JP3083666U - 小型機器等の車輪の車止め装置 - Google Patents

小型機器等の車輪の車止め装置

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JP3083666U JP2001004906U JP2001004906U JP3083666U JP 3083666 U JP3083666 U JP 3083666U JP 2001004906 U JP2001004906 U JP 2001004906U JP 2001004906 U JP2001004906 U JP 2001004906U JP 3083666 U JP3083666 U JP 3083666U
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浩二 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーコンプレッサ、発電機、壁面塗装用吹
付機、溶接機、洗浄機等を含む小型機器等で、車輪を有
した小型機器等が振動等により移動するのを防止するた
めの小型機器等の車輪の車止め装置を提供する。 【構成】 1対のストッパ部材12a、12bと、スト
ッパ部材12a、12bを直線状に近接離間方向に移動
させ得る移動案内手段(16)と、離隔移動規制手段
(32、38)と、から構成される。床面や地面上に接
地した車輪18のトレッド面Tを両側から挟み込むよう
に両ストッパ部材12a、12bを移動させて、離隔移
動規制手段(32、38)によって、両ストッパ部材1
2a、12bを固定状態にし、小型機器等の車輪18を
固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、エアーコンプレッサ、発電機、壁面塗装用吹付機、建物内 装面の洗浄機、その他のある程度の重量物で簡易移動のために小型タイヤやキャ スタなど転動体(以下「車輪」という)を取付けた機器等の車輪付の機器が振動 等によって床面や地面上を移動しないようにするための小型機器等の車輪の車止 め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な業種で、作業機器として、例えばエアーコンプレッサー、洗浄機、建築 用吹付け機、溶接機、ジェットヒーター、発電機等の比較的小型の機器が使用さ れている。これらの機器は、数十kgから百kg以上の重量があるが、下面に2 輪あるいは4輪の車輪が付いているので機器の移動が簡単に行なえるものが多い 。これらの機器は、例えばトラックやバンやステーションワゴン等の自動車の荷 台に積載され、他の作業用機材、機器等とともに作業現場に搬送され、使用され ている。しかし、搬送時に、自動車がカーブや交差点等を曲がるときや発進やブ レーキ等によるスピードの変化等によって揺れが生じると、小型機器等は車輪が ついているために荷台床上を移動してしまっていた。また、現場での作業時に、 小型機器等のエンジン、コンプレッサ、ヒータ等の振動により地面上を移動して いた。よって、従来は、木材片等を車輪に当てがったり、または他の機材等で小 型機器等を押さえたりして小型機器等の移動を防いでいた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、エアーコンプレッサ、洗浄機、建築用吹付け機、溶接機、ジェ ットヒーター、発電機等を含む小型機器等は前記したように重量が数十kgある いは百kg以上あるので、木材片や他の機材等では安定的に固定することができ なかった。これによって、搬送時には、自動車の揺れ等により小型機器等が移動 し自動車内壁や他の機材等にぶつかり、自動車のガラスが割れたり自動車内壁が 破損したり、荷台の他の機材や機器等が破損したり、または機器自体が一部破損 するなどの問題があった。このために、割れたガラスの破片が道路に飛散するな どの危険性があったり、また、自動車や機器等の修理や機材等の交換や購入が必 要であった。また、例えば、建築物の壁面塗装吹付や内装面の洗浄等の作業現場 で小型機器等を床面や地面上に設置させて用いる場合において、車輪が付いてい る小型機器等では、床面や地面が斜面であったりあるいは自身の振動によって小 型機器等が移動して、小型機器等が作業者や他の機材に衝突する危険性があると ともに作業性も悪いものであった。
