JP3060974B2 - 割込通信制御装置 - Google Patents

割込通信制御装置

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JP3060974B2
JP3060974B2 JP09000040A JP4097A JP3060974B2 JP 3060974 B2 JP3060974 B2 JP 3060974B2 JP 09000040 A JP09000040 A JP 09000040A JP 4097 A JP4097 A JP 4097A JP 3060974 B2 JP3060974 B2 JP 3060974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、割込通信制御装
置に関し、特に、単一周波数による半二重通信方式の無
線通信において、送話信号がないとき受信状態となって
割込通信を受け付ける割込通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の割込通信制御装置の電気
的構成を示すブロック図である。この割込通信制御装置
は、空中線1と、空中線切換部2と、高周波増幅部3
と、復調部4と、電力増幅部5と、変調部6と、スイッ
チ7及び8と、遅延制御部9と、割込信号検出制御部1
0と、送話信号検出部11と、検出時間比較制御部12
とから概略構成されている。
【0003】空中線切換部2は、送信制御信号SDがス
イッチ8のオン・オフにより変更された送信制御信号S
Gに基づいて、空中線1を、送信側である電力増幅部5
と接続するか、受信側である高周波増幅部3と接続す
る。高周波増幅部3は、空中線1によって受信され、空
中線切換部2を経た受信高周波信号の電力を所定レベル
に増幅する。復調部4は、高周波増幅部3によって電力
増幅された受信高周波信号から音声信号である受話信号
Cを復調する。
【0004】遅延制御部9は、入力端子13から入力さ
れた音声信号である送話信号SAを強制受信制御時間t1
だけ遅延して出力する。スイッチ7は、割込信号検出制
御部10から供給される遅延制御信号SJによって切り
換えられ、入力端子13から入力された送話信号SA
は遅延制御部9によって遅延された送話信号を送話信号
Bとして変調部6に供給する。変調部6は、供給され
た送話信号SBを送信高周波信号に変調して電力増幅部
5に供給する。電力増幅部5は、供給された送信高周波
信号の電力を所定レベルに増幅して空中線切換部2に供
給する。
【0005】送話信号検出部11は、送話信号SA又は
遅延制御部9によって遅延された送話信号の有無を検出
して送話検出信号SEを検出時間比較制御部12及び割
込信号検出制御部10に供給する。検出時間比較制御部
12は、供給された送話検出信号SEの"H"レベルの時
間と、後述する強制受信制御時間t1とを比較して、比
較結果を比較信号SKとして割込信号検出制御部10に
供給する。割込信号検出制御部10は、受話信号SC
送信制御信号SD、送話検出信号SE及び比較信号SK
入力し、送話信号SAが検出されない場合に割込通信制
御装置を強制受信状態にすると共に、これによる送話信
号SAの途切れを防止するために、所定のタイミングで
スイッチ制御信号SF及びSJを出力し、スイッチ7,8
を切り換える。
【0006】次に、図5を参照して、このような構成の
割込通信制御装置の動作について説明する。以下に示す
送信制御動作にはいる前には、初期状態として、送話信
号SAは無信号状態(同図(1)参照)、送信制御信号
Dは"H"レベルである(同図(4)参照)。したがっ
て、送話検出信号SEは"H"レベル(同図(5)参
照)、比較信号SKは"L"レベル(同図(9)参照)で
あるから、スイッチ制御信号SF及びSJは共に"H"レベ
ル(同図(6)及び(8)参照)となり、スイッチ8は
オフ状態、スイッチ7は入力端子13側に切り換えられ
ている。これにより、送話信号SBは無信号状態(同図
