JP2005350992A - 鋼管とh型鋼との締結方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、鋼管とH型鋼との締結方法に関し、鋼管に雌ネジを形成しておき、アングルによって少ない数のボルトで締結し、手間を省いてコストダウンさせるようにすることが課題である。
【解決手段】鉄骨構造物における、交叉して組み立てられる鋼管9とH型鋼10との締結において、前記鋼管の管壁に雌ネジを形成し、スチフナ4,5で補強された所定角アングル1を介して前記両部材を、前記鋼管の外側からボルト12で締めるようにした鋼管柱とH型鋼との締結方法とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、鉄骨構造物における、例えば、柱と梁との接合やブレース材における接合等の、鋼管とH型鋼との締結方法に関する。
従来、例えば、鉄骨構造物における柱と梁との締結方法は、工場にて鋼管柱にダイヤフラムを予め溶接して固着し、それに長さ約1m程度のH型ブラケットを溶接して、この鋼管柱を作業現場に輸送して運び込み、現場にて前記H型ブラケットとH型鋼とを高力ボルト等で接合するものが知られている(特許文献1参照)。
特開2002−173978号公報
しかし、従来の鋼管とH型鋼との締結方法では、鋼管柱の内部から作業ができないので、溶接による接合が主となっているが、溶接工の熟練度に溶接の信頼性が左右され、熟練工の不足により品質が安定しないおそれもある。また、鋼板間の摩擦係数が小さいことから、接合に使用するボルトの本数が増え、接合金物も大きくなってコストアップとなってしまう。更に、交叉して組み立てられる部材同士の締結においては、スプリットTで接合する場合もあるが、その場合、引張剛性は高いが、1面せん断となり、ボルトの本数が増え、それに関連して接合金物も大きくなってコストアップとなってしまう。
本発明の鋼管柱とH型鋼との締結方法は、そのような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る鋼管とH型鋼との締結方法の要旨は、鉄骨構造物における、交叉して組み立てられる鋼管とH型鋼との締結において、前記鋼管の管壁に雌ネジを形成するか、若しくはボルトを前記管壁の内側から外側へ突出させて、スチフナで補強された所定角アングルを介して前記両部材を、前記鋼管の外側からボルト締めできるようにしたことである。
更に、鉄骨構造物における、交叉して組み立てられる側柱の鋼管とH型鋼との締結において、前記側柱の管壁に雌ネジを形成するか、若しくはボルトを前記管壁の内側から外側へ突出させて、
前記側柱の壁面に締結されるスチフナで補強された所定角アングルを介して前記両部材を、前記鋼管の外側からボルト締めできるようにしたことである。
また、ナットを板に固着してなる雌ネジ板の所定箇所に仮固定用孔を設け、これに対応して、鋼管の管壁にも仮固定用孔を設け、前記雌ネジ板を棒状のもので前記鋼管の横から押して当該鋼管内を移動させ、前記仮固定用孔と仮固定用孔との孔位置が一致したなら、アンカーボルトを外側からこれらの孔に挿通させ、挿入ボルトを前記アンカーボルトにねじ込むと、当該アンカーボルトの先端部が横方向に拡張して止まり、前記鋼管の内壁に雌ネジ板が位置固定されること、;
ボルトを固定しそのボルトのネジ部を板の片面側に突出させてあるボルト付板を差込用棒体の上に載置して、前記ネジ部を鋼管内壁面から浮かせて前記ボルト付き板を横移動させ、前記ボルトが鋼管壁面に設けてあるボルト用の孔の位置に一致すると、足を基盤に植設した持上げ治具により、鋼管の壁面に設けてある持上げ用孔に外側の下から上に前記足を差し込んで前記ボルト付板を持ち上げ、前記差込用棒体から前記ボルト付板を浮かせ、前記差込用棒体を鋼管の開口部側へ引き抜いて前記足を下ろし、前記ボルトのネジ部を前記ボルト用の孔に挿通させ鋼管の外に突出させて、そのネジ部にナットを裸着させて仮留めすること、;
