JP3084780U - ヘッド切換制御装置およびビデオデッキ - Google Patents
ヘッド切換制御装置およびビデオデッキInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手作業により抵抗値の設定を行うため、作業
効率が良くなかった。 【解決手段】 シスコン10は、切換タイミング自動設
定モードにて、回転ドラム41aから入力される回転位
置検出用パルスからの1回目の回転速度検出用パルスの
立ち上がりタイミングを取得するとともに、ビデオIC
30より入力される複合同期信号から垂直同期信号を検
出し、この間の時間を計測することにより、垂直同期信
号の立ち下がりタイミングから6.5H(+2H)だけ
早いタイミングで切換タイミングパルスが立ち上がり、
もしくは、立ち下がる遅延タイミングB,B’を算出し
てEEPROM60に記憶させる。このため、効率良
く、かつ、高い精度で切換タイミングの設定を行うこと
が可能となる。
効率が良くなかった。 【解決手段】 シスコン10は、切換タイミング自動設
定モードにて、回転ドラム41aから入力される回転位
置検出用パルスからの1回目の回転速度検出用パルスの
立ち上がりタイミングを取得するとともに、ビデオIC
30より入力される複合同期信号から垂直同期信号を検
出し、この間の時間を計測することにより、垂直同期信
号の立ち下がりタイミングから6.5H(+2H)だけ
早いタイミングで切換タイミングパルスが立ち上がり、
もしくは、立ち下がる遅延タイミングB,B’を算出し
てEEPROM60に記憶させる。このため、効率良
く、かつ、高い精度で切換タイミングの設定を行うこと
が可能となる。
Description
【0001】
本考案は、ヘッド切換制御装置およびビデオデッキに関する。
【0002】
通常、回転ドラムに配置されたドラムヘッドの切換タイミングは、例えば、L P/EPモード時、録再されるビデオテープに記録された垂直同期信号から6. 5H(約413μs)だけ早いタイミングに設定しておく必要がある。そこで、 従来のヘッド切換制御装置では、ビデオ装置の製造工程にて、切換タイミングパ ルスが上記切換タイミングに立ち上がり、もしくは立ち下がるように、上記回転 ドラムから入力される所定の回転速度検出用パルスから同切換タイミングパルス の立ち上がりまたは立ち下がりまでの遅延タイミング量を半固定抵抗の抵抗値を 変化させることで設定していた。
【0003】
上述した従来のヘッド切換制御装置においては、手作業により抵抗値の設定を 行うため、作業効率が良くなかった。また、手作業であるため、上記遅延タイミ ング量にばらつきを生じやすく、精度の高い切換タイミングの設定が困難であっ た。なお、同様の技術としては、特開平8−138283号公報に開示されてい る技術がある。同公報においては、予め決められた切換タイミングからの所定の ズレ量をメモリに保持し、このズレ量に基づいて設定を行なうため、ズレ量がず れている場合には自動設定することができない。また、同様の技術として、特許 2672047号に開示されている技術がある。この技術は、具体的な技術を開 示するものではない。さらに、同様の技術として、特開平6−176437号公 報に開示されたものがある。同公報においては、パイロット信号を使用するもの であり、技術分野が異なる。
【0004】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、効率良く、かつ、高い精度 で回転ドラムヘッドの切換タイミングの設定を行うことが可能なヘッド切換制御 装置およびビデオデッキの提供を目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、FGパルス信号および一 回転に所定数のPGパルス信号を出力する回転ドラムヘッドから上記FGパルス 信号直後のPGパルス信号と垂直同期信号とを検出する検出手段と、上記検出さ れたPGパルス信号から上記回転ドラムヘッドの切り換えまでの遅延時間を設定 する設定手段と、上記FGパルス信号直後のPGパルス信号および回転ドラムヘ ッドの半回転位置にて出力されるPGパルス信号から上記設定した遅延時間経過 後に上記回転ドラムヘッドの切り換えを実行する制御手段とを具備するヘッド切 換制御装置において、上記設定手段は、上記検出されたPGパルス信号と垂直同 期信号との時間間隔を計測し、同計測した時間間隔から6.5Hを減算すること により同PGパルス信号から上記回転ドラムヘッドの切り換えまでの遅延時間を 算出するとともに、この算出した遅延時間の変動幅が負数にならない程度に同遅 延時間幅から所定定数を減算しつつ制御単位時間で除算した遅延時間を設定する 構成としてある。
【0006】 従来、検出手段にて回転ドラムヘッドが出力するFGパルス信号直後のPGパ ルス信号と垂直同期信号とを検出し、設定手段にて検出されたこのPGパルス信 号から回転ドラムヘッドの切り換えまでの遅延時間を設定する。そして、制御手 段は、この設定された遅延時間に基づいて回転ドラムヘッドの切り換えを実行し ていた。かかる場合、適切な遅延時間を設定するために、半固定抵抗の抵抗値を 試行錯誤を変更したりしていたため設定に時間がかかった。そこで、上記のよう に構成した請求項1にかかる考案においては、設定手段にて検出されたPGパル ス信号と垂直同期信号との時間間隔を計測し、同計測した時間間隔から6.5H を減算することにより同PGパルス信号から上記回転ドラムヘッドの切り換えま での遅延時間を算出する。そして、この算出した遅延時間の変動幅が負数になら ない程度に同遅延時間幅から所定定数を減算しつつ制御単位時間で除算する。
