JPH08166183A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JPH08166183A JPH08166183A JP30893594A JP30893594A JPH08166183A JP H08166183 A JPH08166183 A JP H08166183A JP 30893594 A JP30893594 A JP 30893594A JP 30893594 A JP30893594 A JP 30893594A JP H08166183 A JPH08166183 A JP H08166183A
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- reducing device
- pressure reducing
- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮機の起動時やデフロスト運転終了時、低
温低圧の冷媒の流入によりアキュムレータ7内に発生す
るフォーミングを防止して、圧縮機トラブルの少ない空
気調和装置を提供する。 【構成】 三方切換弁13と四方切換弁2との間の配管
と、四方切換弁2とアキュムレータ7との間の配管とを
接続する第5のバイパス回路30を設けるとともに、第
5のバイパス回路30に第1の電磁弁31を設ける。圧
縮機1の起動時から所定時間が経過するまでの間、第1
の電磁弁31を開いて、高温高圧の冷媒を第5のバイパ
ス回路30を通じてアキュムレータ7に供給する。
温低圧の冷媒の流入によりアキュムレータ7内に発生す
るフォーミングを防止して、圧縮機トラブルの少ない空
気調和装置を提供する。 【構成】 三方切換弁13と四方切換弁2との間の配管
と、四方切換弁2とアキュムレータ7との間の配管とを
接続する第5のバイパス回路30を設けるとともに、第
5のバイパス回路30に第1の電磁弁31を設ける。圧
縮機1の起動時から所定時間が経過するまでの間、第1
の電磁弁31を開いて、高温高圧の冷媒を第5のバイパ
ス回路30を通じてアキュムレータ7に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル回路を用
いて冷暖房運転をおこなう空気調和装置に関するもので
ある。
いて冷暖房運転をおこなう空気調和装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平2−247466号公報等
に開示された従来の空気調和装置を図6に基づいて説明
する。図中、符号1は圧縮機、1aは圧縮機1の吸入側
配管、1bは圧縮機1の吐出側配管、13は三方切換
弁、2は四方切換弁、3は室外側熱交換器、4aは第1
の減圧装置、5aは第2の減圧装置、6は室内側熱交換
器、7はアキュムレータであり、これらを冷媒配管で順
次接続して冷媒回路が構成されている。なお、第1の減
圧装置4aおよび第2の減圧装置5aは例えばキャピラ
リーチューブからなるものである。
に開示された従来の空気調和装置を図6に基づいて説明
する。図中、符号1は圧縮機、1aは圧縮機1の吸入側
配管、1bは圧縮機1の吐出側配管、13は三方切換
弁、2は四方切換弁、3は室外側熱交換器、4aは第1
の減圧装置、5aは第2の減圧装置、6は室内側熱交換
器、7はアキュムレータであり、これらを冷媒配管で順
次接続して冷媒回路が構成されている。なお、第1の減
圧装置4aおよび第2の減圧装置5aは例えばキャピラ
リーチューブからなるものである。
【0003】また、4cは第1の減圧装置4aをバイパ
スする第1のバイパス回路、4bは第1のバイパス回路
4cに設けられた第1の逆止弁、5cは第2の減圧装置
5aをバイパスする第2のバイパス回路、5bは第2の
バイパス回路5cに設けられた第2の逆止弁、14は第
1の減圧装置4aと第2の減圧装置5aとの間の配管と
三方切換弁13とを接続する第3のバイパス回路、15
は第3のバイパス回路14に設けられ圧縮機1の吐出側
配管1bより内径の細い細管部、17は第1の減圧装置
4aと第2の減圧装置5aとの間の配管と吐出側配管1
bとを接続する第4のバイパス回路、16は第4のバイ
パス回路17に設けられた第1の圧力調整弁である。
スする第1のバイパス回路、4bは第1のバイパス回路
4cに設けられた第1の逆止弁、5cは第2の減圧装置
5aをバイパスする第2のバイパス回路、5bは第2の
バイパス回路5cに設けられた第2の逆止弁、14は第
1の減圧装置4aと第2の減圧装置5aとの間の配管と
三方切換弁13とを接続する第3のバイパス回路、15
は第3のバイパス回路14に設けられ圧縮機1の吐出側
配管1bより内径の細い細管部、17は第1の減圧装置
4aと第2の減圧装置5aとの間の配管と吐出側配管1
bとを接続する第4のバイパス回路、16は第4のバイ
パス回路17に設けられた第1の圧力調整弁である。
【0004】さらに、8は室内側熱交換器6に付設され
た室内側送風機、9は室外側熱交換器に付設された室外
側送風機、20は暖房能力を補う目的で室内側熱交換器
6に付設された電熱器である。
た室内側送風機、9は室外側熱交換器に付設された室外
側送風機、20は暖房能力を補う目的で室内側熱交換器
6に付設された電熱器である。
【0005】次ぎに、以上のように構成された従来の空
気調和装置の動作を説明する。まず、冷房運転時の冷媒
の流れは図中に太い実線による矢印で示した通りであっ
て、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は、三
方切換弁13および四方切換弁2を通り、室外側熱交換
器3で室外側送風機9によって送風される室外空気と熱
交換するとともに、これによりガス冷媒が凝縮液化され
る。
気調和装置の動作を説明する。まず、冷房運転時の冷媒
の流れは図中に太い実線による矢印で示した通りであっ
て、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は、三
方切換弁13および四方切換弁2を通り、室外側熱交換
器3で室外側送風機9によって送風される室外空気と熱
交換するとともに、これによりガス冷媒が凝縮液化され
る。
【0006】そして、第1の減圧装置4aにより減圧さ
れて低温低圧の液冷媒となり、第2のバイパス回路5c
を経て室内側熱交換器6に入り、室内側送風機8から送
風される室内空気と熱交換して室内空気を冷却するとと
もに、これにより液冷媒は蒸発ガス化し、四方切換弁2
