JP3080875B2 - コンピュータシステムおよびその節電方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよびその節電方法

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JP3080875B2
JP3080875B2 JP08042917A JP4291796A JP3080875B2 JP 3080875 B2 JP3080875 B2 JP 3080875B2 JP 08042917 A JP08042917 A JP 08042917A JP 4291796 A JP4291796 A JP 4291796A JP 3080875 B2 JP3080875 B2 JP 3080875B2
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    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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    • Y02D30/50Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate

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  • Computer And Data Communications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムの節電方法に関し、特に通信デバイスを用いた通信
処理の開始および終了の度に通信デバイスのリソース割
り当ておよび解放の要求が発行されるコンピュータシス
テムや、PCカードの装着およびその使用中止指示にそ
れぞれ応答してそのPCカードに対応するデバイスドラ
イバのロードおよびアンロードが行われるコンピュータ
システムに適用される節電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブック型またはサブノート
型のポータブルコンピュータやPDAなど、携帯可能な
各種コンピュータが開発されている。この種のコンピュ
ータはモーパイルコンピューティング環境下で使用され
る機会が多いため、その消費電力を低減するための各種
電力管理機能が設けられている。
【0003】しかし、モデムなどの通信デバイスやPC
カードといった周辺装置に関しては、それに対する十分
な節電機構は設けられておらず、電力が無駄に消費され
るという問題があった。
【0004】以下、PCカードモデムを使用する場合を
例示して、それに対する従来の電力管理について説明す
る。図9に示されているように、PCカードモデムがポ
ータブルコンピュータのPCカードソケットに挿入され
たことが検知されると(ステップS101)、PCカー
ドモデムに対する電源がオンされ、PCカードソケット
を介してPCカードモデムに電流が流れる。次いで、そ
のPCカードモデムに対応するデバイスドライバのロー
ド、およびコンフィグレーション設定処理が行われ(ス
テップS102,S103)、PCカードモデムが使用
可能状態に設定される。
【0005】この後、アプリケーションプログラムなど
から通信制御ドライバを経由してモデムのリソース割り
当てが要求されると、PCカードモデムを要求元に割り
当てるためのオープン処理が行われる(ステップS10
4)。これにより、アプリケーションプログラムによっ
てPCカードモデムのリソースが獲得され、PCカード
モデムを用いた通信処理の実行が可能となる。
【0006】通信処理を終えるときは、アプリケーショ
ンプログラムから通信制御ドライバを経由してモデムの
リソース解放要求が発行される。これにより、PCカー
ドモデムをシステムに返却するクローズ処理が行われ
(ステップS105)、PCカードモデムを用いた通信
処理は終了される。この後、再びアプリケーションプロ
グラムなどから通信制御ドライバを経由してモデムのリ
ソース割り当てが要求されると前述のオープン処理が行
われ(ステップS106)、そして通信処理を終えると
きは前述のクローズ処理が行われる(ステップS10
7)。
【0007】そして、PCカードモデムがPCカードソ
ケットから取り外されたことが検知されると(ステップ
S108)、PCカードモデムに対する電源がオフされ
る。このように、従来では、PCカードモデムを使用し
た通信処理が行われているか否かに関係なく、PCカー
ドモデムがPCカードソケットに装着されてから取り外
されるまでの期間中ずっとPCカードモデムの電源がオ
ンされ続けていた。したがって、PCカードモデムが使
用されてない期間にも無駄な電流が流れることになり、
