JP3080689B2 - 像ぶれ補正に適用される制御装置 - Google Patents

像ぶれ補正に適用される制御装置

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JP3080689B2
JP3080689B2 JP03149334A JP14933491A JP3080689B2 JP 3080689 B2 JP3080689 B2 JP 3080689B2 JP 03149334 A JP03149334 A JP 03149334A JP 14933491 A JP14933491 A JP 14933491A JP 3080689 B2 JP3080689 B2 JP 3080689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、カメラ等の光学機器
において発生する像ぶれを補正するために用いられる、
像ぶれ補正に適用される制御装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種の装置では、特開平2−
59718号公報に記載されているような液体の屈折率
を利用した可変頂角プリズム等を撮影光路中に設け、カ
メラ等の絶対空間に対する動きを検出するセンサの出力
に応じて、上記の可変頂角プリズム等の光学系を動かし
て光束を偏向するように構成し、撮影者の手振れにより
生じる像ぶれを補正するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に用いる補正光学系の特性は、メカ部材の加工精度
や取付け精度のばらつきにより、その周波数特性が個々
によって異なる為、同一条件でその系を閉じてフィ−ド
バック制御を行うと、系全体での発振が起きたり、又ル
−プゲインの低下によって摩擦の影響が大きく現れ、制
御性が悪くなるなどの問題を生じていた。
【0004】 本発明は、以上の事情に鑑みなされたも
ので、量産される他の像ぶれ補正に関わる装置との間で
その性能にバラツキを生じることを防ぐことのできる、
像ぶれ補正に適用される制御装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明は、ぶれ状態に応じて像ぶ
れ補正手段の駆動制御量を決定し、前記像ぶれ補正手段
を駆動する像ぶれ補正に適用される制御装置において
前記像ぶれ補正手段が実際に動作した動作量と前記駆動
制御量との差分に関するデジタルデータを用いて所定の
デジタル演算を行うことにより得られる駆動信号に基づ
いて前記像ぶれ補正手段を駆動する像ぶれ補正フィー
ドバックループ回路と、記憶内容書き換え可能な不揮発
性メモリ手段と、該不揮発性メモリ手段に記憶される、
前記所定のデジタル演算に用いられる前記像ぶれ補正フ
ィードバックループ回路のフィードバックループゲイン
に対応するパラメータを設定する設定手段とを有し、外
部調整工具の操作によって周波数特性を調整するため
に、前記設定手段で設定するパラメータを変更するとと
もに、前記像ぶれ補正フィードバックループ回路が、前
記設定されたパラメータと前記差分に関するデジタルデ
ータとを乗じた値に基づいて前記像ぶれ補正手段を駆動
する像ぶれ補正に適用される制御装置とするものであ
る。また、請求項2記載の本発明は、ぶれ状態に応じて
像ぶれ補正手段の駆動制御量を決定し、前記像ぶれ補正
手段を駆動する像ぶれ補正に適用される制御装置で、前
記像ぶれ補正手段が実際に動作した動作量と前記駆動制
御量との差分に関するデジタルデータを用いて所定のデ
ジタル演算を行うことにより得られる駆動信号に基づい
前記像ぶれ補正手段を駆動する像ぶれ補正フィード
バックループ回路を有する像ぶれ補正に適用される制御
装置であって、前記像ぶれ補正フィードバックループ回
路が、前記所定のデジタル演算として該フィードバック
ループ回路の位相補償演算を行うものに構成され、記憶
内容書き換え可能な不揮発性メモリ手段と、該不揮発性
メモリ手段に記憶される、前記位相補償演算に用いられ
る係数を設定する設定手段とを有し、外部調整工具の操
作によって周波数特性を調整するために、前記設定手段
で設定する係数を変更するとともに、前記像ぶれ補正フ
ィードバックループ回路は、前記設定された係数と前記
差分に関するデジタルデータとを乗じた、前回の演算値
と今回の演算値とを加算した加算値に基づいて前記像ぶ
れ補正手段を駆動する像ぶれ補正に適用される制御装置
とするものである。
