JP3080800B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3080800B2
JP3080800B2 JP04337885A JP33788592A JP3080800B2 JP 3080800 B2 JP3080800 B2 JP 3080800B2 JP 04337885 A JP04337885 A JP 04337885A JP 33788592 A JP33788592 A JP 33788592A JP 3080800 B2 JP3080800 B2 JP 3080800B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特に
超高速度の超LSIに適したトランジスタの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、同一チップ上にMOSFETとバ
イポーラトランジスタを搭載したLSIが開発され、実
用化されている。例えば、論理動作をCMOS回路で行
い、負荷の駆動をバイポーラトランジスタで行うBiC
MOSゲート回路では、消費電力が少ないCMOS回路
の特徴と、電流駆動能力が高いバイポーラトランジスタ
の特徴を両立させることができる。図3はBiCMOS
で構成した2入力NANDゲート回路の一例を示す回路
図である。P1,P2はPチャネルMOSFET、N1
〜N5はNチャネルMOSFET、Q1,Q2はNPN
型バイポーラトランジスタである。このゲート回路で
は、負荷の充電及び放電はNPN型バイポーラトランジ
スタQ1,Q2で行う。なお、負荷の充電をNPN型バ
イポーラトランジスタで行い、放電をPNP型バイポー
ラトランジスタで行うC−BiMOSゲート回路も報告
されている。
【0003】更に、絶縁膜或いは絶縁体上に半導体層が
位置する、所謂SOI構造の研究開発が盛んに行われて
いる。SOI構造のMOSFETでは、拡散層の容量が
極めて小さくでき、またシリコン層の厚さを百nm以下
にした場合にオン電流が増大することが報告され、注目
を集めている。また、SOI構造では、個々のトランジ
スタを形成する活性領域が絶縁体で完全に分離されてい
るため、通常のバルクCMOSのようなウェルは必要が
ない。そのため、NチャネルMOSFETとPチャネル
MOSFETを非常に近く配置することができ、集積度
の点でも有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た同一チップ上にMOSFETとバイポーラトランジス
タを搭載したLSIにおいては、次のような問題が生じ
ている。従来のバイポーラトランジスタはMOSFET
とデバイス構造が大きく異なり、そのためマスクパター
ンが大きく異なる。そこで、ゲートアレイのように素子
を予め作り込んでおく場合には、MOSFETとバイポ
ーラトランジスタをそれぞれ別々に取り込むことにな
る。しかし、一般に負荷が軽い場合には、BiCMOS
ゲートよりも純粋なCMOSゲートの方が高速であるた
め、多くのバイポーラトランジスタが使われないことが
多い。その結果、BiCMOSゲートアレイはCMOS
ゲートアレイと比較して集積度が低下してしまう。バイ
ポーラトランジスタがMOSFETと比較してその面積
が大きいことも、その傾向に拍車をかけている。
【0005】また、従来のバイポーラトランジスタで
は、同一チップにNPN型とPNP型を作成すること
は、かなり複雑なプロセスを必要とする。また、前記し
たSOI構造において、バイポーラトランジスタをSO
I基板に作製する場合、シリコン層の厚さは最低でも数
百nm必要である。一方で、MOSFETにとって最適
なシリコン層の厚さは百nm以下であり、この結果、S
OI基板では従来のバイポーラトランジスタとMOSF
ETは容易には両立しなくなる。本発明の目的は、集積
度を向上し、かつ製造の容易なBiCMOS構造の半導
体装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁体上に延
在される一導電型の半導体層と、この半導体層上にゲー
ト絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、このゲート
電極の直下領域を残した両側の半導体層にそれぞれ形成
される逆導電型の高濃度不純物領域と、ゲート電極の直
下の一導電型領域に連続した状態で半導体層に形成され
る一導電型の高濃度不純物領域とで構成される素子を形
成し、前記素子を多数個配置するとともに、そのうち一
部をMOSトランジスタとして構成し、他の一部をバイ
ポーラトランジスタとして構成している。この場合、前
記ゲート電極の直下領域に残される前記一導電型の半導
体層は、MOSトランジスタとして構成されるときの不
純物濃度よりも、バイポーラトランジスタして構成され
るときの不純物濃度が高くされる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1実施例を示しており、(a)は
平面レイアウト図、(b)はA−A線断面図、(c)は
B−B線断面図である。同図に示すように、この半導体
装置は、NチャネルMOSFET及びNPN型バイポー
ラトランジスタを一体に形成した構成とされている。即
ち、絶縁体1上にシリコン層10が設けられ、このシリ
コン層10の表面上にはシリコン層10の縦方向にわた
ってゲート絶縁膜11とゲート電極12が設けられてい
る。前記シリコン層10は低濃度P形半導体層として形
成されており、このシリコン層10に対して前記ゲート
電極12を利用して不純物を導入することで、その直下
に低濃度P型領域13を有し、かつゲート電極12の両
側に高濃度N型領域14と高濃度N型領域15が設けら
れる。更に、前記ゲート電極12の縦方向の端位置でゲ
ート電極12が存在しない領域には、高濃度P型領域1
6が設けられている。
【0008】この構成によれば、ゲート電極12をゲー
トとして、高濃度N型領域14をソースとして、高濃度
N型領域15をドレインとしてそれぞれを使用し、高濃
度P型領域16にソース及びドレインよりも常に等しい
か低い一定電圧を加えると、NチャネルMOSFETと
して動作させることができる。つまり、高濃度P型領域
16に加える一定電圧を基板バイアスとして使用するの
