JP3081372B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP3081372B2
JP3081372B2 JP04169189A JP16918992A JP3081372B2 JP 3081372 B2 JP3081372 B2 JP 3081372B2 JP 04169189 A JP04169189 A JP 04169189A JP 16918992 A JP16918992 A JP 16918992A JP 3081372 B2 JP3081372 B2 JP 3081372B2
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pipe
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芳夫 井田
一彦 三原
康昭 瀬山
曠 須永
憲一 山岸
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンビニエンスストア
やスーパーマーケット等で使用される冷凍、冷蔵ショー
ケースやプレハブ冷蔵庫等を冷却する冷凍装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷凍装置は、実開昭56
−8876号公報等に記載されているように、圧縮機、
凝縮器、減圧装置、蒸発器、を配管接続してなり、前記
凝縮器にて凝縮された液冷媒を前記圧縮機へ供給するイ
ンジェクション配管を設けると共に、このインジェクシ
ョン配管の途中にインジェクション量を制御する制御弁
を設け、更に、圧縮機の吐出配管に吐出ガスの温度を検
知する感温筒を取付け、この感温筒の作動に応じて前記
制御弁の開度調整する構成である。
【0003】この感温筒は、サーモスタット等に比して
かなり大きな熱容量を持っているため、制御弁の性能は
良好に発揮され、冷凍装置の安定運転時は非常に良い制
御特性を示す。しかし、冷凍装置の始動時やプルダウン
運転時等のように圧縮機の吐出ガス温度が急激に上昇す
る場合には、感温筒内の作動ガス温度が吐出ガス温度に
達するまでに時間遅れが生じ、制御弁の制御遅れが発生
するという問題があった。例えば、冷凍装置の始動時に
吐出ガス温度の急激な上昇があった場合には、制御弁の
動作遅れによりインジェクション量が不足して吐出温度
の許容限度を越えてしまい圧縮機の温度が異常上昇して
ロックやカジリ等の故障となる。この問題は、固定容積
比を持つスクロール型やスクリュー型の圧縮機では特に
顕著となって現れる。
【0004】このため、従来では以下のような対策が取
られていた。 1.制御弁の制御開始の設定温度を低めに設定してイン
ジェクションの開始温度を低くすると共に、吐出ガス温
度の許容温度までの許容幅を広くする。 2.圧縮機に挿入穴を設けて感温筒を直接取り付け、感
温筒の反応性を高める。
【0005】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記1の構成
によるとインジェクション量が多目になるため、凝縮器
を循環する冷媒量が増加し、凝縮温度が上昇してしまう
という問題があった。これは、成績係数の悪化、過負荷
時のプルダウン運転での高圧カットの危険増大等の弊害
を生ずる。また、インジェクション量の増加に起因して
圧縮機の仕事量が増加し成績係数が悪化すると共に、圧
縮機内のオイルによる冷媒の希釈化が進み圧縮機の耐久
性を低下するという問題があった。
【0007】
【0008】
【0009】本発明は斯る点に鑑み為されたもので、イ
ンジェクション量が必要以上に多くなったり、圧縮機の
生産性を悪化させたりすることなく、制御弁の応答遅れ
を防止し、吐出ガス温度の急激な変化に対しても追従で
きるインジェクション機構を備えた冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機、凝縮
器、減圧装置、蒸発器を配管接続してなり、前記凝縮器
にて凝縮された液冷媒を前記圧縮機へ供給するインジェ
クション配管を設けると共に、このインジェクション配
管の途中にインジェクション量を制御する制御弁を設け
ている冷凍装置において、前記インジェクション配管に
は前記制御弁と並列にバイパス管を設けると共に、この
バイパス管には運転時に冷媒を常時通過させる減圧器を
