JP3080020B2 - デジタル無線通信方式 - Google Patents

デジタル無線通信方式

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JP3080020B2 JP08355043A JP35504396A JP3080020B2 JP 3080020 B2 JP3080020 B2 JP 3080020B2 JP 08355043 A JP08355043 A JP 08355043A JP 35504396 A JP35504396 A JP 35504396A JP 3080020 B2 JP3080020 B2 JP 3080020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル無線通信方
式に関し、特に送信時の音声の頭切れを防止できる通信
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の無線送信機を備える無線装
置において、内蔵されたバッテリーの消費電力を節約す
る手段として、通話時マイク等より音声が入力されたと
きのみ、高周波アンプより送信波が出力するように制御
することはVOX機能として一般に知られている。
【0003】また最近の通信のデジタル化に伴い、無線
通信においても時分割方式および音声データの圧縮、伸
張が行われており、アナログ音声通信と同様、入力され
た音声を検出したときのみ送信波が出力するように制御
する方式が、デジタル無線通信においても一般的に採用
されている。
【0004】しかしながら、従来よりVOX回路(Voi
ce Operated Transmitter)においては、音声の最
初の部分が送信されないという、いわゆる「頭切れ」が
生ずる場合がある。
【0005】デジタル化された音声にVOX回路を適用
した場合、頭切れが生ずると、アナログ音声と異なり、
信号処理の性格上、受信側での音声の不明瞭さの影響は
さらに大きくなる。
【0006】この問題点を解決する従来の回路方式とし
て、音声の信号処理の過程において固定的な遅延量をも
つ遅延回路を挿入し、送信回路が十分立ち上がった後
に、変調信号が送信回路より送出する方式がある。
【0007】しかしながら、音声の頭切れを完全に防止
するためには、音声の遅延量を十分にとる必要性があ
り、携帯電話等の双方向通話においては、会話が不自然
になる等の不具合があった。
【0008】図3は、従来の無線装置におけるVOX回
路の構成を示したものである。図3を参照すると、音声
入力51は人の音声信号をマイク等により電気信号に変
換された音声を示し、低周波増幅回路52において必要
レベルまで増幅される。低周波増幅回路52で増幅され
た音声信号は、A/D変換回路53にてアナログ信号か
らデジタル信号に変換され、固定遅延回路54において
所定遅延時間遅延されたデジタル音声信号は、変調回路
55、高周波増幅回路56を経て送信出力回路57、空
中線58により電波となって送出される。
【0009】一方、A/D変換回路53より出力された
信号を基に音声検出回路59で入力音声の有無を検出し
送信制御回路60により、音声入力があったときのみ送
信出力回路57を動作させる。
【0010】図3に示した従来の構成において、音声の
頭切れを完全になくすには固定遅延回路54での遅延量
を大きくとる必要があり、双方会話が不自然になる等の
問題点があった。
【0011】また例えば特開平6−152472号公報
には、入力信号が供給されることによりVOX回路が動
作モードを受信モードから送信モードに切り替える際の
タイムラグに相当する所定の期間、上記入力音声信号を
遅延させ(RAMに一定期間格納する)、VOX回路に
より動作モードが送信モードに切り替えられた時点で上
記遅延した音声信号の先頭部分から送信するように構成
し、送信すべき音声信号の頭切れを防止するようにした
通信器装置が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の方式では、固定的に音声の遅延回路が挿入されるた
め、音声の頭切れは確かに防止できるものの、音声遅延
のために会話が不自然になる等の問題点があった。
【0013】したがって、本発明は、上記問題点を解決
すべく創案されたものであって、その目的は、固定遅延
回路に替えて音声パターンによって遅延量を可変できる
可変遅延回路を挿入することにより、音声の頭切れを防
ぐと共に、電話通信等の双方向会話における自然さを失
うことなく、無線通信できるようにしたデジタル無線通
信方式を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、音声通信に使用する無線通信機におい
て、音声入力信号の音声パターンを解析し適切量だけ遅
延させる手段を備えた可変遅延回路と、入力された音声
信号を検出し、音声の入力された期間中のみ音声信号を
送信でできるVOX回と、を備えたことを特徴とす
る。
【0015】[発明の概要]本発明の概要を以下に説明
する。本発明は、入力音声信号を、デジタル音声信号に
変換し、デジタル音声パターン検出回路で音声パターン
を検出し適切量の信号の遅延量を可変遅延回路により得
る構成としたものである。
【0016】このように、本発明に係るデジタル無線通
信方式は、入力音声信号のパターンにより音声信号を可
変的に遅延させ、さらに入力された音声信号の有無を検
出することにより固定的に定められた期間のみ送信可能
にする回路と組み合わせることにより、相手に音声の最
初の部分が送信されない頭切れを最小限に抑えることが
できると共に、双方向通信における会話の不自然さを解
消することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態の構成をブロ
ック図にて示したものである。図1を参照すると、本発
明の実施の形態は、マイクロフォン等により人の音声を
電気信号に変換された音声入力信号1を必要なレベルま
で音声信号を増幅する低周波増幅回路2と、低周波増幅
