JP3081844U - 点字による表示部を設けたおみくじ - Google Patents

点字による表示部を設けたおみくじ

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JP3081844U JP2001002185U JP2001002185U JP3081844U JP 3081844 U JP3081844 U JP 3081844U JP 2001002185 U JP2001002185 U JP 2001002185U JP 2001002185 U JP2001002185 U JP 2001002185U JP 3081844 U JP3081844 U JP 3081844U
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(57)【要約】 【課題】本考案は、点字を印刷した表示部を設けること
により、目が不自由な者であっても印刷された内容を読
むことができるおみくじを提供することを課題とする。 【解決手段】本考案は、点字による表示部を設けること
により、目が不自由な者であっても印刷された内容を読
むことができるおみくじを提供するため、紙材又は樹脂
シートからなる基材に点字を印刷してなる。基材の上面
には表示内容を可視色インキで印刷する表示部を設ける
と共に、基材の表面または裏面には点字を印刷する表示
部を設けて構成した。また、前記点字を印刷する表示部
を可視色インキで印刷する表示部の内部に設けて構成す
ることで、点字による表示部のスペース設けるために基
材の寸法を変更することなく、現行のままの寸法でおみ
くじを提供することを可能とした。また、点字の印刷に
は光重合性インキを用いて透明な点字を印刷することに
より、点字下部に印刷された文字を判読可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、点字による表示部を設けて構成されるおみくじに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より神社などで販売されるおみくじは、通常矩形の紙面に黒色インキで表 示内容を印刷して構成されていた。そのため、目の不自由な者は、印刷された内 容を読むことができないので、書かれた内容を人に読んでもらう必要があった。 この問題は、おみくじに点字で印刷した表示部を設けることで解決することが できる。 しかしながら、点字の印刷技術として従来一般的に用いられたエンボス加工は 、加工時に基材に係る印刷圧が強いため、おみくじに用いられる薄い基材に印刷 する場合には、基材が破れてしまう問題があった。 このため、おみくじに点字を印刷することは難しかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、点字を印刷した 表示部を設けることにより、目が不自由な者であっても印刷された内容を読むこ とができるおみくじを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、紙材又は樹脂シートからなる基材に印刷して構成され るおみくじであって、基材の上面には表示内容を可視色インキで印刷する表示部 を設けると共に、基材の表面及び/または裏面には点字を印刷する表示部を設け て構成したことを特徴とする。
【0005】 本考案によれば、基材の上面には表示内容を可視色インキで印刷する表示部を 設けると共に、基材の表面及び/または裏面には点字を印刷する表示部を設けて 構成しているので、目が不自由な者であってもおみくじに印刷された内容を読む ことが可能となる。
【0006】 請求項2記載の考案は、請求項1において、前記点字を印刷する表示部を、可 視色インキで印刷する表示部の内部に設けて構成したことを特徴とする。
【0007】 本考案によれば、点字を印刷する表示部を可視色インキで印刷する表示部の内 部に設けて構成しているので、点字による表示部のスペースを新たに基材に設け る必要がなく、現行の寸法を変更することなくおみくじを提供することができる 。
【0008】 請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2において、前記点字を印刷する 表示部には、光重合性インキを用いて透明な点字を印刷し、点字下部に印刷され た文字が読めるように構成したことを特徴とする。
【0009】 本考案によれば、点字を印刷する表示部に光重合性インキを用いて透明な点字 を印刷しているので、点字下部に印刷された文字を容易に読むことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案は、点字を印刷する表示部を設けることにより、目が不自由な者であっ ても印刷された内容を読むことができるおみくじを提供するものであり、紙材又 は樹脂シートからなる基材に点字を印刷してなる。 基材の上面には表示内容を可視色インキで印刷する表示部を設けると共に、基 材の表面または裏面には点字を印刷する表示部を設けて構成される。 また、前記点字を印刷する表示部を可視色インキで印刷する表示部の内部に設 けて構成することで、点字による表示部のスペース設けるために基材の寸法を変 更することなく、現行のままの寸法でおみくじを提供することを可能としている 。 また、光重合性インキを用いて透明な点字を印刷することにより、点字下部に 印刷された文字を判読可能とすることができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案に係る実施例を詳細に説明する。 図1は、本考案に係るおみくじの平面図を示し、図2は、本考案に係るおみく じの断面構造を拡大して示す。 本実施例では、基材1として薄紙を使用し、また、点字2を印刷する表示部4 には光重合性インキを用いてUV印刷により透明な点字を印刷した。 おみくじの基材1には、適宜表示内容を可視色インキを用いて印刷する表示部 3を設けると共に、その内部に点字を印刷する表示部4を設けて構成した。この ようにすれば、点字を印刷する表示部を設けるために基材に新たなスペースを設 けずにすむので、現行のままの寸法でおみくじを提供することが可能となる。た だし、点字を印刷する表示部は、必ずしも可視色インキによる表示部と重なる必 要はなく、可視色インキによる表示部の余白を点字を印刷する表示部としてもよ い。 図2は、図1の断面構造を示す、拡大断面図である。