およびアキュムレータ7を経て圧縮機1に戻るという冷
凍サイクルが構成される。
れて低温低圧の液冷媒となり、第2のバイパス回路5c
を経て室内側熱交換器6に入り、室内側送風機8から送
風される室内空気と熱交換して室内空気を冷却するとと
もに、これにより液冷媒は蒸発ガス化し、四方切換弁2
およびアキュムレータ7を経て圧縮機1に戻るという冷
凍サイクルが構成される。
【0007】また、暖房運転時の冷媒の流れは図中に細
い実線による矢印で示した通りであって、圧縮機1から
吐出された高温高圧のガス冷媒は、三方切換弁13およ
び暖房側に切り換えられた四方切換弁2を通り、室内側
熱交換器6で室内側送風機8によって送風される室内空
気と熱交換するとともに、これによりガス冷媒が凝縮液
化される。
い実線による矢印で示した通りであって、圧縮機1から
吐出された高温高圧のガス冷媒は、三方切換弁13およ
び暖房側に切り換えられた四方切換弁2を通り、室内側
熱交換器6で室内側送風機8によって送風される室内空
気と熱交換するとともに、これによりガス冷媒が凝縮液
化される。
【0008】そして、第2の減圧装置5aにより減圧さ
れて低温低圧の液冷媒となり、第1のバイパス回路4c
を経て室外側熱交換器3に入り、室外側送風機9から送
風される室外空気と熱交換して室外空気から採熱すると
ともに、これにより液冷媒は蒸発ガス化し、四方切換弁
2およびアキュムレータ7を経て圧縮機1に戻るという
冷凍サイクルが構成される。
れて低温低圧の液冷媒となり、第1のバイパス回路4c
を経て室外側熱交換器3に入り、室外側送風機9から送
風される室外空気と熱交換して室外空気から採熱すると
ともに、これにより液冷媒は蒸発ガス化し、四方切換弁
2およびアキュムレータ7を経て圧縮機1に戻るという
冷凍サイクルが構成される。
【0009】さらに、暖房運転時において例えば室外空
気温度が低い場合には、室外側熱交換器3のフィン表面
に着霜が生じることがあるが、このような着霜が多くな
ると熱交換率が悪くなり、室外空気からの採熱量が減少
するため、空気調和装置の暖房能力が著しく低下する。
したがって、このような場合には、デフロスト(除霜)
運転を行うことが必要とされている。
気温度が低い場合には、室外側熱交換器3のフィン表面
に着霜が生じることがあるが、このような着霜が多くな
ると熱交換率が悪くなり、室外空気からの採熱量が減少
するため、空気調和装置の暖房能力が著しく低下する。
したがって、このような場合には、デフロスト(除霜)
運転を行うことが必要とされている。
【0010】このデフロスト運転時の冷媒の流れは図中
に破線による矢印で示した通りであって、圧縮機1から
吐出された高温高圧のガス冷媒はデフロスト側に切り換
えられている三方切換弁13を通って第3のバイパス回
路14に入り、細管部15を経て第1の減圧装置4aと
第2の減圧装置5aとの間の配管に流入する。
に破線による矢印で示した通りであって、圧縮機1から
吐出された高温高圧のガス冷媒はデフロスト側に切り換
えられている三方切換弁13を通って第3のバイパス回
路14に入り、細管部15を経て第1の減圧装置4aと
第2の減圧装置5aとの間の配管に流入する。
【0011】そして、このガス冷媒は第1のバイパス回
路4cを経て室外側熱交換器3に入る。このとき室外送
風機9は停止されており、高温ガス冷媒は室外側熱交換
器3のフィン表面に付着した霜を融解させるとともに、
これによりガス冷媒は凝縮液化し、四方切換弁2および
アキュムレータ7を経て圧縮機1に戻される。
路4cを経て室外側熱交換器3に入る。このとき室外送
風機9は停止されており、高温ガス冷媒は室外側熱交換
器3のフィン表面に付着した霜を融解させるとともに、
これによりガス冷媒は凝縮液化し、四方切換弁2および
アキュムレータ7を経て圧縮機1に戻される。
【0012】なお、室外側熱交換器3の出口側に設けら
れたサーミスタ等(図示せず)による検出温度が予め設
定されているデフロスト運転終了指令温度に達する直前
には第1の圧力調整弁16が開かれて、圧縮機1から吐
出された高圧ガス冷媒の一部が第4のバイパス回路17
を通じて第1の減圧装置4aと第2の減圧装置5aとの
間の配管にバイパスされる。これにより、(細管部15
で圧縮機1吐出側圧力を上昇させているために)デフロ
スト運転終了直前に生じがちとなる吐出側圧力の急激な
上昇が防止される。また、第1の圧力調整弁16は冷暖
房運転中またはデフロスト運転中における吐出側圧力上
昇時にも開かれ、これにより、吐出側圧力が一定以下に
維持され、高圧カットによる圧縮機1の異常停止を防止
している。
れたサーミスタ等(図示せず)による検出温度が予め設
定されているデフロスト運転終了指令温度に達する直前
には第1の圧力調整弁16が開かれて、圧縮機1から吐
出された高圧ガス冷媒の一部が第4のバイパス回路17
を通じて第1の減圧装置4aと第2の減圧装置5aとの
間の配管にバイパスされる。これにより、(細管部15
で圧縮機1吐出側圧力を上昇させているために)デフロ
スト運転終了直前に生じがちとなる吐出側圧力の急激な
上昇が防止される。また、第1の圧力調整弁16は冷暖
房運転中またはデフロスト運転中における吐出側圧力上
昇時にも開かれ、これにより、吐出側圧力が一定以下に
維持され、高圧カットによる圧縮機1の異常停止を防止
している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来の
空気調和装置では、圧縮機の起動時や、デフロスト運転
終了時(すなわち暖房運転復帰時)には低温低圧の冷媒
の流入によりアキュムレータ7内の液冷媒にフォーミン
グが生じ、これに伴い液冷媒が圧縮機1に吸入される、
いわゆる液戻りが生じるので、圧縮機1に液冷媒を圧縮
することによる損傷等のトラブルが生じる問題があっ
た。また、前記した液戻りか生じると、液状帯の冷媒が
潤滑油を圧縮機1から持ち出すことになって、圧縮機1
に潤滑油の枯渇による焼き付き等のトラブルが生じる問
題もあった。また、冷房運転時には圧縮機1から吐出さ
れた冷媒の一部が第4のバイパス回路17に流れること
になり、これにより冷房能力にロスが生じる問題もあっ
た。
空気調和装置では、圧縮機の起動時や、デフロスト運転
終了時(すなわち暖房運転復帰時)には低温低圧の冷媒
の流入によりアキュムレータ7内の液冷媒にフォーミン
グが生じ、これに伴い液冷媒が圧縮機1に吸入される、
いわゆる液戻りが生じるので、圧縮機1に液冷媒を圧縮
