JP2005291555A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和機を提供すること。
【解決手段】この空気調和機1は、室内に設置される室外熱交換器21と、室外に設置される室内熱交換器31とを備え、これらの熱交換器21、31間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行う。空気調和機1は、室外熱交換器21に流入する冷媒の流路を絞る室外膨張弁22と、室内熱交換器31に流入する冷媒の流路を絞る室内膨張弁32と、室外膨張弁22および室内膨張弁32を接続すると共に冷媒の流路となる液配管51とを含み構成される。そして、空気調和機1は、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、室外膨張弁22および室内膨張弁32が閉止され、その後に、室内膨張弁22が所定の開度まで開放される。
【選択図】 図1
【解決手段】この空気調和機1は、室内に設置される室外熱交換器21と、室外に設置される室内熱交換器31とを備え、これらの熱交換器21、31間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行う。空気調和機1は、室外熱交換器21に流入する冷媒の流路を絞る室外膨張弁22と、室内熱交換器31に流入する冷媒の流路を絞る室内膨張弁32と、室外膨張弁22および室内膨張弁32を接続すると共に冷媒の流路となる液配管51とを含み構成される。そして、空気調和機1は、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、室外膨張弁22および室内膨張弁32が閉止され、その後に、室内膨張弁22が所定の開度まで開放される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、空気調和機に関し、さらに詳しくは、運転停止後もしくはサーモオフ後における膨張弁の破損を効果的に抑制できる空気調和機に関する。
従来の空気調和機には、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の空気調和機は、室外に配置される室外ユニットと、室内に配置される室内ユニットとを含み構成される。これらのユニットは、それぞれ熱交換器(室内熱交換器または室外熱交換器)を有しており、配管によって相互に接続されている。また、これらの熱交換器には、それぞれ膨張弁(室内膨張弁または室外膨張弁)が設置されている。従来の空気調和機は、これらの熱交換器間に冷媒を流通させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行っていた。
ここで、従来の空気調和機は、運転の停止後に室内膨張弁および室外膨張弁の双方を閉止することにより、冷媒の流通を停止させていた。しかしながら、かかる構成では、室内膨張弁および室外膨張弁間の配管が閉塞されるので、配管内に残留した冷媒の温度が運転の停止後に上昇したときに、膨張した冷媒の圧力によって膨張弁が破損するおそれがある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてされたものであって、運転停止後もしくはサーモオフ後における膨張弁の破損を効果的に抑制できる空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気調和機は、室外に設置される室外熱交換器と、室内に設置される室内熱交換器とを備え、これらの熱交換器間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行う空気調和機において、前記室外熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室外膨張弁と、前記室内熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室内膨張弁と、前記室外膨張弁および前記室内膨張弁を接続すると共に冷媒の流路となる液配管とを含み構成され、且つ、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、前記室外膨張弁および前記室内膨張弁が閉止され、その後に、前記室内膨張弁が所定の開度まで開放されることを特徴とする。
この空気調和機では、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後に室内膨張弁が所定の開度まで開放されるので、液配管における冷媒の液封(閉塞)が防止される。これにより、事後的な冷媒の圧力上昇に伴う室内膨張弁および室外膨張弁の破損が抑制される利点がある。なお、開放される室内膨張弁の所定の開度は、例えば、冷媒の液封が生じない程度に設定される。
また、この発明にかかる空気調和機は、前記室内膨張弁が、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、段階的ないしはステップ状に開放される。
