JP2000317709A - 孔開け工具用防塵カバー - Google Patents

孔開け工具用防塵カバー

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JP2000317709A
JP2000317709A JP11144880A JP14488099A JP2000317709A JP 2000317709 A JP2000317709 A JP 2000317709A JP 11144880 A JP11144880 A JP 11144880A JP 14488099 A JP14488099 A JP 14488099A JP 2000317709 A JP2000317709 A JP 2000317709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタードリル及びボディを備えた孔開け工
具に用いられる防塵カバーであって、汎用性及び量産性
に優れたものを提供する。 【解決手段】 回転駆動機に連結される本体10にセン
タードリル14及びボディ16が設けられた孔開け工具
に用いる防塵カバー50。内側筒52等からなる基部
と、軸方向に伸縮可能でボディ16を外側から覆うカバ
ー本体60とを備える。前記基部を前記本体10に嵌合
して取付けられる構成とし、回転駆動機の種類に関係な
く防塵カバー50が使用できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁その他の加工物
に孔を穿設するための孔開け工具に用いられる防塵カバ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、孔開け工具に用いられる防塵カバ
ーとして、例えば実開平6−85771号公報に示され
るようなものが知られている。同公報にかかる防塵カバ
ーは、蛇腹状の筒体(カバー本体)5と、この筒体5の
基端部につながる装着体9とを有し、この装着体9が穿
孔機1の工具保持部(ドリルビット4を保持する部分)
2に着脱可能に装着されるようになっている。この防塵
カバーによれば、ドリルビット4による穿孔作業の際、
その穿孔作業の進行に伴って筒体5が収縮しながら終始
ドリルビット4を筒体5が覆うこととなり、当該穿孔作
業によって発生する粉塵が外部に飛散するのを防止する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記孔開け工具の中に
は、工具本体にセンタードリル及び先端刃付の円筒状の
ボディが設けられ、全体が回転駆動されることにより前
記ボディの径と略同等の径をもつ大径の孔を開けるよう
にしたものがある。このような孔開け工具について防塵
を行うためには、当該孔開け工具のボディよりもさらに
径の大きい大型の防塵カバーを用意すればよい。
【0004】しかし、かかる孔開け工具は、その工具本
体が種々の回転駆動機に着脱可能に連結されるように構
成されているため、前記公報に示すように穿孔機1側す
なわち回転駆動機側に装着される構成の防塵カバーであ
ると、前記孔開け工具が連結される回転駆動機の形状に
応じて複数種の防塵カバーを用意しなければならない。
すなわち、同じ孔開け工具に用いられる防塵カバーであ
っても、当該孔開け工具がいかなる回転駆動機に連結さ
れるかによって防塵カバーの設計を変更しなければなら
ず、汎用性及び量産性に乏しいという欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、センタ
ードリル及びボディを備えた孔開け工具に用いられる防
塵カバーであって、かつ、汎用性及び量産性に優れたも
のを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、回転駆動機に着脱可能に連結
される工具本体と、この工具本体に設けられ、先端に刃
をもつ円筒状のボディと、このボディの中心軸上に位置
するように前記工具本体に装着されたセンタードリルと
を備えた孔開け工具に用いられる防塵カバーであって、
工具軸方向に伸縮可能に構成され、孔開け加工中に前記
ボディを覆うカバー本体と、このカバー本体の基端につ
ながる基部とを備えるとともに、この基部が前記工具本
