JP6372728B1 - 凸部付き二次元コード及びその作成方法 - Google Patents

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【課題】利便性及び生産性に優れた凸部付き二次元コード及びその作成方法を提供する。【解決手段】凸部付き二次元コード10は、印刷物12の平坦な被印刷面18の上に所定のマトリックス状のパターンで印刷された、カメラによって読み取り可能である二次元コード部20と、二次元コード部20の上に重ねて設置された光透過性の凸部22と、を備えて構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラによって読み取られる二次元コードに凸部が備えられた凸部付き二次元コード及びその作成方法に関する。
従来、視覚障害者のための情報提供手段として点字が知られている。一方、点字の習得は容易でないため、点字を読むことができない視覚障害者も多い。また、点字は情報密度が低いという問題もある。これに対し、例えばQRコード(登録商標)のような二次元コードを視覚障害者への情報提供手段として利用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、例えばUni−Voice(登録商標)、VOICEYE(登録商標)のような音声コードと称される二次元コードが普及しつつある。携帯電話やスマートホン等の一般的な携帯端末のカメラによってこのような二次元コードを撮像することにより、携帯端末から情報が音声で提供され、視覚障害者は情報を容易に得ることができる。また二次元コードは点字よりも情報密度が高いので点字よりも詳細な情報を得ることも可能である。なおQRコード(登録商標)は一般的にオンラインで特定のURLにアクセスさせることによって情報が提供されるようになっているのに対し、音声コードと称される二次元コードは音声コード自体に情報が記録されており、オフラインで音声情報や文字情報を携帯端末に提供するようになっているので、オンライン環境下でなくても音声情報等を得ることができる。また音声コードは複数の言語にも対応しており外国人による利用も期待されている。
しかしながら、視覚障害者は二次元コードの位置や大きさを視覚によって認識することができないため、二次元コードの撮像が容易ではないという問題がある。そこで、例えば二次元コードが存在することを示す点字を二次元コードの近傍に設けたり、あるいは二次元コードが印刷される紙の縁に切欠きを設け、切欠きの近傍に二次元コードを印刷する等の工夫をして、二次元コードの位置を触覚で認識できるようにしている。
しかしながら、切欠きや点字は二次元コードの位置を把握する一定の目安にはなっても、切欠きや点字の位置に対し、二次元コードがどの方向にどのくらい離れて配置されているのかということは、経験等に基づいて想像するしかなかった。したがって、切欠きや点字を設けたとしても、視覚障害者にとって二次元コードを撮像することは必ずしも容易ではなかった。
これに対し、点字が印刷される領域、またはその近傍に不可視の二次元極小バーコードを記録する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、同一の情報を含む0.5mm四方の二次元極小バーコードを複数設置することにより、点字が重ねて印刷されることでいくつかの二次元極小バーコードが破壊されても、大半の二次元極小バーコードは読み取り可能であることが記載されている。
また、二次元コードが印刷される合成樹脂の板材を成形する際に二次元コードの角部の位置決めシンボルの形状や点字の形状の凹凸を成形し、その上に二次元コードを表す表示層を形成する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3には、被印刷物が紙である場合については位置決めシンボルの形状の凹凸をエンボス加工や樹脂の塗布によって形成し、その後で二次元コードを印刷することが記載されている。
特開2003−178276号公報 特開2010−117418号公報 特開2016−157262号公報 特開2001−051591号公報 特開2005−280019号公報 特開2006−289664号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術で用いられる0.5mm四方の不可視の二次元極小バーコードは携帯電話やスマートホン等の一般的な携帯端末のカメラによって読み取ることができるものではなく、利便性という点で問題がある。
