JP3082139U - 熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置 - Google Patents

熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置

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JP3082139U JP2001003277U JP2001003277U JP3082139U JP 3082139 U JP3082139 U JP 3082139U JP 2001003277 U JP2001003277 U JP 2001003277U JP 2001003277 U JP2001003277 U JP 2001003277U JP 3082139 U JP3082139 U JP 3082139U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備費を抑えることができ、かつ生産性を高
めることができる熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装
置を提供する。 【解決手段】 熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置
10は、熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体11から2
本のポリウレタンベルト12を形成するプレス装置20
と、このプレス装置20に帯状長尺体11を供給する送
り装置40と、この送り装置40から2本のポリウレタ
ンベルト12を開放した際に2本のポリウレタンベルト
12を安定保持する保持装置50とを備える。プレス装
置20は、上流側に孔開け部21を備え、中央に外側縁
形成部25を備え、下流側に分割部30を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、送り装置でプレス装置に熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体を供給 し、プレス装置で帯状長尺体からポリウレタンベルトをプレス成形する熱硬化性 ポリウレタンベルトの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、歯並びをよくするために歯列の矯正が実施されている。歯列の矯正 を実施する際には、矯正するそれぞれの歯に係止金具を取付け、隣り合う歯の係 止金具に歯列矯正用ベルトをかけ、この歯列矯正用ベルトを張設することにより 、歯列矯正用ベルトの張力でそれぞれの歯に応力をかけて、熾烈全体のを矯正を している。
【0003】 この歯列矯正用ベルトは、歯列を矯正するために比較的大きな張力が要求され 、その要求を満たすために一般的に熱硬化性ポリウレタンで製造されている。こ の熱硬化性ポリウレタンで歯列矯正用ベルトを製造する方法として、特公平5− 12145が知られている。
【0004】 この公報のプレス装置は、熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体に複数の孔を一 定のピッチで開けるための孔開け刃と、帯状長尺体の外形を切断するための外側 形成刃とが同じ部位にまとめて設けられている。 プレス装置をワンショット作動させることで、熱硬化性ポリウレタンの帯状長 尺体に複数の孔を一定のピッチでプレス加工するとともに、帯状長尺体の両側の 外形を所望の形状にプレス加工し、同時に帯状長尺体に切断縁をプレス成形して いる。
【0005】 ワンショット作動の後、帯状長尺体を引張ることにより、切断縁をプレス装置 側の衝合壁に突き当てて、帯状長尺体の一定のピッチ分の水平送り移動をしてい る。またこの水平移動が完了した後に、プレス装置を再度ワンショット作動させ ている。
【0006】 これにより、一定の送りピッチ分だけ送った帯状長尺体に、複数の孔を一定の ピッチでプレス加工するとともに、帯状長尺体の外形を所望の形状にプレス加工 し、同時に帯状長尺体に前述の切断縁をプレス成形している。 以下上記工程を継続することで、帯状長尺体から歯列矯正用ベルトをプレス成 形して、完成品を得ている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記公報のプレス装置は、帯状長尺体に複数の孔を一定のピッチで開 けるための孔開け刃と、帯状長尺体の外形を切断するための外側形成刃とが同じ 部位にまとめて設けられているので、プレス装置の形状が複雑になり設備費が嵩 むという問題があった。
【0008】 また、プレス装置をワンショット作動させた後、帯状長尺体を引張ることによ り、帯状長尺体の切断縁をプレス装置側の衝合壁に突き当て、この突き当てによ り帯状長尺体を引張り方向に一定のピッチ分送るようにしている。
【0009】 上記公報のものでは帯状長尺体を一定の送りピッチ分だけ正確に送るためには 切断縁を正確にプレス成形する必要があり、このためパンチやダイのメンテナン スを頻繁におこなう必要があり、これによりプレス装置の稼働時間が抑えられて しまい、生産性を高める上で問題があった。
