JP3084727B2 - 銅配線膜の形成方法 - Google Patents

銅配線膜の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序に従って本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例[第1図、第2図] H.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は銅配線膜の形成方法、特に配線膜となる銅薄
膜の酸化を防止することのできる銅配線膜の形成方法に
関する。
(B.発明の概要) 本発明は、銅配線膜の形成方法において、 配線膜となる銅薄膜の酸化を防止して抵抗値の増大を
防止するため、 銅薄膜とバリアメタルであるチタンオキシナイトライ
ド膜との間に酸素を含まない導電材料からなる酸化防止
膜を介在させることとし、 そして、銅薄膜の形成後大気に曝さないでその表面に
反射防止性を有する酸化防止膜を形成するものである。
(C.従来技術) LSI、VLSIの集積度は高まる一方であり、それに伴う
素子の微細化によって配線パターンのルールも小さくな
る一方であり、現在DRAM等のメモリの配線幅は0.5μm
になりつつあるが、メモリの記憶容量の増大により将来
は配線幅を0.35μmあるいはそれ以下にすることが必要
となる。
ところで、現在配線材料としてアルミニウムが使用さ
れているが、アルミニウム配線の配線幅を0.5μm、0.3
5μmというように狭くすると配線抵抗が無視できない
大きさになってくる。そこで、線幅を狭くしても配線抵
抗を所望値以下にするには配線を厚くする必要がある
が、配線を厚くすると配線の断面のアスペクト比が大き
くなり、配線の加工性が悪くなる等種々の技術的問題が
生じている。
そこで、最近注目を浴びているのは、例えば特開平1
−234578号公報に紹介されているように銅を配線材料と
して使用することである。というのは、銅の比抵抗は約
1.4μΩ・cmと低く、アルミニウムのそれ(約2.8μΩ・
cm)の約2分の1であり、従って、同じ線幅で形成した
場合配線の厚さは銅を用いた方がアルミニウムを用いた
よりも薄くて済み、加工性が良好だからである。また、
銅を用いた場合エレクトロマイグレーションがアルミニ
ウムを用いた場合よりも少なく、信頼性が高いという利
点も注目される所以の一つである。
ところで、銅を配線材料として用いる場合においても
アルミニウムを配線材料として用いた場合と同様にシリ
コン半導体基板との間に相互シンターという問題が生
じ、下地側にバリアメタル層を設ける必要がある。そこ
で、コンタクトメタルとしてのチタンTi膜とその表面に
形成されたところのバリアメタルとしてのチタンオキシ
ナイトライド膜とからなる二層構造のバリアメタル層を
銅薄膜の下地として設けることが検討されている。
(D.発明が解決しようとする問題点) ところで、銅には酸化され易く、表面が酸化されると
その表面の酸素が銅の奥に徐々に進行して抵抗値が徐々
に増大するという問題がある。
元来、アルミニウムは酸化されると表面に薄いアルミ
ナAl2O3が生じるが、このアルミナ膜が酸化の進行を阻
むので、アルミニウム全体が酸化されるということは起
きにくい。しかし、銅の場合、表面を酸化した酸素はど
んどん奥へ侵入する可能性を有しているので、酸化につ
いてはアルミニウムの場合よりも細かな配慮が必要とな
るのである。
しかるに、それに対しての配慮が為されていないのが
実情である。そのため、形成した銅薄膜はその表面及び
裏面の両面から酸化される虞れがあった。というのは、
銅薄膜の裏面にはバリアメタルとして機能するチタンオ
キシナイトライドTiON膜が直接接しており、そのチタン
オキシナイトライド膜中の酸素が銅薄膜にその裏面から
侵入すると共に、銅薄膜形成後半導体ウエハを銅薄膜を
形成したCVD装置あるいはスパッタ装置から取り出して
大気に曝したとき銅薄膜の表面が大気中の酸素によって
酸化されるからである。
本発明はこのような問題点を解決すべく為されたもの
