JP3082205U - 鋳造物に付着した不用物の切断除去装置 - Google Patents
鋳造物に付着した不用物の切断除去装置Info
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- JP3082205U JP3082205U JP2001003355U JP2001003355U JP3082205U JP 3082205 U JP3082205 U JP 3082205U JP 2001003355 U JP2001003355 U JP 2001003355U JP 2001003355 U JP2001003355 U JP 2001003355U JP 3082205 U JP3082205 U JP 3082205U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】鋳造物に生じる湯口等の不用物の切断除去装置
を提供する。 【解決手段】鋳造物8の湯口9等の不用物切断除去装置
Aであって、回転軸3を有し、この回転軸3を高速回転
するモータ1と、回転軸3の先端4に装着され、回転軸
3の回転によって高速回転され、鋳造物8の不用物9を
切断除去する円盤型ダイヤモンドチップソー2とを備
え、チップソー2を3000rpm 〜3600rpm の回転
数で高速回転してなり、この高速回転されたダイヤモン
ドチップソー2自体の遠心力およびジャイロモーメント
効果によりチップソー2の剛性が向上されてチップソー
2の剛性向上分だけチップソー2の厚みを薄くすること
ができ、これによりダイヤモンドチップ(ダイヤモンド
刃7)使用量を減少するとともに切断動力の省エネルギ
ーおよび切断の際に生じる切粉を減少することから構成
される。
を提供する。 【解決手段】鋳造物8の湯口9等の不用物切断除去装置
Aであって、回転軸3を有し、この回転軸3を高速回転
するモータ1と、回転軸3の先端4に装着され、回転軸
3の回転によって高速回転され、鋳造物8の不用物9を
切断除去する円盤型ダイヤモンドチップソー2とを備
え、チップソー2を3000rpm 〜3600rpm の回転
数で高速回転してなり、この高速回転されたダイヤモン
ドチップソー2自体の遠心力およびジャイロモーメント
効果によりチップソー2の剛性が向上されてチップソー
2の剛性向上分だけチップソー2の厚みを薄くすること
ができ、これによりダイヤモンドチップ(ダイヤモンド
刃7)使用量を減少するとともに切断動力の省エネルギ
ーおよび切断の際に生じる切粉を減少することから構成
される。
Description
【0001】
本考案はアルミ等を鋳造加工して得られる自動車部品等の各種鋳造物に付着し た不用物切断除去装置にかかり、特に、鋳造物の湯口等の不用物を切断除去する ダイヤモンドチップソーと、このチップソーを高速回転するモータ等の回転装置 とを備えた鋳造物の不用物切断除去装置にかかり、詳細には、ダイヤモンドチッ プの使用量を減少するとともに、切断動力の省エネルギーを達成し、かつ切断の 際に生じる切粉を減少して鋳造物の材料の無駄を減少し、これにより鋳造物の生 産コストを大幅に低減させる鋳造物に付着した不用物切断除去装置に関する。
【0002】
自動車の各種部品、例えば、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、インテ ークマニホールド等はアルミを鋳造加工して製造される。この鋳造によって得ら れる鋳造物には湯口等の不用物が付着しているため、この不用物を鋳造物から切 断除去する必要がある。
【0003】 この種の不用物切断除去装置として、従来、モータ等の回転装置の回転軸先端 にダイヤモンドチップソーを装着し、この回転装置の駆動によりダイヤモンドチ ップソーを高速回転させ、このダイヤモンドチップソーの回転力により鋳造物の 不用物を切断していた。
【0004】
このときのダイヤモンドチップソーの回転数は1000rpm 〜1800rpm で あるが、切断中の振動発生を防止するため、例えば、チップソーの径が400φ 程度であればチップソーの厚みは6〜8mm程度必要であった。しかも、従来では ダイヤモンドチップソーの回転数をこれ以上上げることは切断片が高速で飛散し てチップソーを破損したり、騒音が非常に大きくなり、このため密閉切断を余儀 なくされていた。
【0005】 本考案者はチップソーの回転数を3000rpm 以上に上げると、チップソー自 体の遠心力およびジャイロモーメント効果によりチップソーの剛性向上が顕著に 現れ、この結果、チップソーの剛性向上分だけチップソーの厚みを薄くすること が可能であることを発見し、本考案を完成するに至った。
【0006】 本考案の目的は鋳造物の湯口等の不用物を切断除去するダイヤモンドチップソ ーと、このチップソーを高速回転するモータ等の回転装置とを備えた鋳造物の不 用物切断除去装置において、ダイヤモンドチップの使用量を減少するとともに、 切断動力の省エネルギーを達成し、かつ切断の際に生じる切粉を減少して鋳造物 の材料の無駄を減少し、これにより鋳造物の生産コストを大幅に低減させ、上述 の公知技術に存する欠点を改良した鋳造物に付着した不用物切断除去装置を提供 することにある。
【0007】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、鋳造物に付着した不用物の切断 除去装置であって、回転軸を有し、この回転軸を高速回転する回転装置と、前記 回転軸の先端に装着され、この回転軸の回転によって高速回転され、鋳造物の不 用物を切断除去する円盤型ダイヤモンドチップソーとを備え、このチップソーを 3000rpm 以上の回転数で高速回転し、この高速回転されたダイヤモンドチッ プソー自体の遠心力およびジャイロモーメント効果により前記チップソーの剛性 が向上されてチップソーの剛性向上分だけチップソーの厚みを薄くすることがで き、これによりダイヤモンドチップの使用量を減少するとともに、切断動力の省 エネルギーおよび切断の際に生じる切粉を減少することを特徴とする。
【0008】
以下、本考案を添付図面を用いて詳述する。
