JP2005149556A - ヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法 - Google Patents

ヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なっているような場合でも、SWポイントを正確に調整する。
【解決手段】 システムコントローラ10は、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCとの位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、SWパルスの入力タイミングとD−PGを検出後の最初のV−SYNCの入力タイミングとの差から、SWパルスがV−SYNCの入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順とを実行した後、第2の手順で算出した遅延量を用いてSWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCとの位置を調整して、再度、第1の手順と第2の手順とを実行し、この第2の手順で得られた遅延量をEEPROM60に記憶する第3の手順を実行する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、ドラムモータから出力される回転位置検出用パルス(D−PG)及び回転速度検出用パルス(D−FG)に基づいて生成されたヘッド切換用パルス(SWパルス)により回転ドラムのヘッド切換タイミングを制御するヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法に係り、特に、ヘッド切換用パルスの発生タイミングの調整制御に関する。
ビデオカセットレコーダ(VCR)においては、再生画像のインターレースが完全に行われ、画像の揺れなどが生じないように、ドラムヘッドを切り換えるためのヘッド切換用パルス(SWパルス)のヘッド切換タイミング(SWポイント)から、5〜8H(≒317.5μsec〜508μsec)の範囲内に垂直同期信号を記録することが、信号規格として定められている。
そのため、回転ドラムに配置されたドラムヘッドのSWポイントは、例えば、録再されるビデオテープに記録された垂直同期信号から6.5H(約413μsec)だけ早いタイミングに調整しておく必要がある。
この場合、従来のヘッド切換制御装置では、ビデオ装置の製造工程にて、SWパルスが上記SWポイントに立ち上がりまたは立ち下がるように、上記回転ドラムから入力される所定の回転速度検出用パルス(D−FG)から同SWパルスの立ち上がりまでの遅延量を半固定抵抗の抵抗値を変化させることで調整していた。
しかし、この調整方法は、手作業により抵抗値の調整を行うため、作業効率が良くなかった。また、手作業であるため、上記遅延量にばらつきを生じやすく、精度の高いSWポイント調整が困難であった。
そこで、本出願人は、このSWポイントを自動調整するヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法を提案している(例えば、特許文献1参照)。
このヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法は、SWポイント自動調整モードにおいて、SWパルスの立ち上がりエッジと垂直同期信号(V−SYNC)との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、回転ドラムから入力されるD−FGの立ち上がりタイミングを取得するとともに、ビデオICより入力される複合同期信号(C−SYNC)からV−SYNCを検出し、クロックパルスをカウントすることにより、V−SYNCの立ち下がりまたは立ち上がりタイミングから6.5Hだけ早いタイミングでSWパルスが立ち上がりまたは立ち下がるように遅延量を算出する第2の手順と、算出した遅延量をEEPROMに記憶させる第3の手順とを順次実行するようになっている。これにより、効率良く、かつ、高い精度でSWポイント調整を行うことが可能となる。
特開2002−218371号公報
このように、上記特許文献1では、第1の手順と第2の手順と第3の手順とを、この順番で1回行うことによってSWポイントの調整を行っている。
しかし、上記第1の手順を実行するとき、SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なっているような場合には、図4(c)に示すように、V−SYNCの波形がつぶれてしまい、D−PGを検出後の最初のV−SYNCの入力タイミングが正確に検出できず、そのため上記第2の手順による計算が正確に行えないといった問題が発生する。SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCの位置とは、本来重ならないように設定するのであるが、ヘッドの取り付け時に発生する機構的な誤差等によって、SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なってしまう場合がある。
