JP3083974B2 - 巻回コイル吊下治具 - Google Patents

巻回コイル吊下治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻回コイル吊下治具に
係り、更に詳しくは、キャリアに巻回されたコイルの吊
下運搬の自動化が図れる巻回コイル吊下治具に関する。
【0002】
【従来の技術】伸線機から導出されたコイルは、金属パ
イプを屈曲して製造されたキャリアに巻回された状態で
出荷されている。キャリアは、金属パイプを環状に曲げ
た底受部上に、コイルが巻回される4本脚の胴部が組み
付けられたものであり、胴部の上端部はコイルの上端面
から突出して、天井クレーンのフックに掛止される玉掛
け部となっている。荷揚げ場所において、天井クレーン
によりフックが下降され、玉掛け作業者が、フックをキ
ャリアの4本脚の隙間に差し込んで玉掛け部に掛止し、
次いでコイルを吊り上げて荷下ろし場所まで運搬する。
その後、天井クレーンによりコイルを下降させて、玉掛
け作業者が、フックをキャリアの玉掛け部から外す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の巻回コイル吊下治具においては、このように荷
揚げ場所や荷下ろし場所において、玉掛け作業者が手作
業で、フックをキャリアの玉掛け部に掛け外ししなけれ
ばならず、人件費が嵩張ると共に作業性に問題があり、
通常、重量が2トン以上にもなる巻回されたコイルを取
り扱うために、安全性にも課題があった。本発明はかか
る事情に鑑みてなされたもので、キャリアに巻回された
コイルの吊下運搬の自動化を可能とすることで、人件費
の削減、作業性および安全性の向上が図れる巻回コイル
吊下治具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の巻回コイル吊下治具は、胴部にコイルが巻回され
たキャリアの上方突出する3本以上の支持枠からなる玉
掛け部に掛け外しされる巻回コイル吊下治具であって、
治具本体となる吊下フレームに、前記キャリアの玉掛け
部の各支持枠に対して個別に掛け外し可能な3個以上の
フックが、その屈曲した掛止部の屈曲方向を、該フック
の旋回軸芯を中心とした円周方向へ略揃えて取り付けら
れ、また前記各フックを水平旋回させる旋回手段を設け
るように構成されている。
【0005】請求項2記載の巻回コイル吊下治具は、請
求項1記載の巻回コイル吊下治具において、前記玉掛け
部の2箇所を検出する反射型光センサが設けられ、また
前記旋回手段が、前記フックおよび前記反射型光センサ
を水平旋回させるように構成されている。なお、ここで
いう旋回手段は、フックと反射型光センサとを一体的に
旋回させるものでもよいし、各々別個に旋回させるもの
でもよい。また、反射型光センサにより検出される玉掛
け部の2箇所とは、玉掛け部を構成する何れか2本の支
持枠が好ましいが、1本の支持枠の異なる2つの部分で
もよい。さらに、検出の箇所数は、少なくとも2箇所の
ことであり、3箇所以上でもよい。
【0006】
【作用】請求項1、2記載の巻回コイル吊下治具におい
ては、玉掛け時において、コイルが巻回されたキャリア
の玉掛け部の中心位置に、フックの旋回軸芯を略合致さ
せ、次いでフックを支持枠に当接しない玉掛け部の掛止
位置まで下降させ、旋回手段により、フックを掛止部の
屈曲方向へ水平旋回させて、それぞれの掛止部を玉掛け
部の支持枠に個別に自動掛止し、その後、吊り上げて吊
下運搬する。また、玉掛け解除時においては、キャリア
を吊り降ろした後、フックを、旋回手段により掛止解除
側へ水平旋回させて各々の支持枠から外すので、キャリ
アに巻回されたコイルの吊下運搬が自動化でき、これに
より人件費の削減、作業性および安全性の向上が図れ
る。
【0007】請求項2記載の巻回コイル吊下治具におい
ては、玉掛け時において、キャリアの玉掛け部付近まで
フックを下降させ、旋回手段により反射型光センサを旋
回させて玉掛け部の支持枠を探し出す。その検出位置を
基準に、旋回手段による旋回または予め反射型光センサ
に対して所定角度だけ角度変位させておくことにより、
フックを支持枠に当接しない玉掛け部の掛止位置に配置