【0007】 回転ヘッドドラムの切り換え制御を実現可能なヘッド切換制御装置の構成の他 の一例として、請求項2にかかる考案は、回転ドラムヘッドの切り換えを制御す るヘッド切換制御装置において、上記回転ドラムヘッドが出力する速度検出パル スを検出するパルス検出手段と、磁気記録テープに記録された垂直同期信号を検 出する信号検出手段と、所定の速度検出パルスおよび上記垂直同期信号の時間間 隔を計測する計測手段と、上記計測された時間間隔に基づいて所定基準時からの 遅延時間を算出する算出手段と、上記算出された遅延時間に基づいて上記回転ド ラムヘッドの切り換えを実行する制御手段とを具備する構成としてある。
【0008】 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、回転ドラムヘッドの 切り換えを制御するヘッド切換制御装置を提供するに際して、パルス検出手段に て回転ドラムヘッドが出力する速度検出パルスを検出するとともに、信号検出手 段にて磁気記録テープに記録された垂直同期信号を検出する。次に、計測手段に て検出された所定の速度検出パルスおよび垂直同期信号の時間間隔を計測し、算 出手段にて計測された時間間隔に基づいて所定基準時からの遅延時間を算出する 。そして、制御手段にて算出された遅延時間に基づいて上記回転ドラムヘッドの 切り換えを実行する。
【0009】 計測手段が計測する時間間隔の他の一例として、請求項3にかかる考案は、上 記請求項2に記載のヘッド切換制御装置において、上記計測手段は、上記垂直同 期信号の時間間隔を計測可能であるとともに、上記算出手段は、同計測された垂 直同期信号の時間間隔に基づいて上記遅延時間を算出する構成としてある。 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、計測手段にて垂直同 期信号の時間間隔を計測可能とし、算出手段にて計測された垂直同期信号の時間 間隔に基づいて上記遅延時間を算出する。そして、制御手段にてこの算出された 垂直同期信号の時間間隔に基づく遅延時間にて回転ヘッドドラムの切換制御を実 行する。
【0010】 計測する時間間隔の具体的な手法の一例として、請求項4にかかる考案は、上 記請求項2または請求項3のいずれかに記載のヘッド切換制御装置において、上 記パルス検出手段は、上記回転ドラムヘッドが出力する位置検出パルスを検出可 能であるとともに、上記計測手段は、上記位置検出パルスを基準とした所定の速 度検出パルスから同垂直同期信号までの時間間隔を計測する構成としてある。 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、パルス検出手段にて 回転ドラムヘッドが出力する位置検出パルスを検出可能とし、計測手段にてこの 検出した位置検出パルスを基準とした所定の速度検出パルスから垂直同期信号ま での時間間隔を計測する。
【0011】 算出する遅延時間の一例として、請求項5にかかる考案は、上記請求項4に記 載のヘッド切換制御装置において、上記算出手段は、上記所定の速度検出パルス からの遅延時間を算出する構成としてある。 上記のように構成した請求項5にかかる考案において、算出手段では計測手段 が計測した位置検出パルスを基準とした所定の速度検出パルスを基準としてこの 速度検出パルスからの遅延時間を算出する。
【0012】 回転ドラムヘッドの切換制御の具体的手法の一例として、請求項6にかかる考 案は、上記請求項5に記載のヘッド切換制御装置において、上記制御手段は、上 記所定の速度検出パルスから上記遅延時間経過時に上記回転ドラムヘッドを切り 換える構成としてある。 上記のように構成した請求項6にかかる考案において、制御手段は計測手段に てこの検出された位置検出パルスを基準とした所定の速度検出パルスから算出さ れた遅延時間が経過した時点で回転ドラムヘッドを切り換える。
【0013】 計測手段にて計測する時間間隔の一例として、請求項7にかかる考案は、上記 請求項2〜請求項6のいずれかに記載のヘッド切換制御装置において、上記計測 手段は、上記位置検出パルス直後の上記速度検出パルスから上記垂直同期信号ま での時間間隔を計測する構成としてある。 上記のように構成した請求項7にかかる考案においては、計測手段にて位置検 出パルス直後の速度検出パルスから垂直同期信号までの時間間隔を計測する。
【0014】 計測手段にて計測する時間間隔の他の一例として、請求項8にかかる考案は、 上記請求項2〜請求項6のいずれかに記載のヘッド切換制御装置において、上記 計測手段は、上記位置検出パルス後13番目の上記速度検出パルスから上記垂直 同期信号までの時間間隔を計測する構成としてある。 上記のように構成した請求項8にかかる考案においては、計測手段にて位置検 出パルス後13番目の速度検出パルスから垂直同期信号までの時間間隔を計測す る。