であり、銅薄膜の酸化を防止して抵抗値の増大を防止す
ることを目的とする。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明銅配線膜の形成方法は上記問題点を解決するた
め、銅薄膜とバリアメタルであるチタンオキシナイトラ
イド膜との間に酸素を含まない導電材料からなる酸化防
止膜を介在させることとし、更に、該銅薄膜の形成後大
気に曝さないでその表面に反射防止性を有する酸化防止
膜を形成することを特徴とする。
(F.作用) 本発明銅配線膜の形成方法によれば、銅薄膜とチタン
オキシナイトライド膜との間に介在させた酸素を含まな
い導電材料からなる酸化防止膜によってチタンオキシナ
イトライド膜中の酸素が銅薄膜中に侵入することを阻止
することができる。従って、銅薄膜の裏面側からの酸化
を防止することができ、延いては銅薄膜の抵抗値の増大
を防止することができる。
そして、銅薄膜形成後大気に曝す前に反射防止性を有
する酸化防止膜を形成するので、酸化防止膜によって銅
薄膜の表面側からの酸化を防止することができ、延いて
は銅薄膜の抵抗値の増大を防止することができる。
また、該酸化防止膜が有する反射防止性により、銅薄
膜形成後パターニングするために必要となるレジスタ膜
の露光に際して反射を防止することができるので、支障
なく高精度なパターニングをすることができる。
(G.実施例)[第1図、第2図] 以下、本発明銅配線膜の形成方法を図示実施例に従っ
て詳細に説明する。
第1図は本発明銅配線膜の形成方法により形成される
銅配線膜の断面構造の一例を示す断面図である。
図面において、1は半導体基板、2は該半導体基板1
の表面部に選択的に形成された拡散層、3は絶縁膜、4
は該絶縁膜3に形成されたところの上記拡散層2を露出
させるコンタクトホールである。
5はバリアメタル層の最下層を成すところのコンタク
トメタルたるチタン(Ti)膜(厚さ例えば300Å)であ
る。6は該チタン層5上に形成されたバリアメタルとし
て機能するチタンオキシナイトライドTiON膜(厚さ例え
ば500〜1500Å)であり、バリアメタル層の中核を成
す。即ち、後述する銅薄膜と半導体基板1との相互シン
ターはこのチタンオキシナイトライド膜6によって阻む
ことができるのである。
7はバリアメタル層の最上層を成すところの酸化防止
膜たるチタンTi膜(厚さ100〜500Å)で、チタンオキシ
ナイトライド膜6中の酸素が後述する銅薄膜内に侵入し
て銅薄膜を酸化するのを阻む役割を果すのである。
このように、銅薄膜とチタンオキシナイトライド膜6
との間に銅薄膜の酸化を防止するところの酸素を含まな
い導電材料からなる酸化防止膜を設けたことが本銅配線
膜の特徴である。
該チタン膜7はチタンオキシナイトライド膜6中の酸
素が上層の銅薄膜へ侵入するのを防止するものである
が、良好な導電性も有している。尚、ある程度以上の導
電性を有しさえすれば酸化防止膜の材料は必ずしもチタ
ンに限定されず、例えばチタンナイトライドTiNを用い
ても良い。
8は上記チタンTiあるいはチタンナイトライドTiN等
からなる酸化防止膜7上に形成された銅薄膜で、膜厚は
例えば0.5〜1.0μm程度である。9は該銅薄膜8の表面
に形成された例えばチタンナイトライドTiNからなると
ころの反射防止性を有する酸化防止膜で、1000〜2000Å
程度の膜厚を有する。
上記酸化防止膜9は、第2図(A)、(B)に示すよ
うに、銅薄膜8の形成後半導体ウエハ1を大気に曝すこ
となく銅薄膜8上に形成したものである。即ち、同図
(A)に示すように銅薄膜8をスパッタリングあるいは
CVDにより形成すると、その後半導体ウエハ1をスパッ
タ装置あるいはCVD装置から大気中に取り出すことなく
同図(B)に示すようにチタンナイトライドからなる酸
化防止膜9を形成する。この酸化防止膜9の形成は、例
えば、TiNをターゲットとしてのスパッタにより、ある
いはTiのN2によるアクティブスパッタにより行うことが
できる。そして、この酸化防止膜9の形成を終えるとは
じめて装置から半導体ウエハを大気に取り出すのであ
る。
