JP3080252B2 - 直線作動ユニット - Google Patents

直線作動ユニット

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JP3080252B2 JP03299530A JP29953091A JP3080252B2 JP 3080252 B2 JP3080252 B2 JP 3080252B2 JP 03299530 A JP03299530 A JP 03299530A JP 29953091 A JP29953091 A JP 29953091A JP 3080252 B2 JP3080252 B2 JP 3080252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はロボットや測定装置に
使用される直線作動ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】簡単なロボットの作動アームや測定装置
等に使用するため案内レールに案内されたナットブロッ
クがモータ駆動されるねじ軸の回転に応じて所定量軸方
向に移動されるようにした直線作動ユニットとしては、
例えば実開昭63−193637号公報に示されるもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2つの可動部材が基準
線に対して対称に左右動することが測定装置等において
必要となるが、従来の直線作動ユニットと言うものの中
にはこのようなものは知られていない。従来の直線作動
ユニットでこのような動作を実現しようとすれば、この
ユニットを2つ直列に設けて一方のユニットの可動部材
を軸方向の一方向に移動させるとき他方の可動部材を一
方の可動部材に対して所定の相対関係をもってそれとは
逆方向に夫々対応させて動かすことが必要となる。この
ようなものでは2つの可動部材の直進方向の移動精度、
左右動の同期性及び両可動部材の正しい相対位置関係を
得ることが困難であるという問題がある。
【0004】また2つのユニットを使うとどうしても軽
量、コンパクト化はできず、部品点数も多くなり高価と
なる問題点がある。
【0005】そこでこの発明は、上記従来例の問題点に
鑑み2つの可動部材が1つの駆動手段により左右対称に
駆動される直線作動ユニットであって取扱い簡単にして
精度が良く、両可動部材の相対位置の調整が容易であり
かつコンパクトで安価な直線作動ユニットを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の直線作動ユニ
ットは、軸方向の転動体転動溝を対向する両側面に有す
る長尺の案内レールと、右ねじ部を外周面に有し前記案
内レールの軸方向に配設されかつ前記案内レールに対し
て回転自在に軸止された第1のねじ軸と、該第1のねじ
軸と同一軸芯を有して軸芯方向に配設され左ねじ部を外
周面に有する第2のねじ軸と、前記第1のねじ軸に対し
て前記第2のねじ軸のねじ部のボールねじ溝の位相を調
整した位置で前記第1のねじ軸と前記第2のねじ軸とを
固定するカップリングと、前記案内レールの転動体転動
溝に対向する転動体転動溝を有しかつ肉厚内に形成され
た転動体の戻り通路を有し前記第1のねじ軸に摺動自在
に螺合された第1のナットブロックと、前記案内レール
の転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有しかつ肉厚
内に形成された転動体の戻り通路を有し前記第2のねじ
軸に摺動自在に螺合された第2のナットブロックと、前
記案内レールの転動体転動溝とこれと対向する前記第1
のナットブロックの転動体転動溝及び前記第2のナット
ブロックの転動体転動溝との間に夫々転動自在に嵌合さ
れ前記第1のナットブロック及び前記第2のナットブロ
ックを夫々前記案内レールに対して軸方向に摺動自在に
支持させる多数の転動体と、前記案内レールの転動体転
動溝とこれと対向する前記ナットブロックの転動体転動
溝とにより形成された通路であって前記ナットブロック
からの負荷を受けて転動する転動体用の通路と前記ナッ
トブロックの転動体の戻り通路とを連通させる転動体循
環用湾曲通路を有するエンドキャップとを備えた構成と
することによって前記目的を達成したものである。
【0007】
