JP3084144B2 - カセットハーフのイジェクト機構 - Google Patents

カセットハーフのイジェクト機構

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JP3084144B2 JP04207597A JP20759792A JP3084144B2 JP 3084144 B2 JP3084144 B2 JP 3084144B2 JP 04207597 A JP04207597 A JP 04207597A JP 20759792 A JP20759792 A JP 20759792A JP 3084144 B2 JP3084144 B2 JP 3084144B2
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道弘 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーププレーヤに装填
されたカセットハーフの押出しが円滑に行われないと
き、大きなバッファー力でカセットハーフを確実に押し
出すことができるイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置において、カセットデッキ
のカセット挿入口にカセットハーフを差し込み、カセッ
トハーフが設定位置に達したときモータドライブ方式で
ローディング位置までカセットハーフを移動させてい
る。記録又は再生後にカセットハーフを取り出すとき、
イジェクトボタンを押すとローディング位置からイジェ
クト位置までカセットハーフが上昇し、イジェクト機構
によってカセットハーフが押し出される。
【0003】イジェクト機構として、たとえば図1に示
すようにシャーシ側に一端を枢支したアームaを矢印方
向にバネ等の弾撥力で旋回させ、アームaの先端部でカ
セットハーフbを押し出す方式が知られている。
【0004】図1の方式では、挿入口に差し込まれたカ
セットハーフbを指先cで加圧すると、弾撥力に抗しア
ームaが反時計方向に旋回し、カセットハーフbがカセ
ット摺動部材dと共に奥行方向に移動する。カセット摺
動部材dの側面に設けられている作動片d1 がスイッチ
レバーeに接触して回動させると、メインモータ(図示
せず)が駆動され、カセットハーフbがローディング位
置に移動する。ローディング位置では、カセット摺動部
材dの係合突片d2 がカセットハーフbの軸孔b1 に係
合し、デッキ側のリールギヤが軸孔d2 に挿入されたカ
セットハーフbが上から軽く押さえられる。
【0005】カセットハーフbがローディング位置まで
移動した状態では、アームaを付勢するバネが圧縮状態
で拘束されている。そこで、再生終了後にイジェクトボ
タンを押すと、バネに対する拘束が解除される。その結
果、アームaが矢印方向に旋回し、アームaの先端部で
カセット摺動部材dの端面を押し、カセットハーフbを
押し出す。
【0006】アームaは、たとえば図2に示す構造が実
公平4−11248号公報で紹介されている。この構造
においては、アームaの枢支点にトーションバネf及び
カムgを介して枢支ピンhが挿入される。アームaの先
端部にある係合ピンa1 は、カセット摺動部材dの辺部
に形成した長孔d3 に嵌り込む。カムgは、図3に示す
ように枢支ピンhを挿通するピン孔g1 が一端に形成さ
れ、他端側にカム孔g2 が穿設されている。カム孔g2
には、キャリアに突設した駆動ピンjが差し込まれてい
る。駆動ピンjは、更に図4に示したカムレバーkのカ
ム孔k1 に差し込まれている。
【0007】イジェクト時、駆動ピンjによってカムg
を図3の実線位置から点線位置に移動させ、カムレバー
lを図4の左方向に若干移動させる。そして、トーショ
ンバネfの弾撥力をバッファー力としてアームaを図1
の矢印方向に旋回させる。係合ピンa1 と長孔d3 とで
係合しているカセット摺動部材dが手前側(図1では下
側)に移動し、デッキのカセット挿入口からカセットハ
ーフbを押し出す。
【0008】イジェクトする際、カセットハーフにバッ
ファー力を与えるため、二つのアームを組み合せたイジ
ェクト機構も知られている。このイジェクト機構は、図
