JP3147363U - 丸棒材のバリ取り装置 - Google Patents

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JP3147363U
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JP2008007181U
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和義 朝川
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小木曽工業株式会社
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Abstract

【課題】治具の加工が容易で、バリを確実に除去し、丸棒材の径が変わっても治具の交換が不要な、バリ取り装置を提供する。
【解決手段】一方の面1aと、面1aに背向し面1aより大きな他方の面1bと、一方の面1aの外周と他方の面1bの外周とを繋ぐ傾斜側面部1cと、をもつ傘型円盤1と、丸棒材90をその中心軸を回転軸として回転させる丸棒材回転手段2と、傘型円盤1の中心軸を回転軸として回転させる円盤回転手段3と、丸棒材90及び傘型円盤1の少なくとも一方を互いに近接する方向に移動させ、傾斜側面部1cを端面のエッジに当接させる移動手段4と、を備えることを特徴とする丸棒材のバリ取り装置。
【選択図】図1

Description

本考案は、丸棒材のバリ取り装置に関する。
例えば、みがき棒鋼等の軸方向に延在する金属棒を鋸等で切断した場合、その端面のエッジにはバリを生じてしまう。すなわち、図3に示すように、金属棒が軸方向O1−O2に延在する丸鋼90の場合、この丸鋼90を鋸で切断すれば、その端面90aのエッジ90bにはバリ91を生じてしまう。バリは金属棒に限らず、樹脂棒やゴム棒などでも大なり小なりできるため、バリ取りを行う必要がある。
従来、かかる丸棒材の端面におけるバリを除去するためには、ワイヤーブラシ、砥石、切削バイト等の工具をモータ等の回転軸に取付け、作業者がモータ等を手にして工具を回転させつつ丸棒材の端面に押し当て、これにより母体からバリを切削することが行われていた。
しかし、上記従来の方法では、バリだけでなく、微小ながら母体をも切削しやすいため、バリ取り後の丸棒材の品質を損なうおそれがあった。また、このとき、母体の切削により余分な切粉等を生じ、清掃作業も悪化させてしまうので、集塵機を設置する必要がある。
また、この方法では、ワイヤーブラシ等の工具とバリ及び母体との相対摩擦力によりバリを切削するため、工具が切削時に摩耗してしまう。そして、この方法では、工具を端面に押し当てる作業を作業者が行わなければならないため、自動化が困難であった。このため、従来はバリ取りに要するコストの高騰化も生じていた。
そこで、円錐形開口部の傾斜面に丸棒材の端面を押圧してバリを除去するバリ取り装置が開発された(例えば、特許文献1参照。)。
実開平7−37533号公報
上記従来のバリ取り装置では、円錐形開口部の傾斜面に押圧するだけなので、バリの取り残しが生じやすい。また、傾斜面をもつ円錐形開口部の加工が難しい。また、丸棒材の径が大きく変わると、その都度円錐形開口部の異なるバリ取り治具を用意する必要がある。
本考案は、上記従来のバリ取り装置の問題に鑑みてなされたもので、治具の加工が容易で、バリを確実に除去し、丸棒材の径が変わっても治具の交換が不要な、バリ取り装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するためになされた本考案のバリ取り装置は、軸方向に延在する丸棒材の端面のエッジにできるバリを除去するバリ取り装置であって、一方の面と該一方の面に背向し該一方の面より大きな他方の面と、該一方の面の外周と該他方の面の外周とを繋ぐ傾斜側面部と、をもつ傘型円盤と、前記丸棒材を前記軸を回転軸として回転させる丸棒材回転手段と、前記傘型円盤を中心軸を回転軸として回転させる円盤回転手段と、前記丸棒材及び前記傘型円盤の少なくとも一方を互いに近接する方向に移動させ、前記傾斜側面部を前記端面のエッジに当接させる移動手段と、を備えることを特徴とする。
上記のバリ取り装置において、前記傘型円盤の少なくとも前記傾斜側面部が超硬合金で形成されているとよい。
また、前記傾斜側面部が拡径方向に凸の凸曲面もつとよい。
回転する丸棒材の端面のエッジに回転する傾斜側面部が当接されるので、互いに直交する相対摩擦力(丸棒材の周方向の摩擦力と傘型円盤の周方向の摩擦力と)が働き、バリが確実に除去される。また、傘型円盤の傾斜側面部を丸棒材の端面のエッジに当接させるだけなので、丸棒材の径が変わっても同一の傘型円盤でバリ取りを行うことができる。また、傘型円盤であるので外周加工で作ることができ、加工が容易である。
傘型円盤の少なくとも傾斜側面部を超硬合金で形成することで、摩耗が少なくなり傘型円盤の寿命が延びランニングコストが安くなる。
傾斜側面部が凸曲面をもつと、バリの排出領域が増え一層確実にバリが除去される。
本考案の実施形態を図面を参照して詳しく説明する。図1は本考案に係るバリ取り装置の概略構成図である。図2は、図1の要部拡大模式図である。
本考案に係るバリ取り装置は、図1及び図2に示すように、一方の面1aと面1aに背向し面1aより大きな他方の面1bと、面1aの外周と面1bの外周とを繋ぐ傾斜側面部1cと、をもつ傘型円盤1と、丸棒材90を軸O1−O2を回転軸として回転させる丸棒材回転手段2と、傘型円盤1を中心軸O3−O4を回転軸として回転させる円盤回転手段3と、傾斜側面部1cを端面90aのエッジに当接させる移動手段4と、を備えている。5は、丸棒材90を丸棒材回転手段2にセットするためのリフト・キャリーである。
傘型円盤1は超硬合金製である。傾斜側面部1cは、例えば、曲率半径が70mmの拡径方向に凸の凸曲面を備えている。面1aの外周と面1bの外周とを繋ぐ傾斜線1dと面1bとのなす角α=45°である。
丸棒材回転手段2は、上下移動手段(不図示)に支持されたモータ駆動のピンチローラ2aと支持ローラ2bとを備えている。丸棒材回転手段2で丸棒90は、200rpmに回転される。
3が円盤回転手段であり、次のように構成されている。すなわち、傘型円盤1の中心に軸受け3bに回転自在に軸支された軸3aが固定され、軸3aに固定されたプーリ3cがモータ3dの回転軸3eに固定されたプーリ3fとベルトで連結されている。円盤回転手段3で傘型円盤1は、例えば7,000〜10,000rpmに回転される。
移動手段4は、エアーシリンダであり、円盤回転手段3に支持された傘型円盤1を上下に移動させる。
次に、上記バリ取り装置の動作について説明する。
先ず、リフト・キャリー5で丸棒材90を支持ローラ2bの上にセットする。次にピンチローラ2aを上下移動手段(不図示)で下降させて丸棒材90に当接させると、丸棒材90は矢印A方向に200rpmの回転数で回転させられる。
次に、円盤回転手段3で7,000〜10,000rpmの回転数で回転させられた傘型円盤1を移動手段4で上方に移動させて傾斜側面部1cを丸棒材90の端面90aのエッジ90bに当接させる。すると、当接部には丸棒材90の周方向の摩擦力と傘型円盤1の周方向の摩擦力とが働きバリが除去される。
また、傾斜側面部1cが凸曲面を備えているため、バリの排出領域が拡がりバリの取り残しが少ない。すなわち、図2に示すように、傾斜線1dに平行で凸曲面とPで接する接線1eと上面1aの延長線との交点をS、下面1bの延長線との交点をQとし、上面1aの端点をT、下面1bの端点をRとすると、略三角形の領域PST及びPQRが生じるため、この領域分バリの排出がよくなる。その結果、バリの取り残しが少なくなる。
直径20mmの丸鋼(JISG3123)25,000本を切断してバリ取り性能を調べた。すなわち、バリ取り後のバリの大きさを測定した結果、20本の平均値で縦バリ(径方向のバリ)が0.12mm、横バリ(軸方向のバリ)が0.04mmであった。また、25,000本のバリ取りを行っても傘型円盤1の摩耗が見られず長寿命であることが確認された。
本考案に係るバリ取り装置の概略構成図である。 図1の要部拡大模式図である。 鋸で切断した丸鋼の斜視図である。
符号の説明
1・・・・・・傘型円盤
1a・・・・ 一方の面
1b・・・・ 他方の面
1c・・・・ 傾斜側面
2・・・・・・丸棒材回転手段
3・・・・・・円盤回転手段
4・・・・・・移動手段
O1,O2・・・・ 軸方向
O3,O4・・・・ 中心軸
90・・・・・丸棒材
90a・・・ 端面
90b・・・ エッジ
91・・・・・バリ

