JP3084196B2 - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

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JP3084196B2
JP3084196B2 JP06324661A JP32466194A JP3084196B2 JP 3084196 B2 JP3084196 B2 JP 3084196B2 JP 06324661 A JP06324661 A JP 06324661A JP 32466194 A JP32466194 A JP 32466194A JP 3084196 B2 JP3084196 B2 JP 3084196B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • H04B1/28Circuits for superheterodyne receivers the receiver comprising at least one semiconductor device having three or more electrodes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無線通信機に関し、特
に、ピッチコントロール機能を備え、受信信号をディジ
タル信号処理により復調するCW無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CW(Continuous Wave)無線通
信機は、BFO(Beat-Frequency Oscillator)の発振
周波数を可変とすることで、復調音をオペレータの好み
のピッチ(音高)に調整できるように構成されている。
また、混信や雑音を低減するため、CW受信時にオーデ
ィオピークフィルタ(APF)等の挟帯域フィルタを用
いて、目的周波数以外の信号を減衰させる手法を用いた
CW無線通信機も知られている。
【0003】挟帯域フィルタを用いたCW無線通信機に
は、例えば、実公平3−26693や特公昭63−50
893に開示されたものがある。
【0004】実公平3−26693に開示されたCW無
線通信機は、中間周波増幅器(IF−AMP)及び中間
周波ミクサ(IF−MIX)の後段に、挟帯域フィルタ
を備えている。そして、挟帯域フィルタの中心周波数と
目的とする中間周波信号を一致させるために、中間周波
ミクサに入力する局部信号の発振周波数を加減し、或い
は、挟帯域フィルタの中心周波数を移動させる機能を備
えている。
【0005】特公昭63−50893に開示された無線
通信機では、ビート検波器の出力段に挟帯域フィルタを
設け、ビ−ト発振器の発振周波数と挟帯域フィルタの中
心周波数とを等方向に等量変化させることにより、復調
信号の周波数と挟帯域フィルタの中心周波数を一致させ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実公平3−26693
に開示された無線通信機では、中間周波ミクサに供給す
る局部信号の周波数を変化させると、復調周波数と挟帯
域フィルタの中心周波数とが一致しなくなり、復調音が
出力されなくなる。そのため、再度挟帯域フィルタの中
心周波数を調整しなければならないという問題点があ
る。また、可変素子を用いて、挟帯域フィルタの中心周
波数及び中間周波信号の周波数を調整しているため、通
過帯域が狭い挟帯域フィルタの中心周波数と中間周波信
号の周波数とを連動して一致させることが困難であっ
た。
【0007】特公昭63−50893に開示された無線
通信機では、挟帯域フィルタの中心周波数とBFOの発
振周波数とを等方向に等量変化させる。従って、BFO
発振周波数を変化させても、挟帯域フィルタの中心周波
数の再調整は不要である。しかし、全てアナログ処理で
あるため、精度良く挟帯域フィルタの中心周波数に同調
させることができなかった。また、いずれの方法におい
ても、挟帯域フィルタの中心周波数を変化させると、帯
域幅も変動してしまうという問題がある。さらに、連動
させる精度の点で、あまり挟帯域に設定することは困難
であり、選択度を向上させることが困難であった。
【0008】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、ピッチ調整を行った際に、使用する帯域フィルタの
中心周波数の再調整が不要で、且つ、ディジタル信号処
理技術を用いて選択度及びSN比を向上させたCW無線
通信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる無線通信機は、無線
信号を受信し、受信信号を出力する受信手段と、周波数
可変型局部発振器と、前記受信手段から供給される受信
信号と前記周波数可変型局部発振器の出力する局部信号
を混合するミクサ回路と、前記ミクサ回路の出力信号を
ディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器
と、前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号をフィ
ルタリングする中心周波数可変型帯域通過ディジタルフ