(2)参照)、空中線切換部2、電力増幅部5及び変調
部6に供給される送信制御信号SGは"H"レベル(同図
(7)参照)である。したがって、空中線1は、高周波
増幅部3と接続されている。また、受話信号SCは、全
期間にわたって無信号状態、すなわち、現在通話中の相
手局からの受話も第三の通信局からの割り込みもないも
のとする(同図(3)参照)。
【0007】まず、通話者が図示せぬプレストーク・ス
イッチをオンにすると共に、図示せぬマイクに向かって
話し始めると、同図(4)に示すように、送信制御信号
Dが"H"レベルから"L"レベルに変化すると共に、同
図(1)に示すように、マイクによって通話者の音声が
送話信号SAに変換され、入力端子13から供給され
る。これにより、送話信号SAは、スイッチ7を経て送
話信号SBとして直接変調部6に供給される。したがっ
て、送話信号SBは、変調部6において送信高周波信号
に変調された後、電力増幅部5においてその電力が所定
レベルに増幅される。
【0008】一方、送話信号検出部11は、入力端子1
3から送話信号SAが供給されると、送話信号SAを検出
し、送話検出信号SEを"H"レベルから"L"レベルに変
化させて割込信号検出制御部10及び検出時間比較制御
部12に供給する(同図(5)参照)。これにより、割
込信号検出制御部10は、送話検出信号SEの"H"レベ
ルから"L"レベルへの変化に応じて、スイッチ制御信号
Fを"H"レベルから"L"レベルに変化させることによ
り(同図(6)参照)、スイッチ8をオン状態に切り換
える。これにより、送信制御信号SGが"H"レベルから"
L"レベルに変化するので、空中線切換部2は、"L"レ
ベルの送信制御信号SGに基づいて、空中線1を電力増
幅部5と接続する。したがって、電力増幅部5によって
電力増幅された送信高周波信号は、空中線切換部2を経
て、空中線1より電波として空中へ輻射される。
【0009】このような状態において、通話者が言葉を
途切れさせると、同図(1)にA1で示すように、送話
信号SAが一時無信号状態になるので、送話信号検出部
11がその無信号状態を検出して送話検出信号SEを"
L"レベルから"H"レベルに変化させて割込信号検出制
御部10及び検出時間比較制御部12に供給する(同図
(5)参照)。これにより、割込信号検出制御部10
は、スイッチ制御信号SFを強制受信制御時間t1だけ"
L"レベルから"H"レベルに変化させると共に、スイッ
チ制御信号SJを"H"レベルから"L"レベルに変化させ
て(同図(6)及び(8)参照)、スイッチ8をオフ状
態に、スイッチ7を遅延制御部9側に切り換える。これ
により、送信制御信号SGが強制受信制御時間t1だけ"
L"レベルから"H"レベルとなる(同図(7)参照)の
で、空中線切換部2は、送信制御信号SGが"H"レベル
の間、空中線1を高周波増幅部3と接続して受信状態と
する。また、これ以降は、変調部6は、遅延制御部9で
遅延された送話信号SAをスイッチ9を介して送話信号
Bとして入力し、変調することになる。
【0010】強制受信制御時間t1は、第三の通信局か
ら送信され、空中線1、空中線切換部2、高周波増幅部
3及び復調部4を介して得られた受話信号SCに含まれ
ている、現在この割込通信制御装置が設置された通信局
と相手局との間で行われている通話に割り込むための割
込信号を検出するのに必要な時間である。また、この強
制受信制御時間t1は、この通信局の通話者の送話を途
切れさせないために、遅延制御部9で送話信号SAを遅
延させるための時間でもある。
【0011】次に、第三の通信局からの割り込みがな
く、かつ言葉を途切れさせてから強制受信制御時間t1
が経過する前に、通話者が再び話し始める(同図(1)
参照)と、送話信号検出部11が送話信号SAを検出
し、送話検出信号SEを"H"レベルから"L"レベルに変
化させて割込信号検出制御部10及び検出時間比較制御
部12に供給する。また、送話再開後の送話信号S
Aは、遅延制御部9で遅延された後、スイッチ7を介し
て送話信号SBとして変調部6に供給される。そして、
