JP4369556B2 - 孔開け工具用防塵カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁その他の加工物に孔を穿設するための孔開け工具に用いられる防塵カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、孔開け工具に用いられる防塵カバーとして、例えば実開平6−85771号公報に示されるようなものが知られている。同公報にかかる防塵カバーは、蛇腹状の筒体(カバー本体)5と、この筒体5の基端部につながる装着体9とを有し、この装着体9が穿孔機1の工具保持部(ドリルビット4を保持する部分)2に着脱可能に装着されるようになっている。この防塵カバーによれば、ドリルビット4による穿孔作業の際、その穿孔作業の進行に伴って筒体5が収縮しながら終始ドリルビット4を筒体5が覆うこととなり、当該穿孔作業によって発生する粉塵が外部に飛散するのを防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記孔開け工具の中には、工具本体にセンタードリル及び先端刃付の円筒状のボディが設けられ、全体が回転駆動されることにより前記ボディの径と略同等の径をもつ大径の孔を開けるようにしたものがある。このような孔開け工具について防塵を行うためには、当該孔開け工具のボディよりもさらに径の大きい大型の防塵カバーを用意すればよい。
【0004】
しかし、かかる孔開け工具は、その工具本体が種々の回転駆動機に着脱可能に連結されるように構成されているため、前記公報に示すように穿孔機1側すなわち回転駆動機側に装着される構成の防塵カバーであると、前記孔開け工具が連結される回転駆動機の形状に応じて複数種の防塵カバーを用意しなければならない。すなわち、同じ孔開け工具に用いられる防塵カバーであっても、当該孔開け工具がいかなる回転駆動機に連結されるかによって防塵カバーの設計を変更しなければならず、汎用性及び量産性に乏しいという欠点がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑み、センタードリル及びボディを備えた孔開け工具に用いられる防塵カバーであって、かつ、汎用性及び量産性に優れたものを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、回転駆動機に着脱可能に連結される工具本体と、この工具本体に設けられ、先端に刃をもつ円筒状のボディと、このボディの中心軸上に位置するように前記工具本体に装着されたセンタードリルとを備え、前記工具本体が、前記回転駆動機に着脱可能に連結される駆動連結部とそれ以外の本体部分とに分割されている孔開け工具に用いられる防塵カバーであって、工具軸方向に伸縮可能に構成され、孔開け加工中に前記ボディを覆うカバー本体と、このカバー本体の基端につながる基部と、この基部が外側に嵌合可能な外周面を有し、前記工具本体の駆動連結部とそれ以外の本体部分との間に介設される中継アダプタとを備えたものである。
【0007】
この防塵カバーは、従来のように工具の回転駆動機側に装着されるものではなく、孔開け工具の工具本体に装着されるものであるため、当該孔開け工具が如何なる回転駆動機に連結される場合にも、設計変更を要せずして共通使用できる。すなわち、回転駆動機の形状に関係なく使用できるので、汎用性及び量産性が高い。
【0008】
そして、前記孔開け工具の工具本体に前記基部を嵌合するのに適した形状の部分がない場合でも、当該孔開け工具前記回転駆動機に着脱可能に連結される駆動連結部とそれ以外の本体部分とに分割して前記駆動部とそれ以外の本体部分との間に前記基部が嵌合可能な外周面をもつ中継アダプタを介設し、この中継アダプタに前記基部を前記嵌合状態で取付けることができる
【0009】
例えば、前記工具本体が、その駆動連結部とそれ以外の本体部分とに互いに螺合するねじ部が設けられたものである場合には、前記中継アダプタの一方の端部に前記駆動連結部に設けられたねじ部と螺合可能なねじ部を設け、他方の端部に前記駆動連結部以外の本体部分に設けられたねじ部と螺合可能なねじ部を設けることにより、特に工具本体を改良することなく簡単に中継アダプタの介設ができる。
【0010】
上記の防塵カバーを使用した場合、そのカバー本体の内側に切粉が溜まるため、定期的に清掃を行う必要があるが、ここで、前記基部に対して前記カバー本体が着脱可能となるように構成すれば、わざわざ防塵カバー全体を工具本体から取り外さなくても、カバー本体のみを基部から切離すことによって、カバー本体の手入れができる。しかも、カバー本体は防塵カバー全体に比べて軽量であるため、取扱いも容易である。また、カバー本体に覆われるセンタードリルやボディを工具本体から脱着したい場合でも、カバー本体のみを取り外せばよいので便利である。