ィルタと、前記帯域通過ディジタルフィルタの出力信号
を復調するディジタル復調器と、外部から供給される制
御信号に従って、前記局部発振器の発振周波数をΔf変
化させ、且つ、前記中心周波数可変型ディジタルフィル
タの通過帯域の中心周波数を、通過帯域幅を維持したま
Δf変化させて、前記ミクサ回路の出力信号の周波数
と前記帯域通過ディジタルフィルタの通過帯域の中心周
波数を一致させる制御手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】前記ディジタル復調器の出力ディジタル信
号をアナログ信号に変換するディジタル−アナログ変換
器と、前記ディジタル−アナログ変換器の出力信号を増
幅する手段と、前記増幅手段の出力信号を可聴音に変換
して放音する手段と、前記制御信号を前記制御手段に供
給する手段と、を備えるようにしてもよい。前記アナロ
グ−ディジタル変換器のサンプリング周波数は、前記ミ
クサ回路の出力信号の搬送波周波数が前記サンプリング
周波数の4分の1になるような周波数であってもよい。
【0011】また、この発明の第2の観点にかかる無線
通信機はCW無線信号を受信し、受信信号を出力する受
信手段と、周波数可変型局部発振器と、前記受信手段か
ら供給される受信信号と前記周波数可変型局部発振器の
出力する局部信号を混合するミクサ回路と、前記ミクサ
回路の出力信号をディジタル信号に変換するアナログ−
ディジタル変換器と、前記アナログ−ディジタル変換器
の出力信号をフィルタリングする中心周波数可変型帯域
通過ディジタルフィルタと、前記帯域通過ディジタルフ
ィルタの出力信号を復調するディジタル復調器と、ピッ
チコントロール信号を入力する手段と、前記ピッチコン
トロール信号に従って、前記局部発振器の発振周波数を
変化させると共に前記中心周波数可変型ディジタルフィ
ルタの通過帯域の中心周波数を通過帯域幅を維持したま
変化させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】前記ディジタル復調器の出力ディジタル信
号をアナログ信号に変換するディジタル−アナログ変換
器と、前記ディジタル−アナログ変換器の出力信号を増
幅する増幅手段と、前記増幅手段の出力信号を可聴音に
変換して放音する放音手段と、を備えるようにしてもよ
い。前記アナログ−ディジタル変換器のサンプリング周
波数は、前記ミクサ回路の出力信号の搬送波周波数が前
記サンプリング周波数の4分の1になるような周波数で
あってもよい。
【0013】
【作用】上記構成の無線通信機によれば、目的受信周波
数近傍に位置する妨害波を減衰させ、目的とする信号を
感度良く受信することができる。また、復調周波数を変
更するために、周波数可変型局部発振器の発振周波数を
変化させるのに伴って、ディジタルフィルタの通過帯域
の中心周波数も変化させる。従って、受信信号の周波数
とディジタルフィルタの通過帯域の中心周波数を常に一
致させることができる。従って、復調周波数を変更して
も、目的とする受信信号が減衰されることはなく、チュ
ーニングを取り直す操作を不要にすることができる。さ
らに、ディジタル復調器の前段に中心周波数可変型帯域
通過ディジタルフィルタが配置されているので、特に、
キャリア周波数をfs/4(fsはサンプリング周波数)
とした場合、中心周波数を変化させても通過帯域幅が変
化せず、フィルタシェープもほとんど変化しない。ま
た、予めディジタルフィルタの係数を近似式で決めてお
けば、フィルタ係数の訂正量も少なくて良い。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例にかかるCW無線
通信機を図面を参照して説明する。図1はこの実施例の
CW無線通信機の構成を示す回路ブロック図である。図
示するように、このCW無線通信機は、アンテナ11
と、第1局部発振器12と、高周波ミクサ(RF−MI
X)13と、アナログ帯域フィルタFL1と、中間周波
ミクサ(IF−MIX)14と、第2局部発振器15
と、アナログ帯域フィルタFL2と、アナログ−ディジ
タル変換器(ADC)16と、ディジタル帯域フィルタ
17と、ディジタル復調器18と、ディジタル−アナロ
グ変換器(DAC)19と、オーディオアンプ20と、
スピーカ21と、マイクロプロセッサユニット(MP
U)22と、センサー23とから構成されている。
【0015】 第1局部発振器12はPLL(Phase Lock
ed Loop)回路等の可変周波数発振器から構成され、使
用者の操作に応じて、70.1〜100MHzの周波数
1の局部信号を出力する。RF−MIX13は、アン
テナ11から供給される周波数f、例えば、0.1〜
30MHzのRF(Radio Frequency)
信号 と第1局部発振器12からの周波数f1の局部信号
を混合し、周波数f1−f0の第1中間周波信号(第1I
F信号)を出力する。
【0016】RF−MIX13から出力された第1IF
信号は、通過帯域の中心周波数が70MHzで通過帯域
幅が15kHz程度のアナログ帯域フィルタFL1によ
り、その不要信号成分が減衰される。第2局部発振器1
5はPLL回路等の可変周波数発振器から構成され、M
PU22により指示された周波数f2、例えば、69.