通話者が言葉を途切れさせてから強制受信制御時間t1
が経過すると、割込信号検出制御部10がスイッチ制御
信号SFを"H"レベルから"L"レベルに変化させる(同
図(6)参照)ので、スイッチ8が再びオン状態にな
る。これにより、送信制御信号SGが再び"H"レベルか
ら"L"レベルとなる(同図(7)参照)ので、空中線切
換部2は、"L"レベルの送信制御信号SGに基づいて、
空中線1を電力増幅部5と接続する。したがって、通話
者が再び話し始めてから強制受信制御時間t1が経過す
ると、変調部6で変調され、電力増幅部5で電力増幅さ
れた送信高周波信号は、空中線切換部2を経て、空中線
1より電波として空中へ輻射される。なお、送話信号検
出部11は、これ以降、遅延制御部9で遅延された送話
信号SAの無信号状態を検出することになる。
【0012】一方、検出時間比較制御部12は、通話者
が言葉を途切れさせている時間、すなわち、送話検出信
号SEの"H"レベルの時間と強制受信制御時間t1とを比
較しているが、今の場合、同図(1)に示すように、通
話者が言葉を途切れさせている時間が強制受信制御時間
1より短いので、比較信号SKを"L"レベルのまま割込
信号検出制御部10に供給し続ける(同図(9)参
照)。比較信号SKが"L"レベルのままであるから、割
込信号検出制御部10はスイッチ制御信号SJを"L"レ
ベルのまま出力し続け(同図(8)参照)、スイッチ7
は遅延制御部9側に切り換えられたままである。すなわ
ち、変調部6には、遅延制御部9で遅延された送話信号
Aが送話信号SBとして供給され続ける。
【0013】さらに、通話者が再び言葉を途切れさせる
と、同図(1)にA2で示すように、送話信号SAが再び
無信号状態になるので、送話信号検出部11は、遅延制
御部9で遅延された送話信号SAの無信号状態を検出し
て送話検出信号SEを"L"レベルから"H"レベルに変化
させて割込信号検出制御部10及び検出時間比較制御部
12に供給する(同図(5)参照)。これにより、割込
信号検出制御部10は、スイッチ制御信号SFを強制受
信制御時間t1だけ"L"レベルから"H"レベルに変化さ
せて(同図(6)参照)、スイッチ8をオフ状態に切り
換える。これにより、送信制御信号SGが強制受信制御
時間t1だけ"L"レベルから"H"レベルとなる(同図
(7)参照)ので、空中線切換部2は、送信制御信号S
Gが"H"レベルの間、空中線1を高周波増幅部3と接続
して再び受信状態とする。
【0014】次に、第三の通信局からの割り込みがな
く、かつ言葉を途切れさせてから強制受信制御時間t1
が経過しても通話者がまだ話し始めない場合には、遅延
制御部9で遅延された送話信号SAが無信号状態となっ
てから強制受信制御時間t1経過することにより、割込
信号検出制御部10がスイッチ制御信号SFを"H"レベ
ルから"L"レベルに変化させる(同図(6)参照)の
で、スイッチ8が再びオン状態になる。これにより、送
信制御信号SGが再び"H"レベルから"L"レベルとなる
(同図(7)参照)ので、空中線切換部2は、"L"レベ
ルの送信制御信号SGに基づいて、空中線1を電力増幅
部5と接続する。なお、送話信号検出部11は、これ以
降、入力端子13から入力された送話信号SAの無信号
状態を検出することになる。
【0015】一方、検出時間比較制御部12は、通話者
が言葉を途切れさせている時間、すなわち、送話検出信
号SEの"H"レベルの時間と強制受信制御時間t1とを比
較しているが、今の場合、同図(1)に示すように、通
話者が言葉を途切れさせている時間が強制受信制御時間
1より長いので、遅延制御部9で遅延された送話信号
Aが無信号状態となってから強制受信制御時間t1が経
過すると共に、検出時間比較制御部12は、"H"レベル
の比較信号SKを割込信号検出制御部10に供給する
(同図(9)参照)。これにより、割込信号検出制御部
10は、スイッチ制御信号SJを"L"レベルから"H"レ
ベルに変化させて(同図(8)参照)、スイッチ7を入
