JP3083704B2 - 動力伝達機構のスラスト力保持装置 - Google Patents

動力伝達機構のスラスト力保持装置

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    • F16H37/082Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with a plurality of driving or driven shafts with only one input shaft and additional planetary reduction gears
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • B60K2001/001Arrangement or mounting of electrical propulsion units one motor mounted on a propulsion axle for rotating right and left wheels of this axle

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動力伝達機構のスラスト
力保持装置に係り、特に、比較的大きなスラスト力でも
確実に受け止めることができる組付けが容易なスラスト
力保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一軸心と同心に且つ相対回転可能に配設
されるキャリアおよびサンギヤと、そのキャリアに前記
一軸心と平行な軸心まわりの回転可能に配設されて前記
サンギヤと噛み合わされる遊星ギヤとを備え、はすば歯
車にて構成されたそのサンギヤと遊星ギヤとの間で動力
伝達が行われる遊星歯車式の動力伝達機構が、車両用変
速装置や減速装置などに広く用いられている。このよう
な動力伝達機構においては、噛合歯の捩れに起因して動
力伝達時に軸方向のスラスト力が生じるため、上記サン
ギヤはスラストベアリングなどを介して軸方向位置が位
置決めされるようになっている。その場合に、キャリア
によってサンギヤの両端を位置決めしようとすると、例
えば図9(未公知)に示すようにサンギヤ14より大径
の挿入孔70をキャリア16に設け、その挿入孔70か
らサンギヤ14を挿入して当接部72に当接させ、その
状態で押え部材110を嵌合してスナップリング112
で抜け止めする方法が一般的である。このようなスナッ
プリングによる軸方向の位置決めは、例えば実開昭58
−25810号公報などに記載されているが、実開昭6
3−33023号公報に記載されているようにねじ部材
によって位置決めする方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ナップリングによる位置決め方法は、スナップリングの
掛かり代が小さいため、必ずしも充分な取付強度や耐久
性が得られない。例えば、電気自動車用の動力伝達機構
においては、前進,後進,回生などでスラスト力が繰り
返し入ったり抜けたりすることにより、スナップリング
の装着溝が摩耗してスナップリングが外れ易くなった
り、急激なトルク変化で大きなスラスト力が生じた場合
に装着溝が破損したりする恐れがある。スナップリング
の掛かり代を大きくすれば取付強度や耐久性が向上する
が、スナップリングを組み付ける際の組付荷重が大きく
なって組付作業性が悪くなるばかりでなく、組付応力が
過大になるとスナップリングが塑性変形してしまうた
め、掛かり代を大きくするにも限界がある。
【0004】一方、ねじ部材によって位置決めする場合
は、高い取付強度や耐久性が得られるが、面倒なねじ加
工が必要でコスト高になるとともに、ねじ部材を螺合し
たり緩み止めのためのロック部材を取り付けたりする作
業が面倒で、スナップリングの場合に比較して組付時間
が長くなる。特に、ねじの径が大きい場合は、同心に心
合わせすることが難しく、不適切な位置で噛み込んでし
まう恐れがあるなど、組付作業が一層面倒になる。
【0005】なお、上記問題は遊星歯車式の動力伝達機
構に限らず、噛合歯が捩じれたはすば歯車を一構成要素
として備えている種々の動力伝達機構において、そのは
すば歯車をスナップリングやねじ部材で位置決めする場