【0004】 本考案は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型機器 等の車輪の大きさ等に制限されることなく、簡単に小型機器等の車輪を固定する ことができ、小型機器等や他の機材等の破損を有効に防止することのできる小型 機器等の車輪の車止め装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、自動車Cの車内や地面に設置した車輪 18を有する小型機器等40の車輪18の車止め装置10であって、床面や地面 上に接地させた車輪18のトレッド面Tを両側から挟み込むように配置される1 対のストッパ部材12a、12bと、ストッパ部材12a、12bを相互に直線 状に近接離間方向に移動案内させる移動案内手段(16)と、両ストッパ部材1 2a、12bの所要の離隔位置で少なくともその離隔方向移動を規制する離隔移 動規制手段(38)と、を備えたことを特徴とする小型機器等の車輪の車止め装 置10から構成される。
【0006】 また、移動案内手段(16)は、両方のストッパ部材12a、12bに同時に 係合しつつストッパ部材12a、12bの近接離間方向移動に伴ってその係合位 置を同時に変化させる直状ゲージ部材16を含むこととしてもよい。
【0007】 また、ストッパ部材12a、12bは、両ストッパ部材12a、12bの相対 近接離間移動方向に穿孔され直状ゲージ部材16が貫通係合する直状の貫通孔1 4をそれぞれ有することとしてもよい。
【0008】 また、離隔移動規制手段(32、38)は、直状ゲージ部材16を両ストッパ 部材12a、12bの貫通孔14に串刺し状に貫通させた状態で1のストッパ部 材12bと直状ゲージ部材16とを固定状態とし、他のストッパ部材12aの貫 通突出端側において該直状ゲージ部材16の引き抜け離脱を防止する規制ピン3 8を含むこととしてもよい。
【0009】 また、ストッパ部材12a、12bは、車輪18のトレッド面Tを中央に配し て対向するトレッド対向面20a、20b、21a、21bをそれぞれ両斜面に 形成し得るように立体三角形状に形成されていてもよい。
【0010】 また、ストッパ部材12a、12bの片側斜面に形成されたトレッド対向面2 0a、21aの車輪幅方向に沿う幅長さと、他の斜面に形成されたトレッド対向 面20b、21bの車輪幅方向に沿う幅長さと、が異なるように設けられ、さら に、直状ゲージ部材16が直状の貫通孔14に貫通係合する側面に対向する他の 側面側にはそれぞれの異なるトレッド対向面20a、20b、21a、21bの 車輪幅方向に沿う幅長さに対応してその車輪18の幅側面側に対向する幅規制面 28を含む幅規制部材30a、30bが設けられてもよい。
【0011】 また、平面視でそれぞれのストッパ部材12a、12bを反転することにより 車輪18のトレッド面Tに対してそれぞれの幅長さが同じトレッド対向面20a 、20b、21a、21bが対向するように構成されてもよい。
【0012】 また、ストッパ部材12a、12bのトレッド対向面20a、20b、21a 、21b及び/またはストッパ部材12a、12bの接地面24には、滑り止め 部材(26)が設けられてもよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施の形態について説明する。図1ないし 図11は、本考案の実施の形態に係る小型機器等の車輪の車止め装置(以下「車 止め装置」という)10を示しており、この車止め装置10は、自動車の車内や 地面に設置した車輪を有する小型機器等の車輪の車止め装置である。図1に示す ように、車止め装置10は、1対のストッパ部材12a、12bと、ストッパ部 材12a、12bの貫通孔14に串刺し状に貫通させた直状ゲージ部材16と、 から構成されている。すなわち、図1に示すように、2つのストッパ部材12a 、12bが、図示しない小型機器等本体の下面に転動自在に支持されて床面や地 面上に接地させた車輪18のトレッド面Tを両側から挟み込むように配置され、 両ストッパ部材12を所要の離隔位置でそれ以上の離隔移動を行なわないように 固定あるいは係止させることにより車輪の車止めを行なう。ストッパ部材12a 、12bは、直状ゲージ部材16によって相互に直線状に近接離間方向に移動案 内され、協働して車輪18の自在転動を規制する。
【0014】 ストッパ部材12は、このように小型機器等の車輪のトレッド面Tを両側から 挟むように対向して2個配置され、この実施形態において、両ストッパ部材は、 略同一の形状及び構成からなっている。図1、図2において右側に配置されるス トッパ部材12aは、図1及び図2に示すように、車輪18のトレッド面Tを中 央に配して対向するトレッド対向面20a、20bをそれぞれ両斜面に形成し得 るように立体三角形状に形成されている。実施形態において、ストッパ部材12 aは、例えば逆V字状に折曲した金属板体の下端に水平な板体を接合させた中空 の三角ブロック体22と、三角ブロック体22の下面及び両斜面に張設した滑り 止め部材としてのゴム部材26と、を含む。三角ブロック体22の下面側が接地 面24とされるとともに、該設置面の両端から傾斜対向して頂部で接合する両斜 面がトレッド対向面20a、20bとされる。