975MHzで発振し、局部信号をIF−MIX14に
供給する。
【0017】IF−MIX14はアナログ帯域フィルタ
FL1を介して供給された第1IF信号と第2局部発振
器15からの局部信号を混合し、周波数f3、例えば、
0.025MHz(25kHz)の第2中間周波信号
(第2IF信号)に変換する。この第2IF信号は、例
えば、中心帯域が0.025MHz±3kHzのアナロ
グ帯域フィルタにより、不要信号が減衰されて、ADC
16に供給される。
【0018】ADC16は、アナログ帯域フィルタFL
2を通過した第2IF信号を、外部より供給される周波
数fs(例えば100kHz)のサンプリング信号に従
ってサンプリングし、ディジタル信号に変換する。
【0019】ディジタル帯域フィルタ17は、通過帯域
の中心周波数が、例えば、25kHz−800Hz(I
F−MIX14の出力する第2IF信号をLSB側で復
調する場合)又は25kHz+800Hz(IF−MI
X14の出力する第2IF信号をUSB側で復調する場
合)であり、通過帯域幅が数十Hz〜数百Hz程度と比
較的狭く、中心周波数可変型のものである。ディジタル
帯域フィルタ17は、ADC16から供給された信号を
フィルタリングし、不要信号を減衰させる。
【0020】ディジタル復調器18はディジタル帯域フ
ィルタ17から供給されたディジタル信号を、0〜3k
Hz程度の可聴周波数のディジタル音声信号に復調す
る。復調されたディジタル音声信号はDAC19によ
り、該当周波数のアナログ信号に変換され、オーディオ
アンプ20により、増幅されてスピーカ21により放音
される。
【0021】センサー23は、使用者により操作され、
ピッチコントロール信号をMPU22に供給する。IF
−MIX14の出力する第2IF信号をLSB側で受信
する場合において、受信ピッチをΔfだけ高く(又は低
く)することを指示するピッチコントール信号がセンサ
ー23から供給されとき、MPU22は第2局部発振器
15に供給する制御データ、例えば、分周比を示すデー
タを制御して、第2局部発振器15の発振周波数f2
Δfだけ高く(低く)する。このため、IF−MIX1
4の出力する第2IF信号の周波数はΔfだけ低く(高
く)なる。MPU22は、同時に、ディジタル帯域フィ
ルタ17にその中心周波数をΔfだけ低く(高く)する
ように指示する。
【0022】IF−MIX14の出力する第2IF信号
をUSB側で受信する場合において、受信ピッチをΔf
だけ高く(低く)することを指示するピッチコントール
信号がセンサー23から供給されたとき、MPU22
は、第2局部発振器15に供給する制御データを制御し
て、第2局部発振器15の発振周波数f2をΔfだけ低
く(高く)させる。このため、IF−MIX14の出力
する第2IF信号の周波数はΔfだけ高く(低く)な
る。MPU22は、同時に、ディジタル帯域フィルタ1
7にその中心周波数をΔfだけ高く(低く)するように
指示する。
【0023】即ち、上記構成によれば、受信ピッチを高
低すると、ディジタル帯域フィルタ17の通過帯域の中
心周波数も同量だけ高低され、受信信号の周波数とディ
ジタル帯域フィルタ17の中心周波数は常に一致し、チ
ューニングが合っていることになる。
【0024】このような構成のCW無線通信機におい
て、キャリア周波数が10MHzのCW無線信号を80
0Hzで復調する場合を例に、その受信動作を説明す
る。この場合、第1局部発振器12の発振周波数f1
80MHzに設定する。RF−MIX13は周波数f1
の目的信号を周波数f1−f0の第1IF信号に変換す
る。即ち、周波数10MHzの目的信号を70MHz
(=80MHz−10MHz)の第1IF信号に変換す
る。70MHzに変換された第1IF信号がアナログ帯
域フィルタFL1によって帯域制限され、通過する。
【0025】第2局部信号の周波数f2を69.975
MHzとすると、IF−MIX14は周波数70MHz
(=f1−f0)の第1IF信号を周波数f1−f0−f2
の第2IF信号に変換する。即ち、周波数70MHzの
目的信号を25kHz(=70MHz−69.975M
Hz)の第2IF信号に変換して出力する。25kHz
に変換された第2IF信号がアナログ帯域フィルタFL
2によって帯域制限され、通過する。
【0026】アナログ帯域フィルタFL2を通過した信
号は、ADC16によりディジタル化され、ディジタル