合には、同様に生じることである。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、はすば歯車のスラス
ト力を確実に受け止めることができるとともに組付けが
容易なスラスト力保持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、一軸心と同心に配設されて動
力伝達機構の一部を構成するはすば歯車をその一軸心方
向の移動不能に位置決めし、動力伝達時にそのはすば歯
車に生じるスラスト力を保持する装置であって、(a)
前記はすば歯車を挿入可能なように前記一軸心と略同心
に挿入孔が形成された挿入部を備えた本体ケースと、
(b)前記挿入孔の内周面に前記一軸心方向に設けられ
た案内溝と、(c)その案内溝に対応して外周側へ突き
出す突起が設けられ、その突起が案内溝と一致する位相
で前記挿入孔に挿入されることにより、前記挿入部より
内側へ入り込んだ位置で前記はすば歯車に当接させられ
るとともに、前記一軸心まわりに回転させられることに
よりその一軸心方向において前記突起が前記挿入部の内
壁面と係合する係合位置に位置させられる係合部材とを
有することを特徴とする。
【0008】
【作用】このような動力伝達機構のスラスト力保持装置
においては、本体ケースに設けられた挿入孔からはすば
歯車を挿入した後、挿入孔に形成された案内溝と突起と
が一致するように係合部材を位相合わせして挿入孔に挿
入する。係合部材は、挿入部より内側へ入り込んだ位置
ではすば歯車に当接させられ、その状態で一軸心まわり
に係合位置へ回転させると、一軸心方向において突起が
挿入部の内壁面、具体的には挿入孔の内側開口周縁部の
うち上記案内溝が形成されていない部分に係合させられ
るようになり、動力伝達時にはすば歯車に生じるスラス
ト力は係合部材を介して挿入部の内壁面から本体ケース
に伝達され、その本体ケースによって受け止められる。
【0009】ここで、本体ケースとはすば歯車とが相対
回転しない場合には、係合部材を係合位置に位置決めす
る手段は必ずしも必要でないが、本体ケースとはすば歯
車とが相対回転する場合には、係合部材が係合位置から
回転して挿入孔から抜け出ないように、本体ケースに対
して係合部材が相対回転することを阻止する回転阻止手
段を設けることが望ましい。その場合に、本体ケースと
はすば歯車との相対回転方向が一定であれば、例えば一
軸心まわりにおいて前記突起に当接することにより、係
合部材がはすば歯車と連れ回りする方向の相対回転を阻
止して係合位置に位置決めするストッパを前記挿入部の
内壁面に設けるだけでも良いが、一軸心まわりの両方向
へ相対回転させられる場合には、係合部材が本体ケース
に対して一軸心まわりの両方向へ相対回転することを阻
止するように回転阻止手段を構成することになる。
【0010】
【第1発明の効果】このように、第1発明によれば、は
すば歯車のスラスト力を本体ケースに伝達する係合部材
の組付けに際して、その係合部材を位相合わせして挿入
孔へ挿入した後係合位置へ回転させるだけで良いため、
その組付作業を容易且つ迅速に行うことができる。しか
も、かかる係合部材は、従来のスナップリングのように
組付時に弾性変形させられることがないため、はすば歯
車に生じるスラスト力に充分耐えられる強度や耐久性が
得られるように、その肉厚や突起の大きさなどを設定し
ても、組付けの際の作業性が損なわれることがなく、設
定の自由度が高くなって信頼性を考慮した設定が容易と
なる。言い換えれば、組付作業性を損なうことなく、強
度や耐久性を充分に確保することができるのである。
【0011】
【課題を解決するための第2の手段】第2発明は、上記
第1発明の動力伝達機構のスラスト力保持装置であっ
て、(d)前記案内溝に対応して外周側へ突き出すとと
もに前記一軸心方向へ延び出す爪を備え、その爪が案内
溝と一致する位相で前記挿入孔に挿入されることにより
前記係合部材に当接させられるとともに、その爪が案内
溝および前記突起の双方に係合させられて前記係合部材
を前記係合位置に位置決めする回転阻止部材と、(e)
前記本体ケースに対して前記一軸心方向の相対移動不能
に配設され、前記回転阻止部材と係合してその回転阻止
部材が前記係合部材から離間する方向へ抜け出すことを
防止する抜け防止部材とを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】このような動力伝達機構のスラスト力保持装置