力端子13側に切り換える。
【0016】したがって、通話者が、言葉を途切れさせ
てから強制受信制御時間t1経過後しばらくして、再び
話し始める(同図(1)参照)と、送話信号検出部11
が、入力端子13から入力された送話信号SAを検出
し、送話検出信号SEを"H"レベルから"L"レベルに変
化させて割込信号検出制御部10及び検出時間比較制御
部12に供給する。これにより、入力端子13から入力
された送話信号SAは、変調部6で変調され、電力増幅
部5で電力増幅された後、空中線切換部2を経て、空中
線1より電波として空中へ輻射される。
【0017】以上のように、通話者が言葉を途切れさせ
ている時間が、強制受信制御時間t1より短い場合に
は、送話再開後の送話信号SAを遅延制御部9で遅延し
て送信し、通話者が言葉を途切れさせている時間が強制
受信制御時間t1より長い場合には、送話再開後の送話
信号SAをそのまま送信することにより、送話再開時の
話頭切れを防止し、通話の自然性を確保している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の割込通信制御装置においては、通話の自然性を確保
するために、送話再開後の送話信号SAを遅延制御部9
で遅延する時間が強制受信制御時間t1に固定されてい
た。したがって、必ずしも通話の自然性が十分に確保さ
れないという欠点があった。この発明は、上述の事情に
鑑みてなされたもので、送話再開時の話頭切れを防止
し、通話の自然性を十分に確保できる割込通信制御装置
を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る割込通信制御装置は、半
二重通信方式の送信状態において、送信すべき音声信号
である送話信号を検出する送話信号検出部と、該送話信
号検出部で上記送話信号が検出されないときに、装置を
所定時間強制的に受信状態にすると共に、この強制受信
状態において受信された受話信号から、他局からの割り
込みを示す割込信号が検出された場合には、上記強制受
信状態を継続する割込信号検出制御部と、上記所定時間
と上記送話信号が検出されない時間との時間差を検出す
る時間差検出部と、上記送話信号が検出されない時間が
上記所定時間より短い場合には、送話再開後の送話信号
を上記時間差だけ遅延して出力し、上記送話信号が検出
されない時間が上記所定時間より長い場合には、送話再
開後の送話信号をそのまま出力する可変遅延制御部とを
備えてなることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の態様について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である割
込通信制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
この例の割込通信制御装置が、上記従来の割込通信制御
装置と大きく異なるところは、スイッチ7及び遅延制御
部9に代えて、可変遅延制御部21を新たに設けた点、
及び、割込信号検出制御部10及び検出時間比較制御部
12に代えて、割込信号検出制御部22及び遅延比較制
御部23を新たに設けた点である。なお、図1におい
て、図4の各部に対応する部分には、同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0021】割込信号検出制御部22は、図1に示すよ
うに、受話信号SC、送信制御信号SD及び送話検出信号
Eを入力し、送話信号SAが検出されない場合に割込通
信制御装置を強制受信状態にすると共に、これによる送
話信号SAの途切れを防止するために、所定のタイミン
グでスイッチ制御信号SFを出力し、スイッチ8を切り
換える。遅延比較制御部23は、送話信号検出部11か
ら供給される送話検出信号SEと、割込信号検出制御部
22から供給されるスイッチ制御信号SFとに基づい
て、強制受信状態時における送話信号SAの遅延時間を
決定するための遅延制御信号SH及びSIを生成して可変