【0006】
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施例を示す構成図
であり、図1において、同筒状の外筒2の中に液体3が
満たされており、かつその液体3中には所定の回転軸回
りに自在に回転可能な浮体4が設置されている。尚、浮
体4は所定軸方向に対して着磁された永久磁石で構成さ
れている。又、浮体4と閉磁気回路を構成するごとく設
けられたヨ−ク1との間には巻線コイル7が図示したよ
うに設置されている。
【0009】この状態でカメラと一体となって動く外筒
2が手振れの影響で絶対空間に対してθINだけ回転した
とすると、中の浮体4は液体3の慣性によって絶対空間
に対して静止状態を維持する為、相対的に浮体4は外筒
2に対して回転したことになる。よってこの相対変位量
を、カメラと一体となって動く投光素子6と受光素子5
を有する手振れ検出手段によって検出することができ
る。
【0010】つまり、投光素子6から発せられた信号光
は浮体4の表面で反射して受光素子5へ入射し、その結
果、浮体4が外筒2に対して相対的に回転すれば、信号
反射光の受光素子5への入射位置が変化する為、受光素
子5の出力電流Ia及びIbは浮体4の動きによって変
化する。この出力電流Ia及びIbは、オペアンプ1
0,抵抗11,キャパシタ12で構成される電流−電圧
変換回路及びオペアンプ13,抵抗14,キャパシタ1
5で構成される電流−電圧変換回路によって増幅され、
それぞれの出力はオペアンプ21,抵抗22,23,2
4,25で構成される加算回路及びオペアンプ16,抵
抗17,18,19,20で構成される減算回路へ入力
される。前記加算回路の出力はオペアンプ26,抵抗2
7,28,31,キャパシタ29,トランジスタ30で
構成されるiREDドライバ回路へ入力され、加算回路の出
力が基準電圧KVCと等しくなるようにフィ−ドバック
制御が為されている。
【0011】一方、補正光学系として用いる可変頂角プ
リズム41の角変位を検出する位置検出手段も手振れ検
出手段と全く同様にて前記角変位を検出する。つまり、
投光素子44と受光素子43の間には、可変頂角プリズ
ム41の動きに連動するスリットが設けられており、そ
のスリットの動きによって受光素子43から発生する光
電流がIc,Idとして発生する。この光電流Ic,I
dは、前述したのと同様の方法で、オペアンプ56,抵
抗57,58,59,60で構成される減算回路及びオ
ペアンプ61,抵抗62,63,64,65で構成され
る加算回路へ入力され、この加算回路の出力はオペアン
プ66,抵抗67,68,71,キャパシタ69,トラ
ンジスタ70で構成されるiREDドライバ回路へ入力され
る為、加算回路の出力は常に基準電圧KVCと等しくな
るようにフィ−ドバック制御が為されている。
【0012】このように、オペアンプ16の出力は絶対
空間に対する振れ変位量、オペアンプ56の出力は可変
頂角プリズム41の頂角変位量をそれぞれ表しており、
その出力は共にA/Dコンバ−タ91への入力となり、
ここでディジタルデ−タに変換された後、CPU90で
所定の演算が行われる。
【0013】角変位センサの制御に関しては、前記CP
U90において振れ変位量を基に演算された結果、D/
Aコンバ−タ92を通してアナログ値に変換され、その
出力がオペアンプ32,トランジスタ33,34から構
成されるコイルドライバへの入力となり、巻線コイル7
への通電が行われて角変位センサ自体の制御が実行され
る。
【0014】一方、可変頂角プリズム41の制御に関し
ては、後述する様にCPU90の中で角変位センサの出
力と可変頂角プリズム41の頂角変位量との相関演算が
行われ、その演算結果がD/Aコンバ−タ93を通して
アナログ値に変換された後、オペアンプ80,トランジ
スタ81,82で構成されるコイルドライバへの入力と
なって巻線コイル83への通電が行われることにより、
可変頂角プリズムの頂角変位駆動が為される。
【0015】又、CPU90の内部には一定時間毎に上
記動作を実行する為のサンプリング用内部タイマ97が
内蔵されており、個々の補正光学系の特性を調整する為
の不揮発性メモリであるところのEEPROM94がC
PU90及び外部調整工具95と接続された構成となっ
ている。
【0016】次に、不揮発性メモリであるところのEE
PROM94を用いた制御について、図2のフロ−チャ
−トを用いて説明していく。
【0017】ここで、外部調整工具95に付随した書込