【0009】 図1は本考案にかかる切断除去装置の一具体例の斜視図であり、図2は図1の a部分の拡大部分側面図である。
【0010】 図1において、Aは本考案にかかる切断除去装置であって、モータ等の回転装 置1と、円盤型ダイヤモンドチップソー2とを備えて構成される。モータ1(回 転装置1)は回転軸3を有し、この回転軸3の先端4には円盤型ダイヤモンドチ ップソー2が装着される。そして、モータ1の回転軸3はモータ1の駆動によっ て高速回転され、この回転とともに先端4に装着された円盤型ダイヤモンドチッ プソー2もまた高速回転される。
【0011】 円盤型ダイヤモンドチップソー2はチップソー母材5の周縁が図1のa部分の 拡大側面図である図2に示されるように、円周方向に並列された多数のチップ6 、6・・・6からなり、これらチップ6、6・・・6にはそれぞれダイヤモンド 刃7、7・・・7が付着されている。このダイヤモンド刃7、7・・・7の大き さは例えば4mm×4mm×1mmであり、超硬材10に付着される。
【0012】 ダイヤモンドチップソー2はモータ1による回転軸3の回転により、3000 rpm 以上、好ましくは3000rpm 〜3600rpm の回転数で回転され、図1に 示されるように、アルミ等の鋳造物8の鋳造の際、例えば、自動車のエンジン部 品であるシリンダヘッドの鋳造物8に付着した不用物9を切断除去する。
【0013】 高速回転されたダイヤモンドチップソー2はそれ自体の遠心力およびジャイロ モーメント効果によりチップソー2の剛性が顕著に向上され、チップソーの剛性 向上分だけチップソーの厚みを薄くすることができる。すなわち、チップソーの 大きさが400φ程度であって、切断主軸回転数1800rpm の従来技術ではチ ップソーの厚みが6mm〜8mm程度必要であったが、本考案では、切断主軸回転数 が3600rpm であって、切断面積50mm×100mmの湯口を送り速度30mm/ 秒で切断する場合、チップソーの厚みは4mmで可能となる。
【0014】 このように、チップソーの厚みを6mm〜8mmから4mmに薄くすることにより、 ダイヤモンドチップの使用量が例えば4mm×4mm×1mmに減少されるとともに切 断動力、すなわち、図1におけるモータ1による切断動力の省エネルギが達成さ れ、かつ、鋳造物8の不用物9の切断の際に生じる接合部分11からの切粉が減少 し、このため、鋳造物の生産コスト低減に大きく貢献できる。図1中、12は鋳造 物8を挟んで保持するためのクランプであって、支持板13に固着されている。こ のクランプ12は図示しない対向位置の支持板13にも取りつけられ、両方から鋳造 物8を挟んで保持する。
【0015】
以上のとおり、本考案はダイヤモンドチップソーの回転数を3000rpm 以上 に上げることにより、チップソー自体の遠心力およびジャイロモーメント効果に よりチップソーの剛性向上が顕著に現れ、この結果、チップソーの剛性向上分だ けチップソーの厚みを、例えば、6mm〜8mmから4mmに薄くすることができてコ スト削減が可能となり、実用上極めて有用な考案である。
【図1】本考案にかかる切断除去装置の一具体例の斜視
図である。
図である。
【図2】図1の部分の拡大側面図である。
A 本考案にかかる切断除去装置 1 モータ 2 ダイヤモンドチップソー 3 回転軸 4 先端 5 チップソー母材 6 チップ 7 ダイヤモンド刃 8 鋳造物 9 不用物 10 超硬材 11 接合部分 12 クランプ 13 支持板
Claims (1)
- 【請求項1】 鋳造物に付着した不用物の切断除去装置
であって、回転軸を有し、この回転軸を高速回転する回
転装置と、前記回転軸の先端に装着され、この回転軸の
回転によって高速回転され、鋳造物に付着した不用物を
切断除去する円盤型ダイヤモンドチップソーとを備え、
このチップソーを3000rpm 以上の回転数で高速回転
し、この高速回転されたダイヤモンドチップソー自体の
遠心力およびジャイロモーメント効果により前記チップ
ソーの剛性が向上されてチップソーの剛性向上分だけチ
ップソーの厚みを薄くすることができ、これによりダイ
ヤモンドチップの使用量を減少するとともに、切断動力
の省エネルギーおよび切断の際に生じる切粉を減少する
ことを特徴とする鋳造物に付着した不用物の切断除去装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003355U JP3082205U (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 鋳造物に付着した不用物の切断除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003355U JP3082205U (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 鋳造物に付着した不用物の切断除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3082205U true JP3082205U (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=43303947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003355U Expired - Lifetime JP3082205U (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | 鋳造物に付着した不用物の切断除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082205U (ja) |
-
2001
- 2001-05-28 JP JP2001003355U patent/JP3082205U/ja not_active Expired - Lifetime
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