この空気調和機では、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後に、室内膨張弁が段階的ないしはステップ状に開放されるので、液配管内を流れる冷媒の流量が所定量以下に制限される。これにより、室内膨張弁が一気に開放される場合と比較して、冷媒の流動音の発生が効果的に低減される利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、前記室内膨張弁が、ステッピングモータにより開閉を駆動される。
この空気調和機では、室内膨張弁がステッピングモータにより開閉駆動されるので、室内膨張弁の段階的ないしはステップ状の開放が容易である。冷媒の流動音の発生がより効果的に低減される利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、前記室内膨張弁が、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、液配管内の圧力変化に応じて徐々に開放される。
この空気調和機では、室内膨張弁が液配管内の圧力変化に応じて徐々に開放されるので、液配管内を流れる冷媒の流量が所定量以下に制限される。これにより、室内膨張弁が一気に開放される場合と比較して、冷媒の流動音の発生が効果的に低減される利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、室内に設置される室外熱交換器と、室外に設置される室内熱交換器とを備え、これらの熱交換器間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行う空気調和機において、前記室外熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室外膨張弁と、前記室内熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室内膨張弁と、前記室外膨張弁および前記室内膨張弁を接続すると共に冷媒の流路となる液配管とを含み構成され、且つ、冷房運転の停止後もしくは冷房運転時のサーモオフ後にて、前記室外膨張弁が開放されており、且つ、前記室内膨張弁が閉止されることを特徴とする。
この空気調和機では、冷房運転の停止後もしくは冷房運転時のサーモオフ後にて、室外膨張弁が解放されているので、液配管における冷媒の液封が防止される。これにより、冷媒の圧力上昇に伴う室外膨張弁および室内膨張弁の破損が抑制される利点がある。また、このとき、室内膨張弁が閉止されているので、室内熱交換器側への冷媒の流入が停止されて、室内における冷媒の流動音の発生が防止される利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、相互に独立して稼働する複数の前記室内熱交換器と、これらの室内熱交換器に対応してそれぞれ設けられた前記室内膨張弁とを備え、且つ、暖房運転の停止もしくは暖房運転時のサーモオフにより、すべての前記室内熱交換器が稼働を停止したときに、少なくとも一の前記室内膨張弁が開放されている。
この空気調和機では、すべての室内熱交換器が稼働を停止したときに、少なくとも一の室内膨張弁が開放されているので、開放された室内膨張弁から液配管内の冷媒が流出する。これにより、液配管における冷媒の液封が防止されので、冷媒の圧力上昇に伴う室外膨張弁および室内膨張弁の破損が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、開放される前記室内膨張弁が、最後に停止される前記室内熱交換器にかかる室内膨張弁である。
この空気調和機では、開放される室内膨張弁が、最後に停止される室内熱交換器の室内膨張弁なので、その制御が容易であり、液配管における冷媒の液封の防止作業が効率的に行われる利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、複数の前記室内熱交換器のうち少なくとも一の室内熱交換器が稼働を再開し、且つ、他の前記熱交換器が稼働を停止しているときに、稼働を停止している前記室内熱交換器にかかる前記室内膨張弁が閉止される。
この空気調和機では、停止中の室内熱交換器にかかる室内膨張弁が閉止されるので、停止中の室内熱交換器側に液配管からの冷媒が流入する事態が防止される。これにより、室内における冷媒の流動音の発生が効果的に防止される利点がある。
また、この発明にかかる空気調和機は、相互に独立して稼働する複数の前記室外熱交換器と、これらの室外熱交換器に対応してそれぞれ設けられた前記室外膨張弁とを備え、且つ、冷房運転の停止もしくは冷房運転時のサーモオフにより、複数の前記室外熱交換器のうちいずれかが稼働を停止したときに、他の前記室外熱交換器の少なくとも一が稼働しているときは、稼働を停止した前記室外熱交換器にかかる前記室外膨張弁が閉止される。