においては、前記係合部材を組み付けた後、前記案内溝
と爪とが一致するように回転阻止部材を位相合わせして
挿入孔に挿入し、その爪を案内溝および係合部材の突起
の双方に係合させることにより、係合部材を係合位置に
位置決めする。更に、抜け防止部材を配設することによ
り、振動などで上記回転阻止部材が係合部材から離間す
る方向へ抜け出すことが防止され、これにより、係合部
材が確実に係合位置に位置決めされるようになる。回転
阻止部材にははすば歯車のスラスト力が作用しないた
め、抜け防止部材に大きなスラスト荷重が作用すること
はなく、軽微なスナップリングなどでも良好に抜けを防
止できるし、本体ケースに対して相対回転する抜け防止
部材でも回転阻止部材との間で焼付き等を生じる恐れが
ない。
【0013】
【第2発明の効果】このように、第2発明によれば、回
転阻止部材および抜け防止部材によって係合部材が係合
位置に位置決めされるため、例えば車両用の動力伝達機
構など本体ケースとはすば歯車とが一軸心まわりの両方
向へ相対回転させられる場合でも、係合部材が係合位置
から回転して挿入孔から抜け出す恐れがない。上記回転
阻止部材も挿入孔に挿入するだけで良いため、その組付
作業を容易且つ迅速に行うことができるし、抜け防止部
材についてもスラスト力が作用しないことから簡便な手
段で構成することが可能である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、電気自動車の動力伝達機構に本発
明が適用された場合の一例で、減速用の動力伝達機構1
0は、モータ軸12の軸端に相対回転不能に連結された
サンギヤ14と、キャリア16に立設されたピニオンシ
ャフト18に回転可能に配設された複合遊星歯車20
と、ハウジング22に固定されたリングギヤ24とを備
えている。複合遊星歯車20は遊星ギヤに相当し、大径
ピニオン26および小径ピニオン28が一体的に構成さ
れたもので、図2に示されているようにキャリア16の
軸心、すなわち動力伝達機構10の中心線である一軸心
Oまわりに複数(この実施例では3個)配設されてお
り、その複数の大径ピニオン26はサンギヤ14に噛み
合わされている一方、複数の小径ピニオン28はリング
ギヤ24に噛み合わされている。これ等のサンギヤ1
4,リングギヤ24,大径ピニオン26,小径ピニオン
28は、噛合歯が捩じれたはすば歯車にて構成されてい
る。
【0015】上記サンギヤ14は一軸心Oと同心に配設
されてモータ軸12にスプライン嵌合されているととも
に、一対のスラストベアリング30,32を介してキャ
リア16により軸方向位置が規定されるようになってい
る。キャリア16にはデフカバー34が一体的に固設さ
れ、そのデフカバー34との間に傘歯車式の差動装置3
6を収容するようになっているとともに、デフカバー3
4と一体化された状態において、一対のベアリング3
8,40を介してハウジング22により一軸心Oまわり
の回転可能且つ軸方向の移動不能に支持されている。一
方のベアリング38は、ハウジング22に一体的に固設
されるギヤカバー42によって支持されるようになって
いる。複数のピニオンシャフト18は、それぞれ一軸心
Oと平行にキャリア16に固設されるようになっている
とともに、複数の複合遊星歯車20は、それぞれニード
ルベアリング44を介してピニオンシャフト18に回転
可能に配設され、スラストベアリング46,48を介し
てキャリア16により軸方向位置が規定されるようにな
っている。また、リングギヤ24は一軸心Oと同心に配
設され、回転不能且つ軸方向の移動不能にハウジング2
2に取り付けられている。
【0016】上記モータ軸12は、モータハウジング5
0にベアリング52を介して回転可能且つ軸方向の移動
不能に配設されており、ハウジング22内に組み付けら
れた動力伝達機構10の一軸心Oがモータ軸12の軸心
と略一致するように、ハウジング22がモータハウジン
グ50に一体的に固設されることにより、サンギヤ14
はモータ軸12に相対回転不能にスプライン嵌合され
る。モータ軸12にはパーキングギヤ54がスプライン
嵌合され且つ圧入固定されており、ギヤカバー42とモ
ータハウジング50との間に位置させられるようになっ
ている。また、モータ軸12および前記デフカバー34
には、それぞれ左右の駆動輪へ動力を伝達する伝達軸5
6,58が差動装置36のシャフト60に当接する位置
まで相対回転可能に挿入され、差動装置36の傘歯車に
相対回転不能にスプライン嵌合されるようになってい
る。
【0017】そして、モータ軸12からサンギヤ14へ
入力された回転は、リングギヤ24が反力要素として機
能することにより所定の変速比で減速され、キャリア1
6から差動装置36を経て伝達軸56,58へ出力され
る。この動力伝達時には、噛合歯の捩れに起因してサン
ギヤ14にスラスト力が生じるとともに、そのスラスト
力の向きは、モータ軸12の回転方向が反転する前進時
と後進時とで反対となるが、そのスラスト力はスラスト
ベアリング30,32を介してキャリア16によって受
け止められる。
【0018】かかるサンギヤ14の位置決め構造につい
て、図3を参照しつつ具体的に説明すると、キャリア1
6にはサンギヤ14を挿入するためにサンギヤ14より
大径の挿入孔70が一軸心Oと同心に形成されていると
ともに、図3において左側から挿入孔70に挿入された
サンギヤ14にスラストベアリング32を介して当接す
ることにより、そのサンギヤ14を前記大径ピニオン2
6と噛み合う噛合位置で停止させる当接部72が一体に
設けられている。キャリア16のうち上記挿入孔70が
形成された近傍部分が挿入部71である。挿入孔70の
内周面には、図4から明らかなように一軸心Oと平行に
複数(この実施例では3本)の案内溝74が略等角度間
隔で形成されているとともに、挿入部71の内側すなわ
ち図3における右側部分には、案内溝74と同じ径寸法
の大径孔76が設けられており、その大径孔76には挿
入孔70から挿入された係合部材78が配設されてい
る。また、係合部材78の後側すなわち図3の左側に
は、案内溝74および係合部材78と係合する状態で回
転阻止部材80が配設されている。図4は、図3のIV−
IV断面部分におけるキャリア16,係合部材78,およ
び回転阻止部材80を示す図である。なお、サンギヤ1
4は本発明のはすば歯車に相当し、キャリア16は本体
ケースに相当する。
【0019】上記係合部材78,回転阻止部材80は、
それぞれ図5,図6に示されているように、前記挿入孔
70内に挿入可能で且つ内周部を前記モータ軸12が挿
通可能なリング板形状を成しているとともに、外周部に
は前記案内溝74に対応して複数の突起82,爪84が
設けられている。突起82,爪84の外径は案内溝74
と略同じ径寸法で、爪84は軸方向、すなわち動力伝達
機構10への取付状態においては一軸心Oと平行な方向
へ延び出すように曲成されている。そして、係合部材7
8は、突起82が案内溝74と一致する位相で挿入孔7
0に挿入され、挿入部71より内側へ入り込んだ位置、
すなわち大径孔76内に位置する部分でスラストベアリ
ング30を介してサンギヤ14に当接させられる。ま
た、その状態で一軸心Oまわりに約60°回転させられ
ることにより、図3および図4に示されているように一
軸心O方向において突起82が挿入部71の内壁面86
(図3参照)、すなわち挿入孔70の内側開口周縁部で
あって案内溝74が形成されていない部分と係合する係
合位置に位置させられる。これにより、動力伝達時にサ
ンギヤ14に生じるスラスト力は、係合部材78を介し
て挿入部71の内壁面86からキャリア16に伝達さ
れ、そのキャリア16によって受け止められる。また、
回転阻止部材80は、係合部材78が係合位置に位置さ
せられた状態において、爪84が案内溝74と一致する
位相で挿入孔70に挿入され、爪84が案内溝74およ
び突起82の双方に係合させられることにより、係合部
材78をキャリア16に対して相対回転不能に位置決め
して上記係合位置に保持する。係合部材78,回転阻止
部材80の内周部には、それぞれ工具係止用の切欠9
0,92が設けられている。
【0020】図7は、上記のようにキャリア16の挿入
孔70からスラストベアリング32,サンギヤ14,お
よびスラストベアリング30を挿入した後、その挿入孔
70に係合部材78を挿入して係合位置へ回転し、更に
回転阻止部材80を挿入孔70に挿入した状態であり、
サンギヤ14はキャリア16に予め取り付けられた複合
遊星歯車20の大径ピニオン26と噛み合わされて保持
される。このキャリア16には、サンギヤ14の組付前
或いは組付後に、差動装置36が組み付けられてデフカ
バー34が固設されるとともに、一対のベアリング3