【0010】 この考案は、設備費を抑えることができ、かつ生産性を高めることができる熱 硬化性ポリウレタンベルトの製造装置を提供して、上述の全ての問題点を解消し ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本考案の上記目的を達成するために請求項1は、熱硬化性ポリウレタンの帯状 長尺体から複数本のポリウレタンベルトをプレス成形するプレス装置と、このプ レス装置に帯状長尺体を供給する送り装置とを備えた熱硬化性ポリウレタンベル トの製造装置であって、前記プレス装置は、上流側を孔開け部、中央を外側縁形 成部、下流側を分割部に3区分され、前記孔開け部に、前記帯状長尺体に複数列 の孔を開ける孔開け刃が設けられ、前記外側縁形成部に、帯状長尺体に開けられ た孔に挿入して帯状長尺体を所定位置に位置決めする位置決めピンが設けられる とともに、帯状長尺体の外側部を所望の形状に切断する外側縁形成刃が設けられ 、前記分割部に、帯状長尺体を複数本に分割する分割刃が設けられ、前記送り装 置は、前記プレス装置の上流側の帯状長尺体を保持可能な上流側エアーフィーダ が備えられるととも、プレス装置の下流側の複数本のポリウレタンベルトを保持 可能な下流側エアーフィーダが備えられ、これらのエアーフィーダが上流側から 下流側へ向けて一定の送りピッチ分の水平移動が可能となるように構成されてい ることを特徴とする。
【0012】 上記した本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置は、プレス装置 の上流側に孔開け部を備え、中央に外側縁形成部を備え、下流側に分割部を備え るように構成した。このため、孔開け刃、外側縁形成刃及び分割刃をそれぞれ離 して設けることができるので、プレス装置の形状を簡素化できる。
【0013】 さらに、送り装置のエアーフィーダで帯状長尺体を保持した状態で、帯状長尺 体を上流側から下流側へ向けて一定の送りピッチ分の水平移動をするので、帯状 長尺体を継続して確実に、一定の送りピッチ分の水平移動が行えるようになる。 このため、送り装置のメンテナンスを実施する間隔を長く設定することが可能 となり、さらに熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置の稼働率を高めることが できる。
【0014】 請求項2は、熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体からポリウレタンベルトをプ レス成形するプレス装置と、このプレス装置に帯状長尺体を供給する送り装置と を備えた熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置であって、前記プレス装置は、 上流側を孔開け部、中央を外側縁形成部、下流側を分割部に3区分され、前記孔 開け部に、前記帯状長尺体に単列の孔を開ける孔開け刃が設けられ、前記外側縁 形成部に、帯状長尺体に開けられた孔に挿入して帯状長尺体を所定位置に位置決 めする位置決めピンが設けられるとともに、帯状長尺体の外側部を所望の形状に 切断する外側縁形成刃が設けられ、前記送り装置は、前記プレス装置の上流側の 帯状長尺体を保持可能な上流側エアーフィーダが備えられるととも、プレス装置 の下流側のポリウレタンベルトを保持可能な下流側エアーフィーダが備えられ、 これらのエアーフィーダが上流側から下流側へ向けて一定の送りピッチ分の水平 移動が可能となるように構成されていることを特徴とする。
【0015】 上記した本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置は、請求項1と 同様の作用・効果を得ることができる。 加えて、請求項1と比較して帯状長尺体から一本のポリウレタンベルトを製造 するように構成したので、プレス装置から分割部を除くことができるので、プレ ス装置をより簡素化して設備費をさらに抑えることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下添付図に基づいて本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置の 一実施の形態を詳説する。 図1は本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置を示す斜視図、図 2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図、図4は図2のC−C 線断面図、図5は図2のD−D線断面図、図6は図2のE−E線断面図、図7は 本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの使用例を示す説明図である。
【0017】 図1に示す熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置10は、熱硬化性ポリウレ タンの帯状長尺体11から2本のポリウレタンベルト12を形成するプレス装置 20と、このプレス装置20に帯状長尺体11を供給する送り装置40と、この 送り装置40から2本のポリウレタンベルト12を開放した際に2本のポリウレ タンベルト12を保持する保持装置50とを備える。