【0012】 基材1に印刷される点字2は、このように基材上に盛り上げて印刷される。各 点字の高さは1ミリメートル程度であり、直径は1〜2ミリメートル程度の寸法 に形成している。点字はすべてこの点の集合である6個の点で構成され、縦3点 、横2点に配列される。各点は1の点〜6の点と呼ばれ、1の点〜6の点を合わ せたものが1マスである。実施例では、各点間の距離は2.1mm程度、各マス間 の距離は3.1mm程度あけて印刷している。 なお、印刷内容に関しては、本実施例では(大吉、小吉などの)運勢のみを点 字で表示しているが、本考案は上記実施例に限定されることなく、適宜印刷内容 を変更することが可能である。
【0013】 次に、おみくじに点字を印刷する方法を説明する。 (印刷方法 .1) 紫外線硬化型インキと厚いシルクスクリーン版を使用することで、点字を印刷 することが可能である。 この印刷方法によれば、十分な高さの点字を容易に印刷することが可能である 。また、透明インキを用いることで、基材に印刷される文字や図柄の上から直接 点字を印刷することが可能となる。 したがって、印刷物のレイアウトやデザインに影響を与えることなく点字を印 刷することができる。 (印刷方法 .2) コンピュータを使用して作製した印刷データを、インクジェットプリンタ等で 印刷することにより点字の印刷することが可能である。 使用するインキは、印刷対象となる基材の濡れ指数よりも大きな表面張力を有 する光重合性インキを用いる。これにより、基材に厚膜のインクジェット印刷を 行うことができる。光重合性インキとしては、光重合性プレポリマーや光重合性 モノマーに光重合開始剤を添加した組成物を用いる。印刷時には、基材に印字し たこれら組成物に紫外線等を照射することで重合反応を起こしてインキを固化す る。また、紫外線以外にも、電子線、その他の放射線を照射することにより重合 反応を起こすインキを使用してもよい。また、この様な光重合性インキは、一般 的に格含有成分の配合比を変えて調製することで表面張力を制御することができ るので、適宜必要とする点字の盛り上りが得られるように調整するとよい。特に 、エポキシ系アクリレートの光重合性プレポリマーは、表面張力を高める効果が 大きいことが知られているので、これを使用することで優れた点字印刷を容易か つ安価に行うことが可能である。 (印刷方法 .3) ホットメルトインキを用いてインクジェット印刷を行うことにより、点字を印 刷することが可能である。 使用するインキは、加熱することで溶融するものを用いる。インクジェット印 刷機によって加熱融解したインキを基材に印刷したのち、自然冷却することによ り、インキを固化して点字を印刷する。この印刷方法は、光重合性インキを使用 した場合と同様に、基材へ強く接着して剥離しにくい点字を印刷可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を有する。
【0015】 請求項1記載の考案によれば、基材の上面には表示内容を可視色インキで印刷 する表示部を設けると共に、基材の表面または裏面には点字を印刷する表示部を 設けて構成しているので、目が不自由な者であっても印刷された内容を読むこと が可能なおみくじを提供することができる。
【0016】 また請求項2記載の考案によれば、点字を印刷する表示部を可視色インキで印 刷する表示部の内部に設けて構成しているので、点字による表示部のスペースを 新たに基材に設ける必要がなく、現行のままの寸法でおみくじを提供することが できる。
【0017】 また請求項3記載の考案によれば、点字を印刷する表示部に光重合性インキを 用いて透明な点字を印刷しているので、点字下部に印刷された文字を容易に読む ことが可能なおみくじを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るおみくじの平面図である。
【図2】本考案に係るおみくじの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 点字 3 表示部 4 点字を印刷する表示部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙材又は樹脂シートからなる基材に印刷し
    て構成されるおみくじであって、基材の上面には表示内
    容を可視色インキで印刷する表示部を設けると共に、基
    材の表面及び/または裏面には点字を印刷する表示部を
    設けて構成したことを特徴とする点字による表示部を設
    けたおみくじ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記点字を印刷する表
    示部を、可視色インキで印刷する表示部の内部に設けて
    構成したことを特徴とする点字による表示部を設けたお
    みくじ。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記点字
    を印刷する表示部には、光重合性インキを用いて透明な
    点字を印刷し、点字下部に印刷された文字が読めるよう
    に構成したことを特徴とする点字による表示部を設けた
    おみくじ。
JP2001002185U 2001-04-16 2001-04-16 点字による表示部を設けたおみくじ Expired - Lifetime JP3081844U (ja)

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