JP3084133B2 - 回転切削工具 - Google Patents

回転切削工具

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JP3084133B2
JP3084133B2 JP04133035A JP13303592A JP3084133B2 JP 3084133 B2 JP3084133 B2 JP 3084133B2 JP 04133035 A JP04133035 A JP 04133035A JP 13303592 A JP13303592 A JP 13303592A JP 3084133 B2 JP3084133 B2 JP 3084133B2
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JP
Japan
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cutting
cutting edge
arm
main shaft
sub
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邦彦 龍
英雄 八田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井材等に円形の切削
穴を切り抜く回転切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に天井等にダウンライト等の器具を
取り付ける場合、図6に示すように天井1に円形の切削
穴2を明け、切削穴2にダウンライト等の器具3を嵌め
て取り付けている。ところが天井1等は下地板4に化粧
ボード5を貼って形成されており、化粧ボード5に凹凸
6を有していることが多い。しかし化粧ボード5に凹凸
6があると、器具3を取り付けたとき、器具3の周縁と
化粧ボード5との間に隙間Sができて外観が悪くなる。
そこで切削穴2を切削するとき切削穴2の周縁に凹凸6
の山を落とした山落とし部7を切削で形成することが行
われる。この山落とし部7を設けると器具3が化粧ボー
ド5に隙間なく密着して取り付けられる。
【0003】上記切削穴2と山落とし部7を同時に加工
する回転切削工具は、図8乃至図10に示すように形成
されている。本体10に回転駆動される主軸11を回転
自在に挿通してあり、主軸11の先端には回転中心軸1
2としてのドリル12aを装着してある。この主軸11
の先端にはスライド基台13を装着してあり、主軸11
と直交するように配置したアーム14をスライド基台1
3にスライド自在に装着してある。このアーム14はア
ーム14の長孔14aに沿って内外方向にスライドする
ようになっており、止めねじ14bにてアーム14を固
定できるようになっている。一対のアーム14は連動し
て内外方向に同調してスライドするようになっている。
一対のアーム14の先端にはドリル12aと平行になる
ように主切刃15を取り付けてあり、主切刃15の近傍
でアーム14の先端に山落とし用の副切刃16′を設け
てある。この副切刃16′はアーム14の長手方向に長
い平板状に形成され、上縁に全長に亙って鋸刃状の刃部
16a′を設けてある。17は外周を囲むように本体1
0に取り付けられたボウル状のカバーであって、切り粉
の飛散を防止したり、作業者の安全を確保したりするよ
うになっている。
【0004】この回転切削工具で天井1等に切削穴2と
山落とし部7を形成するにあたっては、次のように行わ
れる。主軸11には電動ドリル等の回転機器のチャック
が連結され、主軸11を回転駆動することによりドリル
12a及びアーム14が回転駆動され、ドリル12aで
最初中心孔が明けられ、これに続いて図9、図10に示
すように主切刃15で切削穴2が穿孔され、切削穴2の
穿孔に続いて副切刃16′の刃部16a′にて山落とし
部7が切削される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の場合、単に平板状の副切刃16′の上縁の刃部16
a′にて山落とし部7を切削するだけなので山落とし部
7の外周の縁を綺麗に切れないという問題がある。本発
明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明
の目的とするところは山落とし部の外周の縁を綺麗に仕
上げることができる回転切削工具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明回転切削工具は、回転駆動される主軸11の先端
に回転中心軸12が設けられ、主軸11から主軸11と
直交する方向にアーム14が突設され、回転中心軸12
を中心に回転して円形の穴を明ける主切刃15がアーム
14の先端に設けられ、主切刃14の近傍に山落とし用
の副切刃16が設けられた回転切削工具において、副切
刃16は回転軌跡に対して交叉する内側刃部16aと、
最外周にあって回転軌跡の接線方向に対して鋭角に尖っ
た外側刃部16bとを具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、副切刃16にて山落とし部
7を切削するとき、山落とし部7の外周の縁7aは回転
軌跡の接線方向に対して鋭角に尖った外側刃部16bで
切削され、山落とし部7の外周が綺麗に切られる。
【0008】
【実施例】本発明回転切削工具は図1乃至図5に示すよ
うに構成されているが、基本的な構成は従来例と同じで
ある。本体10に回転駆動される主軸11を回転自在に
挿通してあり、主軸11の先端には回転中心軸12とし
てのドリル12aを装着してある。この主軸11の先端
にはスライド基台13を装着してあり、主軸11と直交
するように配置したアーム14をスライド基台13にス
ライド自在に装着してある。このアーム14はアーム1
4の長孔14aに沿って内外方向にスライドするように
なっており、止めねじ14bにてアーム14を固定でき
るようになっている。一対のアーム14は連動して内外
方向に同調してスライドするようになっている。一対の
アーム14の先端にはドリル12aと平行になるように
主切刃15を取り付けてあり、一方の主切刃15の近傍
でアーム14の先端に山落とし用の副切刃16を設けて
ある。アーム14をスライド基台13に対してスライド
させることにより、ドリル12aから主切刃15までの
切削半径を自在に調整することができて任意の径の切削
穴2を穿孔できるようになっている。これらのドリル1
2a、アーム14、スライド基台13、主切刃15、副
切刃16等の外周を囲むようにボウル状のカバー17が
設けられ、カバー17は本体10に取り付けてある。
【0009】上記副切刃16はアーム14の先端部のブ
ラケット19に取り付けねじ18にて内外方向に位置調
整自在に取り付けられ、この副切刃16の先端部は主切
刃15の外周に向けて折り曲げられており、副切刃16
の最外周部がドリル12aと主切刃15の外周部とを結
ぶ直線上に位置させてある。アーム14にはブラケット
19が取り付けねじ20にて取り付けられており、長孔
21にてブラケット19が上下調整自在になっている。
副切刃16も上記のようにブラケット19に取り付けね
じ18にて取り付けられるが、長孔22にて左右に位置
調整できるようになっている。これにより副切刃16を
上下及び左右に自在に位置調整ができるなっており、切
削する深さや副切刃16の最外周部と主切刃15の外周
部との間の幅Wを調整できるようになっている。この副
切刃16の上縁には基端から先端手前まで至るように鋸
刃を設けて内側刃部16aを設けてあり、副切刃19の
最外周部の上縁には回転軌跡の接線方向に鋭角に尖った
外側刃部16bを設けてある。
【0010】上記のように構成せる回転切削工具で天井
1等に切削穴2と山落とし部7を形成するにあたって
は、次のように行われる。主軸11には電動ドリル等の
回転機器のチャックが連結され、主軸11を回転駆動す
ることによりドリル12a及びアーム14が回転駆動さ
れ、ドリル12aで最初中心孔が明けられ、これに続い
て主切刃15で切削穴2が穿孔され、切削穴2の穿孔に
続いて副切刃16の内側刃部16a及び外側刃部16b
にて山落とし部7が切削される。山落とし部7を切削す
るとき、副切刃16の最外周部の接線方向に鋭角に尖っ
た外側切刃16bにて山落とし部7の外周の縁7aが切
削され、外周の縁7aが綺麗に切削される。
【0011】また図1、図2において、アーム14に取
り付けるブラケット19は腕部19aを持ち、主切刃1
5に接している。このは図3(a)の矢印に示す回転方
向に回転したとき、主切刃15が切削抵抗を受けて変形
しないように主切刃15をブラケット19が支えるため
である。さらに図5に示すようにカバー17の開口には
キャップ23を被せて着脱自在に取り付けてあり、キャ
ップ23にて保管時の安全性を確保できるようになって
いる。キャップ23の中央にはゴム製の筒部24を設け
てあり、筒部24内にコイルバネ25を固定してあり、
筒部24内にコイルバネ25を介してドリル12aを圧
入することによりドリル12aを保持している。このド
リル12aの圧入にてキャップ23を保持することがで
きる。また筒部24内にコイルバネ25を内装してある
ので、ドリル12aにてゴム製の筒部24が切れてしま
う等の問題がなく寿命が向上する。また筒部24にはス
リットを設けてあって、補助工具である六角レンチ26
をスリットに挿通して保持できるようになっている。
【0012】
【発明の効果】本発明は叙述のように副切刃は回転軌跡
に対して交叉する内側刃部と、最外周にあって回転軌跡
の接線方向に対して鋭角に尖った外側刃部とを具備する
ので、副切刃の内側刃部と外側刃部とで山落とし部を切
削できるのは勿論、山落とし部の外周の縁は回転軌跡の
接線方向に対して鋭角に尖った外周刃部で切削すること
になり、山落とし部の外周の縁を綺麗に切削して山落と
し部を外観よく仕上げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の平面図である。
【図2】同上の副切刃の位置を変えた状態の平面図であ
る。
【図3】(a)は同上の切削状態を説明する平面図、
(b)は要部の拡大図である。
【図4】同上の全体の平面図である。
【図5】同上のカバーにキャップを被せた状態を示し、
(a)は一部切欠平面図、(b)は一部切欠正面図であ
る。
【図6】(a)は天井に明けた切削穴を示す平面図、
(b)は器具の取り付け状態の断面図である。
【図7】(a)は天井に明けた切削穴に山落とし部を設
けた状態の平面図、(b)は器具を取り付けた状態の断
面図である。
【図8】従来の切削穴を明ける状態を示す一部切欠正面
図である。
【図9】従来の切削穴を明けている途中の状態を示す一
部切欠正面図でる。
【図10】従来の山落とし部を切削する状態を説明する
平面図である。
【符号の説明】
11 主軸 12 回転中心軸 14 アーム 15 主切刃 16 副切刃 16a 内側刃部 16b 外側刃部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28D 1/14 B23B 51/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される主軸の先端に回転中心軸
    が設けられ、主軸から主軸と直交する方向にアームが突
    設され、回転中心軸を中心に回転して円形の穴を明ける
    主切刃がアームの先端に設けられ、主切刃の近傍に山落
    とし用の副切刃が設けられた回転切削工具において、副
    切刃は回転軌跡に対して交叉する内側刃部と、最外周に
    あって回転軌跡の接線方向に対して鋭角に尖った外側刃
    部とを具備することを特徴とする回転切削工具。
JP04133035A 1992-05-26 1992-05-26 回転切削工具 Expired - Lifetime JP3084133B2 (ja)

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JP04133035A JP3084133B2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 回転切削工具

Applications Claiming Priority (1)

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JP04133035A JP3084133B2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 回転切削工具

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JPH05318458A JPH05318458A (ja) 1993-12-03
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