摩擦係数を上げるために、ボルト締めされる鋼板間に、防食処理したアルミニウム板または硬度比が鋼板よりも2.5倍以上で且つ凹凸面を形成した板を挟んで、ボルト締めしたこと、;
ボルト締めされる鋼板の少なくとも1枚に前記ボルト挿通用の長孔を開け摺動可能にして、皿バネ若しくは鋼管で拘束されたゴム板を、締結面の外側から貫通してボルト締めし、振動エネルギーを吸収させること、;
を含むものである。
本発明の鋼管とH型鋼との締結方法によれば、鋼管の管壁には予め雌ネジが設けられているので、作業現場での溶接作業が不要となる。よって、溶接による欠陥の心配が解消されるとともに、火花などの飛散が無く火災のおそれもない。
前記所定角アングルは、その両サイドにスチフナがあるので、せん断力を伝達することができて、H型梁のウェブを締結する必要もない。また、この所定角アングルは、従来のLアングルに比べて鉛直下向き力よりも水平引張力・圧縮力に対する抵抗力が大きいので、鋼管柱−H型梁の締結だけでなく、H型柱−H型梁の締結、斜めブレースの締結に使用でき、更にはH型梁の座屈防止スチフナの代用品ともなる。
摩擦係数を増大させる板を挟むことで、ボルトの使用本数を低減させることができる。 また、ゴム板により安定した摩擦接合力を得ることができる。
鋼板にボルト挿通用の長孔を設けて、ゴム板を締結面の外側から貫通してボルト締めすることで、当接面で摺動して振動エネルギーを吸収することができて、制振構造となる。
雌ネジを鋼管の管壁に形成したり、ボルトを鋼管の外に突出させたりすることで、コストの低減となる。
本発明に係る鋼管とH型鋼との締結方法の第1実施例においては、図1に示すように、所定角アングル1が使用される。この所定角アングルは、締結対象に連結される底板2とこれに所定角(実施例では略90°)で交わり他の連結対象に締結される起立板3と、これらを所定角に維持して補強するスチフナ4,5と、から構成されている。
前記底板2,起立板3,スチフナ4,5は、それぞれの当接部において、溶接手段により固定されている。また、前記底板2と起立板3には、ボルト挿通用の貫通孔2a,2b,3a,3bが穿設されている。
前記所定角アングル1は、図2に示すように、底板と起立板とを一体曲げにして、外側曲面を有するアングル6に、側板としたスチフナ4,5を溶接により固定して同様に形成できる。また、ボルト挿通用の貫通孔6a〜6dが設けられている。このようにすると、締結角部にアールが付いているときにでもフィットする。
次に、杭若しくは柱となる鋼管9の管壁に、雌ネジを形成する方法について説明する。図3(A)に示すように、例えば、工場で横倒しにした角形鋼管9の雌ネジ用孔9aに、同図(B),(C)に示す雌ネジ7を、同図(D)に示す裸合用雄ネジ8aを有して十字状のバー8bで前記孔9aに架設される仮留めバー8で支持する。そして、図4に示すように、図中の1,2と手順が進んだところで、前記バー8bの邪魔にならないところで溶接し、雌ネジ7が落下しないようにする。そして、手順3で示すように仮留めバー8を前記雌ネジ7から脱着させる。残りの雌ネジ7の溶接箇所を全周に亘り溶接する。これで、手順4に示す状態となる。
こうして、鋼管9の管壁に、所望の雌ネジ7が所定の位置に形成される。これにより、図5乃至図6に示すように、前記鋼管9を現場に建て入れし、前記所定角アングル1を介してH型鋼10をボルト締めして固定する。このH型鋼10のフランジ10aの端部には、前記所定角アングル1の貫通孔(2a,2b,3a,3b,6a〜6d)に対応する所定の位置にボルト挿通孔が所定の位置に設けられている。
よって、前記H型鋼10のフランジ10aは、上下の所定角アングル1,1で挟装される。鋼管9と所定角アングル1とは、当該鋼管9の外側からボルト12で前記管壁の雌ネジ7のネジ部7aに裸着させることで締結できる。このようにすることで、図23に示すように、従来のダイヤフラムを設けた例と同様の剛性を発揮する。