この空気調和機では、複数の室外熱交換器のうち、いずれかが稼働を停止したときに、他の室外熱交換器の少なくとも一が稼働しているときは、稼働を停止した室外熱交換器にかかる室外膨張弁が閉止されるので、停止中の室外熱交換器側に液配管内の冷媒が流入する事態が防止される。これにより、停止中の圧縮機やアキュムレータ内に冷媒が流入する事態が防止されるので、圧縮機の故障やアキュムレータ内のオイルの希釈が抑制される利点がある。
この発明にかかる空気調和機によれば、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後に室内膨張弁が所定の開度まで開放されるので、液配管における冷媒の液封(閉塞)が防止され、これにより、事後的な冷媒の圧力上昇に伴う室内膨張弁および室外膨張弁の破損が抑制される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施例の構成要素には、当業者が置換可能且つ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。
図1は、この発明の実施例1にかかる空気調和機を示す回路図である。なお、同図は、一例として、冷房運転時における回路図を示している。
この空気調和機1は、室外に配置される室外ユニット2と、室内に配置される室内ユニット3と、制御ユニット4とを含み構成される。そして、室外ユニット2および室内ユニット3がそれぞれ熱交換器21,31を有しており、これらの熱交換器21,31が相互に配管5により接続されている。空気調和機1は、これらの熱交換器21,31間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行うことができる。
室外ユニット2は、室外熱交換器21と、室外膨張弁22と、圧縮機23と、アキュムレータ24と、四方切換弁25とを含み、これらが配管5により接続されて構成されている。室外熱交換器21は、外気との間で冷媒の熱交換を行う機器であり、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。室外膨張弁22は、冷媒の流路を絞る弁であり、主として、暖房運転時に使用される。また、この室外膨張弁22は、その開度調整により配管5内における冷媒の流量を調整できる。圧縮機23は、冷媒を吸入して圧縮し、冷媒の圧力を高める機能を有する。アキュムレータ24は、冷媒の余剰分を一時的に貯蔵して冷媒の流量を調整する機能を有する。四方切換弁25は、室外ユニット2内の配管5の接続を切り換えることにより、暖房運転用の配管構成と冷房用の配管構成とを切り換える弁である。
室内ユニット3は、室内熱交換器31と、室内膨張弁32とを含み、これらが配管5により接続されて構成されている。室内空気との間で冷媒の熱交換を行う機器であり、暖房運転時には凝縮器として機能し、冷房運転時には蒸発器として機能する。室内膨張弁32は、冷媒の流路を絞る弁であり、主として、冷房運転時に使用される。また、この室外膨張弁22は、その開度調整により配管5内における冷媒の流量を調整できる。
なお、この空気調和機1では、複数の室内ユニット3,3が室外ユニット2に接続されており、これらの室内ユニット3,3が相互に独立して稼働できる。これにより、例えば、各室内ユニット3が異なる部屋に設置されて独立して稼働することにより、各室内の空気を個別に調和することができる。
また、室外ユニット2および室内ユニット3間では、各熱交換器21,31が、室外熱交換器21,室外膨張弁22、室内膨張弁32、室内熱交換器31の順に接続されている。ここで、室外膨張弁22および室内膨張弁32間では、暖房運転時および冷房運転時のいずれの場合にも冷媒が液体状態となる。したがって、室外膨張弁22および室内膨張弁32間を接続する配管5を液配管51と呼ぶ。
制御ユニット4は、制御部41と、各種のセンサー(図示省略)とを含み構成される。制御部41は、室外ユニット2および室内ユニット3の各構成要素を制御する機能を有し、特に、室外膨張弁22および室内膨張弁32の動作を制御する機能を有する。各種のセンサーは、室外ユニット2および室内ユニット3の各構成要素、ならびに、配管の要所に設置されて必要な情報を検出する。なお、この空気調和機1では、制御部41が室外ユニット2内に設置されているが、これに限らず、制御部41が室内ユニット3内に設置されても良い。
[暖房運転時]
図2、図3−1、図3−2は、図1に記載した空気調和機の暖房運転時における作用を示す説明図である。これらの図では、図2が室外熱交換器21および室内熱交換器31間における冷媒の流れを示しており、図3が室外膨張弁22(図3−1)および室内膨張弁32(図3−2)の開度の時間による変化を示している。
図2、図3−1、図3−2は、図1に記載した空気調和機の暖房運転時における作用を示す説明図である。これらの図では、図2が室外熱交換器21および室内熱交換器31間における冷媒の流れを示しており、図3が室外膨張弁22(図3−1)および室内膨張弁32(図3−2)の開度の時間による変化を示している。
