JP2692135B2 - 負荷制御装置 - Google Patents
負荷制御装置Info
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- JP2692135B2 JP2692135B2 JP63118536A JP11853688A JP2692135B2 JP 2692135 B2 JP2692135 B2 JP 2692135B2 JP 63118536 A JP63118536 A JP 63118536A JP 11853688 A JP11853688 A JP 11853688A JP 2692135 B2 JP2692135 B2 JP 2692135B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、入力電圧のレベルをA/D変換器を用いて検
出し、その値に基づいて負荷を制御する負荷制御装置に
関するものである。
出し、その値に基づいて負荷を制御する負荷制御装置に
関するものである。
従来の技術 従来のこの種の負荷制御装置の一例として温度制御装
置を第4図に示す。1は電源、2はヒータ、3はトラン
ジスタ4で駆動されヒータ2をON・OFFするリレーであ
る。5は抵抗、6はヒータ2の温度を検出するサーミス
タ、7はヒータ2を所望の温度に設定するボリュームで
ある。8,9はA/D変換器でそれぞれサーミスタ6による温
度信号電圧及びボリューム7の設定信号電圧が入力され
ている。10は負荷であるトランジスタ4を駆動する制御
手段で、A/D変換器8、9の信号が入力されている。A/D
変換器8,9、リレー制御手段10で入力電圧検出装置を構
成している。そして制御手段10ではA/D変換器8,9の出力
値が一定の範囲内にあることを検出して一定範囲外の場
合は駆動手段4を停止させるといういわゆる3値制御を
行なっている。
置を第4図に示す。1は電源、2はヒータ、3はトラン
ジスタ4で駆動されヒータ2をON・OFFするリレーであ
る。5は抵抗、6はヒータ2の温度を検出するサーミス
タ、7はヒータ2を所望の温度に設定するボリュームで
ある。8,9はA/D変換器でそれぞれサーミスタ6による温
度信号電圧及びボリューム7の設定信号電圧が入力され
ている。10は負荷であるトランジスタ4を駆動する制御
手段で、A/D変換器8、9の信号が入力されている。A/D
変換器8,9、リレー制御手段10で入力電圧検出装置を構
成している。そして制御手段10ではA/D変換器8,9の出力
値が一定の範囲内にあることを検出して一定範囲外の場
合は駆動手段4を停止させるといういわゆる3値制御を
行なっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の様な構成では、以下に示す課題を
有していた。
有していた。
(1) 従来例で示した様な一定範囲外のA/D変換器出
力値を検出する方法では、A/D変換器の入力電圧のダイ
ナミックレンジを小さくすることとなり、ノイズ等に弱
くなると共に入力電圧の電圧変換前の信号(従来例では
温度)に対する分解能が小さくなり、精度の悪い制御し
かできなかった。
力値を検出する方法では、A/D変換器の入力電圧のダイ
ナミックレンジを小さくすることとなり、ノイズ等に弱
くなると共に入力電圧の電圧変換前の信号(従来例では
温度)に対する分解能が小さくなり、精度の悪い制御し
かできなかった。
(2) 従来例の様に一定範囲内の出力値のみ有効とす
る方法では、A/D変換器が故障した場合、多くは入力電
圧にかかわらず出力値が一定となってしまう様な故障で
ありこの様な故障を検出することができず、結果として
温度制御装置の様に負荷の種類においては発煙・発火等
を生ずる危険性があった。
る方法では、A/D変換器が故障した場合、多くは入力電
圧にかかわらず出力値が一定となってしまう様な故障で
ありこの様な故障を検出することができず、結果として
温度制御装置の様に負荷の種類においては発煙・発火等
を生ずる危険性があった。
本発明は上記課題を解決し、精度の高い制御ができ、
また故障が検出できる負荷制御装置を提供するものであ
る。
また故障が検出できる負荷制御装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の負荷制御装置
は、A/D変換器と、このA/D変換器のアナログの入力電圧
を強制的に変更する入力電圧変更手段と、この入力電圧
変更手段による入力電圧変更時に前記A/D変換器のアナ
ログの入力電圧に対応した同一チャンネルのディジタル
出力値変化を検出した時には前記A/D変換器の入力電圧
変更前のディジタル出力値に従って負荷を制御し、出力
値の変化を検出しない時には異常発生信号を出力する制
御手段とで構成したものである。
は、A/D変換器と、このA/D変換器のアナログの入力電圧
を強制的に変更する入力電圧変更手段と、この入力電圧
変更手段による入力電圧変更時に前記A/D変換器のアナ
ログの入力電圧に対応した同一チャンネルのディジタル
出力値変化を検出した時には前記A/D変換器の入力電圧
変更前のディジタル出力値に従って負荷を制御し、出力
値の変化を検出しない時には異常発生信号を出力する制
御手段とで構成したものである。
作用 上記構成により、制御手段はA/D変換器の故障(入力