【0015】 算出する遅延時間の具体的算出方法として、請求項9にかかる考案は、上記請 求項2〜請求項8のいずれかに記載のヘッド切換制御装置において、上記算出手 段は、上記計測した時間間隔から上記回転ドラムヘッドの切り換えが必要となる 所定時間を減算して上記遅延時間を算出する構成としてある。 上記のように構成した請求項9にかかる考案においては、算出手段にて計測し た時間間隔から回転ドラムヘッドの切り換えが必要となる所定時間を減算するこ とによって遅延時間を算出する。
【0016】 算出する遅延時間のデータ量を小さくする手法の一例として、請求項10にか かる考案は、上記請求項2〜請求項9のいずれかに記載のヘッド切換制御装置に おいて、上記算出手段は、上記算出した遅延時間を上記制御手段の制御単位時間 に基づいて除算する構成としてある。 上記のように構成した請求項10にかかる考案においては、算出手段にて算出 した遅延時間を制御手段の制御単位時間に基づいて除算する。
【0017】 算出する遅延時間のデータ量を小さくする手法の他の一例として、請求項11 にかかる考案は、上記請求項2〜請求項10のいずれかに記載のヘッド切換制御 装置において、上記算出手段は、上記算出した遅延時間の変動幅が負数にならな い程度に同遅延時間から所定定数を減算する構成としてある。 上記のように構成した請求項11にかかる考案においては、算出手段にて算出 した遅延時間の変動幅が負数にならない程度に同遅延時間から所定定数を減算す る。
【0018】 さらに、請求項12にかかる考案は、テレビジョン放送を受信し放送信号を出 力するチューナと、上記チューナから入力された放送信号に基づいて映像信号、 音声信号および複合同期信号やビデオテープに書き込むための記録信号を生成す るとともに、ビデオテープの再生時に入力される記録信号に所定の信号処理を施 して映像信号、音声信号および複合同期信号を生成するビデオICと、回転ドラ ムヘッドが接続されるドラムモータ、キャプスタンモータおよびローディングモ ータを備え、同各モータを所定の制御信号に基づいてそれぞれに駆動するデッキ 機構と、各種設定データを記憶するEEPROMと、上記回転ドラムヘッドの回 転基準位置を示す回転位置検出用パルス直後の回転速度検出用パルスと、上記ビ デオICから出力された複合同期信号から検出される垂直同期信号との時間間隔 を計測し、この時間間隔から6.5Hを減算することにより、上記回転速度検出 用パルスからの遅延時間を算出し設定データとして上記EEPROMに記憶させ 、以降は同設定データに基づいて上記回転ドラムの切換制御を実行するマイコン とを具備する構成としてある。
【0019】 上記のように構成した請求項12にかかる考案においては、チューナにてテレ ビジョン放送を受信し放送信号を出力し、ビデオICにてチューナから入力され た放送信号に基づいて映像信号、音声信号および複合同期信号やビデオテープに 書き込むための記録信号を生成する。また、ビデオICでは、ビデオテープの再 生時に入力される記録信号に所定の信号処理を施して映像信号、音声信号および 複合同期信号を生成する。そして、デッキ機構には、回転ドラムヘッドが接続さ れるドラムモータ、キャプスタンモータおよびローディングモータを備えさせ、 各モータを所定の制御信号に基づいてそれぞれに駆動し、EEPROMは、各種 設定データを記憶する。
【0020】 かかる構成において、マイコンは、回転ドラムヘッドの回転ドラムヘッドの回 転基準位置を示す回転位置検出用パルス直後の回転速度検出用パルスと、ビデオ ICから出力された複合同期信号から検出される垂直同期信号との時間間隔を計 測するとともに、この計測した時間間隔から6.5Hを減算することにより、回 転速度検出用パルスからの遅延時間を算出し設定データとして上記EEPROM に記憶させる。そして、マイコンは以降、この設定データに基づいて回転ドラム ヘッドの切換制御を実行する。
【0021】
以上説明したように、請求項1にかかる考案によれば、遅延時間を演算を利用 して算出することにより、効率良く、かつ、高い精度で当該遅延時間を取得する ことが可能になるとともに、遅延時間に対して所定の演算を実行することによっ て、制御に必要とする遅延時間のデータの容量を小さくすることが可能なヘッド 切換制御装置を提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、遅延時間を演算を利用して算出するこ とにより、効率良く、かつ、高い精度で回転ドラムヘッドの切り換えの設定を行 うことが可能な可能なヘッド切換制御装置を提供することができる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、垂直同期信号の時間間隔に基づいて 回転ドラムヘッドの切換制御を実行することが可能になる。
【0022】 さらに、請求項4にかかる考案によれば、計測する時間間隔の一例を提示する ことが可能になる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、算出する遅延時間の一例を提示する ことが可能になる。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、回転ドラムヘッドの切換制御の一例 を提示することができる。 さらに、請求項7にかかる考案によれば、計測する時間間隔の一例を提示する ことができる。 さらに、請求項8にかかる考案によれば、計測する時間間隔の他の一例を提示 することができる。
