JP2004226025A - 空気調和機 - Google Patents

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和也 船田
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Abstract

【課題】高外気温時の冷房運転の際、冷媒回路を流れる冷媒量を減少させずに、冷凍能力の低下を防止することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】圧縮機1と、四方弁2と、室外側熱交換器3と、膨張弁4と、室内側熱交換器5と、アキュームレータ6とを順次接続して冷媒回路を構成してなる空気調和機において、前記膨張弁4と並列に、リリーフバルブ7と絞り機構8とを備えたバイパス路9を設け、冷房運転時に前記膨張弁4の両端間の圧力差が所定値以上となった場合、前記リリーフバルブ7を開放し、高圧液冷媒の一部を前記絞り機構8を通して低圧側にバイパスさせるよう制御できるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、高外気温時での冷房運転の際、室外側熱交換器の冷媒の凝縮量の減少を抑え、冷凍能力の低下を防止できる冷媒回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機は、図2(A)で示すように、圧縮機1、四方弁2、室外側熱交換器3、膨張弁4及び室内側熱交換器5を順次接続して冷媒回路を構成していた。冷房運転時に、前記圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒は、前記四方弁2を介して前記室外側熱交換器3に流入し、同室外側熱交換器3の周囲を流れる空気に熱を放出して凝縮する。凝縮した冷媒は前記膨張弁4を通過することにより膨張して低温低圧となり前記室内側熱交換器5に流入し、同室内側熱交換器5で熱を吸収して蒸発し、蒸発した冷媒は前記四方弁2を介して前記圧縮機1に還流するようになっている。
【0003】
しかしながら、例えば中東地域のように、外気温度が40℃を越える環境で上記した空気調和機を運転した場合には、前記室外側熱交換器3の周囲には高温の空気が流れるため、同室外側熱交換器3で熱交換効率が低下し冷媒の凝縮量が減少する。これにより、高圧の気相冷媒が前記室内側熱交換器5と前記四方弁2を介して前記圧縮機1に還流し、同圧縮機1内での圧力が上昇する。圧力が一定以上に上昇すると、高圧シェルタイプの前記圧縮機1に損傷が発生する恐れがあるため、吐出配管側に設けられた圧力センサ22が作動して所定時間、前記圧縮機1を停止するようになっている。
【0004】
また、前記圧縮機1内での圧力上昇を防止する手段として、図2(B)で示すように、前記室外側熱交換器3の下流側と、前記圧縮機1との間に、キャピラリチューブ21を備えたインジェクション管路20を設け、前記室外側熱交換器3から流出した液相冷媒を前記インジェクション管路20により前記圧縮機1に還流させ、同圧縮機1を冷却するとともに、圧力の異常な上昇を防止するようになっている。
【0005】
しかしながら、上記した前記圧力センサ22により前記圧縮機1を停止させる方法は、冷房運転が中断することにより使用者に不快感を与えることとなり、また前記インジェクション管路20を設けると、比較的低温時での冷房運転の際、液相冷媒が直接に前記圧縮機1に流入するため、液圧縮により前記圧縮機1に損傷が発生する恐れがあった。
【0006】
そこで、出願番号2002−145595号で開示されているように、前記膨張弁4と並列に、リリーフバルブを備えたバイパス路を設け、冷房運転時に前記膨張弁4の両端間の圧力差が所定値以上となった場合、前記リリーフバルブを開放し、高圧液冷媒の一部を低圧側にバイパスさせるようにしたものがあった。
【0007】
これにより、前記圧縮機で発生する振動の影響を前記バイパス路が受けずにすみ、同バイパス路およびこれが接続された配管への亀裂の発生を防止できる効果を奏していたが、例えば前記リリーフバルブを備えた前記バイパス路に、更に絞り機構を設けた構成にすることにより、冷媒回路を循環する冷媒量を減らさずに冷凍能力の低下を防止できるようにし、また、前記リリーフバルブで流量調整をしないかわりに、前記絞り機構の流量抵抗を変えることで、一種類のリリーフバルブで広範囲な空気調和機の能力レンジをカバーできるようにすることが望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑み、高外気温時の冷房運転の際、冷媒回路を流れる冷媒量を減少させずに、冷凍能力の低下を防止することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、圧縮機と、四方弁と、室外側熱交換器と、膨張弁と、室内側熱交換器と、アキュームレータとを順次接続して冷媒回路を構成してなる空気調和機において、
前記膨張弁と並列に、リリーフバルブと絞り機構とを備えたバイパス路を設け、冷房運転時に前記膨張弁の両端間の圧力差が所定値以上となった場合、前記リリーフバルブを開放し、高圧液冷媒の一部を前記絞り機構を通して低圧側にバイパスさせるよう制御してなる構成となっている。
【0010】
また、前記絞り機構が、冷房運転時に前記リリーフバルブの下流側となる前記バイパス路に設けられてなる構成となっている。
【0011】
また、前記絞り機構がキャピラリチューブからなる構成となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の実施例を示す冷媒回路図である。
図で示すように、圧縮機1と四方弁2と室外側熱交換器3と膨張弁4と室内側熱交換器5とアキュームレータ6とを順次接続する一方、前記膨張弁4の両側間に、並列にリリーフバルブ7と絞り機構8とを備えたバイパス路9を設けた冷媒回路が構成されている。
【0013】
