JPH05312415A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH05312415A
JPH05312415A JP11467892A JP11467892A JPH05312415A JP H05312415 A JPH05312415 A JP H05312415A JP 11467892 A JP11467892 A JP 11467892A JP 11467892 A JP11467892 A JP 11467892A JP H05312415 A JPH05312415 A JP H05312415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
control valve
temperature
injection
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP11467892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ida
芳夫 井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11467892A priority Critical patent/JPH05312415A/ja
Publication of JPH05312415A publication Critical patent/JPH05312415A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、インジェクション量が必要以上に多
くなったり、圧縮機の生産性を悪化させたりすることな
く、制御弁の応答遅れを防止し、吐出ガス温度の急激な
変化に対しても追従できるインジェクション機構を備え
た冷凍装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、圧縮機2、凝縮器3、膨張弁5、蒸
発器6を配管接続してなり、前記凝縮器3にて凝縮され
た液冷媒を前記圧縮機2へ供給するインジェクション配
管8を設けると共に、このインジェクション配管8の途
中にインジェクション量を制御する制御弁10を設けて
いる冷凍装置1において、前記制御弁10の感温筒11
に圧縮機2の停止中に通電される電気ヒーター15を設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンビニエンスストア
やスーパーマーケット等で使用される冷凍、冷蔵ショー
ケースやプレハブ冷蔵庫等を冷却する冷凍装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷凍装置は、実開昭56
−8876号公報等に記載されているように、圧縮機、
凝縮器、減圧装置、蒸発器、を配管接続してなり、前記
凝縮器にて凝縮された液冷媒を前記圧縮機へ供給するイ
ンジェクション配管を設けると共に、このインジェクシ
ョン配管の途中にインジェクション量を制御する制御弁
を設け、更に、圧縮機の吐出配管に吐出ガスの温度を検
知する感温筒を取付け、この感温筒の作動に応じて前記
制御弁の開度調整する構成である。
【0003】この感温筒は、サーモスタット等に比して
かなり大きな熱容量を持っているため、制御弁の性能は
良好に発揮され、冷凍装置の安定運転時は非常に良い制
御特性を示す。しかし、冷凍装置の始動時やプルダウン
運転時等のように圧縮機の吐出ガス温度が急激に上昇す
る場合には、感温筒内の作動ガス温度が吐出ガス温度に
達するまでに時間遅れが生じ、制御弁の制御遅れが発生
するという問題があった。例えば、冷凍装置の始動時に
吐出ガス温度の急激な上昇があった場合には、制御弁の
動作遅れによりインジェクション量が不足して吐出温度
の許容限度を越えてしまい圧縮機の温度が異常上昇して
ロックやカジリ等の故障となる。この問題は、固定容積
比を持つスクロール型やスクリュー型の圧縮機では特に
顕著となって現れる。
【0004】このため、従来では以下のような対策が取
られていた。 1.制御弁の制御開始の設定温度を低めに設定してイン
ジェクションの開始温度を低くすると共に、吐出ガス温
度の許容温度までの許容幅を広くする。 2.圧縮機に挿入穴を設けて感温筒を直接取り付け、感
温筒の反応性を高める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記1の構成
によるとインジェクション量が多目になるため、凝縮器
を循環する冷媒量が増加し、凝縮温度が上昇してしまう
という問題があった。これは、成績係数の悪化、過負荷
時のプルダウン運転での高圧カットの危険増大等の弊害
を生ずる。また、インジェクション量の増加に起因して
圧縮機の仕事量が増加し成績係数が悪化すると共に、圧
縮機内のオイルによる冷媒の希釈化が進み圧縮機の耐久
性を低下するという問題があった。
【0006】また、上記2の構成によると、圧縮機に挿
入穴を設けなければならず、小型の圧縮機で実際には困
難であると共に、中大型の圧縮機でも生産性の低下やコ
ストの高騰を招くという問題があった。
【0007】本発明は斯る点に鑑み為されたもので、イ
ンジェクション量が必要以上に多くなったり、圧縮機の
生産性を悪化させたりすることなく、制御弁の応答遅れ
を防止し、吐出ガス温度の急激な変化に対しても追従で
きるインジェクション機構を備えた冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機、凝縮
器、減圧装置、蒸発器を配管接続してなり、前記凝縮器
にて凝縮された液冷媒を前記圧縮機へ供給するインジェ
クション配管を設けると共に、このインジェクション配
管の途中にインジェクション量を制御する制御弁を設け
ている冷凍装置において、前記制御弁または制御弁の感
温筒に圧縮機の停止中に発熱する加熱手段を設けたもの
である。
【0009】
【作用】本発明の冷凍装置は上記の構成により、制御弁
或るいは制御弁の感温筒を圧縮機の停止中に予め加熱し
ておいて、制御弁或るいは制御弁の感温筒の温度を運転
中の吐出ガス温度に近くしておくことができ、圧縮機の
始動時等、吐出ガス温度が急激に変化する場合でも制御
弁の応答遅れが生ずることはなく、安定した制御を行う
ことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0011】1は冷凍装置である。この装置は、圧縮機
2、凝縮器3、受液器4、膨張弁5、蒸発器6、アキュ
ムレータ7を順次配管接続してなり、前記凝縮器3にて
凝縮され受液器4に貯溜された液冷媒の一部を前記圧縮
機2へ供給するインジェクション配管8を設けると共
に、このインジェクション配管8の途中に電磁弁9と、
インジェクション量を制御する制御弁10を設けて構成