本発明に係る鋼管とH型鋼との締結の第2実施例は、図7に示すように、所定角アングル1と、前記鋼管9またはH型鋼10との当接面の間に、摩擦係数を上げるために、粘着材を周囲に塗布して防食処理したアルミニウム板または硬度比が鋼板よりも2.5倍以上で且つ凹凸面を形成した板である摩擦板13を挟んで、ボルト締めをする実施例である。図8に示す摩擦板13は、アルミニウム板であり、図9に示す摩擦板13は、当接面に凹凸を形成したものである。このような摩擦板13を間に介在させることで、抵抗力が増大して、所定角アングル1を固定するボルトの本数を削減、例えば、半分程度にすることができる。
図10(A),(B)に示す他の実施例は、他の実施例に係る所定角アングル1aを使用したものである。鋼管9が前記H型鋼10を2方または3方に接続する側柱である場合に、その側柱9の壁面にボルト等で締結されるスチフナ1bとした所定角アングル1aである。これにより、側柱の場合の締結にもH型鋼10を締結し対応できるようになる。
本発明の第3実施例は、図11に示すように、H型鋼10に、前記ボルト挿通用の長孔10bを開け摺動可能にして、皿バネ若しくは鋼管で拘束されたゴム板14を、締結面の外側から貫通してボルト締めする実施例である。ボルトの締付け力はゴム面だけに掛かるようにする。鋼管で拘束されたゴム板14は、図12に示すように、円筒形のゴム14aを鋼管14bに嵌装して、一体にしたものである。図13(A)〜(D)に示すゴム板14は、ゴム14aを積層する実施例である。これにより、振動エネルギーを吸収させる制震構造にすることができる。
本発明の第4実施例は、図14(A)に示すように、雌ネジ7を個別に鋼管9の孔に溶接するのではなく、一枚の板にネジ孔15aを例えば4箇所に設けた雌ネジ板15を形成する。この雌ネジ板15に、仮留めバー8を前記ネジ孔15aに裸着させ、その雌ネジ板15を大きな孔の開いた鋼管9に、仮留めバー8によって載置し、鋼管9と雌ネジ板15との間において、適宜箇所を溶接して仮留めして、前記仮留めバー8を撤去した後に、当該雌ネジ板15の全周に亘り溶接する。このように、纏めて雌ネジを鋼管9に形成することができる。そして、図14(B)に示すように、ボルト12で所定角アングル1を締結し、H型鋼10を取り付けるものである。
本発明の第5実施例として、図15に示すように、板16aにナット16bを所定位置に溶接により固着してなる雌ネジ板16を、鋼管9に溶接するようにしたものである。また、同図(C)に示すように、板16aにボルト12・仮留めナット12aを予め孔に取り付けておいて、それを鋼管9の孔に前記板16aを溶接して固着するようにしても良い。これによれば、前記ナット16bの板16aへの溶接の手間も省けるようになる。
本発明の第6実施例は、図16(A),(B)に示すように、前記ナット16bを板16aに所定の位置に溶接により固着し、その雌ネジ板16を鋼管9の内壁面に例えば4箇所で溶接して固定する。鋼管9のボルト挿通孔と板16aのボルト挿通孔の位置を合わせるようにする。こうすれば、板16aの全周に亘り溶接する必要が無く、手間が省けるものである。なお、同図(C)に示すように、板16aにボルト12を挿通させて溶接して固定し、それを更に鋼管9の孔にも挿通させて、仮留めナット12aで留めておいても良い。鋼管9と板16aとの溶接は必要なく、手間が省けるものである。
前記ナット16b付きの雌ネジ板16を鋼管9の内壁に固定する方法としては、図17(A)に示すように、板16の所定箇所に仮固定用孔16cを、例えば、4箇所に設ける。これに対応して、鋼管9の管壁にも仮固定用孔9bを設ける。そして、手が届かないので前記板16を棒状のもので横から押して移動させる。移動手段としては、他に電磁石の力を利用することが出来る。
同図(B)に示すように、前記仮固定用孔16cと仮固定用孔9bとの孔位置が一致したなら、アンカーボルト17をこれらの孔に挿入する。そして、ボルト18を前記アンカーボルト17にねじ込むと、先端部が横方向に拡張して止まり、鋼管9の内壁に板16が位置固定される。
