JP3082508B2 - 駆動回路の異常検出回路 - Google Patents
駆動回路の異常検出回路Info
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Description
応じて駆動対象を制御する駆動回路の異常を検出する駆
動回路の異常検出回路に係り、特に、電気ノイズの混入
に影響されない駆動回路の異常検出回路に関する。
公報の「マイクロコンピュータを用いたフェイルセーフ
負荷制御装置」が挙げられる。この従来技術において、
マイクロコンピュータから出力するパルス信号によっ
て、発振器の動作を制御し、マイクロコンピュータから
のパルス信号が停止すれば、発振器の出力は停止する。
発振器から出力するパルス信号に基づき直流電圧が得ら
れる。この直流電圧で負荷を駆動するが、発振器の出力
であるパルス信号が停止すれば直流電圧が得られなくな
り、負荷の駆動が停止する。但し、直流電圧が得られな
くなったことを検出する手段や負荷制御装置の異常を検
出する手段は設けられていない。
報の従来技術は、負荷制御装置に異常が発生して、負荷
駆動に必要な直流電圧が得られなくなった場合、この異
常を検出する手段は設けられていないが、直流電圧を検
出しそのレベルが所定値以下になった時には、直流電圧
の低下を判定する異常検出回路を設けることは容易に考
えられる。しかし、直流電圧に電気ノイズが混入する場
合が考えられるが、このような場合には異常検出回路が
誤った検出信号を出力しないようにすることが重要であ
る。本発明の目的は、電気ノイズの混入により一時的に
直流電圧が低下しても誤って異常と判定することのない
駆動回路の異常検出回路を提供することにある。
明の特徴は、入力された駆動指令に応じて直流電圧を出
力する駆動回路により制御される駆動対象の応答時間よ
りも長い時定数を有し、前記駆動回路から出力された直
流電圧に時間遅れを持たせるフィルタと、前記フィルタ
により時間遅れを持たされた直流電圧を入力し、入力し
た直流電圧が予め設定された設定電圧以下であった場合
に電圧低下検出信号を出力する電圧低下検出手段と、前
記駆動回路に入力された駆動指令と前記電圧低下検出信
号とに基づいて前記駆動回路の異常を判定する異常判定
手段とを備えたことにある。
フィルタによって駆動回路が出力した直流電圧に時間遅
れを持たせることにより、駆動回路が出力した直流電圧
が駆動対象の応答時間よりも短い時間で低下しても、電
圧低下検出手段に入力される直流電圧は設定電圧以下ま
で低下しない。よって、電気ノイズの混入により駆動回
路が出力した直流電圧が一時的に低下しても、電圧低下
検出手段は電圧低下検出信号を出力せず、異常判定手段
も異常とは判定しない。
て詳細に説明する。
受けて直流電圧3を出力する。この直流電圧3のレベル
に応じてオン,オフするスイッチ4により駆動対象5が
制御される。異常検出回路6は駆動回路2の異常と直流
電圧3の低下を検出するために設けている。光絶縁回路
7は駆動指令1を入力し光による絶縁を図った後、比較
回路11へ出力する。直流電圧3は光絶縁回路8を介
し、フィルタ回路9へ入力される。比較回路11ではフ
ィルタ出力10が電圧比較回路13へ入力され、フィル
タ出力10の電圧レベルと電圧比較回路13で設定して
いる所定値とを比較する。駆動指令1は論理判定回路1
2へ入力され、電圧比較回路13出力の論理と駆動指令
1の論理を比較する。このように、論理判定回路12及
び電圧比較回路13により駆動回路2の異常、直流電圧
3の低下を判定し、駆動回路異常検出信号14、直流電
圧低下検出信号15を出力する。
光絶縁回路7及び8は、駆動指令1の所定電圧V1と直
流電圧3の所定電圧V2をそれぞれTTLの電圧レベル
V3(5v)に変換するものである。光絶縁回路7及び
8は、入力側の発光素子7B,8Bと発光素子の駆動電
流を得るための抵抗7C,8Cで構成され、出力側は発
光素子からの光信号を受ける受光回路7A,8Aで構成
されている。フィルタ回路9は、例えば、抵抗9Aとコ
ンデンサ9Bにより構成している。フィルタ回路9は、
仮に一時的に直流電圧3が低下しても駆動対象5が動作
し無励磁状態にならない場合には、異常判定をしないよ
うにするために、フィルタ回路9の時定数τを駆動対象
5の応答時間ΔT以上としてあらかじめ設定している。
このため、駆動対象5が動作し無励磁状態になるまでの
時間より短い時間で直流電圧3が低下した時には検出信
号14,15を出力せず、たとえ電気ノイズによって直
流電圧3が一時的に低下しても、異常検出回路6は誤っ
て検出信号14,15を出力することはない。ここで、
異常検出回路6から出力する検出信号14,15は、そ
れぞれ論理“0”で正常を示し、論理“1”で異常を示
すことになる。
較器13AとNOT回路13Bで構成している。光絶縁
回路8を介した直流電圧3が電圧比較器13Aの基準電
圧Vthより高ければ、電圧比較回路13は正常を示す論
理“0”を出力し、基準電圧Vthより低ければ論理