体の外側に嵌合された状態で当該工具本体に取付けられ
るように構成したものである。
【0007】この防塵カバーは、従来のように工具の回
転駆動機側に装着されるものではなく、孔開け工具の工
具本体に装着されるものであるため、当該孔開け工具が
如何なる回転駆動機に連結される場合にも、設計変更を
要せずして共通使用できる。すなわち、回転駆動機の形
状に関係なく使用できるので、汎用性及び量産性が高
い。
【0008】もし、前記孔開け工具の工具本体に前記基
部を嵌合するのに適した形状の部分がない場合でも、当
該孔開け工具が前記回転駆動機に着脱可能に連結される
駆動連結部とそれ以外の本体部分とに分割されたもので
ある場合には、前記駆動部とそれ以外の本体部分との間
に前記基部が嵌合可能な外周面をもつ中継アダプタを介
設し、この中継アダプタに前記基部を前記嵌合状態で取
付けるようにすればよい。
【0009】例えば、前記工具本体が、その駆動連結部
とそれ以外の本体部分とに互いに螺合するねじ部が設け
られたものである場合には、前記中継アダプタの一方の
端部に前記駆動連結部に設けられたねじ部と螺合可能な
ねじ部を設け、他方の端部に前記駆動連結部以外の本体
部分に設けられたねじ部と螺合可能なねじ部を設けるこ
とにより、特に工具本体を改良することなく簡単に中継
アダプタの介設ができる。
【0010】上記の防塵カバーを使用した場合、そのカ
バー本体の内側に切粉が溜まるため、定期的に清掃を行
う必要があるが、ここで、前記基部に対して前記カバー
本体が着脱可能となるように構成すれば、わざわざ防塵
カバー全体を工具本体から取り外さなくても、カバー本
体のみを基部から切離すことによって、カバー本体の手
入れができる。しかも、カバー本体は防塵カバー全体に
比べて軽量であるため、取扱いも容易である。また、カ
バー本体に覆われるセンタードリルやボディを工具本体
から脱着したい場合でも、カバー本体のみを取り外せば
よいので便利である。
【0011】前記基部とカバー本体とを着脱可能に連結
する構造としては、例えば前記カバー本体の基端部と基
部の外周部とのいずれか一方に、径方向に突出する複数
の突出部を設ける一方、他方に、前記突出部が工具軸方
向に挿入可能な挿入凹部と、この挿入凹部の挿入奥部か
ら周方向に延び、当該周方向に前記突出部が侵入可能な
挿入溝とを設けたものが好適である。この構造によれ
ば、各突出部を挿入凹部に挿入した後、カバー本体を回
して前記突出部を各挿入溝に侵入させるだけの簡単な操
作で、カバー本体と基部とを連結でき、その逆の操作に
よってカバー本体を基部から簡単に切離すことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。まず、孔開け工具に本発明にか
かる防塵カバーを取付けるのに適した外周面(後記外周
面13)が存在する場合の例を図1〜図7に基づいて説
明する。
【0013】図1及び図2に示す孔開け工具は、本体
(駆動連結部以外の本体部分)10と、この本体10の
基端(図1及び図2では右端)に固定される駆動連結部
12とを備え、これらによって工具本体が構成されてい
る。駆動連結部12には図3に示す雄ねじ部11が、本
体10には前記雄ねじ11が螺合可能なねじ孔部10b
がそれぞれ設けられ、その螺合によって本体10とねじ
孔部10bとが連結されるようになっている。
【0014】本体10の先端(同図左端)にはセンター
ドリル14及びボディ16が同軸状態で装着されてお
り、前記駆動連結部12が図外の駆動源に連結されるこ
とにより、本体10、センタードリル14、及びボディ
16からなる孔開け工具本体が一体に回転駆動されるよ
うになっている。
【0015】図3(a)(b)にも示すように、前記セ
ンタードリル14の取付部として、前記本体10の先端
には、その中心軸上に沿って円形状の装着穴18が設け
られ、この装着穴18の奥に異形断面状の挿入穴20が
形成されている。前記センタードリル14は、その先端
部にドリル部22を有し、基端部には、前記装着穴18
内に挿入される丸軸状の装着部24を有しており、この
装着部24の端部には、前記挿入穴20内に嵌入される
異形断面状の挿入部26が形成されている。そして、こ
れら異形断面状の挿入部26と挿入穴20との嵌合によ