図16(C)で示したように、ボルト12を固定した板16aを仮留めナット12aで鋼管9の配壁に取り付けるには、図18(A)に示すように、板16aにボルト12を4箇所に組移して溶接で固着したものを、前記ボルト12の間に例えば矩形状断面の差込用棒体19を差し込んで、全体を浮かせる。鋼管9の横開口部から所定の孔位置まで横移動させる。鋼管9には、ボルト用の孔9cと、持上げ用孔9dとが設けられている。
次に、図18(B)に示すように、ボルト12が孔9cの位置に一致すると、鋼管9の下から、4本足20を基盤に植設した持上げ治具により、前記足20を持上げ用孔9dに外側から差し込んで板16aを持上げる。そして前記差込用棒体19から前記板16aを浮かせる。前記差込用棒体19を鋼管9の開口部側へ引き抜く。そして、前記4本の足20をゆっくりとおろして、ボルト12を孔9cに挿通させる。そして、鋼管9の外に突出したボルト12の先端部にナット12aを裸着させて、仮留めする。
このほか、図19に示すように、雌ネジ板16を鋼管9内で治具を使用し横移動させて、ボルト挿通用の孔位置を位置合わせした後に、スポット溶接により鋼管内壁に固着するようにしても良い。
このほか、図20に示すように、板21に雌ネジ部21aを所用数設けて、それを鋼管9の孔に溶接するようにしても良い。また、図21に示すように、鋼管9の管壁に直接に、雌ネジ部9eを形成したり、図22に示すように、管壁の内面にナット9fを可能であれば点溶接して固着したりしても良い。いずれも、手間が省けて格好コストが低減されるものである。
本発明に係る鋼管とH型鋼との締結方法における、所定角アングル1の正面図(A),平面図(B),A−A線に沿った断面図(C)である。 同所定角アングル1の他の実施例に係る正面図(A),平面図(B),A−A線に沿った断面図(C)である。 同本発明の第1実施例における雌ネジ7の固着方法を示す説明図(A)と断面図(B),平面図(C),仮留めバー8を付けた状態の平面図(D)である。 同本発明の第1実施例を説明する説明図である。 同本発明の第1実施例の説明図である。 同本発明の第1実施例の一部の平面図である。 本発明の第2実施例における一部を断面にして示す正面図である。 同本発明の第2実施例における摩擦板13の正面図(A)と平面図(B)である。 同本発明の第2実施例における摩擦板13の他の実施例の正面図(A)と平面図(B)である。 同本発明の他の実施例に係る正面図(A)と平面図(B)とである。 同本発明の第3実施例における一部を断面にして示す正面図である。 同第3実施例におけるゴム板14の断面図(A)と、平面図(B)とである。 同第3実施例におけるゴム板14の他の実施例に係る断面図(A)と、底面図(B)と、更に他の実施例に係る断面図(C)と、平面図(D)とである。 同本発明の第4実施例に係る断面図(A),(B)である。 同本発明の第5実施例に係る正面図(A),側面図(B)と、他の実施例に係る側面図(C)である。 同本発明の第6実施例に係る正面図(A),側面図(B)と、他の実施例に係る側面図(C)である。 鋼管9の管壁に雌ネジ板16を固着する方法を説明する説明図(A),(B),(C)である。 鋼管9の管壁に雌ネジ板16を固着する方法を説明する説明図(A),(B),(C)である。 鋼管9の管壁に雌ネジ板16をスポット溶接により固着する方法を説明する説明図(A),(B),(C)である。 鋼管9に雌ネジを設ける方法を示す他の実施例の正面図(A),側面図(B)である。 同鋼管9に雌ネジを設ける方法を示す他の実施例の正面図(A),側面図(B)である。 鋼管9に雌ネジを設ける方法を示す他の実施例の正面図(A),側面図(B)である。 従来のダイヤフラムによる接合(A)と、本発明による方法(B)とを比較した実験例である。
符号の説明
1 所定角アングル、1a 所定角アングル、 1b スチフナ、
2 底板、 2a,2b 貫通孔、