“1”を出力し異常を示す。電圧比較回路13の出力と
光絶縁回路7を介してTTLの電圧レベルV3に変換さ
れた駆動指令1を論理判定回路12に入力する。論理判
定回路12はNOT回路12A,排他的論理和回路12
Bとで構成する。排他的論理和回路12Bは二つの入力
が共に同一論理信号ならば論理“0”を出力し、異なる
論理信号なら論理“1”を出力する。つまり、電圧比較
回路13の出力信号をNOT回路12Aを介した信号と
光絶縁回路7を介した駆動指令1が、同一論理信号の時
のみ正常を示すことになり、異なる論理信号の時には異
常を示すことになる。
4,直流電圧低下検出信号15を出力するまでの動作に
ついて、正常時,電気ノイズ混入時,駆動回路異常時、
の各ケースに分けて説明する。尚、駆動回路異常時につ
いては、ケース1として駆動指令1が所定電圧V1であ
るのに直流電圧3が低下した場合と、ケース2として駆
動指令1を遮断したにもかかわらず直流電圧3が出力さ
れ続けている場合の二つのケースに分けて説明する。
6の動作を説明する。まず、駆動指令1が所定電圧V1
で直流電圧3が所定電圧V2である場合については、図
2の光絶縁回路7及び8の出力は論理“1”で、かつ図
3に示すようにフィルタ出力10の電圧レベルはV3で
あり論理“1”の信号である。図2の電圧比較器13Aの
出力は、フィルタ出力10の電圧レベルが電圧比較器1
3Aの基準電圧Vthより高いので論理“1”となる。こ
の信号は図2のNOT回路13Bで反転されて、電圧比
較回路13の出力は論理“0”の信号となり、図3の直
流電圧低下検出信号15は正常を示すことになる。
13の出力をNOT回路12Aで反転した論理“1”の
信号と光絶縁回路7を介した駆動指令1の論理“1”の
信号を排他的論理和回路12Bに入力する。排他的論理
和回路12Bの出力は、入力が同一論理信号なので論理
“0”となり、図3の駆動指令検出信号14は正常を示
すことになる。つまり、異常検出回路6は正常状態を示
す検出信号14,15を出力する。
遮断し、直流電圧3が低下する場合についても図3を用
いて説明する。直流電圧3が時刻t1で低下してから、
時刻t2後に駆動対象5は動作し無励磁状態となる。つ
まり、図1の駆動対象5の応答時間はΔTである。図3
に示すようにフィルタ出力10は徐々に低下していき、
この電圧レベルが図2の電圧比較器13Aの基準電圧V
thに達する時刻はt3である。図2のフィルタ回路9の
時定数τはフィルタ出力10の電圧レベルがVthに達す
るまでの時間より長くなるように設定し、Vthに達する
までの時間は駆動対象5の応答時間ΔTよりも長い。こ
れは、駆動対象5が励磁状態の時には、異常検出回路6
が異常判定を行わないようにするためである。
レベルがVthに達すると図2の電圧比較器13Aの出力
は論理“0”となる。図2のNOT回路13Bを介した
電圧比較回路13の出力は論理“1”となり、図3の直
流電圧低下検出信号15は直流電圧が低下したことを示
すことになる。
13の出力をNOT回路12Aで反転した論理“0”の
信号と光絶縁回路7を介した駆動指令1の論理“0”の
信号を排他的論理和回路12Bに入力する。排他的論理
和回路12Bの出力は、入力が同一論理信号なので論理
“0”となり、図3の駆動回路異常検出信号14は正常
を示すことになる。つまり、異常検出回路6は直流電圧
が低下したことのみを示すことになる。
ズが混入し一時的に直流電圧3が低下する場合の異常検
出回路6の動作を説明する。直流電圧3の低下の時間幅
が駆動対象5の応答時間ΔTより短い場合には、フィル
タ出力10の電圧レベルが図2の電圧比較器13Aの基
準電圧Vthに達することはなく、電圧比較回路13の出
力は論理“0”となり、図4の直流電圧低下検出信号1
5は正常を示すことになる。
13の出力をNOT回路12Aで反転した論理“1”の
信号と光絶縁回路7を介した駆動指令1の論理“1”の
信号を排他的論理和回路12Bに入力する。排他的論理
和回路12Bの出力は、入力が同一論理信号なので論理
“0”となり、図4の駆動回路異常検出信号14は正常
を示すことになる。つまり、異常検出回路6は正常状態
を示す。
とし駆動指令1が所定電圧V1であるのに、直流電圧3
が低下した場合の異常検出回路6の動作について図5を
用いて説明する。直流電圧3が低下するとフィルタ出力
10は徐々に低下していき、この電圧レベルが図2の電
圧比較器13Aの基準電圧Vthに達すると、電圧比較回
路13の出力は論理“1”となり、図5の直流電圧低下
検出信号15は異常を示すことになる。
13の出力をNOT回路12Aで反転した論理“0”の
信号と光絶縁回路7を介した駆動指令1の論理“1”の
信号を排他的論理和回路12Bに入力する。排他的論理
和回路12Bの出力は、入力が異なる論理信号なので論
理“1”となり、図5の駆動回路異常検出信号14は異
常を示すことになる。つまり、異常検出回路6は駆動回
路異常と直流電圧低下の両方を示す。
に駆動指令1を遮断したにもかかわらず、直流電圧3が