【0023】 さらに、請求項9にかかる考案によれば、遅延時間の算出方法を提示すること ができる。 さらに、請求項10にかかる考案によれば、遅延時間を制御に必要な最小限の データ量とすることが可能になる。 さらに、請求項11にかかる考案によれば、遅延時間に下駄をはかせることに より、変動幅が負にならない程度で、当該遅延時間のデータ量を小さくすること が可能になる。 さらに、請求項12にかかる考案によれば、遅延時間を演算を利用して算出す ることにより、効率良く、かつ、高い精度で当該遅延時間を取得することが可能 なビデオデッキを提供することができる。
【0024】
ここでは、下記の順序に従って本考案の実施形態について説明する。 (1)ビデオデッキの構成について: (2)切換タイミングの設定について: (3)切換タイミング設定処理について: (4)通常モード制御処理について: (5)まとめ:
【0025】 (1)ビデオデッキの構成について: 以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるビデオデッキの主要構成をブロック図に より示している。同図に示すように、所定のプログラム実行環境を有するシスコ ン10が備えられており、このシスコン10には、チューナ20、ビデオIC3 0およびデッキ機構40が接続されている。チューナ20は、シスコン10から 指示された受信周波数に基づいて対応するテレビジョン放送をアンテナにて受信 し、所定の信号処理を施してビデオIC30に放送信号を出力する。 ビデオIC30では、チューナ20から入力された放送信号に基づいて、出力 端子に供給するための映像信号、音声信号および複合同期信号や、ビデオテープ に書き込むための記録信号を生成するとともに、ビデオテープの再生時にデッキ 機構40から入力される記録信号に所定の信号処理を施して出力端子に供給する ための映像信号、音声信号および複合同期信号を生成する。
【0026】 デッキ機構40は、シスコン10に接続されたドラムモータ41、キャプスタ ンモータ42およびローディングモータ43を備えており、各モータ41〜43 は、シスコン10から出力される所定の制御信号に基づいてそれぞれに駆動する 。ドラムモータ41には、回転ドラム41aが接続され、この回転ドラム41a は、ドラムモータ41から伝達される駆動力により所定速度で回転し、ビデオI C30から入力される記録信号をビデオテープに書き込むとともに、ビデオテー プから読み出した記録信号をビデオIC30に出力する。 キャプスタンモータ42には、駆動ベルトやプーリなどを介してキャプスタン 42aとリール台42bとが連動可能に配置されており、シスコン10から出力 される制御信号に基づいて、キャプスタンモータ42が作動すると、キャプスタ ン42aとリール台42bとが互いに同期を取りつつ回転駆動され、リール台4 2bに装着されたリールの間でビデオテープが走行する。
【0027】 ローディングモータ43には、ギヤ機構やカム機構などを介してローディング 機構43aとブレーキ機構43bとが連動可能に配置されており、シスコン10 から出力される制御信号に基づいて、ローディングモータ43が作動すると、互 いに異なるタイミングでローディング機構43aとブレーキ機構43bとが駆動 される。すると、ローディング機構43aは、カセット挿入口からビデオテープ の駆動走行が可能な所定位置までテープカセットをローディングさせ、カセット 挿入口までテープカセットをアンローディングさせる。また、ブレーキ機構43 bは、リール台42bに対して制動を加える。
【0028】 図2は、シスコン10における各種信号の入出力状況をブロック図により示し ている。同図において、ビデオIC30から出力された音声信号と複合同期信号 とが入力されると、シスコン10は、複合同期信号から垂直同期信号を検出する 。なお、この音声信号は、波形整形回路50を介することで矩形波パルスに整形 されつつ入力される。また、回転ドラム41aからは、回転ドラム41aの回転 速度を示す回転速度検出用パルスと回転位置を示す回転位置検出用パルスとが入 力される。
【0029】 一方、シスコン10からは、ドラムヘッドの切換タイミングを制御するための 切換タイミングパルスが回転ドラム41aに出力され、回転ドラム41aにおけ る回転速度や回転位置などを制御するための制御信号がドラムモータ41に出力 される。また、キャプスタン42aおよびリール台42bの回転速度や回転位置 などを制御するための制御信号がキャプスタンモータ42に出力され、ローディ ング機構43aおよびブレーキ機構43bを駆動させるための制御信号がローデ ィングモータ43に出力される。
【0030】 (2)切換タイミングの設定について: 以下、シスコン10にて実行される切換タイミング設定について、図3を参照 しながら説明する。ここで、切換タイミングの設定は、テスト用ビデオテープの 再生を開始して切換タイミング自動設定モードに移行した際に、シスコン10に て抽出される垂直同期信号から6.5Hだけ早いタイミングで切換タイミングパ ルスが立ち上がり、もしくは、立ち下がるように、波形を調整させることにより 行われる。