帯域フィルタ17に供給される。IF−MIX14の出
力する第2IF信号をLSB側で復調する場合には、第
2局部信号の周波数f2を69.9758MHzに設定
し、ディジタル帯域フィルタ17は、復調信号のピッチ
周波数分低い位置にシフトしたキャリア信号の周波数、
即ち、25kHz−800Hzに通過帯域の中心周波数
を有し、LSB側の所定帯域内の信号を通過させる。
【0027】ディジタル復調器18はディジタル帯域フ
ィルタ17を通過した第2IF信号をAF(オーディオ
周波数)信号に変換し、例えば、24.2kHzの第2
IF信号を800Hzのディジタルオーディオ信号に復
調する。ディジタル音声信号はDAC19によりアナロ
グオーディオ信号に変換され、オーディオアンプ20に
より増幅されてスピーカ21から放音される。
【0028】ここで、例えば、使用者が受信ピッチを1
00Hz低くするように、つまり、700Hzのピッチ
で復調するようにセンサー23を操作すると、IF−M
IX14の出力する第2IF信号をLSB側で復調する
場合、MPU22は第2局部発振器15の発振周波数f
2を100Hz低くする。これにより、IF−MIX1
4の出力する第2IF信号は100Hz高く、即ち、2
5kHz−700Hzになる。一方、MPU22は、デ
ィジタル帯域フィルタ17の通過帯域の中心周波数を1
00Hz高くし、25kHz−800Hz+100Hz
にし、入力する第2IF信号の周波数に一致させる。
【0029】また、IF−MIX14の出力する第2I
F信号をUSB側で復調する場合、MPU22は第2局
部発振器15の発振周波数f2を69.9743MHz
に設定する。これにより、IF−MIX14の出力する
第2IF信号は25.8kHzよりも100Hz低く、
即ち、25kHz+700Hzになる。一方、MPU2
2は、ディジタル帯域フィルタ17の通過帯域の中心周
波数を100Hz低くし、25kHz+800Hz−1
00Hzにし、入力する第2IF信号の周波数に一致さ
せる。
【0030】このように、この実施例のCW無線通信機
によれば、IF−MIX14の出力する第2IF信号の
周波数とディジタル帯域フィルタ17の通過帯域の中心
周波数は一致することになる。このため、CWピッチ制
御を行った場合でも、目的とするCW信号が減衰される
ことはなく、目的とするCW信号を最良の受信状態で常
に受信することができる。また、復調器(検波器)の前
の中間周波(IF)段、特に、fs/4の周波数域に帯
域通過フィルタを配置することができ、ディジタルフィ
ルタにより、その選択度を高めて、混信やノイズを除去
した再生信号を得ることができる。さらに、帯域通過フ
ィルタの中心周波数を変更しても、フィルタシェープの
変化はほとんどない。また、予めフィルタ係数を近似式
で求めておけば、少ない演算量で目的の帯域通過ディジ
タルフィルタを得ることができる。
【0031】次に、図1に示すディジタル帯域通過フィ
ルタ17の構成例を図2及び図3を参照して説明する。
ディジタル帯域通過フィルタ17は、図2に示すよう
に、第1のメモリ43、第2のメモリ45、乗算器4
7、加算器49からなる係数演算部41と、N次のII
R型帯域通過楕円ディジタルフィルタ51とから構成さ
れる。
【0032】N次のIIR型帯域通過楕円ディジタルフ
ィルタ51は、例えば、図3に示すように、2次のII
RフィルタセクションをN/2段縦続接続して構成され
る。図3に示す構成の帯域通過楕円ディジタルフィルタ
の場合、フィルタ係数b2iはほぼ1である。また、フィ
ルタ係数a1i,a2i,b1iは、通過帯域幅が一定であれ
ば、近似的に正規化中心周波数(サンプリング周波数を
1とした場合の中心周波数)の直線関数となる。このた
め、図3に示す帯域通過楕円ディジタルフィルタの伝達
関数は数1で表される。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、fcは通過帯域の正規化中心周波
数(0<fc<0.5)であり、a1i(fc),a
2i(fc),b1i(fc)はフィルタ係数a1i,a2i,b1i
中心周波数fcの直線関数であることを示している。
【0035】なお、この帯域通過ディジタルフィルタの
通過帯域幅をΔfB、中心周波数fcがfLからfUまで変
化するとすれば、0<fL<fU<0.5、 0<fL
ΔfB/2、fU+ΔfB/2<0.5 が成立する。
