JP3084967B2 - 加湿エレメント - Google Patents

加湿エレメント

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JP3084967B2 JP04272985A JP27298592A JP3084967B2 JP 3084967 B2 JP3084967 B2 JP 3084967B2 JP 04272985 A JP04272985 A JP 04272985A JP 27298592 A JP27298592 A JP 27298592A JP 3084967 B2 JP3084967 B2 JP 3084967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、暖房時の室内空気の
乾燥を防止すべく使用される加湿装置の加湿エレメント
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から暖房装置には、加湿器が内蔵さ
れるか、または、暖房装置として併用して加湿器が使用
されている。一般的な暖房装置Bの概略図を図3に示
す。図3を参照して、暖房装置Bは、給水タンク21を
有する給水機構20と、この給水機構20から供給され
た水を蒸散させる加湿器10とを備えている(例えば、
特開昭63−172847号公報)。
【0003】この加湿器10の加湿機構は、図4に示す
ように、多孔質シート11を中空袋帯状に形成すると共
に、この多孔質シート11に添えた波形状のスペーサ1
2によって多孔質シート11間に通風路13を形成し、
多孔質シート11を通して透湿した水蒸気によって通風
路13内を通過する空気を加湿するものである。ところ
がこの加湿機構においては、通風路13の周面のうち、
多孔質シート11によって構成される部分でしか加湿に
寄与できないので加湿面積が狭く、加湿器10の加湿効
率が悪い。更に、上記加湿器10への給水時には、給水
タンク21からの水圧によって多孔質シート11が通風
路13側へ膨らんで(図4において一点鎖線で示す。)
通風路13が狭められるため、空気圧損が増大し、空気
流量が減少して十分な加湿が確保できない場合もあっ
た。
【0004】そこで、本願の出願人は、上記問題を解決
すべく、水を溜めるシェルの内部に、複数の透湿性のパ
イプを束ねて配置することにより単位加湿ユニットを構
成した加湿エレメントを提供した(特願平3−2151
49号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記加湿エレ
メントは、シェルに給水する際の、給水用ホース等を接
続する給水用媒介具等の取付位置に問題があった。すな
わち、給水用媒介具等は、シェルの、加湿される空気の
流通路に当たる面以外の側面等に取付けられており、上
記ユニット化した加湿エレメントを複数個ならべて所望
の加湿能力を有する加湿装置を設計する際に、互いに隣
合うユニット化された加湿エレメント同士の間には、上
記給水用媒介具等を取付けるためのスペースを開けなけ
ればならなかった。従って、加湿するために送られた空
気は、加湿装置の透湿性のパイプ内を通過する他に、上
記開けられたスペース間を通過してしまい加湿効率が低
下してしまうという問題があった。この問題を解決する
には、上記スペースを閉塞すべくシール部材を使用すれ
ば良いのであるが、コストが上昇してしまうという問題
がのこる。また、給水用媒介具等を取付けるための開口
を別工程により加工しなければならず、工数が増加し更
にコストが上昇する。
【0006】そこで、この発明の目的は、製造コストを
低減でき、複数並べて使用しても加湿装置が大型化する
ことのない加湿エレメントを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る加湿
エレメントは、対向する一対の側面が、多数の加湿パイ
プ取付孔を前面に有する管板によって形成されたケーシ
ングと、開口部を有する両端が上記一対の管板の加湿パ
イプ取付孔に液密的に取り付けられ、上記ケーシングを
貫通した複数の透湿性の加湿パイプと、少なくとも一方
の管板の任意の加湿パイプ取付孔に液密的に取付けら
れ、ケーシング内に連通する給水用開口を有する給水パ
イプとを備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に係る加湿エレメントは、
請求項1記載の加湿エレメントにおいて、上記給水パイ