【作用】この発明の直線作動ユニットは、右ねじ部を有
する第1のねじ軸と左ねじ部を有する第2のねじ軸のボ
ールねじ溝の相対関係位置(位相)を調節した位置でカ
ップリングにより両ねじ軸を固定し、第1のねじ軸の右
ねじ部及び第2のねじ軸の左ねじ部に夫々ナットブロッ
クを独立して螺合させると共に、案内レールに設けた転
動体転動溝とナットブロックに設けた転動体転動溝との
間に転動体を配設し、この転動体の転動を介してナット
ブロックが軸方向に摺動自在とされているから、第1の
ねじ軸を回転させることによって2つのナットブロック
は調整された相対位置関係で左右相反する方向に動く直
線作動ユニットが得られ、第1のねじ軸に対して第2の
ねじ軸を所定量円周方向に回転させた状態でカップリン
グにより固定することにより両ねじ軸の位相が変えられ
る。そしてこのナットブロックは案内レールの軸方向に
加工された転動体転動溝に案内されて動くから両ナット
ブロックの作動方向の平行度が確保できる。また、同じ
案内レールに組込まれているからかさばらず部品点数も
少なくてすむ。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明する。
【0009】案内レール1は、図1に示すように長尺の
レール部材で、横断面は上方が開口したコ字状で底部1
Aの両端から上方にのびる両側壁部1B、1Bの内面に
は夫々軸方向に延びる一本の転動体転動溝であるボール
転動溝2が夫々対向して形成されている(図6参照)。
そして底部1Aには案内レール取付けボルト用の円形の
ボルト穴3が軸方向に所定間隔離間された状態で両側壁
部1Bに近い位置に設けられている。この案内レール1
の長さ方向の右方の端部には、軸受板4がボルト5によ
ってねじ止めして取付けられている。案内レール1の左
方の端部には軸受板6がボルト38によってねじ止めし
て取付けられている。
【0010】第1のねじ軸7は外周面のほぼ全長にわた
って右ねじ部7Aを有し案内レール1の長手方向に配さ
れ案内レールの両側壁部1B、1Bに設けたボール転動
溝2、2と平行とされ両側壁部1B、1Bの中間位置に
配設されている。第1のねじ軸7の一方の端部は軸受板
4にボルト8を用いて取付けられたサポートユニットの
ハウジング9に嵌合されたボールベアリング(不図示)
に挿通されロックナット10により軸方向の移動を不能
にかつ回転自在に軸支されている。ハウジング9の外方
の端面にはボールベアリングの外輪側を固定するための
押え蓋11がボルト12によって固定されている。第2
のねじ軸13は外周面のほぼ全長にわたって左ねじ部1
3Aを有し、第1のねじ軸7と同一軸芯を有して軸方向
に配設されている。サポートユニットに軸支された第1
のねじ軸の端部とは反対側の端部とこれと対向する第2
のねじ軸の一方の端部は第1のねじ軸7に対して第2の
ねじ軸13の回転方向の位相を調整した位置でカップリ
ング16を介して互いに固定されている。カップリング
16とねじ軸の端部との固定はカップリング16に螺合
された止めねじ39を締め付けることにより行われる。
第2のねじ軸13の他方の端部は軸受板6に嵌合された
ベアリングに挿通され軸端に止め輪14を係合させるこ
とによりベアリングの抜け止めがなされこの状態で第2
のねじ軸13の端部が支持されている。第1のねじ軸の
右ねじ部分7Aと第2のねじ軸の左ねじ部分13Aはほ
ぼ等しい長さを有している。第1のねじ軸の軸端7Bは
回転継手を取付けるための軸部であり、その回転継手に
より第1のねじ軸7を回転させる駆動モータと連結され
る。
【0011】第1のナットブロック15の下側部分はコ
字状の案内レール1に入り込んでおり、案内レールのボ
ール転動溝2に対向する位置にボール転動溝17が形成
されている。第1のナットブロック15の肉厚内にはボ
ール転動溝17に対応させてボール戻り通路18が軸方
向の貫通穴として形成されている。第1のナットブロッ
ク本体15Aには第1のねじ軸の右ねじ部7Aに転動体
であるボール19を介して螺合される右ねじのねじ部2
0が形成されている。このナットブロック本体15Aの
両側端部は上方に延びておりその上面には使用に当って
ユーザーがテーブル等の部材を取付けるためのねじ穴2
1が設けられている(図7参照)。このナットブロック
本体15Aの上面中央部には凹所22が形成されており