り、センタードリル14の回り止めが行われるようにな
っている。
【0016】前記装着部24の途中部分には、全周にわ
たる周溝28が形成され、本体10において前記装着穴
18の周囲の部分には、前記周溝28を係止する係止部
30が設けられている。詳しくは、前記本体10の周方
向の複数箇所に、その外周面から前記装着穴18に至る
貫通穴32が設けられ、各貫通穴32内に、前記周溝2
8と嵌合する径のボール34が挿入されている。
【0017】一方、前記貫通穴32が形成された部分に
は、これを全周にわたって覆う筒状の操作部材36が外
嵌されている。この操作部材36の後端部(図3(a)
(b)では右端部)には操作用の鍔部36aが形成さ
れ、内周面の適所には全周に亘る凹溝36bが形成され
ている。操作部材36の前部内側面には凹部36cが形
成され、その中に圧縮コイルばね38が装填されてい
る。
【0018】この圧縮コイルばね38の前端は、本体1
0の外周面に固定された止め輪37に当接し、後端は前
記凹部36cの奥壁に当接しており、この圧縮コイルば
ね38の弾発力によって操作部材36が後方(図3
(a)(b)では右方)に付勢されている。この弾発力
により、通常は図3(a)に示すように操作部材36の
後端(図では右端)が本体10の段部10aに当たる後
退位置に操作部材36が保持され、この状態で当該操作
部材36の内周面がボール34を内側に押し込んで前記
センタードリル14の周溝28に係合させる一方、同図
(a)の状態から操作部材36を圧縮コイルばね38の
弾発力に抗して前方にスライド操作させることにより、
同図(b)に示すように操作部材36の凹溝36bがボ
ール34の配設位置に合致し、その結果、当該ボール3
4が凹溝36b内に逃げ込んで周溝28との係合が解除
できるようになっている。
【0019】図2に示すように、前記ボディ18は、ド
ーナツ板状の基端壁40と、この基端壁40の外周部か
ら軸方向に延びるボディ本体42とからなり、ボディ本
体42の先端に多数の刃44が周方向に沿って並設され
ている。基端壁40の内周面及び本体10の先端部外周
面には各々雌ねじ46及び雄ねじ48が形成されてお
り、これらのねじ46,48の螺合によってボディ16
が本体10に固定されている。この状態で、センタード
リル14はボディ16の中心軸上に位置し、かつドリル
部22がボディ16の先端刃よりも先端側(図1及び図
2には左側)に突出した状態となっている。
【0020】なお、この実施の形態では、センタードリ
ル14の中間部に他の部分よりも大径の鍔部15が設け
られており、穿孔後に本体10からセンタードリル14
を抜き取ることにより、ボディ16の内側に溜まった切
り屑を前記鍔部15によってボディ16の外側に簡単に
引き出すことが可能となっている。
【0021】次に、この孔開け工具に装着される防塵カ
バー50を説明する。
【0022】この防塵カバー50は、内側筒52、外側
筒54、軸受56、及び基端壁58からなる基部と、カ
バー本体60とで構成されている。
【0023】図3及び図4に示すように、内側筒52
は、前記本体10の後部外周面13に直接嵌合されてい
る。この内側筒52の適所にはこれを径方向に貫通する
ねじ孔52aが設けられ、このねじ孔52aに孔付止め
ねじ53がねじ込まれることにより、内側筒52が本体
10の外周面13上に固定されている。また、前記止め
ねじ53のねじ込みが完了した状態で、その頭部が内側
筒52の外周面よりも径方向外側に突出している。
【0024】外側筒54は、前記内側筒52の外側に外
嵌されている。この外側筒54には、これを径方向に貫
通する貫通長孔54bが設けられている。この貫通長孔
54bは、図4に示すように、工具軸方向に延びる小判
状をなし、この貫通長孔54b内に前記止めねじ53の
突出頭部が嵌入されている。この嵌入により、内側筒5
2に対する外側筒54の相対回転が規制されているが、
貫通長孔54bの軸方向長さに相当するストロークだけ
外側筒54が内側筒52に対して軸方向にスライドする
ことが可能となっている。
【0025】外側筒54の前端部には、径方向内側に突
出する操作部54aが形成されている。この操作部54
aは、内側筒52よりも前方で前記操作部材36の後端
面に後方から当接可能となっている。そして、この外側