この場合、V−SYNCの最初の立ち下がり位置が実際には位置t1であるにも係わらず、V−SYNCの波形がつぶれてしまっているために、位置t2がV−SYNCの最初の立ち下がり位置と判断されてしまう。その結果、SWパルスの立ち上がり位置t3と位置t2との距離が2Hと判断され、遅延量は4.5H(=6.5H−2H)と計算されることになる。つまり、遅延量として4.5Hを与えても、実際のV−SYNCの最初の立ち下がり位置t1から見たときには、遅延量が4Hとなり、信号規格を外れてしまうことになる。
図4(c)から明らかなように、V−SYNCの波形がつぶれていなければ、実際のV−SYNCの最初の立ち下がり位置は位置t1であり、SWパルスの立ち下がり位置t3と位置t1との距離は−0.5Hであるから、遅延量は7H(=6.5H−(−0.5H))でなければならない。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なっているような場合でも、SWポイントを正確に調整することのできるヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法を提供することにある。
本発明のヘッド切換制御装置は、回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出する手段と、抽出された複合同期信号から垂直同期信号を抽出する手段と、抽出された垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するヘッド切換タイミング調整手段とを備えており、ヘッド切換タイミングの自動調整モード時、前記ヘッド切換タイミング調整手段は、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とを実行するように構成されたヘッド切換制御装置において、前記ヘッド切換用タイミング調整手段は、前記第1の手順と第2の手順とを実行した後、前記第2の手順で算出した遅延量を用いて前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置を調整して、再度、第1の手順と第2の手順とを実行し、この第2の手順で得られた遅延量を前記メモリに記憶する第3の手順を実行することを特徴とする。
また、本発明のヘッド切換方法は、回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出するとともにこの抽出した複合同期信号から垂直同期信号を抽出し、この抽出した垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するに際し、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とからなるヘッド切換制御方法において、前記第1の手順と第2の手順とを実行した後、前記第2の手順で算出した遅延量を用いて前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置を調整して、再度、第1の手順と第2の手順とを実行し、この第2の手順で得られた遅延量を前記メモリに記憶する第3の手順を実行することを特徴とする。
すなわち、ヘッド切換用パルス(SWパルス)の立ち上がりエッジがちょうど垂直同期信号(V−SYNC)の位置と重なっているためにV−SYNCの波形がつぶれてしまっているような場合でも、最初に行った第2の手順の計算結果を第1の手順に反映させて、再度第1の手順及び第2の手順を実行することで、2回目に第1の手順を実行するときには、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCの位置との重なりが解消されているので、ヘッド切換タイミング(SWポイント)を正確に調整することができる。
また、本発明のヘッド切換制御装置は、回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出する手段と、抽出された複合同期信号から垂直同期信号を抽出する手段と、抽出された垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するヘッド切換タイミング調整手段とを備えており、ヘッド切換タイミングの自動調整モード時、前記ヘッド切換タイミング調整手段は、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とを実行するように構成されたヘッド切換制御装置において、前記ヘッド切換用タイミング調整手段は、前記第1の手順と第2の手順と第3の手順とを実行した後、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との実際の差を検出し、この差と前記一定量とから遅延量を算出し、この算出した遅延量をすでに前記メモリに記憶されている遅延量に追加する形で記憶することを特徴とする。