【0015】 詳細には、ストッパ部材12aは、図2、4、5、9に示すように、三角ブロ ック体の幅方向(図1上の正面から紙面に向かう方向)の一端側において対向す る両斜面を横方向に貫通する貫通孔14が穿孔されている。実施形態において、 貫通孔14は、断面視で長板を貫通し得るような細長い断面形状の貫通孔であり この貫通孔14に直状ゲージ部材16が横方向から貫通して係合される。直状ゲ ージ部材16は、例えば直線状の細長板部材からなり、後述する他のストッパ部 材12bにも同時に貫通してストッパ部材どうしを相互に直線状に近接離間方向 に移動案内させる移動案内手段の一部を構成する。
【0016】 一方、図において、三角ブロック体22の幅方向の他端側、すなわち直状ゲー ジ部材16が直状の貫通孔14に貫通係合する側面に対向する他の側面側には幅 規制部材30が三角ブロック体22に一体的に接合されている。図2に見られる ように、平面的にみるとストッパ部材12aのトレッド対向面20a、20bは 三角ブロック体22について直状ゲージ部材16と幅規制部材30との間に挟装 されるように配置されている。幅規制部材30は、転動防止すべき車輪の幅側面 に面して配置される幅規制面28を備えている。実施形態において、幅規制部材 30は、三角ブロック体22に溶接等により固定され両斜面より上方あるいは側 方に突設した遮断壁から構成されている。特に、この実施形態では、トレッド対 向面20aには、車輪のトレッド面の幅長さが大きい幅規制部材30aが設けら れており、また、トレッド対向面20bには、車輪のトレッド面の幅長さが小さ い幅規制部材30bが設けられている。これらの幅規制部剤30a、30bは三 角ブロック体22から一体的に側面側に突設されかつ両幅規制部剤30a、30 bも例えばある程度厚みのある鉄板を折曲して構成されている。図2に示すよう に、左側のトレッド対向面20aと、右側のトレッド対向面20bのそれぞれの 車輪幅方向に沿う幅長さ、すなわち、ゴム部材などの張設幅が異なって設定され ている。つまり、左トレッド対向面20aのほうが右トレッド対向面20bより も狭く設定されており、これに対応して左トレッド対向面20a側の幅規制面2 8の車輪幅方向での設置位置が右トレッド対向面20b側の幅規制面の車輪幅方 向での設置位置よりも、直状ゲージ部材の設置側に近い位置に設定されている。 すなわち、車輪の幅の長さが異なる小型機器等を頻繁に積み込み、積み換えする 場合に、それらの車輪幅に対応していずれかのトレッド対向面を対向させて用い ることができるようにしている。
【0017】 一方、他のストッパ部材12bは、ストッパ部材12aとほぼ同じ構成をして おり、ストッパ部材12aと同一部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略す る。ストッパ部材12bの車輪幅方向長さが狭いトレッド対向面21aは、中央 に車止めすべき車輪を配置してストッパ部材12aのトレッド対向面20aと対 向するようにストッパ部材12bは配置される。すなわち、図1、図2に示すよ うに、ストッパ部材12bの右トレッド対向面が車止め機能を行なうとともに、 中央に配した車輪に対して外面側となる左側には左トレッド対向面21bが配置 されている。また、図に示すように、このストッパ部材12bは、直状ゲージ部 材16が貫通する側面壁に設けたナット部材36が三角ブロック体の側壁に固定 されて、該ナット部材36にボルト32が進退自在に螺合されている。ナット部 材36の孔は直状ゲ−ジ部材16の貫通孔14に連通しており、したがって、ボ ルト32を締め込むとその先端が貫通孔14内に横方向に貫通した直状ゲージ部 材の側壁に当たり、ストッパ部材12bに対する直状ゲージ部材16の位置を決 めて固定させる。これらのボルト、ナット部材が対向配置されるストッパ部材の 所要の離隔位置でその離隔方向移動を規制する離隔移動規制手段の一部を構成す る。