【0036】フィルタ係数a1i(fc),a2i(fc),b1i
(fc)は中心周波数fcに対し直線関数の関係にある。従
って、中心周波数fcの単位変化量Δfに対する各フィ
ルタ係数の変化量(=各フィルタ係数の直線関数の傾
き)を求めておき、各傾きに中心周波数fcの基準値か
らの変化量(ずれ量)を乗算すれば、中心周波数fc
基準値から変化させるための各フィルタ係数の変化量を
求めることができる。そして、求めた変化量を基準値f
rが得られる時のフィルタ係数に加算すれば、任意の中
心周波数fを得るために必要なフィルタ係数を得ること
ができる。
【0037】そこで、図2の構成では、中心周波数が基
準値frである既知のN次のIIR型帯域通過ディジタ
ルフィルタのフィルタ係数を予め第1のメモリ43に格
納しておく。次に、任意の2つの既知のN次のIIR型
帯域通過ディジタルフィルタのフィルタ係数を用いて、
各フィルタ係数の直線方程式の傾斜を求め、これを第2
のメモリ45に予め格納しておく。例えば、中心周波数
がfaとfb(=fa+nΔf)の2つのフィルタの係数
が{a1i(fa),a2i(fa),b1i(fa)}と{a
1i(fb),a2i(fb),b1i(fb)}とすると、直線方程
式の傾斜を数2のように求め、これを第2のメモリ45
に予め格納しておく。
【0038】
【数2】 ka1i=[a1i(fb)−a1i(fa)]/[2(fb−fa)] ka2i=[a2i(fb)−a2i(fa)]/[2(fb−fa)] kb1i=[b1i(fb)−b1i(fa)]/[2(fb−fa)] i=1,2,・・・,N/2
【0039】なお、帯域通過ディジタルフィルタの場
合、中心周波数の変化量(fb−fa)と通過帯域の上端周
波数(Δfup)の変化量及び下端周波数の変化量(Δf
low)の関係は数3に示すようになる。
【0040】
【数3】abs(Δfup)+abs(Δflow)=2a
bs(fb−fa) 従って、通過帯域幅を固定するためには、中心周波数を
2倍変化させなければならない。このため、数2では、
分母に係数「2」を配置している。
【0041】センサ23から中心周波数の変更を指示す
る信号が供給されると、MPU22は、中心周波数の基
準値frと変更後の中心周波数fの差(f−fr)を求
め、乗算器47に供給する。さらに、第2のメモリ45
に格納されていた傾きを順次読み出して乗算器47に供
給してする。乗算器47は、差(f−fr)と傾きの
積、即ち、各フィルタ係数の変化量ka1i(f−fr)、k
a2i(f−fr)、kb1i(f−fr)を求める。
【0042】求められた変化量は、加算器49に供給さ
れる。MPU22は、第1のメモリ43に記憶されたフ
ィルタ係数値と乗算器47により求められた変化量の対
応するもの同士を加算し、数4に示すように、新たなフ
ィルタ係数を求める。
【0043】
【数4】a1i(f)=ka1i(f−fr)+a1i(fr) a2i(f)=ka2i(f−fr)+a2i(fr) b1i(f)=kb1i(f−fr)+b1i(fr)
【0044】MPU22は、求められたフィルタ係数a
1i(f)、a2i(f)、b1i(f)を新たなフィルタ係数とし
てN次のIIR型帯域通過楕円ディジタルフィルタに設
定する。これにより、中心周波数fを有する帯域通過デ
ィジタルフィルタが得られる。なお、基準中心周波数f
rを、前述のfa或いはfbとしてもよい。
【0045】このような構成のディジタル帯域フィルタ
17によれば、例えば、8次のIIR型帯域通過楕円デ
ィジタルフィルタシステムの場合、乗算器47による1
2回の乗算と、加算器49による12回の加算で、新た
なフィルタ係数を求めることができる。このため、少な
い計算量で中心周波数を変更できる。また、演算回数が
少ないため、演算誤差が少ない。また、第1及び第2の
メモリ43、45は24個のデータを記憶するだけなの
で、その容量が少なくてすむ。
【0046】なお、入力信号を上述の手順でDSP(デ
ィジタル信号処理装置)でソフトウエアによって処理す
ることにより、ディジタル帯域フィルタ17を構成して
もよい。
【0047】次に、ディジタル復調器18の構成の一例
を図4を参照して説明する。図4において、ディジタル
復調器18は、A/D変換された信号x(ti)をクロック
発生器64のクロックのタイミング(サンプリング時
刻)に応じてL個の系統に順にk回循環して出力して分