8,40が圧入固定される。この後、かかるキャリア1
6は、リングギヤ24が予め取り付けられたハウジング
22に組み付けられ、そのハウジング22にギヤカバー
42が固設されることにより、ハウジング22内におい
て一軸心Oまわりの回転可能に支持される。そして、モ
ータ軸12が挿入孔70から挿入されてサンギヤ14に
スプライン嵌合された状態で、ハウジング22がモータ
ハウジング50に一体的に固設されることにより、動力
伝達機構10が電動モータに一体的に組み付けられる。
このようにハウジング22がモータハウジング50に固
設されると、モータ軸12に圧入固定されたパーキング
ギヤ54の嵌合部54a(図3参照)が前記回転阻止部
材80に近接して位置させられ、振動などにより回転阻
止部材80が図3の左方向へ抜け出すことが阻止され
る。嵌合部54aは、回転阻止部材80の抜けを防止す
る抜け防止部材に相当するが、回転阻止部材80にはサ
ンギヤ14のスラスト力が作用しないため、嵌合部54
aに大きなスラスト荷重が作用することはなく、回転阻
止部材80と嵌合部54aとが相対回転してもそれ等の
間で焼付き等を生じる恐れはない。なお、キャリア16
に対するサンギヤ14の組付けについては、キャリア1
6をハウジング22に組み付けた後、モータハウジング
50に取り付ける直前に行うようにしても良い。
【0021】ここで、本実施例の動力伝達機構10は、
複合遊星歯車20が配設されるキャリア16によってサ
ンギヤ14が位置決めされるため、ハウジング22にキ
ャリア16を組み付けるだけでサンギヤ14もそのハウ
ジング22に組み付けられ、キャリア16とサンギヤ1
4とを別々にハウジング22等によって位置決めする場
合に比較して、動力伝達機構10を簡単且つ安価に構成
できるとともに全体の組付作業を簡略化できる。特に、
本実施例では差動装置36もキャリア16に一体的に組
み付けられるようになっているため、組付作業を一層容
易且つ迅速に行うことができる。
【0022】また、上記サンギヤ14をキャリア16に
組み付ける際には、キャリア16の挿入孔70からスラ
ストベアリング32,サンギヤ14,およびスラストベ
アリング30を挿入した後、その挿入孔70に係合部材
78を挿入して係合位置へ回転し、回転阻止部材80を
挿入孔70に挿入するだけで良いため、その組付作業を
容易且つ迅速に行うことができる。しかも、サンギヤ1
4のスラスト力をキャリア16に伝達する係合部材78
は、従来のスナップリングのように組付時に弾性変形さ
せられることがないため、サンギヤ14に生じるスラス
ト力に充分耐えられる強度や耐久性が得られるように、
その肉厚や突起82の大きさなどを設定しても、組付け
の際の作業性が損なわれることがなく、設定の自由度が
高くなって信頼性を考慮した設定が容易となる。言い換
えれば、組付作業性を損なうことなく、強度や耐久性を
充分に確保することができるのである。なお、図9は係
合部材78および回転阻止部材80の代わりに押え部材
110およびスナップリング112でサンギヤ14の位
置決めを行う場合で、スナップリング112の組付作業
性を損なうことなく取付強度や耐久性を充分に確保する
ことは困難である。
【0023】また、本実施例では回転阻止部材80によ
って係合部材78が係合位置に位置決めされるととも
に、回転阻止部材80はパーキングギヤ54の嵌合部5
4aによって抜け止めされるため、キャリア16とサン
ギヤ14との相対回転方向が切り換わっても係合部材7
8が常に係合位置に位置決めされ、サンギヤ14に生じ
るスラスト力を確実に受け止めることができる。
【0024】一方、本実施例では傘歯車式の差動装置3
6が用いられ、その一部が複数の複合遊星歯車20の小
径ピニオン28の内側に形成される空間内に入り込んだ
状態で、動力伝達機構10に一体的に配設されているた
め、電気自動車の幅方向に配設される動力伝達機構10
を含む動力伝達装置の軸方向寸法が短くなる利点があ
る。すなわち、図1から明らかなように、動力伝達機構
10のキャリア16のうちサンギヤ14を位置決めする
当接部72は、複数の小径ピニオン28の内周側におい
て大径ピニオン26側へ入り込むように設けられ、差動
装置36が動力伝達機構10内へ割り込んだ形で配置さ
れるようになっているのである。
【0025】なお、上記実施例ではパーキングギヤ54
の嵌合部54aが抜け防止部材として機能するようにな