【0011】
前記基部とカバー本体とを着脱可能に連結する構造としては、例えば前記カバー本体の基端部と基部の外周部とのいずれか一方に、径方向に突出する複数の突出部を設ける一方、他方に、前記突出部が工具軸方向に挿入可能な挿入凹部と、この挿入凹部の挿入奥部から周方向に延び、当該周方向に前記突出部が侵入可能な挿入溝とを設けたものが好適である。この構造によれば、各突出部を挿入凹部に挿入した後、カバー本体を回して前記突出部を各挿入溝に侵入させるだけの簡単な操作で、カバー本体と基部とを連結でき、その逆の操作によってカバー本体を基部から簡単に切離すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の参考例であって、孔開け工具防塵カバーを取付けるのに適した外周面(後記外周面13)が存在する場合の例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0013】
図1及び図2に示す孔開け工具は、本体(駆動連結部以外の本体部分)10と、この本体10の基端(図1及び図2では右端)に固定される駆動連結部12とを備え、これらによって工具本体が構成されている。駆動連結部12には図3に示す雄ねじ部11が、本体10には前記雄ねじ11が螺合可能なねじ孔部10bがそれぞれ設けられ、その螺合によって本体10とねじ孔部10bとが連結されるようになっている。
【0014】
本体10の先端(同図左端)にはセンタードリル14及びボディ16が同軸状態で装着されており、前記駆動連結部12が図外の駆動源に連結されることにより、本体10、センタードリル14、及びボディ16からなる孔開け工具本体が一体に回転駆動されるようになっている。
【0015】
図3(a)(b)にも示すように、前記センタードリル14の取付部として、前記本体10の先端には、その中心軸上に沿って円形状の装着穴18が設けられ、この装着穴18の奥に異形断面状の挿入穴20が形成されている。前記センタードリル14は、その先端部にドリル部22を有し、基端部には、前記装着穴18内に挿入される丸軸状の装着部24を有しており、この装着部24の端部には、前記挿入穴20内に嵌入される異形断面状の挿入部26が形成されている。そして、これら異形断面状の挿入部26と挿入穴20との嵌合により、センタードリル14の回り止めが行われるようになっている。
【0016】
前記装着部24の途中部分には、全周にわたる周溝28が形成され、本体10において前記装着穴18の周囲の部分には、前記周溝28を係止する係止部30が設けられている。詳しくは、前記本体10の周方向の複数箇所に、その外周面から前記装着穴18に至る貫通穴32が設けられ、各貫通穴32内に、前記周溝28と嵌合する径のボール34が挿入されている。
【0017】
一方、前記貫通穴32が形成された部分には、これを全周にわたって覆う筒状の操作部材36が外嵌されている。この操作部材36の後端部(図3(a)(b)では右端部)には操作用の鍔部36aが形成され、内周面の適所には全周に亘る凹溝36bが形成されている。操作部材36の前部内側面には凹部36cが形成され、その中に圧縮コイルばね38が装填されている。
【0018】
この圧縮コイルばね38の前端は、本体10の外周面に固定された止め輪37に当接し、後端は前記凹部36cの奥壁に当接しており、この圧縮コイルばね38の弾発力によって操作部材36が後方(図3(a)(b)では右方)に付勢されている。この弾発力により、通常は図3(a)に示すように操作部材36の後端(図では右端)が本体10の段部10aに当たる後退位置に操作部材36が保持され、この状態で当該操作部材36の内周面がボール34を内側に押し込んで前記センタードリル14の周溝28に係合させる一方、同図(a)の状態から操作部材36を圧縮コイルばね38の弾発力に抗して前方にスライド操作させることにより、同図(b)に示すように操作部材36の凹溝36bがボール34の配設位置に合致し、その結果、当該ボール34が凹溝36b内に逃げ込んで周溝28との係合が解除できるようになっている。
【0019】