その底部にはボール循環チューブを差し込む穴23が穿
設されている。この穴23にコ字状のボール循環チュー
ブ36が差し込まれ、このボール循環チューブ36によ
りボール19を循環させる通路が形成されている。この
ボール循環チューブ36は第1のナットブロック本体1
5Aに設けられたねじ穴24に螺合するボルト37によ
って金具25を介して固定されている。第1のナットブ
ロック本体15Aの端面に設けられたねじ穴26は後述
のエンドキャップ27を取り付けるためのものである。
第2のナットブロック28は第2のねじ軸のねじ部13
Aとボールを介して螺合するねじ部が左ねじとされてい
る点のみが異なるだけであり、第1のナットブロック1
5と同様の構成を有するものであるから詳しい説明は省
略する。
【0012】エンドキャップ27は第1のナットブロッ
ク本体15A及び第2のナットブロック本体28Aの夫
々の両端に設けられたねじ穴26の入口部分を大径に座
ぐった嵌合穴31にそれぞれエンドキャップの端面に筒
状に突出させた突出部30を嵌合させて位置決めされ、
このエンドキャップ27の外側にはサイドシール35が
当接された状態とされサイドシール35を介してねじ3
2によりエンドキャップ27は固定されている。このサ
イドシール35は案内レールのボール転動溝2又はねじ
軸のねじ部7A、13Aに付着したごみが内側のボール
の転動部分に入らないようにするものである。第1のナ
ットブロック本体15A及び第2のナットブロック本体
28Aに当接するエンドキャップ27の接合端面には案
内レールのボール転動溝2とこれに対向する第1のナッ
トブロック及び第2のナットブロックの夫々のボール転
動溝17とにより形成された負荷を受けて転動する転動
体用の通路と第1のナットブロック及び第2のナットブ
ロックの夫々のボールの戻り通路とを連通させるボール
循環用湾曲通路33が形成されている。ボール循環用湾
曲通路33の内側部分には転動するボールの内側部分の
案内となるリターンガイド34がはめ込まれている。
【0013】第1のナットブロックと第2のナットブロ
ックのボール転動溝17と案内レールのボール転動溝2
の間には夫々多数のボール29が転動自在に嵌合されて
いる。
【0014】この発明の直線作動ユニットはその使用に
当って第1のねじ軸の軸端7Bとモータの出力軸とを回
転継手により連結しモータを回転駆動することにより駆
動される。
【0015】サイドシール35は第1のナットブロック
15及び/又は第2のナットブロック28がモータの暴
走等により軸受板4及び/又は軸受板6又はカップリン
グ16に衝突するようなときの衝撃を吸収するゴム材か
らなる環状の突出部を有して構成され、この突出部はク
ッションとして機能する。
【0016】第1のナットブロック15は第1のねじ軸
の右ねじ部7Aと螺合しており、第2のナットブロック
28は第2のねじ軸の左ねじ部13Aと螺合しているか
ら、第1のねじ軸7を右回転させると第1のナットブロ
ック15と第2のナットブロック28は互いに遠ざかる
方向に移動する。この時ナットブロックのボール転動溝
17と案内レールのボール転動溝2との間にはボール2
9が転動自在に嵌合されており、ナットブロックはボー
ルの転動を介して支持されているからナットブロックの
摺動抵抗が小さくでき容量の小さなモータが使用でき
る。
【0017】ナットブロックの移動にともなってボール
29が転動しボール29はエンドキャップの湾曲通路3
3と戻り通路18からなる循環路内を循環する。ナット
ブロックのねじ部とねじ軸のねじ部の間にはボール19
が嵌合されてボールねじが構成され、ねじ軸の回転によ
りボール19はナットブロックの移動にともなってねじ
軸のねじ部とナットブロックのねじ部の間を転動しなが
ら移動しボール循環チューブに押し出されたボールはボ
ール循環チューブ内を循環する。
【0018】また上述の回転とは逆に第1のねじ軸7を
左回転させると前記と逆の動きが得られ第1のナットブ
ロック15と第2のナットブロック28は互いに近づく
方向に移動する。この発明の直線作動ユニットは第1の
ねじ軸7と第2のねじ軸13がカップリング16により
固定されている。このカップリングは中空円筒状の部材
でこの中空の穴に第1のねじ軸7と第2のねじ軸13が