みスタ−トスイッチ96のON状態により出力信号EP
WRがHレベルとなり、次いで出力信号EPOTD によっ
て、個々の補正光学系の制御に適したパラメ−タ(補正
デ−タ)が予めEEPROM94に書込まれているもの
とする。 [ステップ100] 不図示のリセット回路の動作の
後、CPU90の出力信号EPSTをHレベルとし、E
EPROM94内のデ−タの読出し動作を開始する。 [ステップ101] EEPROM94の出力信号EPEN
D がHレベルになる迄待機し、Hレベルになることによ
りステップ102へ進む。 [ステップ102] EEPROM94内のデ−タEPDA
TAをCPU90内に取り込み、メモリM(G)にセット
する。 [ステップ103] CPU90の出力信号EPSTを
LレベルにしてEEPROM94からのデ−タの読出し
動作を終了する。 [ステップ104] 補正光学系の制御をディジタル的
に行う為の一定時間毎に動作するサンプリングタイマ9
7のリセット動作を行う。 [ステップ105] 上記サンプリングタイマ97をス
タ−トさせる。 [ステップ106] サンプリングタイマ97の値が所
定時間Tに達したかどうかの判定を行い、所定時間Tが
経過した時点でステップ107へ進む。 [ステップ107] 次のサンプリングを行う為にサン
プリングタイマ97のリセット動作を行う。 [ステップ108] CPU90の出力信号ADST1
をHレベルにしてA/Dコンバ−タ91によるA/D変
換動作を開始させ、角変位センサのアナログ出力(Va
−Vb)をディジタル値に変換させる。 [ステップ109] A/Dコンバ−タ91の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ110へ進む。 [ステップ110] A/Dコンバ−タ91により変換
されたディジタルデ−タADDATAをCPU90内のAレジ
スタ内に取り込む。 [ステップ111] CPU90の出力信号ADST1
をLレベルにしてA/Dコンバ−タ91の動作を終了さ
せる。 [ステップ112] 今度はCPU90の出力信号AD
ST2をHレベルにしてA/Dコンバ−タ91によるA
/D変換動作を開始させ、補正光学系(可変頂角プリズ
ム41)のアナログ出力をディジタル値に変換させる。 [ステップ113] A/Dコンバ−タ91の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ114へ進む。 [ステップ114] A/Dコンバ−タ91により変換
されたディジタルデ−タADDATAをCPU90内のBレジ
スタ内に取り込む。 [ステップ115] CPU90の出力信号ADST2
をLレベルにしてA/Dコンバ−タ91の動作を終了さ
せる。 [ステップ116] 上記Aレジスタの値からBレジス
タの値を減算し、角変位センサの出力値と可変頂角プリ
ズムの頂角出力値との差分をAレジスタにセットする。 [ステップ117] ここでは補正光学系の動作制御と
してのル−プゲインを設定する為の補正デ−タがセット
されているメモリM(G)とAレジスタそれぞれの値の
乗算を行い、再びAレジスタにセットする。 [ステップ118] CPU90の出力信号DAST2
をHレベルにしてD/Aコンバ−タ93によるD/A変
換動作を開始させる。 [ステップ119] Aレジスタの内容DADATA2 をD/
Aコンバ−タ93に転送する。 [ステップ120] D/Aコンバ−タ93の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ121へ進む。 [ステップ121] CPU90の出力信号DAST2
をLレベルにしてD/Aコンバ−タ93の動作を終了さ
せる。
【0018】以上のように、A/Dコンバ−タ91を通
して得られる角変位センサの出力と可変頂角プリズム4
1の頂角出力は、EEPROM94内の補正デ−タに基
づいて演算が行われ、その結果によってD/Aコンバ−
タ93及びオペアンプ80,トランジスタ81,82で
構成されるコイルドライバを介して巻線コイル83への
通電が行われる為、補正光学系(この実施例では可変頂
角プリズム41)個々の駆動特性のばらつきをなくすこ
とができる。
【0019】図3及び図4は本発明の第2の実施例を示
すものである。
【0020】以下、図3のフロ−チャ−トにしたがって
動作説明を行う。なお、第1の実施例と同様に、EEP
ROM94には外部調整工具95によって個々の補正光
学系に応じた個別のデ−タが既に書込まれているものと