なお、前記膨張弁4と前記室内側熱交換器5との間には二方弁10が、前記室内側熱交換器5と前記四方弁2との間には三方弁11が夫々設けられ、室外機と室内機とが配管接続されている。
【0014】
次に、上記した冷媒回路の冷媒の流れについて説明する。
冷房運転時に、冷媒は図1で示す実線の矢印の方向に流れ、前記圧縮機1から吐き出された高温高圧の冷媒は、前記四方弁2を介して前記室外側熱交換器3に流入し、同室外側熱交換器3で熱を放出して凝縮する。
【0015】
凝縮した冷媒は前記膨張弁4を通過して低温低圧となり前記室内側熱交換器5に流入し、同室内側熱交換器5で熱を吸収して蒸発し、蒸発した冷媒は前記四方弁2を介して前記圧縮機1に還流するようになっている。
【0016】
前記バイパス路9に接続されたリリーフバルブ7は、通常の冷暖房運転時は閉鎖されているが、冷房運転時に前記膨張弁4の両側間の圧力差、すなわち前記室外側熱交換器3を出た高圧液冷媒と、前記膨張弁4を通過した後の低圧二相冷媒の圧力差が所定値以上になると、内蔵したスプリングの作動により自動的に開放されるようになっている。
【0017】
高外気温での冷房運転時には、前記室外側熱交換器3の周囲に高温の空気が流れ、前記室外側熱交換器3での熱交換効率が低下することにより、前記室外側熱交換器3の圧力が上昇するが、前記膨張弁4の両側間の圧力差が所定値以上になると、上記したように前記リリーフバルブ7が開放される。
【0018】
前記リリーフバルブ7が開放されると、前記室外側熱交換器3をでた高圧液冷媒が前記リリーフバルブ7と前記絞り機構8とを通過し、低圧二相冷媒にリリースされるため、冷媒回路を循環する冷媒量を漏らさずに冷凍能力の低下を防止することができる。
【0019】
また、前記リリーフバルブ7では流量調整をしないため、前記絞り機構8の流量抵抗を変えるだけで一種類のリリーフバルブで全ての空気調和機の能力レンジをカバーできる。
【0020】
なお、前記絞り機構8は、流量を一定で減量するキャピラリチューブからなる構成であって、冷房運転時の前記リリーフバルブ7の下流側に設けられている。または、前記絞り機構8は、高圧を利用して流量を制御する流量制御弁からなる構成にしてもよい。
【0021】
また、前記バイパス路9の一端を、前記膨張弁4と前記二方弁10との接続配管に接続することにより、前記圧縮機1で発生する振動の影響を前記バイパス路9が受けずにすみ、同バイパス路9およびこれが接続された配管への亀裂の発生を防止できるようになっている。
【0022】
以上説明したように、前記膨張弁4の両側間に、並列に前記リリーフバルブ7と前記絞り機構8(キャピラリチューブ)を備えたバイパス路9を設けて冷媒回路を構成し、高外気温での冷房運転時に前記膨張弁4の両側間の圧力差が所定値以上となった場合、前記リリーフバルブ7を開放し、高圧液冷媒の一部を前記絞り機構8(キャピラリチューブ)を通過させ、低圧側にバイパスさせることにより、冷媒回路を循環する冷媒量を減らさずに、冷凍能力の低下を防止することができると共に、前記バイパス路9の一端を、前記膨張弁4と前記二方弁10との接続配管に接続することにより、前記圧縮機1で発生する振動の影響を前記バイパス路9が受けずにすみ、同バイパス路9およびこれを接続した配管への亀裂の発生を防止できる空気調和機となる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、前記膨張弁の両側間に、前記リリーフバルブと前記絞り機構とを備えたバイパス路を設けた冷媒回路を構成し、高外気温での冷房運転時に前記膨張弁の両側間両側間の圧力差が所定値以上となった場合、前記リリーフバルブを開放し、高圧液冷媒の一部を前記絞り機構を通過させ、低圧側である前記バイパス路にバイパスさせることにより、前記リリーフバルブで冷媒循環量を調節できる。そのため一種類のリリーフバルブで、小型から大型までの全ての能力レンジの空気調和機に適用できる。
【0024】
また、前記リリーフバルブで流量を調整すると騒音(笛吹音)が発生しやすいが、本発明では絞り機構(一定量をコンスタントに流量調整するキャピラリチューブ)で流量調整をするため、騒音の発生を抑制することができる。
【0025】
更にバイパス路の一端を、前記膨張弁と二方弁との配管に接続することにより、圧縮機で発生する振動の影響を前記バイパス路が受けずにすみ、同バイパス路およびこれを接続した配管への亀裂の発生を防止できる空気調和機となる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による空気調和機の冷媒回路図である。
【図2】
従来例による空気調和機の冷媒回路図で、(A)は第一例を示し、(B)は第
二例を示す。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外側熱交換器
4 膨張弁
5 室内側熱交換器
6 アキュームレータ
7 リリーフバルブ
8 絞り機構(キャピラリチューブ)
9 バイパス路
10 二方弁
11 三方弁

Claims (3)

  1. 圧縮機と、四方弁と、室外側熱交換器と、膨張弁と、室内側熱交換器と、アキュームレータとを順次接続して冷媒回路を構成してなる空気調和機において、
    前記膨張弁と並列に、リリーフバルブと絞り機構とを備えたバイパス路を設け、冷房運転時に前記膨張弁の両端間の圧力差が所定値以上となった場合、前記リリーフバルブを開放し、高圧液冷媒の一部を前記絞り機構を通して低圧側にバイパスさせるよう制御してなることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記絞り機構が、冷房運転時に前記リリーフバルブの下流側となる前記バイパス路に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記絞り機構がキャピラリチューブからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
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