5に示すように主アームa2 及び副アームa3 をカラー
4 を介し同じ枢支点で枢支し、主アームa2 と副アー
ムa3 との間に引張りバネa5 を張設している。主アー
ムa2 は、図2の係合ピンa1 と同様なピンを先端部に
備えており、枢支点側にカム孔a6 が穿設されている。
副アームa3 は、引張りバネa5 によって主アームa2
側に付勢され、カム孔a6 に臨む端面にカム面a7 が形
成されている。カム孔a6 の内壁とカム面a7 との間
に、キャリア又は駆動ギヤに突設した駆動ピンjが差し
込まれる。
【0009】駆動ピンjは、カセットハーフが装填され
ていないときカム孔a6 の端部P0に位置する。カセッ
トハーフが差し込まれると、駆動ピンjがカム孔a6
端部位置P0 から右方向に移動し、挿入完了位置P1
至る。距離P0 〜P1 を駆動ピンjが移動する過程で、
主アームa2 が時計方向に押され、副アームa3 も同一
方向に旋回する。次いで、カセットハーフが再生可能な
状態になると、駆動ピンjは、カム孔a6 の円弧状側面
に接するローディング位置P2 に位置する。
【0010】駆動ピンjをイジェクト機構の駆動ギヤ
(図示せず)に突設したものでは、イジェクトボタンの
操作によって、ローディング位置P2 から挿入完了位置
1 に駆動ピンjが移動するように駆動ギヤが回転す
る。このとき、駆動ピンjは、副アームa3 のカム面a
7 をイジェクト方向Eに加圧する。駆動ピンjは、更に
挿入完了位置P1 を経て端部位置P0 に至る。この駆動
ピンjの移動によって、副アームa3 が反時計方向に旋
回する。主アームa1 は、引張りバネa5 を介して副ア
ームa3 に引っ張られながら同一方向に回転する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】カセットデッキに差し
込まれたカセットハーフは、イジェクトされずにデッキ
内に残っていると記録再生装置が使用不能になるので、
イジェクト操作によって確実にデッキから押し出される
ことが要求される。この点で、バネ等の弾性体によって
カセットハーフにバッファー力を与えることが有効であ
る。
【0012】しかし、主アームa2 と副アームa3 との
間に引張りバネa5 を張設した図5の構造では、引張り
バネa5 の巻き軸方向に関する弾撥力を利用しているた
め、大きなバッファー力が得られない。そのため、挿入
されたカセットハーフがカセットデッキの内部部品等に
引っ掛かっていると、主アームa2 の旋回によって押し
出されない事態が生じる。この種の押出し不良は、カセ
ットハーフが変形している場合等にみられ、図5に示し
た引張りバネによるバッファー力では不十分な場合があ
る。
【0013】また、イジェクトアームを主アーム及び副
アームで構成する方式では、部品点数の増加を招き、組
立て作業も手数のかかるものとなる。その結果、製品コ
ストが上昇する。また、主アームと副アームとの間に引
張りバネを調節することや、主アーム及び副アームの枢
支部にカラーを装着させること等から、カセットデッキ
の小型化にも制約を受ける。
【0014】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、駆動ピンをアームと片持ちバネと
の間に挟み込む方式を採用することによって、部品点数
の節減を図ると共に、大きなバッファー力をもったイジ
ェクト機構を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のイジェクト機構
は、その目的を達成するため、シャーシのベースに立設
された枢軸と、該枢軸に旋回可能に枢支されたアーム
と、該アームの先端に固着され、前記シャーシの内部に
挿入されたカセットハーフの端面を直接的に或いは間接
的に押すイジェクトピンと、前記枢軸に弦巻部が挿入さ
れ、前記弦巻部の一端から延びた係止端部が前記アーム
の枢軸側端部に形成されたバネ受壁に当接し、前記弦巻
部の他端から延びた線状部が前記アームに形成されたバ
ネ掛け突起で係止されるトーションバネと、前記アーム
の辺部と前記線状部の間に挿入された駆動ピンとを備
え、前記線状部がくの字状に屈曲されており、屈曲部が