また、本発明のヘッド切換制御方法は、回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出するとともにこの抽出した複合同期信号から垂直同期信号を抽出し、この抽出した垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するに際し、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とからなるヘッド切換制御方法において、前記第1の手順と第2の手順と第3の手順とを実行した後、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との実際の差を検出し、この差と前記一定量とから遅延量を算出し、この算出した遅延量をすでに前記メモリに記憶されている遅延量に追加する形で記憶することを特徴とする。
すなわち、ヘッド切換用パルス(SWパルス)の立ち上がりエッジがちょうど垂直同期信号(V−SYNC)の位置と重なっているためにV−SYNCの波形がつぶれてしまっているような場合でも、第1の手順と第2の手順と第3の手順とを実行した後、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCとの実際の差を検出し、この差と一定量とから遅延量を算出し、この算出した遅延量をすでに前記メモリに記憶されている遅延量に追加する形で記憶して遅延量を補正することで、ヘッド切換タイミング(SWポイント)を正確に調整することができる。
本発明のヘッド切換制御装置及びヘッド切換制御方法によれば、ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジがちょうど垂直同期信号の位置と重なっているような場合でも、最初に行った第2の手順の計算結果を第1の手順に反映させて、再度第1の手順及び第2の手順を実行することで、ヘッド切換タイミングを正確に調整することができる。また、第1の手順と第2の手順と第3の手順とを実行した後、ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと垂直同期信号との実際の差を検出し、この差と一定量とから遅延量を算出し、この算出した遅延量を前記メモリに上書きする形で記憶することで、ヘッド切換タイミングを正確に調整することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるビデオ装置の主要構成を示すブロック図である。
同図に示すように、所定のプログラム実行環境を有するシステムコントローラ10が備えられており、このシステムコントローラ10には、チューナ20、ビデオIC30及びデッキ機構40が接続されている。
チューナ20は、システムコントローラ10から指示された受信周波数に基づいて対応するテレビジョン放送をアンテナにて受信し、所定の信号処理を施してビデオIC30に放送信号を出力する。
ビデオIC30では、チューナ20から入力された放送信号に基づいて、出力端子に供給するための映像信号、音声信号及び同期信号や、ビデオテープに書き込むための記録信号を生成するとともに、ビデオテープの再生時にデッキ機構40から入力される記録信号に所定の信号処理を施して出力端子に供給するための映像信号、音声信号及び同期信号を生成する。
デッキ機構40は、システムコントローラ10に接続されたドラムモータ41、キャプスタンモータ42及びローディングモータ43を備えており、各モータ41〜43は、システムコントローラ10から出力される所定の制御信号に基づいてそれぞれに駆動する。ドラムモータ41には、回転ドラム41aが接続され、この回転ドラム41aは、ドラムモータ41から伝達される駆動力により所定速度で回転し、ビデオIC30から入力される記録信号をビデオテープに書き込むとともに、ビデオテープから読み出した記録信号をビデオIC30に出力する。キャプスタンモータ42には、駆動ベルトやプーリなどを介してキャプスタン42aとリール台42bとが連動可能に配置されており、システムコントローラ10から出力される制御信号に基づいて、キャプスタンモータ42が作動すると、キャプスタン42aとリール台42bとが互いに同期を取りつつ回転駆動され、リール台42bに装着されたリールの間でビデオテープが走行する。
ローディングモータ43には、ギヤ機構やカム機構などを介してローディング機構43aとブレーキ機構43bとが連動可能に配置されており、システムコントローラ10から出力される制御信号に基づいて、ローディングモータ43が作動すると、互いに異なるタイミングでローディング機構43aとブレーキ機構43bとが駆動される。ローディング機構43aは、カセット挿入口からビデオテープの駆動走行が可能な所定位置までテープカセットをローディングさせ、カセット挿入口までテープカセットをアンローディングさせる。また、ブレーキ機構43bは、リール台42bに対して制動を加える。
図2は、システムコントローラ10における各種信号の入出力状況を示すブロック図である。