することによる損傷等のトラブルが生じる問題があっ
た。また、前記した液戻りか生じると、液状帯の冷媒が
潤滑油を圧縮機1から持ち出すことになって、圧縮機1
に潤滑油の枯渇による焼き付き等のトラブルが生じる問
題もあった。また、冷房運転時には圧縮機1から吐出さ
れた冷媒の一部が第4のバイパス回路17に流れること
になり、これにより冷房能力にロスが生じる問題もあっ
た。
【0014】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであって、圧縮機トラブルの少ない空気
調和装置を提供することを目的とするものである。ま
た、冷媒の一部が第4のバイパス回路に流れることによ
る冷房能力のロスを防止する空気調和装置を提供するこ
とを目的とするものである。
になされたものであって、圧縮機トラブルの少ない空気
調和装置を提供することを目的とするものである。ま
た、冷媒の一部が第4のバイパス回路に流れることによ
る冷房能力のロスを防止する空気調和装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は圧縮機、三方切換弁、四方切換弁、室外側
熱交換器、第1の減圧装置、第2の減圧装置、室内側熱
交換器、およびアキュムレータを冷媒配管で順次接続し
てなる冷媒回路と、第1の逆止弁を有し第1の減圧装置
をバイパスする第1のバイパス回路と、第2の逆止弁を
有し第2の減圧装置をバイパスする第2のバイパス回路
と、圧縮機と三方切換弁との間の吐出側配管より内径の
細い細管部を有し第1の減圧装置と第2の減圧装置との
間の配管と三方切換弁とを接続する第3のバイパス回路
と、第1の圧力調整弁を有し第1の減圧装置と第2の減
圧装置との間の配管と吐出側配管とを接続する第4のバ
イパス回路とを備えた空気調和装置において、第1の電
磁弁を有し三方切換弁と四方切換弁との間の配管と四方
切換弁とアキュムレータとの間の配管とを接続する第5
のバイパス回路を設け、圧縮機の起動時から所定時間が
経過するまでの間、第1の電磁弁を開くように構成した
ものである。
め、本発明は圧縮機、三方切換弁、四方切換弁、室外側
熱交換器、第1の減圧装置、第2の減圧装置、室内側熱
交換器、およびアキュムレータを冷媒配管で順次接続し
てなる冷媒回路と、第1の逆止弁を有し第1の減圧装置
をバイパスする第1のバイパス回路と、第2の逆止弁を
有し第2の減圧装置をバイパスする第2のバイパス回路
と、圧縮機と三方切換弁との間の吐出側配管より内径の
細い細管部を有し第1の減圧装置と第2の減圧装置との
間の配管と三方切換弁とを接続する第3のバイパス回路
と、第1の圧力調整弁を有し第1の減圧装置と第2の減
圧装置との間の配管と吐出側配管とを接続する第4のバ
イパス回路とを備えた空気調和装置において、第1の電
磁弁を有し三方切換弁と四方切換弁との間の配管と四方
切換弁とアキュムレータとの間の配管とを接続する第5
のバイパス回路を設け、圧縮機の起動時から所定時間が
経過するまでの間、第1の電磁弁を開くように構成した
ものである。
【0016】また、第1の電磁弁を有し三方切換弁と四
方切換弁との間の配管と四方切換弁とアキュムレータと
の間の配管とを接続する第5のバイパス回路を設け、デ
フロスト運転の終了時から所定時間が経過するまでの
間、第1の電磁弁を開くよう構成したものである。
方切換弁との間の配管と四方切換弁とアキュムレータと
の間の配管とを接続する第5のバイパス回路を設け、デ
フロスト運転の終了時から所定時間が経過するまでの
間、第1の電磁弁を開くよう構成したものである。
【0017】また、第1の電磁弁を有し三方切換弁と四
方切換弁との間の配管と四方切換弁とアキュムレータと
の間の配管とを接続する第5のバイパス回路と、圧縮機
の吸入側の圧力を検出する第1の圧力検出装置とを設
け、第1の圧力検出装置の検出値が所定値以下のとき第
1の電磁弁を開くように構成したものである。
方切換弁との間の配管と四方切換弁とアキュムレータと
の間の配管とを接続する第5のバイパス回路と、圧縮機
の吸入側の圧力を検出する第1の圧力検出装置とを設
け、第1の圧力検出装置の検出値が所定値以下のとき第
1の電磁弁を開くように構成したものである。
【0018】さらに、前記構成に加えて、第4のバイパ
ス回路に、暖房運転時およびデフロスト運転時に開き冷
房運転時に閉じる第2の電磁弁を設けたものである。
ス回路に、暖房運転時およびデフロスト運転時に開き冷
房運転時に閉じる第2の電磁弁を設けたものである。
【0019】また、第4のバイパス回路に代えて、第2
の圧力調整弁を有し第1の減圧装置と第2の減圧装置と
の間の配管と三方切換弁とを接続する第6のバイパス回
路を、第3のバイパス回路と並列に設けたものである。
の圧力調整弁を有し第1の減圧装置と第2の減圧装置と
の間の配管と三方切換弁とを接続する第6のバイパス回
路を、第3のバイパス回路と並列に設けたものである。
【0020】さらに、前記構成に加えて、圧縮機の吐出
側の圧力を検出する第2の圧力検出装置を備え、第2の
圧力検出装置の検出値が所定値以上のとき第1の電磁弁
を開くようにしたものである。
側の圧力を検出する第2の圧力検出装置を備え、第2の
圧力検出装置の検出値が所定値以上のとき第1の電磁弁
を開くようにしたものである。
【0021】
【作用】本発明に係る空気調和装置は前記のように構成
されており、圧縮機の起動時から所定時間が経過するま
での間、第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から吐出
された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路
を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の吸入
側の圧力が高められる。
されており、圧縮機の起動時から所定時間が経過するま
での間、第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から吐出
された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路
を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の吸入
側の圧力が高められる。
【0022】また、デフロスト運転の終了時から所定時
間が経過するまでの間、第1の電磁弁が開かれるので、
圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5
のバイパス回路を経てアキュムレータに入り、これによ
り圧縮機の吸入側の圧力が高められる。
間が経過するまでの間、第1の電磁弁が開かれるので、
圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5
のバイパス回路を経てアキュムレータに入り、これによ
り圧縮機の吸入側の圧力が高められる。
【0023】また、第1の圧力検出装置の検出値が所定
値以下のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から
吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス
回路を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の
吸入側の圧力が高められる。
値以下のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から
吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス
回路を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の
吸入側の圧力が高められる。
【0024】さらに、冷房運転時には第2の電磁弁が閉
じるので、圧縮機から吐出された冷媒の一部が第4のバ
イパス回路に流れることがない。
じるので、圧縮機から吐出された冷媒の一部が第4のバ
イパス回路に流れることがない。
【0025】さらにまた、デフロスト運転終了時に圧縮
機の吐出側圧力が上昇したとき、第2の圧力調整弁が開
いて冷媒が第6のバイパス回路を通じてバイパスされる
とともに、冷房運転時および暖房運転時には三方切換弁
の切り換えにより第3のバイパス回路および第6のバイ
パス回路が閉ざされる。
機の吐出側圧力が上昇したとき、第2の圧力調整弁が開
いて冷媒が第6のバイパス回路を通じてバイパスされる
とともに、冷房運転時および暖房運転時には三方切換弁
の切り換えにより第3のバイパス回路および第6のバイ
パス回路が閉ざされる。
【0026】そして、第2の圧力検出装置の検出値が所
定値以上のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパ
ス回路に流れ、これにより圧縮機の吐出側の圧力が下げ
られる。
定値以上のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパ
ス回路に流れ、これにより圧縮機の吐出側の圧力が下げ
られる。
【0027】
実施例1.本発明の実施例1に係る空気調和装置を図1
に基づいて説明する。本実施例では、三方切換弁13と
四方切換弁2との間の配管と、四方切換弁2とアキュム
レータ7との間の配管とを接続する第5のバイパス回路
30が設けられるとともに、第5のバイパス回路30に
は、第1の電磁弁31が設けられている。これらを除い
ては従来例と同様であるので、図6と同一構成要素に同
一符号を付して重複する説明を省略する。
に基づいて説明する。本実施例では、三方切換弁13と
四方切換弁2との間の配管と、四方切換弁2とアキュム
レータ7との間の配管とを接続する第5のバイパス回路
30が設けられるとともに、第5のバイパス回路30に
は、第1の電磁弁31が設けられている。これらを除い
ては従来例と同様であるので、図6と同一構成要素に同
一符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】次ぎに、本実施例に係る空気調和機装置の
動作を説明する。まず、冷房運転時の冷媒の流れは図中
に太い実線による矢印で示した通りであって、圧縮機1
から吐出された高温高圧のガス冷媒は、三方切換弁13
および四方切換弁2を通り、室外側熱交換器3で室外側
送風機9によって送風される室外空気と熱交換するとと
もに、これによりガス冷媒が凝縮液化される。
動作を説明する。まず、冷房運転時の冷媒の流れは図中
に太い実線による矢印で示した通りであって、圧縮機1
から吐出された高温高圧のガス冷媒は、三方切換弁13
および四方切換弁2を通り、室外側熱交換器3で室外側
送風機9によって送風される室外空気と熱交換するとと
もに、これによりガス冷媒が凝縮液化される。
【0029】そして、第1の減圧装置4aにより減圧さ
れて低温低圧の液冷媒となり、第2のバイパス回路5c
を経て室内側熱交換器6に入り、室内側送風機8から送
風される室内空気と熱交換して室内空気を冷却するとと
もに、これにより液冷媒は蒸発ガス化し、四方切換弁2
およびアキュムレータ7を経て圧縮機1に戻るという冷
凍サイクルが構成される。
れて低温低圧の液冷媒となり、第2のバイパス回路5c
を経て室内側熱交換器6に入り、室内側送風機8から送
風される室内空気と熱交換して室内空気を冷却するとと
もに、これにより液冷媒は蒸発ガス化し、四方切換弁2
およびアキュムレータ7を経て圧縮機1に戻るという冷
凍サイクルが構成される。
【0030】以下、暖房運転時、デフロスト運転時も、
ここまでは従来例と同様の動作である。
ここまでは従来例と同様の動作である。
【0031】本発明はさらに図2に示すように、運転停
止状態の空気調和装置が暖房運転に入る際の圧縮機1の
起動時から所定時間が経過するまでの間、および、デフ
ロスト運転の終了時から所定時間が経過するまでの間
は、第1の電時弁31が開かれて、圧縮機1から吐出さ
れた高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路3
0を経てアキュムレータ7に入るように制御される。
(図示省略)これにより圧縮機1の吸入側の圧力が高め
られる。
止状態の空気調和装置が暖房運転に入る際の圧縮機1の
起動時から所定時間が経過するまでの間、および、デフ
ロスト運転の終了時から所定時間が経過するまでの間
は、第1の電時弁31が開かれて、圧縮機1から吐出さ
れた高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路3
0を経てアキュムレータ7に入るように制御される。
(図示省略)これにより圧縮機1の吸入側の圧力が高め
られる。
【0032】したがって、圧縮機の起動時や、デフロス
ト運転終了時(すなわち暖房運転復帰時)に顕著であっ
た低温低圧の冷媒の流入によるアキュムレータ7内の液
