JP2530289Y2 - 電動工具の深さ調整装置 - Google Patents

電動工具の深さ調整装置

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JP2530289Y2
JP2530289Y2 JP1990014147U JP1414790U JP2530289Y2 JP 2530289 Y2 JP2530289 Y2 JP 2530289Y2 JP 1990014147 U JP1990014147 U JP 1990014147U JP 1414790 U JP1414790 U JP 1414790U JP 2530289 Y2 JP2530289 Y2 JP 2530289Y2
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JP
Japan
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handle
cap
adjustment cap
power tool
adjustment
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JP1990014147U
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JPH03107111U (ja
Inventor
裕之 安藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は電動ドリル、ドライバー、あるいはトリマー
といった電動工具の先端に配されて加工深さの調整を行
う深さ調整装置に関する。
【従来の技術】
従来のこの種の工具における加工深さの調整装置6
は、第8図以下に示すように、すり割り部60を備えた円
筒形とされて、ねじ61とナット62によるすり割り部60の
締め付けで工具に固定されており、加工深さの調整はい
ったん工具への固定のための締め付けを緩めて前後に動
かした後、再度締め付けることで行っている。
【考案が解決しようとする課題】
この場合、加工深さの調整は無段階で行うことができ
るが、反面、工具との間の摩擦力に頼っているために、
工具への取り付けが確実ではなく、時として加工対象物
に押し当てた時に位置ずれを起こしてしまって再調整し
なくてはならない事態が生じるものであり、また調整の
たびにねじを緩めたり締めたりしなくてはならないため
に、非常に手間のかかるものであった。 またトリマーのような工具においては、加工精度を向
上させるために、加工用ビットのできるだけ近くを把持
して作業を行うことになるが、この時、深さ調整装置を
工具本体に取り付けるためのねじが邪魔になってしま
う。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは加工深さの調整操作が容易である
とともに不用意に位置ずれを招くことがなく、使い勝手
に優れた電動工具の深さ調整装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、電動工具の先端に配された軸回り
の回転が自在なハンドルと、電動工具に対する軸方向ス
ライドが自在とされた調整キャップと、電動工具に対す
る調整キャップの軸回りの回転を上記軸方向の所定範囲
内において不能とするガイド手段とからなり、調整キャ
ップはその外周面にハンドル内周面に形成された雌ねじ
と螺合する雄ねじが形成されてハンドルの回転で調整キ
ャップが前後に直進する電動工具の深さ調整装置であ
り、上記調整キャップの雄ねじとハンドルの雌ねじとの
上記軸方向における螺合係合範囲よりも上記ガイド手段
による回転規制範囲が短くされて螺合係合範囲の一端に
おいて調整キャップが回転自在となっていることに特徴
を有している。 [作用] 本考案によれば、ハンドルを回転させれば調整キャッ
プが前後に移動して加工深さの調整に対応する。またハ
ンドルと調整キャップとの軸方向における螺合係合範囲
よりもガイド手段による調整キャップの回転規制範囲を
短くして上記螺合係合範囲の一端において調整キャップ
を回転自在としているために、螺合係合範囲の一端にお
いては、ガイド手段による回転規制範囲を越えて調整キ
ャップが回転自在となり、ハンドルの回転に調整キャッ
プが共回りする。 [実施例] 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、図
示例は充電式の携帯型トリマーであって、ハンドル部10
の下端に電池パック11が着脱自在に装着されるハウジン
グ1内には、モータ12と、このモータ12の回転出力を減
速する輪列13,14、出力シャフト15等が収納されてお
り、出力シャフト15の先端にはビット9の装着用のコレ
ットナット16が設けられている。図中17は軸受、18はト
リガー式スイッチハンドル、19はスイッチ本体である。 上記ハウジング1の先端にはハンドル2が軸回りの回
転が自在となるように配設されているとともに、上記ビ
ット9の挿通孔30を備えた調整キャップ3が配設されて
いる。この調整キャップ3は、その内周面に第3図に示
すように、ハウジング1の先端部外周面に形成された軸
方向の突条38と係合する凹溝37を有して、軸回りの回転
が不能で且つ軸方向スライドが自在とされている。 そして上記ハンドル2の先端側の内周面に雌ねじ21が
形成されており、調整キャップ3の後端側の外周面には
上記雌ねじ21と螺合する雄ねじ31が形成されていること
から、ハンドル2を回転させたならば、このハンドル2
と螺合する調整キャップ3は螺進退により前後にスライ
ド移動し、調整キャップ3先端の挿通孔30から突出する
ビット9先端と調整キャップ3先端との間の間隔を変え
る。 ビット9による加工を行う時、第5図に示すように、
調整キャップ3の先端面が加工対象物8に当接すること
で加工深さを規制するのであるが、上記調整キャップ3
のハンドル2の回転による前後動で加工深さを変えるこ
とができる。この時、調整キャップ3は先細となるよう
に形成されているために、作業時のビット9の位置の確
認が容易であり、また調整キャップ3を加工対象物8に
押し当てる時の反力で調整キャップ3が後退しようとし
ても、ハンドル2との螺合部分でこれが阻止されるため
に、そしてハンドル2の後端面がハウジング1で受けら
れているために、調整キャップ3が後退して位置ずれを
起こすことがない。 更に調整キャップ3の先端面には、第2図から明らか
なように、複数個の溝33が挿通孔30を囲むように設けら
れていることから、ビット9を囲んだ状態で加工対象物
8に調整キャップ3先端面が当接するものの、ビット9
が備える排出溝から出された切粉は溝33を通じて外部に
円滑に排出され、たとえ上向き作業を行っている時で