【0018】 図2に示すようにプレス装置20は、上流側に孔開け部21を備え、中央に外 側縁形成部25を備え、下流側に分割部30を備える。 孔開け部21は、図2及び図3に示すように可動型20aの上流側に複数個の 孔開け刃22が備えられ、固定型20bの上流側に複数個の孔開け刃22を受け 入れる受入れ孔23が貫通状に備えられている。
【0019】 よって、プレス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下降させる ことにより、複数個の孔開け刃22が下降し、複数個の孔開け刃22で熱硬化性 ポリウレタンの帯状長尺体11に複数列の孔11aを開け(図6参照)、同時に 複数個の孔開け刃22をそれぞれの受入れ孔23に受入れる。
【0020】 外側縁形成部25は、図2及び図4に示すように可動型20aの中央に複数の 位置決めピン26及び一対の外側縁形成刃27が備えられ、固定型20bの中央 に複数の位置決めピン26を受け入れる受入れ穴28、及び一対の外側縁形成刃 27を受入れる一対の受入れ段部29が備えられている。
【0021】 よって、プレス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下降させる ことにより、位置決めピン26が下降し、帯状長尺体11の孔11aに位置決め ピン26を挿入して帯状長尺体11を所定位置に位置決めすることができる。
【0022】 位置決めピン26は、先端が先細のテーパ状に形成されており、帯状長尺体1 1がセット位置から僅かにずれたような場合であっても、帯状長尺体11の孔1 1aに位置決めピン26を確実に挿入することができるようになっている。
【0023】 加えて、プレス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下降させる ことにより、一対の外側縁形成刃27が下降し、帯状長尺体11の外側部11b を所望の形状に切断し(図6参照)、一対の外側縁形成刃27を受入れ段部29 に受入れる。
【0024】 外側縁形成刃27は波状に形成されているので、帯状長尺体11の外側部11 bを、図6の外側縁形成部25に示すように波状に切断することができる。 また分割部30には、図2及び図5に示すように可動型20aの下流側に分割 刃31が備えられ、固定型20bの下流側に分割刃31を受入れる受入れ溝32 が貫通状に備えられている。
【0025】 よって、プレス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下降させる ことにより、分割刃31が下降し、帯状長尺体11の中心付近を切断する。これ により、帯状長尺体11が2本に分割されて2本の熱硬化性ポリウレタンベルト 12を成形し(図6参照)、分割刃31を受入れ溝32で受入れる。
【0026】 分割刃31は波状に形成されているので、図6の分割部30に示すように帯状 長尺体11の中心付近を波状に切断することができる。
【0027】 以上述べたように、プレス装置20は、上流側に孔開け部21を備え、中央に 外側縁形成部25を備え、下流側に分割部30を備えることで、孔開け刃22、 外側縁形成刃27及び分割刃31をそれぞれ離して設けることができる。このた め、プレス装置20の形状を簡素化して設備費を抑えることができる。
【0028】 また、図1に示すように送り装置40は、プレス装置20の上流側の帯状長尺 体11を保持する上流側エアーフィーダ41と、プレス装置20の下流側の2本 のポリウレタンベルト12を保持する下流側エアーフィーダ42とで構成されて いる。
【0029】 上流側エアーフィーダ41は挟持部を備え、この挟持部はエアが供給されるこ とにより帯状長尺体11を保持するように構成されている。 また、下流側エアーフィーダ42は、上流側エアーフィーダ41と同様に挟持 部を備え、この挟持部はエアが供給されることにより2本のポリウレタンベルト 12を保持するように構成されている。 上・下流側のエアーフィーダ41、42は連結部43で一体に連結されており 、この連結部43が送り部(図示せず)に連結されている。
【0030】 送り装置40によれば、上・下流側のエアーフィーダ41、42にエアを供給 することにより、上流側エアーフィーダ41の挟持部で帯状長尺体11を保持す るとともに、下流側エアーフィーダ42の挟持部で2本の熱硬化性ポリウレタン ベルト12を保持し、この状態で、送り部(図示せず)を作動させることにより 上・下流側のエアーフィーダ41、42を上流側から下流側へ向けて一定の送り ピッチ分の水平移動が可能となる。 従って、プレス装置20内の帯状長尺体11を、一定の送りピッチ分で水平移 動させることができる。
【0031】 送り装置40のエアーフィーダ41、42で帯状長尺体11を保持した状態で 、帯状長尺体11を上流側から下流側へ向けて一定の送りピッチ分の水平移動を することで、帯状長尺体11を確実に一定の送りピッチ分づつ、継続的に水平移 動させることができる。
