JP3084404B2 - 柱・梁の接合装置 - Google Patents

柱・梁の接合装置

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JP3084404B2 JP02315487A JP31548790A JP3084404B2 JP 3084404 B2 JP3084404 B2 JP 3084404B2 JP 02315487 A JP02315487 A JP 02315487A JP 31548790 A JP31548790 A JP 31548790A JP 3084404 B2 JP3084404 B2 JP 3084404B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として角形鋼管柱とH型鋼からなる梁
とを接合するための接合装置に関するものである。
従来の技術 角形鋼管柱とH型鋼からなる梁との接合は、従来一般
に、その角形鋼管柱の側面より梁と同断面のブラケット
を突出させ、このブラケットのウエブ及びフランジと梁
のウエブ及びフランジとを、3枚の接合プレートを用い
てボルト接合するのが一般である。しかし、このような
構造では、予めブラケットを一体に備えた柱と梁の他に
3枚の接合プレートが必要となり、現場での取扱部品数
が増加して、現場作業が煩雑となる欠点がある。そこ
で、従来において、角形鋼管柱の端部に角形筒体を突き
合わせ溶接し、この角形筒体の側壁に形成したネジ穴
へ、梁に予め溶接したエンドプレートを、そのネジ穴に
ねじ込んだ高力ボルトで螺着し、その高力ボルトの引張
力によって、水平耐力を負担させるようにしたものがあ
る。(特公昭61−58620号公報参照)。このようにする
ことによって、特別の接合プレートが不要となり、現場
作業をより単純化できるという利点がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように接合用の角形筒体を用い
た従来の装置においては、次のような欠点がある。
.普通に用いられている一般の高力ボルトは、ナット
側において、そのナットを掴んでボルトを回転させるこ
とによって締め付けるとともに、トルク管理を行なうよ
うになっているが、上記のような構造では、高力ボルト
を角形筒体のネジ穴へ直接ねじ込むものであるから、高
力ボルトの頭部側を掴んで締め付けを行わなければなら
ず、このような一般の高力ボルトを使用できず、特殊な
ものが必要となり、高価となる。
.角形筒体と柱との接合は単純な突き合わせ溶接であ
るから、この部分の溶接が不充分の場合には、座屈を生
じやすい。
.角形筒体は接合用の強度を増すため、柱よりも肉厚
の大きいものを使用しなければならず、高価となる。
この発明は、これら従来の欠点を解消することを目的
とした柱・梁の接合装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明では、角形鋼管
柱の梁との接合部に角形筒体を配置して、その角形筒体
の端部を鋼管柱の外側面へ溶接し、この筒体の外側面に
溶接した梁とほぼ同断面のH形鋼からなるブラケット先
端のエンドプレートと梁先端のエンドプレートとを高力
ボルトで接合して、それら各ブラケットと梁の上部フラ
ンジをほぼ同一面とするとともに、同じくエンドプレー
トの下端を下部フランジより下方に突出させて、この突
出部においても高力ボルトで互いに接合したことを特徴
とする。
更に、請求項2の発明では、ブラケットのエンドプレ
ートより支持部材を突出させて、そのエンドプレートに
溶接するとともに、その支持部材に梁のエンドプレート
をのせるものである。
作用 上記の構成によれば、エンドプレートの下端を突出さ
せることで接合用のボルト本数を増加させて接合強度を
増大させることができ、支持部材をブラケット側から突
出させて梁のエンドプレートをのせることによって、簡
単に位置決めを行うことができる。
実施例 第1図及び第2図は、この発明の実施例における接合
部分の構造を示している。図において、1は角形鋼管
柱、2は、H型鋼からなる梁である。梁2は、上下平行
なフランジ3、4と両フランジ3、4間を連結するウエ
ブ5からなり、その先端部に、その梁の肉厚よりも厚い
肉厚を備えたエンドプレート6が予め溶接されている。
この梁2を接合する角形鋼管柱1の接合部分には、梁2
の上下の寸法よりも長い角形筒体7が外嵌されるととも
に、その角形筒体7の両端部と角形鋼管柱1とが隅肉溶
接によって溶接8、8されて、この角形鋼管柱1へ一体
に取付けられている。角形筒体7の外側面には、その断
面が梁2とほぼ同断面の短尺H型鋼からなるブラケット
9が、その一方の端部において溶接されて、その角形筒
体7より梁方向に突出している。このブラケット9の端
部に、同じくそのブラケット9や梁2よりも肉厚の厚い
エンドプレート10が予め溶接されている。そして、これ
らエンドプレート10、6が相互に重ねられるとともに、
各エンドプレート10、6に形成したボルト穴11へ差し込
んだ高力ボルト12とナット13によって、互いに接合され
ている。この実施例では、高力ボルト12を、ブラケット
9のエンドプレート10側からさし込んでいるが、反対側
からさし込んでも良い。高力ボルト12をそのように反対
側からさしこむ場合、ナット13を掴んで高力ボルト12を