される。11は圧縮機2の吐出配管12に取り付けられ
た感温筒である。この感温筒11は前記制御弁10の作
動冷媒を内蔵しており、キャピラリチューブ13を有す
る圧力伝達管14にて前記制御弁10に接続されること
により、吐出配管12の温度に応じて制御弁10の開度
を制御するものである。15は前記感温筒11に巻き付
けられた電気ヒータである。この電気ヒータ15は圧縮
機2の停止中に閉じる接点16を介して電源に接続され
ている。尚、前記電磁弁9は圧縮機2の運転開始と同時
に開となってインジェクションを開始し、圧縮機2の停
止中には閉となってインジェクションをしない構成であ
る。
【0012】このように構成された冷凍装置において、
運転が開始されると、圧縮機2の始動と同時に電磁弁9
が開となり、凝縮器3にて凝縮され受液器4に貯溜され
た液冷媒の一部がインジェクション配管8を通って圧縮
機2へ供給される。ここで、このインジェクション配管
8の途中には、圧縮機2の吐出配管12の温度に応じて
その開度を調整される制御弁10が設けられているた
め、圧縮機2の加熱度合いに応じて適量の液冷媒を供給
して圧縮機2を冷却できる。
【0013】この時、制御弁10の感温筒11は、圧縮
機2の停止中に通電されていた電気ヒータ15によって
加熱されており、感温筒11内の作動冷媒の温度は、運
転時の吐出ガス温度近くまで既に上昇している(冷凍装
置1の始動時の吐出配管12の温度に対応して電気ヒー
ター15の容量を予め選定しておく)。この結果、圧縮
機2の始動後速やかに吐出配管12の温度に追従して適
量の液冷媒を供給できる。
【0014】ここで、本実施例の冷凍装置の温度変化は
図2に示すようになる。即ち、運転開始直後において、
感温筒11は予め加熱されているので吐出ガス温度より
aだけ高い温度からのスタートとなり、圧縮機2起動時
における吐出配管12の急激な温度変化に容易に追従
し、従来のように感温筒11の温度上昇が吐出配管12
の温度上昇に追従できないことによるオーバーシュート
(吐出配管12の温度上昇が早過ぎて圧縮機2のサーモ
設定値を越えてしまい圧縮機2が停止してしまう現象)
を起こすことはない。
【0015】また、圧縮機2の停止中は電磁弁9が閉と
なっているので、圧縮機2の停止中にインジェクション
配管8を介して液冷媒が供給されることはなく、圧縮機
2内に液冷媒が寝込むことはない。
【0016】尚、本実施例では、感温筒11にヒーター
15を取り付ける構成で説明したが、これに限定される
ものではなく、制御弁10に直にヒーターを取り付けて
も良く、更に、ヒーターに替えて別個の加熱手段を使用
しても同様の効果を発揮できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御弁或
るいは制御弁の感温筒を圧縮機の停止中に予め加熱して
おいて、制御弁或るいは制御弁の感温筒の温度を運転中
の吐出ガス温度に近くしておくことができ、圧縮機の始
動時等、吐出ガス温度が急激に変化する場合でも制御弁
の応答遅れが生ずることはなく、安定した制御を行うこ
とができる。
【0018】この結果、凝縮器を循環する冷媒量が適量
となり、凝縮温度が上昇することはなく、成績係数の向
上、過負荷時のプルダウン運転での高圧カット防止等の
効果を発揮できる。また、インジェクション量の適正化
に起因して圧縮機内のオイルによる冷媒の希釈化を抑制
でき、圧縮機の耐久性を向上できる。
【0019】更に、圧縮機に挿入穴を設けたり感温筒を
断熱したりする必要がないため、装置の生産性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置を示す冷媒回路図である。
【図2】本発明の冷凍装置の各部の温度変化を示すタイ
ムチャート図である。
【符号の説明】
2 圧縮機 3 凝縮器 5 膨張弁 6 蒸発器 8 リキッドインジェクション管 10 制御弁 11 感温筒 12 吐出配管 15 電気ヒーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を配
    管接続してなり、前記凝縮器にて凝縮された液冷媒を前
    記圧縮機へ供給するインジェクション配管を設けると共
    に、このインジェクション配管の途中にインジェクショ
    ン量を制御する制御弁を設けている冷凍装置において、
    前記制御弁または制御弁の感温筒に圧縮機の停止中に発
    熱する加熱手段を設けたことを特徴とする冷凍装置。
JP11467892A 1992-05-07 1992-05-07 冷凍装置 Pending JPH05312415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11467892A JPH05312415A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11467892A JPH05312415A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 冷凍装置

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Publication Number Publication Date
JPH05312415A true JPH05312415A (ja) 1993-11-22

Family

ID=14643897

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11467892A Pending JPH05312415A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 冷凍装置

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JP (1) JPH05312415A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6948336B2 (en) 1994-09-20 2005-09-27 Hitachi, Ltd. Refrigerating apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6948336B2 (en) 1994-09-20 2005-09-27 Hitachi, Ltd. Refrigerating apparatus
US7246498B2 (en) 1994-09-20 2007-07-24 Hitachi, Ltd. Refrigerating apparatus

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