【0018】 ボルト32は、図6ないし図8に示すように、ボルトを回転させやすいように 頭部につまみ34を有している。ナット部材36は、図6または図9に示すよう に、ストッパ部材12bの貫通孔14が穿孔されている側で、三角ブロック体2 2の頂辺の真下位置から正面方向に突設して三角ブロック体22に溶接などで一 体的に固定されている。直状ゲージ部材16は、前述のように、例えば金属長板 体で構成されている。直状ゲージ部材16は、ストッパ部材12a、12bを相 互に直線状に近接離間方向に移動案内させる移動案内手段であって、図1、図2 、図9に示すように、両方のストッパ部材12a、12bに同時に係合しつつス トッパ部材12の近接離間方向移動に伴ってその係合位置を同時に変化させる。
【0019】 実施形態において、図1、図2に示すように、直状ゲージ部材16のストッパ 部材12aの貫通突出端側には、該直状ゲージ部材16の引き抜け離脱を防止す る規制ピン38が固定されている。すなわち、規制ピン38は、離隔移動規制手 段であり、例えばストッパ部材12b側のボルト部材32を締めこんで直状ゲー ジ部材16と固定状態とし、その状態で他のストッパ部材12aと直状ゲージ部 材16とを固定とすることなく、単に、両ストッパ部材どうしが相互に離隔方向 に移動するのを規制している。実施形態において、直状ゲージ部材16両面から 規制ピン38が垂直に突設しているので、ストッパ部材12aはトレッド対向面 20b側の斜面で規制ピン38に係止される。これによって、中央に車輪を配置 させた状態でその両側を両ストッパ部材に自在転動を規制されてその車止め機能 が行なわれる。
【0020】 さらに、この実施形態において、両ストッパ部材12a、12bは、それぞれ 同一の車輪幅方向長さのトレッド対向面20a、20b、21a、21bを有し ており、したがって、例えば図2に示すように、平面視でそれぞれのストッパ部 材12a、12bを反転することにより車輪のトレッド面に対してそれぞれの幅 長さが同じトレッド対向面を対向配置させることができ、その状態でそれぞれの 貫通孔14を介して両ストッパ部材を串刺し状に貫通係合させることにより、1 対のストッパ部材で異なる車輪幅の小型機器等の車止めを行なえる。それぞれの ストッパ部材の反転状態では、図2の状態から、ストッパ部材12bのトレッド 対向面21bと、ストッパ部材12aのトレッド対向面20bが対向配置される 。
【0021】 次に、図面を参照しながら本考案の作用について説明する。図11に示すよう に、例えば、ワゴンやバンタイプ等の自動車C内の荷台Dに2輪の車輪を有した 小型機器等40が積載される。図1、図10に示すように、小型機器等40の車 輪のトレッド面を両側から挟み込むようにストッパ部材12a、12bを配置さ せる。このとき、予めストッパ部材12a、12bのそれぞれの貫通孔14に直 状ゲージ部材16を串刺し状に貫通させて共通のゲージ部材に両ストッパ部材1 2を係合させる。そして、たとえば図10のように、車輪幅方向長さの小さなほ うのトレッド対向面20a、21aをそれぞれ対向させて配置セットさせる。規 制ピン38にトレッド対向面が規制される側のストッパ部材12aと他のストッ パ部材12bとを直状ゲージ部材に沿って直状に移動させながら車輪のトレッド 面にそれぞれのトレッド対向面20a、21aを両側から当接させ、その位置で ボルト部材32のつまみ34を回すことによりストッパ部材12bと直状ゲージ 部材16とを固定させる。ストッパ部材12aは直状ゲージ部材16の規制ピン 38によりその離隔方向移動が規制されており、これによって、簡単な操作で確 実に機器の車止めを行なえ、破損事故や他の荷物等への傷付けを防止する。
【0022】 小型機器等40は2輪に限らず、3輪、4輪あるいはそれ以上の個数を設置さ せたものであってもよく、好適には、すべての車輪を本考案の車止め装置で固定 させるのがよい。これによって、簡単に車輪を固定させることができ、小型機器 等が荷台床上を移動することがないので、自動車内壁や他の積載荷等とぶつかる ことがなく、小型機器等や自動車や積載荷等の破損の防止ができ、安全に搬送す ることができる。また、本実施形態において、小型機器等を自動車内に積載する 場合について記載したが、これに限定されることなく、例えば、現場での作業時 に、小型機器等のエンジン、コンプレッサ、ヒータ等から起こる小型機器等自身 の振動によって、小型機器等が移動するのを防止するために用いても良い。これ により、作業時の安全性が向上し、作業性も良好となる。また、その他任意に、 車輪付きの小型機器等が移動するのを防止するために用いても良い。
【0023】 本考案の小型機器等の車輪の車止め装置10は、上記した実施の形態に限定さ れるものではなく実用新案登録請求の範囲に記載した考案の本質を逸脱しない範 囲において、任意の改変を加えてもよい。例えば、ストッパ部材は、中実体で構 成されていてもよく、また、立体三角形状に限らず、その他任意の形状でもよい 。また、例えば、ストッパ部材12aについてもストッパ部材12bと同様に、 直状ゲージ部材とストッパ部材12aとの固定用のボルト部材等を設けてもよい 。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、自動車の車内や地面等に設置した車輪を有す る小型機器等の車輪の車止め装置であって、床面や地面上に接地させた車輪のト レッド面を両側から挟み込むように配置される1対のストッパ部材と、ストッパ 部材を相互に直線状に近接離間方向に移動案内させる移動案内手段と、両ストッ パ部材の所要の離隔位置で少なくともその離隔方向移動を規制する離隔移動規制 手段と、を備えた小型機器等の車輪の車止め装置の構成であるから、搬送時の自 動車の揺れや作業時あるいは据置状態の小型機器等自体の振動等により小型機器 等が床面や地面上を移動しないように小型機器等の車輪を簡単に固定することが でき、小型機器等または他の機材等の破損を有効に防止することができる。また 、安全に搬送や現場作業が行なえるとともに作業効率も向上する。さらに、小型 機器等の車輪の大きさ等に限定されることなく固定することができる。
【0025】 また、移動案内手段は、両方のストッパ部材に同時に係合しつつストッパ部材 の近接離間方向移動に伴ってその係合位置を同時に変化させる直状ゲージ部材を 含むことにより、ストッパ部材どうしの直線状案内の機構が極めて簡単でかつ、 軽量に構成でき、小型機器等用の車止め装置として常時自動車に積み込んでいて も嵩張らず、また、構造が簡単で製造コストも低廉である。
【0026】 また、ストッパ部材は、両ストッパ部材の相対近接離間移動方向に穿孔され直 状ゲージ部材が貫通係合する直状の貫通孔をそれぞれ有することにより、両スト パ部材の直線状の移動案内機構を直状ゲージ部材を用いて簡単に実現し得る。
【0027】 また、離隔移動規制手段は、直状ゲージ部材を両ストッパ部材の貫通孔に串刺 し状に貫通させた状態で1のストッパ部材と直状ゲージ部材とを固定状態とし、 他のストッパ部材の貫通突出端側において該直状ゲージ部材の引き抜け離脱を防 止する規制ピンを含むことにより、一端側のみをボルト等の締着部材で1のスト ッパ部材と直状ゲージ部材とを固定し、他のストッパ部材側については固定部材 を必要とすることなく、単に直状部材側に規制ピンのみを設けることにより、両 ストッパ部材の離隔移動を規制することができる結果、ストッパ部材や直状ゲー ジ部材の構造を簡単にして、部品点数を少なくできる。
【0028】 また、ストッパ部材は、車輪のトレッド面を中央に配して対向するトレッド対 向面をそれぞれ両斜面に形成し得るように立体三角形状に形成されていることに より、トレッド対向面を三角形の斜面を利用して効果的に形成でき、構造上の無 駄がないばかりでなく、強度に優れ、しかも製造が容易である。
【0029】 また、ストッパ部材の片側斜面に形成されたトレッド対向面の車輪幅方向に沿 う幅長さと、他の斜面に形成されたトレッド対向面の車輪幅方向に沿う幅長さと 、が異なるように設けられ、さらに、直状ゲージ部材が直状の貫通孔に貫通係合 する側面に対向する他の側面側にはそれぞれの異なるトレッド対向面の車輪幅方 向に沿う幅長さに対応してその車輪の幅側面側に対向する幅規制面を含む幅規制 部材が設けられたことにより、小型機器等の車輪の幅方向の移動を規制して車輪 がトレッド対向面から滑脱するようなことがなく、例えばトレッド対向面に張設 したゴム部材などを介して確実に車輪の車止めを行なえる。よって、小型機器等 や他の機材等の破損をより有効に防止できる。さらに、例えば複数の車輪幅に対 応してその幅方向移動が規制され、使用上の利便性を向上させ得る。
【0030】 また、平面視でそれぞれのストッパ部材を反転することにより車輪のトレッド 面に対してそれぞれの幅長さが同じトレッド対向面が対向するように構成される ことにより、小型機器等の車輪幅に限定されることなく車輪の車止めを行なえ、 小型機器等の移動を防止し、小型機器等や他の機材等の破損を防止することがで きる。
【0031】 また、ストッパ部材のトレッド対向面及び/またはストッパ部材の接地面には 、滑り止め部材が設けられたことにより、小型機器等の車輪が車止め装置のトレ ッド対向面上を滑ることなく確実に車輪の車止め機能を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の小型機器等の車輪の車止め装置のボル
トを取り外した状態の正面説明図である。