これによって電力消費が増大されるという問題がある。
【0008】ユーザ自身がPCカードモデムを使用する
ときだけカードを挿入し、使用が終わったら直ぐにカー
ドを抜くようにすれば省電力化を図ることが可能である
が、このようなカードの抜き差しをユーザに強いること
は実際上困難である。
【0009】また、最近では、メモリの節約のために、
ユーザがPCカードの使用中止を明示的に指定したとき
に、それに対応するデバイスドライバがメモリからアン
ロードされるという仕組みを持つシステムも開発されて
いる。
【0010】しかし、このようなシステムにおいても、
PCカードがPCカードソケットに装着されてから取り
外されるまでの期間中、そのPCカードの電源はオンさ
れ続ける。
【0011】すなわち、図10に示されているように、
PCカードがポータブルコンピュータのPCカードソケ
ットに挿入されたことが検知されると(ステップS20
1)、PCカードに対する電源がオンされ、PCカード
ソケットを介してPCカードに電流が流れる。次いで、
そのPCカードに対応するデバイスドライバのロード、
およびコンフィグレーション設定処理が行われ(ステッ
プS202,S203)、PCカードが使用可能状態に
設定される。この後、アプリケーションプログラムなど
からのアクセス要求に応じてカードアクセスが行われる
(ステップS204)。ユーザがPCカードの使用中止
を明示的に指定したことが検出されると、そのPCカー
ドに対応するデバイスドライバがアンロードされる(ス
テップS205,S206)。そして、PCカードがP
Cカードソケットから取り外されたことが検知された時
(ステップS207)、そのPCカードに対する電源が
オフされる。
【0012】このように、PCカードがPCカードソケ
ットに装着されている限りそれに対して電源が供給され
続けるので、PCカードが使用中止されてからは無駄に
電力が消費され続けることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、モデムなどの通信デバイスやPCカードといった
周辺装置に関しては、それに対する十分な節電機構は設
けられておらず、電力が無駄に消費されるという問題が
あった。
【0014】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、通信デバイスやPCカードの実際の使用状況に
応じてそれらに対する電源オン/オフを制御できるよう
にし、無駄な電力消費を効率良く低減することが可能な
コンピュータシステムの節電方法を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、周辺デバイ
スが着脱自在に装着可能に構成され、前記周辺デバイス
の装着時に前記周辺デバイスに対する電源供給を開始し
て前記周辺デバイスを使用可能状態に設定するためのコ
ンフィグレーション処理を実行するコンピュータシステ
ムに適用される節電方法であって、前記コンフィグレー
ション処理の結果に基づいて前記周辺デバイスの種別を
判定し、前記周辺デバイスが通信デバイスである場合、
その通信デバイスに対する電源供給を一旦停止させた後
に、前記通信デバイスに対するリソース割り当て要求お
よび解放要求の監視を開始し、前記通信デバイスに対す
るリソース割り当て要求および解放要求の度に、前記通
信デバイスに対する電源供給の開始および停止を制御す
ることを特徴とする。
【0016】この節電方法は、コンピュータシステムに
着脱自在に装着可能で、装着時に電源を投入してそのコ
ンフィグレーション処理を行うことが必要な周辺デバイ
スに適用されるものであり、コンフィグレーション処理
の結果に基づく判別処理で周辺デバイスの種別が通信デ
バイスであることが検出されると、まず、通信デバイス
に対する電源供給が停止される。そして、その後は、
えば、常駐プログラムなどを用いて、アプリケーション
プログラムなどからの通信デバイスに対するリソース割
り当て要求および解放要求が監視される。そして、この
監視によりリソース割り当て要求が発行されたことが検
出されたときに初めて通信デバイスに対する電源供給が
開始される。通信デバイスを用いた通信処理が終了され
ると、アプリケーションプログラムなどからの通信デバ
イスのリソース解放要求が発行されるが、この時に通信
デバイスに対する電源供給が停止される。したがって、
通信デバイスのリソースが通信要求元に割り当てられて
いる期間、つまり通信処理が行われている期間のみ前記
通信デバイスに電源が供給される。よって、通信デバイ
スの実際の使用状況に応じてそれに対する電源オン/オ
フを制御できるようになり、無駄な電力消費を効率良く
低減することが可能となる。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の第1実施形