である。また、高濃度N型領域14をエミッタとして、
高濃度N型領域15をコレクタとして、高濃度P型領域
16を介して低濃度P型領域13をベースとしてそれぞ
れを使用すると、NPN型バイポーラトランジスタとし
て動作させることができる。つまり、横型バイポーラト
ランジスタとして動作させる。このとき、ゲート電極1
2はフローティング状態でもかまわないが、高濃度P型
領域16と同電位にしたほうが、ベース領域の寄生容量
が減少するため好ましい。
【0009】従来、横型バイポーラトランジスタは縦型
バイポーラトランジスタと比較してかなり特性が悪い。
これはベース幅が狭くできなかったためである。しか
し、本発明ではゲート長がハーフミクロン程度の素子に
適用すれば、ベース幅を数百nmにするのは容易であ
り、数〜10GHZ の遮断周波数fTが達成できる。
【0010】ここで、 ゲート長がハーフミクロン程度
の素子に本発明を適用する場合、シリコン層10の厚さ
は百nm以下、ゲート絶縁膜11の厚さは10nm程度
が適切である。低濃度P型領域13の不純物濃度は、M
OSFETとして動作させる場合はシリコン層10が全
て空乏状態になるように低いほうが好ましい。また、バ
イポーラトランジスタとして動作させる場合は、5×1
17cm-2以上が好ましい。そのため、MOSFETと
して動作させる場合と、バイポーラトランジスタとして
動作させる場合とでは、低濃度P型領域の不純物濃度を
変えることが好ましい。
【0011】図2は本発明の第2実施例の平面レイアウ
ト図であり、図1と等価な部分には同一符号を付してあ
る。ここでは、シリコン層10はゲート電極12の直下
の低濃度P型領域13と、その周囲の4つの拡散層領域
に分割されている。4つの拡散層領域のうち、ゲート電
極12の両側には高濃度N型領域14,15が設けら
れ、残りの2つのゲート電極12の両端部には高濃度P
型領域16,17が設けられる。
【0012】この構成においても、第1実施例と同様に
NチャネルMOSFET或いはNPN型バイポーラトラ
ンジスタとして利用することができる。特に、この素子
をバイポーラトランジスタして動作させた場合には、両
端部に設けた高濃度P型領域16,17によってベース
抵抗が半分に小さくなり、特性が向上する。以上、本発
明をNチャネルMOSFET及びNPN型バイポーラト
ランジスタの場合について説明したが、PチャネルMO
SFET及びPNP型バイポーラトランジスタの場合に
ついても全く同様である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、絶縁体上
に形成した半導体層上にゲート電極を形成するととも
に、半導体層には選択的に複数の高濃度不純物領域を形
成した素子を多数個配置し、そのうち一部の素子におい
て、ゲート電極と不純物領域とでMOSFETを構成
し、或いは前記不純物領域でバイポーラトランジスタを
構成するので、同一素子を必要に応じてMOSFET、
或いはバイポーラトランジスタとして利用することがで
きる。したがって、BiCMOSゲートアレイにおいて
使用しないバイポーラトランジスタが生じることが解消
でき、CMOSゲートアレイと略等しい集積度が達成で
きる。また、導入する不純物の導電型を変更するだけで
同一チップにNPN型とPNP型のバイポーラトランジ
スタを容易に実現することができ、しかもその製造プロ
セスは非常に容易であり、従来のSOI構造のCMOS
と同様に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a)は平面レイ
アウト図、(b)はA−A線断面図、(c)はB−B線
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の平面レウアウト図であ
る。
【図3】Bi−CMOS回路の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁体 10 シリコン層 12 ゲート電極 13 低濃度P型領域 14,15 高濃度N型領域 16,17 高濃度P型領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/786 (56)参考文献 特開 昭63−5552(JP,A) 特開 昭58−124243(JP,A) 特開 昭63−241967(JP,A) 特開 昭59−178767(JP,A) 特開 平2−49464(JP,A) 特開 平3−116862(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体上に延在される一導電型の半導体
    層と、この半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成され
    るゲート電極と、このゲート電極の直下領域を残した両
    側の前記半導体層にそれぞれ形成される逆導電型の高濃
    度不純物領域と、前記ゲート電極の直下の前記一導電型
    領域に連続した状態で前記半導体層に形成される一導電
    型の高濃度不純物領域とを備える素子を形成し、前記素
    子を多数個配置するとともに、そのうち一部において
    は、前記一導電型の高濃度不純物領域には一定電圧を加
    え、かつ、前記ゲート電極と前記逆導電型の高濃度不純
    物領域とを入出力端子として接続した第1の種類のトラ
    ンジスタとして用い、他の一部においては、前記一導電
    型の高濃度不純物領域と前記逆導電型の高濃度不純物領
    域とを入出力端子として接続した第2の種類のトランジ
    スタとして用い、前記第1の種類のトランジスタと前記
    第2の種類のトランジスタとを共存させて構成したこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極の直下領域に残される前
    記一導電型の半導体層は、前記第1の種類のトランジス
    タとして用いられるときの不純物濃度よりも、前記第2
    の種類のトランジスタとして用いられるときの不純物濃
    度が高くされている請求項1に記載の半導体装置。
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