させるので、フックを支持枠に接触しない掛止位置へ正
確に置くことができる。すなわち、支持枠の存在を無視
してフックを玉掛け部の掛止位置まで下降させると、下
降中にフック、取り分け屈曲した掛止部が玉掛け部の支
持枠に当接して、両部材が破損する虞れがある。また、
この検出時には、少なくとも玉掛け部の2箇所(例えば
玉掛け部の対向配置された2本の支持枠)が検出される
ので、略確実に、位置ずれを検出して、それぞれのフッ
クを対応する支持枠に掛止できる。すなわち、玉掛け部
の支持枠を1本だけ検出するようにすると、玉掛け部の
中心位置から、フックの旋回軸芯が大きく位置ずれして
いる状態でも、反射型光センサが支持枠を検出すること
がある。この場合、何れかのフックが対応する支持枠に
掛止できなくなる。本手段は、このような不都合を解消
し、略確実に全てのフックを支持枠に掛止できる。
【0008】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る巻回コイル
吊下治具が適用された無人運搬車の作業状態を示す側面
図、図2は無人運搬車およびキャリアの平面図、図3
(a)はフックの要部拡大側面図、図3(b)は他の実
施態様のフックの要部拡大側面図、図4(a)は反射型
光センサによる玉掛け部の検出状態を示すフック基板の
拡大底面図、図4(b)はフックによる玉掛け部の掛止
状態を示すフック基板の拡大底面図、図4(c)は位置
ずれ状態での反射型光センサによる玉掛け部の検出状態
を示すフック基板の拡大底面図である。
【0009】図1、2に示すように、本発明の一実施例
に係る巻回コイル吊下治具10は、無人運搬車11の前
部に取り付けられた昇降装置12の昇降アーム13に装
着された治具であり、4本脚の門型の胴部14にコイル
15が巻回されたキャリア16の上方突出する玉掛け部
17に掛け外しされる。図2、4に示すように、玉掛け
部17は、胴部14を構成する支持枠の一例である平面
視して四角配置された4本の金属パイプ14aの上部を
直角に中心側へ屈曲させると共に、さらに外側に円弧状
に屈曲させて隣接する金属パイプ14aを溶接させるこ
とにより、強度の向上を図ったものである。すなわち、
玉掛け部17を上方から全体視すると、図4に示すよう
に中央部に菱形の空間が形成された略十字状となってい
る(以下、単に十字配置という)。但し、玉掛け部17
における金属パイプ14aの連結は、このような形状の
ものに限定されない。すなわち、本手段の巻回コイル吊
下治具10は、概略、十字連結された形状の玉掛け部1
7であれば、その他どのような形状のものでもよい。
【0010】図1、4に示すように、巻回コイル吊下治
具10は、基体となる吊下フレーム18と、吊下フレー
ム18の下端に固着された概略正方形のフック基板50
と、フック基板50の各角部裏面に垂設されて、玉掛け
部17の各金属パイプ14aを個別に掛け外し可能な4
本のL字形のフック19と、昇降アーム13の中央部付
近上に設けられて、吊下フレーム18、フック基板50
を介して、フック基板50の中心である旋回軸芯a(こ
こでは吊下フレーム18の軸芯)を中心に各フック19
を水平旋回させる旋回手段の一例であるエンコーダ付の
電動モータ20と、フック基板50の一方の対向する外
縁中央部の裏面に装着されて、隣接するフック19に対
し、旋回軸芯aを中心に略90°変位させており、かつ
それぞれレーザ光を下方へ照射し、その反射光を受ける
ことにより、玉掛け部17の2箇所を検出する反射型光
センサ21A、21Bとを備えている。
【0011】吊下フレーム18は、大径のロッド状の部
材であり、昇降アーム13の先端部に軸受24を介し
て、周方向に回転可能に垂下されている。昇降アーム1
3の先端部上には、ケーシング25を介して電動モータ
20が取り付けられており、その出力軸と吊下フレーム
18の上端部とが、カップリング26を介して連結され
ている。
【0012】各フック19は、その下部の掛止部19a
の屈曲方向を、フック19の旋回軸芯aを中心とした円
周方向へ略揃えてあり、また、図3に示すように、各フ
ック19の下方へ延びる本体部分の下端部には、フック