態に係る節電方法が適用されるコンピュータシステムの
通信処理アーキテクチャが示されている。ここでは、通
信デバイスとしてPCカードモデムを使用する場合を想
定する。
【0020】まず、この図1のシステムにおける基本動
作を説明する。通信開始時にはアプリケーションプログ
ラムなどからモデムドライバ11を経由して通信ドライ
バ12に対してPCカードモデムのリソース割り当てが
要求される。これにより、通信ドライバ12にてPCカ
ードモデムを要求元に割り当てるためのオープン処理が
行われ、PCカードソケットに装着されたPCカードモ
デムの使用権がアプリケーションプログラムに与えられ
る。そして、通信ポート(シリアルポート、パラレルポ
ート)14およびPCカードソケットなどの他のアダプ
タ15の通信を制御する通信ポートドライバ群13経由
で、PCカードモデムを利用した通信処理が開始され
る。
【0021】また、通信処理を終えるときは、アプリケ
ーションプログラムからモデムドライバ11を経由して
リソース解放要求が発行される。これにより、通信ドラ
イバ12にてPCカードモデムをシステムに返却するク
ローズ処理が行われ、PCカードモデムを用いた通信処
理が終了される。
【0022】図1のシステムでは、モデムドライバ11
経由で通信ドライバ12に送られるPCカードモデムの
リソース割り当て要求およびリソース開放要求はパワー
セービングドライバ21にて横取り(フック)され、そ
れらリソース割り当て要求およびリソース開放要求はパ
ワーセービングドライバ21から通信ドライバ12に送
られる。
【0023】パワーセービングドライバ21は常駐終了
型のプログラムであり、通信ドライバ12宛に送られる
全ての通信用リソースの割り当て要求および開放要求を
常時監視し、それらリソースの割り当て要求および開放
要求に応答してPCカードモデムの電源制御を行う。
【0024】すなわち、パワーセービングドライバ21
は、リソース割り当て要求が発行されたことを検出する
と、まず、カードサービスを利用してPCカードモデム
に対する電源供給を開始させ、その後に、フックしたリ
ソース割り当て要求を通信ドライバ12に渡す。また、
パワーセービングドライバ21は、リソース解放要求が
発行されたことを検出すると、フックしたリソース割り
当て要求を通信ドライバ12に渡すと共に、カードサー
ビスを利用してPCカードモデムに対する電源供給を停
止させる。
【0025】さらに、パワーセービングドライバ21
は、PCカードモデムがPCカードソケットに挿入され
たときにカードサービスによって実行されるコンフィグ
レーション設定処理の完了の有無を関し、完了を検出し
た時に、カードサービスを利用してPCカードモデムに
対する電源供給を停止させる機能も有している。
【0026】これにより、PCカードモデムが使用可能
な状態に初期設定された時点でそのPCカードモデムに
対する電源供給が停止される。次に、図2のフローチャ
ートを参照して、PCカード挿入時に実行される一連の
処理の流れについて説明する。
【0027】PCカードがPCカードソケットに挿入さ
れると、それがソケットサービスを介してカードサービ
スに通知される。そして、カードサービスがPCカード
への電源供給を開始し、カード認識処理を行う(ステッ
プS11)。次に、カードサービスは、認識結果に基づ
いてPCカードを使用可能にするために初期設定を行
い、完了するとコンフィグレーションマネージャに対し
てコンフィグレーション設定処理を行う(ステップS1
2)。これにより、PCカードの使用が可能になる。
【0028】コンフィグレーション設定処理が実行され
たことがパワーセービングドライバ21によって検出さ
れると、パワーセービングドライバ21によって以下の
処理が開始される。
【0029】すなわち、パワーセービングドライバ21
は、コンフィグレーションマネージャに対して設定され
たコンフィグレーション情報からそのPCカードの種別
を判別し(ステップS21)、そのPCカードが、モデ
ムカード、ISDNカード、携帯電話カードなどの通信
用カードであるか否かを調べる(ステップS22)。通
信カードであった場合には、パワーセービングドライバ
21は、カードサービスに対してそのPCカードへの電
源供給の停止を指示する(ステップS23)。
【0030】この様にして、通信用PCカードの初期設
定が終了した時点で、その通信用PCカードの電源は0
FFされる。次に、図3のフローチャートを参照して、
通信カード(例えば、PCカードモデム)を使用開始時
の動作について説明する。
【0031】通信開始時にはアプリケーションプログラ
ムなどからモデムドライバ11を経由してPCカードモ
デムのリソース割り当てが要求される。このリソース割
り当て要求(オープン)は、通信ドライバ12には送ら