【0031】 また、切換タイミングパルスは、シスコン10に入力される回転速度検出用パ ルスおよび回転位置検出用パルスを基準として生成される。ここにいう回転速度 検出用パルスは、回転ドラム41aが一回転する間に24回立ち上がり、回転位 置検出用パルスは、回転ドラム41aが一回転するごとに1回立ち上がる。この ため、切換タイミングパルスは、回転速度検出用パルスが立ち上がった直後の回 転位置検出用パルスの立ち上がりと、この立ち上がりを一回転中の1回目の立ち 上がりとした際の13回目の立ち上がりを基準として、回転ドラム41aが1/ 2回転するごとに1回立ち上がり、もしくは、立ち下がるように生成される。従 って、後に通常のビデオテープが録再される場合、切換タイミングパルスがH/ L変化するタイミングで回転ドラム41aにおけるドラムヘッドが切換制御され る。
【0032】 具体的には、回転速度検出用パルスにおける1回目の立ち上がりタイミングと 13回目の立ち上がりタイミングとを基準として、所定時間遅延した遅延タイミ ングBで切換タイミングパルスの立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイ ミングを設定する。この遅延タイミングBは次式(1)に基づいて算出する。 Bμs=Aμs−6.5H ・・・(1) ここで、Aμsは、回転速度検出用パルスにおける1回目の立ち上がりタイミ ングと垂直同期信号の立ち上がりタイミングまでの時間であり、シスコン10は 1回目の回転速度検出用パルスを入力すると図示しない内蔵する計時回路にて計 測を開始し、垂直同期信号を入力した時点で計測を終了することによって、この Aμsを計測する。また、式(1)における6.5Hは、413μsの値をとる ものである。そして、シスコン10は、この式(1)に基づいて算出された遅延 タイミングBをEEPROM60に記憶させることにより設定する。
【0033】 このため、後に通常のビデオテープが録再される場合、シスコン10は、回転 ドラム41aから出力される回転速度検出用パルスおよび回転位置検出用パルス に基づき、EEPROM60に記憶された遅延タイミングBを読み出し、この遅 延タイミングBだけ、回転速度検出用パルスが1回目に立ち上がるタイミングと 13回目に立ち上がるタイミングから遅らせたタイミングで切換タイミングパル スのH/L変化させ、ドラムヘッドの切換制御を行う。従って、シスコン10は 、本考案にいうパルス検出手段、計測手段、算出手段、制御手段を構成する。
【0034】 なお、長時間モード(LPモードおよびEPモード)では、上述したように、 切換タイミングパルスの立ち上がりタイミング、もしくは、立ち下がりタイミン グから垂直同期信号の立ち下がりタイミングまでを6.5Hに設定するが、標準 モード(SPモード)では、図4に示すように、長時間モードにおける切換タイ ミングパルスの立ち上がりタイミングよりも2H分だけ早まるように、遅延タイ ミングが設定される。この意味で、遅延タイミングは、記録モードごとに設定す る必要がある。かかる場合の遅延タイミングB’は次式(2)に基づいて算出す る。 B’μs=Aμs−6.5H−2H ・・・(2) ここで、式(2)における2Hは、127μsの値をとるものである。そして 、シスコン10は、この式(2)に基づいて算出された遅延タイミングB’をE EPROM60に記憶させることにより設定する。
【0035】 また、シスコン10は、ビデオテープの再生が開始された際、波形整形回路5 0から入力される矩形波パルスに基づいて、同ビデオテープがテスト用ビデオテ ープであるか否かを判別している。通常、テスト用ビデオテープから読み出され た記録信号から抽出される音声信号は、1kHzなどの正弦波であるため、この 抽出された音声信号を整形して得られる矩形波パルスが入力されると、シスコン 10は、切換タイミング自動設定モードへ移行して切換タイミングの設定を開始 することができる。
【0036】 (3)切換タイミング設定処理について: 図5は、シスコン10が切換タイミングを設定する際に実行する切換タイミン グ設定処理の処理内容を示したフローチャートである。同図において、シスコン 10は、ビデオテープの再生時、波形整形回路50から矩形波パルスが入力され ると、この矩形波パルスがテスト用ビデオテープに記録された音声信号に基づく ものであるか否かを判別する(ステップS100)。そして、テスト用ビデオテ ープに記録された音声信号に基づく矩形波パルスであると判別した場合、切換タ イミング自動設定モードに移行し、切換タイミングの設定を開始する(ステップ S105)。
【0037】 ここで、シスコン10は、回転ドラム41aから回転速度検出用パルスおよび 回転位置検出用パルスを入力する(ステップS110)。そして、回転位置検出 用パルスの立ち上がり直後における1回目の回転速度検出用パルスの立ち上がり タイミングを入力したか否かを判別する(ステップS115)。1回目の回転速 度検出用パルスを入力すると、図示しない計時回路にて時間計測を開始する(ス テップS120)。次に、シスコン10は、ビデオIC30から複合同期信号を 入力する(ステップS125)。そして、入力した複合同期信号に垂直同期信号 が含まれているか否かを判別する(ステップS130)。垂直同期信号が含まれ ていると判別した場合は、ステップS120にて開始した時間計測を終了し、回 転速度検出用パルスにおける1回目の立ち上がりタイミングから垂直同期信号の 立ち上がりタイミングまでの時間Aμsを計測する(ステップS135)。
