JP3074837U - 多受口ソケットの改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多受口ソケットに関し、特に両側辺に受
口ソケットが設けられると共に、各受口ソケットに夫々
個別に電源スイッチが設けられている多受口ソケットの
改良を提供する。 【解決手段】 上蓋体（１）及び下蓋体（２）とを有
し、上蓋体（１）に四組のソケット（１２）と、四個の
電源スイッチ（１１）と、オーバロード保護器（１０）
とが設けられ、各ソケット（１２）間に夫々電源回路と
して導電プレート（１４，１５）が電気接続されると共
に、その導電プレート（１４，１５）はコード（１８）
によって、各電源スイッチ（１１）と個別に電気接続さ
れ、更に、各電源スイッチ（１１）はコード（１８）に
よってオーバロード保護器（１０）と電気接続されると
共に、オーバロード保護器（１０）は下蓋体（２）に設
けられる固定式プラグ（２０）と電気接続される多受口
ソケットであって、二組のソケット（１２）が上蓋体
（１）の一側面に設けられ、他の二組のソケット（１
２）が上蓋体（１）の他の側面に設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、多受口ソケットに関し、特に両側辺に受口ソケットが設けられると 共に、各受口ソケットに夫々個別に電源スイッチが設けられている、多受口ソケ ットの改良に関するものである。

【０００２】

【従来技術とその課題】

従来の多受口ソケットの主な機能とは、電気の導通及び様々な電気製品の使用 を目的としている。

【０００３】 近年の科学技術の急激な進歩により、多くの人が生活を更に便利にするために 、様々な電気製品を使用している。 また、従来の多受口ソケットの構造は、その殆どが上蓋体と底蓋体とを嵌合し て枠体が形成されると共に、上蓋に複数の受口ソケットが設けられ、枠体の一端 から末端にプラグ部を有するコードが延出する。 従って、複数の電気製品を同時に且つ安全に使用することができるので、非常 に便利である。 しかし、上蓋の上面における受口ソケットを実際に使用する際、使用し難いと いう問題が発生する。 その原因としては、現在使用されている殆どの電気製品のプラグ部にはアダプ タ或いはトランスが設けられていると共に、このプラグ部は一般のプラグ部より 大きいからである。 また、この様なトランス或はアダプタをソケットに差し込んだ場合、隣側に設 けられるソケットを塞いでしまい使用できなくしてしまう。 従って、上述した従来の多受口ソケットはその効果を発揮することはできなく 、更に改良する余地がある。

【０００４】 更に、上述した受口ソケットの目的を達成するためには、沢山のスイッチ部材 及び導電プレートを使用しなければならないと共に、それらの間の半田付けによ る接続個所が非常に多くなってしまう。 従って、製造コストが高くなると共に、作業行程もかなり増えてしまう。

【０００５】 本考案は、上記の課題を解決するものであり、側辺に複数の受口ソケットが設 けられると共に、その受口ソケットに夫々個別に電源スイッチが設けられること によって、様々な状況において使用でき、多様性に優れていると共に、組立てが 簡単で、且つ、使用部材も少ないので、製造コストも抑えることができる。 更に、本考案は上述の目的を達成するために、上蓋体の上面にオーバロード保 護器と並列状を成す四組の電源スイッチとが設けられ、その並列状を成す四組の 電源スイッチは夫々上蓋体の両側辺に設けられる四組の受口ソケットを制御する と共に、導電プレートによって各受口ソケットを電気接続する。 そうすることによって、部材の数量を減少させることができると共に、組立て も容易に行うことができる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上蓋体（１）及び下蓋体（２）とを有し、上蓋体（１）に四組のソ ケット（１２）と、四個の電源スイッチ（１１）と、オーバロード保護器（１０ ）とが設けられ、各ソケット（１２）間に夫々電源回路として導電プレート（１ ４，１５）が電気接続されると共に、その導電プレート（１４，１５）はコード （１８）によって、各電源スイッチ（１１）と個別に電気接続され、更に、各電 源スイッチ（１１）はコード（１８）によってオーバロード保護器（１０）と電 気接続されると共に、オーバロード保護器（１０）は下蓋体（２）に設けられる 固定式プラグ（２０）と電気接続される多受口ソケットであって、二組のソケッ ト（１２）が上蓋体（１）の一側面に設けられ、他の二組のソケット（１２）が 上蓋体（１）の他の側的に設けられることを特徴とする、多受口ソケットの改良 を提供する。