このように酸化防止膜9を形成すると、半導体ウエハ
1を大気に取り出しても銅薄膜8の表面が酸化防止膜9
により保護されるので酸化膜が形成されない。
ちなみに、特開昭64−71151号公報には銅配線膜のパ
ターニング後、PSG膜等で銅配線膜を保護する技術が紹
介されており、また、特開昭63−73645号公報には銅配
線膜のパターニング後バリアメタルで銅配線膜を保護す
る技術が紹介されているが、しかし、これ等の技術では
いずれも銅配線膜の形成後パターニング前における銅薄
膜の酸化を防止することができない。しかし、本発明に
よれば、酸化防止膜9によってそれができるのである。
しかして、銅薄膜8の表面側からの大気による酸化は
酸化防止膜9によって阻むことができ、また、銅薄膜8
の裏面側からのチタンオキシナイトライド膜6中の酸素
による酸化は酸化防止膜7によって阻むことができるの
である。従って、銅薄膜8が酸化によって抵抗値が徐々
に増大するのを防止することができる。
尚、チタンオキシナイトライド膜6と銅薄膜8との間
に介在させる酸化防止膜7の材料としてはチタンに代え
てチタンタングステンTiWあるいはチタンナイトライドT
iNを用いることができる。
また、銅薄膜8の表面に形成する酸化防止膜9の材料
としてはチタンナイトライドTiNが最適である。という
のは、銅薄膜8の酸化を防止できるだけでなく、銅薄膜
8形成後パターニングするためのレジスト膜の露光に際
して反射防止膜としての役割を果すからである。しか
し、酸化防止膜9は酸化防止性の他反射防止性を有すれ
ば、他の材料、例えばアモルファスシリコン、二酸化ケ
イ素SiO2、シリコンナイトライドSiNあるいはタングス
テンWを用いるようにしても良い。
(H.発明の効果) 以上に述べたように、本発明銅薄膜の形成方法は、バ
リアメタルとなるチタンオキシナイトライド膜上に酸素
を含まない導電材料からなる酸化防止膜を介して銅薄膜
を形成し、その後、大気に曝すことなく上記銅薄膜の表
面に反射防止性を有する酸化防止膜を形成することを特
徴とするものである。
従って、本発明銅配線膜の形成方法によれば、銅薄膜
とチタンオキシナイトライド膜との間に介在させた酸素
を含まない導電材料からなる酸化防止膜によってチタン
オキシナイトライド膜中の酸素が銅薄膜中に侵入するこ
とを阻止することができる。依って、銅薄膜の裏面側か
らの酸化を防止し、延いては銅薄膜の抵抗値の増大を防
止することができる。
そして、銅薄膜形成後大気に曝す前に酸化防止膜を形
成するので、酸化防止膜によって銅薄膜の表面側からの
酸化を防止することができ、延いては銅薄膜の抵抗値の
増大を防止することができる。
また、該酸化防止膜が有する反射防止性により、銅薄
膜形成後パターニングするために必要となるレジスト膜
の露光に際して反射を防止することができるので、支障
なく高精度なパターニングをすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明銅配線膜の形成方法により形成される銅
配線膜の断面構造を示す断面図、第2図(A)、(B)
は第1図の銅配線膜形成方法(本発明銅配線膜形成方法
の一つの実施例)を工程順に示す断面図である。 符号の説明 1……半導体基板、 6……チタンオキシナイトライド膜、 7……酸化防止膜、8……銅薄膜、 9……酸化防止膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/44 - 21/445 H01L 21/768 H01L 29/40 - 29/51

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バリアメタルとなるチタンオキシナイトラ
    イド膜上に酸素を含まない導電材料からなる酸化防止膜
    を介して銅薄膜を形成し、 その後、大気に曝すことなく上記銅薄膜の表面に反射防
    止性を有する酸化防止膜を形成する ことを特徴とする銅配線膜の形成方法
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