Claims (3)

  1. 軸方向に延在する丸棒材の端面のエッジにできるバリを除去するバリ取り装置であって、
    一方の面と、該一方の面に背向し該一方の面より大きな他方の面と、該一方の面の外周と該他方の面の外周とを繋ぐ傾斜側面部と、をもつ傘型円盤と、
    前記丸棒材を前記軸を回転軸として回転させる丸棒材回転手段と、
    前記傘型円盤を中心軸を回転軸として回転させる円盤回転手段と、
    前記丸棒材及び前記傘型円盤の少なくとも一方を互いに近接する方向に移動させ、前記傾斜側面部を前記端面のエッジに当接させる移動手段と、を備えることを特徴とする丸棒材のバリ取り装置。
  2. 前記傘型円盤の少なくとも前記傾斜側面部が超硬合金で形成されている請求項1に記載の丸棒材のバリ取り装置。
  3. 前記傾斜面部が拡径方向に凸の凸曲面をもつ請求項1または2に記載の丸棒材のバリ取り装置。
JP2008007181U 2008-10-14 丸棒材のバリ取り装置 Expired - Lifetime JP3147363U (ja)

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JP3147363U true JP3147363U (ja) 2008-12-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101894837B1 (ko) * 2018-02-05 2018-09-04 (주)이노 양단 그라인딩 머신

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