配するデマルチプレクサ(以下、DMUX)61と、D
MUX61から信号を受け、全域通過フィルタ(以下、
FIL)63(1)Aから63(L/2)Bに連続して
入力する2つの信号に90°の位相差を与える移相器6
3と、クロック発生器64のクロックのタイミングでサ
ンプリング周波数fs(100kHz)の半分の周波数
で交互に時系列信号を発する時系列信号発生器65A、
65Bと、FIL63A、63Bと時系列信号を発生す
る時系列信号発生器65A、65Bの2つの信号をクロ
ック発生器64のクロックのタイミングでそれぞれ乗算
する乗算器66A、66Bと、乗算器66Aから66B
からの信号を、クロック発生器64のクロックのタイミ
ングで乗算器66(1)Aから乗算器66(L/2)B
までの信号を順次選択して出力するマルチプレクサ(以
下、MUX)62と、から構成される。
【0048】なお、FIL63A、63Bは、全域通過
フィルタであって、その振幅特性は平坦で、互いの位相
差が90°であるディジタルフィルタである。
【0049】ディジタル帯域フィルタ17を通過してD
MUX61に供給される信号x(ti)は、数5で示され
る。
【0050】
【数5】x(ti)={x(t1)、x(t2)、x(t3)、x(t4)、
x(t5)、・・・・・・} iはサンプリング順で、t1が最初のサンプリング時刻で
ある。
【0051】DMUX61はサンプリング時刻tiに応じ
て、信号x(ti)をL個のFIL63A、63Bにk回巡
回して分配出力する。DMUX61からFIL63A、
63Bに入力された連続する2つの信号x(ti)とx(ti+
1)は90°の位相差が与えられる。FIL63A、63
Bで90°の位相差が与えられた2つの出力信号が乗算
器でそれぞれ時系列信号と乗算される。この時、第n段
のFIL63A、63Bの出力信号を受ける乗算器66
には、時系列信号発生器65A、65Bから、A×(−
1)kL/2+n 又はA×(−1)(k-1)L/2+nという時系列
信号が与えられる。ここで、Aは任意の数、Lは偶数、
kはDMUX61の出力信号が何巡目かを表す数であ
る。乗算器により乗算された信号は、MUX62によ
り、順次選択出力される。クロック発生器64としてA
DC16のサンプリング信号を出力する回路を用いるこ
とができる。
【0052】次に、図4の構成において、構成が最も簡
単なL=2の場合を例に復調動作を具体的に説明する。
この場合の復調器の構成を図5に示す。
【0053】図5の構成においては、DMUX61によ
り、FIL63A、63Bに分配されるサンプリングデ
ータx1、x2は、それぞれ数6のようになる。
【0054】
【数6】x1={x(t1)、x(t3)、x(t5)、・・・・・・} x2={x(t2)、x(t4)、x(t6)、・・・・・・}
【0055】このとき、2つのFIL63A、63Bへ
の入力信号は、元のディジタル信号が1つおきに間引か
れた状態で、そのサンプリング周波数はDMUX61に
入力されたサンプリング周波数fsの1/2の周波数と
なっている。
【0056】1巡目の分配出力(k=1)で、信号x(t
1)がFIL63Aに分配出力され、信号x(t2)がFIL
63Bに分配出力される。そして、移相器63で90°
の位相差が与えられて、信号x(t1)は信号x1(t1)に、
信号x(t2)は信号x2(t2)に変換される。信号x1(t1)と
信号x2(t2)は、その後、時系列信号発生器65A、6
5Bからの時系列信号と、乗算器66A、66Bでそれ
ぞれ乗算(変調)され、変調信号y1(t1)・y2(t2)とな
る。これを2巡目の分配出力(k=2)でx(t3)、x(t
4)、3巡目の分配出力(k=3)でx(t5)、x(t6)、・・
・・・・というように2つのFIL63A、63Bに交互に
入力していくと、乗算器66Aと乗算器66Bから、交
互に信号が出力される。
【0057】USBを復調する場合、ディジタル入力信
号xは、数7で表される。
【0058】
【数7】 x={sin(ωt1+θ),cos(ωt2+θ),−sin(ωt3+θ) ,−cos(ωt4+θ),・・・・・・}
【0059】DMUX61から2つのFIL63A、6
3Bに出力される信号x1、x2は、数8で表される。
【0060】
【数8】 x1={sin(ωt1+θ),−sin(ωt3+θ),・・・・・・} x2={cos(ωt2+θ),−cos(ωt4+θ),・・・・・・}