遅延制御部21に供給する。可変遅延制御部21は、遅
延比較制御部23から供給される遅延制御信号SH及び
Iに基づいて、送話信号SAを所定時間遅延して出力す
る。
【0022】次に、図2は、図1に示す可変遅延制御部
21、割込信号検出制御部22及び遅延比較制御部23
のより詳細な構成を示す回路図である。割込信号検出制
御部22において、アンドゲート31、インバータ3
2、及びアンドゲート33とDフリップフロップ34と
からなる微分回路は、送信制御動作の際、すなわち、送
信制御信号SDが"L"レベルのときに、送話検出信号SE
の立ち上がりを検出して立ち上がりパルスを生成する。
モノマルチバイブレータ35は、上記立ち上がりパルス
によってトリガされ、時定数として設定された強制受信
制御時間t1に応じたパルス幅のパルスを出力する。モ
ノマルチバイブレータ35の出力パルスは、ナンドゲー
ト36を介して、ナンドゲート37〜39及びインバー
タ40からなるスイッチ回路により、送信制御時でかつ
送話信号SAが無信号状態のときに、強制受信制御時間
1だけ"H"レベルとなるスイッチ制御信号SFとして出
力される。
【0023】また、割込信号検出時には、スイッチ制御
信号SFを"H"レベルとして強制受信状態にする必要が
ある。そこで、復調回路41は、受話信号SCを復調す
る。コンパレータ55は、復調された信号に含まれてい
る割込符号と、基準割込符号SMとを比較し、一致した
場合には、RSフリップフロップ56をセットする。し
たがって、RSフリップフロップ56の出力パルスによ
りナンドゲート36の出力パルスが強制的に"L"レベル
となるので、スイッチ制御信号SFが"H"レベルとな
り、強制受信状態になる。なお、通話者がプレストーク
・スイッチをオフにすることにより、送信制御状態が解
除され、送信制御信号SDが"L"レベルから"H"レベル
に変化すると、アンドゲート44とDフリップフロップ
45とからなる微分回路により、送信制御信号SDの立
ち上がりが検出されて立ち上がりパルスが生成され、こ
の立ち上がりパルスによりRSフリップフロップ43及
びコンパレータ42がリセットされる。
【0024】遅延比較制御部23において、Dフリップ
フロップ54及びアンドゲート55からなる微分回路
は、送話検出信号SEの立ち上がりを検出して立ち上が
りパルスを生成し、強制受信制御の開始を示す遅延制御
信号SIとして出力する。また、インバータ51と、D
フリップフロップ52及びアンドゲート53からなる微
分回路とは、送話検出信号SEの立ち下がりを検出して
立ち下がりパルスを生成する。この立ち下がりパルス
は、スイッチ制御信号SFが"H"レベルのとき、強制受
信制御時に送話信号SAが検出されたことを示す遅延制
御信号SHとしてアンドゲート56から出力される。
【0025】可変遅延制御部21において、カウンタ6
1は、3ビットのカウンタであり、遅延制御信号SI
よってその値がリセットされ、カウントを開始する。ラ
ッチ62は、遅延制御信号SIによってその値がリセッ
トされ、遅延制御信号SHによってカウンタ61の現在
のカウント値(遅延時間情報)を保持する。遅延回路6
3は、n段の遅延回路であり、送話信号SAをその段数
に応じて遅延して各タップd1〜dnから出力する。セレ
クタ64は、遅延回路63の各段で遅延された送話信号
Aのうち、ラッチ62の出力値によって選択されたも
のを送話信号SBとして出力する。
【0026】次に、図3を参照してこの例の割込通信制
御装置の動作について説明する。以下に示す送信制御動
作にはいる前には、初期状態として、送話信号SAは無
信号状態(同図(1)参照)、送信制御信号SDは"H"
レベルである(同図(4)参照)。したがって、送話信
号SBは無信号状態(同図(2)参照)であり、また、
送話検出信号SEは"H"レベル(同図(5)参照)であ
るから、スイッチ制御信号SFは"H"レベル(同図
(6)参照)となり、スイッチ8はオフ状態である。こ
れにより、空中線切換部2、電力増幅部5及び変調部6