一方、特許文献3に記載の技術で用いられる二次元コードは携帯電話やスマートホン等の一般的な携帯端末のカメラで読み取ることができるものではあるが、二次元コードを印刷する前に被印刷物に凹凸形状を形成する工程が必要であり生産性という点で問題がある。特に、被印刷物が紙である場合、位置決めシンボルの形状の凹凸をエンボス加工や樹脂の塗布によって形成する工程が必要であることに加え、凹凸が形成された紙に二次元コードを印刷することになるため、凹凸がない一般的な紙を印刷するための設備や工程をそのまま利用できない場合があり、生産性という点で特に問題である。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであって、利便性及び生産性に優れた凸部付き二次元コード及びその作成方法を提供することをその課題とする。
本発明は、平坦な被印刷面の上に所定のマトリックス状のパターンで印刷された、カメラによって読み取り可能である二次元コード部と、二次元コード部の上に重ねて設置された光透過性の凸部と、を備える凸部付き二次元コードにより上記課題を解決したものである。
この凸部付き二次元コードは、二次元コード部自体は携帯電話やスマートホン等の一般的な携帯端末のカメラによって読み取り可能であるので利便性に優れている。また、二次元コード部の上に凸部が設置されているにもかかわらず、凸部が光透過性であるので携帯電話やスマートホン等の一般的な携帯端末で二次元コード部を読み取ることができる。また二次元コード部は平坦な被印刷面の上に印刷されるので生産性にも優れている。また二次元コードの位置を示すための切欠き加工を行う工程を省略することも可能あり、この点でも生産性の向上に寄与する。
従来、当業者の間では点字と二次元コードの両方を印刷物に設ける場合、両者が重ならないようにするのが常識とされていた。例えば、特許文献4には、点字表記のない部分に二次元コードを設けることが記載されている。また、特許文献5には、文字が印刷された名刺と点字が打刻された名刺を連続して作成し、両者を切り離すことが記載されている。また、特許文献6には、二次元コード等のシンボル画像の印刷領域と点字の打刻領域が重なる場合に警告を行うことが記載されている。なお特許文献2には点字が印刷される領域に二次元極小バーコードを記録することが記載されているが、点字によって二次元極小バーコードが破壊されることを想定しており、この対策として同一の情報を含む複数の二次元極小バーコードを設置するようにしている。また特許文献3では位置決めシンボルの形状や点字の形状の凹凸の上に二次元コードを印刷しており、二次元コードの上に点字を設置しているのではない。
発明者も当初、二次元コードの上に凸部を設置すると、カメラによって二次元コードを読み取ることができなくなると考えていた。たとえ凸部が光透過性であっても一定の反射や屈折の影響があると考えられるし、二次元コードにはセルが微小で凸部の影響を受けやすいと考えられるものがあるためである。しかしながら、発明者は敢えて二次元コードの上に光透過性の凸部を設置したものを作成し、二次元コードを読み取ることができるか実際に試してみた。その結果、二次元コードの上に凸部を設置しても、二次元コードを読み取ることができることを実証した。このように本発明は当業者の従来の常識と異なる知見に基づいてなされたものである。
なお二次元コード部の上に凸部が複数設置され、これら凸部の少なくとも一部は点字及び点図の少なくとも一方を構成するように配置されているとよい。例えば二次元コード部の上に「コード」のような二次元コードの存在を示す点字のパターンで凸部を設置することにより、視覚障害者に二次元コードの存在を明確に知らせることができる。また視覚障害者に情報を提供するための印刷物では、文字情報及び文字情報に対応する点字に付随して二次元コードが併記されることが多く、このような印刷物を作成する場合には、文字情報に対応する点字を設置する工程において二次元コードの上にも点示や点図を設置すればよいので生産性がよい。
また二次元コード部の輪郭に沿って凸部が複数設置されるようにしてもよい。このように二次元コード部の輪郭に沿って凸部が設置されていれば、二次元コード部の位置に加えて二次元コード部の大きさや存在範囲も触覚によって認識できる。また点字を読むことができなくても、二次元コード部の位置や大きさ、存在範囲を触覚によって認識できる。したがって視覚障害者による二次元コードの撮像がより容易になる。