【図2】本考案の一部切り欠いた平面説明図である。
【図3】本考案のストッパ部材12aの正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図3の左側面図である。
【図6】本考案のストッパ部材12bの正面図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】図6の左側面図である。
【図9】本考案の斜視説明図である。
【図10】本考案の作用説明図である。
【図11】本考案を用いて小型機器等の車輪を固定した
説明図である。
【符号の説明】
10 小型機器等の車輪の車止め装置 12a、12b ストッパ部材 14 貫通孔 16 直状ゲージ 18 車輪 20a、20b、21a、21b トレッド対向面 24 接地面 26 ゴム部材 28 幅規制面 30a、30b 幅規制部材 32 ボルト 38 規制ピン 40 小型機器等

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車内や地面等に設置した車輪を
    有する小型機器等の車輪の車止め装置であって、 床面あるいは地面上に接地させた車輪のトレッド面を両
    側から挟み込むように配置される1対のストッパ部材
    と、 ストッパ部材を相互に直線状に近接離間方向に移動案内
    させる移動案内手段と、 両ストッパ部材の所要の離隔位置で少なくともその離隔
    方向移動を規制する離隔移動規制手段と、を備えたこと
    を特徴とする小型機器等の車輪の車止め装置。
  2. 【請求項2】 移動案内手段は、両方のストッパ部材に
    同時に係合しつつストッパ部材の近接離間方向移動に伴
    ってその係合位置を同時に変化させる直状ゲージ部材を
    含む請求項1記載の小型機器等の車輪の車止め装置。
  3. 【請求項3】 ストッパ部材は、両ストッパ部材の相対
    近接離間移動方向に穿孔され直状ゲージ部材が貫通係合
    する直状の貫通孔をそれぞれ有する請求項2記載の小型
    機器等の車輪の車止め装置。
  4. 【請求項4】 離隔移動規制手段は、直状ゲージ部材を
    両ストッパ部材の貫通孔に串刺し状に貫通させた状態で
    1のストッパ部材と直状ゲージ部材とを固定状態とし、
    他のストッパ部材の貫通突出端側において該直状ゲージ
    部材の引き抜け離脱を防止する規制ピンを含む請求項1
    ないし3のいずれかに記載の小型機器等のキャスタの車
    止め装置。
  5. 【請求項5】 ストッパ部材は、車輪のトレッド面を中
    央に配して対向するトレッド対向面をそれぞれ両斜面に
    形成し得るように立体三角形状に形成されている請求項
    1ないし4のいずれかに記載の小型機器等の車輪の車止
    め装置。
  6. 【請求項6】 ストッパ部材の片側斜面に形成されたト
    レッド対向面の車輪幅方向に沿う幅長さと、他の斜面に
    形成されたトレッド対向面の車輪幅方向に沿う幅長さ
    と、が異なるように設けられ、さらに、直状ゲージ部材
    が直状の貫通孔に貫通係合する側面に対向する他の側面
    側にはそれぞれの異なるトレッド対向面の車輪幅方向に
    沿う幅長さに対応してその車輪の幅側面側に対向する幅
    規制面を含む幅規制部材が設けられた請求項1ないし5
    のいずれかに記載の小型機器等の車輪の車止め装置。
  7. 【請求項7】 平面視でそれぞれのストッパ部材を反転
    することにより車輪のトレッド面に対してそれぞれの幅
    長さが同じトレッド対向面が対向するように構成された
    請求項5または6記載の小型機器等の車輪の車止め装
    置。
  8. 【請求項8】 ストッパ部材のトレッド対向面及び/ま
    たはストッパ部材の接地面には、滑り止め部材が設けら
    れた請求項1ないし7のいずれかに記載の小型機器等の
    車輪の車止め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159123A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Kazumi Kato 輪止め
JP2019073166A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 鴻池運輸株式会社 ハンドリフトストッパー

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