する。 [ステップ200] 不図示のリセット回路の動作の
後、CPU90の出力信号EPSTをHレベルとし、E
EPROM94内のデ−タの読出し動作を開始する。 [ステップ201] EEPROM94の出力信号EPEN
D がHレベルになる迄待機し、Hレベルになることによ
りステップ202へ進む。 [ステップ202] EEPROM94内のデ−タEPDA
TA1をCPU90内に取り込み、メモリM(A0C)に
セットする。 [ステップ203] EEPROM94内のデ−タEPDA
TA2をCPU90内に取り込み、メモリM(A1C)に
セットする。 [ステップ204] EEPROM94内のデ−タEPDA
TA3をCPU90内に取り込み、メモリM(B1C)に
セットする。
【0021】ここで、上記の各デ−タEPDATA1〜EPDATA
3は図4に示した位相進み補償回路の伝達特性を基に、
公知のS−Z変換によってディジタル制御を実行する際
の係数で、各係数はサンプリング時間間隔をTとした場
合、 で表される。 [ステップ205] 後述するディジタル演算用の内部
レジスタM(WC)を「0」にセットする。 [ステップ206] CPU90の出力信号EPSTを
LレベルにしてEEPROM94からのデ−タの読出し
動作を終了する。 [ステップ207] 補正光学系の制御をディジタル的
に行う為の一定時間毎に動作するサンプリングタイマ9
7のリセット動作を行う。 [ステップ208] 上記サンプリングタイマ97をス
タ−トさせる。 [ステップ209] サンプリングタイマ97の値が所
定時間Tに達したかどうかの判定を行い、所定時間Tが
経過した時点でステップ210へ進む。 [ステップ210] 次のサンプリングを行う為にサン
プリングタイマ97のリセット動作を行う。 [ステップ211] CPU90の出力信号ADST1
をHレベルにしてA/Dコンバ−タ91によるA/D変
換動作を開始させ、角変位センサのアナログ出力(Va
−Vb)をディジタル値に変換させる。 [ステップ212] A/Dコンバ−タ91の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ213へ進む。 [ステップ213] A/Dコンバ−タ91により変換
されたディジタルデ−タADDATAをCPU90内のAレジ
スタ内に取り込む。 [ステップ214] CPU90の出力信号ADST1
をLレベルにしてA/Dコンバ−タ91の動作を終了さ
せる。 [ステップ215] 今度はCPU90の出力信号AD
ST2をHレベルにしてA/Dコンバ−タ91によるA
/D変換動作を開始させ、補正光学系のアナログ出力を
ディジタル値に変換させる。 [ステップ216] A/Dコンバ−タ91の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ217へ進む。 [ステップ217] A/Dコンバ−タ91により変換
されたディジタルデ−タADDATAをCPU90内のBレジ
スタ内に取り込む。 [ステップ218] CPU90の出力信号ADST2
をLレベルにしてA/Dコンバ−タ91の動作を終了さ
せる。 [ステップ219] 上記Aレジスタの値からBレジス
タの値を減算し、角変位センサの出力値と可変頂角プリ
ズムの頂角出力値との差分をAレジスタにセットする。 [ステップ220] ここでは前述したディジタル位相
補償演算を実行する為に、メモリM(B1C)とM(W
C)それぞれの値の乗算を行い、この結果をAレジスタ
の値から減算してCレジスタにセットする。 [ステップ221] ここではメモリM(A0C)とC
レジスタそれぞれの値を乗算し、この結果に、メモリM
(A1C)とM(WC)それぞれの値の乗算結果を加算
し、これをDレジスタにセットする。 [ステップ222] ここでは上記Cレジスタの値をメ
モリM(WC)にセットして、位相補償の演算を終了す
る。 [ステップ223] CPU90の出力信号DAST2
をHレベルにしてD/Aコンバ−タ93によるD/A変
換動作を開始させる。 [ステップ224] Dレジスタの内容DADATA2 をD/
Aコンバ−タ93に転送する。 [ステップ225] D/Aコンバ−タ93の出力信号
DAEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ226へ進む。 [ステップ226] CPU90の出力信号DAST2
をLレベルにしてD/Aコンバ−タ93の動作を終了さ
せる。