れず、パワーセービングドライバ21によってフックさ
れる。これは、通信ドライバ12に割り当てられていた
リソース割り当て要求(オープン)の受付アドレスをパ
ワーセービングドライバ21に移植し、通信ドライバ1
2には別のアドレスを割り振ることなどによって実現で
きる。
【0032】このようにして、パワーセービングドライ
バ21がPCカードモデムのリソース割り当て要求の発
行を検知すると(ステップS31)、パワーセービング
ドライバ21は、まず、現在オフされているPCカード
モデムの電源をカードサービスを使用してオンし、そし
てステップS12と同様のコンフィグレーション設定処
理を再度実行する(ステップS32)。この後、パワー
セービングドライバ21は、フックしたPCカードモデ
ムのリソース割り当て要求を通信ドライバ12に渡す。
これにより、通信ドライバ12にて、オープンサービス
処理が実行される(ステップS33)。そして、通常の
手順で通信処理が開始される(ステップS34)。
【0033】次に、図4のフローチャートを参照して、
PCカードモデムを使用した通信処理終了時の動作につ
いて説明する。通信処理を終えるときは、アプリケーシ
ョンプログラムからモデムドライバ11を経由してリソ
ース解放要求が発行される。このリソース解放要求(ク
ローズ)は、通信ドライバ12には送られず、パワーセ
ービングドライバ21によってフックされる。これは、
通信ドライバ12に割り当てられていたリソース解放要
求(クローズ)の受付アドレスをパワーセービングドラ
イバ21に移植し、通信ドライバ12には別のアドレス
を割り振ることなどによって実現できる。
【0034】このようにして、パワーセービングドライ
バ21がPCカードモデムのリソース解放要求の発行を
検知すると(ステップS41)、パワーセービングドラ
イバ21は、まず、フックしたPCカードモデムのリソ
ース解放要求を通信ドライバ12に渡し、通信ドライバ
12にクローズサービス処理を実行させる(ステップS
42)。このクローズサービス処理が終了されるとパワ
ーセービングドライバ21に制御が戻り、パワーセービ
ングドライバ21は、PCカードモデムの電源をカード
サービスを使用してオフする(ステップS43)。
【0035】次に、図5のフローチャートを参照して、
PCカードモデムがPCカードソケットに挿入されてか
ら抜かれるまでに行われる一連の電源制御処理について
説明する。
【0036】PCカードモデムがポータブルコンピュー
タのPCカードソケットに挿入されたことが検知される
と(ステップS51)、PCカードモデムに対する電源
がオンされ、PCカードソケットを介してPCカードモ
デムに電流が流れる。次いで、そのPCカードモデムに
対応するデバイスドライバのロード、およびコンフィグ
レーション設定処理が行われ(ステップS52,S5
3)、PCカードモデムが使用可能状態に設定される。
そして、パワーセービングドライバ21の制御の元、P
Cカードモデムの電源がオフされる。
【0037】この後、アプリケーションプログラムなど
からモデムドライバ11を経由してモデムのリソース割
り当てが要求されると、パワーセービングドライバ21
の制御の元、PCカードモデムの電源がオンされる。そ
して、PCカードモデムを要求元に割り当てるためのオ
ープン処理が通信ドライバ12にて行われる(ステップ
S54)。これにより、アプリケーションプログラムに
よってPCカードモデムのリソースが獲得され、PCカ
ードモデムを用いた通信処理の実行が可能となる。
【0038】通信処理を終えるときは、アプリケーショ
ンプログラムからモデムドライバ11を経由してモデム
のリソース解放要求が発行される。これにより、PCカ
ードモデムをシステムに返却するクローズ処理が行われ
(ステップS55)、PCカードモデムを用いた通信処
理は終了される。また、この時には、パワーセービング
ドライバ21の制御の元、PCカードモデムの電源がオ
フされる。
【0039】この後、再びアプリケーションプログラム
などからモデムドライバ1を経由してモデムのリソース
割り当てが要求されると前述の電源オン処理、オープン
処理が行われ(ステップS56)、そして通信処理を終
えるときは前述のクローズ処理および電源オフ処理が行
われる(ステップS57)。そして、PCカードモデム
がPCカードソケットから取り外されたことが検知され
ると(ステップS58)、この時には既にPCカードモ
デムの電源はオフされているので、電源オフ処理は行わ
れない。
【0040】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、パワーセービングドライバ21を用いて、アプリケ
ーションプログラムなどからのPCカードモデムに対す
るリソース割り当て要求および解放要求が監視される。
そして、この監視によりリソース割り当て要求が発行さ