冷媒のフォーミングが防止されて、液冷媒が圧縮機1に
吸入される、いわゆる液戻りが生じることがなくなるの
で、液冷媒を圧縮することによる損傷等のトラブルから
圧縮機1が保護される。また、液冷媒による潤滑油の圧
縮機1からの持ち出しが防止されるので、潤滑油の枯渇
による焼き付き等のトラブルから圧縮機1が保護され
る。なお、図2には暖房運転およびデフロスト運転に係
る第1の電磁弁31の動作を示したが、冷房運転に入る
際の圧縮機1の起動時も同様である
ト運転終了時(すなわち暖房運転復帰時)に顕著であっ
た低温低圧の冷媒の流入によるアキュムレータ7内の液
冷媒のフォーミングが防止されて、液冷媒が圧縮機1に
吸入される、いわゆる液戻りが生じることがなくなるの
で、液冷媒を圧縮することによる損傷等のトラブルから
圧縮機1が保護される。また、液冷媒による潤滑油の圧
縮機1からの持ち出しが防止されるので、潤滑油の枯渇
による焼き付き等のトラブルから圧縮機1が保護され
る。なお、図2には暖房運転およびデフロスト運転に係
る第1の電磁弁31の動作を示したが、冷房運転に入る
際の圧縮機1の起動時も同様である
【0033】実施例2.本実施例では、圧縮機1の吸入
側配管1aに第1の圧力検出装置32が設けられている
(図1参照)。これ以外は実施例1と同様である。そし
て、図3に示すように、第1の圧力検出装置32の検出
値が所定値Ps1以下になった時、第1の電磁弁31を
開くよう制御するため(図示省略)、圧縮機1から吐出
された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路
30を経てアキュムレータ7に入る。
側配管1aに第1の圧力検出装置32が設けられている
(図1参照)。これ以外は実施例1と同様である。そし
て、図3に示すように、第1の圧力検出装置32の検出
値が所定値Ps1以下になった時、第1の電磁弁31を
開くよう制御するため(図示省略)、圧縮機1から吐出
された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路
30を経てアキュムレータ7に入る。
【0034】したがって、圧縮機1の起動時やデフロス
ト運転の終了時はもとより、何らかの理由によって運転
中に圧縮機1の吸入側圧力が低下した場合にもアキュム
レータ7内の液冷媒のフォーミングを抑えることができ
る。よって、フォーミングに起因する圧縮機1への液戻
りや、圧縮機1からの潤滑油の持ち出しが防止される。
また、図3に示すように、圧縮機1の吸入側圧力が高め
られ、第1の圧力検出装置32の検出値が所定値Ps1
まで復帰した時には、第1の電磁弁31が閉じられるの
で、第5のバイパス回路30が必要以上に長い時間開く
ことによる冷暖房能力のロスを防止することができる。
ト運転の終了時はもとより、何らかの理由によって運転
中に圧縮機1の吸入側圧力が低下した場合にもアキュム
レータ7内の液冷媒のフォーミングを抑えることができ
る。よって、フォーミングに起因する圧縮機1への液戻
りや、圧縮機1からの潤滑油の持ち出しが防止される。
また、図3に示すように、圧縮機1の吸入側圧力が高め
られ、第1の圧力検出装置32の検出値が所定値Ps1
まで復帰した時には、第1の電磁弁31が閉じられるの
で、第5のバイパス回路30が必要以上に長い時間開く
ことによる冷暖房能力のロスを防止することができる。
【0035】実施例3.本発明の実施例3に係る空気調
和装置を図4に基づいて説明する。本実施例では、第4
のバイパス回路17に第2の電磁弁33が設けられてい
ることを除いては実施例1と同様であり、図1と同一の
構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
和装置を図4に基づいて説明する。本実施例では、第4
のバイパス回路17に第2の電磁弁33が設けられてい
ることを除いては実施例1と同様であり、図1と同一の
構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0036】第2の電磁弁33は、暖房運転時およびデ
フロスト運転時には開き、冷房運転時には閉じるように
制御される。(図示省略)したがって、冷房運転時に圧
縮機1から吐出された冷媒の一部が第4のバイパス回路
17を経てバイパスされることによる冷房能力のロスを
防止することができる。
フロスト運転時には開き、冷房運転時には閉じるように
制御される。(図示省略)したがって、冷房運転時に圧
縮機1から吐出された冷媒の一部が第4のバイパス回路
17を経てバイパスされることによる冷房能力のロスを
防止することができる。
【0037】実施例4.本発明の実施例4に係る空気調
和装置を図5に基づいて説明する。本実施例では、第4
のバイパス回路17に代えて第1の減圧装置4aと第2
の減圧装置5aとの間の配管と三方切換弁13とを接続
する第6のバイパス回路34が第3のバイパス回路14
と並列に設けられている。また、第6のバイパス回路3
4に第2の圧力調整弁35が設けられている。さらに、
圧縮機1の吐出側配管1bに第2の圧力検出装置36が
設けられている。以上を除いては実施例1と同様であ
り、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して重複
する説明を省略する。
和装置を図5に基づいて説明する。本実施例では、第4
のバイパス回路17に代えて第1の減圧装置4aと第2
の減圧装置5aとの間の配管と三方切換弁13とを接続
する第6のバイパス回路34が第3のバイパス回路14
と並列に設けられている。また、第6のバイパス回路3
4に第2の圧力調整弁35が設けられている。さらに、
圧縮機1の吐出側配管1bに第2の圧力検出装置36が
設けられている。以上を除いては実施例1と同様であ
り、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して重複
する説明を省略する。
【0038】本実施例の空気調和装置においては、図中
太い実線による矢印で冷媒の流れを示す冷房運転時と、
図中細い実線による矢印で冷媒の流れを示す暖房運転時
とには、三方切換弁13の切り換えにより第3のバイパ
ス回路14および第6のバイパス回路34が閉ざされる
ことになる。したがって、圧縮機1から吐出された冷媒
の一部が第4のバイパス回路14または第6のバイパス
回路34に流れることによる冷暖房能力のロスを防止す
ることができる。
太い実線による矢印で冷媒の流れを示す冷房運転時と、