電圧にかかわらず出力値が一定となる故障)の時にはA/
D変換器の出力値変化を検出せず、異常発生信号を出力
する。
電圧にかかわらず出力値が一定となる故障)の時にはA/
D変換器の出力値変化を検出せず、異常発生信号を出力
する。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例を示す入力電圧検出装置を
用いた温度制御装置のブロック図である。従来例と同一
の構成部分には同一の付号を付与し、その詳細な説明は
省略する。11は制御手段でA/D変換器8,9からの出力値を
入力し、トランジスタ13,14で構成した入力電圧変更手
段15によってA/D変換器8および9の入力電圧を変更し
た時の出力値変化を検出し、A/D変換器8および9の両
方の出力値の変化を検出した場合には負荷であるトラン
ジスタ4にONまたはOFFの制御信号を出力し、トランジ
スタ12へは異常発生信号は出力しない。しかしながら、
入力電圧変更手段15によるA/D変換器8または9の入力
電圧変更時のA/D変換器8または9の出力値の変化が検
出できない場合には、制御手段11より異常発生信号を出
力し、トランジスタ12をONさせることによってヒータ2
への通電を強制的に停止させる。
用いた温度制御装置のブロック図である。従来例と同一
の構成部分には同一の付号を付与し、その詳細な説明は
省略する。11は制御手段でA/D変換器8,9からの出力値を
入力し、トランジスタ13,14で構成した入力電圧変更手
段15によってA/D変換器8および9の入力電圧を変更し
た時の出力値変化を検出し、A/D変換器8および9の両
方の出力値の変化を検出した場合には負荷であるトラン
ジスタ4にONまたはOFFの制御信号を出力し、トランジ
スタ12へは異常発生信号は出力しない。しかしながら、
入力電圧変更手段15によるA/D変換器8または9の入力
電圧変更時のA/D変換器8または9の出力値の変化が検
出できない場合には、制御手段11より異常発生信号を出
力し、トランジスタ12をONさせることによってヒータ2
への通電を強制的に停止させる。
尚、本発明は、A/D変換器のアナログ入力および前記
アナログ入力に対応した同一チャンネルのディジタル出
力の1つのチャンネルのみを用いてそのチャンネルの異
常を検出するようにしたものである。
アナログ入力に対応した同一チャンネルのディジタル出
力の1つのチャンネルのみを用いてそのチャンネルの異
常を検出するようにしたものである。
第2図は、同実施例の負荷制御装置のフローチャート
である。まずA/D変換器8または9におけるA/D変換値P1
を制御手段11で入力する。次に入力電圧変更手段により
A/D変換器8または9の入力電圧を変更し、その後現在
のA/D変換値P2を制御手段11で入力する。制御手段11で
はA/D変換値P1とA/D変換値P2を比較し、変化があればA/
D変換値P1に従って負荷4を制御し、再びスタートにも
どりこれを繰返す。また、A/D変換値P1とA/D変換値P2に
変化がなければ制御手段11より異常発生信号を出力す
る。
である。まずA/D変換器8または9におけるA/D変換値P1
を制御手段11で入力する。次に入力電圧変更手段により
A/D変換器8または9の入力電圧を変更し、その後現在
のA/D変換値P2を制御手段11で入力する。制御手段11で
はA/D変換値P1とA/D変換値P2を比較し、変化があればA/
D変換値P1に従って負荷4を制御し、再びスタートにも
どりこれを繰返す。また、A/D変換値P1とA/D変換値P2に
変化がなければ制御手段11より異常発生信号を出力す
る。
また、A/D変換器が本例の様に複数個あって、それが
1チップで構成されている場合においては、チップ内部
の故障でそのA/D変換器に対応した入力電圧を出力値に
変換せずに他のA/D変換器に対応した入力電圧を出力値
に変換する場合がある。例えば、第3図のようにA/D変
換器8、9が1チップで構成されている時、あたかもチ
ップ内のa点で断線となり、bという経路ができたかの
様に、A/D変換器8がA/D変換器9の入力電圧を変換する
という故障が発生することがある。このような時におい
ても、本発明の構成とすることで故障検出を行なうこと
ができる。また、制御手段11とA/D変換器8、9を1チ
ップで構成したA/D変換器内蔵のマイクロコンピュータ
の場合も全く同様である。
1チップで構成されている場合においては、チップ内部
の故障でそのA/D変換器に対応した入力電圧を出力値に
変換せずに他のA/D変換器に対応した入力電圧を出力値
に変換する場合がある。例えば、第3図のようにA/D変
換器8、9が1チップで構成されている時、あたかもチ
ップ内のa点で断線となり、bという経路ができたかの
様に、A/D変換器8がA/D変換器9の入力電圧を変換する
という故障が発生することがある。このような時におい
ても、本発明の構成とすることで故障検出を行なうこと
ができる。また、制御手段11とA/D変換器8、9を1チ
ップで構成したA/D変換器内蔵のマイクロコンピュータ
の場合も全く同様である。
発明の効果 以上のように本発明の負荷制御装置によれば以下に述
べる効果が得られる。
べる効果が得られる。
(1) 負荷の制御にA/D変換器の出力値を一定の範囲
のみ有効として用いる。いわゆる3値制御ではないので