19の掛止部19aに玉掛け部17の金属パイプ14a
が掛止されているか否かを検出する、反射型の光センサ
である掛止有無センサ37が配設されている。なお、各
掛止部19aとしては、図3(a)に示すように、フッ
ク19の本体部分と一体的に設けられたものを採用して
いるが、これに限定しなくても、例えば図3(b)に示
すように、フック19の本体部分の下端部に、ピン19
bを介して、別個の掛止部19cを垂直回動可能に軸着
したものでもよい。
【0013】掛止部19cでは、仮に玉掛け時に、玉掛
け部17の中心位置bとフック19の旋回軸芯aとが位
置ずれして、下降中のフック19の掛止部19cに、玉
掛け部17の金属パイプ14aが当接しても、掛止部1
9cがピン19bを中心に上方回動して退避できるの
で、当接した両部材14a、19cの大きな損傷を防止
できる。なお、この例では、図3(b)に示すように、
掛止部19cを、スプリング19dにより、常時、下方
へ付勢した上方回動可能なものとし、それを元部におい
てストッパ19eにより掛止している。これにより、両
部材14a、19cの当接状態を解除した後に、上方回
動していた掛止部19cを確実に元の状態に戻せる。
【0014】続いて、本発明の一実施例に係る巻回コイ
ル吊下治具10の動作を説明する。図1に示すように、
無人運搬車11を移動すると共に、スライド装置47に
より昇降装置12を外側へ引き出すことにより、昇降ア
ーム13に取り付けられた巻回コイル吊下治具10を、
荷揚げ位置のキャリア16上に配置する。このとき、キ
ャリア16に玉掛け部17の中心位置bと、フック19
の旋回軸芯aとを合致させる。次いで、制御部に予め登
録されたプログラムに従って、昇降装置12により昇降
アーム13をキャリア16の玉掛け部17より若干上方
位置まで自動下降させ、それから電動モータ20により
吊下フレーム18を回動させて、フック基板50に装着
された2個の反射型光センサ21A、21Bを旋回させ
ることにより、玉掛け部17の対向する一対の金属パイ
プ14aを探し出す。
【0015】両反射型光センサ21A、21Bが金属パ
イプ14aを検出することにより(図4(a)参照)、
フック19を、金属パイプ14a間の中間位置まで旋回
させることができる。その後、昇降装置12により昇降
アーム13を玉掛け部17の玉掛け位置まで下降させて
から、電動モータ20により、フック19を掛止部19
aの屈曲方向、すなわち掛止方向へ約45°だけ水平旋
回させて、それぞれのフック19の掛止部19aを、玉
掛け部17の金属パイプ14aの若干下方に個別に配置
する(図4(b)参照)。
【0016】なお、玉掛け部17の金属パイプ14aの
検出時には、少なくとも玉掛け部17の対向配置された
2本の金属パイプ14aを検出するようにしたので、略
確実に、位置ずれを検出して、それぞれのフック19を
対応する金属パイプ14aに掛止できる。すなわち、金
属パイプ14aを1本だけ検出するようにすると、玉掛
け部17の中心位置bから、フック19の旋回軸芯aが
大きく位置ずれしている状態でも、反射型光センサが支
持枠を検出することがある。この場合、何れかのフック
19が金属パイプ14aに掛止できなくなる虞れがあ
る。
【0017】この場合と同様のことが、図4(c)に示
すように、2個の反射型光センサ21A、21Bを用い
たときにも起こり得る。すなわち、同様に両者a、bが
大きく位置ずれしているにも係わらず、金属パイプ14
aの検出時に、たまたま2個の反射型光センサ21A、
21Bが、2本の金属パイプ14aの端部を検出するこ
とがある。このときの巻回コイル吊下治具10の誤作動
を防止するために、例えばフック19の掛止方向への旋
回中も、反射型光センサ21A、21Bによる金属パイ
プ14aの検出を連続的行い、途中で何れかのセンサ
が、金属パイプ14aを検出したなら、位置ずれしてい
るものと判定するようにすればよい。ちなみに、図4
(c)では、略45°旋回終了時に反射型光センサ21
Bが金属パイプ14aを検出した。
【0018】続いて、昇降装置12により昇降アーム1
3を上昇させることにより、玉掛け部17を掛止部19
aに引っ掛ける。引っ掛かったかどうかは、掛止有無セ
ンサ37により検出する。そして、そのまま所定高さま
で吊り上げた後、スライド装置47を引き込ませる。そ
の後、キャリア16は、無人運搬車11により所定の荷
下ろし位置まで運搬され、そこで昇降装置12によりキ
ャリア16が床面に着地されてから、電動モータ20に
より各フック19を掛止解除方向へ約45°だけ水平回
動させることにより、フック19を玉掛け部17から外
す。
【0019】このように、玉掛け時において、電動モー
タ20によりフック19を旋回軸芯aを中心に掛止側へ
旋回させながら、各フック19を対応する玉掛け部17
の金属パイプ14aに自動掛止すると共に、荷下ろし後
の玉掛け解除時には、電動モータ20によりフック19
を旋回軸芯aを中心に掛止解除側へ旋回させながら、各
フック19を対応する金属パイプ14aから自動掛止解
除するようにしたので、キャリア16に巻回されたコイ
ル15の吊下運搬が自動化でき、これにより人件費の削
減、作業性および安全性の向上が図れる。
【0020】また、玉掛け時において、電動モータ20
により反射型光センサ21A、21Bを旋回させて玉掛
け部17の2箇所を探し出し、それらの検出位置を基準
に、フック19を金属パイプ14aに当接しない玉掛け
部17の掛止位置に配置させるようにしたので、玉掛け
部17の中心位置bからフック19の旋回軸芯aが位置
ずれしている状態をも検出できて、かつ各フック19を
金属パイプ14aに接触しない掛止位置へ正確に置くこ
とができる。金属パイプ14aの存在を無視して、周知
の光センサなどを用いれば、玉掛け部17の掛止位置を
適当に検出することはできる。しかし、その検出位置が
フック19を玉掛け部17内に差し込んでも大丈夫な位
置であるかどうかの保証がなく、場合によっては、玉掛
け途中で、フック19が金属パイプ14aに接触して、
十分な玉掛けができなくなる虞れがある。本手段の巻回
コイル吊下治具10は、このような事態を解消して、玉
掛け作業の作業トラブルのない自動化が図れるものであ
る。さらに、玉掛け部17の金属パイプ14aを検出す
る手段として、反射型光センサ21A、21Bを採用し
たので、例えば発光部と受光部とを必要とする透過型の
光センサなどに比べて、取り付け位置の自由度を拡大で
きる。
【0021】以上、本発明を説明したが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲での設計などの変更があっても本発明に含まれ
る。例えば、実施例では、無人運搬車に装着された巻回
コイル吊下治具を例に説明したが、これに限定しなくて
も、天井クレーン用の巻回コイル吊下治具としても適用
できる。実施例では、キャリアの胴部として4本脚のも
のを採用したが、これに限定しなくても、例えば3本脚
または5本脚以上のものでもよい。
【0022】実施例では、フックおよび反射型光センサ
を旋回させる旋回手段として、電動モータを採用した
が、これに限定しなくても、ロータリーアクチュエー
タ、油圧モータまたは空圧モータなどを採用してもよ
い。実施例では、フックと反射型光センサとを吊下フレ
ームに取り付けることにより、旋回手段により両者を同
期旋回させるようにしたが、これに限定しなくても、例
えば2台の旋回手段または動力伝達切り換え装置を有す
る1台の旋回手段により、各々別個に旋回させることも
できる。その場合、第1の旋回手段により反射型光セン
サを旋回させて玉掛け部の隙間を探し、その後、第2の
旋回手段によりその隙間までフックを旋回させる。
【0023】実施例では、フックの個数を4個とした
が、これに限定しなくても、キャリアの玉掛け部の各支
持枠と同一個数、またはキャリアを安定して吊下運搬で
きる個数であればよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1、2記載の巻回コイル吊下治具
においては、玉掛け時において、旋回手段によりフック
を旋回軸を中心に掛止側へ旋回させながら、各フックを
対応する玉掛け部の支持枠に自動掛止すると共に、荷下
ろし後の玉掛け解除時には、旋回手段によりフックを旋
回軸を中心に掛止解除側へ旋回させながら、各フックを
対応する支持枠から自動掛止解除するようにしたので、
キャリアに巻回されたコイルの吊下運搬が自動化でき、
これにより人件費の削減、作業性および安全性の向上が
図れる。
【0025】特に、請求項2記載の巻回コイル吊下治具
においては、玉掛け時において、旋回手段により反射型
光センサを旋回させて玉掛け部の少なくとも2箇所を探
し出し、それらの検出位置を基準に、フックを支持枠に
当接しない玉掛け部の掛止位置に配置させるので、玉掛
け部の中心位置からフックの旋回軸芯が位置ずれしてい
る状態をも検出できて、各フックを支持枠に接触しない
掛止位置へ正確に置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻回コイル吊下治具が
適用された無人運搬車の作業状態を示す側面図である。
【図2】無人運搬車およびキャリアの平面図である。
【図3】(a)フックの要部拡大側面図である。 (b)他の実施態様のフックの要部拡大側面図である。
【図4】(a)反射型光センサによる玉掛け部の検出状
態を示すフック基板の拡大底面図である。 (b)フックによる玉掛け部の掛止状態を示すフック基
板の拡大底面図である。 (c)位置ずれ状態での反射型光センサによる玉掛け部
の検出状態を示すフック基板の拡大底面図である。
【符号の説明】
10 巻回コイル吊下治具 11 無人運搬車 12 昇降装置 13 昇降アーム 14 胴部 14a 金属パイプ 15 コイル 16 キャリア 17 玉掛け部 18 吊下フレーム 19 フック 19a 掛止部 19b ピン 19c 掛止部 19d スプリング 19e ストッパ 20 電動モータ 21A 反射型光センサ 21B 反射型光センサ 24 軸受 25 ケーシング 26 カップリング 37 掛止有無センサ 47 スライド装置 50 フック基板 a 旋回軸芯 b 玉掛け部の中心位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安倍 功 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 (56)参考文献 特開 昭60−82592(JP,A) 特開 平7−237899(JP,A) 実開 昭62−181520(JP,U) 実開 昭61−176191(JP,U) 特公 昭49−31058(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/34,1/62 B66F 9/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部にコイルが巻回されたキャリアの上
    方突出する3本以上の支持枠からなる玉掛け部に掛け外
    しされる巻回コイル吊下治具であって、 治具本体となる吊下フレームに、前記キャリアの玉掛け
    部の各支持枠に対して個別に掛け外し可能な3個以上の
    フックが、その屈曲した掛止部の屈曲方向を、該フック
    の旋回軸芯を中心とした円周方向へ略揃えて取り付けら
    れ、また前記各フックを水平旋回させる旋回手段を設け
    たことを特徴とする巻回コイル吊下治具。
  2. 【請求項2】 前記玉掛け部の2箇所を検出する反射型
    光センサが設けられ、また前記旋回手段が、前記フック
    および前記反射型光センサを水平旋回させることを特徴
    とする請求項1記載の巻回コイル吊下治具。
JP07113982A 1995-04-15 1995-04-15 巻回コイル吊下治具 Expired - Fee Related JP3083974B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7709689B2 (en) 2002-05-02 2010-05-04 Davy Process Technololgy Limited Homogenous process for the hydrogenation of carboxylic acids and derivatives thereof

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