に供給される送信制御信号SGは"H"レベル(同図
(7)参照)である。したがって、空中線1は、高周波
増幅部3と接続されている。また、遅延制御信号SHは"
L"レベル、遅延制御信号SIは"H"レベルであり、図2
に示す可変遅延制御部21内のカウンタ61及びラッチ
62の出力値は、共に「000」(2進数)、すなわ
ち、セレクタ64においては遅延されていない送話信号
Aが送話信号SBとして選択されている。なお、受話信
号SCは、全期間にわたって無信号状態、すなわち、現
在通話中の相手局からの受話も第三の通信局からの割り
込みもないものとする(図3(3)参照)。
【0027】まず、通話者が図示せぬプレストーク・ス
イッチをオンにすると共に、図示せぬマイクに向かって
話し始めると、同図(4)に示すように、送信制御信号
Dが"H"レベルから"L"レベルに変化すると共に、同
図(1)に示すように、マイクによって通話者の音声が
送話信号SAに変換され、入力端子13から供給され
る。可変遅延制御部21においては、今の場合、初期状
態として、セレクタ64において遅延されていない送話
信号SAが送話信号SBとして選択され出力されているの
で、この信号が変調部6において送信高周波信号に変調
された後、電力増幅部5においてその電力が所定レベル
に増幅される。
【0028】一方、送話信号検出部11は、入力端子1
3から送話信号SAが供給されると、送話信号SAを検出
し、送話検出信号SEを"H"レベルから"L"レベルに変
化させて割込信号検出制御部22及び遅延比較制御部2
3に供給する(同図(5)参照)。これにより、割込信
号検出制御部22は、送話検出信号SEの"H"レベルか
ら"L"レベルへの変化に応じて、スイッチ制御信号SF
を"H"レベルから"L"レベルに変化させることにより
(同図(6)参照)、スイッチ8をオン状態に切り換え
る。これにより、送信制御信号SGが"H"レベルから"
L"レベルに変化するので、空中線切換部2は、"L"レ
ベルの送信制御信号SGに基づいて、空中線1を電力増
幅部5と接続する。したがって、電力増幅部5によって
電力増幅された送信高周波信号は、空中線切換部2を経
て、空中線1より電波として空中へ輻射される。
【0029】このような状態において、通話者が言葉を
途切れさせると同図(1)にA1で示すように、送話信
号SAが一時無信号状態になるので、送話信号検出部1
1がその無信号状態を検出して送話検出信号SEを"L"
レベルから"H"レベルに変化させて割込信号検出制御部
22及び遅延比較制御部23に供給する(同図(5)参
照)。これにより、割込信号検出制御部22は、スイッ
チ制御信号SFを強制受信制御時間t1だけ"L"レベルか
ら"H"レベルに変化させて(同図(6)参照)、スイッ
チ8をオフ状態に切り換える。したがって、送信制御信
号SGが強制受信制御時間t1だけ"L"レベルから"H"レ
ベルとなる(同図(7)参照)ので、空中線切換部2
は、送信制御信号SGが"H"レベルの間、空中線1を高
周波増幅部3と接続して受信状態とする。また、遅延比
較制御部23は、Dフリップフロップ54及びアンドゲ
ート55からなる微分回路により送話検出信号SEの立
ち上がりを検出して立ち上がりパルスを生成し、"L"レ
ベルの遅延制御信号SIとして出力する(同図(9)参
照)。これにより、可変遅延制御部21において、カウ
ンタ61及びラッチ62は、遅延制御信号SIによって
その値がリセットされ、カウンタ61はカウントを開始
する。
【0030】次に、第三の通信局からの割り込みがな
く、かつ言葉を途切れさせてから強制受信制御時間t1
が経過する前に、通話者が再び話し始める(同図(1)
参照)と、送話信号検出部11が送話信号SAを検出
し、送話検出信号SEを"H"レベルから"L"レベルに変
化させて割込信号検出制御部22及び遅延比較制御部2
3に供給する。これにより、遅延比較制御部23は、イ
ンバータ51と、Dフリップフロップ52及びアンドゲ
ート53からなる微分回路とにより送話検出信号SE