【0022】以上のように、A/Dコンバ−タ91を通
して得られる角変位センサの出力と可変頂角プリズムの
頂角出力の差分に対し、EEPROM94内のデ−タで
設定される係数に基づいて位相補償の演算が行われるこ
とから、個々の補正光学系に対して最適な制御が実行さ
れることになる。
【0023】 図5は本発明の第3の実施例における動
作を示すフロ−チャ−トであり、以下これについて説明
する。なお、第1,第2の実施例と同様に、EEPRO
M94には外部調整工具95によって各補正光学系に応
じた個別のデ−タが既に書込まれているものとする。 [ステップ300] 不図示のリセット回路の動作の
後、CPU90の出力信号EPSTをHレベルとし、E
EPROM94内のデ−タの読出し動作を開始する。 [ステップ301] EEPROM94の出力信号EPEN
D がHレベルになる迄待機し、Hレベルになることによ
りステップ302へ進む。 [ステップ302] EEPROM94内の個々の補正
光学系のオフセット補正用のデ−タEPDATAをCPU90
内に取り込み、メモリM(0F)にセットする。 [ステップ303] CPU90の出力信号EPSTを
LレベルにしてEEPROM94からのデ−タの読出し
動作を終了する。 [ステップ304] 補正光学系の制御をディジタル的
に行う為の一定時間毎に動作するサンプリングタイマ9
7のリセット動作を行う。 [ステップ305] 上記サンプリングタイマ97をス
タ−トさせる。 [ステップ306] サンプリングタイマ97の値が所
定時間Tに達したかどうかの判定を行い、所定時間Tが
経過した時点でステップ307へ進む。 [ステップ307] サンプリングを行う為にサンプリ
ングタイマ97のリセット動作を行う。 [ステップ308] CPU90の出力信号ADST1
をHレベルにしてA/Dコンバ−タ91によるA/D変
換動作を開始させ、角変位センサのアナログ出力(Va
−Vb)をディジタル値に変換させる。 [ステップ309] A/Dコンバ−タ91の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ130へ進む。 [ステップ310] A/Dコンバ−タ91により変換
されたディジタルデ−タADDATAをCPU90内のAレジ
スタ内に取り込む。 [ステップ311] CPU90の出力信号ADST1
をLレベルにしてA/Dコンバ−タ91の動作を終了さ
せる。 [ステップ312] 今度はCPU90の出力信号AD
ST2をHレベルにしてA/Dコンバ−タ91によるA
/D変換動作を開始させ、補正光学系(可変頂角プリズ
ム41)のアナログ出力をディジタル値に変換させる。 [ステップ313] A/Dコンバ−タ91の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ314へ進む。 [ステップ314] A/Dコンバ−タ91により変換
されたディジタルデ−タADDATAをCPU90内のBレジ
スタ内に取り込む。 [ステップ315] CPU90の出力信号ADST2
をLレベルにしてA/Dコンバ−タ91の動作を終了さ
せる。 [ステップ316] 上記Aレジスタの値からBレジス
タの値を減算し、角変位センサの出力値と可変頂角プリ
ズムの頂角出力値との差分をAレジスタにセットする。 [ステップ317] ここでは個々の補正光学系のオフ
セット補正用のデ−タがセットされているメモリM(0
F)とAレジスタそれぞれの値の加算を行い、再びAレ
ジスタにセットする。 [ステップ318] CPU90の出力信号DAST2
をHレベルにしてD/Aコンバ−タ93によるD/A変
換動作を開始させる。 [ステップ319] Aレジスタの内容DADATA2 をD/
Aコンバ−タ93に転送する。 [ステップ320] D/Aコンバ−タ93の出力信号
ADEND がHレベルになったかどうかを判別し、Hレベル
になることによりステップ321へ進む。 [ステップ321] CPU90の出力信号DAST2
をLレベルにしてD/Aコンバ−タ93の動作を終了さ
せる。
【0024】以上のように、A/Dコンバ−タ91を通
して得られる角変位センサの出力と可変頂角プリズムの
頂角出力の差分に対し、EEPROM94内のデ−タで
設定されるオフセット値が加算されることから、重力等
の影響によって発生する補正光学系の中心位置のずれ量
を個々に対して補正することができる。
【0025】以上の各実施例によれば、補正光学系の制
御をディジタル演算によって行うと共に、その演算上の