筒54を内側筒52に対して最も前進させた状態で、図
3(b)に示すように当該外側筒54の操作部54aが
操作部材36を前方に押出し、その凹溝36bが前記ボ
ール34と合致する位置まで操作部材36をスライドさ
せるように構成されている。
【0026】軸受56は、前記外側筒54の外周面と基
端壁58の内周面との間に介在しており、これら外側筒
54と基端壁58とを相対回転可能に連結している。基
端壁58はリング状をなし、その外周部にカバー本体6
0が装着されている。
【0027】カバー本体60は、全体が比較的弾性変形
しやすい材料(例えば合成樹脂)で一体に形成され、ボ
ディ16全体を外側から覆う大きさを有している。詳し
くは、図5(a)(b)に示すように、軸方向に伸縮可
能な蛇腹筒状本体62を有し、その先端(図5(a)で
は左端)にはドーナツ板状の先端壁64が、後端には軸
方向に突出する筒状の取付部66が形成されている。こ
の取付部66は、前記基端壁58の外側に嵌合可能な内
径を有し、その内周面には複数(図例では3つ)の突起
(突出部)68が形成されている。これらの突起68
は、周方向に一定の幅を有している。
【0028】これに対し、前記基端壁58の外周部に
は、図6及び図7に示すような複数の挿入凹部58aが
形成されている。これらの挿入凹部58aは、前記突起
68と対応する位置に形成され、かつ、当該突起68が
先端側(図6(b)では左側)からほぼ隙間なく挿入で
きる形状を有している。さらに、各挿入凹部58aの挿
入奥部からは周方向に挿入溝58bが延長されており、
各挿入凹部58aの奥まで突起68を挿入した段階でカ
バー本体60を回して各突起68を挿入溝58bまで侵
入させることにより、各突起68が挿入凹部58aから
抜けなくなる(すなわち基端壁58からカバー本体60
が外れなくなる)ように構成されている。すなわち、カ
バー本体60は、基端壁58に対して着脱可能に装着さ
れるようになっている。
【0029】なお、前記挿入凹部58aと挿入溝58b
との境界部分には僅かな突起58cが設けられている。
この突起58cは、挿入溝58bに侵入した突起68が
挿入凹部58a側に簡単に戻ってしまうのを抑止するも
のである。
【0030】次に、この孔開け工具及び防塵カバー50
の取扱要領を説明する。
【0031】 本体10に、駆動連結部12、センタ
ードリル14、及びボディ16を装着する。
【0032】 防塵カバー50全体を本体10に装着
する。具体的には、後退位置にある操作部材36の後端
と内側筒52との間に外側筒54の操作部54aが挟ま
れる軸方向位置(図3(a)の位置)で、内側筒52を
工具本体外周面13に外嵌し、止めねじ53によって固
定する。このように、本発明にかかる防塵カバー50
は、工具の回転駆動をする回転駆動機側ではなく、工具
本体側に装着するものであるため、駆動連結部12が如
何なる種類の回転駆動機に連結される場合にも、当該防
塵カバー50を共通して使用することが可能である。
【0033】 駆動連結部12を図略の回転駆動機に
連結し、工具全体を高速回転駆動しながら、壁等の加工
物に押付ける。これにより、まずセンタードリル14の
ドリル部22が穿孔をして位置決めを行い、次にその周
囲をボディ16の先端刃が削ることにより、最終的にボ
ディ16とほぼ同径の孔が前記加工物に穿設される。そ
の際、カバー本体60の先端側端壁64が前記加工物の
前面に当たり、加工が進むに従ってカバー本体60が収
縮することにより、加工領域周囲は常にカバー本体60
で覆われることとなり、外部への粉塵の飛散が防止され
る。
【0034】 穿孔終了後、工具を加工物から抜き取
ると、センタードリル14とボディ16とに挟まれた空
間内に切り屑が詰まる。しかし、この状態でセンタード
リル14を本体10から先端側へ抜き取れば、このセン
タードリル14の鍔部15によって切り屑をボディ16
内から簡単に引き出すことができる。
【0035】ここで、前記センタードリル14を抜き取
るには、内側筒52に対して外側筒54を相対的に前方
へスライドさせればよい。この操作により、外側筒54
の操作部54aによって操作部材36が圧縮コイルばね
38の弾発力に抗して前方へ押出され、図3(b)のよ
うに凹溝36b内にボール34が逃げ込める位置(すな