設けたものである。
【0012】
【0013】
【作用】本発明の冷凍装置は上記の構成により、バイパ
ス管によって常時、少量の液冷媒を圧縮機へインジェク
ションしておくことができ、圧縮機の起動時等、制御弁
に動作遅れが生じても圧縮機の吐出ガス温度はそれほど
上昇せず、制御弁が動作するまで温度上昇を許容範囲内
に留めることができる。従って、圧縮機を複数台接続し
たマルチ型の冷凍装置において、数台の圧縮機が既に運
転していて凝縮圧力が上昇しており、蒸発圧力が低下し
ている場合に、更に一台の圧縮機を追加始動しても吐出
ガス温度が異常上昇することはなく、圧縮機を確実に保
護できる。
【0014】
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0016】1は冷凍装置である。この装置は、圧縮機
2、凝縮器3、受液器4、膨張弁5、蒸発器6、アキュ
ムレータ7を順次配管接続してなり、前記凝縮器3にて
凝縮され受液器4に貯溜された液冷媒の一部を前記圧縮
機2へ供給するインジェクション配管8を設けると共
に、このインジェクション配管8の途中に電磁弁9と、
インジェクション量を制御する制御弁10を設けて構成
される。11は圧縮機2の吐出配管12に取り付けられ
た感温筒である。この感温筒11は前記制御弁10の作
動冷媒を内蔵しており、キャピラリチューブ13を有す
る圧力伝達管14にて前記制御弁10に接続されること
により、吐出配管12の温度に応じて制御弁10の開度
を制御するものである。15は前記インジェクション配
管8に前記制御弁10を側路して接続されたキャピラリ
チューブ16を有するバイパス管である。尚、前記電磁
弁9は圧縮機2の運転開始と同時に開となってインジェ
クションを開始し、圧縮機2の停止中には閉となる構成
である。
【0017】このように構成された冷凍装置において、
運転が開始されると、圧縮機2の始動と同時に電磁弁9
が開となり、凝縮器3にて凝縮され受液器4に貯溜され
た液冷媒の一部がインジェクション配管8を通って圧縮
機2へ供給される。ここで、このインジェクション配管
8の途中には、圧縮機2の吐出配管12の温度に応じて
その開度を調整される制御弁10が設けられているた
め、圧縮機2の加熱度合いに応じて適量の液冷媒を供給
して圧縮機2を冷却できる。
【0018】この時、インジェクション配管8の途中に
は、キャピラリチューブ16を有するバイパス管15が
接続されているため、圧縮機2の運転中はこのバイパス
管15を介して常時、液冷媒が圧縮機2に供給されてい
る。この結果、圧縮機2の起動時等、制御弁10に動作
遅れが生じても圧縮機2の吐出ガス温度はそれほど上昇
せず、制御弁10が動作するまで圧縮機2の温度上昇を
許容範囲内に留めることができる。
【0019】また、図2に圧縮機を2台使用したマルチ
型冷凍装置の実施例を示す。
【0020】このマルチ型冷凍装置は、圧縮機2a,2
b、凝縮器3、受液器4a,4b、膨張弁、蒸発器(図
示せず)、アキュムレータ7を順次配管接続してなり、
前記凝縮器3にて凝縮され受液器4a,4bに貯溜され
た液冷媒の一部を前記圧縮機2a,2bへ供給するイン
ジェクション配管8a,8bを設けると共に、このイン
ジェクション配管8a,8bの途中に電磁弁9a,9b
と、インジェクション量を制御する制御弁10a,10
bを設けて構成される。11a,11bは圧縮機2a,
2bの吐出配管12に取り付けられた感温筒である。こ
の感温筒11a,11bは前記制御弁10a,10bの
作動冷媒を内蔵しており、キャピラリチューブからなる
圧力伝達管14a,14bにて前記制御弁10a,10
bに接続されることにより、吐出配管12の温度に応じ
て制御弁10a,10bの開度を制御するものである。
15a,15bは前記インジェクション配管8a,8b
に前記制御弁10a,10bを側路して接続されたキャ
ピラリチューブ16a,16bを有するバイパス管であ
る。尚、前記電磁弁9a,9bは圧縮機2a,2bの運
転開始と同時に開となってインジェクションを開始し、
圧縮機2a,2bの停止中には閉となる構成である。1
7はオイルセパレーター、18はファン、19,20高
低圧圧力スイッチである。
【0021】この場合にも圧縮機2a,2bの運転中は
このバイパス管15a,15bを介して常時、液冷媒が
圧縮機2a,2bに供給されるため、圧縮機2a,2b