3 起立板、 3a,3b 貫通孔、
4 スチフナ、 5 スチフナ、
6 アングル、 6a〜6d 貫通孔、
7 雌ネジ、 7a ネジ部、
8 仮留めバー、 8a 裸合用雄ネジ、 8b バー、
9 鋼管、 9a 孔、
9b 仮固定用孔、 9c 孔、
9d 持上げ用孔、 9e 雌ネジ部、 9f ナット、
10 H型鋼、 10a フランジ、 10b 長孔、
12 ボルト、 12a 仮留めナット、
13 摩擦板、
14 ゴム板、 14a ゴム、 14b 鋼管、
15 雌ネジ板、 15a ネジ孔、
16 雌ネジ板、 16a 板、
16b ナット、 16c 仮固定用孔、
17 アンカーボルト、
18 ボルト、 19 差込用棒体、
20 足、
21 板、 21a 雌ネジ部。

Claims (6)

  1. 鉄骨構造物における、交叉して組み立てられる鋼管とH型鋼との締結において、
    前記鋼管の管壁に雌ネジを形成するか、若しくはボルトを前記管壁の内側から外側へ突出させて、スチフナで補強された所定角アングルを介して前記両部材を、前記鋼管の外側からボルト締めできるようにしたこと、
    を特徴とする鋼管柱とH型鋼との締結方法。
  2. 鉄骨構造物における、交叉して組み立てられる側柱の鋼管とH型鋼との締結において、
    前記側柱の管壁に雌ネジを形成するか、若しくはボルトを前記管壁の内側から外側へ突出させて、
    前記側柱の壁面に締結されるスチフナで補強された所定角アングルを介して前記両部材を、前記鋼管の外側からボルト締めできるようにしたこと、
    を特徴とする鋼管柱とH型鋼との締結方法。
  3. ナットを板に固着してなる雌ネジ板の所定箇所に仮固定用孔を設け、これに対応して、鋼管の管壁にも仮固定用孔を設け、前記雌ネジ板を棒状のもので前記鋼管の横から押して当該鋼管内を移動させ、前記仮固定用孔と仮固定用孔との孔位置が一致したなら、アンカーボルトを外側からこれらの孔に挿通させ、挿入ボルトを前記アンカーボルトにねじ込むと、当該アンカーボルトの先端部が横方向に拡張して止まり、前記鋼管の内壁に雌ネジ板が位置固定されること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の鋼管柱とH型鋼との締結方法。
  4. ボルトを固定しそのボルトのネジ部を板の片面側に突出させてあるボルト付板を差込用棒体の上に載置して、前記ネジ部を鋼管内壁面から浮かせて前記ボルト付き板を横移動させ、前記ボルトが鋼管壁面に設けてあるボルト用の孔の位置に一致すると、足を基盤に植設した持上げ治具により、鋼管の壁面に設けてある持上げ用孔に外側の下から上に前記足を差し込んで前記ボルト付板を持ち上げ、前記差込用棒体から前記ボルト付板を浮かせ、前記差込用棒体を鋼管の開口部側へ引き抜いて前記足を下ろし、前記ボルトのネジ部を前記ボルト用の孔に挿通させ鋼管の外に突出させて、そのネジ部にナットを裸着させて仮留めすること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の鋼管柱とH型鋼との締結方法。
  5. 摩擦係数を上げるために、ボルト締めされる鋼板間に、防食処理したアルミニウム板または硬度比が鋼板よりも2.5倍以上で且つ凹凸面を形成した板を挟んで、ボルト締めしたこと、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鋼管とH型鋼との締結方法。
  6. ボルト締めされる鋼板の少なくとも1枚に前記ボルト挿通用の長孔を開け摺動可能にして、皿バネ若しくは鋼管で拘束されたゴム板を、締結面の外側から貫通してボルト締めし、振動エネルギーを吸収させること、
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鋼管とH型鋼との締結方法。
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