わちボール34とセンタードリル14の周溝28との係
合が外れ得る位置)となるため、この状態でセンタード
リル14を本体10から引き抜くことができる。
【0036】また、カバー本体60の内面清掃をしたい
場合や、ボディ16の点検や取り外しを行いたい場合に
も、わざわざ防塵カバー50全体を本体10から外さな
くてもよく、カバー本体60を基端壁58に対して相対
回転させることにより当該カバー本体60の各突起68
の位置を各挿入凹部58aの位置に合わせ、当該挿入凹
部58aから突起68を抜き取るカバー本体60を基端
壁58から外せばよい。これにより、カバー本体60の
内面を清掃することができ、また、ボディ16を外部に
露出させることができる。
【0037】しかも、カバー本体60は、防塵カバー5
0全体に比べて軽量であるため、その清掃等の際の取扱
いが非常に楽である。
【0038】次に、前記工具本体に内側筒52を外嵌す
るのに適した外周面がない場合の実施の形態を図8に示
す。
【0039】この場合には、図示のように、工具本体の
駆動連結部12とそれ以外の本体10との間に介設され
る取付用の中継アダプタ70を具備し、この中継アダプ
タ70に、前記内側筒52が外嵌可能な外周面13を形
成するようにすればよい。この中継アダプタ70は、前
記本体10のねじ孔部10bに螺合可能な雄ねじ部71
と、前記駆動連結部12の雄ねじ部11に螺合可能なね
じ孔部72とを両端に有しており、それぞれの螺合によ
って、特に工具本体を改良することなくその駆動連結部
12と本体10との間に介設できるように工夫がなされ
ている。
【0040】このような中継アダプタ70の導入によ
り、工具本体の具体的な形状にかかわらず、これに不都
合なく前記図1〜図7に示した基部50及びカバー本体
60を装着することができる。この中継アダプタ70
は、駆動連結部12側にねじ孔部が、本体10側に雄ね
じ部がそれぞれ形成されている場合でも前記と同様に適
用することが可能である。
【0041】なお、前記実施の形態では、内側筒52に
対して外側筒54をスライドさせることによりセンター
ドリル14の着脱ができるように構成しているが、かか
る構造を採用しない場合、例えば基部52全体が一体の
構造である場合でも、基端壁58からカバー本体60を
切離せば操作部材36が外部に露出するため、カバー全
体を工具から取り外すことなくセンタードリル14の着
脱が可能である。この場合、操作部材36の操作がしや
すいように当該操作部材36の配設位置を図1に示す位
置よりも先端よりに設定することが、より好ましい。
【0042】また、本発明において、基部とカバー本体
とを着脱可能に構成する場合、その具体的な構造は図示
のものに限らず、着脱可能性のあるものであればよい。
例えば、前記本体10の外周面に突起を設け、カバー本
体60基端の取付部66側に、前記突起が軸方向に挿入
される挿入凹部と、この挿入凹部の奥部から周方向に延
びる挿入溝とを形成するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、回転駆動機に着
脱可能に連結される工具本体に円筒状ボディ及びセンタ
ードリルが設けられた孔開け工具に用いられる防塵カバ
ーであって、伸縮可能なカバー本体と基部とを備えると
ともに、この基部が前記工具本体の外側に嵌合された状
態で当該工具本体に固定されるように構成し、あるいは
前記基部が嵌合可能な形状の中継アダプタを前記工具本
体の駆動連結部とそれ以外の部分との間に介設するよう
にしたものであるので、前記工具本体が連結される回転
駆動機の種類にかかわらず共通して使用することがで
き、その汎用性及び量産性を高めることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって孔開け工具の工具
本体に防塵カバーの基部を直接嵌合して装着する実施の
形態を示す一部断面正面図である。
【図2】前記孔開け工具を示す一部断面正面図である。
【図3】(a)は前記孔開け工具の本体側にセンタード
リルが係止されている状態を示す断面正面図、(b)は
当該係止が解除された状態を示す断面正面図である。
【図4】前記ドリルビットの係止部分を示す平面図であ
る。
【図5】(a)は前記防塵カバーのカバー本体の正面
図、(b)は側面図である。
