JP2564987Y2 - くり抜き作業用アタッチメント - Google Patents

くり抜き作業用アタッチメント

Info

Publication number
JP2564987Y2
JP2564987Y2 JP1991002089U JP208991U JP2564987Y2 JP 2564987 Y2 JP2564987 Y2 JP 2564987Y2 JP 1991002089 U JP1991002089 U JP 1991002089U JP 208991 U JP208991 U JP 208991U JP 2564987 Y2 JP2564987 Y2 JP 2564987Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attachment
main body
hole
holding portion
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991002089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0496304U (ja
Inventor
裕之 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1991002089U priority Critical patent/JP2564987Y2/ja
Publication of JPH0496304U publication Critical patent/JPH0496304U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564987Y2 publication Critical patent/JP2564987Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電動ドリル、トリマー、
あるいはルーターといった電動工具の先端に取り付けら
れて、丸孔のくり抜きや、環状の溝加工に使用されるく
り抜き作業用アタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアタッチメント4は、図
5及び図6に示すように、すり割り部61を備えて電動
工具の本体1のまわりにボルト66とナット67とによ
るすり割り部61の締め付けで固定される取付部60
と、この取付部60を貫通するL字形に折曲されたロッ
ド62と、取付部60に螺合して先端でロッド62の固
定を行う固定ねじ63とからなるものとして形成されて
いる。
【0003】このアタッチメント4を使用した加工対象
物に対する孔のくり抜きは、次のようになされる。すな
わち、まず電動工具に取り付けたビット9によって、く
り抜こうとする丸孔の中心位置に孔80をあけ、ついで
固定ねじ63を緩めた状態でロッド62をスライドさせ
ることによってロッド62の折曲部とビット9との間の
距離であるくり抜き半径Rを所要値にセットしてロッド
62を固定するとともに、取付部60を本体1に固定
し、この状態でロッド62の折曲部先端を上記の孔80
に差し込んで、これを中心として、本体1を動かしなが
ら、図7に示すように、円弧状の孔81を形成していく
ことで、丸孔をくり抜く。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この場合、アタッチメ
ント4が本体1に固定されているために、くり抜く円弧
にそって本体1を持ちかえながら回転させていく必要が
あり、本体1をスムーズに動かせないので作業効率が悪
い上に、天井にダウンライト等の取り付け孔を明けたり
する時のような上向き作業においては、手を持ちかえる
時に手を滑らせて本体1を落下させてしまうおそれが高
くて危険であり、また本体1がコード式のものであれば
電源コードが邪魔になる。また上向き作業でくり抜きを
行う時、切粉等の粉塵が作業者にかかってしまうもので
あり、使い勝手が悪かった。
【0005】本考案はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはくり抜き作業をスムー
ズに効率よく行うことができる上に粉塵が作業者にかか
ることがないくり抜き作業用アタッチメントを提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、片面
側に突出する周壁を周縁に備えるとともに中心に上記片
面側に突出する回転中心軸を備えた円盤状の本体と、工
具の先端をその軸回りに回転自在に保持する円筒状保持
部とからなり、本体はこの本体の径方向に長い長孔を備
えており、円筒状保持部は本体の上記長孔に該長孔の長
手方向にスライド自在に取着されていることに特徴を有
している。
【0007】本考案によれば、保持部を長孔の長手方向
にスライドさせることでくり抜き半径を設定することが
でき、そして回転中心軸を中心に電動工具で円弧状の穴
をあけて丸孔をくり抜くにあたり、電動工具が保持部に
対して回転することが許されるようになっているため
に、電動工具を持ちかえることなく作業を行うことがで
きる。また上向きでくり抜き作業を行う時も、本体が常
に切粉等の粉塵を受けるために作業者に粉塵がかかるこ
とがない。
【0008】
【実施例】以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。まずアタッチメント4が装着される電動工具につい
て説明すると、図4に示すものは充電式の携帯型トリマ
ーであって、ハンドル部10の下端に電池パック11が
着脱自在に装着される本体1内には、モータ12と、こ
のモータ12の回転出力を減速する輪列13,14、出
力シャフト15等が収納されており、出力シャフト15
の先端にはビット9の装着用のコレットナット16が設
けられている。図中17は軸受、18はトリガー式スイ
ッチハンドル、19はスイッチ本体である。
【0009】上記本体1の先端にはハンドル2が軸回り
の回転が自在となるように配設されているとともに、上
記ビット9の挿通孔30を備えた調整キャップ3が配設
されている。この調整キャップ3は、その内周面に本体
1の先端部外周面に形成された軸方向の突条と係合する
凹溝を有して、軸回りの回転が不能で且つ軸方向スライ
ドが自在とされている。
【0010】そして上記ハンドル2の先端側の内周面に
雌ねじ21が形成されており、調整キャップ3の後端側
の外周面には上記雌ねじ21と螺合する雄ねじ31が形