プは、一端部が閉口され、且つ他端部が開放されたパイ
プであって、当該給水パイプの両端の外周面が、加湿パ
イプ取付孔に液密的に取付けられており、上記給水用開
口は、給水パイプの長手方向の中間部に形成されている
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る加湿エレメントによれば、任意
の加湿パイプ取付孔を用いて、管板の任意に位置に給水
パイプを取付けることができるので、給水パイプ取付位
置を自由に設定することができると共に、給水パイプを
取付けるための穴を別に加工する必要がない。しかも、
ケーシングの、管板が設けられていない側の側面は完全
に平坦な状態にできるので、加湿エレメントを多数並べ
て使用する際に、上記平坦な側面同士を密接させて、加
湿エレメント同士の間に隙間を設けることのない配置が
可能となる。
【0010】請求項2に係る加湿エレメントによれば、
給水パイプの両端が、両管板の加湿パイプ取付孔にそれ
ぞれ取付けられるので、給水パイプを確実に固定するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例の加湿エレメントA
の一部断面斜視図である。図1を参照しながら、1はケ
ーシングであって、外枠11と、この外枠11の対向す
る側面に取付けられる一対の管板12および13とによ
り形成される。
【0012】2は透湿性を有する加湿パイプであり、両
端に開口を有する。この加湿パイプ2は、上記一対の管
板12,13に開けられた加湿パイプ取付孔12aおよ
び図示しない13aに、その両端外周部を接着剤等を用
いて液密的に取付けられ支持される。この状態で、加湿
パイプ2の開口は、ケーシング1の外側に開放されてい
る。一般に、加湿パイプ2は、直径3〜5mmであり、管
板12,13に多数取付けられる。
【0013】3は両端に開口を有する給水パイプであっ
て、加湿パイプ2のような透湿性は有さない。この給水
パイプ3は、上記加湿パイプ2の取付けと同様に、管板
12,13に開けられた加湿パイプ取付孔12aおよび
図示しない13aに、その両端外周部を接着剤等を用い
て液密的に取付けられ支持される。また、給水パイプ3
は、管板12,13に支持された状態でケーシング1の
内部に位置する部分に給水用開口としての切欠部31を
有し、給水パイプの一端部の開口は栓32がされて閉口
され、他端部には給水用の給水ホース4が常時接続され
ている。
【0014】次に加湿エレメントAの動作について説明
すると、まず、給水ホース4から送られた水は、給水パ
イプ3を通って切欠部31からケーシング1内に給水さ
れる。ケーシング1内に水が満たされた状態で、管板1
2または13に風が吹きつけられ、当該風は管板12ま
たは13に支持された加湿パイプ2の内部を流れて吹き
抜ける。この時、加湿パイプ2は透湿性を有するので、
上記風は、当該加湿パイプ2内を通過する間に加湿され
る。尚、ケーシング1内の水は、図示しない水量制御に
より、所定の水量以下になると給水パイプ3を通して適
宜補充されるものである。
【0015】この実施例によれば、水が溜められたケー
シング1内に、多数の加湿パイプ2が備えられ、これら
各加湿パイプ2の外周面の面積総和が加湿面積となるの
で、ケーシング1の単位体積当たりの加湿面積が増大
し、加湿効率が向上する。しかも、各加湿パイプ2の断
面は円形なので、ケーシング内への給水時において水圧
が加わっても、各加湿パイプ2は変形しにくく、パイプ
内を通過する空気の圧損の増大を抑えることができ、給
水時においても高い加湿効率を維持できる。
【0016】また、給水パイプ3は、管板12,13の
加湿パイプ取付孔12a,13aにその両端を支持され
るので、ケーシング1の管板12,13が取付けられて
いない側面となる外枠11は完全に平坦な状態となると
共に、ケーシング1の形状変更等を伴わずに、給水パイ
プ3の取付位置を自由に設定できる。例えば、外枠11
に給水パイプ3を取付ける場合には、給水パイプ3の取
付位置を変更するに際して外枠11の給水パイプ3の取
付穴の加工位置を変更する必要があるが、本実施例で
は、もともと管板12,13の全面にわたって存在して
いる多数の加湿パイプ取付孔12a,13aから所望の
ものを選ぶだけで良い。従って、加湿エレメントAを標
準化することができ、しかも加湿エレメントA同士の間
に隙間を生じさせることなく多数並べて、所望の加湿能
力を有する加湿装置を提供することができる。従って、
各種仕様に合わせた加湿装置を個別に設計することな
