JP3291352B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP3291352B2
JP3291352B2 JP09937093A JP9937093A JP3291352B2 JP 3291352 B2 JP3291352 B2 JP 3291352B2 JP 09937093 A JP09937093 A JP 09937093A JP 9937093 A JP9937093 A JP 9937093A JP 3291352 B2 JP3291352 B2 JP 3291352B2
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compressor
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順一 斉藤
保男 田島
佳憲 河村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機の特にモータコ
イルの加熱を防止するためのリキッドインジェクション
回路を備えた空気調和装置等の冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機のモータコイルの温度は
圧縮機の高圧側圧力と低圧側圧力との差によって決定さ
れる。そのため、例えば外気温が高くなると、高圧側圧
力が高くなるのに対して、低圧側圧力はそれ程変動しな
いので、モータコイルの温度が著しく上昇する。
【0003】そこで、従来では、図4に示すように、圧
縮機100,101のモータコイルの過熱を防止するた
めに、リキッドインジェクション回路102を設けてお
いて、圧縮機100,101のモータコイルの温度が所
定値を越えた時、その回路102を通じて、高圧管10
3を通る液冷媒つまりリキッドの一部を、低圧管104
にインジェクションするようにしている。
【0004】これによれば、モータコイルは液化冷媒に
よって冷却される(例えば、実公昭58−38361号
公報参照)。尚、106は熱交換器、107は電動メカ
弁、108はレシーバタンクである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リキッドインジェクション回路102は複数台の圧縮機
100,101が並列につながれた冷媒回路において以
下の問題を有する。即ち、複数台の圧縮機100,10
1のうち、いずれか一方の圧縮機のみがコイル加熱を起
こした場合でも、従来の構成では、アキュームレータ1
05を通じて両方の圧縮機100,101に液化冷媒が
注入されるので、不要に冷房能力を低下させたり、冷却
させる必要のない圧縮機が液圧縮を起こしたりする等の
問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、複数台の圧縮機のうちコ
イルの異常加熱を起こすおそれのある圧縮機にのみ液冷
媒を注入できるようにした冷凍装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数台の圧縮機と、液冷媒を前記複数台
の圧縮機へ注入するリキッドインジェクション回路とを
備え、液冷媒で前記複数台の圧縮機を冷却する冷凍装置
において、前記リキッドインジェクション回路を構成す
るインジェクション管路を1本の管路で構成し、その管
路の端部を分岐し、その分岐管を前記夫々の圧縮機の吸
込管に直接つなぐと共に、前記夫々の圧縮機の吐出温度
を検出する温度センサを備え、前記1本の管路には、前
記圧縮機の吐出温度が所定値を超えたときに開放される
開閉弁を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明は、インジェクション管路を
圧縮機の台数に対応させて設け、夫々の管路を夫々の圧
縮機の吸込管に直接つないでもよい。
【0009】
【作用】本発明によれば、液冷媒は、リキッドインジェ
クション回路を構成するインジェクション管路を通じ
て、夫々の圧縮機の吸込管に直接注入されるので、圧縮
機が複数台あっても、夫々の圧縮機のうちコイルの異常
加熱を起こすおそれのある圧縮機にのみ液冷媒を注入す
ることができる。
【0010】従って、コイル加熱を起こしていない圧縮
機にまで液冷媒が注入されることはないので、従来のよ
うに、不要に冷房能力を低下させたり、液圧縮を起こし
たりすることはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明による空気調和装置の一実施例
を図面を参照して説明する。図1において、1は室外ユ
ニットを示しており、この室外ユニット1にはバルブ3
を通じて室内ユニット(図示せず)がつながれている。
この室外ユニット1にはアキュームレータ11が収納さ
れ、このアキュームレータ11には能力可変型のインバ
ータ圧縮機13と、能力一定型の定速圧縮機15とが並
列につながれ、これら圧縮機13,15には室外熱交換
器17、電動メカ弁19、並びにレシーバタンク21が
順につながれている。
【0012】また、夫々の圧縮機13,15の吐出管
(高圧管)23には夫々温度センサ25,27が取り付
けられ、個別に吐出温度が測定されている。更に、この
実施例によれば、リキッドインジェクション管路30が
備えられ、その管路30には電磁開閉弁31が設けられ
ている。この管路30の一端は高圧管33につなげら
れ、その他端は分岐されて、夫々インバータ圧縮機13
の吸込管35と、定速圧縮機15の吸込管37とにつな
げられている。
【0013】つぎに、この実施例の作用を説明する。冷