っていたが、図8に示すようにスナップリング100を
抜け防止部材として挿入孔70に装着し、回転阻止部材
80の抜け出しを防止することもできる。回転阻止部材
80にはスラスト力が作用しないため、スナップリング
100の掛かり代は小さくて良く、容易且つ迅速に取り
付けることが可能である。また、相対回転する嵌合部5
4aと回転阻止部材80との接触を回避できるため、摩
擦や異音の発生などを防止できる。
【0026】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。すなわち、前記実施例では、一軸心Oと同心に且
つ相対回転可能に配設されるキャリア16およびサンギ
ヤ14と、そのキャリア16に前記一軸心Oと平行な軸
心まわりの回転可能に配設されて前記サンギヤ14と噛
み合わされる遊星ギヤ(複合遊星歯車)20とを備え、
はすば歯車にて構成されたそのサンギヤ14と遊星ギヤ
20との間で動力伝達が行われる遊星歯車式の動力伝達
機構10において、前記キャリア16によって前記サン
ギヤ14を前記一軸心方向の移動不能に位置決めし、動
力伝達時にそのサンギヤ14に生じるスラスト力を保持
する装置であって、(a)前記キャリア16に一体的に
設けられるとともに、前記サンギヤ14を前記遊星ギヤ
20との噛合位置まで挿入可能なように前記一軸心Oと
略同心に挿入孔70が形成された挿入部71と、(b)
前記キャリア16に一体的に設けられ、前記挿入孔70
から挿入された前記サンギヤ14に当接させられること
により、そのサンギヤ14を前記噛合位置で停止させて
前記一軸心方向の一方の位置決めを行う当接部72と、
(c)前記挿入孔70の内周面に前記一軸心方向に設け
られた案内溝74と、(d)その案内溝74に対応して
外周側へ突き出す突起82が設けられ、その突起82が
案内溝74と一致する位相で前記挿入孔70に挿入され
ることにより、前記挿入部71より内側へ入り込んだ位
置で前記サンギヤ14に当接させられるとともに、前記
一軸心Oまわりに回転させられることによりその一軸心
方向において前記突起82が前記挿入部71の内壁面8
6と係合する係合位置に位置させられる係合部材78
と、(e)前記案内溝74に対応して外周側へ突き出す
とともに前記一軸心方向へ延び出す爪84を備え、その
爪84が案内溝74と一致する位相で前記挿入孔70に
挿入されることにより前記係合部材78に当接させられ
るとともに、その爪84が案内溝74および前記突起8
2の双方に係合させられて前記係合部材78を前記係合
位置に位置決めする回転阻止部材80と、(f)前記キ
ャリア16に対して前記一軸心方向の相対移動不能に配
設され、前記回転阻止部材80と係合してその回転阻止
部材80が前記係合部材78から離間する方向へ抜け出
すことを防止する抜け防止部材(嵌合部54a,スナッ
プリング100)とを有する動力伝達機構のスラスト力
保持装置について説明したが、これはあくまでも一具体
例なのである。
【0027】例えば、前記実施例の動力伝達機構10は
遊星ギヤとして複合遊星歯車20を有する遊星歯車装置
にて構成されていたが、通常のシングルピニオン或いは
ダブルピニオン型の遊星歯車装置は勿論、遊星歯車装置
以外のはすば歯車を備えた動力伝達機構にも本発明は同
様に適用され得る。動力伝達機構は、減速装置だけでな
く増速装置や差動装置などであっても良い。
【0028】また、前記実施例ではサンギヤ14の位置
決めに本発明が適用された場合について説明したが、前
記リングギヤ24をハウジング22に位置決めする構造
に本発明を適用し、サンギヤ14をキャリア16に取り
付ける場合と同様に構成することもできる。但し、リン
グギヤ24とハウジング22とは相対回転しないため、
係合部材の回転を阻止する回転阻止部材は必ずしも必要
でない。
【0029】また、前記実施例のキャリア16は挿入部
71および当接部72を一体に備えていたが、それ等の
挿入部71や当接部72を別体に構成して溶接などによ
り一体化しても良い。上記キャリア16は鋳造法によっ
て好適に製造されるが、切削加工などで製造することも
可能である。
【0030】また、前記実施例の挿入孔70に形成され
た案内溝74は一軸心Oと平行に設けられていたが、一
軸心Oまわりに捩じれた螺旋状に形成することもでき
る。
【0031】また、前記実施例では傘歯車式の差動装置