前記アームの辺部に形成したバネ受け肩に接離すること
を特徴とする。
【0016】
【実施例】本実施例のイジェクト機構は、図6に示すシ
ャーシ70に旋回可能に取り付けられ、カセット挿入口
71に挿入されているカセットハーフ60を矢印方向に
押し出す。イジェクト機構は、図7に示すように枢軸1
0を中心として旋回するアーム20を備えている。アー
ム20の枢軸10側にトーションバネ30が装着され、
アーム20とトーションバネ30との間に駆動ギヤ40
に立設した駆動ピン41が差し込まれている。アーム2
0の先端側に設けられたカセット摺動機構50は、カセ
ットハーフ60の端部が嵌り込む凹部をもっており、カ
セットハーフ60と共に奥行方向に摺動する。
【0017】枢軸10は、シャーシ70のベース72か
ら立設されており、図9に示すようにアーム20の端部
近傍に形成されている軸孔21に差し込まれる。アーム
20は、一枚の板金で成形されており、枢軸10側の端
部が折り曲げられてバネ受け壁22となっている。アー
ム20の手前側辺部に、先端側に向けバネ受け肩23,
ピン逃げ凹部24,バネ掛け突起25a,25b及びス
トッパー辺26が設けられており、先端部に係合ピン2
7が固着されている。アーム20の奥行側辺部には、ス
トッパー片28が奥行方向に突出している。バネ掛け突
起25aは、アーム20の手前側辺部からアーム20と
面一状に若干突出した水平部を下方に屈曲させてバネ掛
け用段部としている。
【0018】トーションバネ30は、枢軸10に挿入さ
れる部分が弦巻部31になっている。弦巻部31の一端
から接線方向に延びた係止端部32は、バネ受け壁22
に内面側から当接する。弦巻部31の他端から接線方向
に延びた線状部33は、くの字状に屈曲した後、棒バネ
部34となる。屈曲部35は、アーム20のバネ受け肩
23で支持される。棒バネ部34の先端は、バネ掛け突
起25aと25bとの間に差し込まれる。このとき、バ
ネ掛け突起25aがアーム20の手前側辺部から面一状
に若干突出した水平部をもっているので、装着された棒
バネ部34とアーム20の手前側辺部との間に、駆動ピ
ン41の軸部42が入り込む隙間が生じる。
【0019】駆動ピン41は、軸部42より径が大きい
ヘッド43を備えている。駆動ギヤ40は、モータ44
からの出力がウオーム45及び中間歯車46〜48を経
て伝達され、回転する。駆動ギヤ40の回転に伴って、
ヘッド43は、アーム20の上面を摺動しながら手前側
辺部に沿って移動する。アーム20の先端に固着した係
合ピン27は、カセットハーフ60の奥行側端面に直接
当接し、カセットハーフ60を押し出すことに使用する
ことができる。しかし、挿入,ローディング,イジェク
ト時等にカセットハーフ60の動きを円滑にし、各工程
での姿勢を正しく維持するため、カセット摺動機構50
を介してカセットハーフ60を押し出す方式を採用する
ことが好ましい。
【0020】カセット摺動機構50は、シャーシ70の
内部に奥行方向に移動可能に配置され、カセット60の
端部61が嵌り込む凹部を備えている。間口方向に延び
た長孔51がカセット摺動機構50に形成されており、
シャーシ70の開口部73を経てアーム20の先端に固
着した係合ピン27がカセット摺動機構50の長孔51
に差し込まれる。カセット摺動機構50の側面には、作
動突起52が形成されている。作動突起52は、カセッ
トハーフ60の押込み動作に伴ってレバースイッチ(図
示せず)をオン・オフし、挿入,イジェクト時の駆動モ
ータを始動或いは停止させる。また、カセット摺動機構
50の手前側端部には、係合突片53が設けられてい
る。係合突片53は、図7に示すようにカセットハーフ
60の端部61をカセット摺動機構50の凹部に差し込
んだとき、上方からカセットハーフ60の軸孔62に臨
み、カセットハーフ60の位置を安定化させる。
【0021】シャーシ70の傾動部74は、アーム20
の旋回と同期して起伏する。図6の状態は、固定部75
と面一状に傾動部74が起きている状態を示す。この状
態からアーム20が時計方向に旋回すると、その旋回に
同期してスライダ76が手前側に若干移動し、傾動部7
4の起立状態を解除する。その結果、傾動部74が奥行
側端部を中心として下向きに傾動すると共に、弾性体7