A/D変換器の入力範囲全体を用いることができ、分解能
力が高められ精度の高い制御を行なうことができるとと
もに、ノイズに対しても強くすることができる。
のみ有効として用いる。いわゆる3値制御ではないので
A/D変換器の入力範囲全体を用いることができ、分解能
力が高められ精度の高い制御を行なうことができるとと
もに、ノイズに対しても強くすることができる。
(2) A/D変換器の入力電圧によらず一定の出力値を
示す故障に対してこれを検出することが可能となる。
示す故障に対してこれを検出することが可能となる。
(3) 1チップ中に複数のA/Dコンバータを内蔵して
用いる場合、A/D変換器の対応した入力電圧によらず他
のA/D変換器の入力電圧によって出力値を出力するとい
う故障に対して、これを検出することが可能となる。
用いる場合、A/D変換器の対応した入力電圧によらず他
のA/D変換器の入力電圧によって出力値を出力するとい
う故障に対して、これを検出することが可能となる。
(4)A/D変換器の各チャンネル毎の故障を検出するこ
とができ、また、入力電圧変更時のディジタル出力値の
変化の有無のみを検出するので構成を簡略化できる。
とができ、また、入力電圧変更時のディジタル出力値の
変化の有無のみを検出するので構成を簡略化できる。
第1図は本発明一実施例の負荷制御装置のブロック図、
第2図は同実施例のフローチャート、第3図は複数のA/
D変換器を1チップで構成した時発生する故障を示すブ
ロック図、第4図は従来の負荷制御装置の一例を示すブ
ロツク図である。 8、9……A/D変換器、11……制御手段、15……入力電
圧変更手段。
第2図は同実施例のフローチャート、第3図は複数のA/
D変換器を1チップで構成した時発生する故障を示すブ
ロック図、第4図は従来の負荷制御装置の一例を示すブ
ロツク図である。 8、9……A/D変換器、11……制御手段、15……入力電
圧変更手段。
Claims (1)
- 【請求項1】アナログ−ディジタル変換器(以下A/D変
換器と略す)と、このA/D変換器のアナログの入力電圧
を強制的に変更する入力電圧変更手段と、この入力電圧
変更手段による入力電圧変更時に前記A/D変換器のアナ
ログの入力電圧に対応した同一チャンネルのディジタル
出力値変化を検出した時には前記A/D変換器の入力電圧
変更前のディジタル出力値に従って負荷を制御し、出力
値の変化を検出しない時には異常発生信号を出力する制
御手段よりなる負荷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63118536A JP2692135B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 負荷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63118536A JP2692135B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 負荷制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01287717A JPH01287717A (ja) | 1989-11-20 |
JP2692135B2 true JP2692135B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=14739023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63118536A Expired - Fee Related JP2692135B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 負荷制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2692135B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5489861B2 (ja) * | 2010-05-20 | 2014-05-14 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置及びエンジン制御用ボード |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63116523A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-20 | Mitsubishi Electric Corp | A/d変換システム |
JPS63140737U (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-16 |
-
1988
- 1988-05-16 JP JP63118536A patent/JP2692135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01287717A (ja) | 1989-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |