JP3079831U - 加工機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率の良い加工機械を提供する。 【解決手段】 ボタン用弾性薄片が、自動的に材料の載
せ金型に入り、材料の載せ金型が貼付けおよび位置決め
装置４のダイセット４３に置放されたあとで、回転フイ
ーダー６を経由して、紙類薄板が送り入まれ、貼付けお
よび位置決め装置４の位置決めアブソーバー４２、およ
びダイセット４３が同時に押し合わせられると、ダイセ
ット４３のノックピンモジュール４３３によって、材料
の載せ金型のボタン用弾性薄片が吸い付けられ、複数の
ボタン用弾性薄片が同時に位置決めアブソーバー４２に
吸着され、位置決めアブソーバー４２が複数のボタン用
弾性薄片を回転フイーダー６の上方まで送り、ボタン用
弾性薄片が紙類薄板と結合され、ボタン用弾性薄片が自
動的かつ快速に貼付けられ、積み重ねられるという効果
を果たす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は携帯電話のボタン用弾性薄片を自動的に集めたり、貼付けたり位置決 めしたりする加工機械に関するものであり、特にボタン用弾性薄片を予め自動的 に配列しながら、集めて積み重ねて紙類薄板に貼付け、生産の品質、効率を向上 させる加工機械に関する。

【０００２】

【従来の技術】

携帯電話、計算機などで大量にボタンが使用されているが、一般的なボタンの 金属弾性薄片は人によって貼付けられセットされる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、その作業効率は非常に低いので、快速に加工し量産するという ニーズを満足させることができない。 よって本考案の目的は、作業効率の良い加工機械を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案者は前掲産業の自動化、効率化のニーズに対する問題を解決するために 、積極的に研究したり、工夫したりし、ようやく本考案を開発した。本考案によ れば、ボタン用弾性薄片の収集、積み重ね、貼り付け、結合から、加工パーツの 取り出し、積み重ねまですべて自動方式で行われるので、生産の効率および製品 の品質が向上される。

【０００５】 上記課題を解決するための本考案の加工機械は、ボタン用弾性薄片が、自動的 に材料の載せ金型に入り、材料の載せ金型が貼付けおよび位置決め装置のダイセ ットに置放されたあとで、回転フイーダーを経由して、紙類薄板が送り入れられ 、貼付けおよび位置決め装置の位置決めアブソーバー、およびダイセットが同時 に押し合わせられると、ダイセットのノックピンモジュールによって、材料の載 せ金型のボタン用弾性薄片が吸い付けられ、複数のボタン用弾性薄片が同時に位 置決めアブソーバーに吸着され、位置決めアブソーバーが複数のボタン用弾性薄 片を回転フイーダーの上方まで送り、ボタン用弾性薄片が紙類薄板と結合され、 ボタン用弾性薄片が自動的かつ快速に貼付けられ、積み重ねられるという効果を 果たす。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 まずは図１、図６および図８を参照する。本考案の一実施例は主に、材料を集 めて積み重ねる装置３と、貼付けおよび位置決め装置４と、回転フイーダー６と 、複数の材料の載せ金型１とを備える。材料の載せ金型１は図２に示すように、 いくつかの収容貫通孔１２を有する。それぞれの収容貫通孔１２にはボタンの配 置形態により、異なる角度が設けられている。該収容貫通孔１２の底部開口が小 さいので、置放されたものが中へ落ちる。材料の載せ金型１の本体底部の対角側 部に、位置決め凹入口１１を有する。

【０００７】 図１、図３、図４および図５を参照する。材料を集めて積み重ねる装置３は振 動フイーダー３１、およびサーボー３２を有する。振動フイーダー３１はボタン 用弾性薄片２を順に配列したあとで、輸送レール３１２から送り出す。振動回転 盤３１１と輸送レール３１２の入口に、少なくとも２セットのエアノズル３１３ が設けられている。ボタン用弾性薄片２を順に配列したあと、ボタン用弾性薄片 ２の弧面が内へ向かう場合は正確な方向であるが、ボタン用弾性薄片２の弧面が 外へ向かう場合は正確な方向ではない。そのときエアノズル３１３は正確ではな いボタン用弾性薄片２を吹き出す。輸送レール３１２の尾端材料出口には、ノッ クピン３３がある。輸送レール３１２の尾端材料出口に隣接した箇所に設置され たサーボー３２はＸ、Ｙ軸の方向に沿って配置されるので、スライド台座３２１ を作動させて正確に移動させることができる。スライド台座３２１の一側に設置 された回転台３２２が同時に該角度で位置を移動させ回転する。回転台３２２に は、いくつかのフレーム溝３２２１があるので、材料の載せ金型１を複数置放す ることができる。しかも、回転台３２２のロック３２２２により、材料の載せ金 型１の位置決め凹入口１１にセットし、材料の載せ金型１の位置決めをする。