【0032】 このため、送り装置40のメンテナンスを実施する間隔を長く設定することが 可能になり、熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置10の稼働率を高め、熱硬 化性ポリウレタンベルト12の生産性を高めることができる。
【0033】 保持装置50は、送り装置40のエアーフィーダ41、42が帯状長尺体11 や複数本のポリウレタンベルト12を開放した際に、複数本のポリウレタンベル ト12がばらつかないように保持する為のものである。 これにより、プレス装置20で帯状長尺体11をプレス成形する際に、帯状長 尺体11を安定状態に保つことができる。
【0034】 次に、熱硬化性ポリウレタンベルト12の製造装置の作用について説明する。 まず、図2に示すプレス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下 降させることにより、複数個の孔開け刃22が矢印の方向に下降して、複数個の 孔開け刃22で帯状長尺体11のエリア70に複数列の孔11a(図6において ハッチングで示す部分)を開ける。
【0035】 次に、図1に示す待機位置の上・下流側のエアーフィーダ41、42にエアを 供給して、上流側エアーフィーダ41で帯状長尺体11を挟持するとともに、下 流側エアーフィーダ42で2本の熱硬化性ポリウレタンベルト12を挟持する。 この状態で、上・下流側のエアーフィーダ41、42を上流側から下流側へ向 けて一定の送りピッチ分で水平移動させて、帯状長尺体11のエリア70(図6 参照)を孔開け部21(図2参照)から外側縁形成部25に移動する。
【0036】 帯状長尺体11のエリア70を外側縁形成部25にセットした後、保持装置5 0で2本のポリウレタンベルト12を保持する。次に、上・下流側のエアーフィ ーダ41、42による帯状長尺体11や2本の熱硬化性ポリウレタンベルト12 の挟持を解除し、上・下流側のエアーフィーダ41、42を待機位置に戻す。 上・下流側のエアーフィーダ41、42を待機位置に戻す工程に併せて、プレ ス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下降させる。
【0037】 これにより、図2に示す位置決めピン26が矢印の方向に下降して、エリア7 0の孔11aに位置決めピン26を挿入し、エリア70を所定位置に位置決めす るとともに、一対の外側縁形成刃27が矢印の方向に下降して、エリア70の外 側部11bを所望の形状に切断する。これにより、図6における外側縁形成部2 5のハッチングの部分を除去する。
【0038】 ついで、図1に示す待機位置の上・下流側のエアーフィーダ41,42にエア を供給して、上流側エアーフィーダ41で帯状長尺体11を挟持するとともに、 下流側エアーフィーダ42で2本のポリウレタンベルト12を挟持する。 この状態で、上・下流側のエアーフィーダ41、42を上流側から下流側へ向 けて一定の送りピッチ分で水平移動させて、帯状長尺体11のエリア70を外側 縁形成部25から分割部30に移動する。
【0039】 エリア70を分割部30にセットした後、保持装置50で2本のポリウレタン ベルト12を保持する。次に、上・下流側のエアーフィーダ41、42による帯 状長尺体11や2本のポリウレタンベルト12の挟持を解除し、上・下流側のエ アーフィーダ41、42を待機位置に戻す。
【0040】 上・下流側のエアーフィーダ41、42を待機位置に戻す工程に併せて、プレ ス装置20を作動させて可動型20aを矢印の方向に下降する。 これにより、図2に示す分割刃31が矢印の方向に下降して、エリア70の中 心部を切断することにより、図6における分割部30のハッチングで示す部分を 除去してエリア70を2本に分割する。これにより、2本のポリウレタンベルト 12を製造する。
【0041】 つぎに、熱硬化性ポリウレタンベルト12を使用して、歯60の歯列を矯正す る例を図7に基づいて説明する。 歯60の歯列の矯正を実施する際には、矯正するそれぞれの歯60に係止金具 61を取付け、熱硬化性ポリウレタンベルト12を所望の長さに切断し、隣り合 う歯60の係止金具61にポリウレタンベルト12をかけることにより、ポリウ レタンベルト12を張設し、ポリウレタンベルト12の張力でそれぞれの歯60 の歯列を矯正することができる。
【0042】 なお、前記実施形態では、複数本のポリウレタンベルト12として2本を例に 説明したが、これに限らないで、3本や4本その他の本数のポリウレタンベルト 12を形成することも可能である。
【0043】 また、前記実施形態では、複数本のポリウレタンベルトをプレス成形する例に ついて説明したが、熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体から一本のポリウレタン ベルトをプレス成形することも可能である。 この場合、プレス装置から分割部を除くことができるので、プレス装置をより 簡素化して設備費をさらに抑えることができる。
【0044】 さらに、前記実施形態では、熱硬化性ポリウレタンベルトを歯列矯正用ベルト として説明したが、この熱硬化性ポリウレタンベルトはその他のベルトに適用す ることも可能である。
【0045】