成されていることから、ハンドル2を回転させたなら
ば、このハンドル2と螺合する調整キャップ3は螺進退
により前後にスライド移動し、調整キャップ3先端の挿
通孔30から突出するビット9先端と調整キャップ3先
端との間の間隔が変わる。ビット9による加工を行う
時、調整キャップ3の先端面が加工対象物に当接するこ
とで、加工深さを規制するのであるが、上記調整キャッ
プ3のハンドル2の回転による前後動で加工深さを変え
ることができるものである。また調整キャップ3は先細
となるように形成されているために、作業時のビット9
の位置の確認が容易であり、また調整キャップ3を加工
対象物に押し当てる時の反力で調整キャップ3が後退し
ようとしても、ハンドル2との螺合部分でこれが阻止さ
れるために、そしてハンドル2の後端面が本体1で受け
られているために、調整キャップ3が後退して位置ずれ
を起こすことがない。
【0011】さて、くり抜き作業用のアタッチメント4
であるが、これは図1〜図3に示すように、中心に回転
中心軸41を備えるとともに、この回転中心軸41を通
る径方向に長い長孔42が形成された円盤状の本体40
と、この本体40に長孔42の長手方向に沿ってスライ
ド自在に取り付けられる円筒状の保持部46とからなる
もので、本体40はその外周縁に回転中心軸41が突出
する方向と同方向に突出する周壁43を備えるととも
に、上記長孔42の長手方向に沿うとともに両端が周壁
43に連続するU字形のガイドリブ44を備えたものと
して形成されている。図中45は長孔42の孔縁に沿っ
て立ち上がる壁で、ガイドリブ44及び周壁43との間
に凹所を形成する。
【0012】一方、段付きの円筒状に形成されている保
持部46は、その外周縁に間隔をおいて一体に立ち上が
る外周壁47と、外周壁47の両側2カ所に形成された
係合部48,48と、各係合部48に螺合している調整
ねじ49とからなるもので、上記ガイドリブ44に上記
両係合部48,48が摺動自在に係合することで長孔4
2の長手方向にスライド自在となっているとともに、先
端をガイドリブ44に当接させる調整ねじ47の締め付
けにより、任意位置で固定することができるものとなっ
ている。
【0013】そして、このアタッチメント4における保
持部46は、その内径が上記電動工具の本体1のハンド
ル2及び調整キャップ3の外径よりやや大きくされてい
て、図1に示すように、ハンドル2と調整キャップ3の
両者にわたる外周にかぶせた時、本体1は保持部46に
対してビット9の中心を通る軸のまわりに回転自在とな
る。
【0014】しかして、このアタッチメント4を使用し
た孔のくり抜き作業は、次のようにして行う。すなわ
ち、電動工具におけるビット9の出代を加工対象物の板
厚に合わせて前述のようにハンドル2の回転で調整し、
くり抜こうとする孔のセンター位置にセンター孔をあけ
る。一方、アタッチメント4の保持部46の長孔42の
長手方向における位置、つまり回転中心軸41からの保
持部46までの寸法をくり抜こうとする丸孔の半径に合
わせる。
【0015】そして上記センター孔に回転中心軸41を
差し込んでアタッチメント4を加工対象物にセットする
とともに、このアタッチメント4の保持部46に電動工
具の本体1の調整キャップ3の部分をはめ込み、上記回
転中心軸41を中心にアタッチメント4及び電動工具を
回転させながら、加工対象物に円弧状の孔をあけていく
ことで、孔のくり抜きを行う。
【0016】この時、アタッチメント4の保持部46に
対して電動工具の本体1が自由に回転できるようになっ
ているために、アタッチメント4が回転中心軸41を中
心に回転する時も、本体1は最初に作業者が構えた方向
のままで孔のくり抜き作業を行うことができるものであ
り、従って途中で本体1を持ちかえたりする必要はな
く、また電動工具がコード式のものであっても、電源コ
ードが手にからみついて邪魔になったりすることがない
ものである。また、上記ビット9は、アタッチメント4
の回転中心軸41を中心としてアタッチメント4の周壁
43内で円形の軌跡を描くために、くり抜き作業におけ
る切粉等の粉塵は、アタッチメント4で受けられて上向
き作業時においても作業者にかかることがない。
【0017】更に、このアタッチメント4においては、
くり抜き半径を定めるための保持部46のスライド方
向、つまり長孔42の方向が、回転中心軸41を通る径
方向となっているために、回転中心軸41とビット9と
の間の距離であるくり抜き半径の設定が容易となってい
る。またアタッチメント4における回転中心軸41が埋
め込まれた中心部は、設定することができる最小くり抜
き半径よりも小さい範囲内において保持部46の部分の
先端面よりも少し加工対象物側に突出してガイド突部5
0を構成しており、上記のくり抜き作業中、加工対象物
の表面に接するのはガイド突部50だけとなっていて、
本体1が加工対象物の表面に接することがなく、そして
加工対象物におけるガイド突部50が接する部分は、最
終的にくり抜かれて抜き落とされる部分であるために、
加工対象物が化粧板等の表面に傷をつけることが好まし
くない場合においても、なんら問題とすることなく、く
り抜き作業を安定した状態で行うことができるものとな
っている。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案においては、回転中
心軸を中心に電動工具で円弧状の孔をあけて孔をくり抜
くにあたり、保持部内で電動工具が回転することを許し
ているために電動工具を持ちかえることなく作業を行う
ことができるものであり、このために最初に作業者が構
えた方向のままで孔のくり抜き作業を行うことができて
作業をスムーズに効率よく行うことができ、また電動工
具がコード式のものであっても、電源コードが手にから
みついて邪魔になったりすることがなく、安全に作業を
進めることができるものである。しかも中心に回転中心
軸を、周縁に周壁を有する円盤状の本体に設けた径方向
に長い長孔に保持部をスライド自在としていることか
ら、アタッチメントの円筒状保持部に工具を装着してく
り抜き作業を行う時、長孔によって設定されるくり抜き
半径を最大にした時にも、工具におけるビットはアタッ
チメントの回転中心軸を中心としてアタッチメントの周
壁内で円形の軌跡を描くものであり、このためにくり抜
き作業で生じた切粉等の粉塵は、上向き作業時、アタッ
チメントの本体で受けられて作業者にかかることがな
く、特に周壁を本体の周縁から突出させているために、
粉塵の飛散を最小限に抑えることができると同時に粉塵