図2に示すように、前記ボディ18は、ドーナツ板状の基端壁40と、この基端壁40の外周部から軸方向に延びるボディ本体42とからなり、ボディ本体42の先端に多数の刃44が周方向に沿って並設されている。基端壁40の内周面及び本体10の先端部外周面には各々雌ねじ46及び雄ねじ48が形成されており、これらのねじ46,48の螺合によってボディ16が本体10に固定されている。この状態で、センタードリル14はボディ16の中心軸上に位置し、かつドリル部22がボディ16の先端刃よりも先端側(図1及び図2には左側)に突出した状態となっている。
【0020】
なお、この実施の形態では、センタードリル14の中間部に他の部分よりも大径の鍔部15が設けられており、穿孔後に本体10からセンタードリル14を抜き取ることにより、ボディ16の内側に溜まった切り屑を前記鍔部15によってボディ16の外側に簡単に引き出すことが可能となっている。
【0021】
次に、この孔開け工具に装着される防塵カバー50を説明する。
【0022】
この防塵カバー50は、内側筒52、外側筒54、軸受56、及び基端壁58からなる基部と、カバー本体60とで構成されている。
【0023】
図3及び図4に示すように、内側筒52は、前記本体10の後部外周面13に直接嵌合されている。この内側筒52の適所にはこれを径方向に貫通するねじ孔52aが設けられ、このねじ孔52aに孔付止めねじ53がねじ込まれることにより、内側筒52が本体10の外周面13上に固定されている。また、前記止めねじ53のねじ込みが完了した状態で、その頭部が内側筒52の外周面よりも径方向外側に突出している。
【0024】
外側筒54は、前記内側筒52の外側に外嵌されている。この外側筒54には、これを径方向に貫通する貫通長孔54bが設けられている。この貫通長孔54bは、図4に示すように、工具軸方向に延びる小判状をなし、この貫通長孔54b内に前記止めねじ53の突出頭部が嵌入されている。この嵌入により、内側筒52に対する外側筒54の相対回転が規制されているが、貫通長孔54bの軸方向長さに相当するストロークだけ外側筒54が内側筒52に対して軸方向にスライドすることが可能となっている。
【0025】
外側筒54の前端部には、径方向内側に突出する操作部54aが形成されている。この操作部54aは、内側筒52よりも前方で前記操作部材36の後端面に後方から当接可能となっている。そして、この外側筒54を内側筒52に対して最も前進させた状態で、図3(b)に示すように当該外側筒54の操作部54aが操作部材36を前方に押出し、その凹溝36bが前記ボール34と合致する位置まで操作部材36をスライドさせるように構成されている。
【0026】
軸受56は、前記外側筒54の外周面と基端壁58の内周面との間に介在しており、これら外側筒54と基端壁58とを相対回転可能に連結している。基端壁58はリング状をなし、その外周部にカバー本体60が装着されている。
【0027】
カバー本体60は、全体が比較的弾性変形しやすい材料(例えば合成樹脂)で一体に形成され、ボディ16全体を外側から覆う大きさを有している。詳しくは、図5(a)(b)に示すように、軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状本体62を有し、その先端(図5(a)では左端)にはドーナツ板状の先端壁64が、後端には軸方向に突出する筒状の取付部66が形成されている。この取付部66は、前記基端壁58の外側に嵌合可能な内径を有し、その内周面には複数(図例では3つ)の突起(突出部)68が形成されている。これらの突起68は、周方向に一定の幅を有している。
【0028】
これに対し、前記基端壁58の外周部には、図6及び図7に示すような複数の挿入凹部58aが形成されている。これらの挿入凹部58aは、前記突起68と対応する位置に形成され、かつ、当該突起68が先端側(図6(b)では左側)からほぼ隙間なく挿入できる形状を有している。さらに、各挿入凹部58aの挿入奥部からは周方向に挿入溝58bが延長されており、各挿入凹部58aの奥まで突起68を挿入した段階でカバー本体60を回して各突起68を挿入溝58bまで侵入させることにより、各突起68が挿入凹部58aから抜けなくなる(すなわち基端壁58からカバー本体60が外れなくなる)ように構成されている。すなわち、カバー本体60は、基端壁58に対して着脱可能に装着されるようになっている。
【0029】
なお、前記挿入凹部58aと挿入溝58bとの境界部分には僅かな突起58cが設けられている。この突起58cは、挿入溝58bに侵入した突起68が挿入凹部58a側に簡単に戻ってしまうのを抑止するものである。
【0030】
次に、この孔開け工具及び防塵カバー50の取扱要領を説明する。
【0031】
▲1▼ 本体10に、駆動連結部12、センタードリル14、及びボディ16を装着する。