なお、暖房運転時には、図1に記載した回路図において、配管の接続が四方切換弁25によって切り換えられ、図2における室外熱交換器21側の配管5がアキュムレータ24側に接続されると共に、室内熱交換器31側の配管5が圧縮機23側に接続される(図示省略)。
暖房運転時では、冷媒が、高温高圧のガス状態にて室内熱交換器31に流入し、室内熱交換器31内にて凝縮液化して熱を放出する。これにより、熱交換が行われて室内の空気が暖められる(図2参照)。そして、冷媒が、室内熱交換器31側から液配管51を通って室外熱交換器21側に流れ、室外膨張弁22にて流路を絞られることにより、室外熱交換器21内にて断熱膨張して蒸発気化する。そして、冷媒が、四方切換弁25およびアキュムレータ24を通って圧縮機23に流れ、圧縮機23にて圧縮されて、再び室内熱交換器31側に送られる(図1参照)。これにより、冷媒が室内熱交換器31および室外熱交換器21間を循環して、室内の暖房が行われる。
ここで、暖房運転時には、室外膨張弁22および室内膨張弁32が所定の開度にて開放されている(図3−1、図3−2参照)。そして、暖房運転の停止後(圧縮機23の停止後)には、先ず、室外膨張弁22および室内膨張弁32が完全に閉止(全閉)されて、熱交換器21,31間における冷媒の流通が停止される。次に、室外膨張弁22が閉止されたまま、室内膨張弁32のみが開放される。このとき、室内膨張弁32は、その開度がステップ状に増加するように段階的に開放され、一定の開度まで開放されて停止する(図3−1参照)。この間、冷媒は、圧力差がバランスするまで液配管51内から室内熱交換器31側に流れ続ける(逆流する)が、その流量が室内膨張弁32の開度によって段階的に制限される。
なお、室内膨張弁32は、例えば、完全に開放(全開)された状態(100%)に対して約10%ずつ開度にて段階的に開放され、最終的には、約30%の開度まで開放されて停止する。そして、室内膨張弁32は、次の運転時まで、中途の開度にて開放された状態のまま停止する。
この空気調和機1によれば、暖房運転の停止後に室内膨張弁32が一定の開度まで開放されるので、液配管51における冷媒の液封(閉塞)が防止されて、冷媒の圧力上昇に伴う膨張弁22,32の破損が抑制される利点がある。
また、この空気調和機1によれば、暖房運転の停止後に室内膨張弁32が段階的に開放されるので、液配管51内を流れる冷媒の流量が所定量以下に制限される。これにより、室内膨張弁32が一気に開放される場合と比較して、冷媒の流動音の発生が効果的に低減される利点がある。
また、この空気調和機1によれば、暖房運転の停止後に室外膨張弁22が閉止されたままなので、液配管51内の冷媒が圧縮機23やアキュムレータ24内に流入する事態が防止される。これにより、冷媒の滞留による圧縮機23の故障やアキュムレータ24内のオイルの希釈が抑制される利点がある。
なお、この空気調和機1では、上記のように、室内膨張弁32が暖房運転の停止後に一定の開度まで段階的に開放され、且つ、その開度がステップ状に増加するように変化する(図3−1参照)。これは、室内膨張弁32がステッピングモータから成る構成において、その開度をパルス入力により容易に調整できる点で好ましい。しかし、これに限らず、室内膨張弁32の開度は、直線的もしくは曲線的に開放されても良い。例えば、液配管51内を流れる冷媒の流量が所定量以下に制限されるように、室内膨張弁32の開度が液配管51内の圧力変化に応じて緩やかに徐々に開放されるように構成されても良い。これにより、冷媒の流動音の発生が効果的に低減される利点がある。
また、この空気調和機1では、暖房運転の停止後にて、室内膨張弁32が完全に開放された状態に対して10%ずつの増加割合にてステップ状に開放される。しかし、室内膨張弁32の開度は、かかる増加割合(10%)に限定されない。具体的には、開放時に液配管51内にて冷媒の閉塞が生じないように、室内膨張弁32の開度の増加割合(図3−1中におけるステップの高さ)や増加スパン(図3−1中におけるステップの幅)が調整されることが好ましい。なお、かかる開度の増加割合や増加スパンは、空気調和機1の特性に応じて当業者自明の範囲内にて任意に選択可能である。
また、この空気調和機1では、暖房運転の停止後における室外膨張弁22および室内膨張弁32の作用について説明したが、暖房運転時のサーモオフ後(室内が目標温度に達して室内ユニット3が一時的に停止したとき)にも、これらの膨張弁22、32が同様に作用する。また、この状態では、室外ユニット2の圧縮機23が停止状態にある。
[冷房運転時]
図4、図5−1、図5−2は、図1に記載した空気調和機の冷房運転時における作用を示す説明図である。これらの図では、図4が室外熱交換器21および室内熱交換器31間における冷媒の流れを示しており、図5が室外膨張弁22(図5−1)および室内膨張弁32(図5−2)の開度の時間による変化を示している。