【0061】この信号がFIL63A、63Bで移相さ
れて、数9に示す信号x1,x2が出力される。
【0062】
【数9】x1={sin(ωt1+2θ),−sin
(ωt3+2θ),・・・・・・} x2={cos(ωt2+2θ+π/2),−cos
(ωt4+2θ+π/2),・・・・・・}={sin(ωt2
+2θ),sin(ωt4+2θ),・・・・・・}となる。
【0063】定数Aを1、移相器は1段であるのでL=
2とすると、nは常に1であるので、時系列信号発生器
65A、65Bは、(−1)k+1 又は(−1)k という
時系列信号を出力する。LSBを復調する場合は、時系
列信号発生器65Aから{1、−1}の繰り返し信号が
信号x1のタイミング(サンプリングタイミング)に合
わせて発生し、時系列信号発生器65Bから{1、−
1}の繰り返し信号が信号x2のタイミングに合わせて
発生する。(USBを復調する場合は、時系列信号発生
器65Aからは{1、−1}の繰り返し信号が、時系列
信号発生器65Bからは{−1、1}の繰り返し信号が
それぞれのタイミングで発生する。)
【0064】2つの信号x1、x2は乗算器66A、6
6Bで、時系列信号発生器65A、65Bの信号と乗算
されて、それぞれ信号y1、y2となり、それがMUX
63で順次選択され、信号yとして出力される。その信
号yはy={sin(ωt1+2θ),sin(ωt2
2θ),−sin(ωt3+2θ),sin(ωt4+2
θ),・・・・・・}となり、元の信号が復調される。
【0065】このように、図4及び図5に示す構成の復
調器は、処理効率が良く、且つ、信号処理の特性の劣化
が少ない。従って、効率が良く、且つ、劣化の少ないC
W無線通信機を得ることができる。なお、ディジタル帯
域通過フィルタ17、ディジタル復調器18の構成は上
記実施例のものに限定されず、種々の変形及び応用が可
能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、目的受信周波数近傍に位置する妨害波を減衰させ、
目的とする信号を感度良く受信することができる。ま
た、復調周波数を変更するために、第1の発振器の発振
周波数を変化させるのに伴って、ディジタルフィルタの
通過帯域の中心周波数も変化させる。従って、中間周波
信号の周波数とディジタルフィルタの通過帯域の中心周
波数を常に一致させることができる。従って、復調周波
数を変更しても、目的とする受信信号が減衰されること
はなく、チューニングを取り直す操作を不要にすること
ができる。さらに、ディジタル復調器の前段の中間周波
段に中心周波数可変型帯域通過ディジタルフィルタが配
置されているので、特に、キャリア周波数をfs/4
(fsはサンプリング周波数)とした場合、中心周波数
を変化させても通過帯域幅が変化せず、フィルタシェー
プもほとんど変化しない。また、予めディジタルフィル
タの係数を近似式で決めておけば、フィルタ係数の訂正
量も少なくて良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるCW無線通信機の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すディジタルフィルタの構成例を示す
図である。
【図3】図2に示すN次のIIR型帯域通過楕円ディジ
タルフィルタの構成例を示す図である。
【図4】図1に示すディジタル復調器の構成例を示す図
である。
【図5】図4に示すディジタル復調器の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11・・・アンテナ、12・・・第1局部発振器、13・・・高
周波ミクサ(RF−MIX)、14・・・中間周波ミクサ
(IF−MIX)、15・・・第2局部発振器、16・・・ア
ナログ−ディジタル変換器(ADC)、17・・・ディジ
タル帯域フィルタ、18・・・ディジタル復調器、19・・・
ディジタル−アナログ変換器(DAC)、20・・・オー
ディオアンプ、21・・・スピーカ、22・・・MPU(マイ
クロプロセッサユニット)、23・・・センサー、41・・・
係数演算部、43・・・第1のメモリ、45・・・第2のメモ
リ、47・・・乗算器、49・・・加算器、51・・・N次のI
IR型帯域通過楕円ディジタルフィルタ、61・・・デマ
ルチプレクサ(DMUX)、62・・・マルチプレクサ