図中細い実線による矢印で冷媒の流れを示す暖房運転時
とには、三方切換弁13の切り換えにより第3のバイパ
ス回路14および第6のバイパス回路34が閉ざされる
ことになる。したがって、圧縮機1から吐出された冷媒
の一部が第4のバイパス回路14または第6のバイパス
回路34に流れることによる冷暖房能力のロスを防止す
ることができる。
【0039】すなわち本実施例では、三方切換弁13上
流側の第4のバイパス回路を用いないため、冷房運転時
に閉じる第2の電磁弁を省略した構成でありながら、冷
暖房能力のロスを防止できるのである。
流側の第4のバイパス回路を用いないため、冷房運転時
に閉じる第2の電磁弁を省略した構成でありながら、冷
暖房能力のロスを防止できるのである。
【0040】また、第2の圧力検出装置36は圧縮機1
吐出側の冷媒圧力を随時検出しており、運転中に何らか
の理由によりその検出値が所定値以上になった時には第
1の電磁弁31が開かれ、圧縮機1から吐出された高温
高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路30を経て
吸入側にバイパスされて、吐出側の圧力が下げられるよ
うに制御される。(図中省略)したがって、冷房運転時
および暖房運転時の、吐出側圧力の異常上昇に起因する
圧縮機1のトラブルが防止できる。
吐出側の冷媒圧力を随時検出しており、運転中に何らか
の理由によりその検出値が所定値以上になった時には第
1の電磁弁31が開かれ、圧縮機1から吐出された高温
高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス回路30を経て
吸入側にバイパスされて、吐出側の圧力が下げられるよ
うに制御される。(図中省略)したがって、冷房運転時
および暖房運転時の、吐出側圧力の異常上昇に起因する
圧縮機1のトラブルが防止できる。
【0041】さらに、暖房運転中に行なわれるデフロス
ト運転時の冷媒の流れは図中に破線による矢印で示した
通りであって、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス
冷媒はデフロスト側に切り換えられている三方切換弁1
3を通って第3のバイパス回路14に入り、細管部15
を経て第1の減圧装置4aと第2の減圧装置5aとの間
の配管に流入する。
ト運転時の冷媒の流れは図中に破線による矢印で示した
通りであって、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス
冷媒はデフロスト側に切り換えられている三方切換弁1
3を通って第3のバイパス回路14に入り、細管部15
を経て第1の減圧装置4aと第2の減圧装置5aとの間
の配管に流入する。
【0042】そして、このガス冷媒は第1のバイパス回
路4cを経て室外側熱交換器3に入る。このとき室外送
風機9は停止されており、高温ガス冷媒は室外側熱交換
器3のフィン表面に付着した霜を融解させるとともに、
これによりガス冷媒は凝縮液化し、四方切換弁2および
アキュムレータ7を経て圧縮機1に戻されることにな
る。
路4cを経て室外側熱交換器3に入る。このとき室外送
風機9は停止されており、高温ガス冷媒は室外側熱交換
器3のフィン表面に付着した霜を融解させるとともに、
これによりガス冷媒は凝縮液化し、四方切換弁2および
アキュムレータ7を経て圧縮機1に戻されることにな
る。
【0043】このデフロスト運転時には、室外側熱交換
器3の出口側に設けられたサーミスタ等(図示せず)に
よる検出温度が予め設定されているデフロスト運転終了
指令温度に達する直前に第2の圧力調整弁35が開かれ
て、圧縮機1から吐出された高圧ガス冷媒の一部か第6
のバイパス回路34を通じて第1の減圧装置4aと第2
の減圧装置5aとの間に配管にバイパスされるように制
御される。(図示省略)したがって、デフロスト運転終
了直前に生じがちな圧縮機1吐出側の冷媒圧力の急激な
上昇を防止することができる。
器3の出口側に設けられたサーミスタ等(図示せず)に
よる検出温度が予め設定されているデフロスト運転終了
指令温度に達する直前に第2の圧力調整弁35が開かれ
て、圧縮機1から吐出された高圧ガス冷媒の一部か第6
のバイパス回路34を通じて第1の減圧装置4aと第2
の減圧装置5aとの間に配管にバイパスされるように制
御される。(図示省略)したがって、デフロスト運転終
了直前に生じがちな圧縮機1吐出側の冷媒圧力の急激な
上昇を防止することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る空気調
和装置によれば、圧縮機の起動時から所定時間が経過す
るまでの間、第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から
吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス
回路を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の
吸入側の圧力が高められる。したがって、圧縮機の起動
時に生じるアキュムレータ内の液冷媒のフォーミングが
抑えられて、フォーミングに起因する圧縮機への液戻り
や、圧縮機からの潤滑油の持ち出しが防止されるので、
圧縮機トラブルが少なくなり、空気調和装置の信頼性が
向上する。
和装置によれば、圧縮機の起動時から所定時間が経過す
るまでの間、第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から
吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス
回路を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の
吸入側の圧力が高められる。したがって、圧縮機の起動
時に生じるアキュムレータ内の液冷媒のフォーミングが
抑えられて、フォーミングに起因する圧縮機への液戻り
や、圧縮機からの潤滑油の持ち出しが防止されるので、
圧縮機トラブルが少なくなり、空気調和装置の信頼性が
向上する。
【0045】また、デフロスト運転の終了時から所定時
間が経過するまでの間、第1の電磁弁が開かれるので、
圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5
のバイパス回路を経てアキュムレータに入り、これによ
り圧縮機の吸入側の圧力が高められる。したがって、デ
