定の
    位置に着脱可能に取り付ける連結兼用取り付け部材を有
    することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又
    は7記載の水防壁。
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