図4、図5−1、図5−2は、図1に記載した空気調和機の冷房運転時における作用を示す説明図である。これらの図では、図4が室外熱交換器21および室内熱交換器31間における冷媒の流れを示しており、図5が室外膨張弁22(図5−1)および室内膨張弁32(図5−2)の開度の時間による変化を示している。
冷房運転時では、冷媒が、室外熱交換器21にて凝縮液化されて液体状態となり、液配管51を通って室内熱交換器31側に流れる(図4参照)。そして、冷媒が、室内膨張弁32にて流路を絞られることにより、室内熱交換器31内にて蒸発気化して熱を吸収する。これにより、熱交換が行われて室内の空気が冷却される。そして、冷媒が、四方切換弁25およびアキュムレータ24を通って圧縮機23に流れ、圧縮機23にて圧縮されて、再び室外熱交換器21側に送られる(図1参照)。これにより、冷媒が室外熱交換器21および室内熱交換器31間を循環して、室内の冷房が行われる。
ここで、冷房運転時には、室外膨張弁22および室内膨張弁32が所定の開度にて開放されている(図5参照)。そして、冷房運転の停止後(圧縮機23の停止後)には、室外膨張弁22が開放されたままで室内膨張弁32のみが完全に閉止され、液配管51から室内熱交換器31内への冷媒の流入が停止される。なお、室外膨張弁22は、次の運転時まで、中途の開度にて開放された状態のまま停止する。
この空気調和機1によれば、冷房運転の停止後にも室外膨張弁22が解放されたままなので、液配管51における冷媒の液封が防止されて、冷媒の圧力上昇に伴う膨張弁22,32の破損が抑制される利点がある。
また、この空気調和機1によれば、冷房運転の停止後に室内膨張弁32が閉止されるので、室内熱交換器31内への冷媒の流入が停止されて、室内における冷媒の流動音の発生が防止される利点がある。
また、この空気調和機1では、冷房運転の停止後における室外膨張弁22および室内膨張弁32の作用について説明したが、冷房運転時のサーモオフ後にも、これらの膨張弁22、32が同様に作用する。
[暖房運転の停止後における複数の室内ユニットの関係]
この空気調和機1では、複数の室内ユニット3が設置されており、これらが相互に独立して稼働できる。かかる構成では、すべての室内ユニット3の暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後(室内熱交換器31の稼働の停止後)にて、少なくとも一の室内ユニット3の室内膨張弁32が開放されていればよい(図3参照)。すなわち、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後に、すべての室内膨張弁32が閉止され、その後、少なくとも一の室内膨張弁32が開放されれば、他の室内膨張弁32が閉止されたままであっても良い。かかる構成では、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、液配管51内の冷媒は、室内膨張弁32が開放された室内ユニット3内に流入する。これにより、液配管51における冷媒の液封が防止されるので、冷媒の圧力上昇に伴う膨張弁22,32の破損が抑制される利点がある。なお、室外膨張弁22の作用は、先に記載した通りである。
この空気調和機1では、複数の室内ユニット3が設置されており、これらが相互に独立して稼働できる。かかる構成では、すべての室内ユニット3の暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後(室内熱交換器31の稼働の停止後)にて、少なくとも一の室内ユニット3の室内膨張弁32が開放されていればよい(図3参照)。すなわち、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後に、すべての室内膨張弁32が閉止され、その後、少なくとも一の室内膨張弁32が開放されれば、他の室内膨張弁32が閉止されたままであっても良い。かかる構成では、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、液配管51内の冷媒は、室内膨張弁32が開放された室内ユニット3内に流入する。これにより、液配管51における冷媒の液封が防止されるので、冷媒の圧力上昇に伴う膨張弁22,32の破損が抑制される利点がある。なお、室外膨張弁22の作用は、先に記載した通りである。
また、かかる構成において、開放される少なくとも一の室内膨張弁32は、最後に停止される室内ユニット3の室内膨張弁32であることが好ましい。かかる構成では、すべての室内ユニット3の運転が停止され、すべての室内膨張弁32が閉止された後に、最後に停止された室内ユニット3の室内膨張弁32のみが段階的に開放される(図3参照)。これにより、室内膨張弁32の制御が容易となり、また、単一の室内膨張弁32によって液配管51内の冷媒の圧力が調整されるので、液配管51における冷媒の液封の防止作業が効率的に行われる利点がある。
[暖房運転の停止後における暖房運転の再開]