がアタッチメントからこぼれ落ちてしまうこともないも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】図2中のA−A線断面図である。
【図4】電動工具の一例を示す側面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】従来例の正面図である。
【図7】同上のくり抜き作業中を示す背面図である。
【符号の説明】
4 アタッチメント 41 回転中心軸 42 長孔 46 保持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面側に突出する周壁を周縁に備えると
    ともに中心に上記片面側に突出する回転中心軸を備えた
    円盤状の本体と、工具の先端をその軸回りに回転自在に
    保持する円筒状保持部とからなり、本体はこの本体の径
    方向に長い長孔を備えており、円筒状保持部は本体の上
    記長孔に該長孔の長手方向にスライド自在に取着されて
    いるくり抜き作業用アタッチメント。
JP1991002089U 1991-01-28 1991-01-28 くり抜き作業用アタッチメント Expired - Lifetime JP2564987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991002089U JP2564987Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 くり抜き作業用アタッチメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991002089U JP2564987Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 くり抜き作業用アタッチメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0496304U JPH0496304U (ja) 1992-08-20
JP2564987Y2 true JP2564987Y2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=31729978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991002089U Expired - Lifetime JP2564987Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 くり抜き作業用アタッチメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564987Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5368810A (en) * 1976-11-30 1978-06-19 Mitsubishi Electric Corp Pulse motor
JPS53111033A (en) * 1977-03-08 1978-09-28 Sankyo Co Ltd 4-phenyl-4-oxolactic acid derivatives and their preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0496304U (ja) 1992-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7637703B2 (en) Cutting tool
US5018411A (en) Multiple-head tool
US7752699B1 (en) Tubing preparation machine
US6893334B1 (en) Rotating guard for angle grinder
EP1742782B1 (en) Planing/chamfering attachment for a rotary hand tool
JP2003266221A (ja) 自己付着ドリル
US4319503A (en) Tube facing machine
US5271135A (en) Deburring tool
JP2564987Y2 (ja) くり抜き作業用アタッチメント
US6044559A (en) Cutting blade and stabilizing handle attachments for a power drill
US6260460B1 (en) Machining tools having adjustable fences
US5870827A (en) Sawblade and stabilizing handle attachments for a power drill
EP0265403A1 (en) A chamfering device in hand-held power tools
US6722047B2 (en) Tool guard attachment for a rotary hand tool
US20030085534A1 (en) Quick attachment release system for a rotary hand tool
CA2886733C (en) Saw assembly with bevel gear drivetrain
JP2521081Y2 (ja) くり抜き作業用アタッチメント
EP1180420B1 (en) Carving/planing attachment for a rotary hand tool
JPH0115445Y2 (ja)
KR200243387Y1 (ko) 홀 커터
JPH0410980Y2 (ja)
JP2660398B2 (ja) パイプ用輪切り切断装置
JP2530289Y2 (ja) 電動工具の深さ調整装置
JPH07314246A (ja) ばり取り工具
EP1737599B1 (en) System of an accessory attachment and a rotary hand tool

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971111

EXPY Cancellation because of completion of term