同図において、ビデオIC30から出力された音声信号と複合同期信号(C−SYNC)とが入力されると、システムコントローラ10は、C−SYNCから垂直同期信号(V−SYNC)を検出する。なお、この音声信号は、波形整形回路50を介することで矩形波パルスに整形されつつ入力される。また、回転ドラム41aからは、回転ドラム41aの回転速度を示す回転速度検出用パルス(D−FG)と回転位置を示す回転位置検出用パルス(D−PG)とが入力される。一方、システムコントローラ10からは、ドラムヘッドの切替タイミング(SWポイント)を制御するためのSWパルス(RF−SW)が回転ドラム41aに出力され、回転ドラム41aにおける回転速度や回転位置などを制御するための制御信号がドラムモータ41に出力される。また、キャプスタン42a及びリール台42bの回転速度や回転位置などを制御するための制御信号がキャプスタンモータ42に出力され、ローディング機構43a及びブレーキ機構43bを駆動させるための制御信号がローディングモータ43に出力される。
以下、システムコントローラ10におけるSWポイントの調整動作について説明する。
まず最初に、システムコントローラ10におけるSWポイントの基本的な調整動作について、図3を参照しながら説明する。
SWポイントの調整は、テスト用ビデオテープの再生を開始してSWポイント自動調整モードに移行した際、シスコンICにて抽出されるV−SYNCから6.5Hだけ早いタイミングでRF−SWが立ち上がり、もしくは、立ち下がるように、波形を調整させることにより行われる。また、RF−SWは、システムコントローラ10に入力されるD−FG及びD−PGを基準として生成される。
本実施形態では、D−FGは、回転ドラム41aが一回転する間に24回立ち上がり、D−PGは、回転ドラム41aが一回転するごとに1回立ち上がる。このため、RF−SWは、D−PGが立ち上がった直後のD−FGの立ち上がりと、この立ち上がりを一回転中の1回目の立ち上がりとした際の13回目の立ち上がりを基準として、回転ドラム41aが1/2回転するごとに1回立ち上がり、もしくは、立ち下がるように生成される。従って、後に通常のビデオテープが録再される場合、RF−SWがH/L変化するタイミングで回転ドラム41aにおけるドラムヘッドが切替制御される。
具体的には、D−FGにおける1回目の立ち上がりタイミングと13回目の立ち上がりタイミングとを基準として、所定の遅延量だけ遅れたタイミングでRF−SWの立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイミングを設定する。システムコントローラ10は、内部で生成されるクロックパルスの立ち上がり回数をカウントすることで計時を行っており、この計時に基づいて遅延量を設定し、設定された遅延量を図1に示すEEPROM60に記憶させる。このため、後に通常のビデオテープが録再される場合、システムコントローラ10は、回転ドラム41aから出力されるD−FG及びD−PGに基づき、EEPROM60に記憶された遅延量だけ、D−FGが1回目に立ち上がるタイミングと13回目に立ち上がるタイミングから遅らせたタイミングでRF−SWをH/L変化させ、ドラムヘッドの切換制御を行う。
また、システムコントローラ10は、ビデオテープの再生が開始された際、波形整形回路50から入力される矩形波パルスに基づいて、同ビデオテープがテスト用ビデオテープであるか否かを判別している。通常、テスト用ビデオテープから読み出された記録信号から抽出される音声信号は、1kHzなどの正弦波であるため、この抽出された音声信号を整形して得られる矩形波パルスが入力されると、システムコントローラ10は、SWポイント自動調整モードへ移行してSWポイントの調整を開始することができる。
次に、本発明のSWポイント自動調整モードにおけるSWポイントの自動調整動作の実施形態1について、図4に示す信号波形図、及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。
[実施形態1]
システムコントローラ10は、ビデオテープの再生時、波形整形回路50から矩形波パルスが入力されると、この矩形波パルスがテスト用ビデオテープに記録された音声信号に基づくものであるか否かを判別する。そして、テスト用ビデオテープに記録された音声信号に基づく矩形波パルスである場合、SWポイント自動調整モードに移行し、SWポイントの調整を開始する。
すなわち、システムコントローラ10は、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCとの位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する(ステップS1:第1の手順)。そして、回転ドラム41aからD−FG及びD−PGが入力されると、D−PGの立ち上がり直後における1回目のD−FGの立ち上がりタイミングと、13回目のD−FGの立ち上がりタイミングとを取得するとともに、ビデオIC30から入力されるC−SYNCからV−SYNCを検出し、システムコントローラ10自身が生成するクロックパルスをカウントすることにより、D−FGの各立ち上がりタイミングからの計時を行って、V−SYNCの立ち下がりタイミングから6.5Hだけ早いタイミングでRF−SWが立ち上がりまたは立ち下がるように遅延量を算出する(ステップS2:第2の手順)。
この場合に算出された遅延量は、通常は正確な遅延量が算出されているが、上記従来技術の図4(c)に示したように、SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なっているためにV−SYNCの波形がつぶれてしまっているような場合には、正確な遅延量が算出できない。