フロスト運転の終了後の暖房運転復帰時に生じるアキュ
ムレータ内の液冷媒のフォーミングが抑えられて、フォ
ーミングに起因する圧縮機への液戻りや、圧縮機からの
潤滑油の持ち出しが防止されるので、圧縮機トラブルが
少なくなり、空気調和装置の信頼性が向上する。
間が経過するまでの間、第1の電磁弁が開かれるので、
圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5
のバイパス回路を経てアキュムレータに入り、これによ
り圧縮機の吸入側の圧力が高められる。したがって、デ
フロスト運転の終了後の暖房運転復帰時に生じるアキュ
ムレータ内の液冷媒のフォーミングが抑えられて、フォ
ーミングに起因する圧縮機への液戻りや、圧縮機からの
潤滑油の持ち出しが防止されるので、圧縮機トラブルが
少なくなり、空気調和装置の信頼性が向上する。
【0046】また、第1の圧力検出装置の検出値が所定
値以下のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から
吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス
回路を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の
吸入側の圧力が高められる。したがって、運転中に生じ
るアキュムレータ内の液冷媒のフォーミングが抑えられ
て、フォーミングに起因する圧縮機への液戻りや、圧縮
機からの潤滑油の持ち出しが防止されるので、圧縮機ト
ラブルが少なくなり、空気調和装置の信頼性が向上す
る。
値以下のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機から
吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパス
回路を経てアキュムレータに入り、これにより圧縮機の
吸入側の圧力が高められる。したがって、運転中に生じ
るアキュムレータ内の液冷媒のフォーミングが抑えられ
て、フォーミングに起因する圧縮機への液戻りや、圧縮
機からの潤滑油の持ち出しが防止されるので、圧縮機ト
ラブルが少なくなり、空気調和装置の信頼性が向上す
る。
【0047】さらに、冷房運転時には第2の電磁弁が閉
じるので、圧縮機から吐出された冷媒の一部が第4のバ
イパス回路に流れることによる冷房能力のロスを防止す
ることができる。
じるので、圧縮機から吐出された冷媒の一部が第4のバ
イパス回路に流れることによる冷房能力のロスを防止す
ることができる。
【0048】さらにまた、デフロスト運転終了時に圧縮
機の吐出側圧力が上昇したとき、第2の圧力調整弁が開
いて冷媒が第6のバイパス回路を通じてバイパスされる
ので、吐出側圧力の異常上昇に起因する圧縮機トラブル
が防止されるとともに、冷房運転時および暖房運転時に
は三方切換弁の切り換えにより第3のバイパス回路およ
び第6のバイパス回路が閉ざされるので、圧縮機から吐
出された冷媒の一部が第3のバイパス回路または第6の
バイパス回路に流れることによる冷暖房能力のロスを防
止することができる。
機の吐出側圧力が上昇したとき、第2の圧力調整弁が開
いて冷媒が第6のバイパス回路を通じてバイパスされる
ので、吐出側圧力の異常上昇に起因する圧縮機トラブル
が防止されるとともに、冷房運転時および暖房運転時に
は三方切換弁の切り換えにより第3のバイパス回路およ
び第6のバイパス回路が閉ざされるので、圧縮機から吐
出された冷媒の一部が第3のバイパス回路または第6の
バイパス回路に流れることによる冷暖房能力のロスを防
止することができる。
【0049】そして、第2の圧力検出装置の検出値が所
定値以上のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパ
ス回路に流れ、これにより圧縮機の吐出側の圧力が下げ
られる。したがって、冷房運転時および暖房運転時の、
吐出側圧力の異常上昇に起因する圧縮機トラブルが防止
され、空気調和装置の信頼性が向上する。
定値以上のとき第1の電磁弁が開かれるので、圧縮機か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒の一部は第5のバイパ
ス回路に流れ、これにより圧縮機の吐出側の圧力が下げ
られる。したがって、冷房運転時および暖房運転時の、
吐出側圧力の異常上昇に起因する圧縮機トラブルが防止
され、空気調和装置の信頼性が向上する。
【図1】 本発明の実施例1に係る空気調和装置を示す
冷媒回路図である。
冷媒回路図である。
【図2】 本発明の実施例1に係る空気調和装置の第1
の電磁弁の動作説明図である。
の電磁弁の動作説明図である。
【図3】 本発明の実施例2に係る空気調和装置の第1
の電磁弁の動作説明図である。
の電磁弁の動作説明図である。
【図4】 本発明の実施例3に係る空気調和装置を示す
冷媒回路図である。
冷媒回路図である。
【図5】 本発明の実施例4に係る空気調和装置を示す
冷媒回路図である。
冷媒回路図である。
【図6】 従来の空気調和装置を示す冷媒回路図であ
る。
る。
1 圧縮機、1a 吸入側配管、1b 吐出側配管、2
四方切換弁、3 室外側熱交換器、4a 第1の減圧
装置、4b 第1の逆止弁、4c 第1のバイパス回
路、5a 第2の減圧装置、5b 第2の逆止弁、5c
第2のバイパス回路、6 室内側熱交換器、7 アキ
ュムレータ、13 三方切換弁、14 第3のバイパス
回路、15 細管部、16 第1の圧力調整弁、17
第4のバイパス回路、30 第5のバイパス回路、31
第1の電磁弁、32 第1の圧力検出装置、33 第
2の電磁弁、34 第6のバイパス回路、35 第2の
圧力調整弁、36 第2の圧力検出装置。
四方切換弁、3 室外側熱交換器、4a 第1の減圧
装置、4b 第1の逆止弁、4c 第1のバイパス回
路、5a 第2の減圧装置、5b 第2の逆止弁、5c
第2のバイパス回路、6 室内側熱交換器、7 アキ
ュムレータ、13 三方切換弁、14 第3のバイパス
回路、15 細管部、16 第1の圧力調整弁、17
第4のバイパス回路、30 第5のバイパス回路、31
第1の電磁弁、32 第1の圧力検出装置、33 第
2の電磁弁、34 第6のバイパス回路、35 第2の
