JP3084953U - 二極及び三極式共用電源タップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】特に平形２ピンプラグとアース付き平形２ピン
プラグとを対応する夫々の差込口に同時に挿入して使用
することができる二極及び三極式共用電源タップを提供
する。 【解決手段】本考案は、タップケース（１０）の一端に
電源ケーブル（１３）が、他端に電源スイッチ（１４）
が設けられ、タップケース（１０）の上面に複数の三極
差込口（１１）が設けられると共に、そ両側面に夫々複
数の二極差込口（１２）が設けられることを特徴とする
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特に平形２ピンプラグとアース付き平形２ピンプラグとを対応する 夫々の差込口に同時に挿入して使用することができる、二極及び三極式共用電源 タップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

科学技術進歩の中、生活便利性を向上させるために、電気製品の使用が益々増 加し、それらの各電気製品は少なくとも一つのソケットから電力を充電するので 、ソケットにおける差込口の数もそれに対応させて増加させる必要がある。 また、従来の電源タップは互いに組合わされる上部ケース及び下部ケースから 成るタップケースを有し、該上部ケースに複数の差込口が形成されると共に、タ ップケースの一端に電源ケーブルを介してプラグが設けられる。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来の電源タップは差込口の数が足りなく、また、複数のコンセ ントを使用する現有のパーソナルコンピュータを例に挙げると、その周辺設備で あるモデム、スピーカ、スキャナ用のアダプタのプラグは一般のものより体積が 大きいので、複数のプラグを同列の電源タップに挿入する場合、隣側の差込口を 覆ってしまい使用できなくなる。従って、使用上非常に不便である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、タップケース（１０）の一端に電源ケーブル（１３）が設けられ、 他端に電源スイッチ（１４）が設けられる電源タップであって、タップケース（ １０）の上面に複数の三極差込口（１１）が設けられると共に、両側面に夫々複 数の二極差込口（１２）が設けられることを特徴とする、二極及び三極式共用電 源タップを提供する。

【０００５】

【作用】

本考案は上記の課題を解決するものであり、タップケースの上面に複数の三極 差込口が設けられると共に、両側面に夫々複数の二極差込口が設けられ、タップ ケースの一端に電源スイッチが設けられることによって、差込口を所望通りに使 用することができ、使用時におけるプラグ同士の干渉妨害の問題も解決すること ができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施形態を詳細に説明する。 ここで、図１は本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップの斜視図であり 、図２は本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップの分解斜視図であり、図 ３は本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップの内部構造を示す平面透視図 であり、図４は本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップの他方向からの斜 視図である。

【０００７】 図１及び図４に示すように、本考案の二極及び三極式共用電源タップはタップ ケース（１０）の一端に電源ケーブル（１３）が設けられると共に、他端に電源 スイッチ（１４）が設けられ、該タップケース（１０）の上面に複数の三極差込 口（１１）（アース付き）が、両側面に夫々複数の二極差込口（１２）が設けら れる（図中では、共に四組の三極差込口及び二極差込口を有する）。

【０００８】 図２及び図３に示すように、前記タップケース（１０）の内部に第一電極プレ ート（２０）と、第二電極プレート（４０）と、第三電極プレート（５０）と、 導電プレート（６０）と、接地プレート（３０）とが設置され、第一電極プレー ト（２０）における、各三極差込口（１１）及び二極差込口（１２）と対応する 位置に夫々挟持プレート（２１）（図中では四組）を一体成形させ、第一電極プ レート（２０）一端を電源ケーブル（１３）の第一導線（１３１）と接続させる と共に、他端を電源スイッチ（１４）と接続させ、接地プレート（３０）におけ る、各三極差込口（１１）の接地穴と対応する位置に挟持口（３１）を設けると 共に、接地プレート（３０）を電源ケーブル（１３）における接地線（１３３） と接続させ、第二電極プレート（４０）における、各三極差込口（１１）及び二 極差込口（１２）と対応する位置に挟持プレート（４１）（図中では一組）を一 体成形させると共に、第二電極プレート（４０）の一端を電源ケーブル（１３） における第二導線（１３２）と接続させ、第三電極プレート（５０）における、 各三極差込口（１１）及び二極差込口（１２）と対応する位置に夫々挟持プレー ト（５１）（図中では三組）を一体成形させると共に、第三電極プレート（５０ ）の一端を電源スイッチ（１４）と接続させ、導電プレート（６０）の両端を夫 々第二電極プレート（４０）及び電源スイッチ（１４）と接続させ、第二電極プ レート（４０）と電源スイッチ（１４）との間に導電プレート（６０）を介在さ せることにより、第二電極プレート（４０）と電源スイッチ（１４）とを導通さ せる。