出力され続けている場合の異常検出回路6の動作につい
て図6を用いて説明する。直流電圧3は所定電圧V2で
あるのでフィルタ出力10は低下せず、この電圧レベル
はV3である。このため、フィルタ出力10の電圧レベ
ルが図2の電圧比較器13Aの基準電圧Vthに達するこ
とはなく、電圧比較回路13の出力は論理“0”とな
り、図6の直流電圧低下検出信号15は正常を示すこと
になる。
13の出力をNOT回路12Aで反転した論理“1”の
信号と光絶縁回路7を介した駆動指令1の論理“0”の
信号を排他的論理和回路12Bに入力する。排他的論理
和回路12Bの出力は、入力が異なる論理信号なので、
論理“1”となり、図6の駆動回路異常検出信号14は
異常を示すことになる。つまり、異常検出回路6は駆動
回路の異常状態を示す。
象5の応答時間ΔT以上を時定数とするフィルタ回路9
を設けている。このため、たとえ電気ノイズが混入して
直流電圧3が一時的に低下しても誤って直流電圧低下と
判定することはない。更に、異常検出回路6の信号入力
段に光絶縁回路7及び8を設けているので、駆動回路2
と異常検出回路6とは電気的に絶縁が図れ、仮に異常検
出回路6に異常が発生した場合でも、この異常が駆動回
路2へ影響を及ぼすことはない。
駆動回路から出力される直流電圧が一時的に低下して
も、誤って異常と判定することはない。
ート。
タイムチャート。
を示すタイムチャート。
を示すタイムチャート。
ッチ、5…駆動対象、6…異常検出回路、7,8…光絶
縁回路、9…フィルタ回路。
Claims (3)
- 【請求項1】入力された駆動指令に応じて直流電圧を出
力する駆動回路により制御される駆動対象の応答時間よ
りも長い時定数を有し、前記駆動回路から出力された直
流電圧に時間遅れを持たせるフィルタと、前記フィルタ
により時間遅れを持たされた直流電圧を入力し、入力し
た直流電圧が予め設定された設定電圧以下であった場合
に電圧低下検出信号を出力する電圧低下検出手段と、前
記駆動回路に入力された駆動指令と前記電圧低下検出信
号とに基づいて前記駆動回路の異常を判定する異常判定
手段とを備えたことを特徴とする駆動回路の異常検出回
路。 - 【請求項2】発光素子及び受光素子を用いて前記駆動回
路と前記フィルタとを電気的に絶縁する第1光絶縁回路
と、発光素子及び受光素子を用いて前記駆動回路と前記
異常判定手段とを電気的に絶縁する第2光絶縁回路とを
備えたことを特徴とする請求項1記載の駆動回路の異常
検出回路。 - 【請求項3】入力された駆動指令に応じて直流電圧を出
力する駆動回路により制御される駆動対象の応答時間よ
りも長い時定数を有し、前記駆動回路から出力された直
流電圧に時間遅れを持たせるフィルタと、前記フィルタ
により時間遅れを持たされた直流電圧を入力し、入力し
た直流電圧が予め設定された設定電圧以下であった場合
に電圧低下検出信号を出力する電圧低下検出手段とを備
えたことを特徴とする駆動回路の異常検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05111382A JP3082508B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 駆動回路の異常検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05111382A JP3082508B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 駆動回路の異常検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324701A JPH06324701A (ja) | 1994-11-25 |
JP3082508B2 true JP3082508B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=14559769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05111382A Expired - Fee Related JP3082508B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 駆動回路の異常検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082508B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP05111382A patent/JP3082508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH06324701A (ja) | 1994-11-25 |
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