7や係合突起78で連係されている固定部75が垂直下
方に降下する。スライダ76による傾動部74の起立状
態を係止及び解除する機構は、ここでは詳細な説明を省
略する。
【0022】次いで、以上示した装置の動作を説明す
る。カセット挿入口71にカセットハーフ60を差し込
み、カセットハーフ60の奥行側端部を抱え込んだカセ
ット摺動機構50を奥行側に移動させるとき、アーム2
0が旋回する。アーム20の旋回は、当初はカセットハ
ーフ60を押し込む手の力で行われる。カセット摺動機
構50が奥行側に移動し、作動突起52がシャーシ70
側に設けているレバースイッチ(図示せず)オンする
と、モータ44が駆動され、その出力がウオーム45及
び中間歯車46〜48を介して駆動ギヤ40に伝達さ
れ、駆動ギヤ40を時計方向に回転させる。
【0023】駆動ギヤ40の回転によって、アーム20
の手前側端面が駆動ピン41で押される。アーム20
は、トーションバネ30の弦巻部31の弾撥力を超える
駆動ピン41の押圧力によって、ストッパー片28がシ
ャーシ70側のストッパ受け79aに当接するまで更に
時計方向に旋回する。このとき、スライダ76の移動に
よって傾動部74の起立状態が解除され、傾動部74が
奥行側端部を中心として倒伏する。
【0024】傾動部74の倒伏により、挿入されたカセ
ットハーフ60がシャーシ70内を下降し、軸孔62,
63にリールギヤ81に設けているスプロケット(図示
せず)が挿入され、図7に示した再生可能な状態にな
る。次いで、操作パネルの再生ボタンを押すとモータ8
2が駆動され、磁気ヘッド(図示せず)をカセットハー
フ60の磁気テープに当接させ、リールギヤ81の回転
によって磁気テープが走行される。
【0025】再生終了後に操作パネルのイジェクトボタ
ンを押すと、モータ44からの出力で駆動ギヤ40が反
時計方向に回転する。駆動ギヤ40の回転により駆動ピ
ン41がアーム20の手前側端面を逆方向に移動し、ア
ーム20が反時計方向に旋回する。アーム20の旋回
を、図10を参照しながら説明する。再生状態では、駆
動ピン41は、図10(a)に示すようにアーム20の
ピン逃げ凹部24に位置している。駆動ギヤ40の反時
計方向の回転によって、駆動ピン41は、ピン逃げ凹部
24の端面を摺動しながら矢印方向に移動する。駆動ギ
ヤ40の回転に同期してスライダ76が奥行側に移動
し、傾動部74を持ち上げ、傾動部74の起立状態をロ
ックする。
【0026】駆動ピン41がピン逃げ凹部24の端面を
摺動している間、傾動部74が倒伏しており、アーム2
0は、トーションバネ30の弦巻部31から延びた係止
端部32がバネ受壁22を押す弾撥力に抗して図10
(a)の姿勢を保持する。駆動ギヤ40が更に回転する
と、駆動ピン41は、ピン逃げ凹部24から脱して、ア
ーム20の手前側端面と棒バネ部34との間に入り込
み、図10(b)の状態になる。棒バネ部34を手前側
に押す駆動ピン41の力は、弦巻部31を介して係止端
部32に伝えられる。また、アーム20は、枢軸10を
中心として反時計方向に回転する。このとき、主として
弦巻部31の弾撥力によって、アーム20とトーション
バネ30との間バッファー力が働く。したがって、バッ
ファー力は、120g程度の比較的弱い力F1 である。
【0027】カセットハーフ60がシャーシ70内に引
っ掛かっていると、アーム20が旋回せず、駆動ギヤ4
0の回転によって駆動ピン41で棒バネ部34が押さ
れ、トーションバネ30のみが弾性変形する。その結
果、図10(c)に示すように屈曲部35がアーム20
に形成したバネ受け肩23に当接する。この状態で棒バ
ネ部35が駆動ピン41で押されると、トーションバネ
30は、バネ受け肩23を支点とする片持ちバネとして
働く。したがって、アーム20に500g程度の非常に
大きなバッファー力F2 が与えられる。この大きなバッ
ファー力F2 によって、シャーシ70内に引っ掛かって
いるカセットハーフ60であっても、確実にカセット挿
入口71から押し出される。
【0028】アーム20の反時計方向の旋回は、アーム
20の手前側端面に設けたストッパー辺26がシャーシ
70側のストッパー受け79bに当接するまで継続す