の起動時等、制御弁10a,10bに動作遅れが生じて
も圧縮機2a,2bの吐出ガス温度はそれほど上昇せ
ず、制御弁10a,10bが動作するまで圧縮機2a,
2bの温度上昇を許容範囲内に留めることができる。従
って、1台の圧縮機2aが既に運転していて凝縮圧力が
上昇しており、蒸発圧力が低下している場合に、更に一
台の圧縮機2bを追加始動しても吐出ガス温度が異常上
昇することはなく、圧縮機2a,2bを確実に保護でき
る。
【0022】また、圧縮機2a,2bの停止中は電磁弁
9a,9bが閉となっているので、圧縮機2a,2bの
停止中にインジェクション配管8a,8bを介して液冷
媒が供給されることはなく、圧縮機2a,2b内に液冷
媒が寝込むことはない。
【0023】また、本発明の冷凍装置の外観は図3及び
図4に示すように、ケーシング21の上部にV字状に対
向配置された一対の凝縮器3と送風機18とを収納し、
下部に圧縮機2a,2bを収納してなり、前記凝縮器3
の側面に対向するケーシング21の側板22に窓23を
設け、この窓23の縁部に凝縮器3の保持金具24を設
けると共に、前記窓23を閉塞する蓋25を設けて構成
されている。26は両凝縮器3の下部を連結する金具、
27はファンガードである。
【0024】斯る構成によれば、凝縮器3の側面に対向
するケーシング21の側板22に窓23を設けているの
で、この窓23から凝縮器3の冷媒分流管28を露出さ
せることができ、装置の完成後に冷媒分流管28のリー
ク試験を容易に行え、しかも、圧力スイッチや温度セン
サー等の内装部品の交換や凝縮器3の内側の清掃作業も
前記窓23から簡単に行うことができる。また、側板2
2の窓23の縁部には保持金具24が取り付けられてい
るため、側板22の強度が低下することもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バイパス
管によって常時、少量の液冷媒を圧縮機へインジェクシ
ョンしておくことができ、圧縮機の起動時等、制御弁に
動作遅れが生じても圧縮機の吐出ガス温度はそれほど上
昇せず、制御弁が動作するまで温度上昇を許容範囲内に
留めることができる。従って、圧縮機を複数台接続した
マルチ型の冷凍装置において、数台の圧縮機が既に運転
していて凝縮圧力が上昇しており、蒸発圧力が低下して
いる場合に、更に一台の圧縮機を追加始動しても吐出ガ
ス温度が異常上昇することはなく、圧縮機を確実に保護
できる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置を示す冷媒回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すマルチ型冷凍装置の
冷媒回路図である。
【図3】本発明の冷凍装置の外観を示す説明図である。
【図4】本発明の冷凍装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
2 圧縮機 3 凝縮器 5 膨張弁 6 蒸発器 8 リキッドインジェクション管 10 制御弁 15 バイパス管 16 キャピラリチューブ
フロントページの続き (72)発明者 須永 曠 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山岸 憲一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−138679(JP,A) 実開 昭63−60847(JP,U) 実開 平2−100133(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00 311 F24F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を配
    管接続してなり、前記凝縮器にて凝縮された液冷媒を前
    記圧縮機へ供給するインジェクション配管を設けると共
    に、このインジェクション配管の途中にインジェクショ
    ン量を制御する制御弁を設けている冷凍装置において、
    前記インジェクション配管には前記制御弁と並列にバイ
    パス管を設けると共に、このバイパス管には運転時に冷
    媒を常時通過させる減圧器を設けたことを特徴とする冷
    凍装置。
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