【０００８】 サーボーに配置された材料の載せ金型１が、ボタン用弾性薄片２を載せ予定位 置まで移動させると、収容貫通孔１２の下方から、ノックピン３３が上へ向かっ て、収容貫通孔１２のボタン用弾性薄片２を押し出す。ボタン用弾性薄片２が積 み重なっていくうちに、ノックピン３３が次第に降りる。しかも、収容貫通孔１ ２のボタン用弾性薄片２の数量を計算する。収容貫通孔１２が満載になってから 、順に、材料の載せ金型１を移動させ、他の収容貫通孔１２に入れる。

【０００９】 図６、図７、図８および図１２を参照する。台座４１は、貼付けおよび位置決 め装置４、および回転フイーダー６を有する。貼付けおよび位置決め装置４は、 位置決めアブソーバー４２、およびダイセット４３を有する。位置決めアブソー バー４２は上フレーム４１１を経由して位置決めされる。しかも、上フレーム４ １１のスライドレール４１２で、移動することができる。位置決めアブソーバー ４２は上昇、下降エアシリンダー４２１で、上、下にダイセット板４２２、およ び吸着ノズル４２３を作動させる。ダイセット板４２２の側部には、緩衝装置４ ２４が設置されている。ダイセット４３は台座４１の下方に配置され、上昇、下 降エアシリンダー４３１、ベース台座４３２、およびノックピンモジュール４３ ３などから形成されている。ダイセット４３は前、後に移動することができる。 ノックピンモジュール４３３は上昇、下降エアシリンダー４３１により、上、下 に移動することができる。ベース台座４３２はボタン用弾性薄片２が満載された 材料の載せ金型１を複数受けて、ロック４３２１でセットおよび位置決めされる 。そして、ノックピンモジュール４３３は材料の載せ金型１の収容貫通孔１２を 通過して、収容貫通孔１２におけるボタン用弾性薄片２を上昇させる。

【００１０】 前述回転フイーダー６は台座４１の前方に設置されている。回転フイーダー６ が回転シリンダー６１の制御を受けるので、回転盤６２が１８０度の角度で回転 できる。回転盤６２の両側には、それぞれ紙類薄板７を置放する収容溝６２１を 有する。紙類薄板７には、予めプレスで複数の孔穴７１が加工されている。それ ぞれの孔穴７１に、材料の載せ金型１の収容貫通孔１２が対応して設置されてい る。紙類薄板７の表面のすべての周囲には、粘着膠７２が設けられている。

【００１１】 図６および図１５を参照する。材料の載せ金型１が貼付けおよび位置決め装置 ４のダイセット４３に置放されない場合に、ダイセット４３が前へ元の位置に戻 るので、ここで、ボタン用弾性薄片２が満載された材料の載せ金型１が設置され る。そのときに、紙類薄板７が図６および図７に示すように、回転フイーダー６ の回転盤６２の外側における収容溝６２１に置放される。その次に、紙類薄板７ を載せた回転盤６２を１８０度の角度へ回転させる。図８および図９に示すよう に、ダイセット４３はボタン用弾性薄片２を位置決めアブソーバー４２の下方へ 移動させる。位置決めアブソーバー４２の吸着ノズル４２３は材料の載せ金型１ の収容貫通孔１２のボタン用弾性薄片２を吸着する。回転した回転フイーダー６ は持続して、紙類薄板７を回転フイーダー６の収容溝６２１に置放しなければな らない。そのときに、貼付けおよび位置決め装置４の位置決めアブソーバー４２ に吸着されているボタン用弾性薄片２は正確に回転フイーダー６の収容溝６２１ における紙類薄板７の上方にぴたりと合わせられ、貼付けおよび位置決め装置４ の位置決めアブソーバー４２の作動により、下へ移動する。ダイセット４３のノ ックピンモジュール４３３によって上へ押されると、一番表面層のボタン用弾性 薄片２が図１０、図１１および図１２に示すように、位置決めアブソーバー４２ の吸着ノズル４２３に吸付けられる。位置決めアブソーバー４２が上昇したあと で、位置決めアブソーバー４２が後段へ移動する。図１３に示すように、吸着ノ ズル４２３に吸付けられたボタン用弾性薄片２がおりよく回転フイーダー６の回 転盤６２の収容溝６２１に置放された紙類薄板７上に位置する。図１４、図１５ および図１６に示すように、位置決めアブソーバー４２が上昇エアシリンダー４ ２１を経由して、吸着ノズル４２３を押して作動すると、ボタン用弾性薄片２が 紙類薄板７に貼付された加工ワーク５は回転フイーダー６に置放される。