36が用いられていたが、遊星歯車式の差動装置を用い
ても良いことは勿論である。
【0032】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電気自動車の動力伝達
機構の断面図である。
【図2】図1の動力伝達機構の各歯車の噛合関係を説明
する図である。
【図3】図1の動力伝達機構におけるサンギヤの近傍部
分を拡大して示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面視におけるキャリア,係合部
材,および回転阻止部材を示す図である。
【図5】図1の動力伝達機構の係合部材を単独で示す斜
視図である。
【図6】図1の動力伝達機構の回転阻止部材を単独で示
す斜視図である。
【図7】図1の動力伝達機構においてキャリアにサンギ
ヤおよび差動装置を組み付けた中間組付状態を示す断面
図である。
【図8】本発明の他の実施例の要部を示す断面図で、図
3に対応する図である。
【図9】サンギヤのスラスト力をスナップリングによっ
てキャリアに伝達する比較例の断面図で、図3に対応す
る図である。
【符号の説明】
10:動力伝達機構 14:サンギヤ(はすば歯車) 16:キャリア(本体ケース) 54a:嵌合部(抜け防止部材) 70:挿入孔 71:挿入部 74:案内溝 78:係合部材 80:回転阻止部材 82:突起 84:爪 86:内壁面 100:スナップリング(抜け防止部材) O:一軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小出 武治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 佐々木 芳彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エイ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−133146(JP,U) 実開 昭58−25810(JP,U) 実開 昭63−33023(JP,U) 実開 昭61−9666(JP,U) 国際公開94/27066(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 57/00 - 57/12 F16B 21/18 F16H 48/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸心と同心に配設されて動力伝達機構
    の一部を構成するはすば歯車を該一軸心方向の移動不能
    に位置決めし、動力伝達時に該はすば歯車に生じるスラ
    スト力を保持する装置であって、 前記はすば歯車を挿入可能なように前記一軸心と略同心
    に挿入孔が形成された挿入部を備えた本体ケースと、 前記挿入孔の内周面に前記一軸心方向に設けられた案内
    溝と、 該案内溝に対応して外周側へ突き出す突起が設けられ、
    該突起が該案内溝と一致する位相で前記挿入孔に挿入さ
    れることにより、前記挿入部より内側へ入り込んだ位置
    で前記はすば歯車に当接させられるとともに、前記一軸
    心まわりに回転させられることにより該一軸心方向にお
    いて前記挿入部の内壁面と係合する係合位置に位置させ
    られる係合部材とを有することを特徴とする動力伝達機
    構のスラスト力保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動力伝達機構のスラス
    ト力保持装置であって、 前記案内溝に対応して外周側へ突き出すとともに前記一
    軸心方向へ延び出す爪を備え、該爪が該案内溝と一致す
    る位相で前記挿入孔に挿入されることにより前記係合部
    材に当接させられるとともに、該爪が該案内溝および前
    記突起の双方に係合させられて前記係合部材を前記係合
    位置に位置決めする回転阻止部材と、 前記本体ケースに対して前記一軸心方向の相対移動不能
    に配設され、前記回転阻止部材と係合して該回転阻止部
    材が前記係合部材から離間する方向へ抜け出すことを防
    止する抜け防止部材とを有することを特徴とする動力伝
    達機構のスラスト力保持装置。
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