また二次元コード部は矩形であり該矩形の角部に凸部が設置されるようにしてもよい。例えば4つの角部、あるいは対角の2つの角部に凸部が設置されることで、上記と同様に二次元コード部の位置、大きさ、存在範囲を触覚によって認識できる。また、凸部の設置数を抑制できるので、生産性の向上に寄与する。
また本発明は、平坦な被印刷面の上に、カメラによって読み取り可能である所定のマトリックス状のパターンの二次元コード部を印刷する二次元コード部印刷工程と、二次元コード部の上に光透過性の凸部を重ねて設置する凸部設置工程と、を含む凸部付き二次元コードの作成方法により上記課題を解決したものである。
本発明によれば、利便性及び生産性に優れた凸部付き二次元コード及びその作成方法を実現できる。
本発明の第1実施形態に係る凸部付き二次元コードを備える印刷物を模式的に示す平面図 同凸部付き二次元コードを拡大して示す平面図 同凸部付き二次元コードの凸部を拡大して示す側面図 同凸部付き二次元コードの作成方法を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る凸部付き二次元コードを示す平面図 本発明の第3実施形態に係る凸部付き二次元コードを示す平面図
図1に示されるように、本発明の第1実施形態に係る凸部付き二次元コード10は、基材が例えば紙や板状体である印刷物12に備えられている。印刷物12には、凸部付き二次元コード10のほかにも文字情報14や、文字情報14に対応する点字16も設置されている。なお、図1では便宜上、文字情報14の一部に対応する点字16のみを描いている。印刷物12は例えば冊子、書類、書籍、飲食店のメニュー、チラシ、施設や道路、交通、観光地等の案内のための案内板、看板等である。
凸部付き二次元コード10は、印刷物12の平坦な被印刷面18の上に所定のマトリックス状のパターンで印刷された、携帯電話やスマートホン等の携帯端末のCMOS方式やCCD方式のカメラによって読み取り可能である二次元コード部20と、二次元コード部20の上に重ねて設置された光透過性の凸部22と、を備えて構成されている。なお、印刷物12の基材が紙等の場合、折り曲げられる等により被印刷面18が平坦でない形態となることもありうるが、本発明では被印刷面18に凹凸が存在せず、印刷物12が情報提供のための本来の用途に置かれる状態及び/又は印刷工程において被印刷面18が平坦であれば「平坦な被印刷面」と解釈されるものとする。二次元コード部20の輪郭形状は一辺が例えば1〜2cm程度の正方形である。また二次元コード部20は、これよりも小さい正方形でもよいし、これよりも大きい正方形でもよい。また二次元コード部20は長方形でもよい。また二次元コード部20のマトリックス状のパターンは例えば、Uni−Voice(登録商標)、VOICEYE(登録商標)、QRコード(登録商標)に準拠したものであり、黒または白のセルが所定のパターンで二値的に配置されている。なお図1では便宜上、二次元コード部20のマトリックス状のパターンは描いていない(図2参照)。
図2に拡大して示されるように、凸部22は二次元コード部20の上に複数設置されており、第1実施形態ではこれらが点字を構成するように配置されている。点字の例としては、例えばUni−Voice(登録商標)を表す「UV」の文字に対応する点字、VOICEYE(登録商標)を表す「VE」の文字に対応する点字、QRコード(登録商標)を表す「QR」の文字に対応する点字、「コード」の文字に対応する点字等を挙げることができるが特に限定されない。なお図2では凸部22を示すため便宜上、凸部22の直下のマトリックス状のパターンは見えないように描かれているが、凸部22は光透過性であるので実際には凸部22の直下のマトリックス状のパターンも視認できる。凸部22はドーム状の形状であり平面視における形状は円形である。また図3に示されるように、側方から見た凸部22の輪郭形状は楕円の長軸の片側のような形状である。なお図3では二次元コード部20を示すために便宜上、二次元コード部20の厚さを実際よりも誇張して描いている。凸部22の具体的な形状の例としては日本工業規格JIS T9253に基づく形状を挙げることができる。この場合、凸部22の底面(被印刷面18との接触面)の直径は1.45mm、被印刷面18からの高さは0.4mmである。凸部22の材料としては、例えば無色透明の紫外線硬化性樹脂等の透光性の樹脂材料を用いることができる。なお凸部22の材料は光透過性であれば、例えば水色等に淡く着色されていてもよい。このように凸部22が着色されていれば、晴眼者にとっても凸部22の存在の視認が容易である。なお、文字情報14に対応する点字16と凸部22の材料、形状、大きさは共通であることが好ましいが、異なるものであってもよい。