【００１２】 図１７を参照する。回転フイーダー６に置放されでき上がった上述の加工ワー ク５は回転フイーダー６の回転シリンダー６１の作動を受ける。そして、加工ワ ーク５は取り出される。同時に、前へ移動している位置決めアブソーバー４２は 繰り返しダイセット４３の材料の載せ金型１の他のボタン用弾性薄片２を吸付け る。位置決めアブソーバー４２は吸着したボタン用弾性薄片２を加工ワーク５に 組立てる。 以上の内容をまとめると、本考案が提供する装置、構造により、ボタン用弾性 薄片を自動的に貼付けて位置決めをするという目的を達成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による加工機械の材料を集め
て積み重ねる装置を示す上面図である。

【図２】本考案の一実施例による加工機械の材料の載せ
金型を示す外観斜視図である。

【図３】本考案の一実施例による加工機械のボタン用弾
性薄片が材料の載せ金型に入れられた状態の断面図であ
る。

【図４】本考案の一実施例による加工機械のボタン用弾
性薄片が材料の載せ金型に入れられた状態を示す断面図
である。

【図５】本考案の一実施例による加工機械のボタン用弾
性薄片が材料の載せ金型に入れられた状態を示す断面図
である。

【図６】本考案の一実施例による加工機械の貼付けおよ
び位置決め装置を示す斜視図である。

【図７】本考案の一実施例による加工機械の材料の載せ
金型が貼付けおよび位置決め装置に置放された状態を示
す斜視図である。

【図８】本考案の一実施例による加工機械の紙類薄板が
貼付けおよび位置決め装置に置放された状態を示す側面
図である。

【図９】本考案の一実施例による加工機械のボタン用弾
性薄片が貼付けおよび位置決め装置に置放、および吸着
された状態の局部を示す断面図である。

【図１０】本考案の一実施例による加工機械のボタン用
弾性薄片が貼付けおよび位置決め装置に置放、および吸
着された状態を示す断面図である。

【図１１】本考案の一実施例による加工機械のボタン用
弾性薄片が貼付けおよび位置決め装置に置放、および吸
着された状態の局部を示す断面図である。

【図１２】図１１の貼付けおよび位置決め装置に置放、
および吸着されたボタン用弾性薄片の状態を示す側面図
である。

【図１３】本考案の一実施例による加工機械の貼付けお
よび位置決め装置に置放、および吸着されたボタン用弾
性薄片が回転フイーダーの上方まで移動する状態を示す
側面図である。

【図１４】本考案の一実施例による加工機械の貼付けお
よび位置決め装置においてボタン用弾性薄片と紙類薄板
とが貼付けられた状態を示す側面図である。

【図１５】図１４のボタン用弾性薄片と紙類薄板とが貼
付けられた状態の局部を示す側面図である。

【図１６】本考案の一実施例による加工機械の貼付けお
よび位置決め装置において紙類薄板にボタン用弾性薄片
が貼付けられたあとの操作を示す側面図である。

【図１７】本考案の一実施例による加工機械の貼付けお
よび位置決め装置において紙類薄板にボタン用弾性薄片
が貼付けられたあとの操作の動作を示す側面図である。

【符号の説明】

１ 材料の載せ金型 ２ ボタン用の弾性薄片 ３ 材料を集めて積み重ねる装置 ４ 貼付けおよび位置決め装置 ５ 加工ワーク ６ 回転フイーダー ７ 紙類薄板 １１ 位置決め凹入口 １２ 収容貫通孔 ３１ 振動フイーダー ３２ サーボー ３３ ノックピン ４１ 台座 ４２ 位置決めアブソーバー ４３ ダイセット ６１ 回転シリンダー ６２ 回転盤 ３１１ 振動回転板 ３１２ 輸送レール ３１３ エアノズル ３２１ スライド台座 ３２２ 回転台 ４１１ 上フレーム ４１２ スライドレール ４２１ 上昇、下降エアシリンダー ４２２ ダイセット板 ４２３ 吸着ノズル ４２４ 緩衝装置 ４３１ 上昇、下降エアシリンダー ４３２ ベース台座 ４３３ ノックピンのモジュール ６２１ 収容溝 ４３２１ ロック