房運転時に、圧縮機13,15から吐出される冷媒は熱
交換器(凝縮器)17で凝縮された後、電動メカ弁1
9、レシーバタンク21を通じて図示を省略した室内ユ
ニットに流入し、そこで冷風を発生させた後に、アキュ
ームレータ11、圧縮機13,15の吸込管35,37
を通じて圧縮機13,15に戻る。
【0014】ところで、上述したように、例えば外気温
が上昇すると、圧縮機13,15の高圧側圧力が高くな
るのに対し、低圧側圧力はそれ程変動しないので、モー
タコイルの温度が著しく上昇する。この実施例では、モ
ータコイルの温度上昇を、圧縮機13,15の吐出温度
の上昇でとらえるものとし、温度センサ25,27の検
出値が所定値を越えた時には、圧縮機13,15のモー
タコイルが異常に加熱されるおそれがあると判断して、
インジェクション管路30の電磁開閉弁31を開放す
る。
【0015】これを開放すると、高圧管33内を流れる
液化冷媒の一部は、管路30を通じて、各圧縮機13,
15の吸込管35,37に向かう。この際、モータコイ
ルの温度上昇が起り得るのは、大要量で運転してる圧縮
機側である。そして、大要量で運転している圧縮機側で
は、圧縮機に吸込まれる冷媒量も当然に多くなる。従っ
て、この実施例によれば、インジェクション管路30の
電磁開閉弁31を開放しただけで、必然的にモータコイ
ルが異常加熱するおそれのある圧縮機の吸込管側に、上
述の液冷媒が多く流入するので、冷媒の不要な圧縮機側
に流入する液冷媒は少なくなり、不要な冷媒能力の低下
を抑制することができる。
【0016】図2は、本発明の参考例を示している。こ
れによれば、夫々独立した2本のインジェクション管路
41,43が備えられ、夫々の管路41,43には電磁
開閉弁45,47が夫々設けられる。従って、この参考
では、モータコイルが異常加熱するおそれのある圧縮
機につらなる電磁開閉弁45,47を開放することによ
り、その加熱した圧縮機のみに液冷媒を確実に流入させ
ることができる。
【0017】図3は、更に別の実施例を示す。これによ
ると、図1のインジェクション管路30と、図2のイン
ジェクション管路41,43とが組み合わせて使用され
る。この実施例の利点は、両方の圧縮機のコイルが異常
加熱するおそれのある時には、インジェクション管路3
0を働かせ、いずれか一方の圧縮機のコイルが加熱した
時には、インジェクション管路41、又は43を働かせ
ればよいので、その制御が容易になる利点にある。
【0018】ただし、この実施例において、インジェク
ション管路30をインジェクション管路41,43の上
流に位置させることが重要である。それを逆に位置させ
ると、例えば、インジェクション管路41を通じて吸込
管35に流入するべき冷媒が、インジェクション管路3
0を通じて、吸込管37に流入するおそれが生じるから
である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、夫々の圧縮機の吸込管に液冷媒が直接注入さ
れるので、圧縮機が複数台あったとしても、夫々の圧縮
機のうちコイルが異常加熱するおそれのある圧縮機にの
み液冷媒を注入することができる。
【0020】従って、コイルが異常加熱するおそれのな
い圧縮機にまで液冷媒を注入することはないので、従来
のように、不要に冷房能力を低下させたり、液圧縮を起
こしたりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の一実施例を示す冷
媒回路図である。
【図2】 本発明の参考例を示す冷媒回路図である。
【図3】別の実施例を示す冷媒回路図である。
【図4】従来の空気調和装置を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット 3 バルブ 11 アキュームレータ 13 インバータ圧縮機 15 定速圧縮機 17 室外熱交換器 19 電動メカ弁 21 レシーバタンク 25,27 温度センサ 30,41,43 リキッドインジェクション管路 31,45,47 電磁開閉弁 33 高圧管 35,37 吸込管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 佳憲 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 伊崎 泰久 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−189748(JP,A) 特公 昭58−23539(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の圧縮機と、液冷媒を前記複数台
    の圧縮機へ注入するリキッドインジェクション回路とを
    備え、液冷媒で前記複数台の圧縮機を冷却する冷凍装置
    において、前記リキッドインジェクション回路を構成す
    るインジェクション管路を1本の管路で構成し、その管
    路の端部を分岐し、その分岐管を前記夫々の圧縮機の吸
    込管に直接つなぐと共に、前記夫々の圧縮機の吐出温度
    を検出する温度センサを備え、前記1本の管路には、前
    記圧縮機の吐出温度が所定値を超えたときに開放される
    開閉弁を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記インジェクション管路を前記圧縮機
    の台数に対応させて設け、夫々の管路を前記夫々の圧縮
    機の吸込管に直接つないだことを特徴とする請求項1記
    載の冷凍装置。
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