次に、凸部付き二次元コード10の作用効果について説明する。凸部付き二次元コード10は、二次元コード部20自体は携帯電話やスマートホン等の携帯端末のカメラによって読み取り可能である一般的なものであるので利便性に優れている。また、二次元コード部20の上に凸部22が設置されているにもかかわらず、凸部22が光透過性であるので携帯電話やスマートホン等の一般的な携帯端末で二次元コード部22を読み取ることができる。
次に図4のフローチャートに沿って、凸部付き二次元コード10の作成方法について説明する。まず、平坦な被印刷面18の上に、カメラによって読み取り可能である所定のマトリックス状のパターンの二次元コード部20を印刷する(S102:二次元コード部印刷工程)。なお、この工程では文字情報14の印刷も行われる。二次元コード部20は平坦な被印刷面18の上に印刷されるので生産性がよい。また、文字情報14の印刷と二次元コード部20の印刷を同じ工程で行うことができるので、この点でも生産性がよい。
次に、二次元コード部20の上に光透過性の凸部22を重ねて設置する(S104:凸部設置工程)。この工程では例えばスクリーン印刷を用いることができる。なお、この工程では文字情報14に対応する点字16の設置も行われる。文字情報14に対応する点字16の設置と二次元コード部20の上の凸部22の設置を同じ工程で行うことができるので、この点でも生産性がよい。これにより凸部付き二次元コード10が完成する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態に係る凸部付き二次元コード10では凸部22が点字を構成するように配置されているのに対し、図5に示されるように第2実施形態に係る凸部付き二次元コード30では凸部22が二次元コード部20の輪郭に沿って設置されている。他の構成については第1実施形態と同じであるので同じ構成については図1〜3と同じ符号を用いることとして説明を省略する。なお、凸部付き二次元コード30の作成方法は図4に示される凸部付き二次元コード10の作成方法と同じである。
このように二次元コード部20の輪郭に沿って凸部22が設置されていれば、二次元コード部20の位置に加えて二次元コード部20の大きさや存在範囲も触覚によって認識できる。また点字を読むことができなくても、二次元コード部20の位置や大きさ、存在範囲を触覚によって認識できる。したがって視覚障害者による二次元コードの撮像がより容易になる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第2実施形態に係る凸部付き二次元コード30では凸部22が二次元コード部20の輪郭に沿って設置されているのに対し、図6に示されるように第3実施形態に係る凸部付き二次元コード40では凸部22が正方形の二次元コード部20の4つの角部に設置されている。他の構成については第1及び第2実施形態と同じであるので同じ構成については図1〜3及び5と同じ符号を用いることとして説明を省略する。なお、凸部付き二次元コード40の作成方法も図4に示される凸部付き二次元コード10の作成方法と同じである。
第3実施形態に係る凸部付き二次元コード40も、図5に示される第2実施形態に係る凸部付き二次元コード30と同様に二次元コード部20の位置に加えて二次元コード部20の大きさや存在範囲も触覚によって認識できる。また点字を読むことができなくても、二次元コード部20の位置や大きさ、存在範囲を触覚によって認識できる。したがって視覚障害者による二次元コードの撮像がより容易になる。また、第2実施形態に係る凸部付き二次元コード30よりも凸部22の設置数を抑制でき、生産性の向上に寄与する。
なお、図6では凸部22は正方形の二次元コード部20の4つの角部に設置された例が示されているが、凸部22は正方形の二次元コード部20における対角の2つの角部のみに設置されていてもよい。