【0038】 そして、記録/再生モードが長時間モードであるか標準モードであるか否かを 判別し(ステップS140)、長時間モードである場合には、上述した式(1) に基づいて遅延タイミングBを算出するとともに(ステップS145)、記録モ ードが標準である場合には、上述した式(2)に基づいて遅延タイミングB’を 算出する(ステップS150)。このように、遅延タイミングB,B’を算出す ると、シスコン10は、この算出した遅延タイミングB,B’をEEPROM6 0に記憶させて(ステップS155)、通常モードに移行する(ステップS16 0)。
【0039】 次に、本実施形態にかかるビデオデッキにて切換タイミングを自動設定する際 の動作について説明する。 ビデオカセットが当該ビデオデッキに挿入され、自動再生機能によりビデオテ ープの再生が開始されると、ビデオIC30は、このビデオテープから読み出さ れた記録信号から音声信号を抽出する。すると、波形整形回路50は、上記音声 信号を波形整形し、矩形波パルスをシスコン10に出力する。シスコン10は、 入力される矩形波パルスに基づいて、再生中のビデオテープがテスト用ビデオテ ープであるか否かを判別し、テスト用ビデオテープである場合、通常モードから 切換タイミング自動設定モードに移行する。
【0040】 回転ドラム41aが回転速度検出用パルスと、回転位置検出用パルスとをシス コン10に出力すると、シスコン10は、回転位置検出用パルスの立ち上がり直 後における1回目の回転速度検出用パルスの立ち上がりタイミングを取得する。 このとき、ビデオIC30は、上記記録信号から複合同期信号を抽出してシスコ ン10に出力し、シスコン10は、複合同期信号から垂直同期信号を検出し、シ スコン10自身が備える計時回路にて、1回目の回転速度検出用パルスの立ち上 がりから垂直同期信号の立ち上がりまでの時間を計測する。
【0041】 そして、テスト用ビデオテープに書き込まれている記録信号が長時間モードに よる場合、シスコン10は、式(1)に基づいて垂直同期信号の立ち下がりタイ ミングから6.5Hだけ早いタイミングで切換タイミングパルスが立ち上がり、 もしくは、立ち下がるように遅延タイミングBを算出し、この算出した遅延タイ ミングBをEEPROM60に記憶させて通常モードに移行する。一方、テスト 用ビデオテープに書き込まれている記録信号が標準モードである場合、シスコン 10は、垂直同期信号の立ち下がりタイミングから6.5Hより、さらに2H分 の補正量を加えて早めたタイミングで切換タイミングパルスが立ち上がり、もし くは、立ち下がるように遅延タイミングB’を算出し、この算出した遅延タイミ ングB’をEEPROM60に記憶させて通常モードに移行する。
【0042】 (4)通常モード制御処理について: 上述した切換タイミング設定処理が終了すると、ステップS160にて通常モ ードに移行する。ここで、この通常モード時に切換タイミングパルスを切り換え る通常モード制御処理について説明する。図6は、この通常モード制御処理の処 理内容を示したフローチャートである。同図において、通常モードに移行すると 、記録/再生モードが長時間モードであるか標準モードであるか否かを判別する (ステップS200)。そして、長時間モードである場合は、EEPROM60 から遅延タイミングBを読み出して取得する(ステップS205)。一方、標準 である場合は、EEPROM60から遅延タイミングB’を読み出して取得する (ステップS210)。次に、回転ドラム41aから回転速度検出用パルスおよ び回転位置検出用パルスを入力する(ステップS215)。
【0043】 そして、回転位置検出用パルスの立ち上がり直後における1回目の回転速度検 出用パルスの立ち上がりタイミングを入力したか否かを判別するとともに(ステ ップS220)、13回目の回転速度検出用パルスの立ち上がりタイミングを入 力したか否かを判別する(ステップS225)。1回目の回転速度検出用パルス および13回目の回転速度検出用パルスの立ち上がりのタイミングを入力した場 合、図示しない計時回路にてステップS205あるいはS210にて取得した遅 延タイミングB,B’の時間計測を開始するとともに(ステップS230)、遅 延タイミングB,B’の時間経過を判別する(ステップS235)。そして、遅 延タイミングB,B’が時間が経過すると、切換タイミングパルスをH/Lに切 り換える制御を実行する(ステップS240)。
【0044】 シスコン10は、遅延タイミングB,B’に基づいて切換タイミングパルスを H/Lに切り換える場合、可変量の1ステップを16μs単位にて実行させる。 従って、遅延タイミングB,B’は16μsの倍数以上の高精度を有していたと しても、実際に制御には利用されない。また、このような高精度の遅延タイミン グB,B’はデータ量が大きくなるためEEPROM60のメモリ量を効率的に 利用できない。そこで、本実施形態においては、次式(3)に基づいて算出した 遅延タイミングB,B’を16μsで除算した遅延タイミングCをEEPROM 60に記憶する。 Cμs=B(またはB’)÷16μs ・・・(3) これにより、遅延タイミングのデータ量を少なくすることが可能となり、EE PROM60を効率的に利用することが可能になる。