立ち下がりを検出して立ち下がりパルスを生成し、アン
ドゲート56を介して、"H"レベルの遅延制御信号SH
として出力する(同図(8)参照)。したがって、可変
遅延制御部21において、ラッチ62が遅延制御信号S
Hによってカウンタ61の現在のカウント値(遅延時間
情報)を保持するので、セレクタ64は、遅延回路63
の各段で遅延された送話信号SAのうち、ラッチ62の
出力値によって選択されたものを送話信号SBとして出
力し、変調部6に供給する。同図(2)の例では、送話
信号SBは、送話信号SAより時間t2だけ遅延されてい
る。この時間t2は、強制受信制御時間t1と、通話者が
言葉を途切れさせている時間、すなわち、送話信号SA
の無信号状態の時間との差である。
【0031】そして、通話者が言葉を途切れさせてから
強制受信制御時間t1が経過すると、割込信号検出制御
部22がスイッチ制御信号SFを"H"レベルから"L"レ
ベルに変化させる(同図(6)参照)ので、スイッチ8
が再びオン状態になる。これにより、送信制御信号SG
が再び"H"レベルから"L"レベルとなる(同図(7)参
照)ので、空中線切換部2は、"L"レベルの送信制御信
号SGに基づいて、空中線1を電力増幅部5と接続す
る。したがって、通話者が再び話し始めてから時間t2
が経過する、すなわち、通話者が言葉を途切れさせてか
ら強制受信制御時間t1が経過すると、変調部6で変調
され、電力増幅部5で電力増幅された送信高周波信号
は、空中線切換部2を経て、空中線1より電波として空
中へ輻射される。なお、送話信号検出部11は、これ以
降、可変遅延制御部21から出力された送話信号SB
無信号状態を検出することになる。
【0032】さらに、通話者が再び言葉を途切れさせる
と、同図(1)にA2で示すように、送話信号SAが再び
無信号状態になるので、送話信号検出部11は、可変遅
延制御部21から出力された送話信号SBの無信号状態
を検出して送話検出信号SEを"L"レベルから"H"レベ
ルに変化させて割込信号検出制御部22及び遅延比較制
御部23に供給する(同図(5)参照)。これにより、
割込信号検出制御部22は、スイッチ制御信号SFを強
制受信制御時間t1だけ"L"レベルから"H"レベルに変
化させて(同図(6)参照)、スイッチ8をオフ状態に
切り換える。したがって、送信制御信号SGが強制受信
制御時間t1だけ"L"レベルから"H"レベルとなる(同
図(7)参照)ので、空中線切換部2は、送信制御信号
Gが"H"レベルの間、空中線1を高周波増幅部3と接
続して受信状態とする。また、遅延比較制御部23は、
送話検出信号SEの立ち上がりを検出して"L"レベルの
遅延制御信号SIを出力する(同図(9)参照)。これ
により、可変遅延制御部21において、カウンタ61及
びラッチ62は、遅延制御信号SIによってその値がリ
セットされ、カウンタ61はカウントを開始する。
【0033】次に、第三の通信局からの割り込みがな
く、かつ言葉を途切れさせてから強制受信制御時間t1
が経過しても通話者がまだ話し始めない場合には、可変
遅延制御部21から出力された送話信号SBが無信号状
態となってから強制受信制御時間t1経過することによ
り、割込信号検出制御部22がスイッチ制御信号SFを"
H"レベルから"L"レベルに変化させる(同図(6)参
照)ので、スイッチ8が再びオン状態になる。これによ
り、送信制御信号SGが再び"H"レベルから"L”レベル
となる(同図(7)参照)ので、空中線切換部2は、”
L"レベルの送信制御信号SGに基づいて、空中線1を電
力増幅部5と接続する。なお、送話信号検出部11は、
これ以降、入力端子13から入力された送話信号SA
無信号状態を検出することになる。
【0034】そして、通話者が、言葉を途切れさせてか
ら強制受信制御時間t1経過後しばらくして、再び話し
始める(同図(1)参照)と、送話信号検出部11が、
入力端子13から入力された送話信号SAを検出し、送
話検出信号SEを"H"レベルから"L"レベルに変化させ
て割込信号検出制御部10及び遅延比較制御部23に供