そこで、本実施形態1では、このような不具合を考慮し、最初に行った第2の手順での計算結果である遅延量を第1の手順に反映(ステップS3でNoと判断)させて、SWパルスの発生タイミングを遅らせた後、再度、第1の手順(ステップS1)及び第2の手順(ステップS2)を実行する。
すなわち、図4(c)の例で言えば、最初に行った第2の手順の計算結果である4.5HだけSWパルスの発生タイミングを遅らせる。その結果、2回目に第1の手順を実行するときには、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCの位置との関係は図4(a)に示す状態になっており、重なりが解消されていいる。そのため、この状態で第2の手順を実行すると、算出される遅延量は2H(=6.5H−4.5H)となり、システムコントローラ10は、この遅延量をEEPROM60に記憶する(ステップS4)。これにより、図4(b)に示すように、SWポイントを正確に調整することができる。
[実施形態2]
上記実施形態1では、第1の手順と第2の手順を2回繰り返すことにより、SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なっているためにV−SYNCの波形がつぶれてしまっているような場合でも、SWポイントを正確に調整することを可能としているが、本実施形態2では、第1の手順と第2の手順を繰り返すことなく、SWポイントを正確に調整することを可能としている。以下、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
すなわち、システムコントローラ10は、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCとの位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する(ステップS11:第1の手順)。そして、回転ドラム41aからD−FG及びD−PGが入力されると、D−PGの立ち上がり直後における1回目のD−FGの立ち上がりタイミングと、13回目のD−FGの立ち上がりタイミングとを取得するとともに、ビデオIC30から入力されるC−SYNCからV−SYNCを検出し、システムコントローラ10自身が生成するクロックパルスをカウントすることにより、D−FGの各立ち上がりタイミングからの計時を行って、V−SYNCの立ち下がりタイミングから6.5Hだけ早いタイミングでRF−SWが立ち上がりまたは立ち下がるように遅延量を算出する(ステップS12:第2の手順)。この後、算出した遅延量をEEPROM60に記憶する(ステップS13:第3の手順)。
この場合に算出された遅延量は、通常は正確な遅延量が算出されているが、上記従来技術の図4(c)に示したように、SWパルスの立ち上がりエッジがちょうどV−SYNCの位置と重なっているためにV−SYNCの波形がつぶれてしまっているような場合には、正確な遅延量が算出できない。
一方、システムコントローラ10では、この時点で現在のSWポイントがV−SYNCから何Hの距離にあるかは認識できるので、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCとの実際の差を検出し(ステップS14)、この差と一定量とから遅延量を算出し(ステップS15)、この算出した遅延量を、すでにEEPROM60に記憶されている遅延量に追加する形で記憶する(ステップS16)。これにより、SWポイントを正確に調整することができる。
すなわち、図4(c)の例で言えば、第1の手順と第2の手順と第3の手順とを行った時点で、EEPROM60には4.5Hが記憶されることになる。そして、この4.5Hの遅延量を与えて実際に制御し、ステップS14で実際の差を検出すると、SWパルスの立ち上がりエッジとV−SYNCの立ち下がりエッジとの実際の差は4H(=4.5(遅延量)−0.5(t1とt3との差))となるので、ステップS15では、この差(4H)と一定量(6.5H)との差を算出し、その算出した差(=2.5H)を、すでにEEPROM60に記憶されている遅延量(=4.5H)に追加する形で記憶して、遅延量を補正する。すなわち、この場合には、最終的にEEPROM60に記憶される遅延量は7Hとなる。
図4(c)から明らかなように、SWパルスの実際の立ち上がり位置(t3)は、実際の最初のV−SYNCの立ち下がり位置(t1)より0.5H遅くなっており、これに7Hの遅延を与えることで、SWパルスの立ち上がりが実際の最初のV−SYNCの立ち上がりから6.5Hだけ早められることになる。
本発明の一実施形態にかかるビデオ装置の主要構成を示すブロック図である。 システムコントローラ10における各種信号の入出力状況を示すブロック図である。 SWパルスの立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングとを示す波形図である。 SWパルスの立ち上がりタイミングとV−SYNCとの位置関係を示す波形図である。 本発明の実施形態1に係るSWポイントの自動調整動作の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るSWポイントの自動調整動作の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 システムコントローラ