図6、図7−1、図7−2は、図1に記載した空気調和機の暖房運転の再開時における作用を示す説明図である。これらの図において、図6は複数の室内ユニット3間の関係を示しており、図7は、暖房運転が再開された室内ユニット3の室内膨張弁32の開度(図7−1)、および、暖房運転が停止されたままの室内ユニット3が備える室内膨張弁32の開度(図7−2)を示している。
図6、図7−1、図7−2は、図1に記載した空気調和機の暖房運転の再開時における作用を示す説明図である。これらの図において、図6は複数の室内ユニット3間の関係を示しており、図7は、暖房運転が再開された室内ユニット3の室内膨張弁32の開度(図7−1)、および、暖房運転が停止されたままの室内ユニット3が備える室内膨張弁32の開度(図7−2)を示している。
この空気調和機1では、複数の室内ユニット3が独立して稼働できるので、一の室内ユニット3が暖房運転を再開(室内熱交換器31が稼働を再開)したときに、他の室内ユニット3が暖房運転を停止(室内熱交換器31が稼働を停止)したままの場合がある。かかる場合には、これらの室内ユニット3、3間にて、一の室内熱交換器31が作用し、他の室内熱交換器31が作用していない状態となる(図6参照)。
かかる場合には、暖房運転を再開した室内ユニット3では、室内膨張弁32が中途の開度(停止時の開度)から通常運転時の開度まで開放され、運転停止中の室内ユニット3では、室内膨張弁32が閉止される(図7参照)。これにより、運転停止中の室内ユニット3内に液配管51から冷媒が流入する事態が防止されるので、運転停止中の室内ユニット3における冷媒の流動音の発生が効果的に防止される利点がある。なお、室外膨張弁22の作用は、先に記載した通りである。
なお、この空気調和機1では、暖房運転の再開時における室外膨張弁22および室内膨張弁32の作用について説明したが、いわゆる暖房運転時のサーモオフ状態からの復帰するときにも、これらの膨張弁22、32が同様に作用する。
図8および図9は、この発明の実施例2にかかる空気調和機の作用を示す説明図である。これらの図において、上記実施例1の空気調和機1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この空気調和機1では、複数の室外ユニット2が設置されており、これらが単数または複数の室内ユニット3(図示省略)に配管5を介して接続されている。そして、これらの室外ユニット2は、室内ユニット3の稼働状況(稼働数)に応じて稼働数が変更され、その総出力が調整される。
ここで、冷房運転時には、稼働しているすべての室外ユニット2(室外熱交換器21)の室外膨張弁22が開放されている。そして、冷房運転を停止した室外ユニット2では、他の室外ユニット2の少なくとも一が稼働している場合には、その室外膨張弁22が閉止される。かかる構成では、停止中の室外ユニット2内に液配管51内の冷媒が流入する事態が防止される。これにより、停止中の圧縮機23やアキュムレータ24内に冷媒が流入する事態が防止されるので、圧縮機23の故障やアキュムレータ24内のオイルの希釈が抑制される利点がある。なお、室内膨張弁32の作用は、上記した実施例1の空気調和機1の場合と同様である(図5参照)。
なお、この空気調和機1では、制御部41がいずれかの室外ユニット2に設置されており、この単一の制御部41が各室外ユニット2の室外膨張弁22を制御する(図示省略)。これにより、制御部41が各室外ユニット2に設置される場合と比較して、室外膨張弁22の開閉制御が簡略化される利点がある。
また、この空気調和機1では、冷房運転の停止後における室外膨張弁22および室内膨張弁32の作用について説明したが、冷房運転時のサーモオフ後にも、これらの膨張弁22、32が同様に作用する。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、運転停止後もしくはサーモオフ後における膨張弁の破損を効果的に抑制できる点で有用である。
1 空気調和機
2 室外ユニット
3 室内ユニット
4 制御ユニット
5 配管
21 室外熱交換器
22 室外膨張弁
23 圧縮機
24 アキュムレータ
25 四方切換弁
31 室内熱交換器
32 室内膨張弁
41 制御部
51 液配管
2 室外ユニット
3 室内ユニット
4 制御ユニット
5 配管
21 室外熱交換器
22 室外膨張弁
23 圧縮機
24 アキュムレータ
25 四方切換弁
31 室内熱交換器
32 室内膨張弁
41 制御部
51 液配管
Claims (9)
- 室外に設置される室外熱交換器と、室内に設置される室内熱交換器とを備え、これらの熱交換器間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行う空気調和機において、
前記室外熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室外膨張弁と、前記室内熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室内膨張弁と、前記室外膨張弁および前記室内膨張弁を接続すると共に冷媒の流路となる液配管とを含み構成され、且つ、
暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、前記室外膨張弁および前記室内膨張弁が閉止され、その後に、前記室内膨張弁が所定の開度まで開放されることを特徴とする空気調和機。 - 前記室内膨張弁が、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、段階的ないしはステップ状に開放される請求項1に記載の空気調和機。
- 前記室内膨張弁が、ステッピングモータにより開閉を駆動される請求項2に記載の空気調和機。
- 前記室内膨張弁が、暖房運転の停止後もしくは暖房運転時のサーモオフ後にて、液配管内の圧力変化に応じて徐々に開放される請求項1に記載の空気調和機。
- 室外に設置される室外熱交換器と、室内に設置される室内熱交換器とを備え、これらの熱交換器間に冷媒を循環させて室内および室外にて熱交換を行うことにより、室内の冷房、暖房もしくは冷暖房を行う空気調和機において、
前記室外熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室外膨張弁と、前記室内熱交換器に流入する冷媒の流路を絞る室内膨張弁と、前記室外膨張弁および前記室内膨張弁を接続すると共に冷媒の流路となる液配管とを含み構成され、且つ、
冷房運転の停止後もしくは冷房運転時のサーモオフ後にて、前記室外膨張弁が開放されており、且つ、前記室内膨張弁が閉止されることを特徴とする空気調和機。 - 相互に独立して稼働する複数の前記室内熱交換器と、これらの室内熱交換器に対応してそれぞれ設けられた前記室内膨張弁とを備え、且つ、
暖房運転の停止もしくは暖房運転時のサーモオフにより、すべての前記室内熱交換器が稼働を停止したときに、少なくとも一の前記室内膨張弁が開放されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気調和機。 - 開放される前記室内膨張弁が、最後に停止される前記室内熱交換器にかかる室内膨張弁である請求項6に記載の空気調和機。
- 複数の前記室内熱交換器のうち少なくとも一の室内熱交換器が稼働を再開し、且つ、他の前記熱交換器が稼働を停止しているときに、稼働を停止している前記室内熱交換器にかかる前記室内膨張弁が閉止される請求項6または7に記載の空気調和機。
- 相互に独立して稼働する複数の前記室外熱交換器と、これらの室外熱交換器に対応してそれぞれ設けられた前記室外膨張弁とを備え、且つ、
冷房運転の停止もしくは冷房運転時のサーモオフにより、複数の前記室外熱交換器のうちいずれかが稼働を停止したときに、他の前記室外熱交換器の少なくとも一が稼働しているときは、稼働を停止した前記室外熱交換器にかかる前記室外膨張弁が閉止される請求項5に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004103998A JP2005291555A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004103998A JP2005291555A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005291555A true JP2005291555A (ja) | 2005-10-20 |
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ID=35324683
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2005291555A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012032020A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Fuji Electric Co Ltd | 冷媒回路装置 |
| WO2013176211A1 (ja) * | 2012-05-23 | 2013-11-28 | シャープ株式会社 | 輻射式空気調和機 |
| CN105605727A (zh) * | 2014-11-17 | 2016-05-25 | 松下知识产权经营株式会社 | 空气调节装置 |
| EP1988345A4 (en) * | 2006-01-20 | 2016-10-26 | Sanyo Electric Co | AIR CONDITIONING |
| JP2019002620A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和機 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004103998A patent/JP2005291555A/ja not_active Withdrawn
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