回動可能に嵌合している。このカップリングの両端部の
外周面にはねじ穴40が設けられ、このねじ穴に止めね
じ39が螺合されており、カップリングに対して両ねじ
軸を所定量回転させた位置で固定することができる。し
たがって第1のねじ軸7に対する第2のねじ軸13の位
相の調整がねじ軸のピッチより小さい任意の寸法につい
て可能である。このような構成とされているから第1の
ナットブロック15を案内レール1に対して所定の位置
に設定したばあい、第2のナットブロック28が所定の
位置からずれていてもカップリングの止めねじ39をゆ
るめねじ軸を回転させ、第2のナットブロック28を第
1のナットブロック15に対して所定の関係位置となる
ように調整し、この位置で止めねじ39を締め付けて第
1と第2のねじ軸を固定すればよい。この場合、第1の
ねじ軸7と第2のねじ軸13の端部には六角穴41、4
2が設けられており、この六角穴41、42に六角レン
チを差し込んで六角穴41側の六角レンチを手で押えて
第1のねじ軸が回転しないようにし、六角穴42側の六
角レンチで第2のねじ軸を回転させることにより第2の
ナットブロック28の位置調整が容易におこなえる。
【0019】この実施例の直線作動ユニットの右ねじの
ピッチと左ねじのピッチは等しくされており、夫々のナ
ットブロックは寸法的に同じものが用いられている。こ
のため送りねじを回転させた時の夫々のナットブロック
の移動は方向が反対で速度が等しく、ナットブロックの
重量が等しいのでナットブロックの停止時の振動が相殺
され短時間の位置決めが可能となる利点がある。
【0020】第1のナットブロック15を案内する案内
レール1のボール転動溝の部分と第2のナットブロック
28を案内する案内レールのボール転動溝の部分とを有
するボール転動溝2は溝の加工におけるワークのセット
が同一セットのまま全長にわたって加工された溝である
ため真直度と平行度等が精密であり夫々のナットブロッ
クの移動軸芯のずれが生じないから両ナットブロックの
移動精度が確保される。
【0021】なお、上記実施例においては送りねじとし
てボールねじを用いた場合について説明したがボールね
じの代りにすべりねじを用いてもよく又、この実施例で
は両内側面にボール転動溝を形成した案内レールを用い
た例を示したが、案内レールの両外側面にボール転動溝
を設けた案内レールを用いる構成とすることもできる。
【0022】また、上述の実施例では第1のねじ軸の右
ねじ部7A、第2のねじ軸の左ねじ部13Aのピッチを
等しくした例について述べたが必要に応じて両ねじ部の
ピッチを異ならせる構成とすることもできる他、第1の
ナットブロックに左ねじを用い第2のナットブロックに
右ねじを用いる構成とすることもできる。
【0023】さらに、この実施例においてはボールねじ
として循環チューブを用いた外部循環式のボールねじの
例について説明したがコマを用いてボールを循環させる
内部循環式のボールねじとかエンドキャップを用いてナ
ットブロック内に設けたボール通路を循環させるボール
ねじを用いてもよい。
【0024】さらにまた、この実施例においてはカップ
リングとして円筒状のものを用いたが2つのねじ軸の位
相を調整できるものであればその形状は本実施例のもの
に限らず種々の変形が可能である。
【0025】また、この実施例においては案内レールの
取付け用穴として円形のボルト穴を設けたが図11に示
すような軸方向の長穴43であってもよい。この長穴4
3を用いることにより案内レールを使用するベースの取
付け位置に精密に取付ける際、案内レールにダイアルゲ
ージを当ててその動きを見ながら正確に微調整が行える
からナットブロックの位置調整が簡単に行なえる直線作
動ユニットが得られる。
【0026】また、この実施例ではナットブロックの端
面にエンドキャップを固定してボールを循環させるよう
にした例を示したが、このようなエンドキャップに限ら
ずボールを循環させる公知の手段例えばチューブ等を用
いることもできる。
【0027】
【発明の効果】この発明の直線作動ユニットは、右ねじ
部を有する第1のねじ軸と左ねじ部を有する第2のねじ
軸をカップリングにより夫々のねじ軸同士のねじ部のボ
ールねじ溝の位相を調整した位置で固定し、第1のねじ
軸の右ねじ部及び第2のねじ軸の左ねじ部に夫々ナット
ブロックを独立して螺合させると共に、案内レールに設