20 チューナ
30 ビデオIC
40 デッキ機構
41 ドラムモータ
41a 回転ドラム
42 キャプスタンモータ
42a キャプスタン
42b リール台
43 ローディングモータ
43a ローディング機構
43b ブレーキ機構
50 波形整形回路
60 EEPROM

Claims (4)

  1. 回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出する手段と、抽出された複合同期信号から垂直同期信号を抽出する手段と、抽出された垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するヘッド切換タイミング調整手段とを備えており、ヘッド切換タイミングの自動調整モード時、前記ヘッド切換タイミング調整手段は、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とを実行するように構成されたヘッド切換制御装置において、
    前記ヘッド切換用タイミング調整手段は、前記第1の手順と第2の手順とを実行した後、前記第2の手順で算出した遅延量を用いて前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置を調整して、再度、第1の手順と第2の手順とを実行し、この第2の手順で得られた遅延量を前記メモリに記憶する第3の手順を実行することを特徴とするヘッド切換制御装置。
  2. 回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出する手段と、抽出された複合同期信号から垂直同期信号を抽出する手段と、抽出された垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するヘッド切換タイミング調整手段とを備えており、ヘッド切換タイミングの自動調整モード時、前記ヘッド切換タイミング調整手段は、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とを実行するように構成されたヘッド切換制御装置において、
    前記ヘッド切換用タイミング調整手段は、前記第1の手順と第2の手順と第3の手順とを実行した後、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との実際の差を検出し、この差と前記一定量とから遅延量を算出し、この算出した遅延量をすでに前記メモリに記憶されている遅延量に追加する形で記憶することを特徴とするヘッド切換制御装置。
  3. 回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出するとともにこの抽出した複合同期信号から垂直同期信号を抽出し、この抽出した垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するに際し、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とからなるヘッド切換制御方法において、
    前記第1の手順と第2の手順とを実行した後、前記第2の手順で算出した遅延量を用いて前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置を調整して、再度、第1の手順と第2の手順とを実行し、この第2の手順で得られた遅延量を前記メモリに記憶する第3の手順を実行することを特徴とするヘッド切換制御方法。
  4. 回転ドラムに配置されたドラムヘッドによりビデオテープから読み出された記録信号に基づいて複合同期信号を抽出するとともにこの抽出した複合同期信号から垂直同期信号を抽出し、この抽出した垂直同期信号及び、前記回転ドラムを駆動させるドラムモータから出力された回転位置検出用パルス及び回転速度検出用パルスを入力として、前記回転ドラムのヘッド切換タイミングを決定するヘッド切換用パルスの発生タイミングを調整するに際し、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との位置関係を予め設定された位置に移動させてビデオテープの再生を開始する第1の手順と、前記ヘッド切換用パルスの入力タイミングと前記回転位置検出用パルスを検出後の最初の垂直同期信号の入力タイミングとの差から、ヘッド切換用パルスが垂直同期信号の入力タイミングから予め定められた一定量だけ早められるように遅延量を算出する第2の手順と、この第2の手順により算出した遅延量をメモリに記憶する第3の手順とからなるヘッド切換制御方法において、
    前記第1の手順と第2の手順と第3の手順とを実行した後、前記ヘッド切換用パルスの立ち上がりエッジと前記垂直同期信号との実際の差を検出し、この差と前記一定量とから遅延量を算出し、この算出した遅延量をすでに前記メモリに記憶されている遅延量に追加する形で記憶することを特徴とするヘッド切換制御方法。

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