れたことが検出されたときに初めてPCカードモデムに
対する電源供給が開始される。PCカードモデムを用い
た通信処理が終了されると、アプリケーションプログラ
ムなどからのリソース解放要求が発行されるが、この時
にはPCカードモデムに対する電源供給が停止される。
したがって、通信リソースが通信要求元に割り当てられ
ている期間、つまり通信処理が行われている期間のみP
Cカードモデムに電源が供給される。よって、PCカー
ドモデムの実際の使用状況に応じてそれに対する電源オ
ン/オフを制御できるようになり、無駄な電力消費を効
率良く低減することが可能となる。
【0041】なお、この様な電源制御は通信用PCカー
ド(モデムカード、ISDNカード、携帯電話カード)
のみならず、シリアルポート、赤外線通信ポート、プリ
ンタポートなどに対しても同様にして行うことができ
る。
【0042】次に、この発明の第2実施形態を説明す
る。図6には、この発明の第2実施形態に係る節電方法
が適用されるコンピュータシステムのPCカードアーキ
テクチャが示されている。パワーセービングドライバ2
1以外の構成要素は、プラグアンドプレイ対応のカード
をサポートするための通常のプログラム機能である。
【0043】このシステムでは、図7のフローチャート
に示されているように、ユーザがPCカード37の使用
中止を明示的に指定したときに、それに対応するデバイ
スドライバ35がメモリから自動的にアンロードされ
(ステップS61)、そのことがコンフィグレーション
マネージャ32に登録される。
【0044】カード使用中止に伴うコンフィグレーショ
ンの設定変更はパワーセービングドライバ21によって
検知され、そのときに、PCカード37に対する電源供
給を停止する処理が行われる(ステップS62)。
【0045】図8には、通信カード以外のPCカード3
7がPCカードソケット36に挿入されてから抜かれる
までに行われる一連の電源制御処理の手順が示されてい
る。PCカード37がポータブルコンピュータのPCカ
ードソケット36に挿入されたことが検知されると(ス
テップS71)、PCカード37に対する電源がオンさ
れ、PCカードソケット36を介してPCカード37に
電流が流れる。次いで、そのPCカード37に対応する
デバイスドライバ35のロード、およびコンフィグレー
ション設定処理が行われ(ステップS72,S73)、
PCカード37が使用可能状態に設定される。この後、
アプリケーションプログラムなどからのアクセス要求に
応じてカードアクセスが行われる(ステップS74)。
ユーザがPCカード37の使用中止を明示的に指定した
ことが検出されると、そのPCカードに対応するデバイ
スドライバ35がアンロードされる(ステップS75,
S7)。そして、この時には、パワーセービングドライ
バ21の制御の元にPCカード37の電源がオフされ
る。PCカードモデムがPCカードソケットから取り外
されたことが検知された時は(ステップS77)、既に
PCカードモデムの電源はオフされているので、電源オ
フ処理は行われない。
【0046】以上のように、第2実施形態によれば、ユ
ーザなどがPCカード37の使用中止を明示的に指定し
たときに、それに対応するデバイスドライバ35がメモ
リからアンロードされると共に、PCカード37に対す
る電源供給も停止される。よって、PCカード37が使
用中止されてからも電源が供給され続けるという不具合
を防止でき、省電力化を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、通信デバイスやPCカードの実際の使用状況に応じ
てそれらに対する電源オン/オフを制御できるようにな
り、無駄な電力消費を効率良く低減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る節電方法が適用
されるコンピュータシステムの通信処理アーキテクチャ
一を示す図。
【図2】同第1実施形態においてカード挿入時に実行さ
れる一連の処理の流れを示すフローチャート。
【図3】同第1実施形態における通信カード使用開始時
の動作を説明するフローチャート。
【図4】同第1実施形態における通信カード使用終了時
の動作を説明するフローチャート。
【図5】同第1実施形態において通信カードがPCカー
ドソケットに挿入されてから抜かれるまでに行われる一
連の電源制御処理を説明するフローチャート。
【図6】この発明の第2実施形態に係る節電方法が適用
されるコンピュータシステムのPCカードアーキテクチ
ャを示す図。
【図7】同第2実施形態におけるカード使用中止時の動
作を説明するフローチャート。
【図8】同第8実施形態において通信カードがPCカー
ドソケットに挿入されてから抜かれるまでに行われる一
連の電源制御処理を説明するフローチャート。
【図9】通信カードに対する従来の電源制御処理を説明