パラメ−タをCPU90に接続された不揮発性メモリ
(EEPROM94)からのデ−タ(フィ−ドバック制
御を実行する為のル−プゲイン、位相補償、オフセット
等のデ−タ)によって設定するようにしている為、補正
光学系個々の特性のばらつきを補正したり、制御特性を
自由に変化させることができる効果がある。
【0026】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、量産される他の像ぶれ補正に関わる装置との間でそ
の性能にバラツキを生じることを防ぐことのできる、像
ぶれ補正に適用される制御装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体の構成を示す構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図3】本発明の第2の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図4】本発明の第2の実施例における位相進み補償回
路及びその伝達特性を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例における主要部分の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【符合の説明】
41 可変頂角プリズム 43 受光素子 44 発光素子 80 オペアンプ 83 巻線コイル 90 CPU 91 A/Dコンバ−タ 92,93 D/Aコンバ−タ 94 EEPROM

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ぶれ状態に応じて像ぶれ補正手段の駆動
    制御量を決定し、前記像ぶれ補正手段を駆動する像ぶれ
    補正に適用される制御装置において、前記像ぶれ補正手
    段が実際に動作した動作量と前記駆動制御量との差分
    関するデジタルデータを用いて所定のデジタル演算を行
    うことにより得られる駆動信号に基づいて前記像ぶれ
    補正手段を駆動する像ぶれ補正フィードバックループ回
    路と、記憶内容書き換え可能な不揮発性メモリ手段と、
    該不揮発性メモリ手段に記憶される、前記所定のデジタ
    ル演算に用いられる前記像ぶれ補正フィードバックルー
    プ回路のフィードバックループゲインに対応するパラメ
    ータを設定する設定手段とを有し、外部調整工具の操作
    によって周波数特性を調整するために、前記設定手段で
    設定するパラメータを変更するとともに、前記像ぶれ補
    正フィードバックループ回路は、前記設定されたパラメ
    ータと前記差分に関するデジタルデータとを乗じた値に
    基づいて前記像ぶれ補正手段を駆動することを特徴とす
    る像ぶれ補正に適用される制御装置。
  2. 【請求項2】 ぶれ状態に応じて像ぶれ補正手段の駆動
    制御量を決定し、前記像ぶれ補正手段を駆動する像ぶれ
    補正に適用される制御装置で、前記像ぶれ補正手段が実
    際に動作した動作量と前記駆動制御量との差分に関する
    デジタルデータを用いて所定のデジタル演算を行うこと
    により得られる駆動信号に基づいて前記像ぶれ補正手
    段を駆動する像ぶれ補正フィードバックループ回路を有
    する像ぶれ補正に適用される制御装置であって、前記像
    ぶれ補正フィードバックループ回路が、前記所定のデジ
    タル演算として該フィードバックループ回路の位相補償
    演算を行うものに構成され、記憶内容書き換え可能な不
    揮発性メモリ手段と、該不揮発性メモリ手段に記憶され
    る、前記位相補償演算に用いられる係数を設定する設定
    手段とを有し、外部調整工具の操作によって周波数特性
    を調整するために、前記設定手段で設定する係数を変更
    するとともに、前記像ぶれ補正フィードバックループ回
    路は、前記設定された係数と前記差分に関するデジタル
    データとを乗じた、前回の演算値と今回の演算値とを加
    算した加算値に基づいて前記像ぶれ補正手段を駆動する
    ことを特徴とする像ぶれ補正に適用される制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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