けた転動体転動溝とナットブロックに設けた転動体転動
溝との間に転動体を嵌合し、この転動体の転動を介して
ナットブロックを夫々摺動させるようにしたから、2つ
のナットブロックが左右相反する方向に調整された相対
位置関係を保って正確に作動する直線作動ユニットの2
つのナットブロックの相対位置の調整がねじ軸のピッチ
より小さい任意の寸法について出来、ユニット化されて
いるので手軽に使用できる効果がある。そして、この発
明の直線作動ユニットは、ナットブロックの摺動抵抗が
小さい為、小さいモータが使用出来、部品点数が少なく
軽量であり、この発明によりコンパクトで安価な直線作
動ユニットを提供することができる。また、この発明に
係る直線作動ユニットの2つのナットブロックは案内レ
ールに設けられた同じ転動体転動溝に案内されて動くよ
うになっているから、両ナットブロックの作動時の平行
度が確保でき、2つのナットブロックの軸芯を一致させ
るのに苦労する必要はない。さらに、第1のねじ軸に設
けられた右ねじ部と第2のねじ軸に設けられた左ねじ部
のピッチを所定のピッチに設定することにより、2つの
ナットブロックに所望の左右動を第1のねじ軸の制御に
より得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図2の左側面図である。
【図5】図2の右側面図である。
【図6】図1のB−B線断面図である。
【図7】図1の部品の斜視図である。
【図8】図1の部品の斜視図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】図1の部品の斜視図である。
【図11】図1の案内レールの他の実施例の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 案内レール 2 ボール転動溝 4 軸受板 6 軸受板 7 第1のねじ軸 7A 右ねじ部 7B 軸端 13 第2のねじ軸 13A 左ねじ部 15 第1のナットブロック 16 カップリング 17 ボール転動溝 18 ボール戻り通路 19 ボール 20 ねじ部 27 エンドキャップ 28 第2のナットブロック 29 ボール 34 リターンガイド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の転動体転動溝を対向する両側面
    に有する長尺の案内レールと、右ねじ部を外周面に有し
    前記案内レールの軸方向に配設されかつ前記案内レール
    に対して回転自在に軸支された第1のねじ軸と、該第1
    のねじ軸と同一軸芯を有して軸方向に配設され左ねじ部
    を外周面に有する第2のねじ軸と、前記第1のねじ軸に
    対して前記第2のねじ軸のねじ部のボールねじ溝の位相
    を調整した位置で前記第1のねじ軸と前記第2のねじ軸
    とを固定するカップリングと、前記案内レールの転動体
    転動溝に対向する転動体転動溝を有しかつ肉厚内に形成
    された転動体の戻り通路を有し前記第1のねじ軸に摺動
    自在に螺合された第1のナットブロックと、前記案内レ
    ールの転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有しかつ
    肉厚内に形成された転動体の戻り通路を有し前記第2の
    ねじ軸に摺動自在に螺合された第2のナットブロック
    と、前記案内レールの転動体転動溝とこれと対向する前
    記第1のナットブロックの転動体転動溝及び前記第2の
    ナットブロックの転動体転動溝との間に夫々転動自在に
    嵌合され前記第1のナットブロック及び前記第2のナッ
    トブロックを夫々前記案内レールに対して軸方向に摺動
    自在に支持させる多数の転動体と、前記案内レールの転
    動体転動溝とこれと対向する前記ナットブロックの転動
    体転動溝とにより形成された通路であって前記ナットブ
    ロックからの負荷を受けて転動する転動体用の通路と前
    記ナットブロックの転動体の戻り通路とを連通させる転
    動体循環用湾曲通路を有するエンドキャップとを備えた
    直線作動ユニット。
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