【0045】 上述したように、遅延タイミングB,B’を16μsで除算することによって 、EEPROM60に記憶する遅延タイミングのデータ量を小さくすることが可 能になる。ここで、EEPROM60の容量を8ビット(1バイト)としたとき 、上記のように算出した遅延タイミングCではデータ量が大きい場合がある。そ こで、次式(4)によって、遅延タイミングB,B’を遅延タイミングC’とす ることにより、遅延タイミングC’の変動幅が負にならない程度の可変範囲にス ライド移動させることによって、遅延タイミングC’のデータ量を小さくする手 法を採用しても良い。本実施形態においては遅延タイミングB(B’)から46 8μsを減算することによって変動幅が負にならない程度の可変範囲にスライド 移動させる。 C’=(B−468μs)÷16μs ・・・(4) これにより、遅延タイミングC’を8ビットデータとすることが可能になる。 このとき、遅延タイミングC’は、2.5msを中心としてプラス側で、2.5 ms+2.032ms=4.532msとなり、マイナス側で、2.5ms−2 .032ms=0.468msとなる。
【0046】 (5)まとめ: このように、シスコン10は、切換タイミング自動設定モードにて、回転ドラ ム41aから入力される回転位置検出用パルスからの1回目の回転速度検出用パ ルスの立ち上がりタイミングを取得するとともに、ビデオIC30より入力され る複合同期信号から垂直同期信号を検出し、この間の時間を計測することにより 、垂直同期信号の立ち下がりタイミングから6.5H(+2H)だけ早いタイミ ングで切換タイミングパルスが立ち上がり、もしくは、立ち下がる遅延タイミン グB,B’を算出してEEPROM60に記憶させる。このため、効率良く、か つ、高い精度で切換タイミングの設定を行うことが可能となる。
【図1】本実施形態にかかるビデオデッキの主要構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】シスコンにおける各種信号の入出力状況を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】LPモードまたはEPモード時における切換タ
イミングパルスの立ち上がりタイミングと立ち下がりタ
イミングとを示す波形図である。
イミングパルスの立ち上がりタイミングと立ち下がりタ
イミングとを示す波形図である。
【図4】SPモード時における切換タイミングパルスの
立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングとを示す
波形図である。
立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングとを示す
波形図である。
【図5】切換タイミング設定処理の処理内容を示したフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図6】通常モード制御処理の処理内容を示したフロー
チャートである。
チャートである。
10…シスコン 20…チューナ 30…ビデオIC 40…デッキ機構 41…ドラムモータ 41a…回転ドラム 42…キャプスタンモータ 42a…キャプスタン 42b…リール台 43…ローディングモータ 43a…ローディング機構 43b…ブレーキ機構 50…波形整形回路 60…EEPROM
Claims (12)
- 【請求項1】 FGパルス信号および一回転に所定数の
PGパルス信号を出力する回転ドラムヘッドから上記F
Gパルス信号直後のPGパルス信号と垂直同期信号とを
検出する検出手段と、 上記検出されたPGパルス信号から上記回転ドラムヘッ
ドの切り換えまでの遅延時間を設定する設定手段と、 上記FGパルス信号直後のPGパルス信号および回転ド
ラムヘッドの半回転位置にて出力されるPGパルス信号
から上記設定した遅延時間経過後に上記回転ドラムヘッ
ドの切り換えを実行する制御手段とを具備するヘッド切
換制御装置において、 上記設定手段は、 上記検出されたPGパルス信号と垂直同期信号との時間
間隔を計測し、同計測した時間間隔から6.5Hを減算
することにより同PGパルス信号から上記回転ドラムヘ
ッドの切り換えまでの遅延時間を算出するとともに、こ
の算出した遅延時間の変動幅が負数にならない程度に同
遅延時間幅から所定定数を減算しつつ制御単位時間で除
算した遅延時間を設定することを特徴とするヘッド切換
制御装置。 - 【請求項2】 回転ドラムヘッドの切り換えを制御する
ヘッド切換制御装置において、 上記回転ドラムヘッドが出力する速度検出パルスを検出
するパルス検出手段と、 磁気記録テープに記録された垂直同期信号を検出する信
号検出手段と、 所定の速度検出パルスおよび上記垂直同期信号の時間間
隔を計測する計測手段と、 上記計測された時間間隔に基づいて所定基準時からの遅
延時間を算出する算出手段と、 上記算出された遅延時間に基づいて上記回転ドラムヘッ