締め付けるためのトルク管理用の工具を、ブラケット9
のエンドプレート10と角形筒体7との間に挿入できるよ
う、そのブラケット9の突出長さを決定する。第2図で
示すように、この実施例では、梁2をL型に接合する場
合を示しており、これに伴って、角形筒体7には、互い
に隣接する外側面に夫々ブラケット9が、相互にL型と
なるようにして突出されている。単一の梁2のみを接合
する場合にはどちらか一方のブラケット9だけを溶接
し、或いはT字型に接合する場合には、更にもう1つの
ブラケット9を、例えば第2図の上部側に接合して突出
させておく。
更に、エンドプレート10、6の下端は、夫々ブラケッ
ト9と梁2の下側のフランジ4、15よりも下方に突出さ
せ、この突出部においても、高力ボルト12とナット13で
接合したものである。更に、角形筒体7には、ブラケッ
ト9よりも下方において、水平な支持プレート16の一端
が溶接され、更にその他端側近傍部がエンドプレート10
の下端面に溶接されるとともに、そのエンドプレート10
より突出した先端部上面に、梁2のエンドプレート6下
端が設置されている。このようにすると、前記高力ボル
ト12の締め付けの前に予め梁2のエンドプレート6をそ
の支持プレート16上面に設置することによって、位置決
めを簡単に行なうことが出来て、高力ボルト12の締め付
け作業が容易となる。他方、上部側には突出されていな
いので、床パネル等の取付けの妨げになることがない。
上記実施例においては、いずれも角形筒体7の肉厚を
角形鋼管柱1の肉厚よりも厚くしているが、両者7、1
が重なって水平荷重を支持できるので、必ずしも厚くす
る必要はない。
発明の効果 この発明によれば次のような効果がある。
まず、角形筒体にブラケットを突出させ、そのブラケ
ットのエンドプレートと梁のエンドプレートを高力ボル
トで接合するものであるから、従来通りの高力ボルトを
用いてそのナットとボルトとの接合を行なうことがで
き、特殊な高力ボルトを用いる必要はなく、それだけ安
価なものを用いることができる。
また、エンドプレートをブラケットよりも突出させ
て、この突出部でも高力ボルトで接合するようにしてい
るから、接合部の強度がより増大する。他方、ブラケッ
トの上部フランジは梁の上部フランジとほぼ同一面とな
っているから、この部分に段差を生じることがなく、床
材を設置する際に妨げとなることがない。
更に、この出願の第2の発明では、角形筒体に溶接し
た支持部材を、エンドプレートよりも突出させて、その
支持部材上に梁のエンドプレートを設置するようにして
いるから、ボルト接合時の位置決めが容易となり、作業
性が向上する。しかも、この支持部材はブラケットのエ
ンドプレート下端へ溶接されているから、梁からの荷重
がこの支持部材にも分散して伝達されるので、接合部の
強度が増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す柱・梁の接合部分の正
面図、第2図は同じく接合部分の横断面図である。 1……角形鋼管柱、2……梁、6……エンドプレート、
7……角形筒体、8……溶接部、16……エンドプレー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角形鋼管柱の梁との接合部に角形筒体を配
    置して、その角形筒体の端部を鋼管柱の外側面へ溶接
    し、この筒体の外側面に溶接した梁とほぼ同断面のH形
    鋼からなるブラケット先端のエンドプレートと梁先端の
    エンドプレートとを高力ボルトで接合して、それら各ブ
    ラケットと梁の上部フランジをほぼ同一面とするととも
    に、同じくエンドプレートの下端を下部フランジより下
    方に突出させて、この突出部においても高力ボルトで互
    いに接合したことを特徴とする柱・梁の接合装置。
  2. 【請求項2】前記ブラケットの下方において角形筒体の
    外側面に一端を溶接した支持部材を、ブラケットのエン
    ドプレート下端面に溶接するとともに、更に、この支持
    部材先端をエンドプレートよりも梁側に突出させて、こ
    の支持部材上に梁のエンドプレート下端を設置したこと
    を特徴とする請求項1記載の柱・梁の接合装置。
JP02315487A 1990-11-19 1990-11-19 柱・梁の接合装置 Expired - Fee Related JP3084404B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210079576A (ko) * 2019-12-20 2021-06-30 주식회사 포스코 조립보의 접합구조 및, 조립보의 접합구조의 시공방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210079576A (ko) * 2019-12-20 2021-06-30 주식회사 포스코 조립보의 접합구조 및, 조립보의 접합구조의 시공방법
KR102373167B1 (ko) * 2019-12-20 2022-03-10 주식회사 포스코 조립보의 접합구조 및, 조립보의 접합구조의 시공방법

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