【考案の効果】
以上述べたように、請求項1による熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置に よれば、プレス装置の上流側に孔開け部を備え、中央に外側縁形成部を備え、下 流側に分割部を備えるように構成した。このため、孔開け刃、外側縁形成刃及び 分割刃をそれぞれ離して設けることができるので、プレス装置の形状を簡素化し て設備費を抑えることができる。
【0046】 さらに、送り装置のエアーフィーダで帯状長尺体を保持した状態で、帯状長尺 体を上流側から下流側へ向けて一定の送りピッチ分移動するので、帯状長尺体を 継続させて確実に一定の送りピッチ分移動させることができる。 このため、送り装置のメンテナンスを実施する間隔を長く設定することが可能 となり、熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置の稼働率を高めることができ、 その結果、熱硬化性ポリウレタンベルトの生産性を高めることができる。
【0047】 請求項2は、請求項1と同様の作用・効果を得ることができる。 加えて、請求項1と比較して帯状長尺体から一本のポリウレタンベルトを製造 するように構成することで、プレス装置から分割部を除くことができるので、プ レス装置をより簡素化して設備費をさらに抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの製
造装置を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図2のD−D線断面図である。
【図6】図2のE−E線断面図である。
【図7】本考案に係る熱硬化性ポリウレタンベルトの使
用例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置 11…帯状長尺体 11a…帯状長尺体の孔 11b…帯状長尺体の外側部 12…熱硬化性ポリウレタンベルト 20…プレス装置 20a…プレス装置の可動型 20b…プレス装置の固定型 21…孔開け部 22…孔開け刃 23…受入れ孔 25…外側縁形成部 26…位置決めピン 27…外側縁形成刃 28…受入れ穴 29…受入れ段部 30…分割部 31…分割刃 32…分割刃の受入れ溝 40…送り装置 41…上流側エアーフィーダ 42…下流側エアーフィーダ 43…連結部 50…保持装置 60…歯 61…係止金具 70…エリア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体から
    複数本のポリウレタンベルトをプレス成形するプレス装
    置と、このプレス装置に帯状長尺体を供給する送り装置
    とを備えた熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置であ
    って、 前記プレス装置は、上流側を孔開け部、中央を外側縁形
    成部、下流側を分割部に3区分され、 前記孔開け部に、前記帯状長尺体に複数列の孔を開ける
    孔開け刃が設けられ、 前記外側縁形成部に、帯状長尺体に開けられた孔に挿入
    して帯状長尺体を所定位置に位置決めする位置決めピン
    が設けられるとともに、帯状長尺体の外側部を所望の形
    状に切断する外側縁形成刃が設けられ、 前記分割部に、帯状長尺体を複数本に分割する分割刃が
    設けられ、 前記送り装置は、前記プレス装置の上流側の帯状長尺体
    を保持可能な上流側エアーフィーダが備えられるとと
    も、プレス装置の下流側の複数本のポリウレタンベルト
    を保持可能な下流側エアーフィーダが備えられ、 これらのエアーフィーダが上流側から下流側へ向けて一
    定の送りピッチ分の水平移動が可能となるように構成さ
    れていることを特徴とする熱硬化性ポリウレタンベルト
    の製造装置。
  2. 【請求項2】 熱硬化性ポリウレタンの帯状長尺体から
    ポリウレタンベルトをプレス成形するプレス装置と、こ
    のプレス装置に帯状長尺体を供給する送り装置とを備え
    た熱硬化性ポリウレタンベルトの製造装置であって、 前記プレス装置は、上流側を孔開け部、中央を外側縁形
    成部、下流側を分割部に3区分され、 前記孔開け部に、前記帯状長尺体に単列の孔を開ける孔
    開け刃が設けられ、 前記外側縁形成部に、帯状長尺体に開けられた孔に挿入
    して帯状長尺体を所定位置に位置決めする位置決めピン
    が設けられるとともに、帯状長尺体の外側部を所望の形
    状に切断する外側縁形成刃が設けられ、 前記送り装置は、前記プレス装置の上流側の帯状長尺体
    を保持可能な上流側エアーフィーダが備えられるとと
    も、プレス装置の下流側のポリウレタンベルトを保持可
    能な下流側エアーフィーダが備えられ、 これらのエアーフィーダが上流側から下流側へ向けて一
    定の送りピッチ分の水平移動が可能となるように構成さ
    れていることを特徴とする熱硬化性ポリウレタンベルト
    の製造装置。
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