給する。これにより、遅延比較制御部23は、送話検出
信号SEの立ち下がりを検出して立ち下がりパルスを生
成するが、スイッチ制御信号SFは"L"レベルであるの
で、"H"レベルの遅延制御信号SHは出力されない(同
図(8)参照)。したがって、可変遅延制御部21にお
いては、ラッチ62はリセットされたままであるから、
セレクタ64においては遅延されていない送話信号SA
が送話信号SBとして選択されている。この信号が変調
部6で送信高周波信号に変調された後、電力増幅部5で
その電力が所定レベルに電力増幅された後、空中線切換
部2を経て、空中線1より電波として空中へ輻射され
る。
【0035】以上のように、強制受信制御時間t1と通
話者が言葉を途切れさせている時間との時間差を検出す
ることにより、通話者が言葉を途切れさせている時間が
強制受信制御時間t1より短い場合には、遅延制御部9
において、送話再開後の送話信号SAを上記時間差であ
る時間t2だけ遅延して送信し、通話者が言葉を途切れ
させている時間が強制受信制御時間t1より長い場合に
は、送話再開後の送話信号SAをそのまま送信すること
により、送話再開時の話頭切れを防止するための遅延制
御を極力少なくなるようにして、通話の自然性を十分に
確保している。
【0036】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の割込通
信制御装置によれば、強制受信制御時間と通話者が言葉
を途切れさせている時間との時間差を検出することによ
り、通話者が言葉を途切れさせている時間が強制受信制
御時間より短い場合には、送話再開後の送話信号を上記
時間差だけ遅延して送信し、通話者が言葉を途切れさせ
ている時間が強制受信制御時間より長い場合には、送話
再開後の送話信号をそのまま送信している。したがっ
て、送話再開時の話頭切れを防止するための遅延制御を
極力少なくなり、通話の自然性が十分確保できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である割込通信制御装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同割込通信制御装置の一部のより詳細な構成を
示す回路図である。
【図3】同割込通信制御装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図4】従来の割込通信制御装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図5】同割込通信制御装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
11 送話信号検出部 21 可変遅延制御部 22 割込信号検出制御部 23 遅延比較制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半二重通信方式の送信状態において、送
    信すべき音声信号である送話信号を検出する送話信号検
    出部と、 該送話信号検出部で前記送話信号が検出されないとき
    に、装置を所定時間強制的に受信状態にすると共に、こ
    の強制受信状態において受信された受話信号から、他局
    からの割り込みを示す割込信号が検出された場合には、
    前記強制受信状態を継続する割込信号検出制御部と、 前記所定時間と前記送話信号が検出されない時間との時
    間差を検出する時間差検出部と、 前記送話信号が検出されない時間が前記所定時間より短
    い場合には、送話再開後の送話信号を上記時間差だけ遅
    延して出力し、前記送話信号が検出されない時間が前記
    所定時間より長い場合には、送話再開後の送話信号をそ
    のまま出力する可変遅延制御部とを備えてなることを特
    徴とする割込通信制御装置。
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