【図6】(a)は前記防塵カバーにおける基端壁の側面
図、(b)は同基端壁の正面図、(c)は(a)のC−
C線断面図である。
【図7】(a)は図6(b)のA−A線断面図、(b)
は図6(b)のB−B線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態であってカバー取付用の中
継アダプタを具備した実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 本体(工具本体) 10b ねじ孔部(ねじ部) 11 雄ねじ部(ねじ部) 12 駆動連結部(工具本体) 13 内側筒が嵌合される外周面 14 センタードリル 16 ボディ 50 防塵カバー 52 内側筒(基部) 54 外側筒(基部) 58 基端壁(基部) 58a 挿入凹部 58b 挿入溝 60 カバー本体 66 取付部 68 突起(突出部) 70 中継アダプタ 71 雄ねじ部(ねじ部) 72 ねじ孔部(ねじ部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動機に着脱可能に連結される工具
    本体と、この工具本体に設けられ、先端に刃をもつ円筒
    状のボディと、このボディの中心軸上に位置するように
    前記工具本体に装着されたセンタードリルとを備えた孔
    開け工具に用いられる防塵カバーであって、工具軸方向
    に伸縮可能に構成され、孔開け加工中に前記ボディを覆
    うカバー本体と、このカバー本体の基端につながる基部
    とを備えるとともに、この基部が前記工具本体の外側に
    嵌合された状態で当該工具本体に取付けられるように構
    成したことを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
  2. 【請求項2】 回転駆動機に着脱可能に連結される工具
    本体と、この工具本体に設けられ、先端に刃をもつ円筒
    状のボディと、このボディの中心軸上に位置するように
    前記工具本体に装着されたセンタードリルとを備え、前
    記工具本体が、前記回転駆動機に着脱可能に連結される
    駆動連結部とそれ以外の本体部分とに分割されている防
    塵カバーであって、工具軸方向に伸縮可能に構成され、
    孔開け加工中に前記ボディを覆うカバー本体と、このカ
    バー本体の基端につながる基部と、この基部が外側に嵌
    合可能な外周面を有し、前記工具本体の駆動連結部とそ
    れ以外の本体部分との間に介設される中継アダプタとを
    備えたことを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の孔開け工具用防塵カバー
    において、前記工具本体は、その駆動連結部とそれ以外
    の本体部分とに互いに螺合するねじ部が設けられたもの
    であり、前記中継アダプタは、その一方の端部に前記駆
    動連結部に設けられたねじ部と螺合可能なねじ部が設け
    られ、他方の端部に前記駆動連結部以外の本体部分に設
    けられたねじ部と螺合可能なねじ部が設けられたもので
    あることを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の孔開け
    工具用防塵カバーにおいて、前記基部に対して前記カバ
    ー本体が着脱可能となるように構成したことを特徴とす
    る孔開け工具用防塵カバー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の孔開け工具用防塵カバー
    において、前記カバー本体の基端部と基部の外周部との
    いずれか一方に、径方向に突出する複数の突出部を設け
    る一方、他方に、前記突出部が工具軸方向に挿入可能な
    挿入凹部と、この挿入凹部の挿入奥部から周方向に延
    び、当該周方向に前記突出部が侵入可能な挿入溝とを設
    けたことを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
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