圧力調整弁、36 第2の圧力検出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今西 正美 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機株 式会社和歌山製作所内 (72)発明者 畑村 康文 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機株 式会社和歌山製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 圧縮機、三方切換弁、四方切換弁、室外
側熱交換器、第1の減圧装置、第2の減圧装置、室内側
熱交換器、およびアキュムレータを冷媒配管で順次接続
してなる冷媒回路と、第1の逆止弁を有し前記第1の減
圧装置をバイパスする第1のバイパス回路と、第2の逆
止弁を有し前記第2の減圧装置をバイパスする第2のバ
イパス回路と、前記圧縮機と前記三方切換弁との間の吐
出側配管より内径の細い細管部を有し前記第1の減圧装
置と前記第2の減圧装置との間の配管と前記三方切換弁
とを接続する第3のバイパス回路と、第1の圧力調整弁
を有し前記第1の減圧装置と前記第2の減圧装置との間
の配管と前記吐出側配管とを接続する第4のバイパス回
路とを備えた空気調和装置において、 第1の電磁弁を有し前記三方切換弁と前記四方切換弁と
の間の配管と前記四方切換弁と前記アキュムレータとの
間の配管とを接続する第5のバイパス回路を設け、前記
圧縮機の起動時から所定時間が経過するまでの間、前記
第1の電磁弁を開くようにしたことを特徴とする空気調
和装置。 - 【請求項2】 圧縮機、三方切換弁、四方切換弁、室外
側熱交換器、第1の減圧装置、第2の減圧装置、室内側
熱交換器、およびアキュムレータを冷媒配管で順次接続
してなる冷媒回路と、第1の逆止弁を有し前記第1の減
圧装置をバイパスする第1のバイパス回路と、第2の逆
止弁を有し前記第2の減圧装置をバイパスする第2のバ
イパス回路と、前記圧縮機と前記三方切換弁との間の吐
出側配管より内径の細い細管部を有し前記第1の減圧装
置と前記第2の減圧装置との間の配管と前記三方切換弁
とを接続する第3のバイパス回路と、第1の圧力調整弁
を有し前記第1の減圧装置と前記第2の減圧装置との間
の配管と前記吐出側配管とを接続する第4のバイパス回
路とを備えた空気調和装置において、 第1の電磁弁を有し前記三方切換弁と前記四方切換弁と
の間の配管と前記四方切換弁と前記アキュムレータとの
間の配管とを接続する第5のバイパス回路を設け、デフ
ロスト運転の終了時から所定時間が経過するまでの間、
前記第1の電磁弁を開くようにしたことを特徴とする空
気調和装置。 - 【請求項3】 圧縮機、三方切換弁、四方切換弁、室外
側熱交換器、第1の減圧装置、第2の減圧装置、室内側
熱交換器、およびアキュムレータを冷媒配管で順次接続
してなる冷媒回路と、第1の逆止弁を有し前記第1の減
圧装置をバイパスする第1のバイパス回路と、第2の逆
止弁を有し前記第2の減圧装置をバイパスする第2のバ
イパス回路と、前記圧縮機と前記三方切換弁との間の吐
出側配管より内径の細い細管部を有し前記第1の減圧装
置と前記第2の減圧装置との間の配管と前記三方切換弁
とを接続する第3のバイパス回路と、第1の圧力調整弁
を有し前記第1の減圧装置と前記第2の減圧装置との間
の配管と前記吐出側配管とを接続する第4のバイパス回
路とを備えた空気調和装置において、 第1の電磁弁を有し前記三方切換弁と前記四方切換弁と
の間の配管と前記四方切換弁と前記アキュムレータとの
間の配管とを接続する第5のバイパス回路と、前記圧縮
機の吸入側の圧力を検出する第1の圧力検出装置とを設
け、前記第1の圧力検出装置の検出値が所定値以下のと
き前記第1の電磁弁を開くようにしたことを特徴とする
空気調和装置。 - 【請求項4】 第4のバイパス回路に、暖房運転時およ
びデフロスト運転時に開き冷房運転時に閉じる第2の電
磁弁を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のい
ずれかに記載の空気調和装置。 - 【請求項5】 第4のバイパス回路に代えて、第2の圧
力調整弁を有し第1の減圧装置と第2の減圧装置との間
の配管と三方切換弁とを接続する第6のバイパス回路
を、第3のバイパス回路と並列に設けたことを特徴とす
る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和装
置。 - 【請求項6】 圧縮機の吐出側の圧力を検出する第2の
圧力検出装置を備え、前記第2の圧力検出装置の検出値
が所定値以上のとき第1の電磁弁を開くようにしたこと
を特徴とする請求項5に記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30893594A JPH08166183A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30893594A JPH08166183A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166183A true JPH08166183A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17987046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30893594A Pending JPH08166183A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166183A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100681463B1 (ko) * | 2005-07-21 | 2007-02-09 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 히트 펌프의 제상 운전 시스템 및 방법 |
CN102829583A (zh) * | 2012-09-25 | 2012-12-19 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种降低空调系统压力卸载阀开启噪声的管路结构 |
CN104214925A (zh) * | 2013-05-29 | 2014-12-17 | 广东美的暖通设备有限公司 | 空调系统 |
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