る。アーム20の旋回によってカセット摺動機構50が
手前側に移動し、作動突起52がシャーシ70側のレバ
ースイッチ(図示せず)をオフし、モータ44の駆動が
停止する。このとき、カセットハーフ60は、図11に
示すようにカセット挿入口71から前方に突出してい
る。そこで、カセットハーフ60の突出部を手で握り、
カセットデッキからカセットハーフ60を容易に取り出
すことができる。なお、図11に仮想線で示したアーム
20の位置は、カセットハーフ60が最も押し込まれた
ローディング状態を示す。そして、アーム20は、点線
位置から実線位置までの吸込み及び吐出しストロークL
をもって旋回する。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のイジェ
クト機構では、弦巻部及び棒バネ部を備えたトーション
バネをアームに組み込むことによって、バッファー力を
2段階で設定することが可能となる。大きなバッファー
力が必要なときには棒バネ部が働き、シャーシ内部にカ
セットハーフの一部が引っ掛かっている状態であって
も、カセットハーフの確実な押出しが行われる。また、
駆動ピンでトーションバネを直接押す方式を採用してい
るため、部品点数の増加を招くことなく、組立て工数及
び製造コストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本出願人が先に紹介したイジェクト機構
【図2】 同イジェクト機構の分解斜視図
【図3】 同イジェクト機構に組み込まれるカム及び駆
動ピン
【図4】 同イジェクト機構に組み込まれるカムレバー
及び駆動ピン
【図5】 主アーム及び副アームに引張りバネを調節し
たイジェクト機構
【図6】 本発明実施例のイジェクト機構が組み込まれ
た全体斜視図
【図7】 同イジェクト機構の平面図
【図8】 同イジェクト機構の正面図
【図9】 イジェクト機構を構成する部品の分解斜視図
【図10】 イジェクト動作を説明する図
【図11】 押出し位置にあるカセットハーフとイジェ
クト機構との関係
【符号の説明】
10 枢軸 20 アーム 22
バネ受壁 23 バネ受け肩 25a,25b バネ掛け突起 27 係合ピン(イジェクトピン) 30
トーションバネ 31 弦巻部 32 係止端部 33
線状部 34 棒バネ部 35 屈曲部 40
駆動ギヤ 41 駆動ピン 60 カセットハーフ 70
シャーシ 72 ベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 真一 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 佐藤 道弘 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 武田 泰 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/675

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシのベースに立設された枢軸と、
    該枢軸に旋回可能に枢支されたアームと、該アームの先
    端に固着され、前記シャーシの内部に挿入されたカセッ
    トハーフの端面を直接的に或いは間接的に押すイジェク
    トピンと、前記枢軸に弦巻部が挿入され、前記弦巻部の
    一端から延びた係止端部が前記アームの枢軸側端部に形
    成されたバネ受壁に当接し、前記弦巻部の他端から延び
    た線状部が前記アームに形成されたバネ掛け突起で係止
    されるトーションバネと、前記アームの辺部と前記線状
    部の間に挿入された駆動ピンとを備え、前記線状部がく
    の字状に屈曲されており、屈曲部が前記アームの辺部に
    形成したバネ受け肩に接離することを特徴とするカセッ
    トハーフのイジェクト機構。
JP04207597A 1992-07-10 1992-07-10 カセットハーフのイジェクト機構 Expired - Lifetime JP3084144B2 (ja)

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