また第2及び第3実施形態では二次元コード部20の上に点字は設置されていないが、第2実施形態あるいは第3実施形態と第1実施形態を組み合わせたものとしてもよい。具体的には、凸部22が二次元コード部20の輪郭に沿って設置されるとともに二次元コード部20の上に点字を構成するように設置される構成としてもよい。また凸部22が正方形の二次元コード部20の4つの角部あるいは対角の2つの角部に設置されるとともに二次元コード部20の上に点字を構成するように設置される構成としてもよい。
また第1実施形態では凸部22は二次元コード部20の上に点字を構成するように配置されているが、点字に代えて二次元コード部20の位置を示すための「U」、「V」、「Q」等の文字や所定のシンボルの形状の点図を構成するように複数の凸部22が二次元コード部20の上に設置される構成としてもよい。シンボル形状の例としては円、二重丸、三角、四角あるいは五角以上の多角形、星形等を挙げることができる。また、このような文字やシンボル形状の点図を構成するように凸部22が二次元コード部20の上に設置されるとともに、第2実施形態あるいは第3実施形態と組み合わせて、凸部22が二次元コード部20の輪郭にも沿って設置される構成としてもよく、また凸部22が正方形の二次元コード部20の4つの角部あるいは対角の2つの角部にも設置される構成としてもよい。
また、第1〜第3実施形態において側方から見た凸部22の形状は楕円の長軸の片側のような形状であるが、側方から見た凸部22の形状は半円でもよし、矩形でもよい。すなわち凸部22の形状は半球でもよいし、円板又は円柱でもよい。また凸部22の形状は円錐台でもよい。さらに凸部22の形状は平面視において円形以外の形状であってもよい。例えば、凸部22の形状は平面視において細長い長方形あるいは長円のような形状であり、二次元コード部20の輪郭に沿って連続して設置されていてもよい。また凸部22の形状は平面視において上記のようなシンボルの形状であってもよく、また例えば「UV」、「VE」、「QR」、「U」、「V」、「Q」等の文字の形状であってもよい。
紙の基材の平坦な被印刷面18の上にUni−Voice(登録商標)に準拠したマトリックス状のパターンで一辺が18mmの二次元コード部20を印刷した。この上に点字を構成する配置で複数の凸部22を設置して凸部付き二次元コード10を作成した。凸部22の形状はJIS T9253に基づく形状であった。また凸部22の材料は無色透明の紫外線硬化性樹脂であった。
この凸部付き二次元コード10をオペレーティングシステムが異なる2種類のスマートホンで10回ずつ撮像した。どちらのスマートホンでも二次元コード部20の情報を読み取ることができた。読み取りエラーは1回も生じなかった。
[比較例]
上記実施例に対し二次元コード部20の上に凸部22を設置しなかった。他の条件は実施例と同じ条件として、実施例と同様に二次元コード部20を2種類のスマートホンで10回ずつ撮像した。どちらのスマートホンでも二次元コード部20の情報を読み取ることができた。読み取りエラーは1回も生じなかった。
すなわち、二次元コード部20の上に凸部22を設置しなかった比較例でも、二次元コード部20の上に点字を構成する配置で凸部22を設置した実施例でも、二次元コード部20の情報を同様に読み取ることができることが確認された。
本発明は、例えば冊子、書類、書籍、飲食店のメニュー、チラシ、施設や道路、交通、観光地等の案内のための案内板、看板等に利用できる。
10、30、40 凸部付き二次元コード
12 印刷物
14 文字情報
16 点字
18 被印刷面
20 二次元コード部
22 凸部
S102 二次元コード部印刷工程
S104 凸部設置工程

Claims (1)

  1. 平坦な被印刷面の上に、視認できる所定のマトリックス状のパターンで印刷された、スマートホン及び携帯電話の少なくとも一方のカメラによって読み取り可能である平坦な二次元コード部と、
    前記平坦な二次元コード部の上に点在するように前記平坦な二次元コード部の上に重ねて設置された光透過性の複数の凸部と、
    を備え
    前記光透過性の複数の凸部は前記平坦な二次元コード部における前記カメラによって読み取られる側に設置されたことを特徴とする凸部付き二次元コード。
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