も、調整キャップ3の内部側に入り込むことは殆どな
い。また、調整キャップ3の雄ねじ31の未形成部分を利
用して調整キャップ3外周面にOリング35を配設し、こ
のOリング35がハンドル2の内周面に接するようにして
いるために、ハンドル2と調整キャップ3との間から切
粉が内部に侵入することもない。 尚、本実施例で示したハンドル2は、その回転につい
てクリックが生じるようにしている。つまり、第4図に
示すように、ハンドル2外周面に環状の溝23を形成する
とともに、この溝23の一部を内周面側に貫通するように
して、溝23内に配したばね25の屈曲部が、ハウジング1
外周面に形成した凹部29に嵌まり込むようにしている。
そして、凹部29はハウジング1の周方向において複数個
を等間隔で設けていることから、ハンドル2をある角度
だけ回転させるごとにばね25が凹部29に嵌まってクリッ
クが生じるようになっており、ハンドル2が不用意に回
転してしまうことを防いでいる。 更には第6図及び第7図に示すように、ガイド手段で
あるところのハウジング1側の突条38を長さLのものと
して、調整キャップ3の凹溝37は調整キャップ3の後端
が第7図中のイの位置にある時には、突条38の全長にお
いて凹溝37が係合するものの、調整キャップ3が前進し
てその後端が第7図中のロの位置にきた時には、凹溝37
と突条38とが係合せず、従って調整キャップ3の回り止
めが解除されるようにするとともに、この突条38と凹溝
37との係合長さよりも、調整キャップ3の雄ねじ31とハ
ンドル2の雌ねじ21とが螺合する区間を長くし、更にハ
ンドル2の回転による調整キャップ3の螺進退だけで、
調整キャップ3からのビット9の出代を零以下にするこ
とが、つまりビット9を調整キャップ3内に収納してし
まうことができるようにしてある。 ハンドル2の回転で調整キャップ3を前進させて、第
6図に示すように、ビット9を調整キャップ3内に収納
すれば、この時点では突条38と凹溝37との係合が解除さ
れて調整キャップ3に対する回り止めが機能しなくなる
ものであり、更にハンドル2を回転させても調整キャッ
プ3はハンドル2と共回りするだけで前進移動せず、従
ってハンドル2から調整キャップ3が抜けてしまうとい
うことがなく、このために調整キャップ3だけを持った
場合に本体を落としてしまうという危険をなくすことが
できる。
【考案の効果】
以上のように本考案においては、ハンドルを回転させ
れば調整キャップが前後に移動して加工深さの調整を行
えるものであり、そして調整キャップとハンドルとが螺
合している関係で、調整キャップ先端を加工対象物に押
し当てても、その反力でハンドルが回転することはな
く、従って調整キャップが位置ずれすることもなく、加
工深さの調整操作が容易であるとともに位置ずれを招く
こともないものである。しかも調整キャップの雄ねじと
ハンドルの雌ねじとの軸方向における螺合係合範囲の一
端においては、ガイド手段による回転規制範囲を越えて
調整キャップが回転自在となり、ハンドルの回転に調整
キャップが共回りしてしまって調整キャップが前後動を
行うことがなくなるものであり、このために調整キャッ
プで加工用ビットを覆って加工用ビットの保護を行うに
あたり、ハンドルを回転をさせすぎたために調整キャッ
プが抜け落ちてしまうという事態が生じるのを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の断面図、第2図は同上の正面
図、第3図は第1図中のX−X線断面図、第4図は第1
図中のY−Y線断面図、第5図は使用状態を示す破断側
面図、第6図は同上の断面図、第7図は同上の突条を示
す側面図、第8図は従来例の破断背面図、第9図は同上
の背面図であって、1はハウジング、2はハンドル、3
は調整キャップ、21は雌ねじ、31は雄ねじを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動工具の先端に配された軸回りの回転が
    自在なハンドルと、電動工具に対する軸方向スライドが
    自在とされた調整キャップと、電動工具に対する調整キ
    ャップの軸回りの回転を上記軸方向の所定範囲内におい
    て不能とするガイド手段とからなり、調整キャップはそ
    の外周面にハンドル内周面に形成された雌ねじと螺合す
    る雄ねじが形成されてハンドルの回転で調整キャップが
    前後に直進する電動工具の深さ調整装置であり、上記調
    整キャップの雄ねじとハンドルの雌ねじとの上記軸方向
    における螺合係合範囲よりも上記ガイド手段による回転
    規制範囲が短くされて螺合係合範囲の一端において調整
    キャップが回転自在となっていることを特徴とする電動
    工具の深さ調整装置。
JP1990014147U 1989-12-15 1990-02-15 電動工具の深さ調整装置 Expired - Lifetime JP2530289Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990014147U JP2530289Y2 (ja) 1989-12-15 1990-02-15 電動工具の深さ調整装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-145095 1989-12-15
JP14509589 1989-12-15
JP1990014147U JP2530289Y2 (ja) 1989-12-15 1990-02-15 電動工具の深さ調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH03107111U JPH03107111U (ja) 1991-11-05
JP2530289Y2 true JP2530289Y2 (ja) 1997-03-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567294B2 (ja) * 2003-02-07 2010-10-20 株式会社マキタ 電動工具
JP2009214238A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Makita Corp 電動工具

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JPS555623Y2 (ja) * 1975-06-28 1980-02-08

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JPH03107111U (ja) 1991-11-05

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