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話のボタン用弾性薄片を自動的に
   収集または位置決めして貼り付ける加工機械であって、 複数の材料の載せ金型と、材料を集めて積み重ねる装置
   と、貼付けおよび位置決め装置と、回転フイーダーとを
   備え、 前記材料の載せ金型は、複数の収容貫通孔が設置され、
   底部の対角側部に位置決め凹入口を有し、 前記材料を集めて積み重ねる装置は、振動フイーダーお
   よびサーボーを含み、前記振動フイーダーは複数のボタ
   ン用弾性薄片を順に配列したあと、輸送レールから送り
   出し、振動回転盤と前記輸送レールとの入口に少なくと
   も２セットのエアノズルが設置され、前記ボタン用弾性
   薄片の正面または反面を識別することができ、前記輸送
   レールの尾端材料出口にはノックピンがあり、スライド
   台座は前記サーボーを経由してＸ−Ｙの方向に沿って直
   角に移動可能であり、前記スライド台座の一側に設置さ
   れた回転台が同時に該角度で位置を移動して回転でき、
   前記サーボーに配置された前記材料の載せ金型が前記ボ
   タン用弾性薄片を予定のポイントまで調整し、前記ノッ
   クピンが上へ向かって前記材料の載せ金型の前記収容貫
   通孔を貫通すると、前記収容貫通孔の前記ボタン用弾性
   薄片の数量が計算され、 前記貼付けおよび位置決め装置は台座に設置され、位置
   決めアブソーバーおよびダイセットを含み、前記位置決
   めアブソーバーは上フレームを経由して位置決められ、
   前記上フレームのスライドレールで移動可能であり、前
   記位置決めアブソーバーは、上昇、下降エアシリンダー
   で上、下にダイセット板および吸着ノズルを作動させ、
   前記ダイセットは前記台座の下方に配置され、上昇、下
   降エアシリンダー、ベース台座、およびノックピンモジ
   ュールを有し、前記ダイセットは前、後に移動可能であ
   り、前記ノックピンモジュールは前記上昇、下降エアシ
   リンダーにより上、下に移動され、前記ベース台座は前
   記ボタン用弾性薄片が満載された前記材料の載せ金型を
   複数受けて、ロックでセットおよび位置決めし、前記ノ
   ックピンモジュールは前記材料の載せ金型の前記収容貫
   通孔を通過して、前記収容貫通孔におけるボタン用弾性
   薄片を上昇させ、 前記回転フイーダーは前方の台座に設置され、前記回転
   フイーダーが回転シリンダーの制御を受けるので、回転
   盤が１８０度の角度で回転可能であり、前記回転盤の両
   側にはそれぞれ紙類薄板を置放する収容溝を有し、 前記ボタン用弾性薄片が自動的に前記材料の載せ金型に
   入れられ、前記材料の載せ金型を前記貼付けおよび位置
   決め装置の前記ダイセットに置放したあと、前記回転フ
   イーダーを経由して前記紙類薄板を送り入れ、前記貼付
   けおよび位置決め装置の前記位置決めアブソーバーおよ
   び前記ダイセットが同時に押し合わせられると、前記ダ
   イセットの前記ノックピンモジュールにより前記材料の
   載せ金型の前記ボタン用弾性薄片が吸い付けられ、前記
   複数のボタン用弾性薄片が同時に前記位置決めアブソー
   バーに吸着され、前記位置決めアブソーバーが前記複数
   のボタン用弾性薄片を前記回転フイーダーの上方まで送
   り、前記ボタン用弾性薄片が前記紙類薄板と結合され、
   前記ボタン用弾性薄片が自動的に快速に貼付けられ、積
   み重ねられることを特徴とする加工機械。
2. 【請求項２】 前記位置決めアブソーバーには緩衝装置
   が設置され、前記位置決めアブソーバーと前記ダイセッ
   トとを押し合わせるときに、前記ダイセットの前記材料
   の載せ金型は前記緩衝装置に接触することにより、上、
   下の押し合わせる力が過大となるのを防止することを特
   徴とする請求項１記載の加工機械。