く、使用する加湿エレメントAの個数により様々な加湿
能力に対応した加湿装置を提供でき、コストを大幅に低
減することができる。しかも加湿エレメントA同士の間
には隙間がないので、当該加湿装置に吹きつけられた風
は、全て各加湿エレメントAの加湿パイプ2内を通過し
て加湿されるので効率良く加湿できる。
【0017】更には、加湿エレメントA同士の間に隙間
を生じさせることなく並べることができるので、隙間が
生じた場合に必要な加湿エレメントA同士の間のシール
が不必要であり、加湿装置自体を小型化できると共に、
コストを低減できる。また、給水パイプ3は、その両端
を管板12,13に支持されるので、ガタつくことなく
確実に取付けられる。
【0018】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、加湿パイプ2の断面形状は、円形の他
に、閉断面であれば三角形や矩形であっても良い。ま
た、図1の実施例では、給水パイプ3を両管板12,1
3に取付けたが、図2に示す様に、何れか一方の端部を
管板12,13の加湿パイプ取付孔12a,13aに液
密的に取り付けて保持し、相対する管板の加湿パイプ取
付孔を栓によって塞いでも良い。
【0019】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で種々の設計変更を施すことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る加湿エレメントによれ
ば、加湿パイプ取付口を用いて給水パイプを取付けるの
で、給水パイプを取付けるための穴の加工が不必要であ
る。また、ケーシングの形状変更等を伴わずに、給水パ
イプの取付位置を自由に設定できる。従って、製造コス
トを低減できる。更に、給水パイプの取付位置を変更す
るに際して、多数の加湿パイプ取付孔から所望のものを
選ぶだけで良ので、製造コストを上昇させることなく設
計変更ができる。
【0021】また、加湿エレメント同士の間に隙間を設
けることなく複数個並べて使用できるので、加湿装置自
体が大型化することを防げると共に、隙間閉鎖用のシー
ルが不必要であるので、更にコストを低減することがで
きる。しかも隙間のために加湿パイプ内の風量が減少す
るようなことはなく、効率良く加湿できる。また、請求
項2に係る加湿エレメントによれば、給水パイプは確実
に管板に取付けられ、ガタが発生するのを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る加湿エレメントAの一
部断面斜視図である。
【図2】加湿エレメントAの給水パイプの取付けの設計
変更例を示す詳細図である。
【図3】従来の加湿器が使用される暖房装置の概略図で
ある。
【図4】従来の加湿器の加湿機構を示す概略図である。
【符号の説明】
A 加湿エレメント 1 ケーシング 12 管板 12a 加湿パイプ取付孔 13 管板 2 加湿パイプ 3 給水パイプ 32 栓

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する一対の側面が、多数の加湿パイプ
    取付孔を前面に有する管板によって形成されたケーシン
    グと、 開口部を有する両端が上記一対の管板の加湿パイプ取付
    孔に液密的に取り付けられ、上記ケーシングを貫通した
    複数の透湿性の加湿パイプと、 少なくとも一方の管板の任意の加湿パイプ取付孔に液密
    的に取付けられ、ケーシング内に連通する給水用開口を
    有する給水パイプとを備えたことを特徴とする加湿エレ
    メント。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加湿エレメントにおいて、 上記給水パイプは、一端部が閉口され、且つ他端部が開
    放されたパイプであって、 当該給水パイプの両端の外周面が、加湿パイプ取付孔に
    液密的に取付けられており、 上記給水用開口は、給水パイプの長手方向の中間部に形
    成されていることを特徴とする加湿エレメント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102414792B1 (ko) 2020-10-05 2022-06-30 주식회사 한국건설방재연구원 진단위치인식 모듈탑재 콘크리트 건전도 평가용 타격장치

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