【0032】
▲2▼ 防塵カバー50全体を本体10に装着する。具体的には、後退位置にある操作部材36の後端と内側筒52との間に外側筒54の操作部54aが挟まれる軸方向位置(図3(a)の位置)で、内側筒52を工具本体外周面13に外嵌し、止めねじ53によって固定する。このように、本発明にかかる防塵カバー50は、工具の回転駆動をする回転駆動機側ではなく、工具本体側に装着するものであるため、駆動連結部12が如何なる種類の回転駆動機に連結される場合にも、当該防塵カバー50を共通して使用することが可能である。
【0033】
▲3▼ 駆動連結部12を図略の回転駆動機に連結し、工具全体を高速回転駆動しながら、壁等の加工物に押付ける。これにより、まずセンタードリル14のドリル部22が穿孔をして位置決めを行い、次にその周囲をボディ16の先端刃が削ることにより、最終的にボディ16とほぼ同径の孔が前記加工物に穿設される。その際、カバー本体60の先端側端壁64が前記加工物の前面に当たり、加工が進むに従ってカバー本体60が収縮することにより、加工領域周囲は常にカバー本体60で覆われることとなり、外部への粉塵の飛散が防止される。
【0034】
▲4▼ 穿孔終了後、工具を加工物から抜き取ると、センタードリル14とボディ16とに挟まれた空間内に切り屑が詰まる。しかし、この状態でセンタードリル14を本体10から先端側へ抜き取れば、このセンタードリル14の鍔部15によって切り屑をボディ16内から簡単に引き出すことができる。
【0035】
ここで、前記センタードリル14を抜き取るには、内側筒52に対して外側筒54を相対的に前方へスライドさせればよい。この操作により、外側筒54の操作部54aによって操作部材36が圧縮コイルばね38の弾発力に抗して前方へ押出され、図3(b)のように凹溝36b内にボール34が逃げ込める位置(すなわちボール34とセンタードリル14の周溝28との係合が外れ得る位置)となるため、この状態でセンタードリル14を本体10から引き抜くことができる。
【0036】
また、カバー本体60の内面清掃をしたい場合や、ボディ16の点検や取り外しを行いたい場合にも、わざわざ防塵カバー50全体を本体10から外さなくてもよく、カバー本体60を基端壁58に対して相対回転させることにより当該カバー本体60の各突起68の位置を各挿入凹部58aの位置に合わせ、当該挿入凹部58aから突起68を抜き取るカバー本体60を基端壁58から外せばよい。これにより、カバー本体60の内面を清掃することができ、また、ボディ16を外部に露出させることができる。
【0037】
しかも、カバー本体60は、防塵カバー50全体に比べて軽量であるため、その清掃等の際の取扱いが非常に楽である。
【0038】
次に、前記工具本体に内側筒52を外嵌するのに適した外周面がない場合の、本発明に係る実施の形態を図8に示す。
【0039】
この場合には、図示のように、工具本体の駆動連結部12とそれ以外の本体10との間に介設される取付用の中継アダプタ70を具備し、この中継アダプタ70に、前記内側筒52が外嵌可能な外周面13を形成するようにすればよい。この中継アダプタ70は、前記本体10のねじ孔部10bに螺合可能な雄ねじ部71と、前記駆動連結部12の雄ねじ部11に螺合可能なねじ孔部72とを両端に有しており、それぞれの螺合によって、特に工具本体を改良することなくその駆動連結部12と本体10との間に介設できるように工夫がなされている。
【0040】
このような中継アダプタ70の導入により、工具本体の具体的な形状にかかわらず、これに不都合なく前記図1〜図7に示した基部50及びカバー本体60を装着することができる。この中継アダプタ70は、駆動連結部12側にねじ孔部が、本体10側に雄ねじ部がそれぞれ形成されている場合でも前記と同様に適用することが可能である。
【0041】
なお、前記実施の形態では、内側筒52に対して外側筒54をスライドさせることによりセンタードリル14の着脱ができるように構成しているが、かかる構造を採用しない場合、例えば基部52全体が一体の構造である場合でも、基端壁58からカバー本体60を切離せば操作部材36が外部に露出するため、カバー全体を工具から取り外すことなくセンタードリル14の着脱が可能である。この場合、操作部材36の操作がしやすいように当該操作部材36の配設位置を図1に示す位置よりも先端よりに設定することが、より好ましい。
【0042】