回路2で増幅されたアナログ音声信号をデジタル音声信
号に変換するA/D変換回路3と、デジタル化された音
声信号を可変的に遅延量を設定できる可変遅延回路4
と、デジタル化された音声信号を高周波信号に変換する
変調回路5と、電波として送出するための高周波増幅回
路6と、送信出力回路7と、空中線8と、を含む。
【0019】さらにA/D変換回路3からのデジタル音
声信号に基づき、音声信号のパターンを検出する音声パ
ターン検出回路9と、音声信号が入力された期間のみ送
信出力回路7を動作させる送信制御回路10と、を含
む。
【0020】次に図1を参照して、本発明の実施の形態
の動作について説明する。
【0021】音声入力1(携帯電話のマイク等)より入
力された音声信号は、低周波増幅回路2で必要な電圧レ
ベルまで増幅され、アナログ音声信号はA/D変換回路
3に入力されてデジタル音声信号に変換される。A/D
変換回路3より出力されたデジタル音声信号は、可変遅
延回路4に入力される。
【0022】一方、音声パターン検出回路9では、A/
D変換回路3より出力されたデジタルデータを分析し、
入力音声に応じた適切な遅延量を算出し、可変遅延回路
4の遅延量を制御する信号を供給する。
【0023】また音声パターン検出回路9では、音声信
号が入力された期間に応じた送信時間を設定し、その情
報を10の送信制御回路に送出する。
【0024】可変遅延回路4より出力されるデジタル音
声信号は、変調回路5に入力された高周波回路6を経て
送信出力回路7に入力される。送信出力回路7では、送
信制御回路10よりの制御に応じて必要時のみ送信出力
回路7が動作し、空中線8から電波が送出される。
【0025】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の一実施例の動作について、図
2のタイミング波形図を参照して以下に説明する。図2
は、本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【0026】図2(a)は、入力音声信号1として比較
的立ち上がりの緩やかな音声パターンの波形を示してい
る。このような波形は、多少最初の部分が頭切れを起こ
しても相手側では、明瞭度の劣化はほとんどない。従っ
て、遅延量は少なくてすみ、t1の遅延量を持った図2
(b)の波形となる。すなわち可変遅延回路4の遅延量
はt1に設定される。
【0027】一方、図2(c)の入力音声信号2は、立
ち上がりの早い音声信号である。このような波形は、頭
切れが生じると送信されない部分が多くなり、相手にと
っては明瞭度が低下した受信音声となる。このため、図
2(c)に示すような立ち上がりの早い波形は可変遅延
回路4での遅延量を大きくとる必要があり、例えばt2
の遅延量を持つ図2(d)の波形となる。すなわち可変
遅延回路4の遅延量はt2に設定される。
【0028】なお、図2(e)は、入力音声信号のパタ
ーンによらず入力された音声信号の期間のみで決定され
る送信切替信号を示している。
【0029】本実施例においては、上記した動作によ
り、入力音声に応じた適切な遅延量を可変遅延回路4に
設定し、送信出力回路10を制御することにより、音声
のパターンによっては、いわゆる「頭切れ」が生じ、受
信側で復調音声信号が不明瞭になる等の従来のVOX機
能の不都合を解消している。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力音声に応じた適切な遅延量を設定し、送信出力回路
を制御することにより、従来のVOX機能では音声のパ
ターンによってはいわゆる「頭切れ」が生じ受信側で復
調音声信号が不明瞭になる等の不都合を解消する、とい
う効果を奏する。
【0031】また、本発明においては、更に、遅延量を
音声パターンに応じて動的に設定することにより、不必
要な音声遅延を防止し、会話の不自然さを最小限に抑え
ることができるという効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を説明するためのタイミング
チャートである。
【図3】従来方式の構成を説明するためのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、51 音声入力 2、52 低周波増幅回路 3、53 A/D変換回路 4 可変遅延回路 5、55 変調回路 6、56 高周波増幅回路 7、57 送信出力回路 8、58 空中線 9、59 音声パターン検出回路 10、60 送信制御回路 54 固定遅延回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された音声信号から音声パターンを
    析し、解析された音声パターンに対する適切量の信号の
    遅延量を動的に可変させる手段を備え、前記音声信号が
    入力された期間のみ送信可能に制御する、ことを特徴と
    するデジタル無線通信方式。
  2. 【請求項2】音声通信に用いる無線通信機において、 音声入力信号の音声パターンを解析し適切量を遅延させ
    る手段を備えた可変遅延回路を備え、更に、 入力された音声信号を検出し、音声の入力された期間中
    のみ音声信号を送信する送信出力回路(VOX回路)を
    備えたことを特徴とするデジタル無線通信方式。
  3. 【請求項3】入力音声信号をデジタル信号に変換し、デ
    ジタル音声信号から音声パターンを解析し、解析された
    音声パターンに従った適切な遅延量を、前記デジタル音
    声信号を可変に遅延出力する可変遅延回路に設定し、 前記可変遅延回路で遅延されたデジタル音声信号は、変
    調回路、高周波増幅回路、及び送信出力回路を介して空
    中線に供給され、 前記送信出力回路は音声信号が入力された期間で動作す
    るように制御される、ことを特徴とするデジタル無線通
    信方式。
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