【０００９】 更に、第一電極プレート（２０）の各挟持プレート（２１）は夫々各三極差込 口（１１）における一方の穴の内側及び各二極差込口（１２）における一方の穴 の内側と対応すると共に、第二電極プレート（４０）における挟持プレート（４ １）及び第三電極プレート（５０）における複数の挟持プレート（５１）は夫々 各三極差込口（１１）における他方の穴の内側及び二極差込口（１２）における 他方の穴の内側と対応する。

【００１０】 また、前記第一電極プレート（２０）及び第二電極プレート（４０）は直接に 電源ケーブル（１３）における第一導線（１３１）及び第二導線（１３２）と接 続されると共に、第二電極プレート（４０）は導電プレート（６０）により電源 スイッチ（１４）と接続される。従って、第二電極プレート（４０）における挟 持プレート（４１）は対応する三極差込口（１１）及び二極差込口（１２）と常 に導通状態にあり、導電プレート（６０）と組合わされる第三電極プレート（５ ０）は電源スイッチ（１４）を介して第二電極プレート（４０）と直列接続され る。即ち、電源スイッチ（１４）により第三電極プレート（５０）における挟持 プレート（５１）と対応する三極差込口（１１）及び二極差込口（１２）の導通 状態（ＯＮ，ＯＦＦ状態）を制御することができる。

【００１１】 上述したように、本考案の二極及び三極式共用電源タップはタップケース（１ ０）上に三極差込口（１１）及び二極差込口（１２）を設け、その中の一部の差 込口、即ち、電源ケーブル（１３）に最も近い三極差込口（１１）及び二極差込 口（１２）は直接に電源ケーブル（１３）と直列接続させて常に導通状態にして 、２４時間導通状態にしておく必要の有る電話やファックスなどに使用し、他の 合計六個の三極差込口（１１）及び二極差込口（１２）は電源スイッチ（１４） により導通状態（ＯＮ，ＯＦＦ状態）を制御できるので、電源を切っても差し支 えのないものに使用する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、タップケースの上面に複数の三極差込口が 設けられると共に、両側面に夫々複数の二極差込口が設けられることにより、差 込口を所望通りに使用することができ、使用時におけるプラグ同士の干渉や妨害 の問題も解決することができるので、使用上非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップ
の斜視図である。

【図２】本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップ
の分解斜視図である。

【図３】本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップ
の内部構造を示す平面透視図である。

【図４】本考案に係わる二極及び三極式共用電源タップ
の他方向からの斜視図である。

【符号の説明】

１０ タップケース １１ 三極差込口 １２ 二極差込口 １３ 電源ケーブル １３１ 第一導線 １３２ 第二導線 １３３ 接地線 １４ 電源スイッチ ２０ 第一電極プレート ２１ 挟持プレート ３０ 接地プレート ３１ 挟持口 ４０ 第二電極プレート ４１ 挟持プレート ５０ 第三電極プレート ５１ 挟持プレート ６０ 導電プレート

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】タップケース（１０）の一端に電源ケーブ
   ル（１３）が設けられると共に、他端に電源スイッチ
   （１４）が設けられる電源タップであって、 タップケース（１０）の上面に複数の三極差込口（１
   １）が、両側面に夫々複数の二極差込口（１２）が設け
   られることを特徴とする、 二極及び三極式共用電源タップ。
2. 【請求項２】タップケース（１０）の内部に第一電極プ
   レート（２０）と、第二電極プレート（４０）と、第三
   電極プレート（５０）と、導電プレート（６０）と、接
   地プレート（３０）とが組込まれ、 第一電極プレート（２０）における、各三極差込口（１
   １）及び二極差込口（１２）と対応する位置に夫々挟持
   プレート（２１）が一体成形され、第一電極プレート
   （２０）一端は電源ケーブル（１３）の第一導線（１３
   １）と接続されると共に、他端は電源スイッチ（１４）
   と接続され、 接地プレート（３０）における、各三極差込口（１１）
   の接地穴と対応する位置に挟持口（３１）が設けられる
   と共に、接地プレート（３０）は電源ケーブル（１３）
   における接地線（１３３）と接続され、 第二電極プレート（４０）における、各三極差込口（１
   １）及び二極差込口（１２）と対応する位置に挟持プレ
   ート（４１）が一体成形されると共に、第二電極プレー
   ト（４０）の一端は電源ケーブル（１３）における第二
   導線（１３２）と接続され、 導電プレート（６０）の両端は夫々第二電極プレート
   （４０）及び電源スイッチ（１４）に接続され、 第三電極プレート（５０）における、各三極差込口（１
   １）及び二極差込口（１２）と対応する位置に夫々挟持
   プレート（５１）が一体成形されると共に、第三電極プ
   レート（５０）の一端は電源スイッチ（１４）と接続さ
   れることを特徴とする、 請求項１に記載の二極及び三極式共用電源タップ。