ドの切り換えを実行する制御手段とを具備することを特
徴とするヘッド切換制御装置。 - 【請求項3】 上記計測手段は、上記垂直同期信号の時
間間隔を計測可能であるとともに、上記算出手段は、同
計測された垂直同期信号の時間間隔に基づいて上記遅延
時間を算出することを特徴とする上記請求項2に記載の
ヘッド切換制御装置。 - 【請求項4】 上記パルス検出手段は、上記回転ドラム
ヘッドが出力する位置検出パルスを検出可能であるとと
もに、上記計測手段は、上記位置検出パルスを基準とし
た所定の速度検出パルスから同垂直同期信号までの時間
間隔を計測することを特徴とする上記請求項2または請
求項3のいずれかに記載のヘッド切換制御装置。 - 【請求項5】 上記算出手段は、上記所定の速度検出パ
ルスからの遅延時間を算出することを特徴とする上記請
求項4に記載のヘッド切換制御装置。 - 【請求項6】 上記制御手段は、上記所定の速度検出パ
ルスから上記遅延時間経過時に上記回転ドラムヘッドを
切り換えることを特徴とする上記請求項5に記載のヘッ
ド切換制御装置。 - 【請求項7】 上記計測手段は、上記位置検出パルス直
後の上記速度検出パルスから上記垂直同期信号までの時
間間隔を計測することを特徴とする上記請求項2〜請求
項6のいずれかに記載のヘッド切換制御装置。 - 【請求項8】 上記計測手段は、上記位置検出パルス後
13番目の上記速度検出パルスから上記垂直同期信号ま
での時間間隔を計測することを特徴とする上記請求項2
〜請求項6のいずれかに記載のヘッド切換制御装置。 - 【請求項9】 上記算出手段は、上記計測した時間間隔
から上記回転ドラムヘッドの切り換えが必要となる所定
時間を減算して上記遅延時間を算出することを特徴とす
る上記請求項2〜請求項8のいずれかに記載のヘッド切
換制御装置。 - 【請求項10】 上記算出手段は、上記算出した遅延時
間を上記制御手段の制御単位時間に基づいて除算するこ
とを特徴とする上記請求項2〜請求項9のいずれかに記
載のヘッド切換制御装置。 - 【請求項11】 上記算出手段は、上記算出した遅延時
間の変動幅が負数にならない程度に同遅延時間から所定
定数を減算することを特徴とする上記請求項2〜請求項
10のいずれかに記載のヘッド切換制御装置。 - 【請求項12】 テレビジョン放送を受信し放送信号を
出力するチューナと、 上記チューナから入力された放
送信号に基づいて映像信号、音声信号および複合同期信
号やビデオテープに書き込むための記録信号を生成する
とともに、ビデオテープの再生時に入力される記録信号
に所定の信号処理を施して映像信号、音声信号および複
合同期信号を生成するビデオICと、 回転ドラムヘッドが接続されるドラムモータ、キャプス
タンモータおよびローディングモータを備え、同各モー
タを所定の制御信号に基づいてそれぞれに駆動するデッ
キ機構と、 各種設定データを記憶するEEPROMと、 上記回転ドラムヘッドの回転基準位置を示す回転位置検
出用パルス直後の回転速度検出用パルスと、上記ビデオ
ICから出力された複合同期信号から検出される垂直同
期信号との時間間隔を計測し、この時間間隔から6.5
Hを減算することにより、上記回転速度検出用パルスか
らの遅延時間を算出し設定データとして上記EEPRO
Mに記憶させ、以降は同設定データに基づいて上記回転
ドラムの切換制御を実行するマイコンとを具備すること
を特徴とするビデオデッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006161U JP3084780U (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ヘッド切換制御装置およびビデオデッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006161U JP3084780U (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ヘッド切換制御装置およびビデオデッキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3084780U true JP3084780U (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=43236242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001006161U Expired - Fee Related JP3084780U (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ヘッド切換制御装置およびビデオデッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084780U (ja) |
-
2001
- 2001-09-19 JP JP2001006161U patent/JP3084780U/ja not_active Expired - Fee Related
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