【０００７】

【考案の実施の形態１】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００８】 図１は本考案に係わる多受口ソケットの改良の斜視図であり、図２は本考案に 係わる多受口ソケットの改良の分解斜視図であり、図３は本考案に係わる多受口 ソケットの改良の平面透視図である。

【０００９】 図１に示すように、本考案の多受口ソケットの改良は、上蓋体（１）及び下蓋 体（２）とを有し、上蓋体（１）の上面にオーバロード保護器（１０）及び並列 状を成す四組の電源スイッチ（１１）が設けられると共に、一方の側辺に二組の 受口ソケット（１２）が設けられ、他方の側辺にも二組の受口ソケット（１２） が設けられる。 更に、受口ソケット（１２）は夫々並列状を成す四組の電源スイッチ（１１） と電気接続され、並列状を成す四組の電源スイッチ（１１）はオーバロード保護 器（１０）と直列接続状態を成している。

【００１０】 図２及び図３に示すように、受口ソケット（１２）付近の上蓋体（１）の内部 に挟持収容枠（１３）が設けられ、各電源スィッチ（１１）は導電プレート（１ ４，１５）によって受口ソケット（１２）と電気接続されると共に、導電プレー ト（１４）上にプラグ部（符号なし）を挟持するための挟持部（１４０）が一体 に形成され、その挟持部（１４０）は挟持収容枠（１３）内に収容でき、各電源 スイッチ（１１）間は導電プレート（１４，１５）によって互いに電気接続され る。 更に、下蓋体（２）には固定式プラグ（２０）及び折畳み可能な移動式プラグ （２１）が設けられる。

【００１１】 また、各電源スイッチ（１１）はコード（１８）によってオーバロード保護器 （１０）と直列に電気接続されると共に、各電源スイッチ（１１）は夫々並列に 電気接続される。

【００１２】 オーバロード保護器（１０）はコード（１８）によって固定式プラグ（２０） 或いは移動式プラグ（２１）と直列に電気接続し、回路を形成する。

【００１３】 また、通常下蓋体（２）には、固定式プラグ（２０）及び移動式プラグ（２１ ）が設けられるが、どちらか一方のみを設けてもよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、上述したように、受口ソケットが夫々上蓋体の両側辺に設けられて いるので、比較的大きな体積を有するアダプタにおけるプラグ部を使用する場合 でも、他の受口ソケットを塞ぐことはなく、更に、本考案は導電プレートによっ て各電源スィッチと受口ソケットとを電気接続するので、更に導電部材を半田付 けにより増設する必要はない。 従って、本考案は製造を容易にできると共に、組立ても簡単で、更に、製造コ ストも抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係わる多受口ソケットの改良の斜視
図。

【図２】 本考案に係わる多受口ソケットの改良の分解
斜視図。

【図３】 本考案に係わる多受口ソケットの改良の平面
透視図。

【符号の説明】

１ 上蓋体 １０ オーバロード保護器 １１ 電源スイッチ １２ 受口ソケット １３ 挟持収容枠 １４ 導電プレート １４０ 挟持部 １５ 導電プレート １８ コード ２ 下蓋体 ２０ 固定式プラグ ２１ 移動式プラグ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上蓋体（１）及び下蓋体（２）とを有
   し、 上蓋体（１）に四組のソケット（１２）と、四個の電源
   スイッチ（１１）と、オーバロード保護器（１０）とが
   設けられ、各ソケット（１２）間に夫々電源回路として
   導電プレート（１４，１５）が電気接続されると共に、
   その導電プレート（１４，１５）はコード（１８）によ
   って、各電源スイッチ（１１）と個別に電気接続され、
   更に、各電源スイッチ（１１）はコード（１８）によっ
   てオーバロード保護器（１０）と電気接続されると共
   に、オーバロード保護器（１０）は下蓋体（２）に設け
   られる固定式プラグ（２０）と電気接続される多受口ソ
   ケットであって、 二組のソケット（１２）が上蓋体（１）の一側面に設け
   られ、他の二組のソケット（１２）が上蓋体（１）の他
   の側面に設けられることを特徴とする、 多受口ソケットの改良。
2. 【請求項２】 導電プレート（１４，１５）には、電
   気製品のプラグ部を挟持するための挟持部（１４０）が
   一体形成されることを特徴とする、請求項１に記載の多
   受口ソケットの改良。