するフローチャート。
【図10】PCカードに対する従来の電源制御処理を説
明するフローチャート。
【符号の説明】
11…モデムドライバ、12…通信ドライバ、13…ポ
ートドライバ、14…通信ポート、21…パワーセービ
ングドライバ、37…PCカード。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺デバイスが着脱自在に装着可能に構
    成され、前記周辺デバイスの装着時に前記周辺デバイス
    に対する電源供給を開始して前記周辺デバイスを使用可
    能状態に設定するためのコンフィグレーション処理を実
    行するコンピュータシステムに適用される節電方法であ
    って、 前記コンフィグレーション処理の結果に基づいて前記周
    辺デバイスの種別を判定し、 前記周辺デバイスが通信デバイスである場合、その通信
    デバイスに対する電源供給を一旦停止させた後に、前記
    通信デバイスに対するリソース割り当て要求および解放
    要求の監視を開始し、 前記通信デバイスに対するリソース割り当て要求および
    解放要求の度に、前記通信デバイスに対する電源供給の
    開始および停止を制御することを特徴とする節電方法。
  2. 【請求項2】 前記通信デバイスに対するリソース割り
    当て要求および解放要求の監視は、前記通信デバイスに
    対する要求元からのリソース割り当て要求および解放要
    求をフックすることによって行われることを特徴とする
    請求項1記載の節電方法。
  3. 【請求項3】 PCカードが着脱自在に装着可能に構成
    され、前記PCカードの装着時に前記PCカードに対す
    る電源供給を開始して前記PCカードを使用可能状態に
    設定するためのコンフィグレーション処理を実行するコ
    ンピュータシステムに適用される節電方法であって、 前記コンフィグレーション処理の結果に基づいて前記P
    Cカードの種別を判定し、 前記PCカードが通信デバイスである場合、その通信デ
    バイスに対する電源供給を一旦停止させた後に、前記通
    信デバイスに対するリソース割り当て要求および解放要
    求の監視を開始し、 前記通信デバイスに対するリソース割り当て要求および
    解放要求の度に、前記通信デバイスに対する電源供給の
    開始および停止を制御することを特徴とする節電方法。
  4. 【請求項4】 周辺デバイスが着脱自在に装着可能なコ
    ンピュータシステムであって、 周辺デバイスの装着時に前記周辺デバイスに対する電源
    供給を開始して、前記周辺デバイスを使用可能状態に設
    定するためのコンフィグレーション処理を実行する手段
    と、 前記コンフィグレーション処理の結果に基づいて前記周
    辺デバイスの種別を判定する手段と、 前記周辺デバイスが通信デバイスである場合、その通信
    デバイスに対する電源供給を一旦停止させた後に、前記
    通信デバイスに対するリソース割り当て要求および解放
    要求を監視する手段と、 前記通信デバイスに対するリソース割り当て要求および
    解放要求の度に、前記通信デバイスに対する電源供給の
    開始および停止を制御する手段とを具備することを特徴
    とするコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記通信デバイスに対するリソース割り
    当て要求および解放要求の監視は、前記通信デバイスに
    対する要求元からのリソース割り当て要求および解放要
    求をフックすることによって行われることを特徴とする
    請求項4記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 PCカードが着脱自在に装着可能なコン
    ピュータシステムであって、 PCカードの装着時に前記PCカードに対する電源供給
    を開始して、前記PCカードを使用可能状態に設定する
    ためのコンフィグレーション処理を実行する手段と、 前記コンフィグレーション処理の結果に基づいて前記P
    Cカードの種別を判定する手段と、 前記PCカードが通信デバイスである場合、その通信デ
    バイスに対する電源供給を一旦停止させた後に、前記通
    信デバイスに対するリソース割り当て要求および解放要
    求を監視する手段と、 前記通信デバイスに対するリソース割り当て要求および
    解放要求の度に、前記通信デバイスに対する電源供給の
    開始および停止を制御する手段とを具備するこ とを特徴
    とするコンピュータシステム。
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