また、本発明において、基部とカバー本体とを着脱可能に構成する場合、その具体的な構造は図示のものに限らず、着脱可能性のあるものであればよい。例えば、前記本体10の外周面に突起を設け、カバー本体60基端の取付部66側に、前記突起が軸方向に挿入される挿入凹部と、この挿入凹部の奥部から周方向に延びる挿入溝とを形成するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明は、回転駆動機に着脱可能に連結される工具本体に円筒状ボディ及びセンタードリルが設けられた孔開け工具に用いられる防塵カバーであって、伸縮可能なカバー本体と基部とを備えるとともに、この基部嵌合可能な形状の中継アダプタを前記工具本体の駆動連結部とそれ以外の部分との間に介設するようにしたものであるので、前記工具本体が連結される回転駆動機の種類にかかわらず共通して使用することができ、その汎用性及び量産性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例であって孔開け工具の工具本体に防塵カバーの基部を直接嵌合して装着するを示す一部断面正面図である。
【図2】前記孔開け工具を示す一部断面正面図である。
【図3】(a)は前記孔開け工具の本体側にセンタードリルが係止されている状態を示す断面正面図、(b)は当該係止が解除された状態を示す断面正面図である。
【図4】前記ドリルビットの係止部分を示す平面図である。
【図5】(a)は前記防塵カバーのカバー本体の正面図、(b)は側面図である。
【図6】(a)は前記防塵カバーにおける基端壁の側面図、(b)は同基端壁の正面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。
【図7】(a)は図6(b)のA−A線断面図、(b)は図6(b)のB−B線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態であってカバー取付用の中継アダプタを具備した実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 本体(工具本体)
10b ねじ孔部(ねじ部)
11 雄ねじ部(ねじ部)
12 駆動連結部(工具本体)
13 内側筒が嵌合される外周面
14 センタードリル
16 ボディ
50 防塵カバー
52 内側筒(基部)
54 外側筒(基部)
58 基端壁(基部)
58a 挿入凹部
58b 挿入溝
60 カバー本体
66 取付部
68 突起(突出部)
70 中継アダプタ
71 雄ねじ部(ねじ部)
72 ねじ孔部(ねじ部)

Claims (4)

  1. 回転駆動機に着脱可能に連結される工具本体と、この工具本体に設けられ、先端に刃をもつ円筒状のボディと、このボディの中心軸上に位置するように前記工具本体に装着されたセンタードリルとを備え、前記工具本体が、前記回転駆動機に着脱可能に連結される駆動連結部とそれ以外の本体部分とに分割されている孔開け工具に用いられる防塵カバーであって、工具軸方向に伸縮可能に構成され、孔開け加工中に前記ボディを覆うカバー本体と、このカバー本体の基端につながる基部と、この基部が外側に嵌合可能な外周面を有し、前記工具本体の駆動連結部とそれ以外の本体部分との間に介設される中継アダプタとを備えたことを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
  2. 請求項1記載の孔開け工具用防塵カバーにおいて、前記中継アダプタは、前記駆動連結部とそれ以外の本体部分とに互いに螺合するねじ部が設けられた工具本体に設けられるものであり、当該中継アダプタの一方の端部に前記駆動連結部に設けられたねじ部と螺合可能なねじ部が設けられ、他方の端部に前記駆動連結部以外の本体部分に設けられたねじ部と螺合可能なねじ部が設けられたものであることを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
  3. 請求項1または2記載の孔開け工具用防塵カバーにおいて、前記基部に対して前記カバー本体が着脱可能となるように構成したことを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
  4. 請求項3記載の孔開け工具用防塵カバーにおいて、前記カバー本体の基端部と基部の外周部とのいずれか一方に、径方向に突出する複数の突出部を設ける一方、他方に、前記突出部が工具軸方向に挿入可能な挿入凹部と、この挿入凹部の挿入奥部から周方向に延び、当該周方向に前記突出部が侵入可能な挿入溝とを設けたことを特徴とする孔開け工具用防塵カバー。
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