(MUX)、63・・・移相器、63A、63B・・・全域通
過フィルタ(FIL)、64・・・クロック発生器、65・
・・時系列信号発生器、66・・・乗算器、FL1、FL2・
・・アナログフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−198911(JP,A) 特開 昭64−54944(JP,A) 特開 平1−98326(JP,A) 特開 平3−11812(JP,A) 特公 昭63−50893(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/26 H04B 1/06 H04B 1/16 H03H 17/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線信号を受信し、受信信号を出力する受
    信手段と、 周波数可変型局部発振器と、 前記受信手段から供給される受信信号と前記周波数可変
    型局部発振器の出力する局部信号を混合するミクサ回路
    と、 前記ミクサ回路の出力信号をディジタル信号に変換する
    アナログ−ディジタル変換器と、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号をフィルタ
    リングする中心周波数可変型帯域通過ディジタルフィル
    タと、 前記帯域通過ディジタルフィルタの出力信号を復調する
    ディジタル復調器と、 外部から供給される制御信号に従って、前記局部発振器
    の発振周波数をΔf変化させ、且つ、前記中心周波数可
    変型ディジタルフィルタの通過帯域の中心周波数を、通
    過帯域幅を維持したままΔf変化させて、前記ミクサ回
    路の出力信号の周波数と前記帯域通過ディジタルフィル
    タの通過帯域の中心周波数を一致させる制御手段と、 を備えることを特徴とする無線通信機。
  2. 【請求項2】前記ディジタル復調器の出力ディジタル信
    号をアナログ信号に変換するディジタル−アナログ変換
    器と、 前記ディジタル−アナログ変換器の出力信号を増幅する
    増幅手段と、 前記増幅手段の出力信号を可聴音に変換して放音する放
    音手段と、 前記制御信号を前記制御手段に供給する手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信
    機。
  3. 【請求項3】CW無線信号を受信し、受信信号を出力す
    る受信手段と、 周波数可変型局部発振器と、 前記受信手段から供給される受信信号と前記周波数可変
    型局部発振器の出力する局部信号を混合するミクサ回路
    と、 前記ミクサ回路の出力信号をディジタル信号に変換する
    アナログ−ディジタル変換器と、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号をフィルタ
    リングする中心周波数可変型帯域通過ディジタルフィル
    タと、 前記帯域通過ディジタルフィルタの出力信号を復調する
    ディジタル復調器と、ピッチコントロール信号を入力す
    る手段と、 前記ピッチコントロール信号に従って、前記局部発振器
    の発振周波数を変化させると共に前記中心周波数可変型
    ディジタルフィルタの通過帯域の中心周波数を通過帯域
    幅を維持したまま変化させる制御手段と、 を備えることを特徴とする無線通信機。
  4. 【請求項4】前記ディジタル復調器の出力ディジタル信
    号をアナログ信号に変換するディジタル−アナログ変換
    器と、 前記ディジタル−アナログ変換器の出力信号を増幅する
    増幅手段と、 前記増幅手段の出力信号を可聴音に変換して放音する放
    音手段と、 を備えることを特徴とする請求項3に記載の無線通信
    機。
  5. 【請求項5】 前記アナログ−ディジタル変換器のサンプ
    リング周波数は、前記ミクサ回路の出力信号の搬送波周
    波数が前記サンプリング周波数の4分の1になるような
    周波数である、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の無線通信機。
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